JPH02185227A - 視覚機能検査装置 - Google Patents

視覚機能検査装置

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JPH02185227A
JPH02185227A JP1005175A JP517589A JPH02185227A JP H02185227 A JPH02185227 A JP H02185227A JP 1005175 A JP1005175 A JP 1005175A JP 517589 A JP517589 A JP 517589A JP H02185227 A JPH02185227 A JP H02185227A
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JP
Japan
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function
visual
measuring
visual stimulus
evoked potential
Prior art date
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JP1005175A
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Toshimasa Yamazaki
敏正 山崎
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Publication of JPH02185227A publication Critical patent/JPH02185227A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、従来の視覚刺激に対する調節機能を計測する
だけでなく、与えられた視覚刺激に関する人間の脳内に
おける視覚情報処理機能を計測し、総会的な視覚機能を
調べることができる視覚機能検査装置に関する。
〔従来の技術〕
近年、液晶技術の急速な発展などにより、液晶シャッタ
一方式や偏光方式などの一眼式立体表示装置が様々な社
会環境に普及している。しかしながら、一方では、これ
らの立体表示装置を長時間具て疲労感を訴える人が増え
ており、立体表示装置は改良はもとより、立体表示装置
を見たときの人間の視覚機能を調べる方法の確立が望ま
れている。また、そのような方法に関する研究は、医学
、特に眼科の分野においても重要な課題である。
従来の視覚機能検査装置としては、例えば、眼科、昭和
52年、第19巻、861〜871頁に鈴村氏「調節検
査」と題して発表した論文に記載されているアコモトポ
リレコーダと呼ばれる装置が知られている。第3図に、
この装置の基本構成図を示す。
この装置は、視覚刺激として遠方指標51と近方指標5
2を約5秒毎に交互に電光表示するしくみになっており
、被験者は指標が切り替わるたびに速やかにその新しい
指標を明視し直すように努め、明視できた時点で手元の
ボタンスイッチ25を押す。指標が切り替わってからボ
タンスイッチ25が押されるまでの時間はペンレコーダ
53により記録紙に自動的に記録される。
この試行を数回から数千回繰り返し、それぞれの回に記
録された時間の平均値を求めて、それを調節時間と見な
している。しかし7ながら、この装置では、被験者が明
視を認識してからボタンスイッチ25を押すまでの遅れ
時間が測定結果に含まれてしまうので、遅れ時間の変動
が結果に誤差をもたらすという問題がある。すなわち、
視覚刺激を提示してから明視を認識するまでの被験者の
視覚情報処理過程を考慮した視覚機能検査とは言い難い
人間に光を見せたり音を聞かせるなどして、人間の感覚
器を刺激すると、感覚器から大脳皮質に刺激が伝わり、
その刺激の情報処理に関与する脳の部位で電位が誘発さ
れる。誘発された脳内の電位を誘発電位と呼び、頭皮に
装着された電極を通して計測される。感覚刺激に対する
誘発電位は生理学・心理学・人間工学の基礎実験では頻
繁に用いられている。
光刺激によって誘発される視覚誘発電位については、例
えば、ザイエンス(5cience)、昭和39年、第
148巻、395頁にウィック(Wicke)氏、ドン
ヒン(Donchin)氏、リンズレイ(Lindsl
ey)氏がビジュアル・エボークト・コーテイカル・ポ
テンシャルズ・アズ・ア・ファンクション オフ・フラ
ッシュ・ルミナンス・アンド・デュレーショ ン(Vi
sual  evoked  cortical  p
otentials  as  afunct、ion
  of  flash  luminance  a
nd  duration)  Jと題する論文に記載
されている研究がある。この論文では、フラッシュ光に
よる視覚誘発電位の可潜時成分が調べられ、誘発電位の
潜時や振幅の大きさが刺激光の輝度に応じて変化するこ
とが報告されている。従って、視覚刺激の提示によって
誘発される視覚誘発電位を調べることにより、人間が立
体表示装置を見た後に、人間の視覚情報処理機能を客観
的に測定することができるので、立体表示装置による視
覚疲労を調べるための有効な方法である。
誘発電位を求める一般的な方法として、次の方法がある
。例えば、視覚誘発電位の場合、ストロボなどの発光体
を刺激として、発光した瞬間からの電位をある時間だけ
計測する。1回の発光刺激によって、視覚と対応する脳
の情報処理部位上の頭皮に誘発される電位は、十数〜数
十マイクロボルトである。この電位は、脳内の視覚情報
処理に関与する部位以外の部位からの活動による電位に
比べると低く、1回の測定で得られた電位は、これらの
影響を受けた電位も含まれている。
そこで、複数回、同様の測定を繰り返し、発光してから
同じ時刻での電位を各時刻毎に加算して、平均値を求め
る。測定された各電位に含まれていた脳内の他の部位か
らの電位の影響をランダムな雑音と見なすことによって
、各電位を加算することにより、これらの雑音を零に近
づけることができる。加算・平均して得られた誘発電位
を用いて解析を行う。
しかしながら、記録紙に記録されるデータが数値ではな
くグラフであるので、誘発電位の潜時や振幅などの数値
を読み取る際に、読み取り誤差等が混入する恐れがあっ
た。さらに、グラフから読み取る作業は、測定者の負担
となっていた。また、グラフからデータを読み取ったり
、測定手続きに従って自動的に測定されていないため、
誘発電位の測定に要する時間がかかる。例えば、誘発電
位を利用した疲労測定を行う時には、生理指標としての
誘発電位の測定は迅速に行わなければならないので、疲
労の指標としての信頼性が落ちる可能性があった。また
、先に述べたような調節時間や他の生理指標の測定を行
うことは、総合的な疲労の解析を行う上で必要不可欠で
あるが、続けて実施すると測定時間が更に延長する為、
被験者への負担が大きくなる可能性があった。
〔発明が解決しようとする課題〕
上述した従来の視覚機能検査装置では、視覚刺激に対す
る調節機能のみ検査可能であり、人間の脳神経系におけ
る視覚情報処理機能を含んだ総合的な視覚機能を検査す
ることが出来なかった。また、例えば、二眼式立体表示
装置のような立体テレビによる視覚疲労の測定を行う際
に、視覚刺激に対する調節機能を測定してから、誘発電
位計測を続けて行うと、測定時間が延長し、被験者への
D担が大きいと考えられた。
本発明の目的は、人間の総合的な視覚機能を調べるため
に、視覚刺激に対する調節機能のみならず視覚情報処理
機能を反映する視覚誘発電位の計測を可能にし、更に、
視覚刺激に対する調節機能と視覚誘発電位を同時に測定
、することを可能にし、調節機能と誘発電位の測定を個
々の測定器で続けて行うことによる測定時間の増加を解
消して被験者への負担を軽減し、測定時間の影響を除去
することにある。また、測定者が測定手続きを柔軟に設
定することや、測定の自動化によって、得られたデータ
の信頼性を向上させ、測定者の負担をも軽減させること
にある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の視覚機能検査装置は、 被験者に対して誘発電位用の視覚刺激と調節機能計測用
の視覚刺激を提示する視覚刺激提示手段と、 被験者に提示する誘発電位用の視覚刺激と調節機能計測
用の少なくとも視覚刺激の提示回数・提示タイミング・
提示時間に関するデータを記憶する視覚刺激データ記憶
手段と、 誘発電位用の視覚刺激と調節機能用の視覚刺激の提示回
数・提示タイミング・提示時間を制御する視覚刺激提示
制御手段と、 被験者からの調節機能計測用の視覚刺激の明視の判断に
関する反応を入力する反応データ入力手段と、 提示された調節機能計測用の視覚刺激を明視するために
必要な被験者の調節機能を計測する調節機能計測手段と
、 前記調節機能計測手段より出力される調節機能の時間特
性に関するデータを収集する調節機能データ収集手段と
、 前記調節機能データ収集手段より出力される信号を用い
て、被験者の視覚刺激に対する調節機能を定量的に表現
する調節機能データ解析手段と、提示された誘発電位用
の視覚刺激によって誘発された脳電位を計測して増幅す
る誘発電位計測手段と、 前記誘発電位計測手段より出力された脳電位信号の保存
を制御する誘発電位記録制御手段と、前記誘発電位記録
制御手段より出力された脳電位信号を記録する誘発電位
記録手段と、前記誘発電位記録手段より出力された脳電
位信号を用いて脳電位の加算及び平均値を求め誘発電位
の潜時や振幅などの特徴パラメータを抽出する誘発電位
解析手段と、 誘発電位と調節機能を測定するための手続きにしたがっ
て前記反応データ入力手段より出力された反応データを
入力し、前記視覚刺激提示制御手段及び前記誘発電位記
録制御手段及び誘発電位解析手段を制御する実験手続き
制御手段と、前記調節機能解析手段から出力される調節
機能と、前記誘発電位解析手段より出力される誘発電位
用の視覚刺激に対する人間の視覚情報処理機能に関する
信号から被験者の総合的な視覚機能とを解析して判断す
る視覚機能解析・判断手段とを有して構成される。
〔作用〕
本発明には、被験者に提示する誘発電位用の視覚刺激と
、調節機能計測用の視覚刺激の提示と、誘発電位計測と
を同時に制御する実験手続き制御手段が存在する。こう
することにより、誘発電位と調節機能を個々の測定器で
測定する際の、測定手続きに要する時間が大幅に縮減さ
れる。従って、調節機能のみならず、脳神経系の視覚情
報処理機能も測定することが可能となり、人間の総合的
な視覚機能を調べることが可能であると共に、調節機能
及び視覚情報処理機能を個々に測定するのに要する時間
が短縮されるので、被験者への負担はもとより実験者に
対する負担も軽減することが出来る。
さらに、本発明には、誘発電位計測手段より出力された
脳電位信号の保存を制御する誘発電位記録制御手段と、
誘発電位記録制御手段を測定者の測定手続きにしたがっ
て制御する誘発電位測定手続き制御手段が存在する。こ
うすることによって、誘発電位を求めるための手順が自
動化され、実験者に対する負担を軽減することができる
〔実施例〕
本発明の立体視機能検査装置の一実施例を第1図に示す
視覚刺激提示部11は、実験手続き制御部18より出力
される調節機能の計測開始を伝える信号181を受信し
た視覚刺激提示制御部13より出力された視覚刺激デー
タ131を基に、被験者10に調節機能計測用の視覚刺
激を提示する。被験者10は、提示された調節機能計測
用の視覚刺激に対する反応を、反応データ入力部25に
入力する。この時、被験者10が調節機能計測用の視覚
刺激を明視する様子は、調節機能計測部20に入力され
る。この調節機能計測用の視覚刺激に対する調節機能に
関する信号201は、調節機能データ収集部21に収集
される。
調節機能データ解析部22は、視覚刺激提示制御部13
から出力される調節機能計測用の視覚刺激の提示時間に
関する信号133と、調節機能データ収集部21から出
力される調節機能計測用の視覚刺激に対する調節機能の
時間特性に関する信号211を基にして、提示された調
節機能計測用の視覚刺激と調節機能の時間的な関係や、
与えられた調節機能計測用の視覚刺激にピント調節が合
わせられるまでの時間など、調節機能計測用の視覚刺激
に対する調節機能を表す数値を算出する。
反応データ入力部25からは、調節機能測定用の視覚刺
激に対する反応データ(調節機能計測用の視覚刺激に対
する明視が終了したことを表すデータ)252が実験手
続き制御部18に送信される。この時、反応データ入力
部25からは、調節機能計測用の視覚刺激の提示終了を
伝える信号251が視覚刺激提示部11に送信される。
調節機能計測用の視覚刺激に関する反応データ252を
受信した実験手続き制御部18は、誘発電位の計測開始
を伝える信号186を視覚刺激提示制御部13に送信す
る。誘発電位の計測開始に関する信号186を受信した
視覚刺激提示制御部13は、誘発電位用の視覚刺激デー
タ131を視覚刺激提承部11に送信する。
視覚刺激提示部11は、視覚刺激提示制御部13より出
力された誘発電位用の視覚刺激データ131を基に、被
験者10に誘発電位用の視覚刺激を提示する。視覚刺激
データ記憶部12は、被験者10に提示する誘発電位用
の視覚刺激のデータを記憶し、視覚刺激提示制御部13
がら出力される誘発電位用の視覚刺激データを指定する
信号132を入力し、その信号により指定された誘発電
位用の視覚刺激データ121を出力する。視覚刺激提示
制御部13は、実験手続き制御部18より出力される誘
発電位用の視覚刺激の提示間隔に関する信号182を用
いて、視覚刺激データ記憶部12に誘発電位用の視覚刺
激データを指定する信号132を出力し、決められた時
刻に視覚刺激データ記憶部12より出力された視覚刺激
データ121を視覚刺激提示部11に誘発電位用の視覚
刺激データ131として出力する。
誘発電位計測部14は、電極19を介して入力される誘
発電位用の視覚刺激によって誘発されな脳電位を増幅し
、必要とあれば雑音除去のための周波数フィルタなどの
前処理を行い、脳電位に関する信号141を出力する。
誘発電位記録制御部16は、実験手続き制御部18から
出力される誘発電位計測開始時刻及び終了時刻に関する
信号182と誘発電位計測部14から出力される脳電位
に関する信号141を用いて、脳電位の記録を開始する
時刻になってから終了する時刻まで、誘発電位記録部1
5に脳電位に関する信号161を出力する。
誘発電位記録部15は、誘発電位記録制御部16より出
力された脳電位に関する信号161を入力し、記録・保
持する。1回の誘発電位用の視覚刺激によって誘発され
た脳電位の記録・保持が終了したら、実験手続き制御部
18は調節機能の計測開始を伝える信号186を視覚刺
激提示制御部13に伝える。こうして、実験手続き制御
部18のもとに、調節機能と誘発電位の計測が予め指定
された測定回数だけ繰り返される。
誘発電位解析部17は、誘発電位記録部15に記録され
た脳電位に関する信号151と実験手続き制御部18よ
り出力される測定回数に関する信号183とを用いて、
測定された脳電位の加算を行い、平均値を求め、誘発電
位の潜時や振幅などの電位波形に関する特徴パラメータ
を抽出し、必要とあれば、周波数分析などの信号処理を
行う。
実験手続き制御部18は、測定者が設定した測定手続き
に従って、反応データ入力部25から出力される反応デ
ータに関する信号251を入力し、視覚刺激の提示時刻
に関する信号181と誘発電位計測開始時刻及び終了時
刻に関する信号182と測定回数に関する信号183を
出力する。
視覚機能解析・判断部23は、誘発電位解析部17から
出力される視覚情報処理機能に関する信号171と、調
節機能データ解析部22から出力される視覚刺激に対す
る調節機能に関する信号221を基に、被験者の総合的
な視覚機能を定量化する。
次に、実際の二眼式立体表示装置(以下、「立体テレビ
jと呼ぶ)の観視による視見疲労の測定に対する一実施
例を説明する。例えば、2時間の立体テレビの観視中に
30分おきに、被験者の調節機能として、オートリフラ
クトメータを用いて、眼の中の水晶体の屈折力を測定し
、被験者の視覚情報処理機能として、ストロボ発光によ
る視覚誘発電位を測定する。その際に、調2i?ilf
!!能計測用の視覚刺激と誘発電位用の視覚刺激を提示
する視覚刺激提示部11として第2図(a)および(b
)に示すような簡易型タキストスコープを用いることが
できる。
被験者は両眼で観視用の孔26をのぞき込む。
但し、調節機能計測用の光源及び誘発電位用の光源が点
灯しないかぎり、内部は暗黒である。調節機能計測用の
光源としてLED 272を、誘発電位用の光源として
ストロボ271を利用することができる。視覚刺激提示
制御部13からの調節機能の計測開始に関する信号13
1を受けて、LED272が発光した時、初めて文字磐
28に描かれたランドルト環2つが見えてくる。その際
に、被験者は提示されたランドルト環2つの切れ口を明
視するように努力する。そして、ランドルト環29の切
れ目がはっきりと認識できたら、その反応を反応データ
入力部25に入力する。
ここで、被験者の眼から文字盤28までの距離は、同一
被験者について予め測定された近点距離に設定する。文
字盤28として、例えば、手動式あるいは自動式の対立
てやCRTデイスプレィを利用することができる。反応
データ入力部25として、例えば、第5図のような押し
ボタンスイッチを使うことか可能である。ランドルト環
2つの切れ目の明視が可能になったことを伝える信号2
51は視覚刺激提示部11に送信されてLED 272
が消灯する。
調節機能計測部20として、例えば、第4図に示すよう
な装置を使うことができる。この装置は、調節機能計測
用の視覚刺激としての文字盤28に描かれたランドルト
環2つの提示によって引き起こされる水晶体の屈折力変
化を計測する装置である。光源41が、赤外線フィルタ
ー42とミラー43を介して、眼球の眼底44に入射す
る。更に、眼底44からの反射光がハーフミラ−45を
介してセンサ46で検知され、電気信号に変換され、ア
ンプ47で増幅される。センサ46として、例えば、シ
リコン光電素子を利用することができる。
調節機能データ収集部21及び調節機能データ解析部2
2として、例えば、パーソナルコンピュータにA/D変
換ボードを接続したものを利用することができる。
一方、調節機能に関する反応データ252を受信して、
初めて、実験手続き制御部18は、誘発電位計測の開始
を指示する信号181を視覚刺激提示制御部13に伝え
る。実験手続き制御部18として、例えば、パーソナル
コンピュータなどを用いる。視覚刺激提示制御部13は
、視覚刺激データ記憶部12から出力される、ストロボ
271を発光させてからの脳電位計測の持続時間などの
、予め指定された誘発電位用の視覚刺激に関するデータ
121に従って、誘発電位用の視覚刺激の提示指令を表
す信号131を視覚刺激提示部11に送信する。視覚刺
激データ記憶部12として、例えば、磁気ディスク装置
や磁気テープを利用することがてきる。
視覚刺激提示部11は、誘発電位用の視覚刺激の提示指
令を表す信号131を受信して、誘発電位用の視覚刺激
としてのストロボ271を発光させる。ストロボ271
が発光してから設定された時間間隔の間(例えば、5秒
間)の脳電位の信号が、被験者の頭部(後頭葉にある視
覚野に対応する)頭皮の部位に装着された電極1つを通
して、誘発電位計測部14で計測・増幅され、誘発電位
記録制御部16を介して誘発電位記録部15に記録され
る。
誘発電位計測部14として、例えば生体信号用アンプを
、誘発電位記録制御部16として、例えば、パーソナル
コンピュータにA/D変換ボードを接続したものを、誘
発電位記録部15として、例えは、磁気ディスク装置や
磁気テープ装置などを、それぞれ利用することが出来る
。指定された誘発電位の計測時間に到達したら、実験手
続き制御部18は、調節機能計測の開始を伝える信号1
86を再度視覚刺激提示部13に送信する。
こうして、ランドルト環の切れ目の明視による被験者の
調節機能と、ストロボ発光による視覚誘発電位の測定が
予め指定された測定回数だけ繰り返される。測定者は、
予めこの測定回数を実験手続き制御部18に入力してお
けばよい。こうして、立体テレビ観視前及び観視開始3
0,60.90120分後の、ランドルト環の明視によ
る調節機能と、ストロボ発光による視覚誘発電位の測定
は、実験手続き制御部18で設定された手続きに従って
自動的に進められる。
さて、LED272の点灯と同時に近点距離に位置する
ランドルト環2つが被験者に与えられ、被験者は提示さ
れたランドルト環2つの切れ目を明視するよう努力し、
はっきりと明視てきたらその応答を反応データ入力部2
5に入力する。この時、被験者がランドルト環2つを明
視することによって引き起こされる被験者の水晶体の屈
折力変化が調節機能計測部20で計測され、水晶体の時
間的変化に関するデータが調節機能データ収集部21に
集められる。
調節機能データ解析部22は、視覚刺激提示制御部13
から出力される調節機能計測用の視覚刺激の提示時刻に
関する信号133と、調節機能データ収集部21から出
力される視覚刺激に対する水晶体の屈折力変化を表す信
号211を基にして、被験者の調節機能に関する定量的
な値、例えば、調節機能計測用の視覚刺激が提示されて
から水晶体の屈折力がピークに到達するまでの時間、な
どを計算する。誘発電位解析部17(例えば、パーソナ
ルコンピュータ)は、実験手続き制御部18で設定され
た測定回数分の測定が終ると、誘発電位記録部15に記
録された各回の脳電位のデータを基に、ストロボ271
が発光されてから同じ時刻同士の脳電位の加算を行い、
それぞれの平均値を求め、誘発電位の特徴パラメータ(
例えば、潜時や振幅など)を自動的に計算する。
視覚機能解析・判断部23は、誘発電位解析部17から
出力される脳神経系の疲労度を表す客観量データに関す
る信号171と、視覚刺激に対する水晶体の調節機能に
関する客観量データ221、及び実験手続き制御部18
から出力される、調節機能計測用の視覚刺激が提示され
てから被験者が視覚刺激の明視判断に関する応答を行う
までの時間(緊張時間)に関する主観量データを表す信
号185を基に、立体テレビによる疲労の測定における
客観量と主観量の関係を分析する。例えば、主観量と客
観量の間の相関係数を求めることが可能である。
必要とあれば、誘発電位解析部18にて、得られた誘発
電位の周波数分析やパワー分析などを行う。
〔発明の効果〕
本発明を用いることにより、人間の視覚機能を調べる際
に、誘発電位と調節機能の測定手続きの自動化が可能と
なり、個々の測定器を使う時の操作手順に要する時間が
かなり縮減される。従って、両者を続けて行うことによ
る測定時間の増加を解消して被験者への負担が軽減され
、総合的な視覚機能を測定する際の測定時間の影響が混
入することを解消することができると共に、更に、操作
手順の自動化により測定者の負担も大幅に軽減すること
ができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す基本構成図、第2図(
a)は第1図中の視覚刺激提示部を例示する構成図、第
2図(b)は視覚刺激提示部の構成要素の1つである文
字盤28に設置するランドルト環を示す説明図、第3図
は従来技術による視覚機能検査装置の基本構成図、第4
図は第1図中の調節+71能計測部を例示する構成図、
第5図は第1−図中の反応データ入力部として利用可能
な押しボタンスイッチの外観図である。 1.1・・・視覚刺激提示部、12・・・視覚刺激デー
タ記憶部、13・・・視覚刺激提示制御部、14・・・
誘発電位計測部、1−5・・・誘発電位記録部、16・
・・誘発電位記録制御部、17・・・誘発電位解析部、
18・・・実験手続き制御部、1つ・・・電極、20・
・・調節機能計測部、21・・・調節機能データ収集部
、22・・・調節機能データ解析部、23・・・視覚機
能解析・判断部、24・・・ハーフミラ−125・・反
応データ入力部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 被験者に対して誘発電位用の視覚刺激と調節機能計測用
    の視覚刺激を提示する視覚刺激提示手段と、 被験者に提示する誘発電位用の視覚刺激と調節機能計測
    用の少なくとも視覚刺激の提示回数・提示タイミング・
    提示時間に関するデータを記憶する視覚刺激データ記憶
    手段と、 誘発電位用の視覚刺激と調節機能用の視覚刺激の提示回
    数・提示タイミング・提示時間を制御する視覚刺激提示
    制御手段と、 被験者からの調節機能計測用の視覚刺激の明視の判断に
    関する反応を入力する反応データ入力手段と、 提示された調節機能計測用の視覚刺激を明視するために
    必要な被験者の調節機能を計測する調節機能計測手段と
    、 前記調節機能計測手段より出力される調節機能の時間特
    性に関するデータを収集する調節機能データ収集手段と
    、 前記調節機能データ収集手段より出力される信号を用い
    て、被験者の視覚刺激に対する調節機能を定量的に表現
    する調節機能データ解析手段と、提示された誘発電位用
    の視覚刺激によって誘発された脳電位を計測して増幅す
    る誘発電位計測手段と、 前記誘発電位計測手段より出力された脳電位信号の保存
    を制御する誘発電位記録制御手段と、前記誘発電位記録
    制御手段より出力された脳電位信号を記録する誘発電位
    記録手段と、 前記誘発電位記録手段より出力された脳電位信号を用い
    て脳電位の加算及び平均値を求め誘発電位の潜時や振幅
    などの特徴パラメータを抽出する誘発電位解析手段と、 誘発電位と調節機能を測定するための手続きにしたがっ
    て前記反応データ入力手段より出力された反応データを
    入力し、前記視覚刺激提示制御手段及び前記誘発電位記
    録制御手段及び誘発電位解析手段を制御する実験手続き
    制御手段と、 前記調節機能解析手段から出力される調節機能と、前記
    誘発電位解析手段より出力される誘発電位用の視覚刺激
    に対する人間の視覚情報処理機能に関する信号から被験
    者の総合的な視覚機能とを解析して判断する視覚機能解
    析・判断手段とを有して成ることを特徴とする視覚機能
    検査装置。
JP1005175A 1989-01-11 1989-01-11 視覚機能検査装置 Pending JPH02185227A (ja)

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JP1005175A Pending JPH02185227A (ja) 1989-01-11 1989-01-11 視覚機能検査装置

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JP (1) JPH02185227A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018111000A (ja) * 2018-04-25 2018-07-19 株式会社トプコン 調節機能評価装置

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JP2018111000A (ja) * 2018-04-25 2018-07-19 株式会社トプコン 調節機能評価装置

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