JPH02184738A - 加熱条件で摩耗粉の粒度分析が可能な耐摩耗試験機 - Google Patents
加熱条件で摩耗粉の粒度分析が可能な耐摩耗試験機Info
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- JPH02184738A JPH02184738A JP1299874A JP29987489A JPH02184738A JP H02184738 A JPH02184738 A JP H02184738A JP 1299874 A JP1299874 A JP 1299874A JP 29987489 A JP29987489 A JP 29987489A JP H02184738 A JPH02184738 A JP H02184738A
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- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
- G01N19/00—Investigating materials by mechanical methods
-
- G—PHYSICS
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- G01N3/00—Investigating strength properties of solid materials by application of mechanical stress
- G01N3/56—Investigating resistance to wear or abrasion
-
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- G01N2203/00—Investigating strength properties of solid materials by application of mechanical stress
- G01N2203/02—Details not specific for a particular testing method
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- G01N2203/0222—Temperature
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は耐摩耗試験機に係るもので、詳しくは高温下に
於いても耐摩耗試験及び摩耗物性の調査等を行い得るよ
うにした耐摩耗試験機に関するものである。
於いても耐摩耗試験及び摩耗物性の調査等を行い得るよ
うにした耐摩耗試験機に関するものである。
〔従来の技術及び発明が解決しようとする課題］従来、
耐摩耗試験機に於いて、可変速駆動モーターの駆動力に
より直線運動を行い得るようにした可動板に摩耗剤を貼
着し、固定バーに試片を接着して該試片を前記摩耗剤に
当接させながら摩耗することにより試片の摩耗精度を測
定し得るようにした往復型耐摩耗試験機が公知である。
耐摩耗試験機に於いて、可変速駆動モーターの駆動力に
より直線運動を行い得るようにした可動板に摩耗剤を貼
着し、固定バーに試片を接着して該試片を前記摩耗剤に
当接させながら摩耗することにより試片の摩耗精度を測
定し得るようにした往復型耐摩耗試験機が公知である。
また、可変速駆動モーターの駆動力で回転する回転板に
摩耗剤を貼着し、固定バーに試片を接着して該試片を前
記摩耗剤に当接させながら摩耗することにより試片の摩
耗精度を測定する回転型耐摩耗試験機も公知である。
摩耗剤を貼着し、固定バーに試片を接着して該試片を前
記摩耗剤に当接させながら摩耗することにより試片の摩
耗精度を測定する回転型耐摩耗試験機も公知である。
そして、前記摩耗剤の代表的なものとしては、サンドペ
ーパー、ラバー摩耗剤、及び砥石等が用いられてその摩
耗試験を行う材料に従い用いられる摩耗剤が異なってい
た。例えば、簡単に摩耗度を測定する場合はサンドペー
パーが多く使用され、プラスチック材及び薄いフィルム
等の試験にはラバー摩耗剤が使用され、金属及びセラミ
ック等の試験にはサンドペーパーと砥石とが併行して使
用されていた。又、摩耗度は主に二つの方法により計算
され、その第１方法は、試験片が摩耗して生じた摩耗粉
を集めて摩耗回数による重さの変化を計算してその計算
値を標準摩耗データーと比較することにより摩耗度を算
出していた。また第２の方法は、試験片を所定回数摩耗
してその所定回数の摩耗が終る毎に試験片の重さを計り
その計量値の変化により摩耗度を算出していた。更に、
このような試験方法に於いて、試験者が人手により摩耗
試験中の摩耗粉を刷毛で集め合わせ、その集めた摩耗粉
を篩で篩分して粒度別に分離し、走査電子顕微鏡（Ｓｃ
ａｎｎｉｎｇ Ｅｌｅｃｔｒｏｎ Ｍｉｃｒｏｓｃｏｐ
ｅ）等で粒度分析を行うようになっているためその試験
の工程が頻雑であると共に摩耗試験の収率（Ｙｉｅｌｄ
）も満足し得ないものであった。
ーパー、ラバー摩耗剤、及び砥石等が用いられてその摩
耗試験を行う材料に従い用いられる摩耗剤が異なってい
た。例えば、簡単に摩耗度を測定する場合はサンドペー
パーが多く使用され、プラスチック材及び薄いフィルム
等の試験にはラバー摩耗剤が使用され、金属及びセラミ
ック等の試験にはサンドペーパーと砥石とが併行して使
用されていた。又、摩耗度は主に二つの方法により計算
され、その第１方法は、試験片が摩耗して生じた摩耗粉
を集めて摩耗回数による重さの変化を計算してその計算
値を標準摩耗データーと比較することにより摩耗度を算
出していた。また第２の方法は、試験片を所定回数摩耗
してその所定回数の摩耗が終る毎に試験片の重さを計り
その計量値の変化により摩耗度を算出していた。更に、
このような試験方法に於いて、試験者が人手により摩耗
試験中の摩耗粉を刷毛で集め合わせ、その集めた摩耗粉
を篩で篩分して粒度別に分離し、走査電子顕微鏡（Ｓｃ
ａｎｎｉｎｇ Ｅｌｅｃｔｒｏｎ Ｍｉｃｒｏｓｃｏｐ
ｅ）等で粒度分析を行うようになっているためその試験
の工程が頻雑であると共に摩耗試験の収率（Ｙｉｅｌｄ
）も満足し得ないものであった。
ところで、すべての工業材料は実用される温度に鋭敏に
影響されるため、その工業材料の耐摩耗試験値も実用さ
れる温度に基づいたデータが使用上置も正確なデータに
なることは当然なことである。併しながら、従来の耐摩
耗試験機は常温に於ける耐摩耗試験のみを行い得るよう
になっているため、高温に於ける耐摩耗試験も行うこと
により実用的な正確なデータを得ることはできない欠点
があった。
影響されるため、その工業材料の耐摩耗試験値も実用さ
れる温度に基づいたデータが使用上置も正確なデータに
なることは当然なことである。併しながら、従来の耐摩
耗試験機は常温に於ける耐摩耗試験のみを行い得るよう
になっているため、高温に於ける耐摩耗試験も行うこと
により実用的な正確なデータを得ることはできない欠点
があった。
それで、本発明はこのような従来の問題点を解決するた
めに創案されたもので次のような耐摩耗試験機を提供し
ようとする。
めに創案されたもので次のような耐摩耗試験機を提供し
ようとする。
本発明の構成を、その実施例を示す第１図に基づいて説
明すると、定盤（１）の上面に桶体（２）が載置され、
該桶体（２）の内部に変速可能なモーター（３）が設置
され、該モーター（３）の駆動軸（４）に摩耗板（５）
が回動自在に固定され、前記桶体（２）の上部周縁所定
部位に放射状の支持環（６）が形成固設され、該支持環
（６）の所定部位に複数個の垂直支持棒（６ａ）の一端
が夫々固設されてそれら垂直支持棒（６ａ）の他端に試
片支持体（７）が遊嵌され、該試片支持体（７）の下方
側に試片（Ｓ）が接着されて該試片支持体（７）の上方
の前記垂直支持棒（６ａ）の外周部位に圧縮コイルスブ
リング（８）が付勢挿設されることにより前記試片（Ｓ
）を前記摩耗板（５）に密着させる耐摩耗試験機に於い
て、 前記桶体（２）の−例に摩耗粉の粒度をサイズ別に分離
し得る粒度分離器具（９）が設置され、前記摩耗板（５
）の周縁所定部位に摩耗粉集め部（ｌＯ）が設置され、
該摩耗粉集め部（１０）の−例に排出管（１１）の一端
が連結されて該排出管（１１）の他端が前記粒度分離器
具（９）に連結され、前記桶体（２）の上面と前記摩耗
板（５）の下面との間にはその摩耗板（５）を加熱する
ヒーター（１２）が設置され、その摩耗板（５）の温度
を測定する温度測定器具（１３，１４）が設置されてい
る。
明すると、定盤（１）の上面に桶体（２）が載置され、
該桶体（２）の内部に変速可能なモーター（３）が設置
され、該モーター（３）の駆動軸（４）に摩耗板（５）
が回動自在に固定され、前記桶体（２）の上部周縁所定
部位に放射状の支持環（６）が形成固設され、該支持環
（６）の所定部位に複数個の垂直支持棒（６ａ）の一端
が夫々固設されてそれら垂直支持棒（６ａ）の他端に試
片支持体（７）が遊嵌され、該試片支持体（７）の下方
側に試片（Ｓ）が接着されて該試片支持体（７）の上方
の前記垂直支持棒（６ａ）の外周部位に圧縮コイルスブ
リング（８）が付勢挿設されることにより前記試片（Ｓ
）を前記摩耗板（５）に密着させる耐摩耗試験機に於い
て、 前記桶体（２）の−例に摩耗粉の粒度をサイズ別に分離
し得る粒度分離器具（９）が設置され、前記摩耗板（５
）の周縁所定部位に摩耗粉集め部（ｌＯ）が設置され、
該摩耗粉集め部（１０）の−例に排出管（１１）の一端
が連結されて該排出管（１１）の他端が前記粒度分離器
具（９）に連結され、前記桶体（２）の上面と前記摩耗
板（５）の下面との間にはその摩耗板（５）を加熱する
ヒーター（１２）が設置され、その摩耗板（５）の温度
を測定する温度測定器具（１３，１４）が設置されてい
る。
本発明に係る耐摩耗試験機によれば加熱状態で摩耗粉の
粒度分析が可能となる。
粒度分析が可能となる。
以下、本発明に係る耐摩耗試験機の実施例に対し図面を
用いて詳細に説明する。第１図は本発明に係る耐摩耗試
験機の斜視図で、図面を示したように、定盤（１）の上
面に桶体（２）が載置され、該桶体（２）の内部に変速
可能なモーター（３）が設置され、該モーター（３）の
駆動軸（４）に摩耗板（５）が回動自在に固定されてい
る。前記桶体（２）の上部周縁所定部位に放射状の支持
棒（６）が形成固設され、該支持棒（６）の所定部位に
は複数個の垂直支持棒（６ａ）の一端が夫夫固設されて
該各垂直支持棒（６ａ）の他端に試片支持体（７）が夫
々遊嵌されている。該試片支持体（７）の下方側に試片
（Ｓ）が夫々接着され、その試片支持体（７）の上方側
の前記垂直支持棒（６ａ）の外周部位に夫々圧縮コイル
スプリング（８）が付勢挿設されることにより前記試片
（Ｓ）を前記摩耗板（５）に夫々密着させるようになっ
ている。
用いて詳細に説明する。第１図は本発明に係る耐摩耗試
験機の斜視図で、図面を示したように、定盤（１）の上
面に桶体（２）が載置され、該桶体（２）の内部に変速
可能なモーター（３）が設置され、該モーター（３）の
駆動軸（４）に摩耗板（５）が回動自在に固定されてい
る。前記桶体（２）の上部周縁所定部位に放射状の支持
棒（６）が形成固設され、該支持棒（６）の所定部位に
は複数個の垂直支持棒（６ａ）の一端が夫夫固設されて
該各垂直支持棒（６ａ）の他端に試片支持体（７）が夫
々遊嵌されている。該試片支持体（７）の下方側に試片
（Ｓ）が夫々接着され、その試片支持体（７）の上方側
の前記垂直支持棒（６ａ）の外周部位に夫々圧縮コイル
スプリング（８）が付勢挿設されることにより前記試片
（Ｓ）を前記摩耗板（５）に夫々密着させるようになっ
ている。
そして、前記桶体（２）の一側には摩耗粉の粒度をサイ
ズ別に分離し得る粒度分離器具（９）が設置され、前記
摩耗板（５）の周縁所定部位には摩耗粉集め部（１０）
が設置され、該摩耗粉集め部（１０）の−例に排出管（
１１）の一端が連結されて該排出管（１１）の他端が前
記粒度分離器具（９）に連結されることにより試片（Ｓ
）の摩耗粉が排出管（１１）を通って粒度分離器具（９
）に排出されるようになっている。且つ、前記桶体（２
）の上面と前記摩耗板（５）の下面との間にはヒーター
が設けられてその摩耗板（５）を加熱し得るようになっ
ている。又、該摩耗板（５）の温度を測定するためにサ
ーモカップル（１３）が摩耗板（５）に設置され、その
測定した温度を数字に表示するＡ／Ｄコンバーターを有
する温度センサー（１４）が具備されている。更に、前
記摩耗板（５）は熱伝導度が良好で耐腐蝕性の強い材料
が用いられ、例えば、スティンレス鋼（３０４５ｔｌＳ
）が適用され、その厚さは約１ｃｍ程度が好適である。
ズ別に分離し得る粒度分離器具（９）が設置され、前記
摩耗板（５）の周縁所定部位には摩耗粉集め部（１０）
が設置され、該摩耗粉集め部（１０）の−例に排出管（
１１）の一端が連結されて該排出管（１１）の他端が前
記粒度分離器具（９）に連結されることにより試片（Ｓ
）の摩耗粉が排出管（１１）を通って粒度分離器具（９
）に排出されるようになっている。且つ、前記桶体（２
）の上面と前記摩耗板（５）の下面との間にはヒーター
が設けられてその摩耗板（５）を加熱し得るようになっ
ている。又、該摩耗板（５）の温度を測定するためにサ
ーモカップル（１３）が摩耗板（５）に設置され、その
測定した温度を数字に表示するＡ／Ｄコンバーターを有
する温度センサー（１４）が具備されている。更に、前
記摩耗板（５）は熱伝導度が良好で耐腐蝕性の強い材料
が用いられ、例えば、スティンレス鋼（３０４５ｔｌＳ
）が適用され、その厚さは約１ｃｍ程度が好適である。
且つ、前記摩耗板（５）は極めて精密に仕上げを行って
表面仕上度が誤差±０．１鴎以内の範囲に入るようにす
ることが好ましい。
表面仕上度が誤差±０．１鴎以内の範囲に入るようにす
ることが好ましい。
前記摩耗板（５）を耐腐蝕性の強い材質とする理由は、
摩耗板（５）に摩耗剤を貼着する場合主に高温接着剤を
使用して摩耗試験が終るとこれを除去するようになるが
、その場合主にメタノール（＋ｎｅｔｈａｎｏｌ）又は
アセトン（ａｃｅｔｏｎ）等を使用するからである。前
記摩耗板（５）の温度はＣ−Ａ （Ｃｈｒｏｎ＋ｅｌ−
Ａｌｕｍｅｌ）サーモカップル（１３）を利用して測定
し、Ａ／Ｄ（＾ｎａｌｏｇ／ Ｄｉｇｉｔａｌ）コンバ
ーターによりディジタル化が可能になっている。
摩耗板（５）に摩耗剤を貼着する場合主に高温接着剤を
使用して摩耗試験が終るとこれを除去するようになるが
、その場合主にメタノール（＋ｎｅｔｈａｎｏｌ）又は
アセトン（ａｃｅｔｏｎ）等を使用するからである。前
記摩耗板（５）の温度はＣ−Ａ （Ｃｈｒｏｎ＋ｅｌ−
Ａｌｕｍｅｌ）サーモカップル（１３）を利用して測定
し、Ａ／Ｄ（＾ｎａｌｏｇ／ Ｄｉｇｉｔａｌ）コンバ
ーターによりディジタル化が可能になっている。
又、前記ヒーターは、前記桶体（２）の上面に断熱板を
被着し、該断熱板上方にニクロム線（１２）を渦巻状に
接着した電気ヒーターを利用してもよく多様な形態の電
気ヒーターを利用することができる。
被着し、該断熱板上方にニクロム線（１２）を渦巻状に
接着した電気ヒーターを利用してもよく多様な形態の電
気ヒーターを利用することができる。
そして、前記粒度分離器具（９）は、透明な樹脂製の四
角形成は円形の断面を有する桶体（１５）が使用され、
該桶体（１５）の内部にメッシュユニット （１６）が
設置されて該メッシュユニット （１６）の下方部位に
振動板（１９）が設置されている。前記メッシュユニッ
ト （１６）は上方から下方に向ってメツシュ数が順次
増加する８個の篩（１７）で構成され、各部の網（１８
）のメツシュサイズは上方から夫々５０．２０゜１０、
５． ！、 ０．５．０．１．０．０５以下（単位μｍ
）になっている。そのメッシュユニット（１６）の各部
（１７）は、前記桶体（１５）内部に適宜に重着し得る
ようにその桶体（１５）の形状に合わせて四角形又は円
形の断面を有するよ、うに形成され、それら篩の枠及び
側面等は摩耗粉が篩分される状態を外部から観察し得る
ように透明な樹脂で形成されている。
角形成は円形の断面を有する桶体（１５）が使用され、
該桶体（１５）の内部にメッシュユニット （１６）が
設置されて該メッシュユニット （１６）の下方部位に
振動板（１９）が設置されている。前記メッシュユニッ
ト （１６）は上方から下方に向ってメツシュ数が順次
増加する８個の篩（１７）で構成され、各部の網（１８
）のメツシュサイズは上方から夫々５０．２０゜１０、
５． ！、 ０．５．０．１．０．０５以下（単位μｍ
）になっている。そのメッシュユニット（１６）の各部
（１７）は、前記桶体（１５）内部に適宜に重着し得る
ようにその桶体（１５）の形状に合わせて四角形又は円
形の断面を有するよ、うに形成され、それら篩の枠及び
側面等は摩耗粉が篩分される状態を外部から観察し得る
ように透明な樹脂で形成されている。
−船釣に摩耗粉の中で大きい粒子は５０μＩ以上であり
、前記メツシュユニット（１６）の上方側篩で篩分され
てそのメツシュユニット（１６）を順次通過しながら漸
次粒子が小さくなり、下方側の篩では０．０５μｍ以下
の極微粉が篩分されることによりその摩耗値が非常に小
さいことを直観的に識別することができる。前記８段の
メツシュユニット（１６）を通って篩分された粉末の相
対量により摩耗試片の摩耗率を直観的に観察することが
できるし、サイズの小さい粉末が多い程耐摩耗性材料で
あることが分る。図中、符号２０は振動板（１９）に電
源を印加するためのプラグを示し、２１はモーター（３
）及びニクロム線（１２）に電源を印加するための可変
電圧供給装置を示したものである。且つ、２２は摩耗板
（５）上方面に貼着される摩耗剤を示し、２３は摩耗粉
集め部（１０）の周壁に固定された摩耗粉集め刷毛を示
したものである。
、前記メツシュユニット（１６）の上方側篩で篩分され
てそのメツシュユニット（１６）を順次通過しながら漸
次粒子が小さくなり、下方側の篩では０．０５μｍ以下
の極微粉が篩分されることによりその摩耗値が非常に小
さいことを直観的に識別することができる。前記８段の
メツシュユニット（１６）を通って篩分された粉末の相
対量により摩耗試片の摩耗率を直観的に観察することが
できるし、サイズの小さい粉末が多い程耐摩耗性材料で
あることが分る。図中、符号２０は振動板（１９）に電
源を印加するためのプラグを示し、２１はモーター（３
）及びニクロム線（１２）に電源を印加するための可変
電圧供給装置を示したものである。且つ、２２は摩耗板
（５）上方面に貼着される摩耗剤を示し、２３は摩耗粉
集め部（１０）の周壁に固定された摩耗粉集め刷毛を示
したものである。
このように構成された本実施例の、加熱条件で摩耗粉の
粒度分析が可能な耐摩耗試験機の作用を説明すると次の
ようである。第１図に示したように１、先ず、摩耗板（
５）の上面に接着剤をぬり、その上にサンドペーパー等
の摩耗剤（２２）を貼着させる。
粒度分析が可能な耐摩耗試験機の作用を説明すると次の
ようである。第１図に示したように１、先ず、摩耗板（
５）の上面に接着剤をぬり、その上にサンドペーパー等
の摩耗剤（２２）を貼着させる。
次いで、各試片支持体（力の下面に夫々試片（Ｓ）を接
着して該試片（Ｓ）を摩耗剤（２２）上に均一に密着さ
せる。その後、電圧供給装置（２１）により加熱用ニク
ロム線（１２）に電源を印加して加熱を行い、サーモカ
ップル（１３）に連結されたディジタル温度センサー（
１４）で温度を確認して所定の温度になるとその電圧供
給装置（２１）によりモーター（３）に電源を供給して
適宜な速度で所定時間の間回転させる。
着して該試片（Ｓ）を摩耗剤（２２）上に均一に密着さ
せる。その後、電圧供給装置（２１）により加熱用ニク
ロム線（１２）に電源を印加して加熱を行い、サーモカ
ップル（１３）に連結されたディジタル温度センサー（
１４）で温度を確認して所定の温度になるとその電圧供
給装置（２１）によりモーター（３）に電源を供給して
適宜な速度で所定時間の間回転させる。
このようにして摩耗板（５）が回転すると、摩耗剤（２
２）により各試片（Ｓ）が摩耗され、その摩耗された粉
末（Ｐ）は摩耗粉集め刷毛（２３）により集められて排
出管（１１）を通って粒度分離器具（９）に流入される
。その後、振動板（１９）を振動させると摩耗粉がメツ
シュユニット（１６）の８個の篩（１７）を夫々通過し
ながら篩分されて摩耗粉が粒度別に分離される。
２）により各試片（Ｓ）が摩耗され、その摩耗された粉
末（Ｐ）は摩耗粉集め刷毛（２３）により集められて排
出管（１１）を通って粒度分離器具（９）に流入される
。その後、振動板（１９）を振動させると摩耗粉がメツ
シュユニット（１６）の８個の篩（１７）を夫々通過し
ながら篩分されて摩耗粉が粒度別に分離される。
そして、摩耗板（５）上方面に残っている極少量の摩耗
粉は殆ど無視し得る分量であるが、別途の刷毛で集めて
粒度分離器具（９）に投入するのが良い。このようにし
て摩耗作業が終ると、メツシュユニット（１６）の各面
（１７）を桶体（１５）から取出し、粒度別に各篩上の
粉末の重量を計る。且つ摩耗粉の形態及び物性等を金属
顕微鏡及び電子顕微鏡等で観察して検査する。
粉は殆ど無視し得る分量であるが、別途の刷毛で集めて
粒度分離器具（９）に投入するのが良い。このようにし
て摩耗作業が終ると、メツシュユニット（１６）の各面
（１７）を桶体（１５）から取出し、粒度別に各篩上の
粉末の重量を計る。且つ摩耗粉の形態及び物性等を金属
顕微鏡及び電子顕微鏡等で観察して検査する。
〔発明の効果］
以上説明したように本発明に係る加熱条件で摩耗粉の粒
度分析が可能な耐摩耗試験機は、従来の耐摩耗試験機で
は不可能であった高温での耐摩耗試験を常温に於ける試
験と兼ねて行うことができるので工業試験上極めて有用
である。
度分析が可能な耐摩耗試験機は、従来の耐摩耗試験機で
は不可能であった高温での耐摩耗試験を常温に於ける試
験と兼ねて行うことができるので工業試験上極めて有用
である。
且つ、本発明に係る耐摩耗試験機は希望するすべての温
度状態で耐摩耗試験を行うことができるため、工業材料
の実用温度に基づく正値なデータが得られる。
度状態で耐摩耗試験を行うことができるため、工業材料
の実用温度に基づく正値なデータが得られる。
又、摩耗粉の粒度観察を直観的に行うことができると共
に機器の構造が簡便で試験経費が廉価である効果がある
。
に機器の構造が簡便で試験経費が廉価である効果がある
。
第１図は本発明に係る耐摩耗試験機の斜視図を示す。
ｌ・・・定盤、 ２・・・桶体、３・・・モ
ーター ４・・・駆動軸、５・・・摩耗板、
６・・・支持棒、６ａ・・・垂直支持棒、
７・・・試片支持体、８・・・圧縮コイルスプリング
、９・・・粒度分離器具、１０・・・摩耗粉集め部、
１１・・・排出管、１２・・・ニクロム線、 １
３・・・サーモカップル、１４・・・温度センサー
１５・・・桶体、１６・・・メツシュユニット、１７・
・・篩、１８・・・網、 １９・・・振動
板、２２・・・摩耗剤、２） Ｓ・・・試片。
ーター ４・・・駆動軸、５・・・摩耗板、
６・・・支持棒、６ａ・・・垂直支持棒、
７・・・試片支持体、８・・・圧縮コイルスプリング
、９・・・粒度分離器具、１０・・・摩耗粉集め部、
１１・・・排出管、１２・・・ニクロム線、 １
３・・・サーモカップル、１４・・・温度センサー
１５・・・桶体、１６・・・メツシュユニット、１７・
・・篩、１８・・・網、 １９・・・振動
板、２２・・・摩耗剤、２） Ｓ・・・試片。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １、定盤（１）の上面に桶体（２）が載置され、該桶体
（２）の内部に変速可能なモーター（３）が設置され、
該モーター（３）の駆動軸（４）に摩耗板（５）が回動
自在に固定され、前記桶体（２）の上部周縁所定部位に
放射状の支持桿（６）が形成固設され、該支持桿（６）
の所定部位に複数個の垂直支持棒（６ａ）の一端が夫々
固設されて該垂直支持棒（６ａ）の他端に試片支持体（
７）が遊嵌され、該試片支持体（７）の下側に試片（Ｓ
）が接着されて該試片支持体（７）の上方側の前記垂直
支持棒（６ａ）の外周部位に圧縮コイルスプリング（８
）が付勢挿設されることにより前記試片（Ｓ）を前記摩
耗板（５）に密着させる耐摩耗試験機に於いて、前記桶
体（２）の一側に摩耗粉の粒度をサイズ別に分離し得る
粒度分離器具（９）が設置され、前記摩耗板（５）の周
縁所定部位に摩耗粉集め部（１０）が設置され、該摩耗
粉集め部（１０）の一側に排出管（１１）の一端が連結
されるともに該排出管（１１）の他端が前記粒度分離器
具（９）に連結され、前記桶体（２）の上面と前記摩耗
板（５）の下方面との間にはその摩耗板（５）を加熱す
るヒーター（１２）が設置され、その摩耗板（５）の温
度を測定する温度測定器具（１３，１４）が設置されて
いることを特徴とする加熱条件で摩耗粉の粒度分析が可
能な耐摩耗試験機。 ２、前記粒度分離器具（９）は、桶体（１５）状に形成
され、該桶体（１５）の内部に数個の篩（１７）が夫々
所定間隔を置いて段別に重着されたメッシュユニット（
１６）が設置され、該メッシュユニット（１６）の下側
に振動板（１９）が設置されて該振動板（１９）の振動
によりそのメッシュユニット（１６）の各篩が揺動して
摩耗粉をメッシュ数別に篩分し、該メッシュユニット（
１６）と前記桶体（１５）の枠及び側面部が内部の摩耗
粉を観察し得るように透明樹脂により形成されている請
求項１に記載の加熱条件で摩耗粉の粒度分析が可能な耐
摩耗試験機。 ３、前記ヒーターは、前記桶体（２）の上面に断熱板を
介在してニクロム線（１２）を捲着した電熱ヒーターで
ある請求項１に記載の加熱条件で摩耗粉の粒度分析が可
能な耐摩耗試験機。 ４、前記摩耗板（５）は、該摩耗板（５）に貼着された
摩耗剤（２２）をメタノール又はアセトンで除去しても
腐蝕しない工業材料である請求項１に記載の加熱条件で
摩耗粉の粒度分析が可能な耐摩耗試験機。 ５、前記温度測定器具は、摩耗板（５）の温度を測定す
るサーモカップル（１３）と、測定した温度を数値で表
示するためのＡ／Ｄコンバーターを有する温度センサー
（１４）とからなる請求項１に記載の加熱条件で摩耗粉
の粒度分析が可能な耐摩耗試験機。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| KR15577/1988 | 1988-11-25 | ||
| KR1019880015577A KR920006048B1 (ko) | 1988-11-25 | 1988-11-25 | 가열조건에서 마모분의 입도 분석이 가능한 내마모시험기 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02184738A true JPH02184738A (ja) | 1990-07-19 |
Family
ID=19279576
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1299874A Pending JPH02184738A (ja) | 1988-11-25 | 1989-11-20 | 加熱条件で摩耗粉の粒度分析が可能な耐摩耗試験機 |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US4986109A (ja) |
| JP (1) | JPH02184738A (ja) |
| KR (1) | KR920006048B1 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN107843513A (zh) * | 2017-11-30 | 2018-03-27 | 青岛海洋地质研究所 | 水合物开采井机械筛管冲蚀评价仿真系统及其仿真测试方法 |
| CN109883903A (zh) * | 2019-03-05 | 2019-06-14 | 山东科技大学 | 一种采空区垮落岩石粒径演化运移规律模拟方法及装置 |
Families Citing this family (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5955655A (en) * | 1997-08-08 | 1999-09-21 | Evans; Paul R. | Replaceable test specimens for machines adapted to test material wear and lubrication properties and associated methods |
| JP3094982B2 (ja) * | 1998-02-19 | 2000-10-03 | 日本電気株式会社 | 半導体素子表面の評価装置及び評価方法 |
| US7757542B1 (en) * | 2009-02-03 | 2010-07-20 | Robert J. Jenkins & Company | Method for testing abrasion resistance of a test specimen |
| US8047048B2 (en) * | 2009-02-03 | 2011-11-01 | Robert J. Jenkins & Company | Test device for refractory material |
| CN101799387B (zh) * | 2010-01-04 | 2011-08-17 | 中国科学院地质与地球物理研究所 | 土石混合介质磨蚀性试验仪 |
| US9121804B2 (en) | 2012-03-15 | 2015-09-01 | Western Michigan University Research Foundation | Thermal erosion tester |
| KR102004304B1 (ko) * | 2013-05-14 | 2019-07-26 | 더 보드 오브 트러스티즈 오브 웨스턴 미시간 유니버시티 | 열 부식 시험기 |
| DE102014016482A1 (de) * | 2014-11-07 | 2016-05-12 | Wolfgang Weinhold | Test- und/oder Prüfvorrichtung |
| CN106198284A (zh) * | 2016-06-28 | 2016-12-07 | 芜湖鸣人热能设备有限公司 | 热能设备用钢板防腐层耐磨性能测试装置 |
| CN107462486A (zh) * | 2017-09-06 | 2017-12-12 | 泉州市美邦仪器有限公司 | 一种马丁代尔耐磨仪 |
| CN108593476B (zh) * | 2018-06-14 | 2023-12-08 | 重庆金茂联合电子有限公司 | 手机外壳检测装置 |
| KR102050951B1 (ko) * | 2018-12-24 | 2019-12-02 | 더 보드 오브 트러스티즈 오브 웨스턴 미시간 유니버시티 | 열 부식 시험기 |
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|---|---|---|---|---|
| US4381669A (en) * | 1981-01-19 | 1983-05-03 | Peters Roger L | Method and apparatus for determining the number of seeds per unit weight in a seed sample |
Family Cites Families (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE155555C (ja) * | ||||
| US3065627A (en) * | 1960-02-03 | 1962-11-27 | American Biltrite Rubber Co | Abrading machine for laboratory testing |
| SU991252A1 (ru) * | 1977-07-18 | 1983-01-23 | Калининский политехнический институт | Устройство дл определени прочности адгезионной св зи на срез |
| US4233151A (en) * | 1978-08-14 | 1980-11-11 | Everett Metal Products | Shaker mechanism for a stack of sieve trays |
| SU993100A1 (ru) * | 1981-09-23 | 1983-01-30 | За витель | Устройство дл определени деструкции материалов |
-
1988
- 1988-11-25 KR KR1019880015577A patent/KR920006048B1/ko not_active IP Right Cessation
-
1989
- 1989-11-20 JP JP1299874A patent/JPH02184738A/ja active Pending
- 1989-11-22 US US07/440,262 patent/US4986109A/en not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4381669A (en) * | 1981-01-19 | 1983-05-03 | Peters Roger L | Method and apparatus for determining the number of seeds per unit weight in a seed sample |
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| CN107843513A (zh) * | 2017-11-30 | 2018-03-27 | 青岛海洋地质研究所 | 水合物开采井机械筛管冲蚀评价仿真系统及其仿真测试方法 |
| CN107843513B (zh) * | 2017-11-30 | 2023-11-24 | 青岛海洋地质研究所 | 水合物开采井机械筛管冲蚀评价仿真系统及其仿真测试方法 |
| CN109883903A (zh) * | 2019-03-05 | 2019-06-14 | 山东科技大学 | 一种采空区垮落岩石粒径演化运移规律模拟方法及装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| KR900008267A (ko) | 1990-06-02 |
| KR920006048B1 (ko) | 1992-07-27 |
| US4986109A (en) | 1991-01-22 |
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