JPH02178410A - 下流遠隔地点との水位差を一定に保持するゲートの制御装置 - Google Patents

下流遠隔地点との水位差を一定に保持するゲートの制御装置

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JPH02178410A
JPH02178410A JP33421188A JP33421188A JPH02178410A JP H02178410 A JPH02178410 A JP H02178410A JP 33421188 A JP33421188 A JP 33421188A JP 33421188 A JP33421188 A JP 33421188A JP H02178410 A JPH02178410 A JP H02178410A
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荒ケ田 国和
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、用水路、排水路および用排水路に設置された
ゲートを下流の遠隔地点との水位差が一定になるよう開
閉する制御装置に関するものである。
[従来の技術1 従来、用水路または用排兼用水路の複数個所に設置され
るゲートは、水路の全長に亘って公平を期するために、
それぞれの地点の水位が渇水時において、−様に低く、
洪水時においては、−様に高くなるよう開閉されるべき
ものであるが、そのためにはそれぞれのゲートがその−
のゲート(以下当該ゲートという、)の直上流の水位と
その下流のゲートの直上流の水位の差が一定となるよう
開閉する必要がある。
したがって、上記弊害を避けるために、地区内の各地点
の水位を測定し、送信網を布設して管理室に表示し、そ
の情報に基づいて管理者が総合的に判断して各ゲートを
遠隔操作するいわゆる集中制御方式が近年出現している
が、莫大な費用を要するので普及せず、一般には当該ゲ
ートの直上流の水位を一定に保持するよう開閉されるゲ
ートが用いられ、特に、それでは下流域に洪水が集中し
、洪水被害が甚大となる場合には人為的に開閉がなされ
ていた。
〔発明が解決しようとする課題] は、第一に渇水時には上流において優先的に分水される
ので、下流で水不足が生じ、第二に豊水時には下流にお
いて余水を生じて水が無駄となり、第三に余水な安全に
放流するための余水吐を築造する必要が生じ工費が嵩む
ものである。
また、用排兼用水路においては、下流域に洪水が殺到し
、甚大な洪水被害を生ずる。その被害を防止するために
集中制御もすれば経費が嵩み、またこれを避けていちい
ち人為的にゲート操作することが不都合なことは言うま
でもない0本発明はそれら従来技術の問題点を解決する
ために創作されたもので、構造が簡単で、無人無動力で
操作できる新規なゲートの制御装置を提供することを目
的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本発明では、水路の全長に
亘る各地の水位を渇水時には一様に低く、洪水時には一
様に高くなるようにその各地点に設置されるゲートにお
いて、それぞれのゲートの側方に、各ゲートの上流に連
通する水位差検知フロート室9を設け、該水位差検知フ
ロート室9内には該ゲート6の下流に連通する水位差検
知フロートlOを設け、該水位差検知フロート10には
当該ゲート6の直上流と直下流の水位差H+−h1が、
当該ゲート6の上下流に隣接する各ゲートにより区画さ
れる水路部分間の所定の水位差H,−H,よりも当該ゲ
ート6の開度に応じて上記下流に区画される水路部分の
上、下流端の水位差分h+−Hiだけ少ない状態におい
て該水位差検知フロートlOが均衡するよう当該ゲート
6の開度に応じた大きさの力を加える水位差補正装置1
2を設け、前記水位差検知フロートlOの昇降によって
当該ゲート6の開閉を制御するよう構成したことを特徴
とする。
[作 用〕 上記構成により、当該ゲート6とその下流のゲート6a
との各直上流の水位差H,−H,(以下。
所定水位差という、)は、当該ゲート6の上下流の水位
差H+−h+(以下、上下流水位差という、)に、両ゲ
ート6.6dの間の水路の上流端と下流端の水位差h+
−Ha(以下、水路の水位差という、)を加えた値に等
しく、水路の水位差り、−Hzは自ら当該ゲート6の開
度によって定まり、したがって当該ゲート6の上下流の
水位差H,−h、も当該ゲート6の開度によって定まる
したがって、本発明においては当該ゲート6の上下流の
水位差H+−h+が水位差検知フロート10によって検
知され、その結果が設定水位の許容誤差の範囲内の水位
差であれば、水位差補正装置12が作動して当該ゲート
6の開度を適正な静止位置に調整する。このようにして
上下流の両ゲート6.6dの直上流の水位差H+−Hz
も所定の位置に保持される0例えば水路1の上流端1a
において、水位が所定の用水位Haとなるようにされ、
その下流の各ゲート間の水位差h+−H2が所定の値と
なるようにされていれば、各ゲート地点において用水位
が常時において所定の高さになることは勿論であるが渇
水時においては上流域において分水し過ぎれば、下流域
の水位が低下するが、一方、下流域において分水し過ぎ
ても、上流域の水位が低下し、各ゲート地点の水位は、
−様に低下するので公平であり、従来技術の下流域にお
ける水不足の問題は解消され、また、水を消費しなけれ
ばゲート(6)が全閉して、水が流下して来ないので、
水が無駄に放水されることは全くなく、余水吐も不要で
あまた、洪水時において、水路(1)の下流端(1b)
に接続されている河川(3)の水位が高出来ない状態に
おいては、各ゲート(6)は全閉されて、各ゲート(6
)に挾まれた各区間の水位は、それぞれ増加するが、各
区間毎の水位の上昇値に差が生じて、上流の区間の水位
の上昇値が、下流のそれに比べて僅かに大きくなれば、
ゲート(6)が開いて、水位の上昇値が一様に是正され
て、再びゲート(6)は全閉され、したがって、下流域
に洪水が殺到して、湛水被害が集中することもなく、さ
らに、下流河川(3)の水位が低下して、下流端(lb
)のゲート(5)が開いて、排水が可能になれば、全て
のゲー斗(6)が開いて、全力を挙げて排水が行われ、
下流端の水位が用水位近くまで低下すれば、下流端(1
b)のゲート(5)が閉じ、順次上流のゲート(6)が
閉じて、水路(1)内の水が用水源として確保され、こ
の点についても従来技術の問題点は解決される。
その上に、本発明においては、いわば水路自体を情報網
としてい利用しているから下流のゲート位置の水位をそ
の上流のゲート位置に送信する設備を要しないので、極
めて経済的に理想的な水の管理が自動的に行われ、した
がって、人為的操作は一切必要としない。
〔実施例〕
以下、本発明の好適な実施例を図面を参照しながら詳述
する。
先ず、水路全体の構成について、第1図により説明する
水路1の用水の一部は取水河川2から、ゲート4を介し
て取水されているが、一部は、水路1内に貯留された雨
水が用水源として利用され、洪水時において過剰となっ
た水はゲート5を介して、排水河川3に排水され、その
中間分水のために堰止げも要し、または、洪水の流下量
を制御する必要のある各地点に、本発明にか\る制御装
置によって開閉されるゲート6が設置されている。
水路1の各地点について、分水のために必要な計画用水
位が設定され、ゲート6が全開している状態において、
水路l内を流下する水量をもって、計画用水量とされ、
また、洪水が安全に流下し得る水位をして計画洪水量と
計画洪水量が設定され、水路1の最上流には、そのゲー
トの直下流の水位が計画用水位となるよう開閉されるゲ
ート4が設置され、最下流には、その直上流の水位が、
計画用水位より、僅かに高い一定の水位となるよう開閉
され、排水河川3が増水して逆流するおそれがある場合
には、全閉するようにされたゲート5が設けられ、ゲー
ト4の直下流を分水のために堰止を要し、または、排水
を用水源として貯留するために、堰止める必要のある箇
所に、本発明にかする装置によって制御され、また開閉
されるゲート6が設けられている。
ゲート6を開閉する本発明にかSる装置については、後
述することとして、先ず制御装置の構成について説明す
る。
水位または水位差の誤差を少くすることは望しいが1反
面、あまりに誤差を少くしようとすれば、装置が過大と
なるので、先ず、計画用水位を中心として、その上下に
、許容限度の範囲内で上限水位と下限水位を設定するこ
ととして、以下にその構成について説明する。
第2図及び第3図に示すように、ゲート6の上流水路1
uに流入ロアをもって連通された静水池8内に、水位差
検知フロート室9が設けられ、その内外は小さな隙間か
らなる通水口9aを介して連通され、その中に、水位差
検知フロート10が収納されている。ところで、ゲート
6は、洪水時には、全開される必要があるが、洪水が去
れば、再び、堰上げを開始する必要がある。したがって
、本発明においては、計画用水位または計画洪水位に、
許容し得る限度内において誤差を認めて、計画水位の上
下に、上限水位と下限水位を設定し、水位差検知フロー
ト10の下限水位から上限水位までの高さの部分は密閉
させ、密閉部10aを設けることとする。密閉部10a
の高さを決定する水位は、−船釣には、計画用水位であ
るが、特に、低湿地帯において排水河川の増水中におい
て、排水ができないか、或いは、ポンプ排水であるがた
めに、排水の一部を水路内に貯留して置く計画の場合に
は、計画洪水位が対象となるが、いずれにして漁、水位
差検知フロート10の内外水位が計画用水位または、計
画洪水位の状態において、このフロート10が均衡され
るよう後に述べる手段によって調整されており、また、
このフロートlOの平面積は、フロート内外の水位が上
限水位の場合には、これが上昇し、下限水位の場合には
下降するよう十分に大きくされている。
上記の密閉部10aの下方の導水部10bの上端には通
気管10cが開口され、その他端は大気中に開口され、
その上端近くの部分が軸受10dに上り、摺動自在に支
持され、その上下に、一対のストッパー10eが固着さ
れ、導水部10bの下端には導水管10fの一端が開口
され、その下端は閉塞されて、下端近くの部分の側方に
孔10hが穿たれて、導水装置11の一部をなす連結管
11aの鉛直部分内に開口され、その上下の開口部は、
導水管10fに固着された一対のパツキンLogによっ
て閉塞され、連結管11aの鉛直部分の途中から水平に
分岐した他端は、遊水池11b内に開口され、さらに、
導水口11cを介して、ゲート6の下流水路1dに連通
されている。
次に、水位差補正装置12の構成について説明する。
水路の設計においては、コンクリートの粗度係数は0.
015とするよう規定されているが、その場合の上下流
の両ゲート間の水路の上下流端の水位差h+−H*を縦
軸にし、ゲート開度を横軸にして、両者の関係を図示す
れば、第4図の曲線工で示す通りである。したがって、
水位差補正装置12は、ゲート6の上下流の水位差H+
−h+が、所定の水位差H+−Haよりもゲート6の開
度に応じて、第1図に示す、水路の上下流端の水位差分
hr−Hzだけ少ない状態において、水位差検知フロー
ト10が均衡するよう、ゲートの開度に応じた大きさの
力を、水位差検知フロートlOに加えるものであるが、
その具体的構成は次の通りである。
先ず、第2図および第3図により、カムを用いた例によ
り説明する。
洪水が去って、下流水位が下限水位まで低下し、ゲート
6が僅かに閉じて、上流水位が計画用水位の時に水位差
検知フロート10が均衡するよう、水位差検知フロート
10はツル巻バネ12fを介してカム12aに引張られ
て調節されているが、カム12aには、上記の第4図の
曲RJA Iに相似する溝12uが刻まれ、これに懸垂
軸12bが緩く嵌合され、懸垂軸12bの両側に軸12
cが固着され、この軸12cの両側に案内輪12dが回
動自在に装着され、軸12cの両端に懸垂棒12eの両
端が緩く嵌合され、これに上記ツル巻バネ12fの一端
が固着され、一対の案内輪12dの両側は、鉛直なガイ
ドレール12gによって緩く拘束され、カム12aは、
両側を軸受1211により摺動自在に支持され、その上
端に連動装置13のギヤラック13aが固着され、これ
と無段変速機13bの出力軸13gに固着されたギヤ1
3cが噛み合い、無段変速機13bの入力軸13hはゲ
ート6の開閉機14と連結されている。
カム12aの溝12uの高さと水位差検知フロートlO
の平面積に応じて、ツル巻バネ12fの強さが定められ
、ゲート6が全閉している状態においては、ゲート6の
上下流の水位差H+−h+が所定の大きさになるように
されていることは勿論である。
また、無段変速機13bは、内部に特殊なチェーン(図
示せず)が用いられていて、入力側と出力側の位相がず
れないように構成されている。
次に、カム12aの代りに無数のバネを用いた例につい
て第5図により説明する。
この場合にも、下流水位が下限水位で、上流水位が計画
用水位の状態において、水位差検知フロートlOが均衡
するよう後記の補正ウェイト120を用いて、調節され
ていることは、上記の場合と変りはない。
さて、次に具体的な構成について説明する。
第5図に示す通り、上記の上側のストッパーfoeに代
って、蓋板12hが通気管10cの上端に固着され、こ
れから上方に偶数の心棒12iが固着されて上方に突出
し、これら心棒12iの突出部分には順次、懸垂棒12
jに固着された押上板12にと、懸垂棒12jに摺動自
在に装着された下部ウェイト12I2とを貫通して受板
1201が固着され、その中心を懸垂棒12jが貫通し
、さらに、この受板12mの上方に延び、その外側に林
立している上記心棒12iの突出部分に上部ウェイト1
20が装着され、さらに、上方に延びる心棒12iの突
出部分には補正ウェイト120が装着されている。そし
て、上記受板12mの上方において、下部ウェイト12
I2と一体で懸垂棒12jを鞘状に囲繞する筒部外側に
上記受板12mと係合可能のストッパー129が固着さ
れ、また、上記押上板12にと下部ウェイト1242と
の間、及び、上記受板12n+と上部ウェイト12nと
の間のそれぞれの各心棒12iの回りに、下方から順に
スペーサー12q 、バネ12r、およびキャップ12
sが装着されている。上下対称の位置にあるバネ12r
の長さは等しいが各間隙で組をなすバネ12rの長さは
それぞれ異なり、そのバネ12rの長さは次導のように
定められている。
第4図において、下流水位が下限水位に達するまでの水
路内の水位差を部分する水平線と、曲線工の交点を通る
鉛直線を引き、上下の水位差をバネの組数で等分する鉛
直線上の点を下から順にa、b、c、・・・とし、先ず
横軸上の任意の点Aからaを結ぶ直線がもつとも、曲線
Iと近似する点Aを定め、次にAa綿線上点Bと、点す
を結ぶ直線が、もつとも曲線Iに近似する点Bを定め、
以下、同じ作業を繰返せば、A。
a、Bb等の水平距離は、それぞれの組のバネの自由長
に等しい。
また、自由長に対する圧縮長の比、すなわち、圧縮率は
、全てのバネについて等しくされ、圧縮率は、バネの強
度が水位差検知フロート10の内断面積に所定の水位差
を生じた体積の水の重さと等しくなるようにされ、各バ
ネのスペーサー12qの高さは、全てのバネの圧縮率が
同時に所定の値に達するように定められ、また、下部ウ
ェイト12βの下端と上端の高さは、これらが、それぞ
れ押上板12にと上部ウェイト12nに接離することに
よって、各バネが所定の圧縮率以上に圧縮されないよう
に適当に定められ、また、下部ウェイト12I2と上部
ウェイト12nの重さは、それぞれバネが、もつとも圧
縮された状態におけるバネの強さに等しい大きさとされ
、基準状態において、水位差検知フロートlOと、これ
と一体となって動く水位差補正装置12の部分が正しく
均衡するよう、心棒12iの上端に補正ウェイト120
が付加され、下部ウェイト12f2と受板12mの間の
間隔と、心棒12iの上端の高さは、洪水時において、
ゲート6が十分に開き得るよう大きくされている。また
、懸垂棒12jの上方2ケ所が受軸12tによって、摺
動自在に支持され、その間に連動装置13のギアラック
13aが固着されていることは、前記の場合と変りはな
い、上記においては、機械的方法のみについて説明した
が、上記ツル巻バネ12fを引張る電気的方法は一般的
な技術であり、市版の演算器にゲート開度を入力し、制
御装置を介して電動機を動かして、ツル巻バネ12fを
引張ることもできる。
次に、上記において説明した制御装置により、周知の電
気的手段を用いた装置を介して、ゲート6を制御する構
成について説明する。
第3図において、ゲート6の上方に電動機14aによっ
て駆動される開閉機14が設けられ、水位差検知フロー
ト10に一対の指針15が装着され、その上方と下方の
正面に、検知器1Gが設けられ、これと上記電動機14
aが制御装置17を介して結線され、指針15が上方の
検知器16の正面に来れば、ゲート6が開き、下方の検
知器16の正面に来れば、ゲート6が閉じ、然らざる状
態においては、ゲート6は静止するように構成され、上
記の通り、一対の指針15を用いることによって、水位
差検知フロートlOの動きが極めて小さくて済むように
され、また、上記ストッパー10eによって、指針15
が検知器16の外側に逸脱しないようにされている。ま
た、無段減速機13bの減速比が調節自在とされている
ことは勿論であるが、減速比の変更は、必ず、ゲートが
全閉じている状態において行うべきことは勿論である。
次に、作用について説明する。
先ず、下流水位が下限水位で、上流水位が計画用水位の
場合には、上記の通り、水位差検知フロートlOが均衡
するよう構成されているので、第3図において、水位差
検知フロート10く、したがって、ゲート6は静止して
いる。
しかし、下流水位が下限水位で、ゲート6の開度が不足
して、上流水位が上限水位であれ昇し、上方の指針15
が上方の検知器16の正面に来て、ゲート6が開かれ、
また、ゲート6の開度が過大で、上流水位が下限水位に
達すれば、水位差検知フロートlOが重くなって下降し
、下方の指針15が下方の検知器16の正面に来てゲー
ト6が閉じ、したがって、下流水位が下限水位の場合に
は、上流水位は、必ず、上限水位と下限水位の間にある
次に、下流水位が下限水位以下の場合について説明する
下流水位が下限水位以下の場合には、あらゆる下限水位
の場合に、当該ゲート6の上下流の水位差)1.−h、
が、当該ゲート6と下流のゲート6dの上流側の水位の
差H,−H,よりも、両ゲート6.6dに挾まれた水路
内において生ずる水位差分h1Hまたけ少なくなるよう
にされており、また、その水位差H+−h1が許容誤差
以上に大きければ、水位差検知フロート10が上昇し、
許容誤差以上に小さければ、水位差検知フロートlOが
下降するように構成されているので、両ゲート間の水位
差り、−Lが許容誤差以上に大きくも。
小さくもならないことは勿論である。
次に、下流水位が下限水位以上の場合の作用について説
明する。
水位差検知フロート10の密閉部10aが計画用水位を
対象として設けである場合には、下流水位が上限水位に
達すれば、密閉部10aに働(浮力によって、水位差検
知フロート10が上昇するので、ゲート6は全開する。
また、密閉部10aが計画洪水位を対象として設けであ
る場合には、ゲート6の下流水位が、計画洪水位に達す
るまで、ゲート6の上下流の間には、上限水位と下限水
位の差だけの僅かな水位差が生ずるが、次の貯留状態に
おける有害な作用を阻止するためには、止むを得ない。
次に、排水河川が増水して、排水が不能となり、第1図
のゲート5が全閉した場合の作用について説明する。
ゲート5が閉じれば、その直上流のゲート6の直下流の
水位が上昇するので、所定の水位差を保つべく、ゲート
6が閉じ、以下、順に閉じてゲート4も全閉する。した
がって、この状態においては、全てのゲートが閉じて、
水路1に流入する排水が貯留されて、各区間の水位は徐
々に上昇するが、もし成る区間だけの水位上昇が特に著
しい場合には、その下流のゲート6が開くので、各区間
の水位は等しく上昇する。また、このような場合には、
密閉部10aは、計画洪水位を対象にして設けであるの
で、水位の上昇にともなって、突然に開いて、下流域に
洪水が殺到することはない。
次に、ポンプで排水する場合の作用について説明する。
洪水の来襲を予期して、最下流で排水を始めれば、各ゲ
ート6は直ちに開いて、予め水路を空にすることができ
、洪水になって、ポンプの能力以上の水が水路1内に流
入してきても、各区間に一様に貯留され、ポンプの能力
以上に水が流下して来ることはない。
次に、水路の粗度係数の問題について説明する。
上記の通り、水路を構成するコンクリートの粗度係数は
0.015とするように規定されているが、築造直後に
おける粗度係数は0.012程度といわれており、粗度
係数が上記の値0.015に達するのは、十数後のこと
であり、また、築造の状態が良ければ、半永久的に設計
値には達しない。したがって、築造直後についてはもと
より、長年月を経過した後においても、実際の粗度係数
が設計値と相違することを考慮して、自滅速比を大きく
することによって行われる。すなわち、粗度係数を0.
012とした場合におけるゲートの開度と、水路内の水
位差の関係は、第4図の曲線IIで表わされている。同
第4図において、S、は曲線Iと等しい計画用水量を流
した場合のゲート開度であるが、その時の水路内の水位
差h0を通る水平線を引き、これと曲線■との交点の開
度が32であり、減速比を、設計の減速比に81を乗じ
、S2で除した値とした場合におけるゲート開度と水路
内の水位差の関係を図示すれば、曲線TIの近傍に印し
た点を結ぶ曲線となり、正確な計算値に極めて近似した
曲線が得ればよい。
次に、分水する水位を変更する場合の作用について説明
する。
普通に計画用水位といわれる水位は、用水を分水する場
合における最高の水位であり、これより高い水位でもっ
て分水されることはないが、非かんがい期等において、
分水量が極めて少く、一方、水路の水位も高いままにし
て置くと必要以上の水が、分水路に流れ込み、畑作物に
湿害を与えるので、分水位を成る程度低くされることが
ある。このような場合には、ゲート開度は、普通は数種
以下であって、流量が極めて少なく、したがって、水路
内において生ずるる必要は全(ないが、今、仮りに、分
水量を30糎低くし、しかも、開度が50糎まで大きく
開く節によって修正すれば、曲線IIIの近傍に打たれ
て、極めて正確に対応し得る。
また、上記の調節は、ゲート6と水位差補正装置12の
位相を狂わせないために、必ずゲートが全閉している状
態の時に行うべきことは勿論である。
また、水位差検知フロート室9と水位差検知フロート1
0の間の隙間が極めて小さくされているので、その水位
差検知フロートIOが昇降する場合には、上記水位差検
知フロート室9内の水面が逆方向に動いて、フロートの
作動力が減殺され、したがって、フロートが一気に大き
く働くことはない。
上述の通り、実施例その1において説明した制御装置は
(第3図)、既成の電気的技術を併用すれば、自動運転
ができるから、無人運転の目的が達成され、したがって
、それ自体で完結されるものである。しかし、折角、無
人化が達成されるのであれば、同時に、無動力化も達成
することが望しいので、上記制御装置によって制御され
る無動力の開閉装置について、以下に説明する。
先ず、上記制御装置は、基本的には、同等変化がないが
、細部については相違するので、その点について説明す
る。
第一に、ストッパー10e 、開閉機14、指針15、
検知器16および制御装置17が不要となり、第二に1
位置の関係上、無段減速機13bの入力軸と後述する駆
動軸24を直結することが困難であるので、両者に一対
の連動スプロケット13dが装着され、これに連動チェ
ーン13eが懸架され、その両端に弛取13fが懸垂さ
れている6また、連結管11aが後記のフロート室18
を貫通してから、同じく遊水池11b内に開口されてい
る1以上が制御装置に関する相違点である。
次に、開閉装置の構成について、第6図と第7図により
説明する0図示するように、静水池8と遊水池11bの
間にフロート室18が設けられて、これにフロート19
が収納されている。フロート室18の下部に、丁字形の
流入管20の一端が開口され、その他端は水位差検知フ
ロートlOの導水管10fを囲繞し、流入管20の上方
の開口部からなる弁座20aは、導水管10fに固着さ
れた弁体10hにより開閉自在とされ、下方の開口部は
、同じく、導水管10fに固着されたパツキンlogに
より閉塞され、フロート室18の下部の水路1側の壁に
流出管21が開口され、水路壁を貫通して、ゲート6の
下流の水路内の流水中に、流入管20に比して、十分に
小さな大きさをもって開口されている。
また、フロート19の下部の密閉部19aは文字通り密
閉され、その上部の導水部19bの上方には、小径の通
気口19cが穿たれて、大気と連通され、導水部19b
の下端には、通水管22の一端が開口されて、密閉部1
9aを貫通し、数個所の節点が屈曲自在とされて、他端
は、フロート室18内において、制水管23に接合され
、この利水管23の一端は、フロート室18の壁を貫通
して導水管10fを囲繞し、その下方の入口からなる弁
座23aは、上記導水管10fに固着された弁体10e
によって開閉され、上方の出口は、同じ(導水管10f
に固着されたパツキンlOdにより閉塞され、上記制水
管23の他端は、フロート室18を貫通して、遊水池1
1b内に、それの管径に比して十分に小さな口径をもっ
て開口されている。
次に、フロート19とゲート6を連動させる構成の一例
について説明する。
ゲート6とフロート19の上方に跨って、駆動軸24が
回転自在に水平に支持され、そのフロート19の中心と
、ゲート6の両端近くを通る鉛直面内の位置に、それぞ
れ、主動スプロケット25と一対の従動スプロケット2
6が固着され、それぞれに主動チェーン27と従動チェ
ーン28が懸架され、それぞれの同じ側にフロート19
とゲート6、他端にはフロート用ウェイト29とゲート
用ウェイト30が懸垂され、また、縦動チェーン28の
ゲート6の側に、パターン切替ウェイト31が装着され
ている。
さらに、構成の詳細について説明する。
先ず、洪水となってゲート6が全開する水位(以下、全
開水位という、)と、洪水が去ってゲート6が再び堰上
げを開始する水位(以下。
復元水位という、)の水位差が所定の大きさ以内となる
よう、従動スプロケット26に対する主動スプロケット
25の径は十分に小さ(され、第で突込まれ、上流水位
が計画用水位■となった状態において、パターン切替ウ
ェイト31は駆動軸24の左上方にあり、ゲート6と連
動する全ての部分が均衡するよう、フロート用ウェイト
29とゲート用ウェイト30の重さが定められている。
フロート19とゲート6の重さが、ゲート6が開閉する
際に、それぞれを懸垂しているチェーン27.28が弛
まないよう十分に大きくされていることは勿論である。
次に、パターン切替ウェイト31の位置について補足す
る。
水路の設計においては、計画用水位の他に計画洪水位が
策定されるが、計画洪水位と計画用水位の差は、一般の
用水路においては、洪水を貯留することがないので小さ
(され、したがって、全開水位をなるべく低くし、計画
用水位に近づけることが望ましく、また、復元水位は、
相当に低くすることが可能であり、一方、いわゆるクロ
ークと称されるような特殊な水路にお必要があるので、
計画洪水位と計画用水位の差は大きくされ、したがって
、全開水位は相当に高くする余地があり、また、用水源
として、洪水を貯留する必要があるので、復元水位は、
計画用水位よりも低くすることはできない0以上、上述
の事項を要約すれば、全開水位と復元水位は、前者にお
いては低く、後者においては高(されるべきであるから
、パターン切替ウェイト31の高さは、上記の状態にお
いて(第8図(A)) 、前者については、駆動軸24
よりも相当高くされ、後者については駆動軸24に近づ
けて低くされるが、パターン切替ウェイト31の高さを
余り高くすると、下流水位が下限水位■よりも低い状態
において、ゲート6を開(方向の力が不足し、ゲートが
開かなくなるので、全開水位を低くするには限度がある
また、パターン切替ウェイト31の重、さは、第8図(
B)に示すように、下流水位が、全開水位■に達し、パ
ターン切替ウェイト31がXの位置まで移動すれば、ゲ
ート6の下端が水面と等しい高さXtまで上昇し、以降
、水路の水位の変化を待たずに、ゲート6が自動的に開
きはじめるよう、十分に太き(されている、また、フロ
ー)19の密閉部19aの上端の高さ店も、第8図(C
)に示すように、ゲート6の下端が十分に高い高さ■も
、第8図(C)に示すように、ゲート實の下端が十分に
高い高さ贋まで上昇するよう、十分に低くされている。
なお、フロート室18とフロート19の間の隙間は極力
小さくされている。
次に、第7図に示す開閉機の作用について説明する。
先ず、第8図(A)において、ゲート6の下流水位が下
限水位IVの場合には、上流水位が計画用水位Vlの状
態において、水位差検知フロートIOと、フロート19
が均衡するよう構成されているので、この状態において
は、第7図に示すように、水位差検知フロートlOと連
動する弁体10hにより、フロート19内に通ずる制水
管23の弁座23aが閉塞され、一方、フロート室18
内に通ずる流入管20の弁座20aは解放されて、フロ
ート19内は下限水位TVとなり、フロート室18内は
、計画用水位■となって、フロート19が均衡し、ゲー
ト6は静止している。
しかし、下流における水の使用量または排出量が減少す
れば、上流水位は、その直上流のゲート6uによって(
第1図)、一定に保持されているが、下流の水位が上昇
するので、水位差検知フロートIOの内外水位差が小さ
くなり、これが重くなって下降し、これと連動する弁体
LOhにより、フロート室18内に通ずる流入管20の
弁座20aが狭搾され、フロート室18内への流入量が
減少して、フロート室18内の水位が低くなり、一方、
フロー)19内に通ずる制水管23の弁座23aは解放
されて、フロート19内への流入量が増加しフロート1
9内の水位が上昇し、両々相俟って、フロート19が重
くなって下降し、ゲート6が閉じるが、その際、ゲート
6が閉じ、流量が減少して、上下流のゲートに挾まれた
水路内において生ずる水位差tl+−Hzが少なくなっ
た分だけ当該ゲート6の上下流の水位差H,−hlが大
きくなった状態において、水位差検知フロート10が均
衡するように、水位差補正装置12によって調整されて
いるので、ゲート6が十分に閉じて、ゲート6の上下流
の水位差H,−h1が適正になれば、水位差検知フロー
ト10が、再び、僅かに上昇して、フロート19に働く
上記の作用が消失し、ゲート6は静止する。
また、上述とは逆に、下流における水の使用量が増加す
れば、当該ゲート6の下流の水位が低下するので、水位
差検知フロート10内の水位が低下し、これが上昇して
、その作用により、フロート19内の水位は低く、フロ
ート室18内の水位は高くなり、ゲート6が開かれるが
、この場合にも、ゲート6の各開度において、当該ゲー
ト6とその下流のゲート間の水位差り、−H2が一定と
なるような、当該ゲート6の上下流の水位差H+  h
+の状態において、水位差検知フロート10が均衡する
ように水位差補正装置12によって、調整されているの
で、上記二点間の水位差H,−H2が一定になることは
云うまでもない。なお、上記ゲート6の開閉運動を補足
すると次の通りである。即ち、水位差検知フロート10
と、フロート19のいずれも、フロート室9゜18の間
の隙間は極力小さくされている。したがって、水路の水
位の変化が急激であれば、両フロート10.19の対応
は、迅速になされるが、水路の水位変化が緩慢な場合に
は、フロート10、19が僅かに動いた段階において、
フロート室9.18の水面が、フロート10.19と逆
方向に動いて、過剰な作用力が消失して、フロート10
、19は極めて小刻みに動くので、ゲート6が一旦、過
大に動いて、後に逆戻りするようなことを繰返すことは
ない。
次に、ゲート6が全開する作用について説明する。
洪水となって、第8図(A)の状態よりも、下流水位が
上昇すれば、流量が増加し、ゲートの下の流速が増加す
るので、上流水位は、下流水位以上に上昇し、ゲート6
の上下流の水位差H+−hIが大きくなるので、水位差
検知フロート10が上昇し、その作用によってフロート
19が上昇してゲート6は開き続け、下流水位が第8図
(B)に示す全開水位■に達すれば、パターン切替ウェ
イト31は、右側の位置Xまで移動して、ゲート6を抑
え付ける力が減少するので、フロート19の内外水位差
がなくてもゲート6が開き続けて、ゲート6の下端は、
水面と等しい高さXIまで上昇し、さらに、ゲート6が
開く程、パターン切替ウェイト31が右側に移動しゲー
ト6を抑え付ける力が減少し、遂にはゲート6を引上げ
る力に変るので、導水部19b内の水を排出しながら、
ゲート6は開き続け、最後は第8図(C)に示すように
、密閉部19aの上部が空中に露出して、ゲート6の下
端畢は、十分に空中高(持上げられて全開状態となる。
次に、洪水中におけるゲート6の挙動について説明する
洪水がさらに強くなって、水路の水位が上昇すれば、フ
ロー)19が上昇し、ゲート6が開くことは勿論である
が、ゲート6が開(につれて、パターン切替ウェイト3
1が右側にきて(第8図(C))、ゲート6を引上げよ
うとする力が強くなり、また、上述の通り、全開水位と
復元水位の差を小さくする目的でもって、−a的に、主
動スプロケット25の径は、従動スプロケット26に比
べて、十分に小さくされているので、水路の水位が高い
程、ゲート6の下端との高低差、すなわち、いわゆる、
フリーボードが大きくなり、洪水が弱くなって、再び、
水位が、第8図(C)に示す、■に達した場合には、ゲ
ート6の開度は、ゲートの抵抗の関係上、同図よりも、
僅かに大きい程度まで、自動的に復元する。
次に洪水が去って、再び、堰上げを開始する作用につい
て説明する。
上述よりも、さらに水位が低下すれば、その低下に伴っ
て、徐々にゲート6の開度は小さくなり、水位が復元水
位まで低下すれば、パターン切替ウェイト31が駆動軸
24の真横近くになり、また、フロート19の内外水位
差も当初はなくて、フロート19が重くなっているので
、ゲート6は再び閉じられて、自動的に堰上げが開始さ
れる。
このようにして、実施例その2においては、無人無動力
で開閉装置の操作が行なわれる6なお、ゲートを自動運
転することは、従来から広く一般に行われて来たが、そ
の方法は、単に、当該ゲートの上流または下流の水位を
一定管理に莫大な経費を要するので、−殻内ではな現場
の条件が厳しく、従来の自動運転では、問題を生ずるよ
うな地区においては、人為的に操作するしか方法がなか
った。
すなわち、従来の問題点は、用排水のいずれの場合にお
いても、下流における水の使用状況や、湛水状況を考慮
することなく、その地点だけの事情だけで自動運転がな
されていたため、下流においては、用水の場合には、著
しく過不足を生じ、また排水の場合には、洪水の到来を
察知して、予め、排水しようとしても、上流のゲートが
開かず、洪水の最盛期になれば、−斉に上流の各ゲート
が開いて排水が殺到し、下流域に湛水被害が集中してい
た。
したがって、このような弊害をなくすために、近年、集
中管理と称して、情報網を布設し、情報を管理事務所に
集め、その情報に基いて、人間が判断し、ゲートその他
の施設を遠隔操作する方法が出現しているが、施設の建
設とい。
これに対して、本発明の観点は次の通りである。
すなわち、第一の観点は、別に情報網を設けなくても、
水路の形状は不変であるから、水路自体が情報網として
機能させるものであるということである。第二の観点は
、人間が判断するにしても、判断の基準がなければなら
ず、また、その基準は、最も合理的でなければならない
が、その基準は、水路の築造前において、水路上の各点
間の水位差を一定にすることに決められているというこ
とである。すなわち、水路を築造するには、予め、計画
縦断面が作られ、各地点の水位が明記されている。仮令
、異常渇水、異常洪水に際して、上記各地点の水位を守
ることができない場合には、せめて、その趣旨を汲んで
、各地点間の水位差を守ることが最善の方法であること
は疑問の余地のないところであり、徒らに、管理者を置
いて、任意に操作させるということは、水路管理に対す
る定見の欠如に起因するものであるといわなければなら
ない。
(効 果〕 以上、要するに、本発明によれば、次の優れた効果を発
揮する。
■ 上記観点に基ずく本発明のゲートの開閉の制御装置
によれば、従来技術の集中管理の情報網を何等要しない
で、極めて簡単な構造る。
■ 本発明のゲートの開閉の制御装置によれば、水路自
体の構成を利用して水路全体の適正な水位調整が無人無
動力で自動操作できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明にか\る装置によって制御または開閉
されるゲートの設置位置を示す縦断面図、第2図は同上
装置の要部の拡大平面図、第3図は第2図III −I
II線断面図、第4図は当該ゲートと、その下流のゲー
ト間において生ずる水位差と、当該ゲートの開度の関係
を示す図表、第5図は、第3図に示す制御装置に代わる
制御装置の断面図、第6図は本発明にか\る装置の他の
実施例の要部の拡大平面図、第7図は、第6図■−■線
断面図、第8図はA、B。 Cは、第7図に示す開閉機の作用の説明図である。l・
・・水路、2・・・取水河川、3・・・排水河j4.5
.6・・・ゲート、7・・・流入口、8・・・静水池、
9・・・水位差検知フロート室、9a・・・通水口、I
O・・−水位差検知フロート、 10a・・・密閉部、
 10b・・・導水部、 10c・・・通気管、 lO
d・・・軸受、 10e・・・ストッパー、 lOf・
・・導水管、 10g・・・パツキン、10h・・・弁
体、11・・・導水装置、lla・・・連結管、11b
・・・遊水池、  llc・・・導水口、12・・・水
位差補正装置、 12a・・・カム、 12b・・・懸
垂軸、 12c・・・軸、12d・・・案内軸、 12
e・・・懸垂棒、 12f・・・ツル巻きバネ、 12
g・・・ガイドレール、 12h・・・蓋板、 12i
・・・心棒、 12j・・・懸垂軸、 12k・・・押
上板、li・・・下部ウェイト、 12m・・・受板、
 12n・・・上部ウェイト、 120・・・補正ウェ
イト、 12p・・・ストッパー12q・・・スペーサ
、 12r・・・バネ、 12s・・・キャップ、12
t・・・軸受、13・・・連動装置、13a・・・ギヤ
ラック、 13b・・・無断減速機、 13c・・・ギ
ヤ、 13d・・・連動スプロケット、 13e・・・
連動チェーン、13f・・・弛取り、14・・・開閉機
、14a・・・電動機、15・・・指針、16・・・検
知器、17・・・制御装置、18・・・フロート室、1
9・・・フロート、 19a・・・密閉部、19b・・
・導水部、 19c・・・通気口、20・・・流入管、
20a・・・弁座、21・・・流出管、22・・・通水
管、23・・・制水管、 23a・・・弁座、24・・
・駆動軸、25・・・主動スプロケット、26・・・従
動スプロケット、27・・・主動チェーン、28・・・
従動チェーン、29・・・フロート用ウェイト、30・
・・ゲート用ウェイト、31・・・パターン切替ウェイ
ト 第3図 第 図 第 図 手続ネ甫正書 (方式) 1.事件の表示 特願昭63−334211号 2、発明の名称 下流遠隔地点との水位差を一定に保持するゲートの制御
装置 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 名称 豊国王業株式会社 4、代 理 人 住所 東京都千代田区神田駿河台lの6お茶の水スクエ
アB館 氏名 f6271)  萼   優 美平成1年3月3
1日(発送臼 1.4.25)6、補正の対象 明細書の浄書および図面の浄書 7、補正の内容

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)水路の全長に亘る各地点の水位を渇水時には一様
    に低く、洪水時には一様に高くなるようにその各地点に
    設置されるゲートにおい て、それぞれのゲートの側方に、各ゲートの上流に連通
    する水位差検知フロート室を設 け、該水位差検知フロート室内には該ゲートの下流に連
    通する水位差検知フロートを設 け、該水位差検知フロートには、当該ゲートの直上流と
    直下流の水位差H_1−h_1が、当該ゲートの上下流
    に隣接する各ゲートにより区画される水路部分間の所定
    の水位差H_1−H_2よりも、当該ゲートの開度に応
    じて、上記下流に区画される水路部分の上下流端の水位
    差分h_1−H_2だけ少ない状態において、該水位差
    検知フロートが均衡するよう当該ゲートの開度に応じた
    大きさの力を加える水位差補正装置を設け、上記水位差
    検知フロートの昇降に よって、当該ゲートの開閉を制御するよう構成したこと
    を特徴とする下流遠隔地点との水位差を一定に保持する
    ゲートの制御装置。
  2. (2)ゲートの開閉装置を、ゲートと連動するフロート
    と、これを収納するフロート室内と が、小開口をもって当該ゲート下流の水路と連通され、
    また、上記フロートとフロート室のそれぞれが、十分に
    大きな開口部をもっ て、当該ゲート上流の水路と連通され、上記開口部を水
    位差検知フロートの昇降に同調して作動する弁体を介し
    て開閉するよう構成したことを特徴とする特許請求の範
    囲第(1)項記載の下流遠隔地点との水位差を一定に保
    持するゲートの制御装置。
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