JPH0217328Y2 - - Google Patents

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JPH0217328Y2
JPH0217328Y2 JP12734183U JP12734183U JPH0217328Y2 JP H0217328 Y2 JPH0217328 Y2 JP H0217328Y2 JP 12734183 U JP12734183 U JP 12734183U JP 12734183 U JP12734183 U JP 12734183U JP H0217328 Y2 JPH0217328 Y2 JP H0217328Y2
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JP
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crucible
sample
internal space
bottom plate
reactor core
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JP12734183U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、金属等の凝固点を測定するための装
置に関する。
溶融した金属等は徐冷すると第1図に示すよう
に温度変化する。すなわち、この徐冷の過程で金
属等が凝固する際、金属の温度は所定時間一定に
保たれる。この現象を利用することにより、金属
等の試料の凝固点を測定したり、既知の凝固点を
有する試料を用いて温度計の校正を行なうことが
できる。
上記の用途に使用される凝固点測定装置は、一
般に、ルツボを有する炉心部と、この炉心部を包
囲する断熱壁と、炉心部と断熱壁との間に形成さ
れる内部空間と、この内部空間を閉塞する上板部
および底板部と、ルツボを加熱するヒータと、ル
ツボ内の試料の温度を測定する測温素子とを備え
ている。そして、ヒータにより試料を加熱して溶
融した後、このヒータへの電力供給を停止して徐
冷し、上述の凝固点を測定するようになつてい
る。
上記構成の装置では、ルツボの周囲が断熱構造
になつているため、ヒータによる加熱を効率良く
行なうことができ、試料を短時間で溶融すること
ができる。しかしながら、この断熱構造のため
に、徐冷に時間がかかり測定作業が長引く欠点が
あつた。
本考案は上記欠点を解消することを目的とする
ものであり、その要旨は、炉心部と断熱壁との間
の内部空間を閉塞する上板部および底板部のうち
少なくとも一方に、内部空間と外部とを連通させ
るための開閉可能な通気孔を設けてなる凝固点測
定装置にある。上記装置において、通気孔は試料
溶融時に閉じておき、徐冷時に開くようにする。
以下、本考案はの一実施例を第2図、第3図を
参照して説明する。第2図の装置は、図示しない
支持台により、載置面から浮いた状態で支持され
ている。図中1は炉心部であり、この炉心部1は
断熱壁2によつて包囲されている。炉心部1と断
熱壁2との間には、内部空間3が形成されてい
る。内部空間3の上部は上板4により閉塞されて
おり、底部は底板5により閉塞されている。
炉心部1は、磁製支持管11と、この支持管1
1内のほぼ中央に設置されたルツボ12と、この
ルツボ12を閉塞するルツボ蓋13と、ルツボ1
2の上下に設置された熱ふく射遮蔽部材14,1
5とを有している。支持管11の外周にはヒータ
16が巻装されている。
断熱壁2は、磁製内筒21と金属外筒22との
間に断熱耐火材23を充填し、上下をスレート板
24,25で閉塞することにより構成されてい
る。
上板4はスレート板等によつて形成されてい
る。この上板4の中央には開口41が形成されて
おり、この開口41から、ルツボ12、ルツボ蓋
13、遮蔽部材14,15から出し入れできるよ
うになつている。開口41は蓋42により閉塞さ
れている。上板4には1個または複数の通気孔4
3が形成されている。この通気孔43は上記内部
空間3と外部とを連通するものである。通気孔4
3は耐火材からなる栓44により、開閉されるよ
うになつている。
底板5はスレート板等によつて形成されてお
り、1個または複数の通気孔51を有している。
この実施例では、第3図に示すように8個の通気
孔51が同心円上に等間隔に形成されている。こ
の通気孔51は上記内部空間3と外部とを連通す
るものである。通気孔51は閉塞板52により開
閉されるようになつている。この閉塞板52は底
板5の下面に回転可能にして設置されており、第
3図に示すように底板5の通気孔51と同心円上
に等間隔に孔53を有している。
ルツボ12には試料Aが収容されるようになつ
ている。試料Aの温度は測温素子60により測定
されるようになつている。測温素子60は保護管
内に熱電対を挿入することにより構成されてい
る。測温素子60は、蓋42、遮蔽部材14およ
びルツボ蓋13を貫通し、その先端がルツボ12
内に臨んでいる。測温素子60は、図示しない温
度計に接続されている。
上記構成において、まずヒータ16に電力を提
供して炉心部1全体を加熱し、ルツボ12内に収
容された試料Aを溶融する。この溶融過程では、
上板4の通気孔43に栓44をしてこれを閉塞す
る。また、底板5の下面に設置した閉塞板52を
回動操作して、第3図に示すように底板5の通気
孔51と閉塞板52の孔53の位置が一致しない
ようにし、これにより通気孔51を閉塞させてお
く。この結果、従来の装置と同様に良好な断熱構
造となり、試料Aを効率良く短時間で溶融するこ
とができる。
試料Aが溶融されて所定温度に達した時に、ヒ
ータ16への電力供給を停止し、以下徐冷を行な
う。この徐冷の際には、栓44を抜き通気孔43
を開き、また閉塞板52を回動操作して、第2図
に示すように底板5の通気孔51と閉塞板52の
孔53の位置を一致させ、これにより通気孔51
を開く。これにより、内部空間3の高温空気が外
部に放出されるので、試料Aの冷却速度が速くな
り、短時間で凝固点に達する。なお、通気孔43
から抜き取る栓44の数を調節したり、閉塞板5
2の孔53と通気孔51との重なり具合を変えて
通気孔51の開口面積を調節することにより、試
料Aの種類に応じて徐冷の速度を最適の値にする
ことができる。なお、場合によつては、通気孔4
3だけを開口したり、通気孔51だけを開口する
こともある。
徐冷過程の試料Aの温度は、測温素子60によ
り検出され、この検出結果は測温素子30に接続
された温度計によつて表示される。そして、この
徐冷過程で、所定時間温度が一定になる温度を検
出することにより、試料Aの凝固点を知ることが
できる。また、凝固点が既知の試料を用いる場合
には、真の凝固点と、温度計に表示された凝固点
とを比較することにより、温度計の校正を行なう
ことができる。
なお、本考案は上記実施例に制約されず種々の
態様が可能である。たとえば、上板および底板の
うち、いずれか一方にのみ開閉可能な通気孔を設
けてもよい。また通気孔を開閉させる手段には
種々の構成を採用することができる。
以上説明したように、本考案の凝固点測定装置
にあつては、上板および底板のうち少なくとも一
方に、内部空間と外部とを連通させるための開閉
可能な通気孔を設けたものである。したがつて、
この通気孔を試料の溶融時に閉じ、徐冷時に開く
ことにより、溶融のみならず徐冷をも短時間で行
なうことができ、凝固点測定時間の短縮化を実現
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は金属等の一般的な徐冷過程を示す図、
第2図は本考案装置の一実施例を示す断面図、第
3図は同装置の底面図である。 1……炉心部、2……断熱壁、3……内部空
間、4……上板、5……底板、16……ヒータ、
43,51……通気孔、60……測温素子。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ルツボを有する炉心部と、この炉心部を包囲す
    る断熱壁と、炉心部と断熱壁との間に形成される
    内部空間と、この内部空間を閉塞する上板および
    底板と、ルツボを加熱するヒータと、ルツボ内の
    試料の温度を測定する測温素子とを備えた凝固点
    測定装置において、上記上板および底板のうち少
    なくとも一方に、上記内部空間と外部とを連通さ
    せるための開閉可能な通気孔を設けたことを特徴
    とする凝固点測定装置。
JP12734183U 1983-08-19 1983-08-19 凝固点測定装置 Granted JPS6035251U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12734183U JPS6035251U (ja) 1983-08-19 1983-08-19 凝固点測定装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12734183U JPS6035251U (ja) 1983-08-19 1983-08-19 凝固点測定装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6035251U JPS6035251U (ja) 1985-03-11
JPH0217328Y2 true JPH0217328Y2 (ja) 1990-05-15

Family

ID=30289254

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12734183U Granted JPS6035251U (ja) 1983-08-19 1983-08-19 凝固点測定装置

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JPS6035251U (ja) 1985-03-11

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