JPH02172905A

JPH02172905A - 毛髪化粧料組成物

Info

Publication number: JPH02172905A
Application number: JP63328146A
Authority: JP
Inventors: Takashi Kitani; 隆木谷; Hideji Kamio; 神尾　秀二; Nobuki Fujiwara; 藤原　延規
Original assignee: MANDAMU KK
Current assignee: MANDAMU KK
Priority date: 1988-12-26
Filing date: 1988-12-26
Publication date: 1990-07-04

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）この発明は毛髪化粧料組成物に関し、その目的は毛髪に
優れた光沢を与えなめらかな感触を付与しながら且つ油
分が過剰塗布とならず更にはべとつかず従って使用感に
すぐれしがも特異臭がない毛髪化粧料組成物であって更
に頭皮に対する刺激性か無い毛髪化粧料組成物の提供に
ある。

（従来の技術）近年、毛髪化粧料中としてエステル油、炭化水素油、環
状シリコン油などの油分中に高分子シリコン樹脂を溶解
して、この高分子量シリコーン樹脂の作用により毛髪に
光沢を与え、なめらかな感触を付与し、適度なセット力
を有する毛髪化粧料か知られている。

（発明が解決しようとする課題）しかしながら、この従来の高分子量シリコンを用いた毛
髪化粧料は毛髪に光沢やなめらかさを与える効果は発揮
できるが、この高分子量シリコンを毛髪に塗布しやすく
するため溶剤を多量に使用しなければならない。

その結果、毛髪に光沢やつやを与える反面溶剤が毛髪に
多量に付着して、使用直後は毛髪が脂ぎる、つけすぎや
むらづきの原因となる、その結果パーマのかかりが悪く
なる、あるいは場合によって頭皮を刺激してかぶれやか
ゆみを生じさせる等欠点があった。

更に、高分子量シリコンを溶解させるために従来使用さ
れている環状シリコン油に関して、その低分子量のもの
が頭皮のかゆみ等の刺激やかぶれの原因になるといわれ
ている。

ところが、このような環状シリコン油を毛髪化粧料組成
物の溶剤から除くと高分子量シリコンの溶剤としてはイ
ソパラフィン系炭化水素しかなく、このイソパラフィン
系炭化水素は若干であるが特異な臭いがあり、イソパラ
フィン系炭化水素のみを多量に溶剤として使用した高分
子量シリコン系化粧料組成物を構成するとその特異臭か
ら問題があった。

（発明の解決手段）すなわち、この発明は高分子量シリコンの一種以上が配
合され、この高分子量シリコンの溶剤として、イソパラ
フィン系炭化水素を少なくとも含有して成る（Ａ）溶剤
と塩素系フッ化ガス、液化石油ガスの少なくとも一種以
上から成る（Ｂ）溶剤との混合物を使用することからな
る毛髪化粧料組成物を提供することにより上記従来の欠
点を解消することに成功した。

（発明の構成）以下、この発明について詳細に説明する。

この発明で好適に使用できる高分子量シリコンとしては
、軟質ゴム状の外観性状を呈する、例えばジメチルポリ
シロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、末端水酸
基含有ジメチルポリシロキサン、水酸基含有メチルフェ
ニルポリシロキサン等を好適に挙げることができ、この
一種又は一種以上を使用すればよい。

このような、高分子量シリコンの配合量としては、化粧
料全量中の０．０１〜２重量％、好ましくは０．１〜１
重量九で、その理由は０．０１％未満では十分な効果が
得られず２％を超えると糸引き現象を呈し噴霧できなく
なるからである。

この発明で使用する高分子量シリコンは毛髪化粧料組成
物に配合する際予め、溶剤（Ａ）に溶解した後配合する
ことが好ましい。

この発明で使用する溶剤（Ａ）としては、イソパラフィ
ン系炭化水素を必須成分としてこれに必要に応じ混合さ
せる低級脂肪族アルコール等を挙げることができる。

ここで炭素数を１６〜３２とする理由は、３２を超える
イソパラフィン系炭化水素は揮発性が乏しく、１６未満
のものは刺激や塗布性に問題があるため溶剤として好ま
しくないからである。

この発明で使用できるイソパラフィン系炭化水素として
は炭素数１６〜３２で、常圧における沸点が６０〜２６
０℃の範囲にあるイソパラフィン系炭化水素を挙げるこ
とができる。

この発明で使用できる低級脂肪族アルコールとしては、
エチルアルコール、イソプロピルアルコール等を、挙げ
ることができる。

上記溶剤（Ａ）はイソパラフィン系炭化水素の任意の一
種又は一種以上をとこれに混合する低級脂肪族アルコー
ルを用いることができるが、低戸脂肪族アルコールのみ
を単独で使用することは高分子量シリコーンの溶解能か
らみて困難である。

溶剤（Ａ）の配合量としては高分子量シリコンに対して
１〜５００倍（重量）程度が好ましい。

その理由は、１倍未満であると高分子量シリコンの毛髪
に対する塗布性か悪＜、５００倍を超えると高分子量シ
リコンの効果性の問題溶剤過多による特異臭や塗布直後
の脂ぎり等の問題が有り、いづれの場合も好ましくない
からである。

この発明において使用する溶剤（Ｂ）としては、トリク
ロロモノフルオロエタン、ジクロロモノフルオロメタン
、等の塩素化フッ素化合物、液化石油ガスが例示でき、
これら溶剤の一種以上の組合せが好適に使用できる。

この他の、溶剤（Ｂ）成分としてはジメチルエーテル等
を配合してもよい。

溶剤（Ｂ）は通常、噴射剤として使用される溶剤で、こ
の発明者らの実験的知得によりこの噴射剤か高分子量シ
リコンを良く溶解し、イソパラフィン系炭化水素の配合
量を少なくできることが判り高分子量シリコンの最も優
れた溶剤である環状シリコン油の配合を全くなくしたこ
の発明を完成したものである。

この溶剤（Ｂ）は、この高分子量シリコンをイソパラフ
ィン系炭化水素とともに良く溶解させるとともに毛髪に
施用後は直ちにガス化して毛髪上に残存せず、毛髪化粧
料組成物を少ない量で毛髪全体に均一に分布させること
ができるから毛髪を脂ぎらせることがない。

従って、この発明に係る化粧料組成物の製品形態はエア
ゾル組成物とされる。

この溶剤（Ｂ）の配合量は、高分子量シリコンに対し、
１００〜２０００倍程度使用するのが望ましく、溶剤（
Ａ）に対しては、５〜２０倍使用するのが良い。

この発明の毛髪化粧料組成物には上記の必須構成成分に
加えて、目的に応じて、本発明の効果を損なわない量的
、質的範囲で、紫外線吸収剤、酸化防止剤、防腐剤、ビ
タミン、ホルモン等の薬剤、香料を配合してもよい。

（実施例）以下、実施例及び比較例を記載することにより、この発
明を更に詳細に説明する。

この発明は、この発明情神を逸脱しないかぎりこれらに
よって限定されるものではない。（配合量は全て重量％
）実施例１（以トポ日）実施例２比較例１以上の組成の毛髪化粧料組成物を調整した。

（以下余白）庄）溶剤（Ｂ）は全く使用せず。

試験例１実施例１．２及び比較例１で得た毛髪化粧料組成物につ
き、２０オ〜６０才の男性１０名、女性１０名計２０名
に、毎夕、６日間毎日別の毛髪化粧料組成物を使用して
シャンプー後毛髪を乾燥させた後、それぞれ施用し後、
その効果を聞き取り調査した。答えは重複を許した。

１、毛髪にツヤができた２、毛髪がなめらかになった３、施用直後毛髪が脂ぎる等の使用感か悪い４、パーマ
処理がしにくい５、均一に塗布されていない感じがする６、化粧料組成
物に特異な臭いがする７、頭皮がかゆい感じがする結果をまとめて第１表に示す。

（発明の効果）この発明に係る毛髪化粧料は、毛髪に豊かな光沢となめ
らかさを与え、且つ毛髪に油過剰とすることのなく均一
に塗布でき、しかも使用感に優れ特異臭のない毛髪化粧
料組成物である。

（以下余白）

Claims

【特許請求の範囲】

（１）高分子量シリコンの一種以上が配合され、この高
分子量シリコンの溶剤として、イソパラフィン系炭化水
素を少なくとも含有して成る（Ａ）溶剤と塩素系フッ化
ガス、液化石油ガスの少なくとも一種以上から成る（Ｂ
）溶剤との混合物を使用することからなる毛髪化粧料組
成物
（２）イソパラフィン系炭化水素が炭素数１６〜３２で
あることを特徴とする特許請求項第一項記載の毛髪化粧
料組成物。