JPH02171985A - 現金支払機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は、カードの挿入等によって紙幣の自動支払を
行う現金支払機に係り、さらに詳しくは、このような現
金支払機における紙幣繰出し装置の制御態様に関するも
のである。

［従来の技術］ 第２図は通常の現金支払機における紙幣繰出し装置の構
造を示す模式図、第３図はこの紙幣繰出し装置の制御系
を示すブロック図、第４図はその動作を説明するフロー
チャート、第５図は従来の紙幣繰出し装置の制御態様を
示すフローチャートである。

第２図及び第３図において、（１）は紙幣の受取口シャ
ッタ、（２）は紙幣庫、（３）はりジエクトボックス、
（４）は紙幣庫（２）より所定数の紙幣を取り出すため
の繰り出しローラ、（５ａ）〜（５ｄ）は紙幣庫（２）
より取り出した紙幣を上下より押圧しながら順次搬送す
るローラ、（６ａ）は紙幣搬送路の入口に設置された第
１センサ、（６ｂ）は出口に設置された第２センサ、（
７）は搬送されてきた紙幣が順次落下する受皿で、図の
鎖線で示すように指令に応じて左右に移動するようにな
っている。

（１１）は上位インターフェイスの指令を受け、夕イマ
（１２）及びメモリ（１３）と共に上記の紙幣繰出し装
置を制御するＣＰＵ　（中央処理装置）　、（１４）は
入出力インターフェイスであり、第２図で示した受取口
シャッタ（１）、第（１）、第（２）センサ（６ａ）　
−（６ｂ）及び受皿（７）を移動するモータ（１５）、
ローラ（５ａ）〜（５ｄ）を駆動するモータ（１６）、
繰り出しローラを作動するクラッチ（１７）とそれぞれ
接続されている。

上記のような構成の現金支払機の紙幣繰出し装置におい
て、第４図のフローチャートに示すように、電源ＯＮ後
にステップ（９１）において上位インクフェイスよりの
指令の有無を確認し、この指令があればステップ（Ｓ２
）へ進み、指令に従った金額の紙幣の繰出しや搬送等を
行い、受皿（７）よりの現金の支払いが終了したらステ
ップ（Ｓ３）へ進み、支払動作終了のレスポンス送信を
行う。

第５図は従来の紙幣繰出し装置の制御態様を説明するた
めのフローチャートである。先ず、ステップ（Ｓ５）で
紙幣を搬送するローラ（５ａ）〜（５ｄ）を駆動し、ス
テップ（Ｓ６）で紙幣の繰出し用のクラッチが起動して
紙幣庫（２）より所定枚数の紙幣を緑出し、ローラ（５
ａ）〜（５ｄ）によって搬送を行う。ステップ（Ｓ７）
へ進み紙幣が搬入路上でつかえている（ジャム）か否か
を確認し、つかえていなければステップ（Ｓ８）で所定
の紙幣の計数を終了し、ステップ（Ｓ９）へ進んで紙幣
の繰出し用のクラッチが停止する。次に、ステップ（８
１０）で搬送路における紙幣の残留の有無を確認し、残
留が無ければステップ（Ｓ目）へ進んでローラ（５ａ）
〜（５ｄ）の駆動を停止し、自動支払いを終了する。ま
た、ステップ（Ｓ７）で搬送路に紙幣がつかえていたり
、ステップ（９１０）で紙幣の残留が有れば、ステップ
（８１２）へ移ってエラーコードをセットし、ローラ（
５ａ）〜（５ｄ）の駆動を停止する。

［発明が解決しようとする課題］ 上記のような紙幣繰出し装置の制御態様では、ステップ
（Ｓ８）において指定枚数の紙幣を繰出す場合、最終の
紙幣を繰出した直後に次の位置にある紙幣の一部を繰出
すことがあると、この紙幣を第１センサ（６ａ）が検知
した状態で装置が停止し、紙幣が残留したことになって
エラーコードがセットされるような誤作動を生じるとい
う問題がある。

この発明は上記のような課題を解消するためになされた
もので、最終の紙幣を繰出してから、次の位置にある紙
幣の繰出しを抑止するようにし、万一この紙幣の繰出し
があっても、この紙幣を除去し再度紙幣の計数を行うこ
とができる機能を設けるようにした、信頼性の高い現金
支払機を提供することを目的とする。

［課題を解決するための手段］ この発明に係る現金支払機は、複数組のローラからなる
紙幣搬送手段と、この紙幣搬送手段の入口と出口とにそ
れぞれ設置された第１及び第２の紙幣検知手段と、上記
指定額の最終紙幣が上記第１の紙幣検知手段を通過直後
に上記紙幣搬送手段を所定時間停止させる一時停止手段
と、この停止時に上記第１の紙幣検知手段による紙幣検
知によって残留紙幣を除去する手段と、再度紙幣の計数
等を行う再計数手段とを有する制御系を備えたものであ
る。

［作　用］ この発明においては、紙幣庫より指定通りの金額の紙幣
を繰出し、指定金額最終の紙幣が搬送路入口の紙幣検知
手段を通過した直後に一定時間紙幣搬送のローラの駆動
が停止するので、この待機時間内に指定金額の次に位置
する紙幣が繰出されているか否かを確認し、繰出されて
いなければ紙幣を搬送して自動支払いを完了する。若し
、最終紙幣の次に位置する紙幣が繰出されていれば、制
御動作をリジェクト処理に切替えて再度紙幣の計数を行
う。

［実施例］ 第１図はこの発明の一実施例による現金支払機における
紙幣繰出し装置の制御態様を示すフローチャートである
。なお、上記の紙幣繰出し装置の構成は、第２図及び第
３図で説明した従来例と同様である。

第１図において、先ずステップ（Ｓ２０）で紙幣を搬送
するローラ（５ａ）〜（５ｄ）を駆動し、ステップ（Ｓ
２１）で紙幣の繰出し用のクラッチを起動する。

そして紙幣庫（２）より紙幣の繰出しを開始してスチッ
プ（Ｓ２２）へ進み、ここで紙幣が搬送路入口でつかえ
ている（ジャム）か否かを確認し、つかえていなければ
ステップ（３２３）へ進み、所定の紙幣の計数を終了す
る。また、つかえていればステップ（Ｓ３３）へ進み、
エラーコードをセットする。

ステップ（３２３）で所定の紙幣の計数を終了し、最終
の紙幣が第１センサ（６ａ）を通過した直後にステップ
（Ｓ２４）で紙幣の繰出し用のクラッチが解除されると
ともに搬送が停止し、ステップ（２５）で−定時間待機
する。この一定時間の待機中にステップ（８２８）へ進
み、第１センサ（６ａ）による紙幣残留の有無を確認し
、残留が無ければステップ（９３４）へ進み、全紙幣の
搬送後にローラ（５ａ）〜（５ｄ）を停止して自動支払
処理が完了する。

また、残留が有ればステップ（８２７）へ進み、再び紙
幣の繰出し用クラッチを起動し、紙幣庫（２）より繰出
しを開始してステップ（！３２ｇ）へ進み、ここで紙幣
がつかえている（ジャム）か否かを確認し、つかえてい
なければステップ（８２９）へ進む。

また、つかえていればステップ（８３３）へ進んでエラ
ーコードをセットする。

ステップ（８２９）において、紙幣が第２センサ（６ｂ
）を通過するのを確認したらステップ（Ｓ３０）へ進ん
でローラ（５ａ）〜（５ｄ）及び紙幣の繰出し用クラッ
チを停止し、ステップ（３３１）において搬送されてき
た紙幣をリジェクトボックス（３）内に収容する。ステ
ップ（８３２）では前記ステップ（８２Ｂ）での紙幣残
留状態が所定回数（例えば３回）発生していたかを判断
し、所定回数ならばステップ（８３３）へ進んでエラー
コードをセットする。所定回数に達していなければステ
ップ（８２１）へ戻り、紙幣の繰出し用クラッチ（１７
）を起動して再びステップ（Ｓ２２）以降の制御を行う
。

［発明の効果］ 以上説明したように、この発明によれば、紙幣庫より所
定金額の紙幣繰出しの終了直後に一定時間待機して、紙
幣搬送路の入口に設けた第１センサによる紙幣の検知を
行い、この検知の有無に基づいて自動支払処理あるいは
再計数処理をするようにしたので、誤作動が生じる頻度
を著しく低減でき、信頼度の高い現金支払機が得られる
。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例による現金支払機の制御態
様を示すフローチャート、第２図は通常の現金支払機に
おける紙幣繰出し装置の構造を示す模式図、第３図はこ
の紙幣繰出し装置の制御系を示すブロック図、第４図は
この制御系に基づく動作を説明するフローチャート、第
５図は従来の紙幣繰出し装置の制御態様を示すフローチ
ャートである。 図において、（２）は紙幣庫、（３）はりジエクトボッ
クス、（４）は紙幣繰出しローラ、（５ａ）〜（５ｄ）
はローラ、（６ａ）は第１センサ、（６ｂ）は第２セン
サ、（１７）は紙幣の繰出しクラッチ。 第３囚

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 カードの挿入等によって指定した金額を計数処理し、紙
   幣庫より指定額の紙幣を繰出して搬送し、自動支払いを
   する現金支払機において、 複数組のローラからなる紙幣搬送手段と、この紙幣搬送
   手段の入口と出口とにそれぞれ設置された第１及び第２
   の紙幣検知手段と、上記指定額の最終紙幣が上記第１の
   紙幣検知手段を通過直後に上記紙幣搬送手段を所定時間
   停止させる一時停止手段と、この停止時に上記第１の紙
   幣検知手段による紙幣検知によって残留紙幣を除去する
   手段と、再度紙幣の計数等を行う再計数手段とを有する
   制御系を備えたことを特徴とする現金支払機。