JPH0217129A - 消化管用固形x線造影剤 - Google Patents

消化管用固形x線造影剤

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JPH0217129A
JPH0217129A JP63165880A JP16588088A JPH0217129A JP H0217129 A JPH0217129 A JP H0217129A JP 63165880 A JP63165880 A JP 63165880A JP 16588088 A JP16588088 A JP 16588088A JP H0217129 A JPH0217129 A JP H0217129A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的1 (産業上の利用分野) 本発明は優れたX線造影効果を発揮できる固形X線造影
剤に関する。
(従来の技術) 固形の消化器管用固形Xi!!造影剤としては、従来か
ら硫酸バリウムが広く用いられている6硫酸バリウムは
その優れた造影力、化学的安定性などの11点を有する
反面、副作用として便秘などの消化管障害を伴うことか
ら患者にとっては少なからぬ負担となっていることは周
知の通りである。このような消化管障害を惹起する原因
としては硫酸バリウムの持つ流動性の恋さ、固着性、凝
縮性や水分を失うと粘土状になり石膏状に固まることな
どの物性などが関与しており、下剤などの添加剤の併用
による対策が試みられているものの、未だ基本的にその
解決に至っていないのが現状である。
(発明が解決しようとする課題) 固形の消化管用固形X線造影剤として用いられている硫
酸バリウムは上記した種々の問題点を有している。
そこで本発明は、優れたX線造影性能を有し、硫酸バリ
ウムが有する固着性などの問題点を解消できる固形X線
造影剤を提供することを目的とする。
[発明の構成] C問題を解決するための手段) ここにおいて、本発明者らは、未解決の上記のごとき制
約を解消するための工業的手段を確立すべく、鋭意検討
を継続した結果、沃素を置換した芳香族重合体が、消化
器管用のX線造影剤として優れた性能を有すると共に、
硫酸バリウムが有する固着性などの問題点を解消できる
事実を見出し、本発明を完成した。
すなわち本発明の固形X線造影剤は、沃素含有率が1〜
75重量%である沃素置換芳香族重合体からなることを
特徴とする。
本発明の固形X線造影剤を構成する沃素置換芳香族重合
体は沃素含有率が1〜75重量%であるものである。こ
の沃素含有率はJIS  K−6388に規定されてい
る酸素フラスコ燃焼法に準じて、試料重合体を燃焼させ
、吸収液についてイオンクロマトグラフ法により定量さ
れる値である。
沃素含有率が1重量%未満であると固形X線造影剤とし
て適用した場合に造影効果が不十分であり、75重量%
を超えるとその製造に際して高温で長時間の反応が必要
であり、それにともない沃素化剤として用いた塩化沃素
の分解が生じたり、生成した重合体の化学安定性を低下
せしめるような副反応が生じたりするために好ましくな
い。
沃素置換芳香族重合体の沃素含有率は、上限が75重量
%の範囲内で、好ましくは5重量%以上であり、さらに
好ましくは20重量%以上であり、最も好ましくは30
重量%以上である。
沃素置換芳香族重合体は、例^ば芳香族重合体を沃素化
剤により沃素化することによって製造することができる
前記芳香族重合体は芳香族線状重合体または芳香族架橋
重合体のいずれの構造のものでも使用することができる
芳香族線状重合体としては、スチレン、ビニルトルエン
、ビニルナフクシンなどの芳香族モノビニル単量体から
得られる線状重合体を例示することができる。
芳香族架橋重合体としては、前記芳香族モノビニル単量
体と、架橋剤となるジビニルベンゼン、トリビニルベン
ゼン、ジビニルトルエン、ジビニルジフェニルエーテル
、エチレングリコールジメタクリレート、トリメチロー
ルプロパントリメタクリレートなどの二官能性以上のビ
ニル単量体、および必要に応じてこれらと共重合可能な
一種もしくは二種以上の他の単量体とを公知の重合方法
によって重合するか、または線状ポリスチレンなどの芳
香族線状重合体を、フリーデルクラフト反応などの公知
の方法により、重合体分子鎖間に交叉結合を形成せしめ
て得られる芳香族架橋重合体を使用することができる。
芳香族架橋重合体において二官能性以上のビニル単量体
単位の含有割合は1〜50重量%が好ましく、さらに5
〜20重量%が好ましい。
芳香族重合体としては、これらの中でもスチレンとジビ
ニルベンゼンから得られる芳香族架橋重合体を使用する
ことにより、本発明の目的を特に有利に達成することが
できる。
芳香族重合体を沃素化する方法は特に制限されるもので
はなく、例えば反応溶媒中において芳香族重合体に塩化
沃素を作用させる方法、または五酸化沃素のような酸化
剤の存在下に沃素を作用させる方法などを適用すること
ができる。
使用する反応溶媒としては、塩化沃素を作用させる方法
の場合は、四塩化炭素、ジクロルエタン、トリクロルエ
タンなどを用い、五酸化沃素の存在下に沃素を作用させ
る方法の場合は、ニトロベンゼンなどを例示することが
できる。
反応温度は0℃以上、好ましくは60℃以上で、かつ使
用する溶媒の還流温度以下の温度で反応を行うことが好
ましい0反応源度があまり低すぎると反応速度が低下す
るために好ましくない。
このような沃素化反応後、反応系に残存する沃素化剤お
よび触媒などを水またはNaOH1KOH,NatCO
,、N a OCHsなどのアルカリ水溶液で分解除去
する工程、自然濾過、フィルタープレス、減圧ろ過、カ
ラム洗浄などの方法により単離する工程、さらに必要に
応じて粉砕処理する工程などの各処理を施したのち、乾
燥工程を経て本発明の固形X線造影剤を得ることができ
る。
本発明の固形xll!造影剤として用いる沃素置換芳香
族重合体の製造方法は別設の制限は無く、前記の方法以
外にも、沃素置換芳香族ビニル単量体を単独もしくは前
記ビニル単量体、および必要に応じてこれらと共重合可
能な一種または二種以上の他の単量体とを共重合せしめ
る方法を適用することができる。ここで沃素置換芳香族
ビニル単量体としてはヨードスチレン、ヨードとニルナ
フタレンなどを例示することができる。
沃素置換芳香族重合体の製造方法としては、前記沃素置
換芳香族ビニル単量体を用いる方法は単量体の製造に際
して重合反応が生起することなどに伴う制約があるため
、芳香族重合体を沃素化する方法のほうが好ましい。
さらに沃素置換芳香族架橋重合体の製造方法としては、
沃素置換綿状重合体をフリーデルタラフト反応などの公
知の方法により重合体分子鎖間に交叉結合を形成せしめ
る方法、もしくはヨードスチレン、ヨードビニルナフタ
レンなどの沃素置換芳香族ビニル単量体を単独もしくは
その他の単量体と併用し、架橋剤となるジビニルベンゼ
ン等の二官能性以上のビニル単量体とを公知の重合方法
で重合する方法を適用することができる。しかし、これ
らの沃素置換線状重合体もしくは沃素置換芳香族単量体
を用いる方法においては、前述した沃素置換芳香族単量
体の制約の他に、得られる架橋重合体の架橋度の調整が
困難である等の制約があるため、沃素置換芳香族架橋重
合体の製造方法としては芳香族架橋重合体を沃素化する
方法が最も好ましい。
本発明の固形X!I造影剤として用いる沃素置換芳香族
重合体としては、沃素置換芳香族架橋重合体からなるも
のが三次元構造であるため、その特有の不溶性によって
生体への吸収の恐れがないことから、安全性の面でも優
れた特徴を有するものである。その場合沃素置換芳香族
架橋重合体の架橋度が5以上の場合、その不溶性の特徴
が一層効果的に発揮される。
本発明の固形X線造影剤は使用目的に応じて適宜その粒
子径を調整することができる。消化器管用固形X線造影
剤として使用する場合は、平均粒子径が20ミクロン以
下、さらに好ましくは10ミクロン以下の微粉体を使用
することにより、本発明の目的を一層効果的に達成する
ことができる。前記範囲を超える平均粒子径ではX線造
影写真の解像度が低下し、病変部の発見が妨げられるた
め好ましくない。
粒子径の調整方法としては、ボールミル、振動ミル、ビ
ンミルなどの粉砕機を使用する乾式もしくは湿式粉砕な
どの公知の粉砕方法を適用することができる。
本発明の固形X線造影剤は、必要に応じて炭酸水素ナト
リウム、酒石酸、グルタミン酸塩酸塩などの発泡剤、芳
香甘味料、ソルビットなどの界面活性剤やその他の賦形
剤などを配合することができる。このように前記沃素置
換芳香族重合体に加^て他の成分を配合して本発明の固
形X線造影剤を構成した場合には、使用上の便宜から固
形X線造影剤中の沃素含有率が20〜70重量%である
ことが好ましい。
本発明の固形X線造影剤の投与方法は、本則に水等を加
えて適当な濃度とした後に、経口投与、注腸投与などの
方法を適用できる。投与量は。
経口投与の場合は沃素量として100〜700g/p!
に調製したものを造影剤溶液とし、用量は1回20〜3
00−である、注腸投与の場合は沃素量としてlO〜7
00 g#!に調製したものを造影剤溶液とし、用量は
1回200〜3.000−である。
(実施例) 以下、実施例により本発明を更に詳細に説明するが、本
発明はこれらの実施例によって何ら限定されるものでは
ない。
なお、沃素置換架橋重合体中の沃素含有率の分析は次の
方法により行った。
天11五生辺玉逝 まず試料0.01gを無灰ろ紙に包み、0.01%過酸
化水素水を吸収液とし、酸素を満たした燃焼フラスコ中
で燃焼させたのち、吸収液を0.INのKOH水溶液で
中和し、1001nlにメスアップしたものを試料溶液
とする。この溶液100μεをイオンクロマトグラフィ
ーのカラム(東ソー、CCPDシステム)に注入し、そ
のピーク面積と予め作成しておいた検量線から、試料溶
液中の沃素イオンを定量した。
実施例1 まず、水500−、ポリビニルアルコール1gを反応器
にとり、攪拌しながら80〜90℃に加熱した。これに
予め準備しておいたスチレンlog、ジビニルベンゼン
1g、トルエン5g、ドデカン5gおよび過酸化ベンゾ
イル0.2gの混合溶液を添加し、80〜90°Cで激
しく攪拌を行った。その後、24時間重合反応を続けた
のち、ろ過、熱水洗浄、乾燥処理を経て、logの架橋
重合体を得た。
次に、架橋重合体25gおよびジクロルエタン100−
からなる懸濁液を室温下で撹拌しながら、これに−塩化
沃素75gを60分かけて添加した。−塩化沃素の添加
が終了したのち、還流下2時間反応させた0次いで、水
40−1続いて48%NaOH*溶液60gを添加して
中和した。その後、生成した沃素置換芳香族架橋重合体
をろ過し、ジクロルエタンによる洗浄、さらに乾燥、粉
砕処理を経て、沃素含有率52重量%の固形X線造影剤
49gを得た。この固形XtI造影剤の急性毒性を「医
薬品のための毒性試験ガイドライン」 (厚生省薬務局
)に記敏された急性毒性試験方法により、マウス、ラッ
ト、うさぎを供試動物として経口投与により試験した。
試験の結果、LDioは経口5 、 OOOmg/kg
以上であった。
次に、得られた固形X線造影剤を用い、下記の各試験を
行った。
X線゛告 ヅt −3η試    I まず、固形X線造影剤とブランクのとしての前記沃素化
前の架橋重合体を粉砕した(いずれも平均粒子径5ミク
ロン)1次に、各々10重量部をポリメチルメタクリレ
ートのトルエン溶液(ポリメチルメタクリレート/トル
エン=40150重量比)100重量部に均一に分散さ
せた。その後、この分散液を一辺が20c+rIX30
cmの角型バットに入れ、さらに容器ごと減圧乾燥機中
(温度50℃、気圧100 mmHg)に入れてトルエ
ンを留去し、約1.5mmの厚さの長方形の成型物を得
た。これらの成型物から1辺が4cmの正方形のタイル
状の試験片を6枚作製した。
これらの試験片を第1図のように配置しlOMASの強
度でX線投影図を操影した結果、固形X線造影剤につい
てはいずれも第2図の通りとなった。ここで第1図はX
線投影前の試験片の配置を示す図であり1図における、
■は試験片を1枚重ねたもの、■は試験片を2枚重ねた
ものであり、■は試験片を3枚重ねたものである。第2
図は、第1図に示すように配置した試験片にx綿を照射
して得られた投影図である0図中の斜線部分が濃いほど
造影効果が高いことを示す。
X線造影性能は試験片の厚みに正比例し、明確なX線造
影性能が確認された。これに対してブランクの架橋重合
体はX線造影効果を全く示さなかった。
X  告 、づ交    量 試    2前記固形X
線造影剤と架橋重合体とを、その混合比率が、0:10
0.2:98.10:90゜40 : 60.60:4
0.80 : 20となるように混合した試料を調製し
た1次に、それを直径5mm、長さ5cmのポリエチレ
ン製チューブに充填し、その両端を閉じたのちに、各々
を用いて4MASの強度でX線造影写真を操影した。そ
の結果、O:100の場合は造影効果は全くなく、2:
98(沃素含有率は約1重量%)で造影効果がやや認め
られ、10:90では造影効果が明瞭になった。すなわ
ち、固形X線造影剤の混合比が増加するにしたがって造
影写真が鮮明になることが明らかとなった。
直ル展じυ創圀区慧 前記固形X!I造影剤からの溶出成分の有無を確認する
ために、酸、アルカリおよび有機溶媒による定性的な抽
出試験を行った。
酸としては5%塩酸水溶液、アルカリとしては5%の水
酸化ナトリウム水溶液、有機溶媒としては95%エタノ
ールを用いて抽出を行った。抽出は固形X線造影剤2g
に対し、抽出用溶液10gを用いて行った。抽出液につ
いて分光光度計により550〜190nmにおける紫外
可視領域の吸収の有無から溶出物の存在を確認した。そ
の結果、固形X線造影剤からの溶出物は全く認められな
かった。
W匿仄鼠 前記固形X線造影剤および硫酸バリウムの各分散液にお
ける液状での挙動を下記の方法で比較し、また水を蒸発
した際の性状についても比較検討した。
固形X線造影剤と硫酸バリウムの各々10重量部を20
01dビーカーにとり、これに水20重量部を加λたも
のの物性およびその混合溶液の入ったビーカーを電熱器
上で加熱を行い徐々に水を蒸発した際の物性について観
察した。固形X線造影剤は硫酸バリウムのような固着性
を示したり、水を蒸発した際に粘土状になったりするこ
とはなく、硫酸バリウムの持つ欠点が改善されたことを
認めた。
実施例2 多孔質化剤であるトルエンおよびドデカンを添加しなか
ったことを除いては、実施例1の場合と全く同一の方法
によりLogの架橋重合体を得た。
この架橋重合体を25g用いたこと除いては、実施例1
の方法と同一の方法により、沃素含有率62重量%の固
形X線造影剤55gを得た。得られた固形X線造影剤を
用い、実施例1と同一の各試験を行った。その結果、実
施例1と同一の結果が得られた。
実施例3 実施例1の架橋重合体25gおよびニトロベンゼン10
0−からなる懸濁液を90℃で撹拌しながら、これに予
め調製しておいた沃素20g、五酸化沃素log、四塩
化炭素30−および50%硫酸60−からなる溶液を6
0分かけて添加した。その後90℃で10時間反応させ
た0次いで、水100−を添加して、水層と有機層を分
離した。その後、有機層は30%NaOH水溶液で洗浄
し、減圧下にニトロベンゼン50−を留去したのちの溶
液を1000−のメタノール中に注ぎ、次いで生成した
沃素置換芳香族架橋重合体をろ取し、さらに乾燥、粉砕
処理を経て、沃素含有率42重量%の固形X線造影剤4
1gを得た。
得られた固形X線造影剤を用い、実施例1と同様の各試
験を行った。その結果、実施例1と同様の結果が得られ
た。
実施例4 実施例2の架橋重合体を25g用いたことを除いては、
実施例3と同一の方法により、沃素含有率45重量%の
固形X線造影剤43gを得た。
得られた固形X1s造影剤を用い、実施例1と同一の各
試験を行った。その結果、実施例1と同一の結果が得ら
れた。
実施例5 水500−およびポリビニルアルコールIgを反応器に
とり、撹拌しながら80〜90℃に加熱し、これに予め
準備しておいたバラヨードスチレン20g、ジビニルベ
ンゼン2gおよび過酸化ベンゾイル0.2gの混合溶液
を添加した4次に、80〜90°Cで激しく撹拌を行い
、24時間重合を続けたのち、生成した固形物をろ過し
、熱水洗浄、ジクロルエタンによる洗浄、次いで乾燥、
粉砕処理を経て、沃素含有率55重量%の固形X線造影
剤logを得た。
得られた固形X線造影剤を用い、実施例1と同一の各試
験を行った。その結果、実施例1と同一の結果が得られ
た。
実施例6 市販の低分子ポリスチレン(デイックエラスチレン、G
PC法数手数平均分子量4000125gおよびジクロ
ルエタンIOc)MIからなる混合溶液を室温下で撹拌
しながら、これに−塩化沃素75gを60分かけて添加
した。−塩化沃素の添加が終了したのち、還流下2時間
反応させた。
次いで、水40−1続いて48%NaOH水溶液60g
を添加して中和した。その後、溶媒ジクロルエタン60
−を減圧下に留去して生成した沃素置換芳香族重合体の
固形物をろ取し、水、メタノール混合溶媒(水・メタノ
ール=1 : l)による洗浄、さらに乾燥、粉砕処理
を経て、沃素含有468重量%の固形X線造影剤65g
を得た。
得られた固形X線造影剤を用い、実施例1と同様の各試
験を行った。その結果、実施例1と同様の結果が得られ
た。
実施例7 実施例6と同じ低分子量ポリスチレン25gおよびニト
ロベンゼン100−からなる混合溶液90℃で撹拌しな
がら、これに予め調製しておいた沃素20g、五酸化沃
素log、四塩化炭素30−および50%硫酸6CIR
1からなる溶液を60分かけて添加した。その後、90
℃で10時間反応させた0次いで、水100−を添加し
て、水層と有機層を分離した。その後、有機層は30%
NaOH水溶液で洗浄し、減圧下にニトロベンゼン50
−を留去した後の溶液を1000iのメタノール中に注
ぎ、次いで生成した沃素置換芳香族線状重合体の固形物
をろ取し、さらに乾燥、粉砕処理を経て、沃素含有率6
4重量%の固形X線造影剤62gを得た。
得られた固形X線造影剤を用い、実施例1と同様の各試
験を行った。その結果、実施例1と同一の結果が得られ
た。
[発明の効果] 本発明の固形X線造影剤は、優れたX!造影効果を有す
ると共に、硫酸バリウムのような固着性はなく、水分を
失った場合も粘土状に固まることはない。
さらに、本発明の固形X線造影剤が沃素置換架橋芳香族
重合体からなるものの場合には、前記架橋重合体が三次
元構造であるため、その特有の不溶性によって生体への
吸収の恐れがないことから、安全性の面でも優れた特徴
を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図はXM造影性能を説明するための図
である。1〜3は試験片を示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 沃素含有率が1〜75重量%である沃素置換芳香族重合
    体からなることを特徴とする固形X線造影剤。
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