JPH02170895A - フロン冷媒用潤滑油組成物 - Google Patents

フロン冷媒用潤滑油組成物

Info

Publication number
JPH02170895A
JPH02170895A JP32482788A JP32482788A JPH02170895A JP H02170895 A JPH02170895 A JP H02170895A JP 32482788 A JP32482788 A JP 32482788A JP 32482788 A JP32482788 A JP 32482788A JP H02170895 A JPH02170895 A JP H02170895A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
kinematic viscosity
alkylbenzene
cst
weight
mineral oil
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP32482788A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2930963B2 (ja
Inventor
Masato Kaneko
正人 金子
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Idemitsu Kosan Co Ltd
Original Assignee
Idemitsu Kosan Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Idemitsu Kosan Co Ltd filed Critical Idemitsu Kosan Co Ltd
Priority to JP63324827A priority Critical patent/JP2930963B2/ja
Publication of JPH02170895A publication Critical patent/JPH02170895A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2930963B2 publication Critical patent/JP2930963B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Lubricants (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はフロン冷媒用潤滑油組成物に関し、詳しくはフ
ロン化合物と接触する系の潤滑剤、特に水素含有フロン
化合物を冷媒とする冷凍機等の潤滑剤として有用な潤滑
油組成物に関する。
(従来の技術及び発明が解決しようとする課題〕一般に
、冷凍機油に要求される性能は、(1)冷媒との相溶性
が良いこと、(2)冷媒と接触した状態での安定性が良
いこと及び(3)潤滑性(耐焼付性、耐摩耗性)が良い
こと等である。
現在、冷凍機油にはトリクロロモノフルオロメタン(フ
ロン−11)やジクロロジフルオロメタン(フロン−1
2)等の水素を含有しないフロン化合物が冷媒として主
に用いられている。しかし、この種のフロン化合物は大
気中に放出されると、そのほとんどが分解されずに成層
圏に達し、これがオゾン層を破壊するとして国際的に使
用が規制されつつある。そのため、将来的には比較的分
解され易い水素含有フロン化合物を、冷媒として使用す
ることが考えられるが、その場合、冷媒と潤滑油、特に
鉱油系潤滑油との二層分離温度が高く、両層が分離しや
すいという問題が生ずる。また、従来から冷凍機油とし
て用いられているアルキルベンゼンでは、潤滑性、特に
耐焼付性が不足し、また蒸発による油消費量が多いとい
う問題も生ずる。
このような問題を解決するために、特開昭60−123
577号公報や同58−103594号公報などで様々
な提案がされている。しかし、これらは使用する冷媒に
よっては、潤滑性(特に耐摩耗性)、冷媒との相溶性あ
るいは熱安定性が不充分であるという問題がある。
本発明者は、上記の如き問題を解決し、水素含有フロン
化合物を冷媒として使用する系の潤滑剤として好適な潤
滑油を開発すべく鋭意研究を重ねた。
〔課題を解決するための手段] その結果、40℃における動粘度が5QcSt以上とい
う高粘度のアルキルベンゼンに、特定の鉱油とポリグリ
コールを配合したものが、上記課題を解決しうるもので
あることを見出した。本発明はかかる知見に基いて完成
したものである。
すなわち、本発明は(A)40℃における動粘度が5Q
cSt以上の高粘度アルキルベンゼン、(B)40℃に
おける動粘度が5〜600cSt、流動点が一15℃以
下でありかつ窒素含有量が1oopp■以下である鉱油
及び(C)ポリグリコールを主成分とするフロン冷媒用
潤滑油組成物を提供するものである。
ここで本発明の組成物の(A)成分であるアルキルベン
ゼンは、従来冷凍機油等に用いられているアルキルベン
ゼンに比べて粘度の高いものであり、通常は40℃にお
ける動粘度が50cSt以上、好ましくは60〜300
cSt、さらに好ましくは70〜250cStのもので
ある。ここで、動粘度が50cSt未満のものでは、蒸
発による油消費量が多く、またシール性が悪いなど様々
な不都合を生ずるとともに、耐焼付性が不充分であり、
潤滑性が不足する。
このような高粘度アルキルベンゼンとしては、様々なも
のがあるが、アルキル基の総炭素数(アルキル基が複数
の場合は、それぞれのアルキル基の炭素数の合計)が2
0以上のアルキルベンゼン(モノアルキルベンゼン、ジ
アルキルベンゼン。
トリアルキルベンゼンなど)、好ましくは総炭素数が2
0以上でしかもアルキル基を2個以上有すルモの(ジア
ルキルベンゼンなど)が好適に使用される。なお、この
高粘度アルキルベンゼンは、動粘度が上記範囲に入るも
のであれば、一種類単独のものでも、あるいは二種以上
を混合したものでもよい。
また本発明の組成物の(B)成分である鉱油は、40℃
における動粘度が5〜600cSt、好ましくは8〜4
00cStのものである。動粘度が5cSt未満のもの
では、蒸発による油の損失が多く、またシール性が低下
するなどという不都合が生ずる。
またこの鉱油は、流動点が一15℃以下、好ましくは一
20℃以下、更に好ましくは−30℃のものである。流
動点が一15℃を越えると低温性能が低下するため、本
発明の対象とする冷凍機等の潤滑剤としては満足しえな
いものとなる。さらにこの鉱油は、窒素含有量が110
0pp以下、好ましくは50ppm以下、さらに好まし
くは30ppm以下である。窒素含有量が1100pp
を越えるものでは、耐熱性が低下し、また変色しやすい
という問題が生ずる。この(B)成分としての鉱油は、
動粘度、流動点および窒素含有量が上述の範囲に入るも
のであればよいが、そのほか硫黄含有量が1重量%以下
、とりわけ0゜7重量%以下のものが好ましい。
このような鉱油としては、様々なものがあるが、具体的
にはパラフィン基系原油、中間基系原油あるいはナフテ
ン基系原油を常圧蒸留するかあるいは常圧蒸留の残渣油
を減圧蒸留して得られる留出油、またはこれを常法にし
たがって精製することによって得られる精製油、例えば
溶剤零〇製油、水添精製油や脱ロウ処理油等をあげるこ
とができる。
更に、本発明の組成物の(C)成分であるポリグリコー
ルについては、動粘度は特に制限はなく、一般に40℃
における動粘度が10〜1000cStのものが用いら
れる。
本発明の潤滑油組成物では、上記(A)、 (B)及び
(C)成分の配合割合については、特に制限はないが、
好ましくは(A)高粘度アルキルベンゼン2〜20重量
%、(B)鉱油2〜15重量%及び(C)ポリグリコー
ル96〜65重量%の割合であり、さらに好ましくは(
A)高粘度アルキルベンゼン3〜15重量%、(B)鉱
油3〜IO重量%及び(C)ポリグリコール94〜75
重量%の割合である。
本発明の潤滑油組成物は、上記(A)、(B)及び(C
)成分を主成分とするものであるが、さらに必要に応じ
て摩耗防止剤、塩素捕捉剤、酸化防止剤、金属不活性化
剤、消泡剤等を適量配合することも有効である。
上記本発明の潤滑油組成物は、トリクロロモノフルオロ
メタン(フロン−11)やジクロロジフルオロメタン(
フロン−12)等はもとより、水素含有フロン冷媒を用
いる冷凍機、クーラー、ヒートポンプ等の潤滑剤として
も有効であるが、ここで冷媒である水素含有フロンとし
ては、1.1−ジクロロ−2,2,2−)リフルオロエ
タン(フロン−123)il、1,1.2−テトラフル
オロエタン(フロン−134a);1−クロロ−1,l
−ジフルオロエタン(フロン−142b) il、1−
ジフルオロエタン(フロン−152a);トリフルオロ
メタン(フロン−23)あるいはモノクロロジフルオロ
メタン(フロン−2゛2)があげられ、これらの冷媒に
対して特に有効である。
〔実施例〕
次に、本発明を実施例および比較例により更に詳しく説
明する。
実施例1〜8および比較例1〜9 第1表に示す鉱油、アルキルベンゼンおよびポリグリコ
ールを用いて、潤滑油あるいは潤滑油組成物を調製し、
これを試料油として下記の方法にしたがってその性能評
価を行った。結果を第1表に示す。
二JLI旧」皮 試料油とフロン冷媒を2:8(重量)で混合し、二層に
分離する温度を測定した。×は10℃以上、 Oは10
〜0℃、◎はO℃C以下す。
シールドチューブ 試料油とフロン冷媒との2:1(重量)混合物を鉄、銅
、アルミニウムの触媒とともに、ガラス管に封入し、1
75℃において720時間加熱後、その外観ならびに析
出物の有無を測定した。
謝J1u幻炙験 ASTMD  2670に準拠し、荷重150ボンドで
1時間、冷媒としてフロン−22を用い、吹き込み量1
02/時間の条件で評価した。
■簾付血跋駿 ASTM D  3233に準拠し、焼付荷重(ポンド
)で評価した。
(以下余白) *2 *3 *4 *5 アルキルベンゼン(アルキル基の総炭素数19以下):
アルキルベンゼン(アルキル基の総炭素数20以上)=
30ニア0(重量比)(40℃の動粘度56cSt) アルキルベンゼン(アルキル基の総炭素数19以下):
アルキルベンゼン(アルキル基の総炭素数20以上)=
10:90(重量比)(40℃の動粘度90cSt) アルキルベンゼン(アルキル基の総炭素数19以下):
アルキルベンゼン(アルキル基の総炭素数20以上)=
90:10(重量比)(40℃の動粘度14cSt) ナフテン系鉱油 40℃の動粘度9cSL。
窒素含量10ppm、  硫黄含量0.5重量%。
流動点 −35℃ ナフテン系鉱油 40℃の動粘度32cSt。
窒素含量1OppI11.硫黄台it0.35置台%、
流動点 −30℃ *6 ナフテン系鉱油 40℃の動粘度94cSt。
窒素含量150ppm、  硫黄含量2.5重量%、流
動点 −15℃ *7 ポリオキシプロピレングリコールモノブチルエー
テル、分子1700.40℃の動粘度32cSt *8 ポリオキシプロピレングリコールモノブチルエー
テル、分子量1000,40℃の動粘度56cSt 〔発明の効果] 以上の如く、本発明の潤滑油組成物は、通常のフロン化
合物はもとより、特にフロン−123゜フロン−134
a、フロン−142b、 フロン−152a、フロン−
23,フロン−22などの水素含有フロン化合物に対し
て二層分離温度が低く、また耐焼付性が高く、蒸発によ
る油消費量も少なく、しかも安定性が良好である。
したがって、本発明の潤滑油組成物は、これら水素含有
フロン化合物を冷媒として用いる冷凍機。
クーラー ヒートポンプ等の潤滑剤として有効に 利用される。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)(A)40℃における動粘度が50cSt以上の
    高粘度アルキルベンゼン、(B)40℃における動粘度
    が5〜600cSt、流動点が−15℃以下でありかつ
    窒素含有量が100ppm以下である鉱油及び(C)ポ
    リグリコールを主成分とするフロン冷媒用潤滑油組成物
  2. (2)(A)高粘度アルキルベンゼン2〜20重量%、
    (B)鉱油2〜15重量%及び(C)ポリグリコール9
    6〜65重量%の割合で配合してなる請求項1記載の潤
    滑油組成物。
JP63324827A 1988-12-24 1988-12-24 フロン冷媒用潤滑油組成物 Expired - Lifetime JP2930963B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63324827A JP2930963B2 (ja) 1988-12-24 1988-12-24 フロン冷媒用潤滑油組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63324827A JP2930963B2 (ja) 1988-12-24 1988-12-24 フロン冷媒用潤滑油組成物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02170895A true JPH02170895A (ja) 1990-07-02
JP2930963B2 JP2930963B2 (ja) 1999-08-09

Family

ID=18170123

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63324827A Expired - Lifetime JP2930963B2 (ja) 1988-12-24 1988-12-24 フロン冷媒用潤滑油組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2930963B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0644254A1 (en) * 1993-09-17 1995-03-22 Hans O. Spauschus Lubricating oil composition for refrigerant and method of use
JPH1171591A (ja) * 1997-08-29 1999-03-16 Nippon Oil Co Ltd Hfc冷媒を用いた冷凍システム用配管加工用潤滑油
WO2008120536A1 (ja) * 2007-03-29 2008-10-09 Nippon Oil Corporation 冷凍機油組成物及び冷凍機用作動流体組成物
JP2008247995A (ja) * 2007-03-29 2008-10-16 Nippon Oil Corp 冷凍機油組成物及び冷凍機用作動流体組成物

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6991744B2 (en) 2000-12-08 2006-01-31 E. I. Du Pont De Nemours And Company Refrigerant compositions containing a compatibilizer
US6962665B2 (en) 2000-12-08 2005-11-08 E. I. Du Pont De Nemours And Company Refrigerant compositions containing a compatibilizer

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53136005A (en) * 1977-05-02 1978-11-28 Nippon Mining Co Ltd Refrigerator oil
JPS59117590A (ja) * 1982-12-23 1984-07-06 Nishi Nippon Tsusho Kk 高粘度冷凍機油組成物
JPS61281199A (ja) * 1985-06-06 1986-12-11 Nippon Oil Co Ltd 冷凍機用潤滑油組成物

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53136005A (en) * 1977-05-02 1978-11-28 Nippon Mining Co Ltd Refrigerator oil
JPS59117590A (ja) * 1982-12-23 1984-07-06 Nishi Nippon Tsusho Kk 高粘度冷凍機油組成物
JPS61281199A (ja) * 1985-06-06 1986-12-11 Nippon Oil Co Ltd 冷凍機用潤滑油組成物

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0644254A1 (en) * 1993-09-17 1995-03-22 Hans O. Spauschus Lubricating oil composition for refrigerant and method of use
JPH1171591A (ja) * 1997-08-29 1999-03-16 Nippon Oil Co Ltd Hfc冷媒を用いた冷凍システム用配管加工用潤滑油
WO2008120536A1 (ja) * 2007-03-29 2008-10-09 Nippon Oil Corporation 冷凍機油組成物及び冷凍機用作動流体組成物
JP2008247995A (ja) * 2007-03-29 2008-10-16 Nippon Oil Corp 冷凍機油組成物及び冷凍機用作動流体組成物

Also Published As

Publication number Publication date
JP2930963B2 (ja) 1999-08-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0406433B1 (en) Tetrafluoroethane composition for a regrigerator
AU730693B2 (en) Lubricating oil composition for refrigerators and method for lubrication with the composition
JPH0478674B2 (ja)
CN101305083A (zh) 冷冻机油
KR930010532B1 (ko) 냉동기유
KR0152537B1 (ko) 압축식 냉동 시스템의 윤활방법
US5154846A (en) Fluorinated butylene oxide based refrigerant lubricants
KR960007740B1 (ko) 냉동기유 조성물
KR930010525B1 (ko) 수소함유 플론냉매용 윤활유와 조성물
JPH01259094A (ja) フロン圧縮機に用いる潤滑油
EP1092760A1 (en) Lubricant for vapor compression refrigerator using hydrocarbon coolant
US5145594A (en) Cyanocarbon compounds as lubricants in refrigeration compositions
US5384057A (en) Compositions and process of using in refrigeration
JP2585339B2 (ja) フロン雰囲気用潤滑油組成物
JPH02170895A (ja) フロン冷媒用潤滑油組成物
MXPA97001644A (en) Improved hydrocarbon lubricants for use with inmiscib refrigerants
JP2771539B2 (ja) フロン冷媒用潤滑油
US5017300A (en) Compositions and process for use in refrigeration
JPH01115998A (ja) 水素含有フロン冷媒用潤滑油及び組成物
KR20050053502A (ko) 탄화수소 냉매용 냉동기유
JP2904870B2 (ja) 冷凍機用潤滑油剤
JPH01115999A (ja) 水素含有フロン冷媒用潤滑油組成物
JPH02281098A (ja) フッ化アルカン冷媒用冷凍機油
JPH03109492A (ja) フロン圧縮機用潤滑油
KR20030095987A (ko) 냉동기유 조성물