JPH02169Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH02169Y2 JPH02169Y2 JP1984148887U JP14888784U JPH02169Y2 JP H02169 Y2 JPH02169 Y2 JP H02169Y2 JP 1984148887 U JP1984148887 U JP 1984148887U JP 14888784 U JP14888784 U JP 14888784U JP H02169 Y2 JPH02169 Y2 JP H02169Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cylinder
- plunger
- shaft
- notch
- receiving plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000008280 blood Substances 0.000 claims description 27
- 210000004369 blood Anatomy 0.000 claims description 27
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 210000004204 blood vessel Anatomy 0.000 description 1
- 239000013013 elastic material Substances 0.000 description 1
- 238000002347 injection Methods 0.000 description 1
- 239000007924 injection Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Measurement Of The Respiration, Hearing Ability, Form, And Blood Characteristics Of Living Organisms (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この考案は、注射器のように血管から血液を採
取しそのままで先端の注射針を除去してキヤツプ
を施し密封して検査機関に送る形式の採血管に関
するものである。
取しそのままで先端の注射針を除去してキヤツプ
を施し密封して検査機関に送る形式の採血管に関
するものである。
従来、この種の採血管として、プランジヤの軸
部を軸断面十字形に形成し、その先端に弾性体で
なるピストンを嵌着し、軸部のピストン寄りの部
分と中程に、それぞれV形の深い切り込み部を設
けたものが知られている(実公昭48−7833号)。
部を軸断面十字形に形成し、その先端に弾性体で
なるピストンを嵌着し、軸部のピストン寄りの部
分と中程に、それぞれV形の深い切り込み部を設
けたものが知られている(実公昭48−7833号)。
この形式の採血器は、10c.c.の容量を有し、5c.c.
を採血した場合はプランジヤの中程の切込み部が
シリンダの開口端に一致し、また10c.c.を採血した
場合はピストン寄りの切込み部がシリンダの開口
端に一致するように設定してある。
を採血した場合はプランジヤの中程の切込み部が
シリンダの開口端に一致し、また10c.c.を採血した
場合はピストン寄りの切込み部がシリンダの開口
端に一致するように設定してある。
これらの切り込み部がシリンダ開口端の位置と
一致した状態において、シリンダをテコの支点と
してプランジヤに力を加えると、プランジヤはそ
の切込み部から切断される。
一致した状態において、シリンダをテコの支点と
してプランジヤに力を加えると、プランジヤはそ
の切込み部から切断される。
プランジヤを上記のように切断すると、採血後
検査機関へ送る際に、プランジヤが邪魔にならず
便利である。
検査機関へ送る際に、プランジヤが邪魔にならず
便利である。
上記の採血器は採血量が5c.c.の場合は特に問題
ない。しかし、10c.c.の場合プランジヤを最大限度
に引出し、先端部の切込み部で切断しようとする
と、第5図に示すように、プランジヤ軸部イがシ
リンダハに対し大きく傾斜する。
ない。しかし、10c.c.の場合プランジヤを最大限度
に引出し、先端部の切込み部で切断しようとする
と、第5図に示すように、プランジヤ軸部イがシ
リンダハに対し大きく傾斜する。
その理由はプランジヤ軸部イの断面十字形部に
おける受板ニの直径がシリンダハの内径寸法より
小にしてあることと、ピストンホが軟質弾性体で
あることにより圧縮変形されることによる。この
場合、軸部イの十字部分が切断方向に斜めになる
と、この傾斜は一層大となり、シリンダハとピス
トンニとの間に間隙を生じ、採取した血液が漏出
するおそれがある。
おける受板ニの直径がシリンダハの内径寸法より
小にしてあることと、ピストンホが軟質弾性体で
あることにより圧縮変形されることによる。この
場合、軸部イの十字部分が切断方向に斜めになる
と、この傾斜は一層大となり、シリンダハとピス
トンニとの間に間隙を生じ、採取した血液が漏出
するおそれがある。
そこで、この考案は最大採血量の状態でプラン
ジヤ軸部を切断する際に、プランジヤ軸部の傾き
をできるだけ小さくし、上記のごとき不都合を解
消することを目的とする。
ジヤ軸部を切断する際に、プランジヤ軸部の傾き
をできるだけ小さくし、上記のごとき不都合を解
消することを目的とする。
上記の目的を達成するために、この考案は目盛
付きシリンダの先端に注射針嵌合部を設け、シリ
ンダ内部にプランジヤを進退自在に挿入し、その
プランジヤの軸部を軸断面十字形に形成すると共
に軸部の先端に受板と支持突起を形成し、上記支
持突起に弾性体でなるピストンを装着し、そのピ
ストンがシリンダ内の上限位置まで引出された際
にシリンダの開口端の高さと一致する軸部の一部
に軸部中心方向に深くなる切込み部を設けた採血
管において、上記の受板と切込み部との間の軸部
に受板と所要の間隔をおき、かつシリンダ内径と
嵌め合いすき間分だけ径を小さくした円板を設け
た構成としたものである。
付きシリンダの先端に注射針嵌合部を設け、シリ
ンダ内部にプランジヤを進退自在に挿入し、その
プランジヤの軸部を軸断面十字形に形成すると共
に軸部の先端に受板と支持突起を形成し、上記支
持突起に弾性体でなるピストンを装着し、そのピ
ストンがシリンダ内の上限位置まで引出された際
にシリンダの開口端の高さと一致する軸部の一部
に軸部中心方向に深くなる切込み部を設けた採血
管において、上記の受板と切込み部との間の軸部
に受板と所要の間隔をおき、かつシリンダ内径と
嵌め合いすき間分だけ径を小さくした円板を設け
た構成としたものである。
プランジヤを最大限まで引出した際、切込み部
がシリンダ開口端と一致する。この状態でプラン
ジヤ軸部をシリンダに対して傾斜させる方向に力
を加えると円板がシリンダの内面に当たるため、
それ以上の傾きは制限され、制限されたまま切断
される。
がシリンダ開口端と一致する。この状態でプラン
ジヤ軸部をシリンダに対して傾斜させる方向に力
を加えると円板がシリンダの内面に当たるため、
それ以上の傾きは制限され、制限されたまま切断
される。
第1図において1は採血管のシリンダ、2はシ
リンダ1内を摺動進退するプランジヤである。
リンダ1内を摺動進退するプランジヤである。
シリンダ1の先端には注射針3を接続するため
の嵌合部4が設けてあり、シリンダ周面には採血
量を示す目盛5が施してある。
の嵌合部4が設けてあり、シリンダ周面には採血
量を示す目盛5が施してある。
プランジヤ2の軸部は第4図に示すように横断
面が十字形となるように2枚の板6が直角に交差
した形状を呈し、その先端に円板形の受板9が設
けられ、更にその受板9に支持突起9′を突設し、
その支持突起9′に軟質弾性材からなるピストン
7を嵌着してある(第3図参照)。
面が十字形となるように2枚の板6が直角に交差
した形状を呈し、その先端に円板形の受板9が設
けられ、更にその受板9に支持突起9′を突設し、
その支持突起9′に軟質弾性材からなるピストン
7を嵌着してある(第3図参照)。
プランジヤ2の軸部にはピストン7寄り部分と
中程に軸中心方向に深くなるV形の深い切込み部
8a,8bが形成してある。切込み部8aは最大
採血量の10c.c.のとき、シリンダ1の開口端と一致
し、また切込み部8bは、その半分の5c.c.のと
き、同様にシリンダ1の開口端と一致する。
中程に軸中心方向に深くなるV形の深い切込み部
8a,8bが形成してある。切込み部8aは最大
採血量の10c.c.のとき、シリンダ1の開口端と一致
し、また切込み部8bは、その半分の5c.c.のと
き、同様にシリンダ1の開口端と一致する。
以上は公知の構造であり、この考案の場合はピ
ストン7寄り部の切込み部8aと受板9との間に
おいて円板10が受板9に対し3〜4mmの間隔を
おいて一体に設けてある。
ストン7寄り部の切込み部8aと受板9との間に
おいて円板10が受板9に対し3〜4mmの間隔を
おいて一体に設けてある。
上記の受板9及び円板10は同一直径であり、
その直径はシリンダ1の直径と所要のはめ合いす
き間分だけ小さい大きさに形成される。
その直径はシリンダ1の直径と所要のはめ合いす
き間分だけ小さい大きさに形成される。
なお図中11は、切込み部8a,8bのプラン
ジヤ先端側となる部分に設けた小孔であり、この
小孔は第2図のように採血後プランジヤ2を切断
除去した状態で、シリンダ1内に残存する部分を
引き出し除去する際、鉤ピンセツトをかけるため
のものである。また12は板6の部分をピンセツ
トで挾む際のすべり止め凸起を示す。13は採血
後注射針をはずしたあとに装着したキヤツプであ
る。
ジヤ先端側となる部分に設けた小孔であり、この
小孔は第2図のように採血後プランジヤ2を切断
除去した状態で、シリンダ1内に残存する部分を
引き出し除去する際、鉤ピンセツトをかけるため
のものである。また12は板6の部分をピンセツ
トで挾む際のすべり止め凸起を示す。13は採血
後注射針をはずしたあとに装着したキヤツプであ
る。
実施例の採血管は以上のごとき構成であり、5
c.c.を採血する場合は、5c.c.を採血したとき切込み
部8bがシリンダ1の開口端に一致する。この状
態でプランジヤ2をシリンダ1に対して傾斜方向
に力を加えるとその切込み部8bから切断され
る。
c.c.を採血する場合は、5c.c.を採血したとき切込み
部8bがシリンダ1の開口端に一致する。この状
態でプランジヤ2をシリンダ1に対して傾斜方向
に力を加えるとその切込み部8bから切断され
る。
また10c.c.を採血する場合、10c.c.を採血したとき
切込み部8aがシリンダ1の開口端に一致する。
この状態でプランジヤ2をシリンダ1に対して傾
斜方向に力を加えると切込み部8aから切断され
る(第3図参照)。この場合プランジヤ2を傾斜
させたとき、ピストン7は円板10のはめ合いす
き間の分だけ変形するが、円板10がシリンダ1
の内壁に接触すると、ピストン7はそれ以上変形
することがない。
切込み部8aがシリンダ1の開口端に一致する。
この状態でプランジヤ2をシリンダ1に対して傾
斜方向に力を加えると切込み部8aから切断され
る(第3図参照)。この場合プランジヤ2を傾斜
させたとき、ピストン7は円板10のはめ合いす
き間の分だけ変形するが、円板10がシリンダ1
の内壁に接触すると、ピストン7はそれ以上変形
することがない。
以上のように、この考案はピストンの受板と切
込み部との間の軸部に受板と所要の間隔をおいて
シリンダ内径と嵌め合いすき間分だけ径を小さく
した円板を設けたことにより、ピストンをシリン
ダ内の上限位置まで引出して切込み部で切断する
場合、円板がシリンダ内壁に接触するため、プラ
ンジヤはそれ以上傾斜できなくなる。
込み部との間の軸部に受板と所要の間隔をおいて
シリンダ内径と嵌め合いすき間分だけ径を小さく
した円板を設けたことにより、ピストンをシリン
ダ内の上限位置まで引出して切込み部で切断する
場合、円板がシリンダ内壁に接触するため、プラ
ンジヤはそれ以上傾斜できなくなる。
従つて、ピストンの変形量も小なくなるので、
血液が漏出する不都合が防止できる効果がある。
血液が漏出する不都合が防止できる効果がある。
第1図はプランジヤを最大引出した状態の採血
管の一部切欠側面図、第2図は第1図の状態でプ
ランジヤの凸部分を切断除去した状態の一部切欠
側面図、第3図は同上の要部の拡大一部切欠側面
図、第4図はプランジヤのみの要部を示す拡大斜
視図、第5図は従来の採血管の第3図に対応する
切断時のプランジヤの傾斜状態を示す断面図であ
る。 1……シリンダ、2……プランジヤ、4……注
射針嵌合部、5……目盛、7……ピストン、8
a,8b……切込み部、9……受板、10……円
板。
管の一部切欠側面図、第2図は第1図の状態でプ
ランジヤの凸部分を切断除去した状態の一部切欠
側面図、第3図は同上の要部の拡大一部切欠側面
図、第4図はプランジヤのみの要部を示す拡大斜
視図、第5図は従来の採血管の第3図に対応する
切断時のプランジヤの傾斜状態を示す断面図であ
る。 1……シリンダ、2……プランジヤ、4……注
射針嵌合部、5……目盛、7……ピストン、8
a,8b……切込み部、9……受板、10……円
板。
Claims (1)
- 目盛付きシリンダの先端に注射針嵌合部を設
け、シリンダ内部にプランジヤを進退自在に挿入
し、そのプランジヤの軸部を軸断面十字形に形成
すると共に軸部の先端に受板と支持突起を形成
し、上記支持突起に弾性体でなるピストンを装着
し、そのピストンがシリンダ内の上限位置まで引
出された際にシリンダの開口端の高さと一致する
軸部の一部に軸部中心方向に深くなる切込み部を
設けた採血管において、上記の受板と切込み部と
の間の軸部に受板と所要の間隔をおき、かつシリ
ンダ内径と嵌め合いすき間分だけ径を小さくした
円板を設けたことを特徴とする採血管。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1984148887U JPH02169Y2 (ja) | 1984-09-29 | 1984-09-29 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1984148887U JPH02169Y2 (ja) | 1984-09-29 | 1984-09-29 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61124610U JPS61124610U (ja) | 1986-08-05 |
JPH02169Y2 true JPH02169Y2 (ja) | 1990-01-05 |
Family
ID=30707084
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1984148887U Expired JPH02169Y2 (ja) | 1984-09-29 | 1984-09-29 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH02169Y2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS565666A (en) * | 1979-05-03 | 1981-01-21 | Trans Med Corp | Sample collector for diagnosis |
-
1984
- 1984-09-29 JP JP1984148887U patent/JPH02169Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS565666A (en) * | 1979-05-03 | 1981-01-21 | Trans Med Corp | Sample collector for diagnosis |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61124610U (ja) | 1986-08-05 |
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