JPH02168227A - 光位相変調器 - Google Patents

光位相変調器

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JPH02168227A
JPH02168227A JP32519888A JP32519888A JPH02168227A JP H02168227 A JPH02168227 A JP H02168227A JP 32519888 A JP32519888 A JP 32519888A JP 32519888 A JP32519888 A JP 32519888A JP H02168227 A JPH02168227 A JP H02168227A
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JP
Japan
Prior art keywords
phase
phase modulator
voltage
side electrode
mqw
Prior art date
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Pending
Application number
JP32519888A
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English (en)
Inventor
Akira Ajisawa
味澤 昭
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
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Publication of JPH02168227A publication Critical patent/JPH02168227A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、コヒーレント光通信で用いられる光位相変調
器に関するものである。
(従来技術とその問題点) 光の位相偏移変調(PSK)を用いたコヒーレント光通
信は直接検波方式や光の周波数偏移変調(FSK)、振
幅偏移変調(ASK)を用いるコヒーレント光通信方式
と比較して高受信感度を実現できる特徴を有する。この
PSK方式によるコヒーレント光通信に関して、これま
でにいくつかの実験報告が為されており、上述の高受信
感度が得られることが実験的に確認されている(Ele
c、 Letts、Vol、22. No、1.198
6)。
ここで用いられる位相変調器としては、小型化が可能、
光アンプとの集積の可能性を有するという観点から、半
導体材料を用いたもの、特に電界による屈折率変化が大
きい多重量子井戸(MQW)を用いたものが有望とみら
れ、近年盛んに研究が行われている。その中で、比較的
価れたものとして、MOCVD成長によるInGaAs
/InP MQW位相変調器がある(Appl、 Ph
ys、 Letts、Vol、50. No、7. P
、368゜1987)。しかしながら、この位相変調器
はMQWのウェル厚の最適化及び導波路厚の最適化が不
十分であり、位相変調器の動作に必要な駆動電圧である
半波長電圧が17Vと大きいのが問題であった。これを
解決するために、駆動電圧の低減を考えた設計を行うと
、伝搬損失がかなり大きくなることが予想される。
PSK方式の中でも、位相の0、n/2、H,3n/2
の4値を用いる4相PSK方式においては、伝送容量が
2倍になる利点を有している。
第4図は4相PSK方式に使用する位相変調器について
説明するための図である。第4図(a)は単一電極の位
相変調器13を用い3値の電圧を与えることにより位相
なn/2、■、3n/2と変化させる方式である。これ
に対し第4図(b)は同一の位相変調器をタンデムに接
続したものであり、この碌なタンデム構造の位相変調器
では第1の位相変調器11では電圧v1で位相変化なn
、第2の位相変調器12では電圧■2で位相変化をn/
2変化させ、これらを組合わせることにより、位相のn
/2、■、3n/2を得る方式である。この方式では最
大必要な位相変化は■でよいため第4図(a)に示した
方式に比べ最大の駆動電圧を下げることができ、更にv
vと2値の電圧値でよいため、電気回路的にも有利であ
る。しかし、素子長が2倍となってしまうため、伝搬損
失が大きくなるという問題がある。特に、MQW位相変
調器の・場合は単位長当りの損失が太きいため、これは
重大な問題となってくる。以上述べたことは4相PSK
に限らず一般に多相PSKで問題となる。
本発明の目的は、駆動電圧が低く更に損失を低減した多
相PSK用の光位相変調器を提供することにある。
(問題を解決するための手段) 本発明による位相変調器は、半導体多重量子井戸構造を
光導波路とする光位相変調器であって、前記光導波路に
独立に電界を印加する複数の変調電極を有し、前記複数
の変調電極の長さが各々異なることを特徴とするもので
ある。
(作用) 本発明は多重量子井戸(MQW)構造への垂直電界によ
るエキシトンピークの長波長側へのシフトによって生ず
る屈折率増加を利用したものである。
まずこの電界による屈折率変化について簡単に説明する
。第2図(a)、(b)は各々MQW構造の各層に垂直
な電界による、吸収係数、屈折率の変化の傾向を示す図
である。電界が印加されていない場合には吸収端近くの
吸収スペクトラムにはエキシトンの吸収ピークが明瞭に
みられる。吸収係数とクラマースクローニッヒの関係に
ある屈折率のスペクトラムにはエキシトンの吸収ピーク
に対応して大きな段差が生じる。MQWの各層&二垂直
な方向に電界を印加した場合、エキシトンはある程度の
形状を保ったままで長波長側ヘシフトする。従って、こ
れに対応して屈折率スペクトルも第2図(b)に示した
ように、電界がOの時の段差を保ったまま長波長側ヘシ
フトした形状となる。その結果、電界が0の時のエキシ
トンピーク波長近傍では、最初にあった屈折率スペクト
ルの段差程度大きく電界により屈折率は減少するが、あ
る程度長波長側の波長域では電界により増加する。この
波長域、例えばλ。ではエキシトンピークシフトによる
吸収変化は小さいため、位相変調器としてはこの波長を
使用するのが望ましい。
またエキシトンピークのエネルギーシフト量は電界の2
乗に比例することが一般に知られており、それに伴う屈
折率変化も屈折率が増加する波長域では2次関数的に変
化する。従って電界強度が太きい方が、単位電界当りに
得られる屈折率変化は大きい。位相変調器に必要な位相
変化は、屈折率変化と素子長の積によって決まり、素子
長を長くすれば小さい屈折率変化でも必要な位相変化か
得られ、また逆に屈折率変化を大きくすれば短い素子長
で所望の位相変化が得られる。
本発明はこの後者の考えに基づき、MQWの電界による
屈折率変化を多相PSK方式に適用するタンデム構造の
位相変調器に応用したもので、MQWへの電圧を許容さ
れる最大限の駆動電圧に設定し、それによる屈折率変化
とタンデム構造の各導波路で必要としている位相変化と
から素子長を決定することにより、伝搬損失を極力抑え
、低損失化を図ったものである。
(実施例) 第1図は、本発明による光位相変調器の実施例を示す図
である。材料系としては、ここでは1.55pm帯での
動作を考えているため、InGaAs/InAlAs系
を用いた場合につき説明するが、波長を特に限定しなけ
れば、InGaAsP/InP、GaAs/AlGaA
s系等、室温で安定なエキシトン吸収ピークが観測でき
るMQW構造が製作できる材料系であれば本発明は適用
可能である。
まず第1図を用いて本実施例の製作方法について簡単に
説明する。n −InP基板1上にn −InAIAs
りInGaAsキャップ層5(0,2pm)をMBE法
により順次成長する。この時MQWのInGaAsウェ
ル厚を65人、InAlAsバリア厚を65人とした。
またこのウェハのMQWのエキシトンピーク波長は1.
4511mであった。
次にp側電極を全面蒸着し、フォトリソグラフィー法に
よりタンデム構造導波路が形成出来る様に、途中にギャ
ップのあるストライプ状のレジストパターンを形成し、
このレジストパターンをマスクとして、RIBE法によ
り1−InGaAs/InAIAsMQWガイド居3と
p−InAlAsクラッド層4の界面までエツチングす
る。この時タンデム構造電極の電気的な独立性も同時に
得られている。また導波路幅は2pmである。最後にn
側電極6を蒸着し、へき開によって入出射端面を形成す
る。
次にこの位相変調器の動作について説明する。
まず最初に、電極を分割しないものについて素子長1m
mにへき開したものを評価した。第3図はこの素子の電
圧に対する位相変化の評価結果で、波長1.550pm
のTEモードにより評価したものである。
位相変化がn得られるときの電圧(半波長電圧)は3V
、2■得られるときの電圧は5vであり、電圧に対する
位相変化が線形でないことが示されている。
このとき、位相変調器には不必要な振幅変調は6V以下
の電圧では1dB以下と非常に小さく、良好な特性を示
した。また伝搬損失は8dB/mmであった。4相PS
K用にこの素子を2個タンデムに接続すると、電圧は3
V(n変調)と2V(n/2変調)とかなり低電圧化が
図れるが、素子長が2mmとなるため伝搬損失だけで1
6dBとなり結合損失的5dBを含めると挿入損失は2
0dB以上となる。ここで(作用)の項でも説明したよ
うに、2つの電極に同じ電圧3Vをそのまま用いること
を考えタンデム構造電極の長さを検討した。
第3図より3Vでの位相変調指数は、60°/Vmmで
ある。従って、第1図において第1のp側電極7を1m
mとそのままにし、第2のp側電極8を500pmとな
る様に、本発明主旨に基づき長さを変えてへき開した。
その結果、第1のp側電極7及び第2のp側電極8に各
々同一の電圧3vを印加することで、各々位相を■、n
/2変化させることができ、4相PSKに必要な位相変
調を低電圧で行なうこができ、更に1つの電圧値で実現
することができ、その上全体の素子長を3/4に短くす
ることで伝搬損失も12dBと約4dBで改善すること
ができ、低駆動電圧、低損失の両方を満足する4相PS
K用のタンデム構造の位相変調器が出来た。また必要な
駆動電圧を3vだけと1つの電圧値でよく駆動電気回路
も簡単なもので良いという利点がある。
また上述した実施例では4相PSKについて述べたが、
本発明はこれに限らず多相PSKに適用できる。例えば
8相PSK用には0、n/4、n/2.3/4n、■、
5/4n、3/2n、7/4■の位相変化が必要である
が、そのためにはタンデム構造電極を3分割し、各々の
長さの比を1:2:4にすればよい。
(発明の効果) 以上群に■に説明したように本発明によれば、多相PS
K方式に適用可能な低駆動電圧、低損失で更に一つの電
圧値で多値の位相が得られ、駆動回路的にも有利な光位
相変調器が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す図、第2図はMQWに
垂直な電界が印加された場合の屈折率変化を説明するた
めの図、第3図はMQWを導波路とした位相変調器の電
圧に対する位相変化を説明するための図、第4図は4相
PSKを説明するための図である。 図において、 1はn−InP基板、2はn−InAlAsクラッド層
、3は1−InGaAs/InAlAs MQWガイド
層、4はp −InAlAsクラッド層、5はp−In
GaAsキャップ層、6はn側電極、7,8はp側電極
、11は第1の位相変調器、12は第2の位相変調器、 13は単一電極の位相変調器であ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 半導体多重量子井戸構造を光導波路とする光位相変調器
    であって、前記光導波路に独立に電界を印加する複数の
    変調電極を有し、前記複数の変調電極の長さが各々異な
    ることを特徴とする光位相変調器。
JP32519888A 1988-12-22 1988-12-22 光位相変調器 Pending JPH02168227A (ja)

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