JPH02167167A - 可撓性容器のための楔形開口部 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は一般に容器のための開口部に関し、より詳細に
は可撓性容器のための楔形開口部に関する。

各種の医学的条件に関して患者を処置する方法として、
液体を患者に対し静脈内に、あるいは経腸的に供給する
ことは一般的に知れ渡った医学的ブラクチスである。し
ばしば、患者に投与ずべき液体は可撓性容器内に収容さ
れている。可撓性容器を形成する一つの方法は、可抗性
材料から成る２枚のシートをこれらシートの外縁の周囲
でシール（密閉）して空洞を生成するというものである
。

開口部はしばしばこのシール工程の間にこれらシート間
に配置されて空洞と容器の外側との間に連通を形成して
、その容器内へ液体を導入し、あるいは容器から液体を
分配する手段を提供する。多くの場合、成る長さを有す
る可撓性細管が典型的にこの開口部に取り付けられ、次
に針または経腸管が細管の他端に取り付けられて液体を
患者に対し投与する。

一般的に言えば、患者に投与される液体は無菌でなけれ
ばならない。従って、開口部および容器間に気密シール
を生成することは非常に重要である。患者に投与される
成る種の医療用液体、例えば高濃度のブドウ糖、アミノ
酸、゛脂質エマルジョン、または経腸患者食もまた感酸
素性である。そ故これらの場合には、容器および開口部
が、該容器の通気性を減少させる材料から製造されるか
、あるいはその代替手段として製造時に容器を覆っ′Ｃ
オーバーラツプを配置することにより容器の通気性を減
少させることもまた非常に重要である。

患者に投与すべき液体は、典型的に容器内へのアクセス
開口部の利用によって可撓性容器に添加されるものであ
る。しばしば、別個の開口部が患者に液体を投与するた
めに設けられている。過去においてこれら開口部は容器
を製造する際にチューブを容器を構成するシートの中間
に配置することによって形成するのが典型的であった。

これらのチューブは製造中に容器の両シートにシールさ
れる。これらのチューブは円筒形状、そしてこれらのシ
ートは基本的にフラットなので、これらシートを各チュ
ーブ状開口部の周囲にシールする際、シート内に応力お
よびシンニング（ｔｈｉｎｎｉｎｇ）が生ずる。チュー
ブ状開口部を可撓性容器のシートにシールすることによ
り生ずる応力を減少させる一つの手段は、その開口部が
円筒形状よりも寧ろレンズ形を有するように設計するこ
とである。

〔発明が解決しようとする課題〕 しかし、上記した各側に伴う一つの問題はフラットなシ
ートを湾曲した開口部の周囲でシールするために強制す
る際、シートのシンニングおよび応力が継続して発生す
ることである。容器を生成するために用いる材料がかな
り弾力性を有しており、かつ応力に良く耐え得るもので
ある限り、湾曲した開口部とフラットなシートとの間に
適切なシールを発現させることは可能である。しかし、
多くの場合材料としては比較的弾力性が無いか、あるい
は非常に薄く、従って湾曲開口部に対しシールのために
該材料を配置する際、−層応力破損を受は易いものが所
望されている。

〔課題を解決するための手段および作用〕以上に濫みて
本発明の目的は可撓性容器に対しシール用の比較的フラ
ットな表面を有する開口部を提供することである。

本発明の他の目的は比較的低い酸素透過性を有する開口
部を提供することである。

本発明の更に他の目的は、製造が比較的容易かつ安価で
ある可撓性容器のための開口部を提供することである。

更に別の本発明の目的は、容器と開口部との間のシール
位置において該容器の応力およびシンニングを最小とす
る可撓性容器とシール係合をさせるための開口部を提供
することである。

本発明の別の目的は容器を充填するための少なくとも１
個の開口部および該容器から液体を分配するための少な
くとも１個の他の開口部を提供するために可撓性容器と
共に使用する複数個の開口部を提供することである。

本発明は１枚以上のシート材料から形成され、そして空
洞を生成するために外縁の周囲に形成されたシールを備
えている容器として簡単に説明することができる。本発
明は更に容器の空洞と連通する開口部を包含している。

この開口部は楔形をしており、それを貫通する少なくと
も１個のオリフィスを備えている。この楔はベース並び
に第一および第二の対向して配置された略フラットな側
面であって、このベースから延在するものを包含してい
る。これらの第一および第二側面は鋭角を成している。

開口部はオリフィスを包含し、これはベースからその鋭
角に向かいその容器の空洞内に通じる通路を形成する。

開口部はシールに沿ってシート材料間に配置される結果
、この開口部はシート材料とシール係合状態になる。こ
の開口部は、その鋭角が容器の空洞内に位置決めされ、
かつベースが該空洞の外側に位置決めされるように容器
中に配置される。

〔実施例〕

第１図を参照すると、可撓性容器１０は少なくとも１枚
の可撓性材料シート１２から構成されている。

この容器は材料の端縁１４の周囲にシールされて、容器
中に空洞１６を形成する。楔形開口部１８は容器の底部
に位置決めされている。この楔形開口部はそれを貫通す
る少なくとも１個のオリフィス２０を備えている。この
楔はベース２２並びに第一および第二の対向して配置さ
れる略フラットな側面２４および２６であって、そこか
ら延在するものを包含している。第一および第二側面は
通常鋭角２８を成し、これは楔の頂面に沿う比較的薄い
エツジ３０を生成する。本発明の好ましい実施態様にお
いて、開口部はシール・ライン３２に沿う第一および第
二シート材料１２および１４間に位置決めされている。

開口部は、鋭角２８が容器の空洞内に位置決めされ、か
つベース２２が空洞の外部に位置決めされるように容器
中に配置される。

本発明の好ましい実施態様において、容器の少なくとも
１枚のシートは楔のベースから下方に延びてベース２２
においてオリフィス２０を覆うためのフラップ３４を形
成していてもよい。フラップは楔１８のベース２２に除
去可能にシールされていてもよい。第２図に示された実
施態様において、フラップ３６は楔２２のベースを覆う
第一部分３８および楔１８の側面２４を覆って折り畳む
ことのできる第二部分４０を含んでいてもよい。本発明
の数多くの実施態様において、オリフィスの清浄性また
は無菌性を維持するために、フラップに関してこれを楔
のベースに対し一時的にシールすることは望ましい。

この種の実施態様において、容器に対し液体を添加する
か、あるいはそれから液体を除去するためにユーザーが
チューブを開口部に挿入することを望む場合、そのチュ
ーブの挿入直前にそのユーザーはフラップを簡単に開口
部から引き剥がすことができる。他の実施態様において
、カバーは剥離可能エラストマー物質から形成されてい
てもよい。

本発明の他の実施態様において、第１図に示すようにシ
ール用フラップ３４（または第２図中に示すようなフラ
ップ３６）を楔形開口部のベースまたは側壁に対して恒
久的にさせることも望ましい。

本実施態様において、フラップは爪付きチューブ（ｓｐ
ｉｋｅｄ　ｔｕｂｅ）または針を使用することによりユ
ーザーによって裂開させることできる貫通可能隔膜を形
成するものとする。

本発明の更に他の実施態様において、開口部１８は第３
図に示すように、着脱可能カバー４２を含んでいてもよ
い。該図から理解できるように、着脱可能カバー４２は
楔１８のベース２２ならびに楔の第三および第四側壁４
４および４６を覆っている。本発明の一実施態様におい
て、着脱可能カバーは粘着性のコーティング（被覆物）
を含んでいてもよく、これはカバーと楔のベースとの間
に一時的な接着を行うものである。これによって、ユー
ザーが容器に液体を導入するか、あるいはそれから液体
を取り出すためにカバーを除去することを望むまで、着
脱可能カバーが楔形開口部上に留まることを保証するも
のである。

第４図に示すような本発明の他の実施態様において、容
器は延長部４８および５０を包含していてもよく、これ
らは楔の各側面２４および２６から楔形開口部のベース
を越えて延在するものである。このような延長部４８お
よび５０は、開口部内に挿入される可能性のある爪また
は針のための保護具を提供するのが望ましい。更に、楔
の両側面上のこの種の延長部を包含して、第５図に示す
ように、楔のベースの周囲にシールされたエンクロージ
ャ（囲い）５２を生成することも望ましい。

側壁２４および２６は第１図に示すように通常−枚壁（
ｓｏｌｉｄ　ｗａｌｌｓ）であってもよいし、あるいは
第６図に示すように一般にＵ字形壁であってもよい。

勿論、側壁の寸法および厚さは容器の寸法およびその容
器の用いられる容器によって変動するものである。しか
し、一般的に言えば、容器空洞内への酸素の浸入を最小
とすることを望むのならば、第三および第四側壁４４お
よび４６を第一および第二側壁２４および２６よりも若
干厚くすることが望ましい。本発明の好ましい実施態様
において、第一および第二壁は一般に厚さ０．００１乃
至１．０インチを有しており、第三および第四壁は一般
に厚さ０．００１乃至１．０インチを有している。

鋭角２８も同様に容器の用途および寸法、あるいは容器
と共に使用されるあらゆる爪装置の寸法に左右される。

しかし、一般に鋭角は１乃至８９度の範囲にあることが
望ましい。

楔形開口部は種々の材料から形成することができる。一
般に、開口部が製造される材料に関する主な要件は、容
器が製造される材料とそれとが気密シールを形成し得る
ということである。数多くの実施態様において、開口部
は酸素に対し低い透過性を有し、かつ標準の滅菌法を用
いて滅菌可能である材料から形成するのが望ましい。開
口部のために使用するのに好ましい材料の若干のものに
は、ポリエチレン、ポリプロピレンまたはポリオレフィ
ンあるいは上に挙げた材料のいずれかとエチレンビニル
アルコール、ポリ塩化ビニリデンまたはナイロンをブレ
ンドしたものがある。本発明の一実施態様において、開
口部の第三および第四壁４４および４６上に金属粉塗料
を施して更に、それら壁の透過性を減少させることは望
ましい。

本発明の他の実施態様において、オリフィス２０は隔膜
５８を含んでいてもよく、これは第１図に示すようにオ
リフィス全体を横切って延在して、穿孔可能なシールを
形成する。この隔膜は容器の空洞と外部との間にバリヤ
ーを形成して、使用に先立つ容器内容物の清浄性（無菌
性）を維持する。

隔膜はまた、容器から液体が漏出するを阻止する。

本発明の更に他の実施態様において、楔形開口部は第７
図に示すように、複合オリフィス５４および５６を包含
していてもよい。本発明の他の実施態様において、更に
第７図中に示すように、各オリフィスは導管６０を含ん
でいてもよく、これはオリフィス５４のベースを越えて
延在している。この導管は数種の目的に供することがで
きるもので、たとえば導管は開口部内に挿入される爪を
支持していてもよい。導管はまた、穿孔可能な医療用隔
膜または無菌カバーをとりつけるための場所を提供する
こともできる。この導管は更に、開口部に対し可撓性細
管を取り付けるためにも有用である。

第３図から理解し得るように、本発明の一実施態様にお
いて、第一および第二側面２４および２６は第三および
第四側面４４および４６を越えて延在し、楔形開口部の
いずれかの側にチャンネル６２を形成してもい。このチ
ャンネルは容器の製造の間楔形開口部を搬送するための
手段として有用である。

第８図を参照すると、本発明の他の実施態様において、
第一および第二側壁２４および２６は互いに平行に近接
していればよい。爪が開口部のオリフィス５４内に挿入
されるとき、側壁２４および２６は外方に屈曲する。本
実施態様は容器から液体の完全な排流を促進する点がよ
いといえる。それは側壁の外方への撓みもまた、容器の
壁を互いに分離させて液体をより容易に開口部内へ流入
させるからである。

本発明の詳細な説明され、かつ例示されたけれども、そ
れは単に例示および実施のためにのみなされたものであ
って、限定と解釈されるべきではなく、本発明の精神お
よび範囲は特許請求の範囲によってのみ限定されるもの
であることが明瞭に理解されるべきである。

【図面の簡単な説明】

第１図は容器内にシールされた本発明の一実施態様を示
す等角投影図、第２図はフラップを含む楔形開口部を示
す等角投影図、第３図は着脱可能カバーを含む開口部を
示す等角投影図、第４図は容器を形成する材料が開口部
のベースを越えて延在している当該開口部を示す等角投
影図、第５図は楔のベースを取り囲む破断可能なシール
を備える楔形開口部を示す一部切り欠いた頂面図、第６
図は本発明の開口部についてのＵ字形実施態様を示す等
角投影図、第７図は楔賂開口部に複数個のオリフィスを
有している本発明の一実施態様を示す図、そして第８図
は楔形開口部の対向端が外方に屈曲している本発明の実
施態様を示す図である。 符号の説明 １０・・・可撓性容器　　１４・・・端縁　　１６・・
・空洞１８・・・楔形開口部　　２０．５４・・・オリ
フィス２２・・・ベース　　２４・・・第一側面　　２
６・・・第二側面２８・・・ｍ角３２・・・シール・ラ
イン３４、３６・・・フラップ　　４２・・・着脱可能
カバー４４・・・第三壁　　４６・・・第四壁　　５８
・・・隔膜６０・・・導管

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、容器と連通する開口部を含んで成り、前記開口部は
   、それを貫通する少なくとも１個のオリフィスを備えた
   楔形をしており、前記楔はベース並びに第一および第二
   の対向して配置された略フラットな側面であって、この
   ベースから延在するものを包含しており、前記第一およ
   び第二側面は前記ブースから互いに向かい合って延在し
   、かつ前記ベースに関して鋭角を成し、前記オリフィス
   は前記ベースから前記鋭角への通路を形成し、前記開口
   部は前記シールに沿って下記材料の端縁間に配置され、
   そして前記材料とシール係合状態となり、前記開口部は
   、前記鋭角が前記容器の空洞内に位置決めされ、かつ前
   記ベースが前記空洞の外側に位置決めされるように前記
   容器中に配置されることを特徴とする少なくとも１枚の
   シート材料から形成され、かつ空洞を生成するために前
   記材料の対向する端縁の周囲に形成されたシールを備え
   ている容器。 ２、前記材料の少なくとも片側が前記楔の前記ベースを
   越えて延在することによりフラップを形成し、前記オリ
   フィスを前記ベースにおいて覆う請求項２記載の容器。 ３、前記フラップが前記楔の前記ベースに着脱可能にシ
   ールされている請求項２記載の容器。 ４、前記フラップが前記楔の前記ベースに恒久的にシー
   ルされている請求項２記載の容器。 ５、前記材料の前記２つの側面が前記ベースを越えて延
   在している請求項１記載の装置。 ６、前記第一および第二壁がそれぞれ通常Ｕ字形をして
   いる請求項１記載の装置。 ７、前記開口部が更に複合オリフィスを包含し、これら
   は前記ベースから前記鋭角への通路を個別に形成する請
   求項１記載の容器。 ８、前記開口部が、酸素に対し低透過性を有する材料か
   ら形成される請求項１記載の装置。 ９、前記開口部が、ポリエチレン、ポリプロピレンおよ
   びポリオレフィンから成る群から選択された材料から形
   成される請求項８記載の装置。 １０、容器の端縁とシール係合状態にある楔形開口部を
   含んで成り、前記開口部は暑いベースと２つの対向する
   側面であって、比較的薄い端縁になるようにテーパーを
   付したものとを備えており、前記開口部は前記ベースか
   ら前記端縁に延在するオリフィスを有しており、そして
   前記開口部が前記端縁沿って配置された結果、前記端縁
   は空洞の内側に在り、また前記ベースは容器の外側に存
   在することを特徴する少なくとも１枚のシート材料から
   形成され、かつ空洞を成型するために前記材料の２つの
   端縁間に形成されたシールを備えている容器。 １１、容器と連通する開口部を含んで成り、前記開口部
   は、それを貫通する少なくとも１個のオリフィスを備え
   た楔形をしており、前記楔はベース並びに第一および第
   二の対向して配置された略フラットな側面であって、こ
   のベースから延在するものを包含しており、前記楔は更
   に、前記第一および第二側面間に配置された第三および
   第四の対向する側面を包含し、前記第一および第二側面
   は前記ベースから鋭角をもって延在し、更に互いに向か
   い合って延在しており、前記オリフィスは前記三および
   第四側面の一方から前記鋭角への通路を形成し、前記開
   口部は下記シールに沿って下記材料の端縁間に配置され
   、そして前記材料とシール係合状態となり、前記開口部
   は、前記鋭角が前記容器の空洞内に配置され、かつ前記
   ベースが前記空洞の外側に在るように前記容器中に配置
   されることを特徴とする少なくとも１枚のシート材料か
   ら形成され、かつ空洞を生成するために前記材料の２つ
   の端縁間に形成されたシールを備えている容器。 １２、前記第三および第四壁が前記第一および第二壁よ
   りも厚い請求項１１項記載の装置。 １３、前記第一および第二壁が厚さ０．００１乃至１．
   ０インチであり、また、前記第三および第四壁が厚さ０
   ．００１乃至１．０インチを有している請求項１２記載
   の装置。 １４、前記鋭角が１乃至８９度の範囲に及んでいる請求
   項１１記載の装置。 １５、前記オリフィスが、それを横切る穿孔可能なシー
   ルを形成する隔膜を包含している請求項１１記載の装置
   。 １６、更に、前記オリフィスの少なくとも１個から前前
   記ベースを越えて延在する少なくとも１本の導管を包含
   する請求項１１記載の容器。 １７、前記第一および第二の対向する側面が前記三およ
   び第四側面を越えて延在する請求項１１記載の容器。 １８、前記オリフィスを経由して爪を前記空洞内に挿入
   したとき、前記第一および第二の対向する側面が外方へ
   屈曲する請求項１７記載の容器。 １９、更に、前記ベース並びに前記楔の第三および第四
   側面を取り囲む着脱可能カバーを含んで成る請項１７記
   載の容器。 ２０、前記着脱可能カバーが、低透過性を有する材料か
   ら形成される請求項１７記載の容器。 ２１、前記第三および第四壁が開口部の透過性を制御す
   るための塗料を施した外面を備える請求項１１記載の容
   器。 ２２、前記材料の少なくとも片側が前記楔の前記ベース
   を越えて延在することにより、前記ベースにおいて前記
   オリフィスを覆うためのフラップを形成する請求項１１
   記載の装置。 ２３、前記第三および第四壁が開口部の透過性を制御す
   るための塗料手段を備えた外面を有する請求項２２記載
   の容器。 ２４、更に、前記ベースを覆う着脱可能カバーを包含す
   る請求項１１記載の装置。 ２５、前記着脱可能カバーが更に、前記第三および第四
   側面を覆っている請求項２４記載の装置。 ２６、前記着脱可能カバーが、前記ベースに対する前記
   カバーの着脱可能な取り付けのために接着剤コーチング
   を包含している請求項２５記載の装置。 ２７、前記着脱可能カバーが剥離可能エラストマー材料
   から形成される請求項２５記載の装置。