JPH0216634Y2 - - Google Patents

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JPH0216634Y2
JPH0216634Y2 JP7402985U JP7402985U JPH0216634Y2 JP H0216634 Y2 JPH0216634 Y2 JP H0216634Y2 JP 7402985 U JP7402985 U JP 7402985U JP 7402985 U JP7402985 U JP 7402985U JP H0216634 Y2 JPH0216634 Y2 JP H0216634Y2
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abdominal cavity
fish
meat
filling material
paper
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、魚の内臓を取出したあとに充填し、
魚の肉汁を吸収するとともに、腹部の陥没を整形
する魚の腹腔部充填材に関する。
〈従来の技術〉 従来、捕獲したサケ(マス)類は防腐上の見地
から、直ぐに内臓を取出して(筋子、ふめんを得
ることとなる)、塩をまぶし塩蔵(塩ザケ、新巻)
としてきた。そして、吸水紙を幾重にも折畳んで
輪ゴムで止めて形成した腹腔部充填材を、前記サ
ケの内臓を取出したあと(腹腔部)へ充填した。
この腹腔部充填材は、サケの体からにじみ出す肉
汁(いわゆるドリツプ)を吸収する作用ととも
に、内臓がなくなつて陥没したサケの腹部を整形
する作用も奏するものである。
〈考案が解決しようとする問題点〉 しかし、上記構成の腹腔部充填材にあつては以
下に示す問題点があつた。
(a) 長期間、紙と魚肉を接触させた状態が続く
と、両者が接着するおそれがあつて好ましくな
い。そして、腹腔部充填材を取除いた後に、輪
ゴムや紙片が残存する問題が時折り発生した。
(b) 通常、一尾のサケから約180c.c.の肉汁がしみ
出すが、腹部の陥没を整形するのに適当な大き
さの上記吸水紙の肉汁吸収量は約100c.c.しかな
く、吸収されなかつた肉汁で包装紙、容器等が
汚れるおそれがあつた。
〈問題点を解決するための手段〉 本考案者は、かかる問題点を解決しようと、鋭
意研究を重ねてきた結果、肉汁吸収材が樹脂製の
有孔シートで被覆された構成の魚の腹腔部充填材
を考案するに至つた。
〈実施例〉 以下、本考案の腹腔部充填材の一実施例を図例
(第1〜3図)に基づいて説明するが、本考案は
これだけに限定されるものではない。
第1図は本実施例の腹腔部充填材1の構成を説
明する概略横断面図、第2図は腹腔部充填材1の
斜視図、第3図は同じく使用態様図である。
本実施例の腹腔部充填材1は、全体に孔部11
を設けた熱可塑性樹脂の有孔シート9を袋状と
し、この中へ吸水性の紙板7と粉砕パルプ5を肉
汁吸収材3として詰めて、袋の口を熱融着して形
成されたものである。第2図中15は熱融着させ
た融着部である。
上記において、有孔シート9の材料としては、
ポリエチレンやポリプロピレン等の熱可塑性樹脂
を例示できるが、魚肉と接着せず、耐水性、耐塩
性のものあれば特に限定されない。例えば、不織
布(樹脂製の短繊維を交絡して形成する。)製と
することができる。また、孔部11は、第1図に
示すように、内側にいくに従つて口径が狭くなる
テーパ形とすると、一旦肉汁吸収材3に吸収され
た肉汁が外へ漏れ難くなるので好適である。
肉汁吸収材3として上記に例示した紙板7は、
肉汁の吸収作用をするとともに、腹腔部充填材1
に保形性(いわゆる腰)を与えるものであり、一
方、粉砕パルプ5は、紙に比して肉汁吸収量が大
きので、通常10〜15gの粉砕パルプを使用すれば
サケ1尾からしみ出す肉汁(180c.c.)を充分吸収
可能である。そして、上記10〜15gの粉砕パルプ
の体積は、従来使用していた吸水紙製の腹腔部充
填材の体積と略等しく、腹部の整形性の面からも
問題はない。勿論、肉汁吸収材3として粉砕パル
プ5のみを使用してもよく、他に紙綿等を使用す
ることもでき、魚の大きさに合わせて使用量を調
節する。尚、当然であるが、これらは孔部11か
ら外部(サケの腹部内)へ出ていかないようにす
る。
そしてまた、肉汁吸収材3を有孔シート9で被
覆する方法も上記に限定されず、熱融着手段を用
いずに、融着部15を折曲げてそこをステイープ
ル等で止めたものでも使用可能である。
次に、本腹腔部充填材1の使用態様は、第3図
に示すごとく従来と同様である。しかし、肉汁吸
収材として粉砕パルプ5等を使用すれば、ある程
度腹腔部充填材1の形状に自由度が生じ、腹腔部
充填材1の形状をサケ13の腹部形状に合致させ
られるので、腹部の整形性が向上する。
〈考案の効果〉 以上説明してきたように、本考案の腹腔部充填
材は、表面が樹脂製の有孔シートで形成されてい
るので、腹腔部充填材と魚肉とが接着するおそれ
がなくなり、そして、勿論、輪ゴムや紙片の残存
の発生もなくなるので、衛生面で優れたものとな
る。さらには、肉汁吸収材に粉砕パルプ等を使用
して、肉汁の吸収量を増加させたので、未吸収の
肉汁が包装紙等を汚すという問題も発生しなくな
る。
【図面の簡単な説明】
図例は本発明の腹腔部充填材を示し、第1図は
実施例の構成を説明する概略横断面図、第2図は
実施例の斜視図、第3図は実施例の使用態様図で
ある。 1……腹腔部充填材、3……肉汁吸収材、9…
…有孔シート。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 魚の内臓を取出したあとに充填し、魚の肉汁を
    吸収するとともに、腹部の陥没を整形する魚の腹
    腔部充填材であつて、 肉汁吸収材が樹脂製の有孔シートで被覆されて
    いることを特徴とする魚の腹腔部充填材。
JP7402985U 1985-05-17 1985-05-17 Expired JPH0216634Y2 (ja)

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JP7402985U JPH0216634Y2 (ja) 1985-05-17 1985-05-17

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JPS61188486U JPS61188486U (ja) 1986-11-25
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