JPH0216367A - 内燃機関用点火装置 - Google Patents

内燃機関用点火装置

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JPH0216367A
JPH0216367A JP16529888A JP16529888A JPH0216367A JP H0216367 A JPH0216367 A JP H0216367A JP 16529888 A JP16529888 A JP 16529888A JP 16529888 A JP16529888 A JP 16529888A JP H0216367 A JPH0216367 A JP H0216367A
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ignition
cylinder
circuit
voltage
switching
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JP16529888A
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Masahito Somiya
宗宮 雅人
Seiji Morino
精二 森野
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Denso Corp
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NipponDenso Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は内燃機関用の点火装置に係り、特にダブル点
火コイルを使用した多重放電式の点火装置に関するもの
である。
[従来の技術] 従来、多重放電式点火装置として、例えば特開昭56−
34964号公報に開示された点火装置(以下、「第1
従来例」という)が知られている。
この点火装置では、中間端子付点火コイルと一対のスイ
ッチング素子及び逆流防止素子を有機的に接続し、放電
時にはトリガ高電圧と持続放電電圧を周回的に発生させ
ることにより、点火プラグを長時間はぼ連続的に放電さ
せていた。これによって点火ミスが防止され、内燃機関
の燃費を向上し得ると共に排気ガス有害成分の排出量を
低域し得る有効な点火装置が提供されることになった。
一方、点火コイルの使用数を低減し得るという観点から
、対をなす2気筒分の点火を1個の点火コイルにより行
う同時点火方式が従来から採用されている。この同時点
火方式では、いわゆるダブル点火コイルが使用され、そ
の2次巻線の両端が高圧コードを介して対をなす各気筒
の点火プラグの中心電極側に接続されている。
しかしながら、前記同時点火方式では、対をなす気筒の
うち一方の気筒に対応する二次巻線の一端が負極性のと
きに、他方の気筒に対応する二次巻線の他端が正極性と
なる。従って、正梅性の場合には点火プラグの要求電圧
が高く、バラツキが大きくなり、しばしば正極性側の気
筒のみが着火ミスを起こしてエンジン不調の問題があっ
た。
そこで、上記同時点火方式における問題点を解決するた
めに、特開昭58−217767号公IIiにおいて新
規の点火装置(以下、「第2従来例」という)が開示さ
れた。この点火装置はダブル点火コイルの一次巻線両端
にそれぞれ2つのコンデンサ及び2つのサイリスク等よ
りなる2系統のパワー素子が設けられ、そのコンデンサ
より正負交互に電流を流すことにより、正規点火時期と
なる気筒に対応する二次巻線の一端を負極性となるよう
にして点火プラグの要求電圧を安定化させていた。
従って、前記第1従来例における多重放電式点火装置を
同時点火方式にする場合には、前記第2従来例の点火装
置を適用することにより、正規点火時期となる気筒に対
応する二次巻線の一端を常に負極性にし得る多重放電式
点火装置を実現することができるものであった。
[発明が解決しようとする課題] ところが、前記第1従来例に対して単に前記第2従来例
を適用した場合には、多重放電用のトリガ高電圧及び持
続放電電圧を周期的に発生させるための一対のスイッチ
ング素子及び逆流防止素子等を設ける他に、対をなす気
筒の正規点火時期となる気筒に対応して二次巻線の一端
を常に負極性にするために2系統のパワー素子を設けな
ければならなかった。
従って、内燃機関の気筒数を4気筒、6気筒及び8気筒
等の2気筒以上にした場合には、その気筒数の増大に対
応して新たに2系統のパワー素子を増設しなければなら
ず、装置全体の部品点数が増大するばかりでなく装置全
体の回路構成が複雑になるものであった。
この発明は前述した事情に鑑みてなされたちのであって
、その目的は、ダブル点火コイルを使用した多重放電式
点火装置において、各気筒が正規点火時期に該当したと
きに、その気筒に設けられた二次巻線の一端側に印加さ
れる点火用電圧を常に最初に負極性とするために、各気
筒に対応して新たな極性切換用のパワー素子を設けるこ
となく簡単な構成により実現し得る内燃機関用点火装置
を提供することにある。
し課題を解決するための手段コ 上記の目的を達成するためにこの発明においては、多気
筒内燃機関の対をなす気筒毎に対応して設けられ、所定
の点火時期毎に通電される一次巻線及びその一次巻線に
対応する二次巻線を有し、その二次巻線両端にて点火時
期毎に互いに逆極性の出力電圧を発生するダブル点火コ
イルと、そのダブル点火コイルの一次巻線両端にそれぞ
れ設けられ、その一次巻線両端への通電方向を交互に切
換えるための対をなすスイッチング回路と、その対をな
すスイッチング回路の通電電流を検出する電流検出素子
と、ダブル点火コイルを通電させるだめの所定の点火指
示信号に従って作動し、電流°検出素子からの電流検出
信号を入力して対をなすスイッチング回路のうちの一方
の通電電流が所定の設定値に達したときその一方のスイ
ッチング回路の通電を遮断させると共に他方のスイッチ
ング回路の通電を開始させるように各スイッチング回路
を作動制御し、ダブル点火コイルの二次巻線の両端にト
リガ高電圧と持続放電電圧とを周期的に発生させるよう
に構成した多重放電制御手段とを備えた点火装置におい
て、対をなす気筒のうち正規点火時期に該当する一方の
気筒に対応する二次巻線の一端側の点火用電圧を最初に
負極性とするように各スイッチング回路を切換設定し、
その−方の気筒の正規点火時期から他方の気筒の正規点
火時期が到来するまでの点火時期経過数を計数し、その
他方の気筒の正規点火時期が到来したとき二次巻線の他
端例の点火用電圧を最初に負極性とするように各スイッ
チング回路を切換設定する極性切換制御手段を設けてい
る。
[作用] 従って、この発明の点火装置を使用するには、ダブル点
火コイルの二次巻線両端を多重気筒内燃機関の対をなす
気筒毎に設けられた点火プラグの中心電極に接続する。
そして、ダブル点火コイルを通電させるために多重放電
制御手段に対して内燃機関の回転数等に基く所定の点火
指示信号を入力することにより、その点火指示信号に同
期して多重数電制<111手段が電流検出素子からの電
流検出信号を入力し、対をなすスイッチング回路のうち
の一方の通電電流が所定の設定値に達したときその一方
のスイッチング回路の通電を遮断させると共に他方のス
イッチング回路の通電を開始させるように各スイッチン
グ回路を作動制御する。これによって、点火指示信号に
同期した所定の点火時間においてダブル点火コイルの二
次巻線の両端にトリガ高電圧と持続放電電圧とが周期的
に発生され、対をなす点火プラグがそれぞれ点火される
このとき、極性切換制御手段は正規点火時期に該当する
一方の気筒に対応する二次巻線の一〇t1側の点火用電
圧を最初に負極性とするように各スイッチング回路を切
換設定する。又、極性切換制御手段はその一方の気筒の
正規点火時期から他方の気筒の正規点火時期が到来する
までの点火時期経過数を計数し、その他方の気筒の正規
点火時期が到来したとき二次巻線の他端側の点火用電圧
を最初に負極性とするように各スイッチング回路を切換
設定する。これによって、各気筒の正規点火時期におい
て、その気筒に設けられた点火プラグの中心電極側に最
初に印加される点火用電圧の極性が常に負極性となる。
[実施例] 以下、この発明を6気筒エンジンの点火装置に具体化し
た一実施例を図面に基いて詳細に説明する。
第1図に示すように、ごの実施例の点火装置は基本的に
は通常の多重放電式点火装置と同様の構成を備えている
即ち、6気筒エンジン(図示略)の対をなす気筒#1.
 #6、対をなす気筒#5.#2及び対をなす気筒#3
.#4の各点火プラグlに対応して設けられ、一次巻線
2a、3a、4a及び二次巻線2b、3b、4bよりな
る第1〜第3のダブル点火コイル2,3.4と、各点火
コイル2〜4の一次巻線28〜4aの両端にそれぞれ設
けられ、その一次巻′ffA2a〜4aの両端への通電
方向を交互に切換えるための第1〜第3のスイッチング
回路5.6.7と、各ダブル点火コイル2〜4の二次巻
線2b〜4bの両端にトリガ高電圧と持続放電電圧とを
周期的に発生させるための多重放電制御手段としての多
重放電制御回路8と、各点火プラグlを所定の点火時期
毎に点火させるために多重放電制御回路8へ入力する各
点火信号IGtlIC,t2,1Gt3を振り分ける点
火信号振分回路9とを備えている。
各ダブル点火コイル2〜4は、その一次巻線2a〜4a
側の通電に基き二次巻線2b〜4bの両端にて互いに逆
極性の出力電圧を発生するものである。又、各ダブル点
火コイル2〜4の一次巻線2a〜4aの中間端子20〜
4cにはバッテリ電圧VBが印加されている。
又、各ダブル点火コイル2〜4の一次8線23〜4a側
に設LJられた各スイッチング回路5〜7は、各一次巻
線2a〜4aの両端に接続されてそれら両端に対応して
対をなすダイオードl0A10Bと、各ダイオードIO
A、IOBに接続されて対をなすパワートランジスタI
IA、IIBとにより構成されている。各ダイオ−1”
IOA。
10Bは一次巻線2a〜4aの両端に対する通電方向を
一方向に規定するものである。又、各ダイオ−)”IO
A、IOBの出力側は各パワートランジスタIIA、I
IBのコレクタ端子に接続されている。
更に、各スイッチング回路5〜7のうち、第1のスイッ
チング回路5には、その通電電流を検出する電流検出素
子としての直列接続された2つの電流検出抵抗12A、
12Bが設けられている。
即ち、第1のスイッチング回路5において、パワトラン
ジスタIIAのエミッタ端子とパワートランジスタII
Bのエミ・7タ端子との間に両電流検出抵抗12A、1
2Bが接続されている。又、電流検出抵抗12Aと電流
検出抵抗12Bとの間は接地されている。
又、各スイッチング回路5〜7のパワートランジスタI
IAのエミッタ端子は互いに接続されている。同様に、
各スイッチング回路5〜7のパワートランジスタIIB
のエミッタ端子は互いに接続されている。
次に、点火信号振分回路9について説明する。
第1.2図に示すように、点火信号振分回路9はカウン
タ13、OR回路14及び合計9個の各NAND回路1
5〜23により構成されている。そして、カウンタ13
のクロック入力端子CL及び各NAND回路15〜20
の一方の入力側には、エンジンの回転数を検出する周知
の回転角度検出器(図示路)からの点火指示信号として
の点火タイミング信号IGtが入力される。
又、カウンタ13のクリア入力端子Cには、基準気筒を
検出する周知の基準気筒検出器(図示路)からの基準信
号Gが微分回路24を介して入力される。この微分回路
24はコンデンサ25、抵抗26及びダイオード27に
より構成されている。
そして、微分回路24は入力される基準信号Gに基いて
その信号Gの立ち上がりに同期して立ち上がるトリガパ
ルス波Tを出力し、その1〜リガパルス波Tがクリア入
力端子Cに入力される。
カウンタ13は前記点火タイミング信号IGL及びトリ
ガパルス波Tの入力に基いて所定の計数動作を行い、各
出力端子QO〜Q6から所定の出力信号SQO〜SQ6
を出力する。
各出力端子QO,Q6からの各出力信号SQO。
SO2はOR回路14を介してNAND回路15の他方
の入力側に入力される。又、各出力端子Q1〜Q5から
の各出力信号SQL〜SQ5は各NAND回路16〜2
0の他方の入力側に入力される。
更に、各NAND回路15.18からの出力信号はNA
ND回路21にそれぞれ入力され、各NAND回路16
.19からの出力信号はNAND回路22にそれぞれ入
力され、各NAND回路17.20からの出力信号はN
AND回路23にそれぞれ入力される。そして、各NA
ND回路21〜23のNAND条件がそれぞれ成立する
ことにより、第2図に示すように各NAND回路21〜
23から位相の異なる3種類の点火信号IGt 1〜I
Gt3が順次出力される。
次に、多重放電制御回路8について説明する。
第1図に示すように、多重放電制御11回路8はフリ・
7プフロツプCF/F)28、合計6個のAND回路2
9〜34及び一対のコンパレータ35,36により構成
されている。
各コンパレータ35,36のマイナス入力側には所定の
基準電圧Vrefが印加されている。又、コンパレータ
35のプラス入力端は前記各スイッチング回路5〜7の
パワートランジスタIIAのエミッタ端子に接続されて
いる。そして、そのエミッタ端子における通電電流に対
応して電流検出抵抗12Aにて検出される電流検出信号
としての降下電圧がコンパレータ35のプラス入力側に
印加される。同様に、コンパレータ36のプラス入力端
子は各スイッチング回路5〜7のパワートランジスタI
IBのエミッタ端子に接続されている。
そして、そのエミッタ端子における通電電流に対応して
電流検出抵抗12Bにて検出される電流検出信号として
の降下電圧がコンパレータ36のプラス入力側に印加さ
れる。
従って、コンパレータ35は基準電圧Vrefと電流検
出抵抗12Aにて検出される降下電圧とを比較して両者
が一致したとき、F/F 2 Bのセント入力端子Sに
セット信号を出力する。又、コンパレータ36は基準電
圧Vrefと電流検出抵抗12Bにて検出される降下電
圧とを比較して両者が一致したとき、F/F 28のリ
セット入力端子Rにリセット信号を出力する。
F/F 28の出力端子Gは各AND回路29゜31.
33の一方の入力側に信号を出力する。又、F/F 2
8の出力端子Qは各AND回路30,32.34の一方
の入力側に信号を出力する。
各AND回路29.30の他方の入力側には点火信号振
分回路9からの点火信号IGt 1が入力される。そし
て、各AND回路29.30の出力側は第1のスイッチ
ング回路5の各パワートランジスタIIA、IIBのベ
ース端子にそれぞれ信号を出力する。又、各AND回路
31.32の他方の入力側には点火信号振分回路9から
点火信号IGt2が入力される。そして、各AND回路
31.32の出力側は第2スイッチング回路6の各パワ
ートランジスタIIA、IIBのベース端子にそれぞれ
信号を出力する。更に、各AND回路33.34の他方
の入力側には点火信号振分回路9から点火信号TGL3
が入力される。そして、各AND回路33.34の出力
側は第3のスイッチング回路7の各パワートランジスタ
lIA、11Bのベース端子にそれぞれ信号を出力する
従って、F/F 28がリセット状態にあって出力端子
Qからハイレベルの信号が出力され、出力端子Qからロ
ーレベルの信号が出力されている状態において、例えば
ハイレベルの点火信号IGt1がAND回路29.30
に入力されることにより、多重放電制御回路8は次のよ
うに動作する。
即ち、まずAND回路29のAND条件が成立して第1
のスイッチング回路5のトランジスタ11Aがオン動作
され、電流検出抵抗12Aにて検出される降下電圧がコ
ンパレータ35に入力される。このとき、AND回路3
0のAND条件は成立せず、第1のスイッチング回路5
のトランジスタIIBはオフ状態のままとなる。そして
、電流検出抵抗12Aの降下電圧と基準電圧Vrefと
が一致することにより、コンパレータ35からF/F2
8のセント入力端子Sにセント信号が出力され、F/F
 28がセット状態に反転される。つまり、F/F 2
8の出力端子Gからローレベルの信号が出力され、出力
端子Qからハイレベルの信号が出力される。
これによって、次にAND回路30のAND条件が成立
して第1のスイッチング回路5のトランジスタIIBが
オン動作され、電流検出抵抗12Bにおける降下電圧が
コンパレータ36に入力される。このとき、AND回路
29のAND条件は成立せず、第1のスイッチング回路
5のトランジスタIIAはオフ状態となる。そして、T
i’lA検出抵抗12Bの降下電圧と基準電圧Vref
とが一致することにより、コンパレータ36かうF/F
28のリセット入力端子Rにリセット信号が出力され、
F/F 28がリセット状態に反転される。つまり、F
/F 2 Bの出力端子dからハイレベルの信号が出力
され、出力端子Qからローレベルの信号が出力される。
このように、各AND回路29.30にハイレベルの点
火信号rct 1が入力される間だけ、第1のスイッチ
ング回路5の各パワートランジスタ11A、IIBが交
互にオン・オフ動作を繰り返す。これによって、第1の
ダブル点火コイル2の一次巻線2a両端への通電方向が
交互に切換えられ、その二次巻線2bの両端、即ち各気
筒#1#6の点火プラグ1の中心電極側には、第3図の
時間t1〜L2の間で示すように、トリガ高電圧Vtと
持続放電電圧Vcとが周期的に継続するような多重放電
電圧Vl、V6が印加される。
尚、この場合の多重放電電圧Vl、V6は互いに逆権性
となる。又、一方の多重放電電圧■1が正規点火用の電
圧となり、他方の多重放電電圧■6が無駄火の電圧とな
る。そして、この一方の多重放電電圧■1が正規点火用
の電圧となる場合、トリガ高電圧Vtが点火プラグ1に
印加される一発目の点火用電圧となる。
上記のような動作は、その他の点火信号IGL2.1G
t3に対応して同様に行われる。そして、第2及び第3
のスイッチング回路6,7を介して第2及び第3のダブ
ル点火コイル3,7IがL記と同様に動作される。
ぞして、第3図に示すように、対をなす気筒#1、#6
、対をなず気筒#5.#2及び対をなす気筒#3.#4
において、一方の多重放電電圧V1、V5.V3の一発
目のトリガ高電圧Vtは常に負極性となり、それに対応
する他方の多重放電電圧V6.V2.V4の一発目のト
リガ高電圧■Lは常に正極性となる。
以上のように説明した多重放電式点火装置の構成及び動
作は先に説明した第1従来例のそれと基本的に同様であ
る。
そして、この実施例では、上記多重放電式点火装置に対
して別の回路が付加的に設けられている。
即ち、各気筒#l〜#6の点火プラグ1が正規点火時期
に該当したときに、その点火プラグ1の中心雪掻側に印
加される点火用電圧を最初に負極性にするための極性切
換手段としての極性切換回路41が前記多重放電制御回
路8に設けられている。
第1.4図に示すように、この極性切換回路41はカウ
ンタ42、OR回路43、微分回路44、一対のAND
回路45.46及びインバータ47により構成されてい
る。微分回路44は前記微分回路24と同様の構成をな
すものである。
そして、カウンタ42のクロック入力端子CLにはOR
回路43からのクロック信号aが入力される。このOR
回路43の入力端には各点火信号IGt 1〜1Gt3
が入力される。従って、Ol−?回路43から出力され
るクロック信号aは各点火信号IGtl−IGt3に同
期したものとなる。
又、カウンタ42のリセット入力端子Rには、前記基準
信号Gが微分回路44を介して入力される。従って、基
準信号Gが微分回路44に入力されることにより、その
基準信号Gに同期したトリガパルス波Cがリセット信号
としてカウンタ42のリセット入力端子Rに入力される
カウンタ42の出力端子Q、 Qからの出力信号d、e
はそれぞれ各AND回路45.46の一方の入力側に入
力される。
又、OR回路43からのクロック信号aはインバータ4
7を介して反転されて反転信号すとして各AND回路4
5.46の他方の入力側に入力される。
更に、一方のAND回路45からの極性切換信号fは多
重放電制御回路8のF/F28のリセット入力端子Rに
入力される。他方のAND回路46からの極性切換信号
gはF/F 28のセント入力端子Sに入力される。
尚、カウンタ42はリセット信号入力後、クロック信号
aの立ち上がりを3回カウントすると出力を反転するよ
うになっている。
次に、上記のように構成された点火装置の作用を説明す
る。
エンジン起動後、点火信号振分回路9には点火タイミン
グ信号IGt及び基準信号Gがそれぞれ入力される。こ
れによって、点火信号振分回路9は各NAND回路21
〜23から、第2.4図に示すような位相の異なる各点
火信号IGtl−IG t 3を順次出力する。そして
、これらの点火信号IGtl−IGt3は多重放電制御
回路8の各AND回路29〜34に入力されると共に、
極性切換回路41のOR回路43に入力される。
そして、今、第4図の時間toにおいて、基準信号Gに
基くトリガパルス波Cが極性切換回路41のカウンタ4
2のリセット入力端子Rに入力されると、そのトリガパ
ルス波Cの立ち上がりと同期してカウンタ42の出力端
子Gからの出力(3号dがハイレヘルとなってAND回
路45の一方の入力側に入力される。又、トリガパルス
波Cの立ち上がりと同期して出力端子Qからの出力信号
eがローレヘルとなってAND回路46の一方の入内側
に入力される。更に、各AND回路45,46の他方の
入力端には、トリガパルス波Cの立ち」二かりよりも少
し遅れたタイミングでローレベルとなった反転信号すが
入力される。
これによって、各AND回路45.46から多重放電制
御回路8のF/F 28のセット入力端子S及びリセッ
ト入力端子Rに極性切換信号f、  gが入力される。
従って、気筒#lの正規点火時期(時間も1〜L2)に
対応する点火信号IGtlの立ち上がり直前(時間tO
〜L1)には、ハイレベルの極性切換信号fによりF/
F 28がリセット状態となる。即ち、F/F 28の
出力端子0からハイレベルの信号が出力され、出力端子
Qからローレベルの信号が出力される状態となる。
この結果、第4図に示すように、時間t1〜t2におい
て点火信号IGtlがハイレベルになると、第1のスイ
ッチング回路5が動作して第1のダブル点火コイル2が
多重放電動作される。即ち、その二次巻線2b両端の気
筒#l、#6に対応する点火プラグIの中心電極側に多
重放電電圧Vl。
V6が印加される。よって、正規点火時期に該当する気
筒#lの点火プラグ1の中心電極側に印加される点火用
電圧の最初のトリガ高電圧Vtが負極性となる。
同様に、気筒#5の正規点火時期(時間t3〜t4)に
対応する点火信号IGt2の立ち上がり直前(時間t2
〜t3)には、ハイレベルの極性切換信号[によりF/
F 28がリセット状態となる。
この結果、第4図に示すように、時間L3〜t4におい
て点火信号IGt2がハイレベルになると、第2のスイ
ッチング回路6が動作して第2のダブル点火コイル3が
多重放電動作される。即ち、その二次巻線2b両端の気
筒#5.#2に対応する点火プラグ1の中心電極側に多
重放電電圧■5v2が印加される。よって、正規点火時
期に該当する気筒#5の点火プラグ1の中心電極側に印
加される点火用電圧の最初のトリガ高電圧Vtが負極性
となる。
同様に、気筒#3の正規点火時期(時間t5〜t6)に
対応する点火信号IGt3の立ち上がり直前(時間t4
〜t5)には、ハイレベルの極性切換信号fによりF/
F28がリセット状態となる。
この結果、第4図に示すように、時間t5〜t6におい
て点火信号IGt3がハイレベルになると、第3のスイ
ッチング回路7が動作して第2のダブル点火コイル4が
多重放電動作される。即ち、その二次巻線2b両端の気
筒#3.#4に対応する点火プラグ1の中心電極側に多
重放電電圧V3゜■4が印加される。よって、正規点火
時期に該当する気筒#3の点火プラグlの中心電極側に
印加される点火用電圧の最初のトリガ高電圧Vtが負極
性となる。
そして、カウンタ42が時間t5においてクロック信号
aの立ち上がりを3回カウントするとその出力を反転す
る。即ち、カウンタ42は各出力端子口、Qからの出力
信号d、eをそれぞれ反転して各AND回路45.46
へ出力する。
これによって、各AND回路45.46から多重放電制
御回路8のF/F 28のセット入力端子S及びリセッ
ト入力端子Rに極性切換信号f、  gが入力される。
従って、気筒#6の正規点火時期(時間t7〜t8)に
対応する点火信号IGtlの立ち上がり直前(時間t6
〜t7)には、ハイレベルの極性切換信号gによりF/
F 28がセット状態となる。
即ち、F/F 28の出力端子Gからローレベルの信号
が出力され、出力端子Qからハイレベルの信号が出力さ
れる状態となる。
この結果、第4図に示すように、時間t7〜t8におい
て点火信号IGtlがハイレベルになると、第1のスイ
ッチング回路5が動作して第1のダブル点火コイル2が
多重放電動作される。即ち、その二次巻線2b両端の気
筒#1.#6に対応する点火プラグ1の中心電極側に多
重放電電圧Vl。
■6が印加される。よって、正規点火時期に該当する気
筒#6の点火プラグ1の中心電極側に印加される点火用
電圧の最初のトリガ高電圧Vtが負極性となる。
同様に、気筒#2の正規点火時期(時間t9〜t10)
に対応する点火信号IGt2の立ち上がり直前(時間t
8〜t9)には、ハイレベルの極性切換信号gによりF
/F 28がセット状態となる。
この結果、第4図に示すように、時間も9〜t10にお
いて点火信号rct 2がハイレベルになると、第2の
スイッチング回路6が動作して第2のダブル点火コイル
3が多重放電動作される。即ち、その二次巻線2b両端
の気筒#5.#2に対応する点火プラグ1の中心電極側
に多重放電電圧V5.V2が印加される。よって、正規
点火時期に該当する気筒#2の点火プラグ1の中心電極
側に印加される点火用電圧の最初のトリガ高電圧■tが
負極性となる。
同様に、気筒#4の正規点火時期(時間12〜t12)
に対応する点火信号IGt3の立ち上がり直前(時間t
lO〜t11)には、ハイレベルの極性切換信号gによ
りF/F 2 Bがセント状態となる。
この結果、第4図に示すように、時間11〜t12にお
いて点火信号IGt3がノ\イレベルになると、第3の
スイッチング回路7が動作して第2のダブル点火コイル
4が多重放電動作される。
即ち、その二次巻線2b両端の気筒#3.#4に対応す
る点火プラグ1の中心電極側に多重放電電圧V3.V4
が印加される。よって、正規点火時期に該当する気筒#
4の点火プラグ1の中心電極側に印加される点火用電圧
の最初のトリガ高電圧Vtが負極性となる。
その後、時間t13において極性切換回路41に基準信
号Gが入力されると、そのカウンタ42がリセットされ
て出力信号d、eが反転されると共に、クロック信号a
の立ち上がり回数のカウントが開始される。そして、時
間tO〜t12の間に行われたと同様の動作を実行する
上記のようにこの実施例では、ダブル点火コイル2〜4
を使用した多重放電式の点火装置において、単に極性切
換回路41を付加的に設けるだけの構成により、正規点
火時期に該当する各気筒#1〜#6の点火プラグ1の中
心電極側に印加される点火用電圧を常に最初に負極性と
することができる。従って、対をなす気筒#1. #6
、対をなす気筒#5.#2及び対をなす気筒#3.#4
毎に、正規点火時期に合わせて各点火プラグ1の中心電
極側に印加される点火用電圧の極性を切換えるための2
系統のパワー素子等をそれぞれ設ける必要がなく、1組
の極性切換回路41のみにより対応することができる。
この結果、点火装置全体の部品点数の増大を防止するこ
とができる。又、多重放電式点火装置を構成する多重放
電制御回路8等の回路構成を複雑化することなく、簡単
な回路構成にすることができる。
更に、この実施例で説明したように、極性切換回路41
を付加的に設けることができるので、既に使用されてい
る多重放電制御回路8に適用することもできる。
又、正規点火時期に該当する各気筒#1〜#6の点火プ
ラグ1の中心電極側に印加される点火用電圧を常に最初
に負極性にすることができるので、各点火プラグ1の要
求電圧を安定化することができる。
更に、この実施例では、多重放電式の点火装置を採用し
ているので、各点火プラグ1を所定時間だけほぼ連続的
に放電させることができる。よって、点火プラグ1の点
火ミスを防止して、エンジンの燃費を向上することがで
きると共に排気ガス有害成分の排出量を低減することが
できる。
又、この実施例では、6気筒に対応して同時点火方式の
各ダブル点火コイル2〜4を使用しているので、独立点
火方式のものに比べて点火コイルの使用数を低減するこ
とができる。
尚、この発明は前記実施例に限定されるものではなく、
発明の趣旨を逸脱しない範囲において構成の一部を適宜
に変更して次のように実施することもできる。
(1)前記実施例では、6気筒エンジンに具体化したが
、4気筒エンジン、8気筒エンジン等のその他の多気筒
エンジンに具体化してもよい。
(2)前記実施例では、基準信号G及び3つの点火信号
IGt I〜1Gt3に基いて極性切換回路41を動作
さセるように構成したが、6つの点火信号IGt 1〜
IGt6に基いて極性切換回路41を動作させるように
構成してもよい。
「発明の効果1 以上詳述したようにこの発明によれば、ダブル点火コイ
ルを使用した多重放電式点火装置において、各気筒が正
規点火時間に該当したときに、その気筒に対応して設け
られたダブル点火コイルの二次巻線の一端に印加される
点火用電圧を常に最初に負極性とすることができ、その
ための構成を各気筒毎に新たな極性切換用のパワー素子
等を設けることなく少ない部品点数で簡単な構成により
実現することができるというイ■れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】 第1図〜第4図はこの発明を具体化した一実施例を示す
図面であって、第1図は点火装置の電気回路図、第2図
は点火信号振分回路に関わる各信号を示すタイムチャー
ト、第3図は極・性切換回路を設けない場合の各気筒に
おける多重放電電圧を示すタイムチャート、第4図は極
性切換回路に関わる各信号及び各気筒における多重放電
電圧の関係を示すタイムチャートである。 図中、2は第1のダブル点火コイル、3は第2のダブル
点火コイル、4は第3のダブル点火コイル、2a〜4a
は一次巻線、2b〜4bは二次巻線、5は第1のスイッ
チング回路、6は・第2のスイッチング回路、7は第3
のスイッチング回路、8は多重放電制御手段としての多
重放電制御回路、12A、12Bは電流検出素子として
の電流検出抵抗、41は極性切換制御手段としての極性
切換回路、#1〜#6は気筒、IGtは点火タイミング
信号、IGtl〜IC;t3は点火信号、Vtはトリガ
高電圧、Vcは持続放電電圧。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 多気筒内燃機関の対をなす気筒毎に対応して設けら
    れ、所定の点火時期毎に通電される一次巻線及びその一
    次巻線に対応する二次巻線を有し、その二次巻線両端に
    て点火時期毎に互いに逆極性の出力電圧を発生するダブ
    ル点火コイルと、前記ダブル点火コイルの一次巻線両端
    にそれぞれ設けられ、その一次巻線両端への通電方向を
    交互に切換えるための対をなすスイッチング回路と、前
    記対をなすスイッチング回路の通電電流を検出する電流
    検出素子と、 前記ダブル点火コイルを通電させるための所定の点火指
    示信号に従って作動し、前記電流検出素子からの電流検
    出信号を入力して前記対をなすスイッチング回路のうち
    の一方の通電電流が所定の設定値に達したときその一方
    のスイッチング回路の通電を遮断させると共に他方のス
    イッチング回路の通電を開始させるように各スイッチン
    グ回路を作動制御し、前記ダブル点火コイルの二次巻線
    の両端にトリガ高電圧と持続放電電圧とを周期的に発生
    させるように構成した多重放電制御手段とを備えた点火
    装置において、 前記対をなす気筒のうち正規点火時期に該当する一方の
    気筒に対応する前記二次巻線の一端側の点火用電圧を最
    初に負極性とするように前記各スイッチング回路を切換
    設定し、その一方の気筒の正規点火時期から他方の気筒
    の正規点火時期が到来するまでの点火時期経過数を計数
    し、その他方の気筒の正規点火時期が到来したとき前記
    二次巻線の他端側の点火用電圧を最初に負極性とするよ
    うに前記各スイッチング回路を切換設定する極性切換制
    御手段を設けたことを特徴とする内燃機関用点火装置。
JP16529888A 1988-07-02 1988-07-02 内燃機関用点火装置 Pending JPH0216367A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6951201B2 (en) 2002-11-01 2005-10-04 Visteon Global Technologies, Inc. Method for reducing pin count of an integrated coil with driver and ionization detection circuit by multiplexing ionization and coil charge current feedback signals

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6951201B2 (en) 2002-11-01 2005-10-04 Visteon Global Technologies, Inc. Method for reducing pin count of an integrated coil with driver and ionization detection circuit by multiplexing ionization and coil charge current feedback signals

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