JPH02160989A - 抄紙機のツインワイヤ装置 - Google Patents
抄紙機のツインワイヤ装置Info
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- JPH02160989A JPH02160989A JP30897188A JP30897188A JPH02160989A JP H02160989 A JPH02160989 A JP H02160989A JP 30897188 A JP30897188 A JP 30897188A JP 30897188 A JP30897188 A JP 30897188A JP H02160989 A JPH02160989 A JP H02160989A
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- Paper (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、抄紙機に適用されるツインワイヤ装置に関す
る。
る。
第5図に、従来一般に用いられているトップワイヤユニ
ットを有するツインワイヤ装置を示す。
ットを有するツインワイヤ装置を示す。
ヘッドボックス1から噴出した紙原料2は、下ワイヤ3
上に着地し、初期脱水機器4で脱水されて湿紙18とな
り、上ワイヤ9と下ワイヤ3に挟まれて上部脱水機器5
、下部脱水機器6、湿紙搬送装置としての真空箱7、及
び長編部真空箱11、クーチロール12により脱水され
、ザクジョンピックアップロール8によりプレスパート
に移行される。
上に着地し、初期脱水機器4で脱水されて湿紙18とな
り、上ワイヤ9と下ワイヤ3に挟まれて上部脱水機器5
、下部脱水機器6、湿紙搬送装置としての真空箱7、及
び長編部真空箱11、クーチロール12により脱水され
、ザクジョンピックアップロール8によりプレスパート
に移行される。
上ワイヤ9はワイヤ離れ部10において湿紙18から離
れて循環する。また、上記長網部真空箱11に対向して
図示する紙切り用ノズル14が設けられる場合もある。
れて循環する。また、上記長網部真空箱11に対向して
図示する紙切り用ノズル14が設けられる場合もある。
第6図ないし第9図は、上ワイヤ9及び下ワイヤ3の離
れる位置、すなわち上下ワイヤで挟まれた湿紙が上ワイ
ヤから離れ下ワイヤ上に保持される湿紙搬送部の従来技
術の例を示す。
れる位置、すなわち上下ワイヤで挟まれた湿紙が上ワイ
ヤから離れ下ワイヤ上に保持される湿紙搬送部の従来技
術の例を示す。
第6図に於いて、湿紙と上ワイヤの離れる位置10はロ
ール15部にあり、湿紙はロール15直後の真空箱11
aにより下ワイヤ側に引き寄せられ下ワイヤ側へ搬送さ
れる。
ール15部にあり、湿紙はロール15直後の真空箱11
aにより下ワイヤ側に引き寄せられ下ワイヤ側へ搬送さ
れる。
第7図及び第8図は、第6図のロール13を湿紙上に接
触させた場合を示し、第8図はロール13の下に真空箱
7dがある場合、第7図はロール13の下に真空箱が無
い場合を示す。第7図及び第8図に示す装置では、湿紙
と上ワイヤの離れ点IOはロール13部にあり、湿紙は
、第7図に於いて真空箱11aに、また第8図に於いて
真空箱7dにより下ワイヤ側に引き寄せられ下ワイヤ側
へ搬送される。
触させた場合を示し、第8図はロール13の下に真空箱
7dがある場合、第7図はロール13の下に真空箱が無
い場合を示す。第7図及び第8図に示す装置では、湿紙
と上ワイヤの離れ点IOはロール13部にあり、湿紙は
、第7図に於いて真空箱11aに、また第8図に於いて
真空箱7dにより下ワイヤ側に引き寄せられ下ワイヤ側
へ搬送される。
第9図及び第10図は、曲率付き真空箱による湿紙搬送
の従来の例を示す。湿紙と上ワイヤの離れ点10は、上
方に凸に湾曲した曲率付き真空箱7b上にあり、湿紙は
、第10図に示すように、離れ点10より後部のスロッ
ト16.17の真空により下ワイヤ側に引き寄せられ下
ワイヤ側へ搬送される。この従来の装置では、高速運転
をする場合、ワイヤサポートのために、真空箱7bの上
流側に真空箱7aが設置されることもある。
の従来の例を示す。湿紙と上ワイヤの離れ点10は、上
方に凸に湾曲した曲率付き真空箱7b上にあり、湿紙は
、第10図に示すように、離れ点10より後部のスロッ
ト16.17の真空により下ワイヤ側に引き寄せられ下
ワイヤ側へ搬送される。この従来の装置では、高速運転
をする場合、ワイヤサポートのために、真空箱7bの上
流側に真空箱7aが設置されることもある。
なお第6図ないし第10図に示される装置において、真
空箱の総数は主に生産量により決定されている。
空箱の総数は主に生産量により決定されている。
上記第6図に示す従来の技術では、ワイヤ離れ部10に
於いてば、湿紙は真空箱11a〜lidにより脱水され
る前の状態であために、湿紙濃度は低い。
於いてば、湿紙は真空箱11a〜lidにより脱水され
る前の状態であために、湿紙濃度は低い。
ワイヤ離れ部10での湿紙濃度が低いと、その地点での
湿紙表層部の強度が十分でなく、繊維が上フロール13
間の上ワイヤも湿紙に接触させ真空箱7a7b、 7c
通過後にワイヤ離れ部10をもってゆけば、湿紙濃度は
高くなりワイヤ離れ部10での湿紙強度が強化できる。
湿紙表層部の強度が十分でなく、繊維が上フロール13
間の上ワイヤも湿紙に接触させ真空箱7a7b、 7c
通過後にワイヤ離れ部10をもってゆけば、湿紙濃度は
高くなりワイヤ離れ部10での湿紙強度が強化できる。
しかし、ワイヤ離れ部10の近傍において湿紙を下方に
強く引き付ける力が作用していないために、上ワイヤ、
下ワイヤの表面性の差異によっては湿紙が上ワイヤ側に
持って行かれる場合が生じ、このために上ワイヤ、下ワ
イヤのワイヤの選定に制約を受ける。また上ワイヤが汚
れるとワイヤ離れ部10で上ワイヤ側に湿紙が付着し易
くなるので、ワイヤの汚れ度合を常に管理しておく必要
がある。
強く引き付ける力が作用していないために、上ワイヤ、
下ワイヤの表面性の差異によっては湿紙が上ワイヤ側に
持って行かれる場合が生じ、このために上ワイヤ、下ワ
イヤのワイヤの選定に制約を受ける。また上ワイヤが汚
れるとワイヤ離れ部10で上ワイヤ側に湿紙が付着し易
くなるので、ワイヤの汚れ度合を常に管理しておく必要
がある。
また、第8図のように、ワイヤ離れ部10の真下に真空
箱を設置する場合には、ワイヤ離れ部10にて下方向に
湿紙を引き付けることができるので、安定した下ワイヤ
への湿紙の搬送を実現することができる。しかし湿紙は
ワイヤ離れ部IOに於いてロール13と真空箱7dによ
って上下ワイヤを介して挾まれてしまうことになる。こ
の場合には、ロール13と真空箱7dの加工精度及びた
わみにより湿紙の受ける面圧がワイヤ幅方向で均一とは
ならず、水分と秤量の不均一性を引き起こす結果となる
。
箱を設置する場合には、ワイヤ離れ部10にて下方向に
湿紙を引き付けることができるので、安定した下ワイヤ
への湿紙の搬送を実現することができる。しかし湿紙は
ワイヤ離れ部IOに於いてロール13と真空箱7dによ
って上下ワイヤを介して挾まれてしまうことになる。こ
の場合には、ロール13と真空箱7dの加工精度及びた
わみにより湿紙の受ける面圧がワイヤ幅方向で均一とは
ならず、水分と秤量の不均一性を引き起こす結果となる
。
第9図の従来技術では、第10図に示すように、ワイヤ
離れ部10は曲率を持つ真空箱7b上に位置し、その真
下にあるマシン幅方向1m当り0.08〜0.1M程度
の合計開口面積をもつスロット16.17を設け、これ
による吸引力により確実に湿紙18を下ワイヤ3側に搬
送することができる。
離れ部10は曲率を持つ真空箱7b上に位置し、その真
下にあるマシン幅方向1m当り0.08〜0.1M程度
の合計開口面積をもつスロット16.17を設け、これ
による吸引力により確実に湿紙18を下ワイヤ3側に搬
送することができる。
この技術により、上記第6図ないし第8図に示される従
来技術の繊維のワイヤへの付着及び湿紙のワイヤ幅方向
の水分と秤量の不均一性等を解消して現在−船釣に使用
されている2重織ワイヤにて安定高速運転が実現されて
いる。しかし、ワイヤ速度1200mpmの高速運転条
件下で、2.5重織ワイヤを上ワイヤとして使用すると
、第11図に示す上ロール9の外側のガイドロール19
出側20でのミスト21の発生が顕著となる欠点がある
。第11図において、上ワイヤ9がロール13から離れ
た部分9aでのワイヤ中の保水量を測定すると、同一運
転条件下にて2.5重織ワイヤの保水量は2重織ワイヤ
の保水量の1.6倍程度多く含まれることが判明した。
来技術の繊維のワイヤへの付着及び湿紙のワイヤ幅方向
の水分と秤量の不均一性等を解消して現在−船釣に使用
されている2重織ワイヤにて安定高速運転が実現されて
いる。しかし、ワイヤ速度1200mpmの高速運転条
件下で、2.5重織ワイヤを上ワイヤとして使用すると
、第11図に示す上ロール9の外側のガイドロール19
出側20でのミスト21の発生が顕著となる欠点がある
。第11図において、上ワイヤ9がロール13から離れ
た部分9aでのワイヤ中の保水量を測定すると、同一運
転条件下にて2.5重織ワイヤの保水量は2重織ワイヤ
の保水量の1.6倍程度多く含まれることが判明した。
このミストは、外側のガイトロール19表面と上ワイヤ
9表面の離れる点に作用する負圧によりロール表面の水
とワイヤ中の水が吸い出され飛ばされることによって生
ずるものと考えられる。
9表面の離れる点に作用する負圧によりロール表面の水
とワイヤ中の水が吸い出され飛ばされることによって生
ずるものと考えられる。
本発明は、上記従来の技術における欠点を解消した抄紙
機のツインワイヤ装置を提供しようとするものである。
機のツインワイヤ装置を提供しようとするものである。
〔課題を解決するための手段]
本発明の抄紙機のツインワイヤ装置は、湿紙搬送部に於
いて下ワイヤ側に配置され、上ワイヤと下ワイヤ上の湿
紙との離れ部に、上方に凸に湾曲する曲率イ」き目板を
有し、同目板に複数個の開口を設け、上記離れ部に至る
迄の同開口の合計面積をマシン幅方向1mに対し、0.
3M以上とした真空箱を備えたことを特徴とする。
いて下ワイヤ側に配置され、上ワイヤと下ワイヤ上の湿
紙との離れ部に、上方に凸に湾曲する曲率イ」き目板を
有し、同目板に複数個の開口を設け、上記離れ部に至る
迄の同開口の合計面積をマシン幅方向1mに対し、0.
3M以上とした真空箱を備えたことを特徴とする。
本発明では、湿紙のワイヤ離れ部の下ワイヤの下側に、
複数の開口を有し上方に湾曲する曲率付き目板をもつ真
空箱を配置し、目板の開口より作用する吸引力を湿紙に
作用させ、かつ、上ワイヤを目板の上方に凸の湾曲面に
おいて湿紙から無理なく円滑に離すことによって湿紙は
ワイヤ幅方向に不均一な圧縮力が加えられることなく吸
引されると共に、確実に下ワイヤ側に湿紙が搬送される
。
複数の開口を有し上方に湾曲する曲率付き目板をもつ真
空箱を配置し、目板の開口より作用する吸引力を湿紙に
作用させ、かつ、上ワイヤを目板の上方に凸の湾曲面に
おいて湿紙から無理なく円滑に離すことによって湿紙は
ワイヤ幅方向に不均一な圧縮力が加えられることなく吸
引されると共に、確実に下ワイヤ側に湿紙が搬送される
。
また、これに加えて、本発明では、上ワイヤと湿紙の離
れ部に至る迄の上記真空箱の目板の開口面積の合計をマ
シン幅方向1mに対して0.3ホ以上とすることによっ
て、真空箱による脱水効果を上げ、これによって湿紙濃
度を上げて湿紙表面強度を高めて上ワイヤ側へ付着する
繊維量を減少させ、かつ、上ワイヤ中の白水量を減少さ
せる。
れ部に至る迄の上記真空箱の目板の開口面積の合計をマ
シン幅方向1mに対して0.3ホ以上とすることによっ
て、真空箱による脱水効果を上げ、これによって湿紙濃
度を上げて湿紙表面強度を高めて上ワイヤ側へ付着する
繊維量を減少させ、かつ、上ワイヤ中の白水量を減少さ
せる。
このようにして、本発明によって、上記第6図ないし第
10回に示される従来の技術のもつ上記欠点が解決され
た。
10回に示される従来の技術のもつ上記欠点が解決され
た。
(実施例〕
本発明の第一の実施例を第1図によって説明する。
本実施例は、第5図に示されるような真空箱を有するツ
インワイヤ装置に係るものであって、同一の部分は第5
図におけると同一の符号で示されている。
インワイヤ装置に係るものであって、同一の部分は第5
図におけると同一の符号で示されている。
本実施例においては、真空箱7は、ワイヤ離れ部10の
やや後方(下流側)より前方(上流側)に延び、かつ、
湿紙の上ワイヤからの離れ部10において上方に凸に湾
曲した曲率R付きの目板7′を備え、同目板7′には上
記離れ部10に至る迄の開口面積の合計がマシン幅1m
当り0.3 +d以上の複数の目板7′を横切って延び
るスロット30が設けられている。また、離れ部10の
以降を含む目板7′全体の開口面積の総和は、第9図に
示す従来技術における真空箱7b、lla、Ilbの総
和と同等になるように設定されている。
やや後方(下流側)より前方(上流側)に延び、かつ、
湿紙の上ワイヤからの離れ部10において上方に凸に湾
曲した曲率R付きの目板7′を備え、同目板7′には上
記離れ部10に至る迄の開口面積の合計がマシン幅1m
当り0.3 +d以上の複数の目板7′を横切って延び
るスロット30が設けられている。また、離れ部10の
以降を含む目板7′全体の開口面積の総和は、第9図に
示す従来技術における真空箱7b、lla、Ilbの総
和と同等になるように設定されている。
本実施例は以上のように構成されており、−上ワイヤ9
、湿紙18及び下ワイヤ3は、ロール15を経て真空箱
7の目板7′上を移動し、上ワイヤ9は上記目板7′の
曲率付きの上方に湾曲した面の上を離れ部10において
湿紙18から離れるために、湿紙18にワイヤ幅方向に
不均一な圧縮力が加わることがない。かつ、目板7′の
複数のスロッI・30によって吸引が行なわれるために
、湿紙18は確実に下ワイヤ3側へ搬送される。また、
上記離れ部10に至る迄のスロット30の開口面積の合
計は、マシン幅1m当り0.3 rrr以上の高い値に
設定されているために、吸引効果が高く、湿紙中の白水
は真空箱7内に強く吸引され、上ワイヤ9の白水の保有
量を下げてミストの発生が防がれると共に、湿紙濃度を
上げて湿紙表面強度が高められて、上ワイヤ9へ付着す
る繊維量が減少する。
、湿紙18及び下ワイヤ3は、ロール15を経て真空箱
7の目板7′上を移動し、上ワイヤ9は上記目板7′の
曲率付きの上方に湾曲した面の上を離れ部10において
湿紙18から離れるために、湿紙18にワイヤ幅方向に
不均一な圧縮力が加わることがない。かつ、目板7′の
複数のスロッI・30によって吸引が行なわれるために
、湿紙18は確実に下ワイヤ3側へ搬送される。また、
上記離れ部10に至る迄のスロット30の開口面積の合
計は、マシン幅1m当り0.3 rrr以上の高い値に
設定されているために、吸引効果が高く、湿紙中の白水
は真空箱7内に強く吸引され、上ワイヤ9の白水の保有
量を下げてミストの発生が防がれると共に、湿紙濃度を
上げて湿紙表面強度が高められて、上ワイヤ9へ付着す
る繊維量が減少する。
本発明の第二の実施例を第2図によって説明する。
本実施例は、上記第一の実施例における真空箱7を、図
示するように2個の真空箱7b、7cに分けたものであ
って、真空箱7b、 7cにワイヤ離れ部10部におい
て上方に凸に湾曲した曲率付き目板7”を設け、同目板
7″に、同目板7″を横切って延び離れ部10に至る迄
の開口面積の合計がマシン幅1m当り0.3 rrr以
上の複数のスロットを設けた。
示するように2個の真空箱7b、7cに分けたものであ
って、真空箱7b、 7cにワイヤ離れ部10部におい
て上方に凸に湾曲した曲率付き目板7”を設け、同目板
7″に、同目板7″を横切って延び離れ部10に至る迄
の開口面積の合計がマシン幅1m当り0.3 rrr以
上の複数のスロットを設けた。
本実施例においても、上記第一の実施例と同様の作用及
び効果が奏せられる。
び効果が奏せられる。
本発明の第三の実施例を第3図によって説明する。
本実施例は、上記第6図ないし第8図に示すような従来
のツインワイヤ装置に本発明を適用したものであって、
ロール13の上流側に接近して上方に湾曲した曲率R付
き目板をもつ真空箱7bを設け、同目板に上記第一、第
二実施例と同様なスロットを設けたものである。
のツインワイヤ装置に本発明を適用したものであって、
ロール13の上流側に接近して上方に湾曲した曲率R付
き目板をもつ真空箱7bを設け、同目板に上記第一、第
二実施例と同様なスロットを設けたものである。
本実施例においても、上記第一、第二実施例と同様の作
用及び効果が奏せられる。
用及び効果が奏せられる。
本発明の第四の実施例を第4図によって説明する。
本実施例は、上記第三の実施例のロール15が下ワイヤ
3側に設けられた点を除いては、上記第三の実施例と同
様な構成を有し、同様な作用及び効果が奏せられる。
3側に設けられた点を除いては、上記第三の実施例と同
様な構成を有し、同様な作用及び効果が奏せられる。
なお、上記各実施例において、各真空箱は図示しない真
空配管を介して真空ポンプに接続され、通常50mmH
g〜200 Hg程度の真空が与えられる。
空配管を介して真空ポンプに接続され、通常50mmH
g〜200 Hg程度の真空が与えられる。
第12図ないし第15図に、本発明のツインワイヤ装置
の効果を示す試験結果を示す。
の効果を示す試験結果を示す。
第12図及び第13図は、異る原料A及びBについての
上ワイヤに付着する表面汚れ量とワイヤ離れ部10まで
の真空箱の真空開口面積との関係を示す。
上ワイヤに付着する表面汚れ量とワイヤ離れ部10まで
の真空箱の真空開口面積との関係を示す。
ここで、ワイヤ離れ部10までに150 mmHgの真
空が作用した真空箱7又は7a、7bの目板スロットの
マシン中1m当たりの開口面積の合計を真空開口面積(
ITf/巾1m)と呼ぶこととした。ワイヤ表面汚れ指
数は、ワイヤ表裏に付着した紙繊維、填料等を掻き取っ
て得られた単位時間、単位マシン中当たりの付着物の重
量に比例する値である。従来のものでは真空開口面積は
通常o几B二o、t rrf/巾1mであり真空開口面
積を0.3 rrf/巾1m以上とすることでワイヤ表
面付着汚れ量を半減することができた。これは、真空開
口面積を増加させたことで上下ワイヤ離れ点までの湿紙
濃度が高くなり製紙表面強度が上がり上ワイヤ側に繊維
が取られ難くなったことによるものと推定される。また
、第14図に示されるように、ワイヤ離れ部10での湿
紙濃度が上昇するとワイヤ表面付着汚れは減少すること
が判明した。
空が作用した真空箱7又は7a、7bの目板スロットの
マシン中1m当たりの開口面積の合計を真空開口面積(
ITf/巾1m)と呼ぶこととした。ワイヤ表面汚れ指
数は、ワイヤ表裏に付着した紙繊維、填料等を掻き取っ
て得られた単位時間、単位マシン中当たりの付着物の重
量に比例する値である。従来のものでは真空開口面積は
通常o几B二o、t rrf/巾1mであり真空開口面
積を0.3 rrf/巾1m以上とすることでワイヤ表
面付着汚れ量を半減することができた。これは、真空開
口面積を増加させたことで上下ワイヤ離れ点までの湿紙
濃度が高くなり製紙表面強度が上がり上ワイヤ側に繊維
が取られ難くなったことによるものと推定される。また
、第14図に示されるように、ワイヤ離れ部10での湿
紙濃度が上昇するとワイヤ表面付着汚れは減少すること
が判明した。
また、上ワイヤとして2重織ワイヤを使用する場合に仕
べ255重織ワイヤ使用する場合、ワイヤ表面付着汚れ
はほぼ半減する(第12図、第13図、第14図参照)
。しかし、上ワイヤとして2.5重織ワイヤを使用する
と、2重織ワイヤを使用する時に比ベアウドサイドのガ
イドロール19出側からのミストの量が急激に増加した
。通常の真空開口面積0.08〜0.1 ni’/巾1
mでの運転では、この2.5重織上ワイヤでは2重織上
ワイヤに比して、ミスト量が30倍以上に達した。この
2.5重織ワイヤを使用し、真空開口面積を0.08〜
0.1 rrrl巾1mとした時のミストも、真空開口
面積を0.3 ni’/巾1mとすると約20分のLo
、5rd/巾1mとすると約40分の1に減少した(第
15図参照)。
べ255重織ワイヤ使用する場合、ワイヤ表面付着汚れ
はほぼ半減する(第12図、第13図、第14図参照)
。しかし、上ワイヤとして2.5重織ワイヤを使用する
と、2重織ワイヤを使用する時に比ベアウドサイドのガ
イドロール19出側からのミストの量が急激に増加した
。通常の真空開口面積0.08〜0.1 ni’/巾1
mでの運転では、この2.5重織上ワイヤでは2重織上
ワイヤに比して、ミスト量が30倍以上に達した。この
2.5重織ワイヤを使用し、真空開口面積を0.08〜
0.1 rrrl巾1mとした時のミストも、真空開口
面積を0.3 ni’/巾1mとすると約20分のLo
、5rd/巾1mとすると約40分の1に減少した(第
15図参照)。
以上のように、ワイヤの離れ点10前での上方に凸に湾
曲し曲率付き目板を有する真空箱の真空開口面積の合計
を0.3 n?/巾1m以上に増加させることによって
、ワイヤ付着汚れを減少させることができ、かつ、上ワ
イヤとして2重織のものを用いても、2.5重織のもの
を用いてもアウトサイドのガイドロール19出側ミスト
の量を大巾に減少することができることが確認された。
曲し曲率付き目板を有する真空箱の真空開口面積の合計
を0.3 n?/巾1m以上に増加させることによって
、ワイヤ付着汚れを減少させることができ、かつ、上ワ
イヤとして2重織のものを用いても、2.5重織のもの
を用いてもアウトサイドのガイドロール19出側ミスト
の量を大巾に減少することができることが確認された。
〔発明の効果]
以上説明したように、本発明は、抄紙機のツインワイヤ
装置において、上ワイヤと下ワイヤ上の湿紙との離れ部
に、上方に凸に湾曲する曲率付き目板を有し、同目板に
複数の開口が設けられた真空箱を下ワイヤ側に配置する
ことによって、湿紙は上記上ワイヤとの離れ部において
ワイヤ幅方向に不均一な圧縮力を加えられることがなく
、ワイヤ幅方向に水分と秤量が均一な湿紙を得ることが
でき、かつ確実に湿紙を下ワイヤ側に搬送することがで
きる。
装置において、上ワイヤと下ワイヤ上の湿紙との離れ部
に、上方に凸に湾曲する曲率付き目板を有し、同目板に
複数の開口が設けられた真空箱を下ワイヤ側に配置する
ことによって、湿紙は上記上ワイヤとの離れ部において
ワイヤ幅方向に不均一な圧縮力を加えられることがなく
、ワイヤ幅方向に水分と秤量が均一な湿紙を得ることが
でき、かつ確実に湿紙を下ワイヤ側に搬送することがで
きる。
また、上記離れ部に至る迄の目板の開口の面積の合計を
マシン幅方向1mに対して0.3M以上の大きい値とし
、この開口によって湿紙の吸引を行なうために、真空箱
における脱水効果が著しく高められ、湿紙濃度が上昇し
て湿紙表面強度が高められて、上ワイヤ側へ付着する繊
維量を減少させることができると共に、上ワイヤに持ち
去られる白水量を減少させてミストの発生量を減少させ
ることができる。
マシン幅方向1mに対して0.3M以上の大きい値とし
、この開口によって湿紙の吸引を行なうために、真空箱
における脱水効果が著しく高められ、湿紙濃度が上昇し
て湿紙表面強度が高められて、上ワイヤ側へ付着する繊
維量を減少させることができると共に、上ワイヤに持ち
去られる白水量を減少させてミストの発生量を減少させ
ることができる。
第1図ないし第4図はそれぞれ本発明の第一ないし第四
の実施例の要部(第5図中のY部)の説明図、第5図は
従来のトップワイヤユニットをもつツインワイヤ装置の
全体を示す側面図、第6図ないし第8図は平面目板付き
真空箱を持つ従来の湿紙搬送部の説明図、第9図は曲率
目板付き真空箱を持つ従来の湿紙搬送部の説明図、第1
0回は第9図に示される湿紙搬送部の一部の詳細図、第
11図は従来のトップワイヤユニットの一例を示す説明
図、第12図ないし第15回は本発明による装置の実験
結果を示すグラフである。 3−下ワイヤ、 7.7a、7b、7c、7d−真空箱湿紙搬送装置7′
−目板、8−サクションピックアップロール、9−上ワ
イヤ、 10−上ワイヤと湿紙の離れ点、12− クー
チロール、 13− ロール、15− ロール、
16,17− スロット、18−湿紙、 19−外側(アウトサイド)ガイドロール、21−
ミスト、 30−スロット。 代理人 弁理士 坂 間 暁 外2名
の実施例の要部(第5図中のY部)の説明図、第5図は
従来のトップワイヤユニットをもつツインワイヤ装置の
全体を示す側面図、第6図ないし第8図は平面目板付き
真空箱を持つ従来の湿紙搬送部の説明図、第9図は曲率
目板付き真空箱を持つ従来の湿紙搬送部の説明図、第1
0回は第9図に示される湿紙搬送部の一部の詳細図、第
11図は従来のトップワイヤユニットの一例を示す説明
図、第12図ないし第15回は本発明による装置の実験
結果を示すグラフである。 3−下ワイヤ、 7.7a、7b、7c、7d−真空箱湿紙搬送装置7′
−目板、8−サクションピックアップロール、9−上ワ
イヤ、 10−上ワイヤと湿紙の離れ点、12− クー
チロール、 13− ロール、15− ロール、
16,17− スロット、18−湿紙、 19−外側(アウトサイド)ガイドロール、21−
ミスト、 30−スロット。 代理人 弁理士 坂 間 暁 外2名
Claims (1)
- 湿紙搬送部に於いて下ワイヤ側に配置され、上ワイヤと
下ワイヤ上の湿紙との離れ部に、上方に凸に湾曲する曲
率付き目板を有し、同目板に複数個の開口を設け、上記
離れ部に至る迄の同開口の合計面積をマシン幅方向1m
に対し、0.3m^2以上とした真空箱を備えたことを
特徴とする抄紙機のツインワイヤ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30897188A JPH02160989A (ja) | 1988-12-08 | 1988-12-08 | 抄紙機のツインワイヤ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30897188A JPH02160989A (ja) | 1988-12-08 | 1988-12-08 | 抄紙機のツインワイヤ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02160989A true JPH02160989A (ja) | 1990-06-20 |
Family
ID=17987423
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30897188A Pending JPH02160989A (ja) | 1988-12-08 | 1988-12-08 | 抄紙機のツインワイヤ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH02160989A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009242966A (ja) * | 2008-03-31 | 2009-10-22 | Nippon Paper Industries Co Ltd | オフセット印刷用紙の製造方法およびその製造方法により得られたオフセット印刷用紙 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6189397A (ja) * | 1984-10-03 | 1986-05-07 | 三菱重工業株式会社 | 加圧式脱水装置 |
-
1988
- 1988-12-08 JP JP30897188A patent/JPH02160989A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6189397A (ja) * | 1984-10-03 | 1986-05-07 | 三菱重工業株式会社 | 加圧式脱水装置 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009242966A (ja) * | 2008-03-31 | 2009-10-22 | Nippon Paper Industries Co Ltd | オフセット印刷用紙の製造方法およびその製造方法により得られたオフセット印刷用紙 |
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