JPH0215803Y2 - - Google Patents

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JPH0215803Y2
JPH0215803Y2 JP8235486U JP8235486U JPH0215803Y2 JP H0215803 Y2 JPH0215803 Y2 JP H0215803Y2 JP 8235486 U JP8235486 U JP 8235486U JP 8235486 U JP8235486 U JP 8235486U JP H0215803 Y2 JPH0215803 Y2 JP H0215803Y2
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clips
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は電線等を結束した結束バンドの基部を
止めるための結束クリツプを複数個連結してなる
電線等の結束用連結クリツプに関する。
(従来技術とその問題点) 一般に、電線等の結束具には結束バンドと結束
バンド挿通孔を有するクリツプとを一体に構成し
たものと、別体に構成したものとがあり、後者の
例としては、特公昭51−36680号公報の第6図に
示されたようなものが知られている。この結束具
のクリツプは複数個が連結されて一体に成形され
ているが、各クリツプは結束バンド挿通孔の貫通
方向と直角の方向に連結されている。したがつ
て、このように挿通孔の貫通方向と連結方向とが
直角に構成されているクリツプを用いる結束工具
は、上記公報に示されるように、連結クリツプの
供給路の開口側を工具本体先端の結束バンドの通
路の開口部に対して直角に設ける必要がある。
しかしながら、結束バンドの通路とクリツプの
供給路とが、先端の結束部において直角に構成さ
れる工具は、結束作業を行ないにくい。なぜなら
ば、工具先端が大きくなるから、結束状態を視認
しにくいほか、結束作業が狭いスペースで行なわ
れるときは工具の取扱いが困難であるからであ
る。
これを回避するためには、クリツプを挿通孔の
貫通方向に連結すればよいわけであるが、成形上
の理由からこのような連結はほとんど不可能であ
る。しかし、連結しないでバラで使用すると、ク
リツプ自体は小さいので、工具への装填が面倒で
あるばかりでなく、落すとあたりに散乱して粉失
しやすく、またクリツプには結束バンドに係合す
る爪が形成されているが、この爪は方向性をもつ
ているので、逆に装填すると結束不可能な状態が
起るので、いちいち爪の方向を確かめながら装填
しなければならず、煩わしい。
(考案の技術的課題) 本考案は上記欠点を解消し、バラのクリツプを
連結して粉失を防止し、結束工具に対し正確且つ
正しく容易に装填でき、ひいては結束工具の先端
部をスリムに形成することも可能にすることもで
きる電線等の結束用連結クリツプを提供すること
をその技術的課題とする。
(課題を解決するための手段) 上記課題を解決するために、本考案に係る電線
等の結束工具は、それぞれ中央部に結束バンドを
挿通する挿通孔を有するとともに上記挿通孔の対
向する内壁に上記結束バンドに係合する一対の爪
を形成した複数のクリツプを、上記挿通孔と爪を
整合状態に揃えて整列させるとともに、整列によ
つて連続した挿通孔に弾性を有する扁平長尺の連
結部材を貫通させ、該連結部材の表面に上記クリ
ツプの爪を弾性接触させて上記複数のクリツプを
連結支持させることを特徴とする。
(考案の作用、効果) 上述のように、本考案によれば、連結クリツプ
は結束バンド挿通孔と爪を整合状態に揃えて整列
されているので、爪の方向を考える必要がなく、
結束工具への装填が容易である。また、クリツプ
は挿通孔に弾性を有する扁平長尺の連結部材を貫
通させることにより整列され、しかも長尺連結部
材の表面に上記クリツプの爪を弾性接触させて上
記複数の結束クリツプを連結支持させている。こ
のため、挿通孔の対向内壁に相対して形成された
各側の爪はそれぞれ内壁側に変位するとともに、
連結部材は両側から爪の弾性によつて押圧される
ので、挿通孔の中央に保持され、爪の変位がバラ
つかずに一定に維持される。したがつて、結束工
具中に供給されたクリツプの挿通孔の開き状態は
良好で、結束バンドの挿通を阻害することがな
い。これに反し、一方又は両方の爪が挿通孔の中
央寄りに変位すると、結束バンドが貫通する際に
つかえてその挿通を阻害するおそれがある。さら
に、複数のクリツプは挿通孔の貫通方向に連結さ
れているので、結束工具において結束バンド通路
とクリツプ供給路とを平行に配設することがで
き、工具の先端形状をスリムに形成することがで
きる。よつて、本願考案による実用上の効果は非
常に大である。
(実施例) 以下、図面によつて本考案の実施例について説
明する。
図において符号Aは電線等の結束用連結クリツ
プを示す。この連結クリツプAは、中央部に結束
バンド3を挿通する挿通孔1aを有する複数のク
リツプ1を整列させるとともに、整列によつて連
続した挿通孔1a,1a,1a……に連結部材2
を貫通させて連結支持させたものである。
クリツプ1は結束バンド3とは別体に構成さ
れ、中央部に挿通孔1aを有するとともに、上記
挿通孔1aの対向する内壁に相対する一対の爪1
b,1bを形成した函形材で、上記挿通孔1aを
挿通した結束バンド3の表面に形成されたラツク
3a,3a,3a……(第5図参照)に上記爪1
b,1bを係合させて結束部を止めるものであ
る。各クリツプ1は一個づつ独立に成形されてい
る。
連結部材2は弾性を有する扁平長尺の棒状部材
で、その一端にはクリツプ1の挿通孔1aよりも
大きく形成された膨大部2a、他端にはクリツプ
1の挿通孔1aよりも小さく、爪1b,1b間の
間隙よりも大きい膨突部2bが形成されている。
膨大部2aには引抜き用の指掛け穴4が形成され
ている。また、膨突部2bの内側には傾斜面5が
形成されている。なお、連結部材2は通常は合成
樹脂から構成すればよく、第3図a,bに示すよ
うに、内部は密実でもチユーブのように中空でも
よい。
連結部材2は複数のクリツプ1の挿通孔1aと
爪1b,1bを整合状態に揃えて整列させ、上記
挿通孔1aに貫通するとともに、上記連結部材2
の表面に上記クリツプ1の爪1b,1bを弾性接
触させて連結支持している。複数のクリツプ1,
1,1……は連結部材2の両端の膨大部2aと膨
突部2bとによつて抜け出すことなく保持され
る。
上述のように、各クリツプ1は挿通孔1aに弾
性を有する扁平長尺の連結部材2を貫通させるこ
とにより整列され、しかも長尺連結部材2の表面
に上記クリツプ1の爪1b,1bを弾性接触させ
て上記複数の結束クリツプ1を連結支持させてい
る。このため、挿通孔1aの対向内壁に相対して
形成された各側の爪1b,1bはそれぞれの内壁
側に変位するとともに、連結部材2は両側から爪
1b,1bの弾性によつて押圧されるので、挿通
孔1aの中央に保持され、爪1b,1bの変位が
バラつかずに一定に維持される。そして、連結状
態を解除するときは、膨大部2aの指掛け穴4に
指を掛けて連結部材2を引き抜けばよい。膨突部
2bには傾斜面5が形成されているので、引さ抜
きの障害になることはない。
なお、第4図aに示すように、連結部材2の表
面にクリツプの爪1b,1bと係合する凹凸部6
を形成しておけば、矢印方向への引き抜きのみが
可能となるので、引き抜き方向を間違えることが
ない。また、同図bのように、膨突部2bの基部
に切込み7を形成しておき、切込みから膨突部2
bを折り取つてから連結部材2を抜き取る構成で
あつてもよい。
次に、上記構成の連結クリツプAの使用態様
を、上記連結クリツプAを用いる結束工具ととも
に説明する。
第5図及び第6図において符号Bは電線等の結
束工具を示す。この結束工具Bは結束バンド3と
クリツプ1とからなる結束具を用いて電線8等を
結束するもので、結束バンド3を案内挿通するバ
ンド通路10と連結クリツプ1を収容するクリツ
プ供給路11とを平行に備える工具本体12と、
上記供給路11内の連結クリツプ1を押圧供給す
る供給手段13と、上記バンド通路10とクリツ
プ供給路11との間を移動するクリツプホルダ1
4と、結束バンド3を切断するカツタ部材15と
を備えている。
供給手段13はスプリング16とプツシヤ17
をプツシヤホルダ18に収容するとともに、プツ
シヤホルダ18の開口溝18aから突出したプツ
シヤ頭部17aをクリツプ供給路11内に配置し
て工具本体12にネジ等によつて装着し、また工
具本体12から取外すことができるようにしたも
のである。
クリツプホルダ14は工具本体12の後端に軸
支されて揺動可能に設けられた作動アーム19の
前端に設けられ、前後に貫通するクリツプ保持部
20を有するもので、工具本体12に装着された
バネ21とハンドル22とによりその揺動範囲を
規制された作動アーム19の揺動に連動して、ク
リツプホルダ14が前記クリツプ供給路11の前
端開口部11aに整合する第1の位置P1と前記
バンド通路10の前端開口部10aに整合する第
2の位置P2とに移動するように設定されてい
る。
カツタ部材15は上記作動アーム19のクリツ
プホルダ14の手前に設けられている。カツタ部
材15はバンド通路10の開口端から突出するク
リツプ止め片23の開口溝23aを貫通して、ク
リツプホルダ14が第2の位置P2から第1の位
置P1へ動くときに上記クリツプホルダ14と連
動してクリツプ保持部20内のクリツプ1の後面
に沿つて作動するように設定されている。
次に、上記構成の結束工具Bにおいて、まず工
具本体12のバンド通路10の後端から前端に結
束バンド3を挿通するとともに、クリツプ供給路
11の前端又は後端開口部から連結クリツプAを
収容する。この場合、連結クリツプAはクリツプ
供給路11の前端又は後端開口部から膨突部2b
を先にして押込んだ後、クリツプ1が抜け出さな
いように押えて膨大部2aの指掛け穴4に指を掛
けて連結部材2を引き抜けばよい。その後供給手
段13を装着する。
電線8等の被結束物を結束するときは、工具本
体12を手に持ち、ハンドル22を押し操作して
バネ21に抗して作動アーム19を揺動させるこ
とにより、クリツプホルダ14を第1の位置P1
に移動させる。これにより、クリツプホルダ14
のクリツプ保持部20がクリツプ供給路11の前
端開口部11aに開かれるから、最前部のクリツ
プ1がプツシヤ17に押されて開口部に飛び込
み、保持部20の前壁20aによつて停止保持さ
れる。そこで、ハンドル22を離すとバネ21に
よつて作動アーム19が上り、クリツプホルダ1
4はバンド通路10の前端開口部10aに整合
し、クリツプ1は止め片23に当つて押えられ、
上記整合位置に保持されるので、結束バンド3を
工具の後方から前方に押してやると、その先端は
クリツプホルダ14内のクリツプ1の挿通孔1a
を通つてクリツプホルダ14の前方に突出する。
そこで、結束バンド3を前方に引つ張つて電線8
に巻き回した後に結束バンド3の先端を再びクリ
ツプホルダ14のクリツプ保持部20内のクリツ
プ1の挿通孔1aから挿入する。こんどは逆に結
束バンド3の工具本体12の後部側を後方に引つ
張つて結束バンド3を締めると、結束バンド3の
ラツク22とクリツプ1の係合爪1b,1bとが
係合して緩まないので、締め状態に保持される。
そこで、再びハンドル22を押すと、作動アーム
19の揺動に連動してカツタ部材15も同じ方向
に移動するので、その移動範囲の途中にある結束
バンド3は切断される。同時にクリツプホルダ1
4も再び移動するのに対して止め片23は移動し
ないので、クリツプ保持部20は拡開し、内部の
クリツプ1をクリツプ保持部20の前方から出す
ことができる。これによつて結束作業が完了す
る。
上記構成において、連結クリツプAは結束バン
ド3挿通孔1aと爪1b,1bを整合状態に揃え
て整列されているので、爪1b,1bの方向を考
える必要がなく、結束工具への装填が容易であ
る。また、前述のように、連結部材2は挿通孔1
aの中央に保持され、爪1b,1bの変位がバラ
つかずに一定に維持される。したがつて、結束工
具中に供給されたクリツプ1の挿通孔1aの開き
状態は良好で、結束バンド3の挿通を阻害するこ
とがない。これに反し、一方又は両方の爪1b,
1bが挿通孔1aの中央寄りに変位すると、結束
バンド3が貫通する際につかえてその挿通を阻害
するおそれがある。さらに、複数のクリツプ1は
挿通孔1aの貫通方向に連結されているので、結
束工具において結束バンド通路10とクリツプ供
給路11とを平行に配設することができ、工具の
先端形状をスリムに形成することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る電線等の結束用連結クリ
ツプの斜視図、第2図は上記連結クリツプの横断
面図、第3図aは上記連結クリツプの縦断面図、
同図bは上記連結クリツプの他の実施例の縦断面
図、第4図a,bは連結部材の他の実施例を示す
説明図であり、第5図及び第6図はそれぞれ上記
連結クリツプを用いる結束工具の斜視図及びその
横断面図である。 符号A……連結クリツプ、B……結束工具、1
……クリツプ、1a……挿通孔、1b……爪、2
……連結部材、3……結束バンド、8……電線、
10……バンド通路、11……クリツプ供給路、
12……工具本体、13……供給手段、14……
クリツプホルダ、15……カツタ部材、P1……
第1の位置、P2……第2の位置。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. それぞれ中央部に結束バンドを挿通する挿通孔
    を有するとともに上記挿通孔の対向する内壁に上
    記結束バンドに係合する一対の爪を形成した複数
    のクリツプを、上記挿通孔と爪を整合状態に揃え
    て整列させるとともに、整列によつて連続した挿
    通孔に弾性を有する扁平長尺の連結部材を貫通さ
    せ、該連結部材の表面に上記クリツプの爪を弾性
    接触させて上記複数のクリツプを連結支持させる
    ことを特徴とする電線等の結束用連結クリツプ。
JP8235486U 1986-05-30 1986-05-30 Expired JPH0215803Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8235486U JPH0215803Y2 (ja) 1986-05-30 1986-05-30

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JP8235486U JPH0215803Y2 (ja) 1986-05-30 1986-05-30

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Publication Number Publication Date
JPS62194570U JPS62194570U (ja) 1987-12-10
JPH0215803Y2 true JPH0215803Y2 (ja) 1990-04-27

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ID=30934931

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