JPH02157790A - レーザ投影装置 - Google Patents

レーザ投影装置

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JPH02157790A
JPH02157790A JP63310021A JP31002188A JPH02157790A JP H02157790 A JPH02157790 A JP H02157790A JP 63310021 A JP63310021 A JP 63310021A JP 31002188 A JP31002188 A JP 31002188A JP H02157790 A JPH02157790 A JP H02157790A
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laser
light
wavelength
pulse
projection device
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JP63310021A
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English (en)
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Kiwamu Takehisa
究 武久
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、パルスレーザを用いた画像を投影する装置、
及び、そのレーザ装置に関する。
〔従来の技術〕
従来、レーザを用いた投影装置は、アルゴンレーザ、及
び、クリプトンレーザのような0wレーザを用いて、画
面上の一画素ごとに輝度を調整し、CWレーザを水平方
向、及び、垂直方向の両方を走査させることで、画面上
の全画素に対応させていた。なお、この種の装置として
、例えば、「画像デイスプレィ」、コロナ社、p178
〜187において紹介されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記従来のレーザ投影装置では、レーザ自体の出力、効
率が悪いため、大画面が得にくく、消費電力も大きかっ
た。
また、金属蒸気レーザは、赤、青、緑の三原色のレーザ
光を発振することができ、大出力化、及び、高効率化が
期待できる。反面、レーザ光はパルス状でしか取出せな
いため、従来の投影装置をそのまま用いることはできな
い。
たとえば、投影する画面を横−千ドット、縦六百ドツト
の画素で構成する場合、従来のレーザテレビと同様に、
画面の一画素ごとを照射するならば、毎秒三十コマの動
画を得るには、少なくとも、毎秒1000X600X3
0=18X10Bパルス(18MHz)以上の高繰返し
動作ができなければならない。しかし、金属蒸気レーザ
は、通常、5〜25KHzの繰返しが適しており、MH
z以上の高繰返し動作はほぼ不可能である。
また、パルスレーザのレーザビームを画面サイズに拡大
投影し、1パルスで投影する全画像を得ようとするなら
ば、レーザ光を、例えば、前述のように、1000x6
00ドツトの画素数だけ同時に輝度を制御しなければな
らない、その場合、例えば、レーザ光をマトリクス状の
液晶板に入射させて、ここで制御する方法が考えられる
。しかし、この場合、六十万画素をもつ超高解像度の液
晶板が必要となるが、これは製作上非常に困難である。
さらに、この場合、液晶板の各画素を通過するレーザ光
の輝度を何段階かの中間調に制御するのは困難である。
本発明の第一の目的は、数KHzから数十KHzの繰返
しで発振するパルスレーザを用いて画像を投影する装置
、及び、パルス光を正確な位置に投影できる装置を提供
することにある。
本発明の第二の目的は、投影装置に最適な金属蒸気レー
ザを提供することにある。
本発明の第三の目的は、金属蒸気レーザとは別に、簡単
な構造で、赤、青、緑の三原色のレーザ光を大出力、及
び、高効率に取出すことができるNd : YAGレー
ザを提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
投影する画面上の縦、または、横の一方向のすべての画
素を同時に照射すればよく、横、または、縦のもう一方
向を分割して各パルスごとに照射するように、空間的に
走査したものである。
また、同時に照射する一方向のすべての画素中の各画素
の輝度を調節するために、レーザ光をマトリクス状の液
晶板と、偏光ビームスプリッタや検光子などの偏光性光
学素子に通過させたものである。さらに、各画素の輝度
をほぼm段階に調整できるように、nXmドツトのマト
リクス状の液晶板にレーザ光を通過させて、スクリーン
上でnX1ドツトの画素に対応させたものである。
また、レーザ光の各パルスを画面上の定位置に照射する
べく、パルス光の発振タイミングを合わせるために、空
間的に走査するために用いられるポリゴンミラーと同様
に回転するポリゴンミラーにCWレーザ光を当てて、こ
れが反射してきた位置に並べられた光検出器で受光する
時に、パルス光が発振するようにしたものである。
さらに、一方向に長く拡大されたレーザ光の強度分布を
均一に補正するために、断面が片側から見て凸と凹の曲
線をもつガラス板を斜めに置き、レーザ光の強度が高い
中心部の入射角が、周辺部の入射角よりも大きくなるよ
うにしたものである。
この第二の目的を達成するために、金属蒸気レーザのレ
ーザ管の断面が長方形や、レーストラック形などのよう
に、一方向に長い形状としたものである。さらに、同レ
ーザのレーザ管中に銅蒸気。
金蒸気、ストロンチウム蒸気を別々に充満するような仕
切りを設けたものである。
第三の目的を達成するために、Nd : YAGレーザ
の共振器中にSHG素子のような非線形光学素子を置き
、さらに、波長1.06μm光に対して損失となる光学
素子や吸収体などを共振器中に挿入したり、あるいは、
波長0.946μmと波長1.06μm との間で反射
率が大きく変化するダイクロイックミラーと、波長1.
06μm と波長1.3μm との間で反射率が大きく
変化するダイクロイックミラーを挿入し、波長1.06
μmの光が共振しないようにしたものである。
〔作用〕
レーザの1パルス分で画面上の一方向すべての画素を照
射する場合、例えば、画素数が横−千ドット、縦六百ド
ツトの画像を毎秒三十コマ投影して動画を形成する場合
、横方向−千ドット、縦方向−ドツト分を−パルスで投
影すれば、レーザからは、毎秒600X30=1800
0パルス(18KHz)の繰返しで済む。そのため、金
属蒸気レーザは、通常、5〜25KHzの繰返しで動作
し、Nd : YAGレーザも、超音波Qスイッチで動
作させると、数KHzから数十KHzの繰返しで動作す
るため、前述した動画の形成には最適である。
また、液晶板は、それを通過する光の偏光方向を印加電
圧で制御でき、偏光性光学素子は、入射光の偏光方向に
より透過光量が制御される。従って、マトリクス状の液
晶板を用いれば、各マトリクスごとに、偏光性光学素子
の透過光量が制御できる。
さらに、ポリゴンミラーに当てて反射したCWレーザ光
が並べられた光検出器に入射するタイミングで、パルス
光が投影用のポリゴンミラーで反射しスクリーンに投影
されるようになるため、投影される各パルスの位置は、
並べられた光検出器とほぼ相似するようになる。従って
、ポリゴンミラーの回転に多少の変動が生じた場合でも
、パルス光の投影される位置に悪影響を及ぼすことはな
い。
凸と凹の曲線をもつガラス板にレーザ光が入射すると、
入射角は入射位置によって異なる。第8図はガラスに入
射する光の、入射角に対する反射率を示したものである
屈折率nのガラス板に光が入射する場合、大気の屈折率
は、はぼ、1.0 なので、入射角を01とすると、透
過光の角度02は、sinθx=nzsinθ2を満足
する値となり、光強度の反射率は入射光の偏光方向によ
って次のようになる。偏光方向が、入射点からガラス面
に立てた垂線と、入射光とを含む面に平行な場合は、 となり、第8図において曲線Aで示される。また、曲線
に垂直な場合は、 で表わされ、同図で曲線Bで示される。
従って、どちらの場合でも、中心部の入射角が周辺部の
入射角よりも大きくなるようにすると、中心部の反射率
を、周辺部の反射率よりも大きくすることができるため
、このガラス板を透過する光において、中心部の光強度
の低下率が、周辺部よりも大きくなるため、光強度は、
はぼ、平滑化される。
また、金属蒸気レーザのレーザ管の断面が一方向に長い
形状にすると、レーザ管壁に原子が衝突する確率が増す
ため、レーザの下位準位の分布量の減少を促進し、レー
ザ出力は増加する。また、同形状のレーザ管から発振す
るレーザビームの形状が一方向に長くなっても、本発明
の装置では。
投影する際に一方向に広げられたビームを用いるため、
不都合は全く生じない。
さらに、この金属蒸気レーザ管中に銅蒸気、金属蒸気、
ストロンチウム蒸気を別々な空間に充満させて放電させ
ると、それぞれ波長的511 nm。
628nm、431nmで゛ある緑、赤、青の三原色の
レーザ光が取り出せる。
マタ、Nd : YAGL/−ザでは、波長1.06μ
mの光が共振しないようにすると、次に比較的発振しや
すい光は、波長0.946μm光や、波長1.3μm帯
の1.319μmや1.338μmの光であるため、共
振器中に置かれたSHG素子により、波長0.946μ
m光の第二高調波である波長的473nmの青色のレー
ザ光と、波長1.3μm帯の光の第二高調波である波長
的660nmや669nmの赤色のレーザ光と、さらに
、波長0.946μm光と光波1.3μm帯の光との和
周波数に相当する波長的551nmや554nmの緑色
のレーザ光を取り出すことができ、三原色のレーザとな
る。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を第1図により説明する。
第1図は、赤、青、緑の三原色の出るパルスレーザを用
いて画像をスクリーンに投影する本発明の詳細な説明図
である。
三原色の出るパルスレーザ1から出たレーザ光IAは垂
直方向に偏光しており、ビームエキスパンダ2を通過し
て、ビーム径が拡大される。次に、このビームは一方向
拡大器3に入り、断面が横長の形状のビームになる。こ
の一方向拡大器3はシリンドリカルレンズの対3A、3
Bを用いであるが、複数のプリズムから構成しても良い
。このビームは波長分離器4に入射し、赤、青、緑の三
本の横長ビーム4A、4B、4Cとなる。第2図は、波
長分離器4は側断面図であり、ここに示されているよう
に、−枚のミラー5と、二枚のダイクロイックミラー6
とから成るものである。
三本の横長ビームは、液晶板7を通過する。横長ビーム
4A、4B、4Cが入射した液晶板7は、第3図に示し
であるように、横方向に−千ドツト、縦方向に玉石ドツ
トのマトリクス状となっている。
つまり、赤、青、緑の三本の横長ビームが、それぞれ1
00OX100ドツトのマトリクスに対応するように液
晶板7を通過する。また、この液晶板は、第3図に示し
たように、全体が入射光に対してほぼ、ブリュースタ角
となるように傾けられているため、ここにおける反射損
が小さくなるようになっている。液晶板7の各画素ごと
に、入射光の偏光方向が制御され、各画素に対する光に
対して、スクリーンに投影されるものは、偏光方向が変
化しないが、投影されないものに対しては、偏光方向が
90度回転し、偏光方向が水平となる。
液晶板7を通過した各ビームは、偏光ビームスプリッタ
8に入射する。この入射光8A、8B。
8Cの偏光方向が垂直なものに対しては、そのまま透過
するが、水平なものに対しては、反射して上の方向に進
み、光吸収板9に入射し、吸収される。この偏光ビーム
スプリッタ8を透過したレーザ光は、波長合成器10に
入り、赤、青、緑の三本のビームは結合される。この波
長合成器10は。
波長分離器を、はぼ、逆方向に用いた構造である。
次に、これを出射した一本のビームは、凸面鏡11に当
り、横方向のみに広がるようなビームにされ、ポリゴン
ミラー12に当てられ、ここで反射してスクリーン13
まで投影される。ここにおいて、ビームが縦方向に集束
するように、ビームエキスパンダ2によって集束される
。また、図では示されていないが、ポリゴンミラー12
の後に2fθレンズを通しても良い。スクリーン13上
の画像は、横−千ドット、縦六百ドツトの画素で構成さ
れるが、スクリーン13上に照射されたーパルス分のビ
ームでは、横−千ドット、縦1ドツト分が同時に照射さ
れる。従って、前述のように。
赤、青、緑の三本のビームは100OX100ドツトの
液晶マトリクスで輝度調整されるため、スクリーン13
上の各画素における赤、青、緑の輝度は、それぞれ、は
ぼ百段階程度に変調できる。
この実施例では、画像を毎秒玉子コマ形するため、使用
されるパルスレーザの繰返し速度は、毎秒600x30
=18000パルス(18KHz)である、このパルス
レーザからの各パルス光が、スクリーン13上の対応す
る画素の定位置に正確に照射されるように、パルス光の
発振タイミングは以下のようにして調整される。スクリ
ーン13上に達するレーザ光の位置は、回転するポリゴ
ンミラー12の角度のみによって定まるため、この回転
角を検出するように、CWレーザの出る半導体レーザ1
4からレーザ光15を同ポリゴンミラー12に当てて反
射した光の位置を検出すればよい、そこで、この反射光
16の照射する位置に、アレイ状の光検出器17を設置
し、反射光16がアレイ状に並んだそれぞれの光検出器
で検出されるたびに、パルス光を発振するように、パル
ス制御装置18に信号19を送る。この信号19を受け
たパルス制御装置18は、パルスレーザ1に、パルスレ
ーザを発振させるタイミングを定める信号20を送り、
液晶板75i:制御する制御装[21に、液晶板7の各
マトリクスの状態を変えるタイミングを指示する信号2
2を送る。
この様に、スクリーン13上に投影するために、レーザ
ビームを横に広げ、画面上の横方向の−千ドツト分の画
素を、−パルス分の光で一度に照射するため、レーザビ
ームの画面上の走査は、縦方向のみで済み、ポリゴンミ
ラー12が一台あれば良い。さらに、ポリゴンミラー1
2の回転数も、ポリゴンミラーの画数が、例えば、25
面あれば、30X60÷25=72rpmという、きわ
めて低速回転で済むため、ポリゴンミラーの精度と耐久
性が階段状に向上する。
ところで1本発明で用いられる光源としてのレーザ光は
、通常ビームの中心部の強度が周辺部に比べて高いため
、そのままでは投影されると中心部が明るくなってしま
う。そこで、一方向拡大器3と波長分離器4の間に、第
4図に示しであるように、ビーム強度平滑化装!f30
を設置しても良い。入射光31は、レーザビームである
場合、通常、第5図に示しである強度分布図のように、
中心部の光0の強度が周辺部の光Xの強度よりも高くな
っている。そこで、ビーム強度平滑化装置30を第4図
の斜視図のように斜めに設置すると、これを上から見た
第6図で、中心部0の光33と、周辺部Xの光34では
、装!1f30に入射する入射角01.θ2が大きく異
なり、入射角θ1は、周辺部の光34の入射角よりも大
きいため、中心部の光33は、周辺部の光34よりも強
く反射を受ける。従って、装置130からの透過光32
は、第7図に示された強度分布図のように、中心部Oと
周辺部Xの光強度がほぼ等しくなる。このように、レー
ザ光の強度が均一化したものを用いることで、スクリー
ン上に投影された像の輝度にむらを生じることが無い。
次に、液晶板7のマトリクス内の各素子の状態を制御す
る一実施例を第9図により説明する。第9図では、第3
図における液晶板7に入射する三本のビームのうち一本
分の横−千ドットの中の各1×100ドツトに対応した
レーザ光を制御する方法を示しである。
液晶素子列40としてツイストネマティック(TN)型
液晶が用いられており、これは変調させる100ドツト
分よりも少し多い101ドツトで構成される。これは透
明電極41と透明抵抗体42にはさまれており、これら
は片側がアースされている。透明抵抗体42には、電圧
制御装置43から、コントロールされた電圧が加わるよ
うになっている。この液晶素子列40の各素子は。
印加される電圧がほぼVih以下であると、入射光の偏
光方向を、はぼ、90°回転させる働きがあり、はぼV
thを越えると、入射光の偏光方向は変化しないように
なっている。今、100ドツト分の光のうちnドツト分
の光を投影される場合、透明抵抗体42におよそVth
X 101/ (101−n)に相当した電圧を電圧制
御装置43から印加する。その時、液晶素子列41で図
で上側から、はぼ、n個の液晶素子に関しては、印加さ
れる電圧は約vLh以上となるため、図で上・下に振動
する偏光面をもつ入射光44の偏光方向は変化せずに、
偏光ビームスプリッタ45をそのまま透過してスクリー
ンに向う。液晶素子列41上の残りの(100−n) 
ドツト分の素子には、約Vth以下の電圧が印加されて
いるため、これらに入射する入射光46は、偏光方向が
、ぼぼ、90″回転するため、偏光ビームスプリッタ4
5で反射し、はとんど透過しない。
このように輝度を調整するために、印加する電圧の大き
さを比較的大きく変化するため、以下のような問題が生
じない。もし、液晶素子の1ドツト分で透過光量をコン
トロールするには、印加電圧の大きさを、Vthの前後
で、きわめて精密に調整しなければならない。
第10図は本発明の装置における光源としての金属蒸気
レーザのレーザ管60の断面図である。
断面内には三つの独立した空間61,62.63に分か
れており、それぞれ、金、銅、ストロンチウムの蒸気で
充たされている。これら三つの空間は断熱層64で包ま
れている。各空間は横に長い形状をしており、各金属原
子は、これら空間の仕切り板65と衝突する確率が増し
、出力が増加する。さらに発振するレーザ光は、赤、緑
、青の三原色の、横に長い断面形状である三本のビーム
となるため、第1図で示されているような、一方向拡大
器3や、波長分離器4が必要なくなり、装置全体が簡略
化される。また、この様に三種の金属蒸気レーザを一体
化することで、電極や、断熱層を共有でき、装置が大幅
にコンパクト化される。
第11図は、本発明の装置におけるパルスレーザとして
、Nd : YAGレーザを用いて、赤、緑。
青の三原色を取出せる装置の一実施例である。
Nd : YAGロッド70、及び、71は、連続的に
発光する励起光源72によって励起される。
共振器は、全反射鏡73と、波長1.06μm光に対し
て全反射し、波長0.53μm光はある程度透過する透
過鏡74から成っている。この共振器中には、超音波Q
スイッチ75が設置され、これには、通常、数十KHz
の超音波が印加されている。また、共振器中にはSHG
素子76が置かれているため、これによって基本波長1
.06μm光の第二高調波である0、53μm光が成牛
される。次に、全反射鏡77と透過鏡78とで構成され
る共振器中には、波長1.06μm光の光をほとんど透
過しないダイクロイックミラー79が置かれているため
、ここでは、波長1.06μmの光は発振しない、しか
し、このダイクロイックミラー79では、波長1.3μ
mの光に対しては100%近く透過するため、波長1.
319μmの光が発振できる。従って、共振器中に設置
されているSHG素子80によって波長1.319μm
光の第二高調波である約660nm光、及び、第三高調
波である約440nm光の光が成牛され、透過鏡78か
ら取出される。次に、透過鏡74及び78から取出され
たレーザビームは、ミラー81、及び、ダイクロイック
ミラー82によって合成され、−本のビームになる。
このように、取出す波長の異なるNd : YAGレー
ザの共振器を近づけて配置するため、励起光源72や、
超音波Qスイッチ75が共用できるだけでなく、励起光
源72に電力を供給する電源なども共有できるため、小
型化される。また、二本のNd : YAGロッド70
.71は、断面図として第12図に示しであるように、
二重楕円集光器83の二つの楕円のそれぞれの焦点付近
に置かれ、もう一方の共用された焦点に励起光源72を
置かれた1構造となっている。この構造により、−本の
励起ランプから二本のロンドに対して高い集光効率で励
起光を集光することができる。
第13図は、本発明における三原色レーザの一実施例を
示した説明図である。
Nd : YAGロッド90は、連続的に発振する励起
光源91.92によって励起される。共振器中には、非
線形光学としてSHG素子93と、超音波Qスイッチ9
4が置かれている。共振器は、ダイクロイックミラー9
5によって二方向に分割される。このダイクロイックミ
ラーは、波長的1.0μmが境となって、それ以下の光
は透過し、それ以上の光は反射するようになっている。
また、透過鏡96は、可視域の光をある程度透過するが
、波長的0.9μm以上の光に対して高い反射率をもっ
ている。そこで、発振ラインにある波長0.946μm
の光は、透過t1496と、全反射鏡97の間で共振す
るように発生し、その第二高調波である波長的473n
mの青色の光が、SHG素子93によって生成される。
波長1.0μm以上の発振ラインである波長1.06μ
mの光や、波長1.3μm帯の光は、ダイクロイックミ
ラー95を反射し、ビームダイクロイックミラー98に
入射する。ダイクロイックミラー98は、波長的1.2
μmが境となり、それ以下の光を反射し。
それ以上の光を透過するような特性をもっている。
そのため、1.06μmの光はここで反射するため、共
振することはできない。しかし、1.3μm帯の光であ
る1、319μm光や、1,338μm光はこれを透過
するため、全反射鏡99に達し、ここで反射して、透過
鏡96との間で共振する。
そこで、SHG素子93により第二高調波である波長的
660nmや、669nmの赤色の光を生成する。さら
に、0.946μmの光と、この1.3μmの帯の光と
が、SHG素子93中で、和周波数の光を成牛ずるため
、波長的551nmや、554nmの緑色の光が成牛さ
れる。以上の青、赤、緑の色のレーザ光は混合され、白
色のレーザ光100として透過j196から取出される
また、超音波Qスイッチによりパルス的なレーザ動作を
するため、発生するレーザの基本波のピークパワーが高
くなるため、第二高調波や和周波数の光が生成しやすく
なり1本発明の投影装置で最適な数十KHzの繰返し発
振を行いやすい。また、このレーザの共振器中には、N
Dフィルタ101が挿入されているが、これは1発生す
る1、3μm帯の光の強度を制御し、発生する青。
赤、緑の光の強度比を調整するために用いられる。
ところで、この三原色レーザは、本質的には通常のNd
 : YAGレーザと同じであるため、数Wから数百W
程度の大出力光が得られ、さらに、総合効率としても数
%という高い値が得られるため、従来のレーザテレビの
画面に比べてはるかに大きな画面に投影できる。また、
電気的な効率もはるかに高くできる。
また、この三原色レーザを用いれば、投影装置以外であ
る、例えば、レーザテレシネなど他の分野にも応用でき
る。
(発明の効果〕 本発明によれば、 (1)繰返し速度数KHzから数十KHzのパルスを発
振するレーザを光源として動画が投影できる。
(2)偏光方向が90°異なったレーザ光を用いて同様
にスクリーンに投影することで、偏光方向を利用した立
体画像を形成することができる。
(3)通常、中心部の光強度が高いレーザ光を光源に用
いても、投影される画像の中心部だけが明るくなるよう
なことは生じない。
(4)従来のレーザテレビに用いられてきたアルゴンレ
ーザなどに比べて一桁から二指程度の大出力化、及び、
高効率化ができるため、従来に比べて大画面、及び、省
電力なレーザテレビを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例のレーザ投影装置の斜視図、
第2図は、第1図の波長分離器の説明図、第3図は、第
1図の液晶板の斜視図、第4図は本発明のビーム強度平
滑化装置30の斜視図、第5図は、ビーム強度平滑化装
置に入射する前のレーザ光の強度分布図、第6図は、ビ
ーム強度平滑化装置に入射するレーザ光の入射角を示す
図、第7図は、同装置から出射するレーザ光の強度分布
図、第8図はガラスに入射するレーザ光の入射角に対す
る反射率を示す図、第9図は、第1図で示された液晶板
と偏光ビームスプリッタを用いて、液晶板の各ドツトご
とに、光を制御する方法の説明図、第10図は本発明の
装置に用いられる金属蒸気レーザの断面図、第11図は
、本発明に用いられる三原色のレーザ光を取り出すこと
のできるNd:YAGレーザの一実施例の系統図、第1
2図は第11図で示されたNd : YAGレーザの断
面図、第13図は本発明の三原色レーザの一実施例の系
統図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、パルスレーザ装置からの一パルス分の光を、投影す
    る画面の縦、または、横のどちらか一方が拡大されるよ
    うな一方向拡大器に通し、画面のもう一方向の照射には
    ポリゴンミラーを用いて走査することを特徴とするレー
    ザ投影装置。 2、特許請求の範囲第1項において、 投影される画面が縦m画素、横n画素で構成される場合
    、一パルス分の光が照射される部分として、前記縦m画
    素をすべてカバーした部分画面が、あるいは、前記横n
    画素をすべてカバーした部分画面であるレーザ投影装置
    。 3、特許請求の範囲第1項において、 同時に照射される部分画面に対応するレーザ光を、マト
    リクス状の液晶板と、偏光ビームスプリッタ、あるいは
    、偏光板に通すレーザ投影装置。 4、特許請求の範囲第1項において、 空間的に走査するために用いられる投影用の前記ポリゴ
    ンミラーと同様に、回転するポリゴンミラーに当てて反
    射したCWレーザ光を受光する光検出器を設けたレーザ
    投影装置。 5、特許請求の範囲第1項において、 前記パルスレーザ装置として、レーザ管の断面が、長方
    形やレーストラック形などのように一方向に長い形状で
    ある金属蒸気レーザを用いたレーザ投影装置。 6、特許請求の範囲第1項において、 前記パルスレーザ装置として、レーザ管の中に銅蒸気、
    金蒸気、ストロンチウム蒸気が仕切り板によつて隔つた
    別々の空間に充たされている金属蒸気レーザを用いたレ
    ーザ投影装置。 7、Nd:YAGレーザロッドと、SHG素子のような
    非線形光学素子を共振器中に含み、さらに、波長1.0
    6μmのレーザ光が発振しない手段を用いたことを特徴
    とする三原色レーザ。 8、特許請求の範囲第7項において、 前記波長1.06μmのレーザ光が発振しない手段とし
    て、前記共振器中に波長1.06μmの光に対して損失
    となる光学素子および/または吸収体を設置した三原色
    レーザ。 9、特許請求の範囲第7項において、 前記波長1.06μmのレーザ光が発振しない手段とし
    て、前記共振器中に波長0.946μmと波長1.06
    μmの間で反射率が大きく変化する第一のダイクロイッ
    クミラーと、波長1.06μmと波長1.3μmとの間
    で反射率が大きく変化する第二のダイクロイックミラー
    を設置した三原色レーザ。 10、特許請求の範囲第1項における前記パルスレーザ
    装置として、緑、赤、青のそれぞれの色のレーザ光に、
    Nd:YAGレーザから発振できる波長1.06μm光
    の第二高調波、波長1.3μm帯の光の第二高調波、波
    長1.3μm帯の光の第三高調波、あるいは、波長0.
    946μm光の第二高調波を用いるレーザ投影装置。 11、中心部の強度が周辺部よりも高いレーザ光を、断
    面が凸と凹の曲線をもつガラス板に透過させることを特
    徴とするレーザビーム強度平滑化装置。
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