JPH02157101A - 水素ガス又はヘリウムガスの精製方法 - Google Patents

水素ガス又はヘリウムガスの精製方法

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JPH02157101A
JPH02157101A JP63309789A JP30978988A JPH02157101A JP H02157101 A JPH02157101 A JP H02157101A JP 63309789 A JP63309789 A JP 63309789A JP 30978988 A JP30978988 A JP 30978988A JP H02157101 A JPH02157101 A JP H02157101A
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JP
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gas
separation membrane
helium
hydrogen
membrane module
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JP63309789A
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English (en)
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Minoru Hotta
堀田 實
Hisao Kamioka
上岡 久男
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Ube Corp
Original Assignee
Ube Industries Ltd
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Publication date
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  • Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)
  • Separation Of Gases By Adsorption (AREA)
  • Hydrogen, Water And Hydrids (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、種々の水素ガス製造プロセス、または天然
ガスなどの精製工程から得られた「水素ガス又はヘリウ
ムガスを主として含有する原料ガス」を、r選択透過性
の高分子分離膜を内蔵する分離膜モジュールJと、「デ
オキソ反応装置Jと、r吸着装置Aとを組み合わせて使
用して、高分子量の化合物と共に、少なくとも酸素ガス
および水分が実質的に除去された「高純度の水素ガス又
はヘリウムガスjを得ることができる前記原料ガスの精
製方法に係わるものである。
[従来技術の説明〕 最近、水素ガス又はヘリウムガスを主として含有する原
料ガスを、選択透過性を有する高分子分離膜で、精製し
て、高純度の水素またはヘリウムガスを得る方法が、特
公昭44−5526号公報、特開昭54−72778号
公報などにおいて、提案されている。
しかし、前記高分子分離膜による精製法では、原料ガス
中に少量含有されている水蒸気、酸素ガスなどの一部が
、水素ガスまたはヘリウムガスと共に、前記高分子分離
膜を透過してしまうので、前記高分子分離膜を透過した
高濃度の水素ガスまたはヘリウムガス中には、かなりの
量の酸素ガス、水蒸気などが含有されていて、高い純度
の水素またはヘリウムガスを得ることができないと言う
問題点があった。
〔解決しようとする問題点〕
この発明の目的は、水素ガス又はヘリウムガスを主とし
て含有する原料ガスを、選択透過性を有する高分子分離
膜で、精製して、高純度の水素またはヘリウムガスを得
る方法において、前述の問題点を解消することができ、
原料ガス中に少量含有されている少なくとも酸素ガスま
たは水蒸気が実質的に除去された、高純度の水素ガスま
たはヘリウムガスを容易に得る方法を提供することをで
ある。
〔問題点を解決する手段〕
この発明は、水素ガス又はヘリウムガスを90容量%以
−ヒ含有しており、しかも、酸素ガスを少量含有する原
料ガスを、選択透過性を有する高分子分離膜を内蔵する
分離膜モジュールの少なくとも1個へ供給して、前記分
離膜モジュール内の高分子分離膜のガス透過側から水素
又はヘリウム濃度の向上した透過ガスを回収して、その
透過ガス中に含有している酸素ガスをデオキソ反応装置
へ供給して水蒸気となし、前記透過ガス中の水分を吸着
装置によって除去して高純度の水素又はヘリウムガスを
得ることを特徴とする水素ガス又はヘリウムガスの精製
方法、並びに、 前記原料ガスを、デオキソ反応装置へ供給して、前記酸
素ガスを水蒸気となし、その水蒸気を含有する原料ガス
を吸着装置に供給して水分を除去し、そして、少なくと
も酸素ガスおよび水分が実質的に除去された原料ガスを
、選択透過性を有する高分子分離膜を内蔵する分離膜モ
ジュールの少なくとも1個へ供給して、前記分離膜モジ
ュール内の高分子分離膜のガス透過側から高純度の水素
又はヘリウムガスを得ることを特徴とする水素ガス又は
ヘリウムガスの精製方法に関する。
以下、この発明の精製方法を、V面も参考にして詳しく
説明する。
この発明において使用する原料ガスは、水素ガス又はヘ
リウムガスを90容量%以上、好ましくは95容量%以
上、特に好ましくは97容量%以上含有しており、しか
も、酸素ガスを少量(好ましくは0.00005〜5容
量%程度、特に好ましくはO,OO01〜3容量%程度
)含有する原料ガスである。
前記の原料ガスとしては、種々の水素ガス製造プロセス
、または天然ガスなどの精製工程から得られた水素ガス
又はヘリウムガスを主として含有する原料ガスを挙げる
ことができ、水素ガスまたはヘリウムガス、および、酸
素ガス、水蒸気などのガスの他に、分子量の大きなメタ
ンガスなどの炭化水素化合物の気体状ガスを含有してい
てもよい。
この発明において使用する分離膜モジュールは、水素ガ
スまたはヘリウムガスを選択的に透過させることができ
る高分子ポリマー製のガス分離膜(例えば、平膜状、ス
パイラル状、中空系状などの高分子分離膜)が、内蔵さ
れているガス分離モジュールであれば、その形式、サイ
ズなどが特に限定されるものではない。
また、この発明においては、前記分離膜モジュールは、
少なくとも1個(1段)使用されればよいが、好ましく
は1〜10個、特に好ましくは1〜6個程度であればよ
く、また、複数の分離膜モジュールを使用する場合には
、直列、並列のいずれで使用してもよいが、特に、高純
度の水素ガス又はヘリウムガスを得るためには、2〜6
個の複数の分離膜モジュールを直列で連結して使用し、
それぞれの分離膜モジュールの高分子分離膜の透過側か
ら得られた透過ガスを、次の分離膜モジュールの高分子
分離膜の供給側(非透過側)へ順次供給することが好適
である。
前記の高分子分離膜は、水素ガスと窒素ガスとの透過速
度の比(pH2/ PN2) 、あるいは、ヘリウムガ
スと窒素ガスとの透過速度の比(1)lIQ/PN2)
が、30以上、特に60以上、さらに好ましくは100
以上の性能を有する高分子分離膜であることが好ましい
前記の高分子分離膜を形成している高分子ポリマーとし
ては、芳香族ポリイミド、ポリアミド、ポリエステルな
どを挙げることができる。
この発明では、前記高分子分離膜としては、水素とメタ
ンとのガス透過速度の比(PH11/PCI+4)また
はヘリウムとメタンとのガス透過速度の比(PH11/
PCI+4)で示される分離性能が100以上、特に1
50以上、さらに好ましくは200以上であるものであ
って、特開昭61−19813号公報、特開昭62−4
2723号公報などに記載されたガス分離膜モジュール
に使用された芳香族ポリイミド製のガス分離膜(中空糸
膜)が好適である。
また、この発明では、前記芳香族ポリイミド製のガス分
離膜などの高分子分離膜は、水素ガス透過速度(P11
2)が、約1×10 ll−lXl0−3cポ/ cM
 ・sec  ・cmllg、特に好ましくは約lXl
0−7〜5 X 10−’cm/cffl −sec 
 −cml1g程度であることが好ましい。
前記中空糸膜は、その外径が50〜2000μm、特に
100〜] 000 /7m、さらに好ましくは150
〜600 // m程度であることが好ましく、さらに
、前記中空糸膜の(厚の/外径)が0.1〜03程度で
あることが好ましい。前記の中空糸膜の外径が小さくな
り過ぎると、中空糸膜内部を流れるガスの圧力損失が大
きくなり好ましくなく、また、前記中空糸膜の外径が大
きくなり過ぎると、分離膜モジュールの単位容積力たり
の有効面積が減少するので好ましくない。さらに、中空
糸膜の厚ミ〔(中空糸膜の外径−中空糸膜の内径)/2
〕は、小さくなり過ぎると耐圧性が低下するので好まし
くなく、また、中空系膜の厚みが大きくなり過ぎるとそ
れぞれのガス透過速度が低下するので好ましくない。
この発明で使用する吸着装置は、少なくとも水蒸気(水
分)を吸着することができる吸着剤を内蔵するものであ
ればどのようなものであってもよく、その水蒸気の吸着
剤としては、例えば、モレキュラーシーブ、シリカゲル
、塩化カルシウム、活性炭などを挙げることができる。
水分の吸着剤としては、特に、モレキュラーシーブが好
適である。
なお、前記の吸着剤としては、必要であれば、炭酸ガス
などに好適な吸着剤を、水分用の吸着剤と併用すること
が好ましく、特に炭酸ガスの吸着剤としては、活性炭を
挙げることができるので、前記吸着剤としては、モレキ
ュラ−ブおよび活性炭を併用することが好適である。
この発明において使用するデオキソ反応装置は、パラジ
ウム系触媒などの還元反応用触媒の存在下、酸素ガスと
水素ガスをを還元反応させて、両ガスから水を生成させ
ることができる金属製容器からなる脱酸素装置である。
次いで、この発明の好ましい実施態様(プロセス)の例
を、図面に示すフローシーl−に沿って説明する。
第1図はおよび第2図は、水素ガス又はヘリウムガスを
主として含有する原料ガスを分離膜モジュール(第1図
;1個、第2図:2個直列)へ供給して得られた透過ガ
スを、デオキソ反応装置へ供給して、酸素ガスを還元し
て水となし、その水分を吸着装置で除去することによっ
て、高純度の水素ガス又はヘリウムガスを得るというこ
の発明の精製方法に係わるプロセスを概略示すフロー図
であり、そして、第3図は、前記原料ガスをデオキソ反
応装置へ供給して、酸素ガスを還元して水となし、その
水分を吸着装置で除去し、得られた原料ガスを分離膜モ
ジュール(3個直列)へ供給して、高純度の水素ガス又
はヘリウムガスからなる透過ガスを得るというこの発明
の精製方法に係わるプロセスを概略示すフロー図である
この発明では、例えば、第1図に示すように、(a) 
 水素ガス又はヘリウムガスを主として含有する原料ガ
スを、原料ガスボンへ1及び2なとから、レザーバー3
を経由して圧縮機4へ供給し、その圧縮機4によって加
圧し、 Fb)  その加圧された原料ガスを、クーラー5、水
分量調整器6、フィルター7、及び電熱ヒーター9を経
て、高分子分離膜を内蔵する分離膜モジュール10へ供
給して、水素又はヘリウJ・の膜分離を行い、前記高分
子分離膜の透過側から、水素ガス又はヘリウムガス濃度
の向−1ニした透過ガスを得て、 (C)  その透過ガスをデオキソ反応装置11へ供給
して、透過ガス中の少量の酸素ガスを還元して水となし
、 (d)  その透過ガス中の水分などを吸着装置12で
除去して精製し、 (e)  得られた精製ガスを貯蔵槽(図面には丞して
いない)へ回収することによって、 高純度の水素ガス又はヘリウムガスを製造するのである
なお、第1図におけるプロセスにおいて、分離膜モジュ
ールの高分子分離膜の非透過(!1.11から回収され
る未透過ガスは、水素又はヘリウムガス濃度が低下して
おり、この未透過ガスを、フィルタ14を経てレザーパ
ー3へ返して、原料ガスと混合して、再度、前記分離膜
モジュール]0へ供給することが好ましい。
なお、第1図において、■1は圧縮機4の吐出圧力調節
弁、■2は分離膜モジュール10の非透過ガスの圧力調
節弁、■3は分離膜モジュール10から得られる透過ガ
スの圧力調節弁であり、PIは圧力計、TIは温度計、
Eは電気ヒータFは流量計、およびCWは冷水である。
前記の第1図におけるプロセスにおいて、分離膜モジュ
ール10へ供給される原料ガスは、その圧力が0.1〜
150kg/c消G、特に5〜100kg/ cry 
G程度であって、その温度が一100〜200゛C1特
に−70〜150°C程度、さらに好ましくは0〜10
0°Cであることが好ましく、透過ガスの圧力が約30
 mmHg Abs以上、特に760mmHgAbs〜
10kg/cIIIC程度であることが好ましい。
また、この発明の精製方法では、例えば、第2図に示す
ように、 (a)  水素ガス又はヘリウムガスを主として含有す
る原料ガスを、原料ガスボンへ1及び2などから、レザ
ーパー3を経由して圧縮機4へ供給し、その圧縮機4に
よって加圧し、 (b) −(1)  その加圧された原料ガスを、クー
ラー5、水分量調整器6、フィルター7、及び電熱ヒー
ター9を経て、高分子分離膜を内蔵する第1の分離膜モ
ジュール10aへ供給して、水素又はヘリウムの膜分離
を行い、前記第1の分離膜モジュール10aの高分子分
離膜の透過側から、水素ガス又はヘリウムガス濃度の向
上した透過ガスを得て、 (ト)) −(2)  その透過ガスを第2の分離膜モ
ジュール10b(第1の分離膜モジュールと同様のモジ
ュール)へ供給して、水素又はヘリウムの膜分離を行い
、前記第2の分離膜モジュール10bの高分子分離膜の
透過側から、水素ガス又はヘリウムガス濃度の向」ニし
た透過ガスを得て、(C)  その透過ガスをデオキシ
反応装置】1へ供給して、透過ガス中の少量の酸素ガス
を還元して水となし、 (d)  その透過ガス中の水分などを吸着装置12で
除去して精製し、 (e)  得られた精製ガスを貯蔵槽(図面には示して
いない)へ回収することによって、 高純度の水素ガス又はヘリウムガスを製造するのである
なお、第2図におけるプロセスにおいて、第1および第
2の分離膜モジュールの各高分子分離膜の非透過側から
回収される未透過ガスは、水素又はヘリウムガス濃度が
低下しており、特に、第2の分離膜モジュール10bか
らの未透過ガスは、流量計14aおよび14bを経てレ
ザーバー3へそれぞれ返して、原料ガスと混合して、再
度、前記分離膜モジュール10へ供給することもできる
前記の第2図におけるプロセスにおいて、第】(7) 
分離膜モジュール]Oaへ供給される原料ガスは、その
圧力が0.1〜150 kg/c[G、特に10〜10
0 kg/c+fl(1;程度であって、その温度が、
100〜200’C1特に−70〜150’C程度、さ
らに好ましくは0〜100 ’Cであることが好ましく
、第2の分離膜モジュール10bの透過ガスの圧力が約
30 mm11g Abs以−に、特に760 mml
1mm1l〜]Okg/cJc程度であることが好まし
い。
なお、第2図において、V2aは分離膜モジュル10a
の非透過ガスの圧力調節弁、V2bは分離膜モジュール
10bの非透過ガスの圧力調節弁であり、その他の記号
は、第1図の記号と同様である。
さらに、この発明の精製方法では、例えば、第3図に示
すように、 (a)  水素ガス又はヘリウムガスを主として含有す
る原料ガスを、原料ガスボンへ1及び2などがら、レザ
ーバー3を経由して圧縮機4へ供給し、その圧縮機4に
よって加圧し、 (b)  その加圧された原料ガスを、クーラー5、水
分量調整器6、及びフィルター7を経て、デオキソ反応
装置11へ供給して、原料ガス中の少量の酸素ガスを還
元して水となし、 (C)  その原料ガス中の水分などを吸着装置12で
除去して、 (d) −(1)  前記の酸素ガス、水分の除去され
た原料ガスを、電熱ヒーター9を経て、高分子分離膜を
内蔵する第1の分離膜モジュール10aへ供給して、水
素又はヘリウムの膜分離を行い、前記第1の分離膜モジ
ュール10aの高分子分離膜の透過側から、水素ガス又
はヘリウムガス濃度の向上した透過ガスを得て、 (d)−(2)  その透過ガスを第2の分離膜モジュ
ール10b(第1の分離膜モジ1.−ルと同様のモジュ
ール)へ供給して、水素又はヘリウJ、の膜分離を行い
、前記第2の分離膜モジュール10bの高分子分離膜の
透過側から、水素ガス又はヘリウム] 6 ガス濃度の向上した透過ガスを得゛ζ、(d)−(3)
  その透過ガスを第3の分離膜モジュル10c(第1
の分離膜モジュールと同様のモジュール)へ供給して、
水素又はヘリウ1、の膜分離を行い、前記第3の分離膜
モジ1−ルIOcの高分子分離膜の透過側から、水素ガ
ス又はヘリウノ・ガス濃度の向上した透過ガスを得て、
最後に、(e)  得られた精製ガスを貯蔵槽(図面に
は示していない)へ回収することによって、 高純度の水素ガス又はヘリウムガスを製造するのである
なお、第3図におけるプロセスにおいて、第1、第2お
よび第3の分離膜モジュールの各高分子分離膜の非透過
側から回収される未透過ガスは、水素又はヘリウムガス
濃度が低下しているか、第2及び第3の分離膜モジュー
ルからの非透過ガスは水素又はヘリウムガスの濃度が比
較的高いので、これらの未透過ガスを、流量計14b及
び14cを経てレザーパー3へそれぞれ返して、原料ガ
スと混合して、再度、前記分離膜モジュール10へ供給
するごとができる。
前記の第3図におけるプロセスにおいて、第1の分離膜
モジュール10aへ供給される原料ガスは、その圧力が
0.1〜150kg/cイG、特に10〜100 kg
/c111G程度であって、その温度が−100〜20
0 ’C1特に−70〜150°C程度、さらに好まし
くは0〜100°Cであることが好ましく、第3の分離
膜モジュール10cの透過ガスの圧力が約30 mm1
1g Abs以上、特に760 mm11g Abs〜
10kg/cffl程度であることが好ましい。
なお、第3図において、V2aは分離膜モジ、。
−ル10aの非透過ガスの圧力調節弁、V2bは分離膜
モジュール10bの非透過ガスの圧力調節弁、およびV
2cば第3の分離膜モジュール10Cの非透過ガスの圧
力調節弁であり、その他の記号は、第1図の記号と同様
である。
なお、第1図、第2図および第3図における各プロセス
において、デオキソ反応装置における反応温度は約0〜
100°C程度であり、反応圧は約0〜150 kg/
c+flc;程度であることが好ましく、また、吸着装
置の吸着温度は約O〜50°C程度であり、吸着圧は0
.1〜150 kg/cJG程度であることが好ましい
〔実施例] 以下、実施例によって、この発明の精製方法をさらに詳
しく説明する。
各実施例において使用した高分子分離膜のガス透過速度
は、ステンレス製セルに高分子分離膜を設置し、ガスを
2 kg / afl Gの圧力および45°Cの温度
で高分子分離膜に供給し、高分子分離膜を透過してくる
ガス量を流量計で測定し、各ガスの透過速度(Cイ/ 
cf・se(−cmllg)を、次の式により算出した
各実施例において、水分の含有状態は、露点側で示し、
炭酸ガス、酸素ガス、アルゴンガス、窒素ガス、メタン
ガスの含有割合は、ガスクロマトグラフィー分析によっ
て算出し、さらに、水素ガスまたはヘリウムガスについ
ては、全体のガス組成から算出した。
製造例1〜3 3.3’、4.4’−ビフェニルテトカラボン酸二無水
物10モルと、4,4°−ジアミノジフェニルエーテル
8モルと、2,6−ジアミツビリジン2モルとを有機極
性溶媒中で重合して得られた芳香族ポリイミド溶液から
、湿式製膜法によって形成された、外径が380μmで
あり、内径が210μmである芳香族ポリイミド製中空
糸膜を準備した。
前記の芳香族ポリイミド製中空糸膜約840本を使用し
、特開昭61−19813号公報に記載された方法によ
り、有効糸長さ200mmを有する高分子分離膜が内蔵
されている分離膜モジュールA、BおよびCをそれぞれ
製作した。これらの膜分離モジュールA、BおよびCの
有効膜面積は、それぞれ、外径基準で凡そ0.20 r
dであった。
前記の製造例1〜3で得られた分離膜モジュールA〜C
について、温度45°C1圧力2 kg / cry 
Gの条件で、ヘリウム、水素、炭酸ガス、酸素、アルゴ
ン、窒素、およびメタンの各純ガスを用いて、各ガスの
透過速度をそれぞれ測定した。その結果1つ を第1表に示す。なお、各透過速度は、0°C11気圧
の標準状態に換算したガス透過量を基準として算出した
値である。
分離膜モ ジュール の種類 第  1  表 ガス透過速度(c+fl/cJ ・sec  −cml
lg)He    82    CO20□    A
r      N2    CI+4して、高純度の水
素ガスを製造した。
その精製の際に、「分離膜モジ1−ルjは、前述の分離
膜モジュールAを使用し、rデオキソ反応装置」は、パ
ラジウム金属担持触媒を充填した装置を使用し、さらに
、「吸着装置1ば、モレキュラーシーブと活性炭とが充
填されたものを使用した。
前述の精製による結果を、第2表に示す。
第2表 実施例1 電気分解プロセスから発生した水素を高割合で含有する
第1表に示す組成の原料ガスを、第1図に示すフローの
レザーバーへ供給し、第1図のフローに従って、ガス分
離工程のガス温度を40°Cとし、また、デオキソ反応
装置および吸着装置を常温(25°C)で操作して、前
記原料ガスを精製ガス温度;°C 圧力;kg/cボG 流量、Nff7分 3.33 9.5 3.04 16.9 0.29 実施例2 第1番目の分離膜モジュールとして分1liIl膜モソ
フ一ルAを使用し、そして、第2番目の分離膜モジ1ル
として分離膜モジュールBを使用し7、第2図に示すフ
ローに従って、原料ガスの精製を行ったほかは、実施例
1と同様にして、第3表に示す組成のI′JIJ純度の
水素ガスを製造した。その結果を第3表に示す。
第3表 ガス温度;”C40 圧力;kg/cボG   17 流量、Nff7分  3.33 4.0 2.77 10.5    10.4 0.29    0.27 実施例3 (1)第3図に示すフローにおいて、第1番目の分離膜
モジュールとして分離膜モジュールAを使用し、第2番
目の分離膜モジュールとして分離膜モジュールBを使用
し、そして、第3番目の分離膜モジュールとして分離膜
モジュールCを使用して、 (2)第3図に示すフローに従って、しかも、ガス分離
工程のガス温度を40°Cとし、また、デオキソ反応装
置および吸着装置を常温(25°C)で操作して、 (3)酸素ガスを含有するヘリウJ、を主成分とする第
4表に示す組成の原料ガスの精製を行って、(4)第4
表に示す組成の高純度のヘリウムガスを製造した。その
結果を第4表に示す。
その精製の際に、rデオキソ反応装置」は、パラジウム
金属担持触媒を充填した装置を使用し、さらに、「吸着
装置jは、モレキュラーシーブと活性炭とが充填された
ものを使用した。
[本発明の作用効果] この発明の精製方法によれば、水素ガスまたはヘリウム
ガスを主成分とし、しかも、少量の酸素ガスなどを含有
する原料ガスから、高分子分離膜を内蔵する分離膜モジ
ュールなどを使用して、効率的に、酸素ガス、水分を実
質的に含まない高純度の水素ガスまたはヘリウムガスを
製造することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はおよび第2図は、水素ガス又はヘリウムガスを
主として含有する原料ガスを、分離膜モジュールへ供給
して得られた透過ガスについて、デオキシ反応装置で酸
素ガスの還元を行い、生成した水分を吸着装置で除去す
ることによって、高純度の水素ガス又はヘリウムガスを
得るという本発明に係わるプロセスを概略示すフロー図
であり、そして、第3図は、前記原料ガスをデオキシ反
応装置で酸素ガスの還元を行い、生成した水分を吸着装
置で除去し、得られた原料ガスを分離膜モジュールヘ供
給して、高純度の水素ガス又はヘリウムガスからなる透
過ガスを得るという本発明に係わるプロセスを概略示す
フロー図である。 1.2;原料ガスボンベ、3;レザーバー、4;圧縮機
、5;クーラー、6;水分量調整器、7;フィルター、
9;電熱ヒーター、10;分離膜モジュール、11;デ
オキソ反応装置、12;吸21i装置。 特許出願人  宇部興産株式会社

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)水素ガス又はヘリウムガスを90容量%以上含有
    しており、しかも、酸素ガスを少量含有する原料ガスを
    、選択透過性を有する高分子分離膜を内蔵する分離膜モ
    ジュールの少なくとも1個へ供給して、前記分離膜モジ
    ュール内の高分子分離膜のガス透過側から水素又はヘリ
    ウム濃度の向上した透過ガスを回収して、その透過ガス
    中に含有している酸素ガスをデオキソ反応装置へ供給し
    て水蒸気となし、前記透過ガス中の水分を吸着装置によ
    って除去して高純度の水素又はヘリウムガスを得ること
    を特徴とする水素ガス又はヘリウムガスの精製方法。
  2. (2)水素ガス又はヘリウムガスを90容量%以上含有
    しており、しかも酸素ガスを少量含有する原料ガスを、
    デオキソ反応装置へ供給して、前記酸素ガスを水蒸気と
    なし、その水蒸気を含有する原料ガスを吸着装置に供給
    して水分を除去し、そして、少なくとも酸素ガスおよび
    水分が実質的に除去された原料ガスを、選択透過性を有
    する高分子分離膜を内蔵する分離膜モジュールの少なく
    とも1個へ供給して、前記分離膜モジュール内の高分子
    分離膜のガス透過側から高純度の水素ガス又はヘリウム
    ガスを得ることを特徴とする水素ガス又はヘリウムガス
    の精製方法。
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