JPH0215581Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、芳香剤或いは消臭剤等を収納した所
謂、エアゾール噴霧器を水洗便所の水槽の側壁、
又は室内の直立状の側板或いは側壁に対して、着
脱自在に掛止して使用するエアゾール噴霧器用懸
吊具に関する。

以下、本考案を添付図面に示した一実施例によ
り、詳細に説明する。

第１図及び第２図はエアゾール噴霧器の側面図
及び正面図であるが、１はエアゾール容器の本
体、２はエアゾール容器本体１に被せたキヤツ
プ、３はエアゾールのノズル（図示せず）を押え
る押板を示す。この押板を押せば、ワンタツチ操
作によつてエアゾール容器１内の内容液をキヤツ
プ２の頂部４より容易に噴霧することができる。

本考案の目的は、このようなエアゾール噴霧器
を水洗便所の水槽の側壁又は各種室内の側板
（壁）等に着脱自在に掛止して使用される懸吊具
を提供することにある。

すなわち、第３図および第４図に本考案による
懸吊具の斜視図を示した（第３図と第４図は夫々
上下を逆にした関係を示す。）これらの図におい
て、合成樹脂製等の懸吊具であつて、帯板状の懸
吊具本体５の一端に掛止部６を有し、他端に容器
係合部７および掛止穴８を有すると共に、その両
端部にそれぞれ被挟着部９と１０を有して構成さ
れる。

掛止部６および容器係合部７は、いずれも断面
がコ字形のフツク状に形成され、後述するよう
に、掛止部６は水槽の縁などに、また、容器係合
部７はエアゾール容器本体１の下部におけるリム
部１２に係合する。一方、被挟着部９と１０は、
キヤツプ２の外周に設けられた挟着溝１１に着脱
可能に挟着される。

次に使用方法について説明すると、本考案の懸
吊具Ａはエアゾール容器本体１、すなわちキヤツ
プ２の挟着溝１１に着脱自在に取り付けて使用さ
れる。

取り付け方法としてはとくに限定されないが、
例えば、被挟着部９をキヤツプ２の挟着溝１１に
挟着する場合は、掛止部６が上向きとなり、下方
の容器係合部７はエアゾール容器本体１の下部の
リム部１２に係合させる。かくして懸吊具は、そ
のフツク状の容器係合部７によつてエアゾール容
器本体１の下部を支持する状態でエアゾール容器
に対して安定に定着される。そして掛止部６を水
洗便所の水槽の蓋を持ち上げ、水槽の縁に掛止す
れば、エアゾール噴霧器は水槽に安定して懸吊さ
れる。被挟着部として１０を挟着する場合は、反
対に係合部７が上向きとなり、掛止部６は下方に
位置するが、掛止部６６の先端部６′をエアゾー
ル容器の底部に接持するようにする。かくして懸
吊具はエアゾール容器に安定に定着される。この
場合、掛止穴８は上方に位置するので、掛止穴８
を室の板（壁）のフツク、釘等に掛けることによ
りエアゾール噴霧器は板（壁）に安定して懸吊さ
れる。

上述のように本考案の懸吊具は、周側が曲面を
呈する耐圧容器として形成されているエアゾール
噴霧器を、垂直面の壁或いは側板又は水洗便所の
水槽等に対して着脱自在に懸吊することができ
る。同時に指先一本による簡単な動作によつて、
エアゾール噴霧器内の内容物を噴霧させることが
できる。

【図面の簡単な説明】

第１図及び第２図はエアゾール噴霧器の１例を
示す側面図及び正面図であり、第３図及び第４図
は本考案の懸吊具の斜視図である。 １……エアゾール容器本体、２……キヤツプ、
５……懸吊具、６……掛止部、７……容器係合
部、８……掛止穴、９，１０……被挟着部。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. エアゾール容器本体１に着脱自在に取り付けて
   使用する懸吊具であつて、該懸吊具は懸吊具本体
   ５の一端にフツク状の掛止部６を有し、他端には
   フツク状の容器係合部７および掛止穴８を有する
   と共に、該懸吊具本体５の両端部にそれぞれ被挟
   着部９と１０とを有して構成され、該被挟着部９
   または１０をエアゾール容器本体１のキヤツプ２
   の外周に設けられた挟着溝１１に着脱可能に挟着
   し、エアゾール容器本体１を該掛止部６または掛
   止穴８により側壁などに懸吊しうるようにしたこ
   とを特徴とするエアゾール噴霧器用懸吊具。