JPH0215507A - 電気ケーブル - Google Patents

電気ケーブル

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JPH0215507A
JPH0215507A JP16629988A JP16629988A JPH0215507A JP H0215507 A JPH0215507 A JP H0215507A JP 16629988 A JP16629988 A JP 16629988A JP 16629988 A JP16629988 A JP 16629988A JP H0215507 A JPH0215507 A JP H0215507A
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JP
Japan
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semiconductive layer
weight
base resin
weight portion
electric cable
Prior art date
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Pending
Application number
JP16629988A
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English (en)
Inventor
Toshio Niwa
利夫 丹羽
Takashi Maeda
剛史 前田
Michinori Hatada
畑田 道則
Toru Takahashi
亨 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujikura Ltd
Original Assignee
Fujikura Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、半導電層を有する固体絶縁電気ケーブルに関
し、特に、電気的特性、機械的特性及び加工特性の良好
な電カケープルに関する。
〔従来の技術とその課題〕
従来、導電性カーボンを導電性付与剤として、絶縁性ベ
ース樹脂中に分散させた半導電被覆層を有する電気ケー
ブルが広く採用されている。しかし、一般に、この半導
電層には、次のような特性、すなわち、 ■体積抵抗率が低いこと、 ■可撓性等の機械的強度が優れていること。
■押出し加工性がよいこと、 等の諸特性が要求される。これらの所望特性は、それぞ
れ可及的高度であるほど好ましいが、少なくとも、上記
のいずれの特性も実用上満足し得る充分な性能にバラン
スよく兼ね備えていることが重要である。
しかしながら、体積抵抗率を低くするために。
例えば、導電性付与剤としてのカーボンの含有量を増量
すれば、層の可撓性が低下し、また、押出し被覆加工時
の粘度が上昇して加工性をも低下させるという不都合が
あり、上記特性■ないし■を実用的に同時にバランスよ
く満足させることば困難であって、実状に応じて、いず
れかの特性を多少とも犠牲にすることが避けられなかっ
た。このように、半導電層における体積抵抗率を低くす
ることと機械的強度を向上させることとは相反する性質
であり、事実、当該技術分野においては、導電性付与剤
と樹脂類との組合せ、選択等に関して広範な研究がなさ
れ、多くの提案がなされている。
しかし、上記諸特性を充分満足し得る半導電性層は、ま
だ知られていない。
従って、本発明の目的は、上記特性■〜■を高度に兼備
する半導電層を提供することにある。また、本発明の他
の目的は、そのような半導電被覆層を有する実用的に優
れた電気ケーブルを提供するにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者らは、上記目的を達成する方法について、特に
、導電性付与材料に着目して多くの実験研究を重ねた結
果、導電付与剤として電荷移動型ボロンコンプレックス
を導電性カーボンと組み合わせ使用するとき、極めて望
ましい半導電層を有する絶縁電気ケーブルを提供し得る
ことを見出し、かかる知見に基づいて、本発明をなすに
到った。
すなわち、本発明は、絶縁性ベース樹脂100重量部に
対し、導電性カーボン30〜70重量部、及び電荷移動
型ボロンポリマー5〜50重量部を含有する半導電層を
導体上に被覆形成して成る固体絶縁電気ケーブルを提供
する。
本発明の半導電層に用いられるベース樹脂は、電気絶縁
性を有し、適度の可撓性ないし弾性を有するものであれ
ば特に制限されないが、従来、電気ケーブルの半導電層
に使用されるベースポリマーとして用いられていた樹脂
類が有利に用いられる。そのような樹脂類は、オレフィ
ンの単独重合体及びオレフィンを含む共重合体類が代表
的であって、例えば、ポリエチレン、エチレン−酢酸ビ
ニル共重合体、エチレン−エチルアクリレート共重合体
、エチレン−α−オレフィン共重合体、エチレン−α−
オレフィン−ポリエン共重合体、超低密度ポリエチレン
などが挙げられる。これらの樹脂類は、通常、単独で使
用されることが多いが、二種以上を組み合わせて用いる
こともできる。
本発明のケーブルの半導電層の導電性付与剤に用いられ
る第一の成分は、導電性カーボンブラックであって、例
えば、アセチレンカーボンブラック、ファーネス系導電
性カーボン等の通常知られたものがすべて使用できる。
また、導電性付与剤としての第二の成分は、電荷移動型
ボロンポリマーであって、例えば、次のような骨格構造
: で表わされるB−Nコンプレックスポリマーである。こ
のようなポリマーは、例えば、株式会社ボロンインター
ナショナルより、ハイボロンCTP−200及びハイボ
ロンCTN−131の商品名で販売されているものが好
都合に利用できる。
本発明は、前記のように、導電性付与材料として、かか
る電荷移動型ボロンコンプレックスを導電性カーボンブ
ラックと組合せ使用するとき、上記目的が効果的に達成
されることの発見に基づくものである。
本発明の半導電層に組み合わせて使用される第一の導電
性付与成分としてのカーボンブラックの使用量は、絶縁
性ベース樹脂100重量部に対し、30〜70重量部で
あって、また、電荷移動型ボロンポリマーは、絶縁性ベ
ース樹脂100重量部に対し。
5〜50重量%の割合で添加使用される。導電性カーボ
ンブラックの使用量が30重量部未満では、半導電層の
導電性が不足し、また、70重量部を超えると半導電層
の機械的強度が低下するだけでなく、押出し加工性も悪
くなるので好ましくない。第二の導電性付与成分である
ボロンコンプレックスの使用量が5重量未満では、第一
の成分との組合せ効果が不充分で、添加効果が実質的に
期待できないし、また、50重量を超えても、それに見
合った導電性の向上添加効果が得られないので、それ以
上の添加は工業的に不利である。
また、半導電層中における導電性付与剤の合計量は、通
常、25〜50重量%、好ましくは35〜45重量%で
ある。その配合量は、ケーブルの使用対象条件に応じて
、その合計量及び添加配合割合は適宜選択される。
この半導電層には、更に、従来の半導電層に使用されて
いる加工助剤、架橋剤、樹脂架橋剤、老化防止剤や改質
用樹脂等を必要に応じて添加使用することができる。
導電性付与第一成分としてのカーブンブラックと第二成
分としてのボロンコポリマーは、ベース樹脂に対し、そ
れぞれ別個に添加してもよいし、あるいは予め均一に混
合して添加混練することもできる。
半導電層に適宜添加使用される架橋剤としては。
例えば、ジクミルパーオキシド、2,5−ジメチル−2
゜5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキシン−3等の過
酸化物類が挙げられ、架橋助剤としては、例えば、トリ
アリルイソシアヌレート、トリアリルシアヌレト等のシ
アヌレート類を挙げることができる。
また、老化防止剤としては、例えば、ステアリン酸亜鉛
、酸化亜鉛、マグネシア等を挙げることができ、強化変
性用樹脂としては、例えば、塩素化ポリエチレン、クロ
ロプレン等のハロゲン化重合体類を挙げることができる
。これらは、半導電層の所望性能に応じてそれぞれの適
当量が混合使用される。
本発明の電気ケーブルは、ベース樹脂に、上記のような
特定範囲割合の第−及び第二の導電性付与剤を含有する
組成物を導体上に押出し被覆することによって、容易に
形成させることができる。
〔作用、効果〕
本発明の電気ケーブルは、半導電層として実用的に満足
し得る低い体積抵抗率と高い機械的強度及び加工性を有
するので、高電圧ケーブルとして優れた実用的価値を有
する。
〔実施例〕
次に、具体例により、本発明の組成物を、更に詳細に説
明する。なお、例中の部数及び%は、特に断りがない限
り重量による。
実施例 1 ベース樹脂として、酢酸ビニル26%を含むエチレン−
酢酸ビニル共重合体(EVA)、エチルアクリレート2
0%を含有するエチレンー二チルアクリレート共重合体
(EEA)及び比重0.92の超低密度ポリエチレン(
LDPE)を用い、導電性カーボンとして、アセチレン
ブラック(カーボンA)とファーネスブラック(カーボ
ンB)を、また、電荷移動型ボロンポリマーとして、ハ
イボロンTCP−200を使用して各種組成物を調製し
、それぞれの導体被覆用半導電層としての電気特性、機
械特性及び加工性を調べた。各種組成物の成分内容及び
それぞれの各種性能を下掲第1表にまとめて示した。
なお、例9及び10においては、表中に示すように、架
橋剤ジクミルパーオキシド(DCPO)と架橋助剤4,
4−チオビス−6−ターシャリブチル−3−メチルフェ
ノール(略称: 4.4−T S I B)が組成物に
配合使用された。
また、各特性の評価は、電気ケーブルの半導電層として
実用上満足し得るものであるかどうかの定性的なもので
ある。
第 表 成分   例1 例2 例3 例4 例5 例6 例7 例8 例9 例10 EVA    100 EEA LDPE カーボン−A  40 カーボン−B ハイボロン 10 (%/カーボン)25 DCPO 4,4−TB 0.1 0.1 電気特性  oxooooxox。
機械特性  oooxooxoo。
加工特性  oooxo  ○ 0000上記10例の
うち、本発明に係るものは、例1゜5.6.8及び10
で、本発明外のものは、例2゜3.4,7.9である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.絶縁性ベース樹脂100重量部に対し、導電性カー
    ボン30〜70重量部、及び電荷移動型ボロンポリマー
    5〜50重量部を含有する半導電層を導体上に被覆形成
    して成る固体絶縁電気ケーブル。
  2. 2.導電性カーボンと電荷移動型ボロンポリマーとが、
    50〜95:50〜5重量%の範囲割合から成る請求項
    1に記載のケーブル。
  3. 3.ボロンポリマーが、B−Nタイプのボロンコンプレ
    ックスである請求項1又は2に記載のケーブル。
JP16629988A 1988-07-04 1988-07-04 電気ケーブル Pending JPH0215507A (ja)

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