JPH0215498B2 - - Google Patents

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JPH0215498B2
JPH0215498B2 JP55086143A JP8614380A JPH0215498B2 JP H0215498 B2 JPH0215498 B2 JP H0215498B2 JP 55086143 A JP55086143 A JP 55086143A JP 8614380 A JP8614380 A JP 8614380A JP H0215498 B2 JPH0215498 B2 JP H0215498B2
Authority
JP
Japan
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cement
weight
strength
water
amount
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP55086143A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5711864A (en
Inventor
Noburo Inui
Hiroshi Teramoto
Masayuki Kimura
Juji Tateyama
Hirobumi Kojima
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
Priority to JP8614380A priority Critical patent/JPS5711864A/ja
Publication of JPS5711864A publication Critical patent/JPS5711864A/ja
Publication of JPH0215498B2 publication Critical patent/JPH0215498B2/ja
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  • Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
この発明は耐熱性を有する施釉用セメント配合
物に関する。 従来、セメント等の水硬性無機質原料を用いて
屋根材、壁板材等を形成することが行われてい
る。 ところで、上記建材類は、素地の色彩が無彩色
であるから外観上見ばえがしない、あるいは吸湿
性、透水性を有するなどの不具合があり、従つ
て、特に屋根材として用いる場合、これら不具合
を解消するための手段を講じる必要がある。 この手段として、従来は成形された成品表面
に、エマルジヨン塗料のように耐熱性に富む塗料
を塗布し、上記不具合を一挙に解消することが行
われている。 しかしながら、例え、耐候性に富む塗料とは言
え、セメント内部に含まれるアルカリ分、あるい
は太陽光線、太陽熱に直接さらされる条件下にあ
つては、その耐用寿命にも限度があり、半永久的
あるいは永久的な使用にすることは困難である。 そこで、上記困難性をさらに解消するため、セ
メント製建材表面に、ホーロー層を形成すること
が提案されている。 しかしながら、ホーロー層を形成するには、セ
メント製品を600℃以上にも達する高温に加熱す
る必要があり、この熱によりセメント製品の強度
が著しく低下してしまう問題点があつた。 即ち、セメント硬化体を加熱していくと、105
℃前後でキヤピラリー水、ゲル水の蒸発、約250
℃〜350℃でAl2O3やFe2O3を含む水和生成物の脱
水、400℃〜700℃になるとカルシウムシリケー
ト、水和生成物の保有水分の大部分の脱水が生
じ、従つてホーロー焼成に必要な650℃以上の温
度ではセメント成形体は殆ど強度を保持できず、
ただ機械的な粒子の摩擦、カラミ等で保型してい
るにすぎない。 そこで従来にあつては、ホーロー層を形成する
にあたり、200℃前後で焼成可能な釉薬を用いて
行うことが提案され、かつ実施されているが、焼
成温度が低いために十分なホーロー層の強度が得
難いなどの欠点を有していた。 この発明は上記に鑑み、セメント等の水硬性無
機質原料を用いた基材であつても、高温に対して
尚十分な強度を保持し、もつて高温で焼成される
ホーロー層を形成し得る施釉用セメント配合物を
提供することを目的としてなされたものであつ
て、40〜50重量%のセメントと、1〜10重量%の
粘土質鉱物と、40〜70%の熱履歴を有する岩石を
粉砕してなる骨材とから構成されて成ることを特
徴とするものである。 上記において、セメントは、製品を成形する場
合の硬化剤として使用されるものであり、ポルト
ランドセメント等普通に使用されるものが使用さ
れる。また配合量を40〜50重量%とした理由は、
40重量%より少ないと、製品の成形硬化後におけ
る製品の十分な強度が得られなくなり、又50重量
%より多いと、後述するセメント焼成時におい
て、成形品内部におけるセメントの熱破壊の比率
が高くなりすぎ、全体として製品強度の向上が望
み得なくなるからである。 又、粘土質鉱物としては、ベントナイト、木節
粉末土、並信楽土、カオリン、耐急熱、耐急冷粘
土等高温加熱により主として焼結作用を起こすも
のが使用される。この粘土質鉱物は、本発明者等
の実験によれば、ホーロー層形成のためセメント
製品を加熱した際、製品内部において焼結作用を
起こし、セメント分の脱水による強度低下を補う
ものと考えられ、配合量を1重量%より少なくす
ると上述の効果が得られなくなり、又、10重量%
より多くすると、上述の効果は強化されるものの
セメントの水和硬化強度が低くなるため、上記の
限定範囲の添加量とされる。 又、熱履歴を有する岩石とは、火成岩のような
ものを言い、例えば安山岩、玄武岩、輝緑岩等が
用いられ、高熱下においても安定した性状を維持
し得るものが用いられる。 これらは、骨材、あるいは細骨材として添加配
合され、セメント製品の硬化時の強度付与、及び
高温加熱時における寸法安定性を付与し、熱破壊
を防止するために添加される。 これらの添加量が40重量%より少ないと、相対
的にセメント、あるいは粘土質鉱物の添加量が増
大し、セメントの水硬時の強度が十分でなくなる
か、又は焼成時における熱破壊が著しくなり、又
70重量%より多くなると、十分なセメントによる
結合強度が得られなくなるため、添加量は40〜70
重量%、好ましくは40〜60重量%とされる。 次に、この発明の実施例について説明する。 実施例 1 セメント45重量%、粘土質鉱物としてベントナ
イトを5重量%、熱履歴を有する岩石の粉砕骨材
として安山岩の粉砕骨材50重量%に適量の水を添
加し、均一に混合した後、板状体を成形し、養生
硬化させた。 実施例 2 セメント45重量%、粘土質鉱物として木節粉末
土5重量%、熱履歴を有する岩石として安山岩の
粉砕骨材50重量%に適量の水を添加し、均一に混
合した後板状体を成形し、養生硬化させた。 実施例 3 セメント45重量%、粘土質鉱物として並信薬土
5重量%、熱履歴を有する岩石として安山岩の粉
砕骨材50重量%に適量の水を添加し、均一に混合
した後板状体を成形し、養生硬化させた。(上記
実施例1〜3は粘土質鉱物の種類を変えて行つた
ものである。) 実施例 4 セメント40重量%、粘土質鉱物としてベントナ
イト10重量%、熱履歴を有する岩石として安山岩
の粉砕骨材50重量%に適量の水を添加し、均一に
混合した後板状体を成形し、養生硬化させた。 実施例 5 セメント40重量%、粘土質鉱物としてベントナ
イト10重量%、熱履歴を有する岩石として、玄武
岩50重量%に適量の水を添加し均一に混合した
後、板状体を成形し、養生硬化させた。 次に、比較例として下記のものを作製し、上記
実施例1〜5及び比較例1,2のものを700℃に
5分間加熱し、自然冷却を行い室温となつた時点
で曲げ強度テストを行つたところ下表のような結
果が得られた。 比較例 1 セメント50重量%、安山岩の粉砕骨材50重量%
に適量の水を添加し、均一に混合した後板状体を
成形し、養生硬化させた。 比較例 2 セメント40重量%、ベントナイト10重量%、砂
岩と頁岩を粉砕して得た骨材50重量%に適量の水
を添加し、均一に混合した後、板状体を成形し、
養生硬化を行つた。 表 実施例1 133Kg/cm2 〃 2 135 〃 〃 3 140 〃 〃 4 150 〃 〃 5 145 〃 比較例1 109Kg/cm2 〃 2 107 〃 上表から明らかなように、粘土質鉱物を含まな
いもの(比較例1)あるいは水岩石を骨材とした
もの(比較例2)に比し、本発明の実施例のもの
が優れた強度を有することが判つた。
【表】 次に、セメント及び粘土質鉱物及び骨材の配合
量について板状体を成形し、上述の同様の加熱テ
ストを行つたところ、表のような結果が得られ
た。 上表から明らかなように、骨材の添加量は30〜
70重量%、好ましくは40〜60重量%であることが
判明した。 この発明は以上述べたように、セメントに、高
温時に焼結し得る粘土質鉱物を添加し、かつ、高
温においても熱変成を生じない熱履歴を有する岩
石等からなる骨材用いたから、ホーロー層を形成
するため、セメント製品を高温に加熱しても、強
度の低下を十分に防止でき、もつてセメント製品
表面に美麗な、かつ強靭なホーロー層を形成する
ことが可能となるのである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 40〜50重量%のセメントと、1〜10重量%の
    粘土質鉱物と、40〜70%の熱履歴を有する岩石を
    粉砕してなる骨材とから構成されて成ることを特
    徴とする耐熱性を有する施釉用セメント配合物。
JP8614380A 1980-06-24 1980-06-24 Heat-resistant cement base material Granted JPS5711864A (en)

Priority Applications (1)

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JP8614380A JPS5711864A (en) 1980-06-24 1980-06-24 Heat-resistant cement base material

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JP8614380A JPS5711864A (en) 1980-06-24 1980-06-24 Heat-resistant cement base material

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JPS5711864A JPS5711864A (en) 1982-01-21
JPH0215498B2 true JPH0215498B2 (ja) 1990-04-12

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ID=13878497

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JPS6335472A (ja) * 1986-07-26 1988-02-16 清水建設株式会社 ホウロウコンクリ−トの製造法
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Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52105929A (en) * 1976-03-02 1977-09-06 Harouken Kougiyou Yuugengaishi Plastic concrete

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