JPH0215469Y2

JPH0215469Y2 -

Info

Publication number: JPH0215469Y2
Application number: JP6917783U
Authority: JP
Priority date: 1983-05-11
Filing date: 1983-05-11
Publication date: 1990-04-25
Also published as: JPS59174809U

Description

【考案の詳細な説明】（産業上の利用分野）本考案は、各種ハンドピース、シリンジ等の医
科又は歯科用のインスツルメントをインスツルメ
ント収納部に収納する医科又は歯科用インスツル
メントホルダに関するものである。

（従来例の構成とその問題点）第１図は、従来の医科又は歯科用インスツルメ
ントホルダの構成を示すもので、１は、例えば、
歯科用のワークテーブル（図示しない）の下に固
着された皿状のインスツルメントホルダ（以下ホ
ルダという）で、このホルダ１には、エアタービ
ン式ハンドピース、モータ式ハンドピース、シリ
ンジ等のインスツルメント（図示しない）を収納
する数条の凹の字状の収納溝２が並設され、又、
これ等のインスツルメントの取出しを容易にする
ための切欠穴３が収納溝２の前部に穿設されてい
る。

このように構成された従来例では、治療に使用
するインスツルメントは適宜ホルダ１から取り出
して、患部を治療し、使用後はそのインスツルメ
ントを収納溝２に収納する。ところで、治療に使
用したインスツルメントは、治療中に患者の血
液、体液、唾液等や、薬液等によつて汚染される
ので、インスツルメント及びホルダ１の収納溝２
を適宜殺菌消毒する必要がある。しかしながら、
ホルダ１はワークテーブルに固着されて、その着
脱が面倒であるため、ホルダ１の殺菌消毒が十分
に行なえず、ホルダ１が二次感染源になる欠点が
あつた。

（考案の目的）本考案の目的は、インスツルメントホルダの殺
菌消毒が簡単に行なえるようにして、治療時にお
ける二次感染を防止する医科又は歯科用インスツ
ルメントホルダを提供することにある。

（考案の構成）本考案は、インスツルメントを受ける受皿を収
納溝に着脱自在に設置したものである。

（実施例の説明）第２図は、本考案の一実施例の構成を示すもの
で、第１図の符号と同一符号のものは同一部分を
示しており、又、４は収納溝２の両側壁の後部に
突設した半球状の突起、５は収納溝２に緩嵌され
る受皿、６は受皿５の両側壁の後部に穿設された
係止穴で、この係止穴６に突起４を嵌合すると、
受皿５は収納溝２の所定の位置に係止される。

このように構成された本実施例では、治療に使
用するインスツルメントを、適宜、収納溝２に装
着した受皿５から取り出して、患部を治療し、使
用後はそのインスツルメントを受皿５に収納す
る。そして、治療が終つたならば、治療に使用し
たインスツルメントを収納しておいた受皿５を収
納溝２から取り外して、このインスツルメントと
共に受皿５も殺菌消毒する。

第３図は、本考案の他の実施例の構成を示すも
ので、７は薬品、治療器具、各種備品等を載置す
る歯科用のワークテーブル、８はワークテーブル
７の下部に個別に並設された複数の収納庫、９は
収納庫８の底部に移動自在に取り付けられた凹の
字状の引出し、１０は引出し９の前端下部に突設
した引手、１１は側壁後部に螺合した取付ネジ
で、この取付ネジ１１は引出し９の側壁に貫装さ
れている。１２は引出し９に緩嵌される受皿、１
３は受皿１２の両側壁の後部に穿設された係止穴
で、この係止穴１３に取付ネジ１１を挿入する
と、受皿１２は引出し９の所定の位置に係止され
る。

このように構成された本実施例では、治療に使
用するインスツルメント１４〔第３図ｂ参照〕が
収納されている引出し９を引き出した上、インス
ツルメント１４を、引出し９に装着した受皿１２
から取り出して、患部を治療し、使用後はそのイ
ンスツルメント１４を受皿１２に収納する。そし
て、治療が終つたならば、治療に使用したインス
ツルメント１４を収納しておいた受皿１２を引出
し９から取り外して、このインスツルメント１４
と共に受皿１２も殺菌消毒する。

尚、本考案は、歯科用の各種インスツルメント
を収納するインスツルメントホルダを例として説
明したが、医科用の各種インスツルメントを収納
するインスツルメントホルダにも利用できる。

（考案の効果）以上説明したように、本考案によれば、インス
ツルメントが直接接触する受皿、インスツルメン
トホルダ或いは引出しに着脱自在に取り付けら
れ、且つ、その寸法が小さいため、インスツルメ
ントと共に殺菌消毒が容易、且つ、十分に行なえ
るので、治療時における二次感染を防止できる利
点がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の医科又は歯科用インスツルメン
トホルダの斜視図、第２図は本考案の一実施例の
斜視図、第３図ａは本考案の他の実施例の斜視
図、第３図ｂは第３図ａの部分分解図である。１……インスツルメントホルダ、２……収納
溝、５，１２……受皿、６，１３……係止穴、８
……収納庫、９……引出し、１０……引手、１１
……取付ネジ、１４……インスツルメント。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】 (1) 各種ハンドピース、シリンジ等の医科又は歯
科用のインスツルメントをインスツルメント収
納部に収納する医科又は歯科用インスツルメン
トホルダにおいて、前記インスツルメントを収
納する受皿が前記インスツルメント収納部に着
脱自在に設けられていることを特徴とする医科
又は歯科用インスツルメントホルダ。 (2) 前記受皿は、前記インスツルメント収納部に
移動自在に取り付けられた引出部材に設置され
ていることを特徴とする実用新案登録請求の範
囲第(1)項記載の医科又は歯科用インスツルメン
トホルダ。