JPH02153224A - 吸気ポンプ損失の低減装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明は、内燃機関のシリンダ内に混合気や空気を吸
入するに際しての吸気ポンプ損失を低減し、もって燃費
向上および性能向上に貢献する目的の装置を備えた内燃
機関に関するものである。

（従来の技術） 従来の内燃機関においてシリンダ内への混合気や空気の
吸入量を調節するに際し、吸気弁は全開状態とし吸気弁
の上流側に配置されている絞り弁で調整していた。その
ため、吸気行程中の全域にわたって絞り弁の小さい開口
面積部から混合気や空気を吸入するので、従来この種の
方式の内燃機関は混合気や空気の必要量が少ない低負荷
運転での吸気ポンプ損失が大きく１機関の燃費や性能が
極端に悪い。

（発明が解決しようとする課題） シリンダ内への混合気や空気の吸入量の調整を従来の絞
り弁で行わずに、吸気弁の開閉時期を調整して行い、吸
気ポンプ損失を低減させ内燃機関の燃費や性能を向上さ
せるものである （課題を解決するための手段） いま、その構成を説明する。

（イ）　　燃焼室７に通じる吸気ボート５を設ける。

（Ｉｌ＋）　　吸気ボート５を吸気バルブ６で開閉する
（ハ）　　シリンダ２中に必要量の混合気や空気が吸入
された時期に吸気バルブ６は閉じる（功　吸気バルブ６
が閉じた後のシリンダ２内の混合気や空気は断熱膨脂す
る。

以上のように装置する。

（作用） 次に本発明の作用を述べる。

第１図（ａ）において１機関１の吸気行程において吸気
バルブ６は十分に開いており、シリンダ２内へ混合気や
空気の必要量が抵抗の少ない状態で吸入された時点で第
１図（ｂ）のごとく吸気バルブ６は閉じる。吸気バルブ
６が閉じる時期はシリンダ２内へ吸入される混合気や空
気の必要量に応じて調整される。吸気バルブ６が閉じら
れて後第１図（ｃ）のごとくピストン４の運動によりシ
リンダ２内の混合気や空気は断熱膨脂する。ピストン４
が圧縮行程を開始するとシリンダ２内の混合気や空気は
断熱圧縮される。その際、断熱膨張線と断熱圧縮線はほ
ぼ同一線上にあり、吸気バルブ６が閉じられて後の断熱
膨脂によるポンプ損失は圧縮行程での断熱圧縮による有
効仕事によって回復するので実質の吸気ポンプ損失はほ
ぼ零になる。

第２図は本発明での効果をシリンダ２内の圧力と行程と
の関係で表している。第２図（ａ）は矢印方向への吸気
行程で、混合気や空気の必要量がＡ点である時に吸気バ
ルブ６が閉じる。Ａ点から下死点までの行程の間シリン
ダ２内の混合気や空気は断熱膨脂しシリンダ２内の圧力
は低くなりＢ点になる。第２図（ｂ）は圧縮行程を示し
、Ｂ点から矢印方向に断熱圧縮が行われるが、Ａ点まで
のシリンダ２内の圧力は第２図（ａ）での断熱膨脂のＡ
点からＢ点までの同一線上をＢ点からＡ点に向って変化
する。

以上のことにより、シリンダ２内への混合気や空気の吸
入に要する吸気ポンプ損失を減少させる。

（実施例） 本発明は往復動ピストン式内燃機関に適用できる。第１
図は往復動ピストン式内燃機関に本発明を適用した例で
ある。吸気バルブ６はポペットバルブ、ロータリバルブ
、ピストンバルブ、スリーブバルブ等の開閉弁を用いて
も目的を達成する事ができる。

（発明の効果） 本発明により内燃機関の吸気ポンプ損失を低減でき、も
って燃費改善や性能を向上させる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の詳細な説明図であり、第２図は本発明
によるシリンダ内の圧力変化例である。 １は機関、２はシリンダ、３はシリンダヘッド。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 内燃機関のシリンダ内に吸気弁を開いて混合気や空気の
   吸入量の必要量が満たされた時期に吸気弁を閉じる。 以上のごとく構成された吸気ポンプ損失の低減装置を備
   えた内燃機関。