JPH02152678A - 密閉混合容器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は密閉混合容器に関し、特に粉末と液体、液体と
液体等混合物の状態で保存すると分解したり、効力が低
下したり不都合が生じるような物質を別々の容器で分離
充填し、使用時に両者を混合し得るようにした密閉混合
容器に関する。

［従来技術〕 従来この種の密閉混合容器としては、実開昭５３−３４
１９０号（実願昭５１−１１５７９９号）があった、以
下この混合器の構成動作について第４図に基づいて説明
する。

１は例えば円筒上のごときピストン筒部であり。

２は該ピストン筒部をその内壁に摺動して挿入する外筒
部であり、ピストン筒部め外径とほぼ等しいか、やや大
きい内径を有する。ピストン筒部１の上端は封板３で密
封され、ピストン筒部より突出した鍔部４を指に当てて
押圧を容易にするものである。

ピストン筒部の他端には、ピストン筒部内の薬剤が注出
するための１個以上の注出孔５を有する弁栓６を連設し
、必要により、外筒部方向に突出した封栓７を設ける。

８はピストン筒部１と外筒部２め接続部分にあって、ピ
ストン筒部１の内壁と外筒部２の内壁にそれぞれ密着嵌
合する環状の開孔部であって、薬液がピストン筒部１か
ら外筒部２に流れ込むことかできるように、前記弁栓６
の注出孔５が穿孔されていない部分対応して、開孔部９
を１つ以上有する６該開孔部９は前記弁栓６の注出孔５
か穿設されていない部分に密着するか、あるいは、弁栓
６に突設した封栓７に嵌合密着してそれぞれ完全に独立
密閉したピストン筒部１と外筒部２を形成せしめる。開
孔部８は、その外周囲に段部を設け、一方はピストン筒
部１の内径とほぼ同じか、あるいはやや大きめの径にし
てその内壁に嵌合密着し、他方は外筒部の内壁に密着す
るよう外筒部の内径とほぼ同じか、あるいはやや大きめ
の径にした段部を形成して外筒部とピストン筒部の接続
部分で両内壁に密着する。

封栓７は、ピストン筒部を開孔部まで押圧した時に開孔
部９に嵌着して完全に密着し、ピストン筒部を持ち上げ
ると開孔部９から分離して、開孔部との間に隙間を生ぜ
しめて液を流出して再び押圧することによって完全に開
孔部９に嵌合するもめで、開孔部９は、封栓の形状に合
致するテーパー状を有する形状をなす。

外筒部２の先端は５例えば輝部を洪えた顎状部１０を有
する排出孔がある。顎状部１０を充填前に密閉する方法
は、例えば顎状部の先端にプラスチックフィルムまたは
金属箔もしくはその積、１体よりなる蓋体にて、溶着も
しくは高周波シール等を施す。

そして、使用するときは、まずピストン部１の鍔部４に
指をかけて引張ると、ピストン部分が移動し、弁栓６お
よび封栓７から開孔部８が分離し・て隙間ができ、ピス
トン部２内の液体が弁栓の注出口５から弁栓と開孔部の
間を通って開孔部の開孔部９を経由し、外筒部２に流出
される６次に、外筒部の粉体を流出したその液体に溶解
した後、針１２を益＃１１に突出して、ビイトン部１を
針方向に押圧していけば、弁栓６および封栓７は、開孔
部８と再び密着し、外筒部２の混合液体は針１２を通っ
て排出される。

［発明が解決しようとする課題］ 藍嵐ム星１ 従来の密閉混合容器は上述のように封栓が開孔部に嵌着
されているので、混合後再度ピストン筒部の引戻しを行
うと、ピストン筒部が上方に移動し、弁栓６および封栓
７から開孔部８が再び分離してしまい、開孔部８を移動
させることは出来ないという課題かあった。またこの様
な混合器において混合後再度ピストン筒部を誤って引戻
すと、弁栓６および封栓７と開孔部８が分離するやいな
や急激に負荷がなくなるため、操作者が急速にピストン
筒部を引戻すおそれがあり、これによって内部に急激な
圧力変化を招くという課題があった。

さらに、封栓を開孔部に螺合することも考えられるが、
かかる場合には上記課題を有しないが、混合後ピストン
筒部を回動することにより、封栓を開孔部に固定しなけ
ればならず、容易かつ迅速に注射等を行うことができな
いという課題があった４　このような課題を有する混合
容器は、特に血管に注射針が入ったのを確認するために
ピストン筒部の引戻しを行う静脈用注射器には適さない
ものであった。

丸肌二亘若 本発明は以上のような従来の課題を解決するために成さ
れたものであり、複数の物質混合後にピストンの再度の
引戻しが容易かつ迅速に行うことができる密閉混合容器
を提供することを目的とするものである。

［課題を解決するための手段１ この発明にかかる密閉混合容器は一端に第１の物質を導
出するための導出口を有するピストン筒部と、前記ピス
トン筒部先端に形成され前記ピストン筒部の導出口を封
栓する滑部と、前記滑部に形成されピストン筒部の回動
により前記導出口と一致する導出路と、前記滑部の回動
を阻止しピストン筒部のみの回動を許容する滑部回転止
め部と、第２の物質が収納されると共に前記滑部が摺動
可能な外筒部とを有するものである。

土星 本発明にかかる密閉混合容器は、ピストン筒部と滑部間
においてピストン筒部のみの回動を許容すると共に、ピ
ストン筒部と滑部の上下方向の移動はピストン筒部と滑
部とが一体となって移動するようにしたものである。

［実施例コ 本発明の一実施例を第１図に基づいて説明する。

図において、１３は外筒部であって、その一端部には封
栓１４が回動自在に取付けられている。

前記封栓１４は薬液導出路１４ａと、注射針（図示せず
）を取付けるための注射針取り付はベース１４ｂが形成
されている。前記薬液導出路１４ａは封栓１４が所定量
回動した際に、外筒部１３の一端面に形成された薬液導
出口１３ａと一致するように形成されている。

また外筒部１３のｆｌ！！ｆｊＡ部内壁には滑部１５の
回転を阻止するために内方に突出した回転止め部１３ｂ
が形成されている。前記外筒部１３のｆｌ！１＠部外壁
にはネジ部１３ｃが設けられ、外筒部１３と密閉筒１６
とが螺合するようになっている４１７はピストン筒部で
あって、一端部は封閉され、ｆｌ！！端部には薬液導出
口１７ａが形成されている。前記ピストン筒部１７の曲
端部先端に回動可能に滑部１５が形成されている４前記
先端部には爪部１７ｂが設けられているため、ピストン
筒部１７を上下方向に摺動させた場合には、滑部１５は
その摺動に対応してピストン筒部１７と一体となって上
下方向に移動する。

一方、ピストン筒部１７を矢印Ｘの方向に回動すると、
初めはピストン筒部１７と滑部１５は両者間の牽擦力に
より一体に回動する。しかし、滑部１５の一部が前記滑
部回転止め部１３ｂに当接すると、その後は、ピストン
筒部１７のみが回動するように構成されている。

そして、ピストン筒部１７の所定量の回動によって、薬
液導出口１７ａと滑部１５に形成された薬液導出路１５
ａが一致する、１８は、ピストン筒部１７の外壁と密封
筒１６、外筒部１３に当接し、外筒部１３内へ外気が混
入するのを防止するためのパツキンである。

次に動作１作用について説明する。

まず、この密閉混合容器を製造する場合には、外筒部１
３の先端部に封栓１４を取り付は第１の薬液または薬剤
Ａを外筒部１３の内部に入れる。

一方、ピストン筒部１７内に第２の薬液または薬剤Ｂを
入れた後に滑部１５を取り付け、ピストン筒部１７の他
端部を密閉する２ そして、ピストン筒部１７を外筒部１３の内部へ挿入し
、バ・ソキン２０を介して密封筒１６を取り付け、気密
性を高める。この状態で製造は終了し、この状態で物質
を保存することとなる。

次に上述のような工程を経て製造された混合容器を使用
する場合について述べる。

ピストン筒部１７を回動すると、当初ピストン筒部１７
と滑部１５は一体となって回動するが、滑部１５が滑部
回動止め部１３ｂに当接すると、その後はピストン筒部
１７のみが回動する。

そして、ピストン筒部１７の薬液導出口１７ａと、滑部
１５の薬液導出路１５ａが一致すると。

ピストン筒部１７内の薬液Ｂが、前記導出口１７ａおよ
び導出路１５ａを通って、外筒部１３内へ流出する。

ピストン筒部１７の薬液Ｂがすべて流出した後、前記薬
液Ｂと外筒部１３内の薬液Ａとを混合する。

混合終了後、注射針（図示せず）を封栓１４の取り付は
ベース１４ｂに収り付けると共に、封栓１４を回動して
、薬液導出口１３ａと、薬液導出路１４ａと一致せしめ
る。この状態は注射準備の完了の状態であり、ピストン
筒部１７を押圧することにより、滑部１５は外筒部１３
内を摺動し。

外部に混合薬液を導出することができる。

この場合、ピストン筒部１７と滑部１５との上下方向の
移動に関しては、ピストン筒部１７の爪部１７１）の係
合によって一体に移動するため注射針を生物体の静脈に
刺入した後、ピストン筒部１７を僅かに引戻して、静脈
に刺入されたことを確認できる。

なお、本実施例ではピストン筒部を回動せしめたとき、
当初溝柱も回動する場合について述べたが、初めからピ
ストン筒部のみ回動するものであっても良い４また本実
施例では封栓１４部分に密封筒を形成しない場合につい
て説明したが、気密性を保つため、第２図に示すように
密封筒１９をパツキン２０を介して外筒部１３の外壁と
螺合せしめても良い。

更に、第３図に示すように、ピストン筒部１７の外壁に
ネジ１７ｃを形成すると共に、定量止め２１、引戻し防
止部材２２を設けても良い。

すなわち、この密閉混合容器を使用する場合には、密閉
筒１６を外筒部１３から外し、引戻し防止部材２２を外
筒部１３のネジ部に螺合させる。

このとき引戻し防止部材２２に形成されな突片２２ａは
、回転防止部１３ｂによって内方へ屈曲せしめられ、ピ
ストン筒部１７のネジ部１７ｃの山間に入り込む４突片
２２ａとネジ部１７ｃはいわゆるラチェット機構を構成
し、ピストン筒部１７の下方への移動は許容されるが、
上方への移動は突片２２ａによって阻止されることとな
る。また、定量止め２１をピストン筒部１７に螺合せし
めておくことにより、ピストン筒部１７が下方に所定量
移動したときに、引戻し部材２２と当接するようにする
。

これによって、一定量の薬剤を外部へ導出できると共に
、ピストン筒部１７を引戻すことかできないので、外気
か外筒部１３内に流入することかなく、残葉の長期保存
か可能となり、残葉を再度使用することかできる。

さらに本実施例では注射器に適用した場合について述べ
たが、他にも利用できることはいうまでもないことであ
る。

〔発明の効果コ 本発明によれば、複数の物質の混合後は何等の操作を行
うこと無く、ピストン筒部と滑部を上下方向に一体に摺
動できるようにしなので、ピストン筒部の引戻しが可能
となるばかりでなく、混合物質を容易かつ迅速に外部に
導出させることかできる。

特に、この密閉混合容器を静脈用注射器として利用する
ことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す側面断面図、第２図は
本発明の池の実施例を示す外筒部先端部分力側面断面図
、第３図は本発明の他の実施例を示す側面断面図、第４
図は従来の密閉混合容器の側面断面図である。 １３・・・・・・外筒部　　　１３ｂ・・・・・・滑部
回転止め部１４・・・・・・封栓　　　　１５・・・・
・・滑部１５ａ・・・・・・導出路　　１７・・・・・
・ピストン筒部１７ａ・・・・・・導出口

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 一端部に第１の物質を導出するための導出口を有するピ
   ストン筒部と、前記ピストン筒部先端に形成され前記ピ
   ストン筒部の導出口を封栓する滑栓と、前記滑栓に形成
   されピストン筒部の回動により前記導出口と一致する導
   出路と、前記滑栓の回動を阻止しピストン筒部のみ回動
   を許容する滑性回転止め部と、第２の物質が収納される
   と共に前記滑栓が摺動可能な外筒部とを有し、 ピストン筒部と滑栓の回動においてピストン筒部のみの
   回動を許容すると共に、ピストン筒部と滑栓の上下方向
   の移動においてはピストン筒部と滑栓とが一体となつて
   移動するようにしたことを特徴とする密閉混合容器。