JPH02152496A - ミシンの定位置停止装置 - Google Patents

ミシンの定位置停止装置

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JPH02152496A
JPH02152496A JP63304158A JP30415888A JPH02152496A JP H02152496 A JPH02152496 A JP H02152496A JP 63304158 A JP63304158 A JP 63304158A JP 30415888 A JP30415888 A JP 30415888A JP H02152496 A JPH02152496 A JP H02152496A
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JP
Japan
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stop
sewing machine
phase
rotational speed
rule
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Application number
JP63304158A
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English (en)
Inventor
Akira Orii
折井 章
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Janome Corp
Original Assignee
Janome Sewing Machine Co Ltd
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Publication date
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Priority to US07/444,643 priority patent/US5056445A/en
Publication of JPH02152496A publication Critical patent/JPH02152496A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • DTEXTILES; PAPER
    • D05SEWING; EMBROIDERING; TUFTING
    • D05BSEWING
    • D05B69/00Driving-gear; Control devices
    • D05B69/22Devices for stopping drive when sewing tools have reached a predetermined position
    • D05B69/26Devices for stopping drive when sewing tools have reached a predetermined position with automatic means to reduce speed of drive, e.g. in one or more steps
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S706/00Data processing: artificial intelligence
    • Y10S706/90Fuzzy logic

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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Sewing Machines And Sewing (AREA)
  • Feedback Control In General (AREA)
  • Control Of Position Or Direction (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は、ミシン針の定位置停止制御方式に関するもの
で、予見ファジィ推論により、ミシンの上軸回転速度が
高速回転状態及び低速回転状態から、ミシン針の目標停
止位相への停止制御を短時間に高精度で行うものである
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】■)第
5図に示すように、ミシンの上軸回転速度が高速回転状
態から定位置停止させるには、O停止指令信号が発生し
た(tc)時点でミシンの上軸回転速度を停止可能な回
転速度(12Orpm)まで減衰させる。 ○停止位相信号が発生した時点(tl)のミシンの上軸
回転速度が120rpm以下の場合は、直ちに電動機へ
の電力の供給を停止する。ミシンの上軸回転速度が12
Orpm以上の場合は、もう1回転させ次の停止位相信
号を待つ。 この従来の技術は、単純な制御であり、それなりの定位
置停止制御が可能であったが、ミシンの負荷のバラツキ
及び停止位相信号発生時の上軸回転速度のバラツキ(1
00〜12Orpm)により、停止位置が停止目標に対
して大きくバラツクといった問題があった。 第5図に示すように、負荷のバラツキによる停止位置の
バラツキは、減衰カーブ3による△A、1.BI、C4
と減衰カーブ4による△At、Bl、C2及び減衰カー
ブ2による△A2.B1.C3と減衰カーブlによる△
A2.B1.CIの各面積の相違分として現れる。 また、停止位相信号発生時の上軸回転速度(100〜1
2Orpm)のバラツキによる停止位置のバラツキは、
減衰カーブ3による△Al、Bl、C4と減衰カーブ1
による△A2.B1.C3及び減衰カーブ4による△A
l、B1.C2と減衰カーブ2によるΔA2.Bl、C
3の各面積の相違分として現れる。 注)停止設定回転速度は、1100rp程度に設定する
のが望ましいが、ミシンの負荷変動及び上軸回転のオー
バーシュート等により、通常は12Qrpm程度に設定
する。 2)また別の従来技術で、停止位置のバラツキを少なく
する方法として、第6図に示すような方法が提案されて
いる。同図において、ミシンの上軸回転速度が高速回転
状態から定位置停止させるには、 ○停止指令信号が発生した時点(tC)でミシンの上軸
回転速度を停止可能な回転速度(140rpm)まで減
衰させる。 ○停止位相信号が発生した時点(tl)のミシンの上軸
回転速度が140rpm以下の場合は、あらかじめミシ
ン頭部の負荷のバラツキを電動機の点弧位相値より算出
し、その値に応じて停止位相信号からのパルス数を設定
する。 パルス発生器は、ミシンの上軸−回転中に数十から数百
パルス発生するものとする。 ミシンの上軸回転速度が140rpm以上の場合は、も
う一回転させ、次の停止位相信号を待つ。 このように、ミシン頭部の負荷の大小に応じて停止する
位置を調整することにより、ミシンの負荷のバラツキ及
び停止位相信号発生時の上軸回転速度(100〜140
rpm)のバラツキによる停止する位置のバラツキを小
さくすることが出来た。 しかし、ミシンの上軸の減衰カーブを直接的に算出して
いないため、急激な負荷変動には対応出来ず、停止位置
のバラツキが生じていた。また第6図に示す減衰カーブ
5のように目標とする位置に停止可能であるにも拘わら
ず、停止位相信号が発生した時点(tl)で、ミシンの
上軸回転速度が14Orpm以下でないためもう一回転
させなければならず、使用者が意図する計数で停止出来
ないという問題があった。
【課題を解決するための手段及び発明の作用】本発明は
、ミシンの上軸回転速度の減衰カーブの傾きと、その時
点の上軸回転速度の値及び実際の停止位置と制御指令に
よる計算上の停止予定位相(目標停止位相)との差とを
入力値とする予見ファジィ推論により、従来の問題を解
決する装置を提供するもので、本発明によれば、最適な
制御を行うべく人間の経験則を盛り込んだ複数のルール
のうちから前記各入力値に基いて最適なルールを適用す
る予見ファジィ推論でミシンモータの制御を行うことに
より、ミシン針を目標停止位相に短時間で高精度に停止
制御できるという作用がある。
【実施例】 以下、本発明を実施例により説明する。 本発明は、ファジィ理論を応用した予見ファジィ推論に
よるミシンの定位置停止装置を提供するものである。 07アジイ理論とは 本願の説明に先立ち、まずファジィ理論について簡単に
説明する。ファジィ理論はアメリカのカルフォルニア大
学のザブ−(Lotfi A、Zadah)教授が、1
964年に提案したあいまいな概念の集合とその要素を
扱う理論である。あいまいさは、ファジィ集合(fuz
zy 5et)という集合で表現する。 ファジィ集合とは、各要素を含むかどうかが不明確な集
合である。例えば、「若い人Jという集合は、明確に定
義できない。人によってとらえ方が違うあいまいな概念
である。第4図に示すように30歳の人が「若い人」に
属す度合を従来のような′ 1(属す)か”0”(属さ
ない)でなく、0.7のような[0,1]区間の実数値
で表す。これを表す関数をメンバシップ関数(memb
ership function)、その値をメンバシ
ップ値(membership value)または度
合という。 ○予見ファジィ推論装置の概略の構成 第1図において、目標評価装置lOは、停止指令信号に
対し、制御指令Uによる計算上の予定停止位置(目標停
止位相)と実際の停止位置(状態X)のずれΔE (X
、U)を出力する装置である。 予見ファジィ推論装置20は目標評価装置からの出力値
ΔE (X、E)とミシンの上軸回転速度の減衰カーブ
形状を検出するために位相が異なる位相lと位相2の回
転速度の減衰量と、位相2における回転速度とを入力値
として後記するように適用すべきルールを選択する予見
ファジィ推論により制御指令信号を出力する装置である
。 制御対象30は、ミシンの上軸を回転駆動するミシンモ
ータである。本実施例では、ミシンモータは、PWM制
御により速度制御されるDCモータである。本実施例で
は、ミシンの上軸回転速度の検出はエンコーダ(上軸−
回転当たり360)(ルスを発生する)により行い、後
記するように停止位置の検出にもこのパルスを利用して
いる。 9灸炙勉毀盟 予見ファジィ推論装置の各ルールの説明に先立ち各ルー
ルに関連する数式について第3図を参照しながら説明す
る。 1)減衰カーブを求める。 時刻tl(位相信号1 (Ell)(7)時刻)、t2
(位相信号2(θ2)の時刻)及びこれらの時刻におけ
るミシンの上軸回転速度Nθl、Nθ2とから減速カー
ブを求める。 第3図において、減衰カーブを次式で与える。 N −A t + B −−−−−−−−−−−−−−
−−−−−−−−−−−1但し、N:ミシンの上軸回転
速度 t:時刻 A、B :未知数 t −t 1(便宜上t1−0とする)のとき、1式よ
り、 B −N θ1−−−−−−−−−−−−−−−−−−
−−−−−−−−−−−−2A−(Nθ1−Ne2)/
(、tl−t2)−(Nθ1−Ne2) / T2−−
−−3(N 91 + Ne2)/2*360/60−
(θl−92)/3 (Nθ1−Ne2)−−−−44
式を3式に代入、 A −3((N e2) 2− (N θ1) 2)/
(e2−θ1)−−−−55式と2式を1式に代入、減
衰カーブは以下の6式で求まる。 N−3((Ne2)2−(Ne1) ” ) t /(
e2−91)十Nθ1−−−−−−−−−−−−−−−
−−−−−−−−−−−−−62)停止可能な条件 t−t3で上軸が停止する条件を求める。 t−t3.N−0を6式に代入する。 0−3 ((Ne2)” −(Nθ1)’ )t/(θ
2−θ1)+Nθ1−−−−−−−−−−−−−−−−
−−−−−−−−−−−7T3−t3−tl−t3 4式と同様に T3− (e3−θ1)/ 3 Ne1−−−−−−−
−−−−−−−−88式を7式に代入、t−t3で停止
する条件は、以下に示す9式で与えられる。 0−(Ne2)2(θ3−θ) −(Ne1)2(θ3−02)−−−−−−−−一−−
−−−−99式の右辺をFaとおくと、 0 ≧ F a−−−−−−−−−−−−−−−−−−
−−−一−−−−−1010式が停止可能な条件となる
。 3)惰性回転パルス数 停止可能なミシンの上軸回転速度NS(本実施例ではM
S−10Orpm)でミシンモータの電力の供給を遮断
した場合の惰性による上軸停止までのミシンの上軸回転
パルス数(PS)を求める。 t 3− t 5−(e3−eS)/(NS/2*36
0/60)−(f33− eS)73 N 5−−−−
−−−−−−1111式より、 P S−03−13S−3N 5(t3− tS)−−
−−−−−−12減衰、カーブの傾きは、5式でも求め
たが、TS以後も変化しないと仮定すると、TS以後の
諸元により次式によっても表せる。 A−−NS/ (t3− tS)−−−−−−−−−−
−−−−−1313式より、 t3− tS −−N S/ A −−−−−−−−−
−−−−−−−−1414式を12式に代入すると、 PS−−3(NS)”/A 但し、5式から、 A−3((Ne2)2−(Nθ1)”)/(θ2−′θ
1)テあるから、惰性回転パルス数(PS)は、以下の
15式で与えられる。 (Ne2)2−(Ne1)2 4)停止設定パルス数 02〜eS間の停止設定パルス数Paは、ミシンの上軸
回転角度10当たりlパルスであるから、P a =e
S−82=(e3−02)−(e3−eS)−−−16
16式に5式と15式とを代入 Pa= (θ3−02)+3(NS)2/A((Nθ1
)”−(Ne1)2) この17式が停止設定パルス数を与える。 O各77ジイルールの説明 第1図において、各ルールのメンバシップ関数ノパラメ
ータに対する横軸座標は、それぞれ具体的な値を有して
いるが、同図では定性的に示すにと止める。同図におい
て、予見ファジィ推論装置2は、以下に述べる6個のル
ールにより推論を行う。 Oルールl ミシンの上軸位相信号l(θ1)の回転速度(Nθ1)
及びこれと位相が異なる位相信号2 (e2)の回転速
度(Ne2)との回転数の減衰量(N θ1 −N e
2)と、回転速度(Ne2)とをそれぞれパラメータと
するメンバシップ関数とで、それぞれの度合の小さい値
に対応して、非減衰カーブか減衰カーブかを求める。 ○ルール2 ルール1で減衰カーブの場合に適用し、先に求めl:F
a=(Ne2)2 (e3−θ)−(N θ1)”  
(e3−02)をパラメータとするメンバシップ関数の
度合により推論を行う。度合が0.5以下(Fa>O)
の場合もう1回転させ、度合が0.5以上(Fa≦0)
の場合ルール3を実行する。 Oルール3 ルール2で度合が0.5以上(Fa≦0)の場合に適用
され、先に求めた惰性回転パルス数(PS)(Ne2)
”−(Ne1)2 と、位相信号2(θ2)の回転速度(Ne2)とをそれ
ぞれパラメータとするメンバシップ関数とで、それぞれ
の度合の小さい値に対応して目標停止位相(θ3)に停
止させるための制御指令U(停止設定パルス数P)を求
める。制御指令Uもまたメンバシップ関数で表され、P
1〜P4の4種の関数をもっている。 Oルール4 ルール3の各メンバシップ関数P1〜P4で求めた停止
設定パルス数(P)と、02〜eS間の計算上の停止設
定パルス数(Pa)とをそれぞれパラメータとするメン
バシップ関数により、前者と後者の適合度を7アジイ推
論により評価し、その評価結果から再度ルール3を実行
し、停止設定パルス(P)数を求める。 Ω上二上j− 非減衰カーブの場合に適用され、前回求めた停止設定パ
ルス数をセットする。 ○ルール6 ルール1〜ルール5から求めた停止設定パルス数(P)
と惰性回転パルス数(ps)との合計(pc)と、実際
に停止したパルス数(P f:位相e2から停止まで)
とを評価し、ルール3のメンバシッ’;l関数cP1〜
P4のメンバシップ関数)をPC−Pf=Oになるよう
に補正する。 O予 ファジィ 論 置による定位置停止制御以上の構
成において、予見ファジィ推論装置の6個のルールによ
るミシンの上軸の定位置停止制御について第2図を参照
しながら説明する。同図において、 l)カーブ形状3.4の場合 ○時刻toでミシンの上軸が中間的な速度(500rp
m程度)で回転している状態で、時刻tCで停止指令信
号が発生すると、停止設定回転速度(NS)まで減速制
御される謡シンの上軸回転速度が停止設定回転速度(N
S)になる前に位相θ1の時刻t1及び位相e2の時刻
t2にそれぞれ停止位相信号が発生する。時刻t1及び
時刻t2の回転速度の減衰量(θ1 −92)と、位相
信号2(θ2)の回転速度(Ne2)とでルール1が実
行される。その結果、カーブ形状3,4の場合は、減衰
カーブと推論され、ルール2が実行される。 ○ルール2では、目標停止位置(θ3)(カーブ形状3
の場合時刻t3)に停止可能かどうか、先に求めf: 
F  a=(Ne2)”  (e3−θ1)−(Nθ1
)”  (e3−f32)をパラメータとするメンバシ
ップ関数の度合により推論を行う。度合が0.5以下(
Fa>0)の場合、停止が不可能と判断され、もう1回
転させ、度合が0,5以上(Fa≦0)の場合、ルール
3を実行する。 ルール3では、先に求めた惰性回転パルス数(PS〕 p5.、  (NS)”(θ2−θ1)(Ne2)”−
(Ne1)2 と、位相信号2(θ2)の回転速度(Ne2)とをそれ
ぞれパラメータとするメンバシップ関数とで、それぞれ
の度合の小さい値に対応して目標停止位置(03)に停
止させるための制御指令U(停止設定パルス数P)を求
める。制御指令Uもまたメンバシップ関数で表され、P
1〜P4の4種の関数をもっており、それぞれの関数か
ら停止設定パルス数(P)を推論する。その後、ルール
4を実行する。 ○ルール4では、ルール3の各メンバシップ関数PI−
P4で求めた停止設定パルス数(P)と、02〜θS間
の計算上の停止設定パルス数(Pa)とをそれぞれパラ
メータとするメンバシップ関数により、前者と後者の適
合度を評価し、その評価結果から再度ルール3を実行し
、停止設定パルス数(P)を求める。 このようにして求めた停止設定パルス数(P)を速度セ
ンサーの1パルス毎にデクリメントしていく。やがて、
その値が0となった時点でミシンモータの電力の供給を
停止して、ミシンの上軸の回転を停止させる。これによ
り、カーブ形状3.4のようにミシン負荷のバラツキに
よる減衰量に差異があっても、カーブ形状に合わせて制
御するため、目標停止位置に高精度で停止させることが
可能となる。 2)カーブ形状1.2の場合 O時刻toでミシンの上軸が中間的な速度(200〜3
00rpm程度)で回転している状態で、時刻tC’で
停止指令信号が発生すると、停止設定回転速度(NS)
になった後に位相θ1の時刻tl及び位相θ2の時刻t
2にそれぞれ停止位相信号が発生する。時刻t1及び時
刻t2の回転速度の減衰量(θ1−02)と、位相信号
2(θ2)の回転速度(Ne2)とでルールlが実行さ
れる。その結果、カーブ形状l。 2の場合は、非減衰カーブと推論され、ルール5が実行
される。 Oルール5では、非減衰カーブの場合に適用され、前回
求めた停止設定パルス数がセットされる。 このようにして求めた停止設定パルス数(P)を速度セ
ンサーの1パルス毎にデクリメントしていく。やがて、
その値が0となった時点でミシンモータの電力の供給を
停止して、ミシンの上軸の回転を停止させる。これによ
り、カーブ形状1.2のようにミシン負荷のバラツキに
よる減衰量に差異、ミシンの上軸回転速度の相違及び停
止指令信号のタイミングの相違があっても、カーブ形状
に合わせて制御するため、目標停止位置に高精度で停止
させることが可能となる。 3)カーブ5形状の場合 ○時刻tOでミシンの上軸が高速度(looorpm程
度)で回転している状態で、時刻tc”で停止指令信号
が発生すると、停止設定回転速度(NS)まで減速制御
される。ミシンの上軸回転速度が停止設定回転速度(N
S)になる前に位相θ1の時刻tl及び位相e2の時刻
t2にそれぞれ停止位相信号が発生する。時刻tl及び
時刻t2の回転速度の減衰量(θ1−θ2)と、位相信
号2(θ2)の回転速度(NE12)とでルールlが実
行される。その結果、カーブ形状5の場合は、減衰カー
ブと推論され、ルール2が実行される。 ○ルール2では、目標停止位置(e3)に停止可能かど
うか、先に求めた式、 F a= (N e2) 2(θ3−θ)−(Ne1)
2(θ3−92)をパラメータとするメンバシップ関数
の度合により推論を行う。度合が0.5以下(Fa>0
)の場合、停止が不可能と判断され、もう1回転させ、
度合が0.5以上(Fa≦0)の場合、ルール3を実行
する。 カーブ形状5の場合、度合が0.5以下となり、停止設
定回転速度(NS)まで減速制御しながらもう1回転さ
せ、次のタイミング(カーブ形状1゜2の場合と同様)
で停止させる。 以上のように本発明によれば、ミシンの上軸回転速度の
カーブ形状により、そのミシンに合わせて停止位置を予
見ファジィにより推論する事ができる。 以上の一連の制御により、ミシン負荷のバラツキによる
減衰量に差異、ミシンの上軸回転速度の相違及び停止指
令信号のタイミングの相違があっても、人間の経験則を
盛り込んだ複数のルールのうち各場合に最適なルールを
適用して制御し、また更には、ルール1〜ルール5から
求めた停止設定パルス数(P)と惰性回転パルス数(P
 S)との合計(pc)と、実際に停止したパルス数(
Pf:位相θ2から停止まで)とを評価し、ルール3の
メンバシップ関数(PI−P4のメンバシップ関数)を
PC−Pf・0になるように補正するルール6を備えて
いるため、目標停止位置に高精度で停止させることが可
能となる。
【効果】
以上のように本発明は、ミシンの上軸回転速度の減衰カ
ーブの傾きと、その時点の上軸回転速度の値及び実際の
停止位置と制御指令による計算上の停止予定位相(目標
停止位相)との差とを入力値とする予見ファジィ推論に
より、従来の問題を解決する装置を提供するもので、本
発明によれば、最適な制御を行うべく人間の経験則を盛
り込んだ複数のルールのうちから前記各入力値に基いて
最適なルールを適用する予見ファジィ推論でミシンモー
タの制御を行うことにより、ミシン針を目標停止位相に
短時間で高精度に停止制御できるという顕著な効果が得
られる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は、本発明の実施例に係わり、第1図は
、ミシンの定位置停止制御を行う予見ファジィ推論装置
の概略の構成を示すブロック図、第2図は、ミシンの定
位置停止制御を説明するための図、第3図は、予見ファ
ジィ推論装置の各ルールに関連する数式を求めるための
図、第4図は、本発明に関連するファジィ理論の概略の
概念を説明するための図、第5図、第6図は、従来例に
係わる2種のミシンの定位置停止制御方式を説明するた
めの図である。 lOは目標評価装置、20はファジィ推論装置、30は
制御対象で、本実施例ではミシンモータ、θ1.e2は
、それぞれ位相信号I、位相信号2における位相、θ3
は目標停止位相、θSは停止設定位相で、この位相でミ
シンモータへの電力の供給が遮断される。 NθLNe2はそれぞれ前記位相信号L 2におけるミ
シンの上軸回転速度、NSは停止設定回転速度、Paは
計算上の停止設定パルス数、Pは予見7アジイ推論によ
る停止設定パルス数、PSは惰性回転パルス数、Pfは
位相θ2から実際に停止した位相までに発生したパルス
数である。 特許出願人 蛇の目ミシン工業株式会社ンγ 図 夕供給電力 竺蛤(歳) 第 四4 * l、 *2. *3. *4は、いずれも減衰力の
場合のタイミックを示す。 ブ3 符号1〜4は、 ミ/ンの上軸回転 時刻を 第 区 符号1〜5は、ミノンの上軸回転 の減衰カーブを示す。 *1.*2.*3.*4は、いずれも減衰力の場合のタ
イミングを示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 I 、ミシンの上軸を指定位置に停止制御するミシンに
    おいて、停止動作を行わしめる停止指令信号と、ミシン
    の上軸位相信号1(θ1)の回転速度(Nθ1)、これ
    とは位相が異なる位相信号2(θ2)の回転速度(Nθ
    2)とから得られる回転速度の減衰量(Nθ1−Nθ2
    )と、位相信号2(θ2)の回転速度(Nθ2)と、目
    標評価装置に入力される実際の停止位置(状態X)と制
    御指令Uによる計算上の停止予定位相との差ΔE(X、
    U)を入力値とする予見ファジィ推論装置を備え、その
    推論結果に応じた制御指令信号によりミシンの上軸を駆
    動するミシンモータを定位置停止制御することを特徴と
    するミシンの定位置停止装置。 II、前記予見ファジィ推論装置は、前記上軸回転速度の
    減衰量(Nθ1−Nθ2)と、位相信号2(θ2)の回
    転速度(Nθ2)と、停止設定回転速度(NS)と、目
    標停止位相(θ3)及びこれらの値から誘導される演算
    値とで目標停止位相に停止させるための推論を行う複数
    のルールを備え、制御に当たり最適なルールを適用し制
    御指令信号を出力することを特徴とする請求項 I に記
    載のミシンの定位置停止装置。 III、前記予見ファジィ推論装置は、前記上軸回転速度
    の減衰量(Nθ1−Nθ2)と、位相信号2(θ2)の
    回転速度(Nθ2)とをそれぞれパラメータとする2つ
    のメンバシップ関数の度合の小さい値により、ミシンの
    上軸回転が減衰カーブか非減衰カーブかを推論するルー
    ル1を備えていることを特徴とする請求項 I またはII
    に記載のミシンの定位置停止装置。 IV、前記予見ファジィ推論装置は、ミシンの上軸回転速
    度の減衰量(Nθ1−Nθ2)と、位相信号2(θ2)
    の回転速度(Nθ2)及び目標停止位相(θ3)とから
    、目標停止位相に停止可能かどうか推論するルール2を
    備えていることを特徴とする請求項 I またはIIに記載
    のミシンの定位置停止装置。 V、前記ルール2は、ミシンの上軸位相信号1(θ1)
    の回転速度(Nθ1)、これと位相が異なる位相信号2
    (θ2)の回転速度(Nθ2)及び目標停止位相(θ3
    )とから導かれる以下に示す式、 (Nθ2)^2(θ3−θ)−(Nθ1)^2(θ3−
    θ2)をパラメータとするメンバシップ関数により目標
    停止位相に停止可能かどうかの推論を行うことを特徴と
    する請求項IVに記載のミシンの定位置停止装置。 VI、前期予見ファジィ推論装置は、停止設定回転速度か
    ら停止位置までの惰性回転パルス数(PS)で、停止設
    定回転速度(NS)と減衰カーブの傾き(A)から導か
    れる次式、PS=−3(NS)^2/A及び位相信号2
    (θ2)の回転速度(Nθ2)とをそれぞれパラメータ
    とする2つのメンバシップ関数の度合の小さい値により
    、制御指令Uとしての停止設定パルス数をパラメータと
    する複数のメンバシップ関数により制御指令信号を推論
    するルール3を備えていることを特徴とする請求項 I
    またはIIに記載のミシンの定位置停止装置。 VII、前記予見ファジィ推論装置は、目標停止位相(θ
    3)と位相2(θ2)間で発生するパルス数と、前記停
    止設定回転速度から停止位置までの惰性回転パルス数(
    PS)との差の値と、制御指令Uとしての停止設定パル
    ス数(P)とをファジィ推論により評価し、最も評価の
    良いルール3における制御指令Uをパラメータとするメ
    ンバシップ関数を適用するルール4を備えていることを
    特徴とする請求項 I またはIIに記載のミシンの定位置
    停止装置。 VIII、予見ファジィ推論装置は、ミシンの上軸回転が非
    減衰カーブの場合、前回求めた停止設定パルス数で停止
    制御を行うルール5を備えていることを特徴とする請求
    項 I またはIIに記載のミシンの定位置停止装置。 IX、前期予見ファジィ推論装置は、ルール3及びルール
    4で推論した停止設定パルス数(P)と惰性回転パルス
    数(PS)との和と、位相2(θ2)から実際に停止し
    た位相までのパルス数(Pf)とを比較し、その差が0
    になるようにルール3の制御指令Uのメンバシップ関数
    を補正するルール6を備えていることを特徴とする請求
    項 I またはIIに記載のミシンの定位置停止装置。
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