JPH0214689Y2 - - Google Patents

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JPH0214689Y2
JPH0214689Y2 JP1984126705U JP12670584U JPH0214689Y2 JP H0214689 Y2 JPH0214689 Y2 JP H0214689Y2 JP 1984126705 U JP1984126705 U JP 1984126705U JP 12670584 U JP12670584 U JP 12670584U JP H0214689 Y2 JPH0214689 Y2 JP H0214689Y2
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gear
gears
helical
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shaft
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JP1984126705U
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、平行軸歯車を用いた減速装置に関す
る。さらに詳述すると、第1段または最終段のは
すば歯車を軸方向に移動させることにより、はす
ば歯車のねじれ角を利用してバツクラツシを無段
階に調整できるようにしたものである。
〈従来の技術〉 平行軸歯車を用いた減速装置において従来用い
られている歯車のバツクラツシを除去する機構を
図面を参照しながら説明する。第5図aはその減
速装置を表わす縦断面図、第5図bはそのC矢視
図である。図面に示すように、入力軸1に一体的
に形成された歯車3には、中間軸13に取り付け
られている歯車4,5が噛合している。このとき
歯車5には、その一端面から軸穴の回りに凹部2
5が形成されており、この凹部25には、ネジリ
コイルバネ21が、その一端を凹部25の底にま
た他端を歯車4の端面にそれぞれ固着させた状態
で収納されている。この結果、歯車4,5は、ネ
ジリコイルバネ21によつて中間軸13の軸回り
に相反する方向への回動力を付与されており、歯
車3に対しそれぞれ異なる回転方向で圧接・噛合
するように調整された後、ロツクエレメント23
により中間軸13に固着されている。なお第5図
bは歯車4,5が歯車3に対しそれぞれ異なる回
転方向(図中D,D′の方向)に圧接・噛合する
様子をこの部分を抽出して表わしたものである。
また中間軸13に一体に形成された歯車6に噛合
する2枚の歯車7,8も同様な機構により歯車6
に対しそれぞれ異なる回転方向で圧接・噛合する
ように調整された後、ロツクエレメント24によ
り出力軸2に固着されている。
このような減速装置において、入力軸1を入力
軸側から見て時計回りに駆動すると、歯車3と歯
車4はバツクラツシなく噛合し、歯車6と歯車7
または8もバツクラツシなく噛合する。一方入力
軸1を反時計回りに駆動すると、歯車3と歯車5
はバツクラツシなく噛合し、また歯車6と歯車7
または8もバツクラツシなく噛合する。
〈発明が解決しようとする問題点〉 上述のような平行軸歯車を用いた減速装置にお
いて従来用いられているバツクラツシ除去機構に
おいては、次の様な問題点があつた。
○ア 2枚の歯車4,5を重ね合せ、その内部にこ
れらを逆方向に回動させるような力を与える機
構を設ける必要があるため、小径の歯車への適
用が困難である。
○イ このような機構を備えた2枚の歯車4,5
は、それと噛合する歯車3との間のバツクラツ
シを除去するように調整した後に、ロツクエレ
メント23により入力軸1に固着する必要があ
るため、その作業が容易となるように、ケース
44を大きくして作業空間を設けたり、または
ケース44を上下に2分割するような構造とす
る必要がある。
○ウ 大減速比を得るために多段の歯車となつた減
速装置においては、各段毎に前述のような機構
を設ける必要があるため、コスト高となるとと
もに、調整・組立が大変である。
○エ 減速装置の運転により歯車3〜8の歯面の摩
耗等によつてバツクラツシが増大した場合に
は、装置を分解後再度バツクラツシ除去の調整
を行い再び組立てなければならない。
本発明は、上記従来技術の欠点に鑑み、簡単な
機構で、小径の歯車にも適用でき、調整・組立て
が容易で、しかも再調整も容易に行えるようなバ
ツクラツシ除去機構を備えた平行軸歯車を用いた
減速装置を提供することを目的とする。
〈問題点を解決するための手段〉 前記問題点を解決する本考案に係る平行軸歯車
を用いた減速装置は、入力軸もしくは出力軸に固
着された歯車と、この歯車とそれぞれ噛合する2
枚の歯車を有して動力を伝達する同構成の二系統
の歯車による動力伝達機構と、動力伝達機構に連
結されている軸にそれぞれ固着されねじれ方向が
逆である他は同一諸元で歯切りされた第1のはす
ば歯車と、これら第1のはすば歯車とそれぞれ噛
合するとともに出力軸もしくは入力軸に固着され
た第2のはすば歯車と、これら第2のはすば歯車
が固着された出力軸もしくは入力軸を回転自在且
つ軸方向に移動不能に支持するとともに上記動力
伝達機構を支持するケーシングに出力軸もしくは
入力軸の軸方向に位置決め移動自在に設けられた
位置規制手段とを有することを特徴とする。
〈作用〉 このような機構を有する平行軸歯車を用いた減
速装置において、位置規制手段により出力軸もし
くは入力軸が移動されると、この出力軸もしくは
入力軸に固着された第2のはすば歯車が移動し、
はすば歯車のねじれ角によるクサビ効果により前
記2枚の第2のはすば歯車とそれぞれ噛合する第
1のはすば歯車に相互に逆方向の回動力が与えら
れる。それらの回動力はそれぞれ同構成の二系統
の歯車による動力伝達機構により、出力軸もしく
は入力軸に固着された歯車に伝達される。この結
果、力を伝達する歯面同志は圧接・噛合されるの
でバツクラツシが除去される。したがつて入力軸
に供給される時計回りもしくは反時計回りの動力
は、二系統の何れかの動力伝達機構を介してバツ
クラツシなく出力軸に伝達される。
〈実施例〉 以下、本考案の実施例を図面を参照しながら詳
細に説明する。
(実施例 1) 本実施例は、バツクラツシ除去機構を出力軸側
に設けた例で、第1図は縦断面図を表わす。
図面に示すように、歯車3は、軸受14を介し
て回転自在にカバー10で支持されている入力軸
1と一体的に形成され、歯車4a,4bと噛合し
ている。歯車4a,4bは同一諸元で歯切りされ
ている。このうち歯車4aは軸受16,17を介
して回転自在にケース9及びカバー10に支持さ
れている中間軸13aに固着され、また歯車4b
は、軸受18,19を介して回転自在にケース9
及びカバー10で支持されている中間軸13bに
固着されている。中間軸13a,13bにははす
ば歯車6a,6bが固着されており、そのはすば
歯車6a,6bは、出力軸2に固着されているは
すば歯車8a,8bとそれぞれ噛合している。こ
のときはすば歯車6a,6b及びはすば歯車8
a,8bはねじれ方向が逆である他は同一諸元で
歯切りされている。さらに出力軸2は、軸受15
及び軸受箱11を介して回転自在にケース9に支
持されている。この時、軸受箱11は、円筒状を
なしその内周面に軸受15を嵌着するとともに、
ケース9の軸方向に突出した円筒部9aの外周面
に形成されたねじ部20に螺合するようになつて
いる。したがつて、軸受箱11を回動すればこの
軸受箱11は軸方向(第1図の左右方向)に移動
し、軸受15及び出力軸2を介してはすば歯車8
a,8bを軸方向に移動させることができる。即
ち、本実施例においては、軸受箱11がはすば歯
車8a,8bの位置規制手段となつている。
このように構成された減速装置において、軸受
箱11を回動させることによつてねじ部20を介
して軸受箱11を第1図中のA方向に移動する
と、はすば歯車8a,8bとそれぞれに噛合する
はすば歯車6a,6bとの間において、はすば歯
車8a,6a及びはすば歯車8b,6bのねじれ
角によるくさび効果により歯面間のバツクラツシ
が除去され、さらに軸受箱11を同方向に移動す
るとはすば歯車6aは入力軸側から見て反時計回
りに、はすば歯車6bは時計回りに回動する。そ
れぞれの回動力は中間軸13a,13bを介して
歯車4a,4bに伝達される。この結果歯車4a
は入力軸側から見て反時計回りに回動する力で歯
車3に圧接され、歯車4bは時計回りに回動する
力で歯車3に圧接される。このように圧接される
歯面間においてバツクラツシが除去される。
このように調整された減速装置において、入力
軸1を入力軸方向から見て時計回りに駆動すると
動力は歯車3→歯車4b→はすば歯車6b→はす
ば歯車8bへとバツクラツシなく伝わり、また入
力軸1を反時計回りに駆動すると動力は歯車3→
歯車4a→はすば歯車6a→はすば歯車8aへと
バツクラツシなく伝わる。
(実施例 2) 本実施例は、バツクラツシ除去機構を入力軸側
に設けた例で第2図はその縦断面図である。
本実施例においては、入力軸1にはすば歯車8
a,8bが固着されており、そのはすば歯車8
a,8bはそれぞれ中間軸13a,13bに固着
されているはすば歯車6a,6bと噛合してい
る。このとき、はすば歯車8a,8b及びはすば
歯車6a,6bは、実施例1と同様に構成されて
いる。また入力軸1は、軸受14、軸受箱11を
介してカバー10に支持されており、この軸受箱
11は実施例1と同様な機構により軸方向に移動
可能となつている。即ち、本実施例においても軸
受箱11がはすば歯車8a,8bの位置規制手段
となつている。したがつて、軸受箱11を回動さ
せて軸方向に移動させることによつて、はすば歯
車8a,6a及びはすば歯車8b,6bのねじり
角によるくさび効果により回動力が生じ、以下、
実施例1と同様な作用により減速装置全体のバツ
クラツシを除去することができる。
なお、軸受箱11を移動する機構において、上
述の2つの実施例ではねじ部20を介して軸受箱
11を移動し、位置を決める構造としたが、軸受
箱11をケース9又はカバー10に対して軸方向
に移動自在に保持するとともに、例えばバネ装置
などによつて減速装置の伝達力に応じたスラスト
荷重を作用させることによつて、位置を決める構
造としてもよい。
この場合には、歯車の摩耗等によつて生じる再
調整が不要になるという効果も得られる。
また、上述の2つの実施例は入力軸と出力軸の
軸中心が一致しているが、第4図に示すように、
両者がオフセツトされた配置にしても良い。
さらに、上述の2つの実施例では、同構成の二
系統の動力伝達機構は一段となつているが、これ
が何段になつても同様の作用によりバツクラツシ
が除去できる。
〈考案の効果〉 本考案に係る、バツクラツシ除去機構を備えた
平行軸歯車を用いた減速装置においては次の様な
効果を得ることができる。
○ア はすば歯車同志を噛み合わせた際のくさび効
果を利用しており、従来の如く歯車内部にネジ
リコイルバネ等のバツクラツシ除去手段を装着
する必要がないため小径の歯車にも適用でき
る。
○イ 大減速比を得るために多段となつた減速装置
においてもバツクラツシ除去機構は、入力側又
は出力側のどちらか一方に設ければよいため、
従来方式に比して大巾なコストダウンが可能で
ある。
○ウ バツクラツシ除去の調整は外部から実施する
ようにできるため、ケース内部に作業空間を設
けたり、ケースを2分割可能な構造とする必要
がないため、全体をコンパクトにできる。
○エ バツクラツシ除去の調整を外部からできるよ
うにすれば、減速装置の運転により歯車の歯面
の摩耗等によつてバツクラツシが増大した場
合、又は減速装置の使用条件変更などによりバ
ツクラツシが変化した場合には、バツクラツシ
除去の再調整が容易に実施できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る減速装置の実施例1の縦
断面図、第2図は実施例2の縦断面図、第3図は
実施例1のA矢視図、第4図は実施例1をオフセ
ツト配置した場合の説明図、第5図aは従来のバ
ツクラツシ除去機構を備えた減速装置の縦断面
図、第5図bはそのC矢視図である。 図面中、1は入力軸、2は出力軸、3,4a,
4bは歯車、6a,6b,8a,8bははすば歯
車、11は軸受箱、13a,13bは中間軸、2
0はねじ部である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 入力軸もしくは出力軸に固着された歯車と、こ
    の歯車とそれぞれ噛合する2枚の歯車を有して動
    力を伝達する同構成の二系統の歯車による動力伝
    達機構と、動力伝達機構に連結されている軸にそ
    れぞれ固着されねじれ方向が逆である他は同一諸
    元で歯切りされた第1のはすば歯車と、これら第
    1のはすば歯車とそれぞれ噛合するとともに出力
    軸もしくは入力軸に固着された第2のはすば歯車
    と、これら第2のはすば歯車が固着された出力軸
    もしくは入力軸を回転自在且つ軸方向に移動不能
    に支持するとともに上記動力伝達機構を支持する
    ケーシングに出力軸もしくは入力軸の軸方向に位
    置決め移動自在に設けられた位置規制手段とを有
    することを特徴とする平行軸歯車を用いた減速装
    置。
JP12670584U 1984-08-21 1984-08-21 平行軸歯車を用いた減速装置 Granted JPS6140547U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12670584U JPS6140547U (ja) 1984-08-21 1984-08-21 平行軸歯車を用いた減速装置

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JP12670584U JPS6140547U (ja) 1984-08-21 1984-08-21 平行軸歯車を用いた減速装置

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Publication Number Publication Date
JPS6140547U JPS6140547U (ja) 1986-03-14
JPH0214689Y2 true JPH0214689Y2 (ja) 1990-04-20

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ID=30685377

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JP12670584U Granted JPS6140547U (ja) 1984-08-21 1984-08-21 平行軸歯車を用いた減速装置

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5426473U (ja) * 1977-07-26 1979-02-21

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5426473U (ja) * 1977-07-26 1979-02-21

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JPS6140547U (ja) 1986-03-14

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