JPH02142836A - 発泡剤用アゾジカルボンアミド及びその改質方法 - Google Patents

発泡剤用アゾジカルボンアミド及びその改質方法

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JPH02142836A
JPH02142836A JP29679988A JP29679988A JPH02142836A JP H02142836 A JPH02142836 A JP H02142836A JP 29679988 A JP29679988 A JP 29679988A JP 29679988 A JP29679988 A JP 29679988A JP H02142836 A JPH02142836 A JP H02142836A
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JP
Japan
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adca
crystal
azodicarbonamide
ray diffraction
blowing agent
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JP29679988A
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Yasutoshi Kasai
笠井 康利
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Eiwa Chemical Industries Co Ltd
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Eiwa Chemical Industries Co Ltd
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  • Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) ンブ照射、あるいは、高周波(UHF)等を用いた加熱
発泡炉で加熱分解させ、高倍率の架橋ポリオレフィン発
泡体を得る方法が広く普及している。
またこのような方法で製造された高倍率の架橋ポリオレ
フィン発泡体は、未発泡材料と比べて断熱性、緩衝性、
弾力性、防音性、および、電気絶縁性等が向上するとい
った具合いに、優れた発泡特性を発揮する為、断熱材、
クツション材、包装材、防音材、電気絶縁材、構造材及
び家庭用雑貨用品等に広く用いられている。
(従来技術) 従来、ADCAは、ヒドラゾジカルボンアミドを(以下
HD’ CAと略す)、以下に記載する種々の酸化剤を
用いて酸化する方法、および、電解酸化する方法等によ
り製造されている。酸化剤としては、過1ヒ水素等の過
1ヒ物、塩素ガス、次亜塩素酸ソーダ、過塩素酸、臭素
等のハロゲン系酸化剤が、一般に用いられている。
また以前より高1a率の架橋ポリオレフィン発泡体製造
分野では、均−且つ微細な独立気泡構Aの開発が強く望
まれてきた。
従来、このような要望を満足させる事が出来る発泡剤A
DCAの具備すべき条件の提案として、特開昭49−5
3956では、平均粒子径が、10から30μ、且つ、
5μ以上のものが90%以上のADCAの使用、あるい
は、特公昭4B−34393では微結晶固体が、平行連
晶を形成しているADCAの使用、あるいは、特開昭5
1−114469では、熱重量分析に於て、 1%減量
点が、180℃以下にあり、且つ、全分解が、 185
℃以上にて起こるADCAの使用等が提案されている。
そして発泡体の気泡微細化技術として、特開昭54−2
5972の架橋助剤の添加等の方法が提案され、さらに
、発泡剤ADCAの改質方法としては、特開昭59−1
68035のように、X線回折角2θ=15.8°の回
折線強度I2と、X線回折角2θ= 28.9°の回折
線強度11との強度比I/ I 2の値が、1.7から
4.0の範囲に入る、ADCAの使用、および、公知の
方法にて製造した発泡剤ADCAを水、あるいは、溶剤
中にSTM(米国材料試験協会)の標準X線回折ブタ集
に登録されているADCAのX線回折ブタ  (JCP
DS、    1978;    :  力 −F’ 
 N  o  28−1535、 および、 3O−1
531)  等、従来公知の方法にて製造されたADC
Aが、この特許請求の範囲内にあり、さらに、微細化気
泡を形成させる事が出来ない、粗悪なADCAにおいて
も、この範囲内に入る。
従って上述した各提案は、均−且つ微細な独立気泡構造
を有する、高倍率の架橋ポリオレフィン発泡体を製造す
る際、とのような特徴を有するADCAを用いる必要が
あるのかと言う点に関する、十分な吟味がなされていな
い為、必ずしも満足出来るものではない。
(発明の目的) 高倍率の架橋ポリオレフィン発泡体の諸物性は、発泡体
の気泡構造に大きく影響され、均−且つ微細な独立気泡
構造を有する発泡体程、優れた発泡体特性を発揮する。
このような事から、高倍率の架橋ポリオレフCAの開発
が強く望まれてきた。
本発明は、均−且つ微細な独立気泡構造を形成させる事
が極めて困難な、高倍率の架橋ポリオレフィン発泡体の
製造に際して、上述した要望を満足させる事が出来る、
熱分解型発泡剤AD、CA結晶の具備すべき条件、およ
び、改質の方法を明らかにし、高品質な発泡剤ADCA
の安定した供給を可能にするものである。
(発明の構成) 本発明者は、前記要望を達成すべく、鋭意研究した結果
、均−且つ微細な独立気泡構造を有する、高倍率の架橋
ポリオレフィン発泡体を製造する事が出来るADCA結
晶の場合、X線回折角2θ=15.8°の、回折線面積
強度S+とX線回折角2θ= 26.7° 30.6°
 31.8°の各回折線面積強度S2. S3. S4
との比S2/Sl、S3/Sl、Sa/S+が、 0.
05から0、lOの範囲内に入る等、極めて特異的なX
線回折特性を示す事実を見い出し、本発明に至ったもの
である。
させるのに必要な発泡剤ADCAが、具備すべき条件を
明確なものとし、そしてこの具備すべき条件をもとに、
発泡剤ADCAの改質を計っている。
従来公知の方法で製造し、空気透過式粉体比表面積測定
より求めた平均粒子径が、6から25μの範囲内に入る
ADCA結晶は、X線回折角2θ=15.8°の回折線
面積強度s1と、X線回折角2θ=26.7630.6
’  31.8の各回折線面積強度S2. S3. S
Jとの比S2/Sl、S3/St  S4/Stが、い
ずれも0.05から0.16の範囲内に入る。
又第2表に基づき種々の方法にて製造したADCAの、
気泡微細化度を求めた結果、この気泡微細化度と、上述
した3種の面積強度比S2/Sl、 S3/S1.S4
/S+の値は、第1図に示すように各比が、小さくなる
程、気’tri 微細化度は大きくなる関係にある事が
明らかとなった。
このような事から、3種の面積強度比が、同時に0.0
5から0.1の範囲内に入るADCA″″−ポリオレフ
ィン発泡体を製造した場合、均−且つ微細な独立気泡構
造を形成させる事が可能である事実を見い出した。
本発明では、上述したように、X線回折より観測される
3種のX線回折線面積強度比が、0.05から0.1の
範囲内に入り、結晶格子中においてbc面(水素結合形
成面)間に第6図に示す構造の格子欠陥を多量に含むA
DCA結晶はど、本発明のADCAが持つ、優れた機能
を発揮する高品質なADCA結晶である事を明らかとし
た。
また上述した3種の面積強度比が、0.1を越えて過大
なものは、ADCA結晶格結晶格子−て、格子欠陥の形
成率が低下し、本発明のADCAが発揮する優れた機能
は得られない。従って、このようなADCAを用いて高
倍率の架橋ポリオレフィン発泡体を製造しても、均−且
つ微細な独立気泡は形成されない。
次に上述した3種の面積強度比が、同時に0.05から
0.1の範囲内に入るような、熱分解型発泡剤ADCA
は、従来公知の方法で製造す方法である。
本発明の熱分解型発泡剤ADCA結晶の、X線回折特性
について、第2図に基すいて、さらに詳細に説明する。
第2図は、公知の方法で製造した種々のタイプのADC
A結晶のX線回折図の1例であり、3種の面積強度比S
2/Sl。
S 3/ S +、 S a/ S +は、それぞれ0
.05から0.16の範囲内の値を示す。
またX線回折実験に供したADCA試料は、高倍率の架
橋ポリオレフィン発泡体を製造した場合、発泡体中の気
泡状態が微細になるとか、粗大になるといった具合いに
、種々の発泡特性を示す種々のタイプのADCA結晶を
用いた。
またこれらのADCA試料のX線回折図は、粉末X線回
折線測定用ガラスセルに、各種ADCA結晶を充填し、
粉末X線回折装置(理学電気(株)!!Rigaku 
 Radll型: ;線源C1】・Kα線、出力35K
V−15mA)を用いて得た。第2図の横軸は、2θ(
単位: 角度)を表し、縦軸は回折強度(単位:  C
PS)を表し、2θ=15.8°の回折線面積強度は、
第2図中0)St、モして2θ= 26.7° 3゜ぞ
れS2.S3.SJて示される斜線部の面積である。本
発明で言うX線回折線面積強度比は、S2/ Sl、 
S3/ Sl、 S4/ Slで計算するものであり、
特開昭59−168035にて用いられている高さ強度
(CPS)I+、I2の比I+/12とは、本質的に異
なる値である。
また本発明に於けるADCAの平均粒子径は、空気透過
式粉体比表面積測定装置[(株)島津製作所製 SS−
1001により測定した値を用いた。
本発明の対象となる特殊なADCAは、例えば、次のよ
うな方法で製造する事が可能である。
従来公知であるADCAの製造方法のうち、工業的に極
めて効率良く製造する事が可能である製品(第2図a)
は、上述した3種のX線回折線面積強度比が、いずれも
0.1を越えて過大な値を示し、本発明のADCAが示
す範囲から外れ、気泡微細化度は、 1.5程度の汎用
なADCA結晶である。
これらの汎用なADCA結晶に、常圧、ある格子中にお
けるbc画面間、第6図に示す構造の格子欠陥を形成さ
せる事が出来る。この際、電子線等の、高エネルギー電
磁波の照射量を、制御する事により、本発明の特徴を有
するAI)CA結晶を製造する事が出来る。
この方法で用いる高エネルギー電磁波とは、電子線、高
周波グロー放電プラズマ、X線、ガンマ−線、あるいは
、イオン性放射線等を示す。
また高エネルギー電磁波の照射は、高真空から常圧まで
の、いずれの圧力下で行っても良い。
また本発明のADCAの製造に際しては、処理能力、お
よび、製造の容易さから、工業的には電子線を、照射す
る方法が特に実用的である。
次に汎用なADCA結晶に、電子線を照射し、本発明の
特徴を有するA D C,A結晶に改質する際の、電子
線照射量について詳述する。
電子線照射装置の加速電圧を750KVて行った時、電
子線照射量が3 M Ra d未満では、ADCA結晶
格子中のl) C面間に形成される格子欠陥の形成量が
少なく、本発明の特徴を有するADCA結晶は得られな
い。また逆に、電子線照射量が30 M Ra dを越
える場合にも、電子線照射による結晶格子の損傷の程度
が大きく、ADCA結晶の結晶化度が低下し、本発明の
特待る電子線照射量は、3 M Ra dから30MR
adであり、特に好ましくは、 10 M Ra dか
ら25 M Ra dである。
上述した電子線照射法により製造したADCA結晶の場
合、X線回折線上における、3種の面積強度比S2/S
I  St/St、 S4/Stの値は、それぞれ0.
05から0.08の範囲内の値を示し、本発明の特殊な
ADCAが持つ、3種の面積強度比の範囲内、即ち0,
05から0.1の範囲内、特に好ましい0.05から0
,08の範囲内に入るA D CA結晶に変化し、本発
明の特徴を有するADCA結晶を製造する事が出来る。
上述した方法によって、本発明の特殊なAr)CA結晶
を製造する事が出来るが、必ずしもL発泡体を製造する
事が出来る樹脂としては、特に、ポリオレフィン系樹脂
に限定するものではない。例えは、ポリアミド系、ポリ
エステル系、ゴム系、および、ポリビニール系等にも使
用可能であるが、特に好ましくは、ポリオレフィン系樹
脂に用いる。
さらに本発明のADCAにより、発泡体を製造する場合
、可塑剤、安定剤、セル調整剤、架橋剤、架橋助剤、滑
剤、充填剤、紫外線吸収剤、帯電防止剤、界面活性剤、
発泡助剤等の各種添加剤と併用してもなんらさしつかえ
ない。
本発明のADCAは、平均粒子径、分解温度、発生ガス
量等の各物性は、従来公知のADCAとなんら変わるも
のではない為、発泡剤とじて使用する際、なんら制限さ
れるものではない。
本発明のADCAが適用される発泡体製造方法は、例え
ば、押出成形機により混練成形した後、加熱発泡炉で、
常圧下、発泡剤ADCAを加熱分解させる事により、発
泡体を製造する方法に適用する事が出来る。本発明のA
DCAを発泡剤として使用し、上述した方法により、高
倍率な独立気ン包構造を有する発泡体を、容易に製造す
る事が出来る為、本発明のADCAの意義は極めて大き
い。
以下参考例、実施例、応用例、および、比較例で本発明
を具体的に説明する。
(参考例) 参考例(1) 20%硫酸水溶液250 m lに、ヒドラゾジカルボ
ンアミF 118 g (1モル)及び、臭化ナトリウ
ム0.9gを加え、攪拌懸濁下に5560で30%過1
ヒ水素水125gを3時間にわたって滴下し、反応を行
った。滴下終了後、さらに、30分間同温度に保って攪
拌を続け、反応を終了した。生成した黄色結晶のADC
Aをろ別、水洗、乾燥して111.3g(収率96゜0
%、純度:98.8%)を得た。このADCA結晶の平
均粒子径は6.871で、X線回折線面積強度比S2/
Sl、S3/SI  34/Slの値は、それぞれ0.
16,0.15,0.16を示し、分解温度は208.
0°Cてあった。また第2図aに、このADCA結晶の
X線回折図を示す。
ミド118g(1モル)と、臭化ナトリウム1.55g
(1,5モル%)を加え、反応温度を、25°Cに保ち
つつ、攪拌下に塩素ガスを導入した。塩素カスの導入は
、 log/時の速度で7.5時間行った。導入量は、
73.2gであった。生成した黄色結晶であるADCA
を、ろ別、水洗、乾燥して113.3g(収率:97.
7%、純度:99.0%)を得た。このADCA結晶の
平均粒子径は、8.3μで、X線回折線面積強度比S 
2/ ’S +、S3/ S +、 S a/ S +
の値は、それぞれ0.14.0.13.0.14を示し
、分解温度は、207.5°Cてあった。また第3図に
、このA 、D CA結晶のX線回折図をボす。
(実施例) 実施例(1) 参考例(1)にて製造したADCA試料の25gを、深
さ1mlmmX235mmX235の、アルミ製トレイ
中に均一に充填した。この物に常温、常圧下、電子線照
射装置[日新ハイボルテージ(株)電子線照射装置 E
P’S−750型: 加速電圧750KV]を用いて、
加速電率:98.8%、純度:98.8%)を得た。こ
こで生成した、ADCA結晶の平均粒子径は、6.8μ
で、X線回折図上における、3種の面積強度比S2/ 
Sl、S3/ Sl、SJ/ Slの値は、それぞれ0
.07.0.07.0.07を示し、分解温度は208
.5°Cであった。また第4図1)に、このADCA結
晶のX線回折図を示し、第1表に、各分析値を記載した
実施例(2) 参考例(1)にて製造した、へDCA試料の25gを、
実施例(1)にて使用したアルミ製トレイ上に、均一に
充填した。
この物に、実施例(1)において使用した、電子線照射
装置を用いて、同一条件下、24MRadの電子線を照
射し、電子線を照射したADCA結晶、24.6g(収
率:98.4%、純度:98.8%)を得た。ここで生
成した、ADCA結晶の、平均粒子径は、6.8/Zで
、X線回折図上における、3種の面積強度比S2/SS
3/Sl、5alS+の値は、それぞれ0.08、結晶
のX線回折図を示し、第1表に、各分析値を記載した。
実施例(3) 第2表 参考例(2)で得たADCA試料を使用し、電子線照射
条件は、実施例(1)と同一にて行第1表に各分析値を
記載した。
実施例(4) 参考例(2)で得たADCA原料を使用し、電子線照射
条件は、実施例(2)と同一にて行い、本発明のADC
A結晶を得た。また第5図aに、このADCA結晶のX
線回折図を示し、第1表に各分析値を記載した。
く応用例) 応用例(1) 実施例(1)において、製造したADCAを用い、次に
述べる方法で、高倍率の架橋ポリエチレン発泡体を作製
した。
即ち、メルトインデックス1.0の低密度ポリエチレン
100重量部に架橋剤ジクミルパーオキサイド0.8重
量部、実施例(1)で得た発泡剤ADCA 16重量部
を加え、110°Cから115°Cに加熱した混練ロー
ルで均一に混練し、次に150 m m X 150 
m m X 2 m mの金型に入れ、 120°C1
46k g / c m z下、4分間プレスして後、
120°C1126k g /cm2下3分間プレスし
て150 m sn X 150 mンチである。
この物の中央部分より50 m m X 50 tηI
n X2 m m角のシートを切断し、この物を発泡テ
スト試料とした。この試料を熱風循環式乾燥炉に入れ、
220°C下において5分間加熱し、高倍率の架橋ポリ
エチレン発泡体を得た。得られた発泡体の内部には、均
−且つ微細な、独立気泡構造が形成されている事を確認
した。又発泡体の密度は0.031 g/ml (30
倍発発泡であった。
この発泡体の中心部を切断し、1cm2因において、最
も大きい気泡の直径を、d mat (In In )
とし、最も小さい気泡の直径を、dl、(m m )と
して、次にこのd 11ay  d tin (rll
 In )の値を求め、気泡の均一性を検討した。又気
泡の微細化度については、上述した様に、発泡体中心部
分の1cm2内において、 10mmの直線上に存在す
る気泡の個数を求め、第2表に示す基準に従い、気泡微
細化度を求めた。この結果、気泡微細化度は、4.5と
、極めて高い数値を示した。
これらの結果は、第1表に記載した。
応用例(1)と同一方法にて、高倍率の架橋ポリエチレ
ン発泡体を作製し、発泡体中に形成された気泡状態を確
認した結果、発泡体内部には、均−且つ微細な独立気泡
構造が形成されている事を確認した。これらの測定結果
は、第1表に記載した。
応用例(3) 実施例(3)で得た、ADCA結晶を用いて、応用例(
1)と同一の方法にて、高倍率の架橋ポリエチレン発泡
体を作製し、発泡体中に形成された気泡状態を確認した
結果、発泡体内部には、均−且つ微細な独立気泡構造が
形成されている事を確認した。これらの測定結果は、第
1表に記載した。
応用例(4) 実施例(4)で得た、ADCA結晶を用いて、応用例(
1)と同一の方法にて、高倍率の架橋ポリエチレン発泡
体を作製し、発泡体中に形成された、気泡状態を確認し
た結果、発泡体内部には、均−且つ微細な独立気泡構造
が、形成されている事を確認した。これらの測定結果は
、(比較例〉 比較例(1) 参考例(1)において、公知の方法にて製造したADC
A結晶を用いて、応用例(1)と同一方法で、高倍率の
架橋ポリエチレン発泡体を作製した。得られた発泡体内
部の気泡構造は、電泡径が大きく、不均一であった。こ
れらの測定結果は、第1表に記載した。
比較例(2) 参考例(2)において、公知の方法にて製造したADC
A結晶を用いて、応用例(1)と同一方法で、高倍率の
架橋ポリエチレン発泡体を作製した。得られた発泡体内
部の気泡構造は、気泡径が大きく、不均一であった。こ
れらの測定結果は、第1表に記載した。
比較例(3)、  (4) X線回折図上における、面積強度比S2/Sl。
S3/Sl、Sa/S+の値が、0.1を越えて過大な
値を示す、市販品ADCAの内、2種のADCA(それ
らのX線回折線面積強度比S2/SSq/S+、Sa/
S+は、それぞれ第1表に記載する)について、応用例
(1)と同一の方法で、この結果、得られた発泡体内部
の気泡構造は、気泡径が大きく、不均一であった。これ
らの実験結果については、第1表に記載した。
【図面の簡単な説明】
第1図二 発泡剤ADCAの気泡微細化度と3種第2図
二 第4図: 第5図: のX線回折線面積強度比の関係図。 種々のADCA結晶のX線回折図。 気泡V&細化度 1.5(参考例(1)のADCA) 3.0(市販ADCA) 5.0(市販ADCA) 参考例(2)で製造したADCA結晶 のX線回折図。 電子線を照射したADCA結晶のX線 回折図。 実施例(2)で得たADCA結晶 実施例(1)で得たADCA結晶 電子線を照射したADCA結晶のX線 回折図。 実施例(4)で得たADCA結晶 実施例(3)で得たADCA結晶 第1図 b、ax+s 第 図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、Cu・Kα線を用いた粉末X線回折図において、回
    折角2θ=15.8゜の回折線面積強度S_1と、X線
    回折角2θ=26.7゜、30.6゜、31.8゜の各
    回折線面積強度、S_2、S_3、S_4との比、S_
    2/S_1、S_3/S_1、S_4/S_1の値が同
    時に0.05から0.1の範囲内に入り、且つ平均粒子
    径が、6から25μの範囲内にある事を特徴とする熱分
    解型発泡剤アゾジカルボンアミド。 2、アゾジカルボンアミド結晶に、高エネルギー電磁波
    を照射する事により、特許請求の範囲、第1項記載の特
    徴を有する熱分解型発泡剤アゾジカルボンアミドへの改
    質方法。
JP29679988A 1988-11-24 1988-11-24 発泡剤用アゾジカルボンアミド及びその改質方法 Pending JPH02142836A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009515830A (ja) * 2005-10-26 2009-04-16 アシュ−ファール 微粉化アゾジカルボンアミド、その調製及びその使用

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009515830A (ja) * 2005-10-26 2009-04-16 アシュ−ファール 微粉化アゾジカルボンアミド、その調製及びその使用

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