JPH02141707A - ファイバ形カプラ及びその製造方法 - Google Patents
ファイバ形カプラ及びその製造方法Info
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- JPH02141707A JPH02141707A JP29475388A JP29475388A JPH02141707A JP H02141707 A JPH02141707 A JP H02141707A JP 29475388 A JP29475388 A JP 29475388A JP 29475388 A JP29475388 A JP 29475388A JP H02141707 A JPH02141707 A JP H02141707A
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02B—OPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
- G02B6/00—Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
- G02B6/24—Coupling light guides
- G02B6/26—Optical coupling means
- G02B6/28—Optical coupling means having data bus means, i.e. plural waveguides interconnected and providing an inherently bidirectional system by mixing and splitting signals
- G02B6/2804—Optical coupling means having data bus means, i.e. plural waveguides interconnected and providing an inherently bidirectional system by mixing and splitting signals forming multipart couplers without wavelength selective elements, e.g. "T" couplers, star couplers
- G02B6/2821—Optical coupling means having data bus means, i.e. plural waveguides interconnected and providing an inherently bidirectional system by mixing and splitting signals forming multipart couplers without wavelength selective elements, e.g. "T" couplers, star couplers using lateral coupling between contiguous fibres to split or combine optical signals
- G02B6/2835—Optical coupling means having data bus means, i.e. plural waveguides interconnected and providing an inherently bidirectional system by mixing and splitting signals forming multipart couplers without wavelength selective elements, e.g. "T" couplers, star couplers using lateral coupling between contiguous fibres to split or combine optical signals formed or shaped by thermal treatment, e.g. couplers
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- General Physics & Mathematics (AREA)
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- Optical Fibers, Optical Fiber Cores, And Optical Fiber Bundles (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この発明は、分岐比の波長依存性を低減したシングルモ
ードファイバ形カプラ及びその製造方法に関するもので
ある。
ードファイバ形カプラ及びその製造方法に関するもので
ある。
光ファイバの中の光は、大部分がコア内を伝播するが、
コアとクラッドの境界より外側(クラッド内)に滲み出
た状態で伝播する光(エバネッセントフィールト)が存
在する。このエバネッセントフィールドは、コア径が細
くなると外に広がるという性質があり、2本のファイバ
を束ねてバーナ等で加熱し溶融延伸すれば、ファイバ間
にエバネッセントフィールドを介して光結合が生じる。
コアとクラッドの境界より外側(クラッド内)に滲み出
た状態で伝播する光(エバネッセントフィールト)が存
在する。このエバネッセントフィールドは、コア径が細
くなると外に広がるという性質があり、2本のファイバ
を束ねてバーナ等で加熱し溶融延伸すれば、ファイバ間
にエバネッセントフィールドを介して光結合が生じる。
この結合度を調節することにより任意の出力比を有する
2X2のファイバ形カプラが作れる。但し、エバネッセ
ントフィールドは光の波長によって広がりの大きさが変
わる為、2X2のファイバ形カプラは波長に依存1−た
分岐比特性を有する。
2X2のファイバ形カプラが作れる。但し、エバネッセ
ントフィールドは光の波長によって広がりの大きさが変
わる為、2X2のファイバ形カプラは波長に依存1−た
分岐比特性を有する。
ファイバ形カプラは、複数の光フアイバ間で光を分岐・
結合するデバイスであり、現在では溶融延伸法がシング
ルモードファイバ用カプラの製造に最も適した方法とさ
れている(“最近の光フアイバカプラ技術0、オブトロ
ニクス(1988)No、5、p、125)、この溶融
延伸法は、複数の光ファイバを捩じったり、あるいは並
行に融着することにより束ねた後、バーナ等の加熱器で
束ねた部分を加熱・溶融しながら延伸し、所定の特性(
分岐比等)が得られたところで延伸を停止して製造する
ものである。ところで、2本の光ファイバが同一構造を
有するファイバ形カプラの分岐比ηは、次式によって計
算することができる(M、J、P Digonnet、
IEEE J、Quantum EIactron、Q
E−18,1)、74B(1982))。
結合するデバイスであり、現在では溶融延伸法がシング
ルモードファイバ用カプラの製造に最も適した方法とさ
れている(“最近の光フアイバカプラ技術0、オブトロ
ニクス(1988)No、5、p、125)、この溶融
延伸法は、複数の光ファイバを捩じったり、あるいは並
行に融着することにより束ねた後、バーナ等の加熱器で
束ねた部分を加熱・溶融しながら延伸し、所定の特性(
分岐比等)が得られたところで延伸を停止して製造する
ものである。ところで、2本の光ファイバが同一構造を
有するファイバ形カプラの分岐比ηは、次式によって計
算することができる(M、J、P Digonnet、
IEEE J、Quantum EIactron、Q
E−18,1)、74B(1982))。
77−5 i n2(J’C(Z)dz)−(1)ここ
で、C(z)は結合係数であり、Zはファイバの長手(
光軸)方向の座標における長さである。ファイバ形カプ
ラの融着延伸部は、2方向にコア半径、コア間隔が変化
しているので、それぞれの変化をa(Z)、h(Z)と
し、 A−λ・u−KO(v−h(Z)/a(z))B−2π
n a2V2(K (v) ) 2とすれば、 C(Z)−A / B・・・(2) で表される。
で、C(z)は結合係数であり、Zはファイバの長手(
光軸)方向の座標における長さである。ファイバ形カプ
ラの融着延伸部は、2方向にコア半径、コア間隔が変化
しているので、それぞれの変化をa(Z)、h(Z)と
し、 A−λ・u−KO(v−h(Z)/a(z))B−2π
n a2V2(K (v) ) 2とすれば、 C(Z)−A / B・・・(2) で表される。
ここで、λは波長、Uは光の伝播状態を表すパラメータ
、Koは0次の第2種変形ベッセル関数、■は光の伝播
状態を表すパラメータ、nlはコアの屈折率、■はファ
イバの規格化周波数、K1は1次の第2種変形ベッセル
関数である。
、Koは0次の第2種変形ベッセル関数、■は光の伝播
状態を表すパラメータ、nlはコアの屈折率、■はファ
イバの規格化周波数、K1は1次の第2種変形ベッセル
関数である。
第(1)式及び第(2)式より、分岐比η、は波長依存
性を持つことがわかる。
性を持つことがわかる。
第4図は、従来のシングルモードファイバで構成された
ファイバ形カプラにおける、分岐比の波長依存性を示す
ものである。この波長依存性は、波長1.3μmで分岐
比が50%となるように設計されたファイバ形カプラに
係るものであり、波長1.55μmでは分岐比が70%
に変化している。この種のファイバ形カプラは、第5図
で示すように、同一のファイバ径を有する光ファイバを
2本並設しく同図(a)) 、これを融着・延伸してカ
プラ部材を形成していた(同図(b))。すなわち、並
設される個々の光ファイバ1.2は同一直径のコア18
% 2 a及びクラッドlb、2bで構成されており
(同図(a)参照)、融着・延伸によって共通りラッド
Aが形成される(同図(b)参照)。
ファイバ形カプラにおける、分岐比の波長依存性を示す
ものである。この波長依存性は、波長1.3μmで分岐
比が50%となるように設計されたファイバ形カプラに
係るものであり、波長1.55μmでは分岐比が70%
に変化している。この種のファイバ形カプラは、第5図
で示すように、同一のファイバ径を有する光ファイバを
2本並設しく同図(a)) 、これを融着・延伸してカ
プラ部材を形成していた(同図(b))。すなわち、並
設される個々の光ファイバ1.2は同一直径のコア18
% 2 a及びクラッドlb、2bで構成されており
(同図(a)参照)、融着・延伸によって共通りラッド
Aが形成される(同図(b)参照)。
ところが、半導体レーザの発振波長許容誤差が±30n
mであるだけに、分岐比の波長依存性を有するファイバ
形カプラは波長多重等の多くの応用において重大な障害
となる。
mであるだけに、分岐比の波長依存性を有するファイバ
形カプラは波長多重等の多くの応用において重大な障害
となる。
最近、係る分岐比の波長依存性を低減する方法が提案さ
れた(“WAVELENGTH−FLATTENED
PUSEDCOUPLER8” 、ELECTRONI
C8LETTER815th August1985
Vol、21 No、17.p、742−743 )
、 コ(7)提案ニヨると、異なる伝播定数の有する光
ファイバを組み合わせてカプラを作ることにより波長依
存性を低減させることが可能である。具体的には、■互
いに異なる直径あるいはプロファイルを有する光ファイ
バを使用する方法、■2本の同一構造ファイバの内、一
方にあらかじめテーバを付け、伝播定数を相違させる方
法が示されている。
れた(“WAVELENGTH−FLATTENED
PUSEDCOUPLER8” 、ELECTRONI
C8LETTER815th August1985
Vol、21 No、17.p、742−743 )
、 コ(7)提案ニヨると、異なる伝播定数の有する光
ファイバを組み合わせてカプラを作ることにより波長依
存性を低減させることが可能である。具体的には、■互
いに異なる直径あるいはプロファイルを有する光ファイ
バを使用する方法、■2本の同一構造ファイバの内、一
方にあらかじめテーバを付け、伝播定数を相違させる方
法が示されている。
後者に係る方法では、同一ファイバを2本用意し、あら
かじめ一方を加熱しながら引張り、ファイバの長手方向
にほぼ均一な直径を持つように直径を減少させる。その
後、両ファイバに化学的なエツチングを施して所定の直
径にし、両ファイバを並行に融着し、これを加熱・延伸
してファイバ形カプラを作る(特開昭63−10831
1)。
かじめ一方を加熱しながら引張り、ファイバの長手方向
にほぼ均一な直径を持つように直径を減少させる。その
後、両ファイバに化学的なエツチングを施して所定の直
径にし、両ファイバを並行に融着し、これを加熱・延伸
してファイバ形カプラを作る(特開昭63−10831
1)。
しかしながら、前者に係る方法は、全く同一のファイバ
を作ることが困難であることから問題であった。
を作ることが困難であることから問題であった。
また、後者に係る方法?4、ファイバの一方を予め加熱
しながら引張り、ファイバの長手方向のセグメントの直
径を実質的に均一な直径寸法を持つように減少させる必
要があり、工程が増えるという欠点があった。
しながら引張り、ファイバの長手方向のセグメントの直
径を実質的に均一な直径寸法を持つように減少させる必
要があり、工程が増えるという欠点があった。
そこでこの発明は、少なくとも同一コア材を使用すれば
同一の屈折率分布形状を有する光ファイバを得ることが
できる点に着目し、分岐比の波長依存性の低減化を目的
とするものである。
同一の屈折率分布形状を有する光ファイバを得ることが
できる点に着目し、分岐比の波長依存性の低減化を目的
とするものである。
上記課題を達成するため、この発明は2本以上のシング
ルモードファイバを融着・延伸して形成されるファイバ
形カプラにおいて、シングルモードファイバのそれぞれ
がほぼ同一の屈折率分布形状を有し、少なくとも外径が
異なるコアを備えていることを特徴とする。
ルモードファイバを融着・延伸して形成されるファイバ
形カプラにおいて、シングルモードファイバのそれぞれ
がほぼ同一の屈折率分布形状を有し、少なくとも外径が
異なるコアを備えていることを特徴とする。
また、母材から線引きして形成された複数の光ファイバ
を融着・延伸させ、分岐比の波長依存性が小さいファイ
バ形カプラを製造するコアイノく形カプラの製造方法に
おいて、ほぼ同一の屈折率分布形状を有し、それぞれの
コア径が異なる複数の光ファイバを融着・延伸すること
を特徴とする。
を融着・延伸させ、分岐比の波長依存性が小さいファイ
バ形カプラを製造するコアイノく形カプラの製造方法に
おいて、ほぼ同一の屈折率分布形状を有し、それぞれの
コア径が異なる複数の光ファイバを融着・延伸すること
を特徴とする。
この場合、線引き径を変えることにより、同一母材から
線引きされた複数の光ファイバを融着・延伸してもよい
。
線引きされた複数の光ファイバを融着・延伸してもよい
。
また、母材におけるコアとクラッドの外径比を変えるこ
とにより、同一コア材から同一径で線引きされた複数の
光ファイバを融着・延伸してもよい。
とにより、同一コア材から同一径で線引きされた複数の
光ファイバを融着・延伸してもよい。
この発明に係るファイバ形カプラは、以上のように構成
されているので、ファイバ形カプラを構成する複数の光
ファイバのコア径を変えることにより、伝播定数が変化
する。その為、分岐比に対する波長依存性が平坦化する
。
されているので、ファイバ形カプラを構成する複数の光
ファイバのコア径を変えることにより、伝播定数が変化
する。その為、分岐比に対する波長依存性が平坦化する
。
また、この発明に係るファイバ形カプラの製造方法は、
同一母材を使用し線引き径を変えて、あるいは同一コア
材をスス付けする際のコア・クラツド比を変えて製造す
ることから、屈折率分布形状を容易に同一とすることが
でき、コア径のみが異なる光ファイバを簡単に形成する
ことができる。
同一母材を使用し線引き径を変えて、あるいは同一コア
材をスス付けする際のコア・クラツド比を変えて製造す
ることから、屈折率分布形状を容易に同一とすることが
でき、コア径のみが異なる光ファイバを簡単に形成する
ことができる。
以下、この発明の一実施例に係るファイバ形カプラ及び
その製造方法を添付図面に基づき説明する。なお、説明
において同一要素には同一符号を用い、重複する説明は
省略する。
その製造方法を添付図面に基づき説明する。なお、説明
において同一要素には同一符号を用い、重複する説明は
省略する。
この発明で重要なことは、ファイバ形カプラを構成する
シングルモードファイバが同一屈折率分布形状を有して
おり、少なくともコア径が異なっている点である。
シングルモードファイバが同一屈折率分布形状を有して
おり、少なくともコア径が異なっている点である。
第1図は、この実施例に係るファイバ形カプラ融着・延
伸前のファイバ形カプラを示す光軸方向からみた断面図
である。従来のファイバ形カプラとの差異は、それぞれ
のシングルモードファイバ3.4を構成するコアの外径
が異なっている点である。コア3aとコア4aは、クラ
ッド3bと4bの一部が融着して形成された共通りう・
ラドBで覆われている。
伸前のファイバ形カプラを示す光軸方向からみた断面図
である。従来のファイバ形カプラとの差異は、それぞれ
のシングルモードファイバ3.4を構成するコアの外径
が異なっている点である。コア3aとコア4aは、クラ
ッド3bと4bの一部が融着して形成された共通りう・
ラドBで覆われている。
ここで、2本のシングルモードファイツク3.4は同一
母材から線引きされているので、同一の屈折率分布形状
を有している。また、シングルモ−ドファイツク ラド3bの外径をd 1シングルモードフアイノく4に
係るコア4aの外径をa 1クラ・ラド4bの外径をd
とすれば、a はa より4%程度小さく構成されて
おり、d2もdlより4%程度小さく構成されている。
母材から線引きされているので、同一の屈折率分布形状
を有している。また、シングルモ−ドファイツク ラド3bの外径をd 1シングルモードフアイノく4に
係るコア4aの外径をa 1クラ・ラド4bの外径をd
とすれば、a はa より4%程度小さく構成されて
おり、d2もdlより4%程度小さく構成されている。
次に、二の実施例に係るファイバ形カプラの製造方法を
説明する。このファイバ形カプラは、同一母材から線引
きされ、線引き径を変えることにより2本のシングルモ
ードファイバ3.4を形成し、これらを融着・延伸して
製造される。この場合、シングルモードファイバ3は、
1.3μm帯用C標準シングルモードファイバと同等の
伝送特性(カットオフ波長、MFD等)が得られるよう
に母材を設計しておき、所望のクラ・ラド径(例えば、
70μm)に直接線引きする。この場合、コア径は9μ
m程度になる。次に、線引き径を4%程小さくしてシン
グルモードファイバ4を線引きする。この2本のシング
ルモードファイバをアセチレンバーナで加熱し、並行に
融着した後、一定張力で延伸してファイバ形カプラを作
成する。
説明する。このファイバ形カプラは、同一母材から線引
きされ、線引き径を変えることにより2本のシングルモ
ードファイバ3.4を形成し、これらを融着・延伸して
製造される。この場合、シングルモードファイバ3は、
1.3μm帯用C標準シングルモードファイバと同等の
伝送特性(カットオフ波長、MFD等)が得られるよう
に母材を設計しておき、所望のクラ・ラド径(例えば、
70μm)に直接線引きする。この場合、コア径は9μ
m程度になる。次に、線引き径を4%程小さくしてシン
グルモードファイバ4を線引きする。この2本のシング
ルモードファイバをアセチレンバーナで加熱し、並行に
融着した後、一定張力で延伸してファイバ形カプラを作
成する。
この場合、線引き径を目標値より大きくしてシングルモ
ードファイバを線引きし、それをフッ酸等のエツチング
処理により目標値のクラッドにしてもよい。
ードファイバを線引きし、それをフッ酸等のエツチング
処理により目標値のクラッドにしてもよい。
第2図は、他の実施例に係るファイバ形カプラを示す光
軸方向からみた断面図である。前述した実施例との差異
は、それぞれのシングルモードファイバ3.5を構成す
るクラッドの外径が同一である点である。コア3aとコ
ア5aは、クラッド3bと5bの一部が融着して形成さ
れた共通りラッドCで覆われている。
軸方向からみた断面図である。前述した実施例との差異
は、それぞれのシングルモードファイバ3.5を構成す
るクラッドの外径が同一である点である。コア3aとコ
ア5aは、クラッド3bと5bの一部が融着して形成さ
れた共通りラッドCで覆われている。
ここで、2本のシングルモードファイバ3.5は同一コ
ア材から線引きされているので、コア3aとコア5aは
同一の屈折率分布形状を有している。また、シングルモ
ードファイバ5に係るコア5aの外径をa 1クラツド
5bの外径をd3とすれば、同一径で線引きされている
ので、クラツド径d とクラツド径d3はほぼ等しくな
っている。さらに、2本のシングルモードファイバ3.
5におけるコアとクラッドの外径比が異なるのでコア径
a3はコア径atより小さく構成されている。
ア材から線引きされているので、コア3aとコア5aは
同一の屈折率分布形状を有している。また、シングルモ
ードファイバ5に係るコア5aの外径をa 1クラツド
5bの外径をd3とすれば、同一径で線引きされている
ので、クラツド径d とクラツド径d3はほぼ等しくな
っている。さらに、2本のシングルモードファイバ3.
5におけるコアとクラッドの外径比が異なるのでコア径
a3はコア径atより小さく構成されている。
次に、この実施例に係るファイバ形カプラの製造方法を
説明する。このファイバ形カプラは、同一コア材から同
一径で線引きされる。但し、同一コア材をスス付けする
際にコアとクラッドの外径比を変えて作成された2種類
の母材を使用するので、コア径の異なる2本のシングル
モードファイバ3.5を作成することができる。これら
のシングルモードファイバ3.5を融着・延伸して、フ
ァイバ形カプラが製造される。
説明する。このファイバ形カプラは、同一コア材から同
一径で線引きされる。但し、同一コア材をスス付けする
際にコアとクラッドの外径比を変えて作成された2種類
の母材を使用するので、コア径の異なる2本のシングル
モードファイバ3.5を作成することができる。これら
のシングルモードファイバ3.5を融着・延伸して、フ
ァイバ形カプラが製造される。
第4図は、第1図で示す実施例に係るファイバ形カプラ
の分岐比の波長依存性を示すものである。
の分岐比の波長依存性を示すものである。
同図によれば、波長1.0μm〜1.75μmに対し、
分岐比は5±2%と極めて分岐比の波長依存性が小さい
ことがわかる。また、過剰損失は1.0pm 〜1.8
μmの範囲で0゜2dB以下になり低損失であった。
分岐比は5±2%と極めて分岐比の波長依存性が小さい
ことがわかる。また、過剰損失は1.0pm 〜1.8
μmの範囲で0゜2dB以下になり低損失であった。
なお、この発明は上記実施例に限定されるものではない
。例えば、この実施例ではコア径の差を4%程度にして
いるが、4%に限定されるものではない。10%以下で
あれば実用上は効果的であるが、コア径の差が10%を
越えると全く光が分岐さ′れなくなる。
。例えば、この実施例ではコア径の差を4%程度にして
いるが、4%に限定されるものではない。10%以下で
あれば実用上は効果的であるが、コア径の差が10%を
越えると全く光が分岐さ′れなくなる。
また、製造時に光ファイバの構造パラメータを変えるこ
とにより、分岐比を所定の値に設定することができる。
とにより、分岐比を所定の値に設定することができる。
さらに、光ファイバとして、石英系光ファイバが最低損
失を示す1.55μm帯に零分散波長をシフトさせた分
散シフトファイバを使用することができる。
失を示す1.55μm帯に零分散波長をシフトさせた分
散シフトファイバを使用することができる。
この発明は、以上説明したように構成されているので、
少なくとも同一コア材を使用すれば同一の屈折率分布形
状を有する光ファイバを得ることができる点に着目し、
分岐比の波長依存性を低減することができる。
少なくとも同一コア材を使用すれば同一の屈折率分布形
状を有する光ファイバを得ることができる点に着目し、
分岐比の波長依存性を低減することができる。
また、正確にコア径の異なる光ファイバを作製すること
ができるので、分岐比の波長依存性が減少し、再現性に
優れた信頼性の高いファイバ形カプラを提供することが
できる。
ができるので、分岐比の波長依存性が減少し、再現性に
優れた信頼性の高いファイバ形カプラを提供することが
できる。
第1図は、この発明の一実施例に係るファイバ形カプラ
を示す光軸方向からみた断面図、第2図は、この発明の
他の実施例に係るファイバ形カプラを示す光軸方向から
みた断面図、第3図は、第1図で示すファイバ形カプラ
に係る分岐比の波長依存性を示す図、第4図は、従来の
ファイバ形カプラに係る分岐比の波長依存性を示す図、
第5図は、従来技術に係るファイバ形カプラを説明する
為の説明図である。 1.2・・・光ファイバ 3.4.5・・・シングルモードファイバA1 C・・・共通りラ ド
を示す光軸方向からみた断面図、第2図は、この発明の
他の実施例に係るファイバ形カプラを示す光軸方向から
みた断面図、第3図は、第1図で示すファイバ形カプラ
に係る分岐比の波長依存性を示す図、第4図は、従来の
ファイバ形カプラに係る分岐比の波長依存性を示す図、
第5図は、従来技術に係るファイバ形カプラを説明する
為の説明図である。 1.2・・・光ファイバ 3.4.5・・・シングルモードファイバA1 C・・・共通りラ ド
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、2本以上のシングルモードファイバを融着・延伸し
て形成されるファイバ形カプラにおいて、 前記シングルモードファイバのそれぞれが、ほぼ同一の
屈折率分布形状を有し、少なくとも外径が異なるコアを
備えていることを特徴とするファイバ形カプラ。 2、母材から線引きして形成された複数の光ファイバを
融着・延伸させ、分岐比の波長依存性が小さいファイバ
形カプラを製造するファイバ形カプラの製造方法におい
て、 ほぼ同一の屈折率分布形状を有し、それぞれのコア径が
異なる複数の光ファイバを融着・延伸することを特徴と
するファイバ形カプラの製造方法。 3、線引き径を変えることにより、同一母材から線引き
された複数の光ファイバを融着・延伸することを特徴と
する請求項2記載のファイバ形カプラの製造方法。 4、母材におけるコアとクラッドの外径比を変えること
により、同一コア材から同一径で線引きされた複数の光
ファイバを融着・延伸することを特徴とする請求項2記
載のファイバ形カプラの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29475388A JPH02141707A (ja) | 1988-11-24 | 1988-11-24 | ファイバ形カプラ及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29475388A JPH02141707A (ja) | 1988-11-24 | 1988-11-24 | ファイバ形カプラ及びその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02141707A true JPH02141707A (ja) | 1990-05-31 |
Family
ID=17811859
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29475388A Pending JPH02141707A (ja) | 1988-11-24 | 1988-11-24 | ファイバ形カプラ及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH02141707A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0532698A1 (en) * | 1990-06-01 | 1993-03-24 | Aster Corporation | Fiber optic power splitter |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58105116A (ja) * | 1981-06-01 | 1983-06-22 | カブロブチツク・ソシエテ・アノニム | 光フアイバ−接続装置及び方法 |
JPS62229110A (ja) * | 1986-01-17 | 1987-10-07 | ザ・ボ−ド・オブ・トラステイ−ズ・オブ・ザ・レランド・スタンフオ−ド・ジユニア・ユニバ−シテイ | 光フアイバモ−ドセレクタおよびその製作方法 |
-
1988
- 1988-11-24 JP JP29475388A patent/JPH02141707A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58105116A (ja) * | 1981-06-01 | 1983-06-22 | カブロブチツク・ソシエテ・アノニム | 光フアイバ−接続装置及び方法 |
JPS62229110A (ja) * | 1986-01-17 | 1987-10-07 | ザ・ボ−ド・オブ・トラステイ−ズ・オブ・ザ・レランド・スタンフオ−ド・ジユニア・ユニバ−シテイ | 光フアイバモ−ドセレクタおよびその製作方法 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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EP0532698A1 (en) * | 1990-06-01 | 1993-03-24 | Aster Corporation | Fiber optic power splitter |
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