JPH0213622B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0213622B2 JPH0213622B2 JP57095216A JP9521682A JPH0213622B2 JP H0213622 B2 JPH0213622 B2 JP H0213622B2 JP 57095216 A JP57095216 A JP 57095216A JP 9521682 A JP9521682 A JP 9521682A JP H0213622 B2 JPH0213622 B2 JP H0213622B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- molding
- mold
- reinforced resin
- core rod
- flange
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
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Landscapes
- Shaping Of Tube Ends By Bending Or Straightening (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Moulding By Coating Moulds (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はフランジ付繊維強化樹脂管(以下フラ
ンジ付FRP管という)の成形方法に関するもの
である。
ンジ付FRP管という)の成形方法に関するもの
である。
従来、上記フランジ付FRP管を成形する方法
として、例えば特公昭52−43876号公報において
は、既製フランジを円筒金型の端部に取付け、該
円筒金型を利用して遠心成形によりフランジの端
部にFRP管を遠心成形することによりフランジ
付FRP管を成形する方法が開示されている。し
かしながら、遠心成形法であるため、小口径
FRP管の場合は成形材料の供給が難しくなるの
で成形しにくく、又大口径FRP管になると設備
が大がかりなものとなり成形法として適していな
かつた。
として、例えば特公昭52−43876号公報において
は、既製フランジを円筒金型の端部に取付け、該
円筒金型を利用して遠心成形によりフランジの端
部にFRP管を遠心成形することによりフランジ
付FRP管を成形する方法が開示されている。し
かしながら、遠心成形法であるため、小口径
FRP管の場合は成形材料の供給が難しくなるの
で成形しにくく、又大口径FRP管になると設備
が大がかりなものとなり成形法として適していな
かつた。
本発明は叙上の欠点に鑑み、簡単な構造の成形
型を使用してあらかじめ成形されたFRP管の端
部に、FRP製フランジが一体に形成されたフラ
ンジ付FRP管の成形方法を提供することを目的
としてなされたものであり、その要旨は、一端が
閉塞された円筒体の中央に同心状に芯棒が立設さ
れてなる成形用下型の前記芯棒に、強化樹脂管を
該強化樹脂管と前記芯棒との間で環状間〓を形成
するように同心状に配置せしめると共に前記成形
用下型内に短繊維を含む成形材料を供給し、該成
形用下型に前記強化樹脂管の外径よりも大なる小
径部を有し、前記成形用下型と所定の空間を形成
して嵌合する成形用上型を押圧嵌合せしめ、前記
成形材料が未硬化の段階にて、前記成形用上型に
同一円周上に設けられた複数個の上型ピン孔と該
上型ピン孔と対応させて前記成形用下型に同一円
周上に設けられた複数個の下型ピン孔とを貫通す
るようにボルト孔形成用ピンを打ち込み、フラン
ジ部を一体に形成せしめることを特徴とするフラ
ンジ付繊維強化樹脂管の成形方法に存する。
型を使用してあらかじめ成形されたFRP管の端
部に、FRP製フランジが一体に形成されたフラ
ンジ付FRP管の成形方法を提供することを目的
としてなされたものであり、その要旨は、一端が
閉塞された円筒体の中央に同心状に芯棒が立設さ
れてなる成形用下型の前記芯棒に、強化樹脂管を
該強化樹脂管と前記芯棒との間で環状間〓を形成
するように同心状に配置せしめると共に前記成形
用下型内に短繊維を含む成形材料を供給し、該成
形用下型に前記強化樹脂管の外径よりも大なる小
径部を有し、前記成形用下型と所定の空間を形成
して嵌合する成形用上型を押圧嵌合せしめ、前記
成形材料が未硬化の段階にて、前記成形用上型に
同一円周上に設けられた複数個の上型ピン孔と該
上型ピン孔と対応させて前記成形用下型に同一円
周上に設けられた複数個の下型ピン孔とを貫通す
るようにボルト孔形成用ピンを打ち込み、フラン
ジ部を一体に形成せしめることを特徴とするフラ
ンジ付繊維強化樹脂管の成形方法に存する。
以下本発明成形方法を図面により説明する。
第1図及び第2図は本発明成形方法の一例を示
す一部省略説明図である。
す一部省略説明図である。
1は成形用下型であり、一端が閉じられた円筒
体11と、円筒体11の中央に同心状に立設固定
された芯棒12とで構成されている。芯棒12の
外径は後述のFRP管の内径よりも小さくなされ
ている。芯棒12の周りに一端が開放された環状
空間2が形成されている。成形用下型1の底部に
は脱型用環状体3が嵌挿されている。
体11と、円筒体11の中央に同心状に立設固定
された芯棒12とで構成されている。芯棒12の
外径は後述のFRP管の内径よりも小さくなされ
ている。芯棒12の周りに一端が開放された環状
空間2が形成されている。成形用下型1の底部に
は脱型用環状体3が嵌挿されている。
環状体3の外径は円筒体11の内径に略等しい
かやや小さく、又内径は芯棒12の外径に略等し
いかやや大きくなされている。
かやや小さく、又内径は芯棒12の外径に略等し
いかやや大きくなされている。
4,5は後述のボルト孔を設けるための下型ピ
ン孔であり、環状体3及び円筒体11の底部に同
一円周上に複数個設けられている。
ン孔であり、環状体3及び円筒体11の底部に同
一円周上に複数個設けられている。
6はあらかじめフイラメントワインデイング法
等の方法で成形されたFRP管であり、その一端
部は前記芯棒12の外面との間で環状間〓7を形
成するように同心状に適宜の手段で配置されてい
る。
等の方法で成形されたFRP管であり、その一端
部は前記芯棒12の外面との間で環状間〓7を形
成するように同心状に適宜の手段で配置されてい
る。
8は成形用上型であり、前記成形用下型1と嵌
合して所定の空間を形成し、FRP管6の一端部
に一体成形するフランジの外面形状と一致するラ
ツパ状の内面形状を有するよう構成されている。
成形用上型8の上端小径部81内の内径はFRP
管6の外面との間で環状間〓7′を形成するよう
にFRP管6の外径よりも大となされている。環
状の鋼部82には孔9が設けられており、成形用
上型8は成形用下型1の円筒体11の端面にボル
ト16で固定されるようになされている。
合して所定の空間を形成し、FRP管6の一端部
に一体成形するフランジの外面形状と一致するラ
ツパ状の内面形状を有するよう構成されている。
成形用上型8の上端小径部81内の内径はFRP
管6の外面との間で環状間〓7′を形成するよう
にFRP管6の外径よりも大となされている。環
状の鋼部82には孔9が設けられており、成形用
上型8は成形用下型1の円筒体11の端面にボル
ト16で固定されるようになされている。
13はフランジにボルト孔を設けるためにピン
17を打込むための上型ピン孔であり、成形用上
型8の底部に成形用下型1及び環状体3に設けら
れたピン孔4,5に合わせて同一円周上に複数個
設けられている。
17を打込むための上型ピン孔であり、成形用上
型8の底部に成形用下型1及び環状体3に設けら
れたピン孔4,5に合わせて同一円周上に複数個
設けられている。
上記第1図で示す状態に配置された成形用下型
1の環状空間2内にガラスチヨツプドストランド
等の長さ20〜60mmの短繊維14を含む成形材料1
5を均一に供給する。成形材料15は不飽和ポリ
エステル樹脂等の熱硬化性樹脂に、ガラスチヨツ
プドストランド等の短繊維又は炭酸カルシウム等
の充填剤が添加され、流動性にすぐれているもの
であれば特に限定されないが、本発明の如く、芯
棒12とFRP管6の間及びFRP管6と成形用上
型8の上端小径部81との間の狭い環状間〓にも
短繊維が均一に流動して分布しているフランジ付
FRP管を得るには、熱硬化性樹脂に炭酸カルシ
ウム等の充填剤、短繊維及びシリカバルーン等の
微小中空体が添加されている成形材料を使用する
のが好ましく、特に、熱硬化性樹脂100重量部に
対し、充填剤50〜300重量部、短繊維20〜50重量
部及び微小中空体0.5〜10重量部が添加されてい
るものが好適であり、低圧で成形できる。
1の環状空間2内にガラスチヨツプドストランド
等の長さ20〜60mmの短繊維14を含む成形材料1
5を均一に供給する。成形材料15は不飽和ポリ
エステル樹脂等の熱硬化性樹脂に、ガラスチヨツ
プドストランド等の短繊維又は炭酸カルシウム等
の充填剤が添加され、流動性にすぐれているもの
であれば特に限定されないが、本発明の如く、芯
棒12とFRP管6の間及びFRP管6と成形用上
型8の上端小径部81との間の狭い環状間〓にも
短繊維が均一に流動して分布しているフランジ付
FRP管を得るには、熱硬化性樹脂に炭酸カルシ
ウム等の充填剤、短繊維及びシリカバルーン等の
微小中空体が添加されている成形材料を使用する
のが好ましく、特に、熱硬化性樹脂100重量部に
対し、充填剤50〜300重量部、短繊維20〜50重量
部及び微小中空体0.5〜10重量部が添加されてい
るものが好適であり、低圧で成形できる。
次いで成形用上型8を成形材料15の上にかぶ
せ、成形用上型8の鋼部をボルト16で成形用下
型1の円筒体11の端面に押圧し、複数本のボル
ト孔形成用ピン17を上型ピン孔13から下型ピ
ン孔4,5に向けて打ち込み、ボルト孔を形成す
る。
せ、成形用上型8の鋼部をボルト16で成形用下
型1の円筒体11の端面に押圧し、複数本のボル
ト孔形成用ピン17を上型ピン孔13から下型ピ
ン孔4,5に向けて打ち込み、ボルト孔を形成す
る。
硬化後、ボルト孔形成用ピン17を打抜き、ボ
ルト16をはずし、成形用上型8及び下型1を脱
型すると第3図で示すFRP管の一端部にフラン
ジ18が一体に形成されたフランジ付FRP管が
成形される。
ルト16をはずし、成形用上型8及び下型1を脱
型すると第3図で示すFRP管の一端部にフラン
ジ18が一体に形成されたフランジ付FRP管が
成形される。
ここで、ボルト孔形成用ピン17を打ち込む前
に成形材料15が下型ピン孔5から型外へ流出し
てしまうことを防ぐために、該下型ピン孔5の底
部を適宜の手段で閉塞するか、もしくは成形用下
型1のうち環状体3にのみピン孔4を設けて円筒
体11の底部にはピン孔5を設けない構成として
もよい。
に成形材料15が下型ピン孔5から型外へ流出し
てしまうことを防ぐために、該下型ピン孔5の底
部を適宜の手段で閉塞するか、もしくは成形用下
型1のうち環状体3にのみピン孔4を設けて円筒
体11の底部にはピン孔5を設けない構成として
もよい。
尚、脱型用環状体3の上面に環状凹溝31を設
け、該環状凹溝31にガスケツト19を装着した
もの(第4図参照)を使用して成形することによ
り、フランジ面にガスケツト19が一体に装着さ
れフランジ付FRP管を得ることができる。
け、該環状凹溝31にガスケツト19を装着した
もの(第4図参照)を使用して成形することによ
り、フランジ面にガスケツト19が一体に装着さ
れフランジ付FRP管を得ることができる。
本発明フランジ付繊維強化樹脂管の成形方法は
叙上の如く構成されているので、芯棒と強化樹脂
管との間に形成された環状間〓及び強化樹樹管と
成形用下型との間に形成された環状間〓に成形材
料が圧縮されて流入することになり、強化樹脂管
の一端部が内外面からサンドイツチ状に挾まれた
状態で強固にフランジと一体固着されたフランジ
付繊維強化樹脂管を得ることができる。
叙上の如く構成されているので、芯棒と強化樹脂
管との間に形成された環状間〓及び強化樹樹管と
成形用下型との間に形成された環状間〓に成形材
料が圧縮されて流入することになり、強化樹脂管
の一端部が内外面からサンドイツチ状に挾まれた
状態で強固にフランジと一体固着されたフランジ
付繊維強化樹脂管を得ることができる。
また、成形材料が未硬化の段階でボルト孔形成
用ピンを打ち込むので、フランジにボルト孔を穿
孔するという後加工を省略することができ、経済
的に有利である。
用ピンを打ち込むので、フランジにボルト孔を穿
孔するという後加工を省略することができ、経済
的に有利である。
第1図及び第2図は本発明方法の一例を示す一
部省略説明図、第3図は本発明方法にて得られた
フランジ付繊維強化樹脂管の一例を示す一部省略
断面図、第4図はガスケツトを装着した環状体の
変形例を示す断面図である。 1……成形用下型、11……円筒体、12……
芯棒、2……環状空間、4,5……下型ピン孔、
6……強化樹脂管、8……成形用上型、81……
小径部、13……上型ピン孔、14……短繊維、
15……成形材料、17……ボルト孔形成用ピ
ン、18……フランジ。
部省略説明図、第3図は本発明方法にて得られた
フランジ付繊維強化樹脂管の一例を示す一部省略
断面図、第4図はガスケツトを装着した環状体の
変形例を示す断面図である。 1……成形用下型、11……円筒体、12……
芯棒、2……環状空間、4,5……下型ピン孔、
6……強化樹脂管、8……成形用上型、81……
小径部、13……上型ピン孔、14……短繊維、
15……成形材料、17……ボルト孔形成用ピ
ン、18……フランジ。
Claims (1)
- 1 一端が閉塞された円筒体の中央に同心状に芯
棒が立設されてなる成形用下型の前記芯棒に、強
化樹脂管を該強化樹脂管と前記芯棒との間で環状
間〓を形成するように同心状に配置せしめると共
に前記成形用下型内に短繊維を含む成形材料を供
給し、該成形用下型に前記強化樹脂管の外径より
も大なる小径部を有し、前記成形用下型と所定の
空間を形成して嵌合する成形用上型を押圧嵌合せ
しめ、前記成形材料が未硬化の段階にて、前記成
形用上型に同一円周上に設けられた複数個の上型
ピン孔と該上型ピン孔と対応させて前記成形用下
型に同一円周上に設けられた複数個の下型ピン孔
とを貫通するようにボルト孔形成用ピンを打ち込
み、フランジ部を一体に形成せしめることを特徴
とするフランジ付繊維強化樹脂管の成形方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57095216A JPS58211419A (ja) | 1982-06-02 | 1982-06-02 | フランジ付繊維強化樹脂管の成形方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57095216A JPS58211419A (ja) | 1982-06-02 | 1982-06-02 | フランジ付繊維強化樹脂管の成形方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58211419A JPS58211419A (ja) | 1983-12-08 |
JPH0213622B2 true JPH0213622B2 (ja) | 1990-04-04 |
Family
ID=14131547
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP57095216A Granted JPS58211419A (ja) | 1982-06-02 | 1982-06-02 | フランジ付繊維強化樹脂管の成形方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58211419A (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5040673A (ja) * | 1973-01-31 | 1975-04-14 |
-
1982
- 1982-06-02 JP JP57095216A patent/JPS58211419A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5040673A (ja) * | 1973-01-31 | 1975-04-14 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58211419A (ja) | 1983-12-08 |
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