JPH02130100A - スピーカー用振動板 - Google Patents

スピーカー用振動板

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Publication number
JPH02130100A
JPH02130100A JP28256988A JP28256988A JPH02130100A JP H02130100 A JPH02130100 A JP H02130100A JP 28256988 A JP28256988 A JP 28256988A JP 28256988 A JP28256988 A JP 28256988A JP H02130100 A JPH02130100 A JP H02130100A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resin
diaphragm
speaker
fiber diameter
carbon fiber
Prior art date
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Pending
Application number
JP28256988A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuyuki Obara
和幸 小原
Katsuyuki Nakamura
克之 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
Application filed by Asahi Chemical Industry Co Ltd filed Critical Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、スピーカー用振動板に関する。
(従来の技術) 従来、スピーカー用振動板は、周波数特性を良くするた
め、ポリプロピレン樹脂、塩化ビニル樹脂等の高弾性物
質に炭素繊維を添加し、高弾性で内部損失を大きくした
振動板が提案されている。
(発明が解決しようとする問題点) 一般にスピーカー用振動板としての要求機能は、先ずス
ピーカーの出力レベルを向上させるために密度が低く、
更に、音圧−周波数特性を平坦化し、かつ、分割振動に
よる歪みを低減するために内部損失が大きく、その上に
再生帯域を拡大するために高弾性であることが必要であ
る。
又、成型加工が容易であり、かつ、量産性がすぐれてい
ることも重要なファクターである。
従来の周波数特性の良好なポリプロピレンなどの合成樹
脂に高弾性物質の炭素繊維を添加したものは、樹脂の溶
融時の流動性が低下し成型加工性が著しく損われてしま
うという問題があった。本発明は、加工性を1員うこと
なく、高弾性で内部1員失が大きく、表面平滑性、寸法
精度にすぐれたスピーカー用振動板を提供することを目
的とする。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、繊維径が0.01〜3μmの炭素繊維を1〜
40重量%含有する樹脂組成物で構成されていることを
特徴とするスピーカー用振動板である。
以下、本発明について詳細に説明する。
本発明において用いる炭素繊維は、繊維径が0.01〜
3μm好ましくは0.01〜1μm、特に好ましくは0
.05〜0.7μmである。繊維径が0.01μm未満
になると樹脂中へ分散することが困難になり3μmを越
えると、樹脂溶液の流動性が低下し、成型加工性も損わ
れ、得られた振動板は、表面平滑性、寸法精度の劣るも
のになる。繊維のアスペクト比は10〜105好ましく
は、20〜104 さらに好ましくは50〜104であ
る。
繊維径0.01〜3μmの炭素繊維は例えば気相成長法
により得られる。気相成長法とは炭化水素などの炭素源
を触媒の存在下に加熱して、気相において炭素繊維を成
長させる方法であり、該繊維を電子顕微鏡で観察すると
、芯の部分と、これを取巻く、−見、年輪状の炭素層か
らなる特異な形状を有している。
本発明において、樹脂組成物に用いられる樹脂は熱可塑
性樹脂および/または熱硬化性樹脂を意味し、成型加工
、量産性から熱可塑性樹脂が好ましい。熱可塑性樹脂と
は、常温では可塑性を示さないが、適当な温度に加熱す
ることにより可塑性があられれる樹脂であり、例えばポ
リエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリ−p
−キシレン、ポリ酢酸ビニル、ポリアクリレート、ポリ
メタクリレート、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン
、フッ素系プラスチック、ポリアクリロニトリル、ポリ
ビニルエーテル、ポリビニルケトン、ポリエーテル、ポ
リカーボネート、熱可塑性ポリエステル、液晶ポリエス
テル、ポリエーテルエーテルケトン、ポリフェニレンサ
ルファイド、ポリアミド、ジエン系プラスチック、ポリ
ウレタン系プラスチック等があげられ、好ましくはポリ
エチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン類、特に
好ましくはポリプロピレンである。
熱硬化性樹脂とは、加熱することにより、架橋反応が進
み、三次元的な構造に組織が変化し、熱可塑状態からつ
いに不溶・不融の状態に硬化する樹脂であり、例えば、
フェノール樹脂、フラン樹脂、キシレンホルムアルデヒ
ド樹脂、尿素樹脂、メラミン樹脂、アニリン樹脂、アル
キド樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂など
がある。
本発明の振動板に使用する組成物が含有する炭素繊維の
組成割合は1〜40重量%、好ましくは5〜35重量%
、特に好ましくは10〜30重量%である。1重量%未
満では弾性率がほとんど増加せず、40重量%を越える
と、樹脂溶融時の流動性が低下し、成型加工性を損なう
本発明の振動板に使用する樹脂組成物は、結晶核剤、増
粘剤、難燃化剤、希釈剤、安定剤、酸化防止剤、滑剤、
充填剤、成型の際の金型からの離型性をよくするための
添加剤等、公知の種々の配合剤を含有していてもよい。
本発明の振動板に使用する樹脂組成物の製造方法につい
て以下に述べる。
樹脂と炭素繊維の混合方法はトライブレンド、湿式ブレ
ンド、含浸ブレンドなどのいずれを用いても良い。熱可
塑性樹脂をヘンシェルミキサーのごとき混合機を用いて
トライブレンドする場合は、該樹脂の1mm以下の粒径
を有する粉末を使用することが有効である。ヘンシェル
ミキサー等の撹拌時間及び回転数は樹脂粉末と炭素繊維
が均一に混合するよう任意に設定される。また湿式ブレ
ンドの場合は撹拌可能な容器中に先ず水、アルコール等
の樹脂を溶解しない液体を入れ、これに炭素繊維を投入
して撹拌し、スラリー状とする。次いでこのスラリーに
所望の種類の樹脂粉末を所定量投入し、さらに撹拌し、
ろ過、乾燥する。含浸ブレンドの場合は溶媒に溶解した
樹脂溶液を炭素繊維に含浸した後、溶媒を除去する。ま
た、パンヘリ−ミキサー、ニーダ−ロールミルおよびス
クリュー式押出機のごとき混練機を使用して溶融混練す
ることによっても得ることができる。より均一な混合組
成物は、あらかじめ、トライブレンド、湿式ブレンド、
含浸ブレンドし、得られた組成物(混合物)を溶融混練
することによって得ることができる。この場合、一般に
は溶融混練した後、ペレット状物に成形し、後記の成形
に供する。
このようにして得られたペレット状の組成物は射出成型
により所望の大きさのスピーカー用振動板として製造さ
れる。また、押出成型法、カレンダー成型法などの成型
法により、−旦、シート状またはフィルム状に成形され
た後、真空成型法などの成型法によってスピーカー用振
動板として製造される。
一方、熱硬化性樹脂を用いる場合は、樹脂と炭素繊維を
トライブレンド、湿式ブレンド、含浸ブレンドなどの方
法でブレンドし、得られた組成物(混合物)を圧縮成型
、真空成型などの成型法によって所望の大きさのスピー
カー用振動板として製造される。
(実施例) 以下、実施例によって本発明をさらに詳しく説明する。
なお、実施例および比較例において、熱可塑性樹脂の場
合、メルトフローインデックス(以下rMFf、という
)は、JIS K−6758に従い、温度が230 ”
Cおよび荷重が2.16kgの条件で測定した。
また、シートの曲げ弾性率はASTM D−790に従
って測定した。密度はJIS K−6758に従って測
定した。
さらに、損失正接(tanδ)は動的粘弾性測定装置(
東洋ボールドウィン製)により周波数1101z、室温
下で測定した。実施例1〜5、比較例1〜3に熱可塑性
樹脂の例を、実施例6に熱硬化性樹脂の例を示す。
実施例1〜5 繊維径が0.05〜0.1 μmの炭素繊維(トリスア
セチルアセトナト鉄とベンゼンを1400°Cの加熱空
間に導入し、浮遊状態で合成した。)とポリプロピレン
粉末(三井東圧製)を第1表に示す5%。
10%、15%、20%、30%の量であらかじめヘン
シェルミキサーを使用して5分間混僑した。
得られた混合物をスクリュー式2軸押出機を使って溶融
混練(シリンダー温度230’C)L、ベレット状物を
製造した。得られたベレットを射出成型機を用いて厚さ
が0,3胴のシートを成形し物性を測定し、た。その結
果を第1表に示す。
比較例1 炭素繊維混合を除き他の条件は実施例1と同様にしてシ
ートを成形し物性を測定tまた。その結果を第1表に示
す。
比較例2 炭素繊維を50重量%混合して、実施例1と同条件でシ
ートを成形しようしたが、全型内全体に組成物が隅々ま
でゆきわたらず満足なシートが得られなかった。その結
果を第1表に示す。
比較例3 繊維径が7μmの炭素繊維(東邦レーヨン製)を15重
量%混合して、実施例1と同様にしてシートを成形し物
性を測定した。その結果を第1表に示す。
実施例6 実施例1で用いた繊維径0.05〜0.1 μmの炭素
繊維に熱硬化性のエポキシ樹脂(AER331旭化成製
)のアセトン溶液(硬化剤 ジアミノジフェニルスルホ
ン含有)を含浸させた後、−昼夜風乾後、80°Cで8
時間乾燥して、炭素繊維20重量%含有のエポキシ樹脂
組成物を得た。これを180℃、200kg/c−Jで
2時間圧縮成型して、厚さ0.3−のシートを成型した
。得られたシートの密度は、1.30g/crA、曲げ
弾性率54,000kg/c+iT、tanδ0.04
であった。
以下余白 (発明の効果) 本発明のスピーカー用振動板は繊維径が小さな炭素繊維
を含有する樹脂組成物を用いることにより成型加工性を
損うことなく高弾性・高損失で、かつ、表面平滑性・寸
法精度に優れた特徴をもつものである。又、薄型、軽量
で、出力レベルが向上し、音圧−周波数特性が平坦で、
分割振動のない、再生帯域の広い高性能スピーカー用振
動板である。
特許出願人  旭化成工業株式会社

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  繊維径が0.01〜3μmの炭素繊維を1〜40重量
    %含有する樹脂組成物で構成されていることを特徴とす
    るスピーカー用振動板
JP28256988A 1988-11-10 1988-11-10 スピーカー用振動板 Pending JPH02130100A (ja)

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JP28256988A JPH02130100A (ja) 1988-11-10 1988-11-10 スピーカー用振動板

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JPH02130100A true JPH02130100A (ja) 1990-05-18

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ID=17654194

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JP28256988A Pending JPH02130100A (ja) 1988-11-10 1988-11-10 スピーカー用振動板

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JP (1) JPH02130100A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018050169A (ja) * 2016-09-21 2018-03-29 東レプラスチック精工株式会社 スピーカー用部品およびその製造方法、並びにスピーカー

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018050169A (ja) * 2016-09-21 2018-03-29 東レプラスチック精工株式会社 スピーカー用部品およびその製造方法、並びにスピーカー

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