JPH02127100A - 自然石模様の形成方法 - Google Patents

自然石模様の形成方法

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JPH02127100A
JPH02127100A JP28096288A JP28096288A JPH02127100A JP H02127100 A JPH02127100 A JP H02127100A JP 28096288 A JP28096288 A JP 28096288A JP 28096288 A JP28096288 A JP 28096288A JP H02127100 A JPH02127100 A JP H02127100A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、素材の表面に例えば天理石調やオニックス
調の自然石模様を形成する方法に関する。
〔従来の技術〕
建材や置物、飾り等には自然石が用いられることがある
。自然石のうちでも例えば大理石がその切断研磨面に様
々な模様や色彩を非常に美しく表わすので、特に多く用
いられているが、極めて高価であるために、最近では、
大理石に似せた代用品が使用されることが多くなってい
る。
従来、自然石の代用品としては、石膏ボード、金属、ガ
ラス、木工品、陶器、樹脂成形品等を素材として、その
表面に印刷手法により、あるいは転写方法により、自然
石と同じような模様や色彩を表現したものであった。ま
た、自然石模様を印刷した紙や合成樹脂フィルムをラミ
ネートすることによって、素材の表面にその印刷模様を
表わすこともあった。
また、自然石模様は、主として地殻変動によって岩石が
生成されたときに幾種類がの成分が結合あるいは結晶し
て生じると考えられるが、このような自然現象に基づく
模様を手で描くことは困難であるので、自然石模様を写
真で撮ってそれで製版する方法が採られる。
〔発明が解決しようとする課題〕
従来の自然石模様の形成方法によると、いずれの場合も
原版の通りに模様が形成されるため、模様のパターンが
一定であり、どうしても変化に乏しくなることは勿論、
写真等により如何に自然の模様に似せても、自然さが欠
除し人工的イメージでしか感覚されないという問題があ
った。
また、素材が板等のように平面的なものであったり、円
筒形のような単純な曲面であるときには、その表面に印
刷や転写、あるいは印刷物のラミネートが可能であるが
、凹凸の激しい複雑な曲面には不可能であるという問題
もあった。
この発明は、上記のような実情に鑑みて、模様の表現が
自然石の模様に非常に近似しており、しかも、その模様
が自然な動きに基づく変化に応じて多様に表現されるた
め、同一パターンが全くない多様で自然な模様となる自
然石模様の形成方法を提供することを目的としたもので
ある。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するためにこの発明者等は、種々実験
を重ねた結果、塗料の溶液のまだらな流れが素材の表面
に自然な濃淡模様を作ることを見い出し、この発明を完
成するに至った。
すなわち、この発明は、素材の表面に塗料を吹き付けた
後、塗料が乾かないうちにその上に塗料の溶媒となり得
る溶剤を塗布しながら、塗料が溶解した溶剤のまだらな
流れを作ることにより、素材の表面に溶剤の流れないし
停滞によるまだらな濃淡模様を表現させ、余分の溶剤を
拭き取って乾燥させることをその要旨とするものである
〔作  用〕
上記の構成によれば、まず、素材の表面に吹き付けた塗
料が乾かない状態でその上に溶剤を塗布するので、塗料
の相当量が溶剤に溶解し、一部が素材の表面に完全に付
着し、主としてその付着した塗料によって、自然石の切
断研磨面の地色が表現される。
また、素材の表面には塗料が溶解した溶剤のまだらな流
れを作るので、溶剤の多い筒形には多くの塗料が存在す
ることになって、溶剤の流れや停滞の量および時間に略
比例して塗料が再付着する結果、素材の表面にまだらな
濃淡ぼかし模様が表現される。
この濃淡ぼかし模様が表現されても、素材の表面には多
量の溶剤が残存しているので、その余分の溶剤を拭き取
ると、溶剤に溶解している塗料も同時に除去され、素材
には頑強に付着している塗料のみが残留し、その塗料に
よってすっきりした自然石模様が安定して形成される。
素材としては、金属、ガラス、木、陶器、合成樹脂、石
膏等の板や成形品、彫刻品等を挙げることができる。
素材の表面には、自然石の肌合いを出すために、塗料を
吹き付ける前工程として下塗りをすることが望ましい。
下塗りには素地に良く付着して乾燥の速い塗料が望まし
く、これには例えば、ラッカー系、ウレタン系、メラミ
ン系、アクリル系の塗料を使用し、アンダーコートやプ
ライマーにより塗布することができる。
模様を表わす塗料は、染料を溶剤に溶かして作る。染料
、溶剤共に天然系のものと合成系のものとがあって、両
方とも使用できるが、天然系のものが模様に自然さが表
現されやすいために望ましい。 次に、素材に吹き付け
た塗料を溶解する溶剤についても両方とも使用できるが
、同様の理由により天然系のものが望ましく、溶剤を塗
布するには、スプレーガンにより多量に吹き付け、ある
いはガーゼ等の布やスポンジ等に含浸させて浸出させる
。 自然石模様は、染料を含む溶剤の流れや停滞によっ
て種々に変わるので、その流れやその停滞の作り方によ
り多種類の自然石模様を作ることができる。
溶剤の流れや停滞の作り方としては、素材を一方向に傾
斜させる(チボリノ大理石模様の形成に適する)、一方
向に傾斜させながら左右に揺動させる(渓流大理石模様
の形成に適する)、一方向に傾斜させ下から空気を吹き
付けて流れを停滞させる(スツール大理石の形成に適す
る)、等の手段がある。
また、遠心力により流れを作ることもでき、これはリン
グ模様の形成に適する。
余分な溶剤を拭き取って、乾いて安定した模様ができる
と、透明な塗料によりクリヤーを掛けて模様を押え込ん
でおくことが望ましい。クリヤーの塗料は、耐候性、耐
水性、耐塩水性、退色性、耐衝撃性、硬度等が要求され
ることから、例えば、ウレタン系、不飽和ポリエステル
系の樹脂塗料が望ましい。
また、このクリヤー塗装については、紫外線や電子線を
用いた塗膜硬化法(UVC法)が開発されているので、
乾燥後にこの塗膜硬化法により短時間に高硬度のクリヤ
ー塗膜を形成することができる。
クリヤー塗膜によって模様が保護されるとともに、それ
に奥行きが出来、光沢が強くなる。
〔実施例〕
次に、この発明方法を実施例の図面に基づいて説明する
第1図ないし第4図は、コンクリート板1を素材として
、チボリノ大理石模様2をその表面に形成する手順を示
したものである6 図示はしないが、まず板1の表面に下塗りとして白色の
ウレタン樹脂塗料を塗布する。その下塗りが乾いてから
、第1図に示すように、板1を回転台3の上に載せ、板
1を水平に回転させながら下塗り面にスプレーガン5に
より塗料4を吹き付け、塗料4を薄く均一に塗布する。
塗料はテレピン油に茶色と緑色の染料を溶かして作った
次に、ガーゼを丸めた上布6に染料の溶剤としてアルコ
ールをたっぷり含浸させ、板1を傾斜させた状態におい
て、上布6を板1に叩き付けるようにしながら上の方か
らアルコールを塗布する。
そうすると、アルコールに塗料が溶けて下塗り面に対す
る塗料の付着量が薄く均一化される一方、下塗り面から
遊離した塗料がアルコールと共に下へ流れ、幾つもの流
れ7.7、・・・が無秩序に出来て筋模様が形成される
。また、いずれの流れも先が巾狭く且つ先の方にゆくに
つれてアルコールの溜る量、つまり染料の量が多いので
、アルコールに溶けている染料が板1の下塗り面に流れ
7の巾中央において比較的濃く付着し、両側へ順次薄く
ぼかし模様のように付着する。なお、部分的に付着量を
多くするには、板1の傾斜を緩めて流れ7を止めて停滞
させる。
次に、第3図に示すように、板1を垂直に立てることに
より余分なアルコールを切り、さらに表面に残るアルコ
ールを布8で拭き取る。これで表面には強く結合してい
る塗料のみが残るので、大理石の自然石模様2が安定し
て出来る。
この模様2の出来た表面が乾いた後、表面を乾拭きして
艶を出してから、その上にウレタン樹脂を塗布し、紫外
線硬化塗装法(UVC法)によりそのクリヤ塗膜を安定
化させ製品とする。
〔他の実施例〕
第5図は陶器製の成形品10を素材としてその外面に同
じように自然石模様2を形成した場合を示し、その成形
品10は、電灯の笠のホルダーであって、外面が複雑で
あるため、アルコールの塗布にはスプレーガンを使用し
、傾斜する方向を多様に変えながら、あるいは転倒させ
ながら、アルコールの流れを自然現象によるものと同じ
に変化させることができる。
さらに、他の実施例を挙げると、余分のアルコールを拭
き取った後に、素材を加熱する、そうすると塗料が滲ん
できて縮れた斑点が出来るので、さらに風格のある自然
石模様となる。加熱温度は素材の材質、塗料の種類によ
っても異なるが、200℃〜700℃が適当である。
溶剤の流れや停滞の作り方と、この加熱方法とを巧みに
組み合わせることにより、極めて多種類の自然石模様を
形成することができる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、この発明によれば、素材の表面に
塗料が溶解した溶剤のまだらな流れを作ることにより、
その流れないし停滞によるまだらな濃淡模様を表現させ
るので、その模様が自然な動きによって形成され、二つ
として同一模様が出来ないことは勿論、その模様を自然
石の模様に限りなく近づけることができ、素材に自然石
と同じ風格と美を与えることができる。また、余分の溶
液を拭き取ってすっきりさせるので、自然石を切った面
を研磨したと同じ平滑面となり、しかも、付着強度の大
きい塗料のみが残るので、剥離しない安定した模様とな
る等の優れた効果がある。
また、溶剤の流れにより模様を形成するので、複雑な成
形面や彫刻面にも、自然石模様を容易に形成できるとい
う優れた効果もある。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図は一実施例を示し、板の表面に自然
石模様を形成する主要な手順を順次示す斜視図である。 第5図は複雑な素材の表面に自然石模様を形成した場合
を示す電灯の笠ホルダーの斜視図である。 l・・・素材としての板  2・・・自然石模様4・・
・塗料  7・・・溶剤の流れ ■0・・・素材としての成形品

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1)素材の表面に塗料を吹き付けた後、塗料が乾かない
    うちにその上に塗料の溶媒となり得る溶剤を塗布しなが
    ら、塗料が溶解した溶剤のまだらな流れを作ることによ
    り、素材の表面に溶剤の流れないし停滞によるまだらな
    濃淡模様を表現させ、余分の溶剤を拭き取って乾燥する
    ことを特徴とする自然石模様の形成方法。
JP63280962A 1988-11-07 1988-11-07 自然石模様の形成方法 Expired - Fee Related JPH0635240B2 (ja)

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JPH0635240B2 JPH0635240B2 (ja) 1994-05-11

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5080339A (ja) * 1973-11-20 1975-06-30
JPS5351255A (en) * 1976-10-20 1978-05-10 Matsushita Electric Ind Co Ltd Method and apparatus for making smoothly planed boards

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5080339A (ja) * 1973-11-20 1975-06-30
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