JPH02126543A - 回転陽極型x線管 - Google Patents

回転陽極型x線管

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JPH02126543A
JPH02126543A JP27878688A JP27878688A JPH02126543A JP H02126543 A JPH02126543 A JP H02126543A JP 27878688 A JP27878688 A JP 27878688A JP 27878688 A JP27878688 A JP 27878688A JP H02126543 A JPH02126543 A JP H02126543A
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JP
Japan
Prior art keywords
anode
ball bearing
spring
positive electrode
fixing member
Prior art date
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Pending
Application number
JP27878688A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichi Kitade
康一 北出
Hidemichi Ozaki
尾崎 秀道
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Publication of JPH02126543A publication Critical patent/JPH02126543A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) この発明は回転陽極型X線管に係り、特にその回転機構
の改良に関する。
(従来の技術) 一般に、X線管は例えばX線診断として医療用等に利用
されているが、胃の検診などの場合には、従来、第6図
及び第7図に示すようなX線管が用いられている。
このX線管は、いわゆる回転陽極型といわれるもので、
真空外囲器11内の一方側には陰極構体12が配設され
、熱電子を放出する陰極フィラメント及び集束電極を内
蔵した電子放射部13が設けられている。又、真空外囲
器11内の中央付近には、陰極構体12に対向して略傘
状の陽極ターゲット14が配設され、高速度回転出来る
ようになっている。
この陽極ターゲット14は、支持柱15を介して回転円
筒16に連結されている。この回転円筒16は、真空外
囲器11の外部に配設されたステータ17が発生する回
転磁界を受けて回転力を生しるもので、ステータ17と
共に誘導電動機を構成している。回転円筒16の内側に
は、軸心に沿って回転軸18が設けられ、この回転軸1
8の一端は回転円筒16に固着されている。この回転軸
18と回転円筒16との間には、陽極固定部材19の円
筒部19aが同軸的に配設され、底部19bが封着リン
グ20.21を介して真空外囲器11の端部に固定され
ている。
尚、この陽極固定部材19は一部が管外に露出しており
、陽極端子を兼ねてX線管全体をX線管収容容器等に支
持固定する部材をなしている。
更に、陽極固定部材1つの円筒部19aと回転軸18と
の間には、複数組のボールベアリング22.23が介在
配設され、回転軸18が回転可能になっている。通常、
このボールベアリング22.23は、第7図に示すよう
にいずれも高速度工具鋼のような硬質の内輪レース24
、多数個のボール25、及び外輪レース26によって構
成されている。そして、これら相互間の潤滑性能を高め
且つ素材の摩滅を低減するため、ボール25の表面にp
bやAgのような固体潤滑材が付着されている。
このようなX線管の動作時には、高温の陽極ターゲット
14からの熱伝導のため、ボールベアリング22.23
近傍は数百°Cの高温になる。一対のボールベアリング
22.23のうち、特に陽極ターゲット14に熱経路的
に近い方のボールベアリング22が、遠方のものよりは
約100℃以上高温となる傾向にある。
このようにボールベアリング22.23を含む陽極構造
体の熱膨脹差及び熱変形により、内輪レース24、ボー
ル25、及び外輪レース26の適度の接触性が損われる
のを防止するため、第7図に示すようにこれらボールベ
アリング22.23としてアンギュラ−コンタクト形ベ
アリングを使用し、陽極ターゲット14から遠方に位置
するポルベアリング23に、スラスト方向の予圧を与え
るようにコイル状予圧スプリング27が設けられている
そして、この予圧スプリング27の予圧により、陽極構
造体の熱膨脹差が発生しても、ボールベアリング23に
おける内輪レース24、ボール25、及び外輪レース2
6の適度な接触性が保たれる構造となっている。尚、内
輪レース24はナツト28により回転軸18の端部に固
定されている。
(発明が解決しようとする課題) 以上説明した従来技術によると、次のような不都合があ
る。
即ち、ベアリングのとくに外輪レースと陽極固定基部と
の間のスムースな摺動が阻害される場合がある。極端な
場合は陽極固定基部に対してベアリングがひっかかりを
起したり、噛付き現象が起り、振動、騒音あるいは破損
の原因となる。
また、回転軸18を安定に支持するためには、陽極ター
ゲット14を含めた回転体重量及びボールベアリング2
2.23間隔等から決まる成る最低値以上の予圧力が必
要である。しかし、安定性を増すためにこの予圧力を大
きくすればするほど、ボールベアリング22.23のボ
ール25への荷重が大きくなり、回転摩擦トルクの増大
によりボールベアリング22.23の寿命劣化を起こし
易くなるため、予圧力は一定値以下に抑えることが好ま
しい。一方、固体潤滑材により良好な潤滑面をボールベ
アリング22.23の転勤面に短時間に転移させるため
には、成る一定値以上の予圧力が必要であり、従来の技
術では上記条件を同時にiS−足させることが困難であ
っt二。
この発明は、以上のような不都合を解決するものであり
、予圧が与えられるベアリングが陽極固定基部に対し常
に確実にスムースに摺動し得る回転陽極型X線管を提供
することを目的とする。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) この発明は、予圧が加えられるボールベアリングの、予
圧スプリングと反対側にこの予圧スプリングの予圧方向
と逆方向の圧力を加える補助スプリングが設けられてな
る回転陽極型X線管である。
そしてより好ましくは、補助スプリングのスプリング力
を管外から調整可能な手段が設けられてなる回転陽極型
X線管である。
(作用) この発明によれば、予圧が与えられるベアリングか陽極
固定基部に対しひっかかりや噛付き等を起すことなく常
に確実にスムースに摺動し得る回転陽極型X線管が得ら
れる。またより好ましい実施例によれば、製造工程にお
ける潤滑面形成時、及びX線管の実使用時に応じた適切
な予圧力に設定することが出来るため、ベアリングの不
安定現象をなくして信頼性の高い回転陽極型X線管が得
られる。
(実施例) 以下、図面を参照して、この発明の一実施例を詳細に説
明するが、この発明は上記課題を解決するために、回転
機構を改善したもので、回転機構についてのみ説明する
ことにする。
即ち、この発明の回転陽極型X線管における回転機構は
第1図及び第2図(a)、(b)に示すように(を成さ
れ、従来例と同一箇所は同一符号を付すと、陽極ターゲ
ット(図示せず)が支持柱15を介して連結された回転
円筒16の内側に、回転軸18が同軸的に固着されてい
る。そして、回転円筒16と回転軸18との間には、釘
底筒状の陽極固定部材1つが配設され、この陽極固定部
材19は円筒部]、 9 aとネジ孔を有する基部1、
9 bとを備えてなり、両者はへりアーク溶接により接
合され一体化されている。このような陽極固定部材1つ
の円筒部]、 9 aと回転$11118との間には、
内輪レース24、ボール25、及び外輪レース26から
なる複数組のボールベアリング22.23が介在配設さ
れ、ボールベアリング23の内輪レース24はナツト2
8により回転軸18の端部に固定されている。
これらのボールベアリング22.2Bのうち、陽極ター
ゲットから遠方のボールベアリング23の外輪レース2
6に予圧を与えるように、コイル状予圧スプリング27
が回転軸18の周囲に嵌合され、その上端か陽極固定部
材の円筒部19aの内側段部に当接され、下端が抑圧リ
ング29を介してボールベアリング23の外輪レース2
6の上面に接触している。
更に、ボールベアリング23と陽極固定部材1つの底部
19bとの間に空間が設けられ、この空間内にコイル状
補助スプリング42が配設されている。この場合、補助
スプリング42の一端は抑圧リング45を介してボール
ベアリング23の外輪レース26の下面に接触し、他端
はスプリング支持板44に固着されている。そして、こ
のスプリング支持板44は、Cu等の軟質材によって作
られた円板43上に当接されている。この円板43は、
その周縁部が陽極固定部材1つの底部1、9 bに溶接
により気密接合されている。
又、底部19bは図示のように筒状にして、内部に調整
ネジ46が管外から進退可能に螺合され(第1図及び第
2図(a)では便宜上省略しである)、この調整ネジ4
6は円板43の下面に接している。つまり、管外から調
整ネジ45を調整することにより、その調整力が円板4
3及びスプリング支持板44を図の上方に押し上げ、そ
れにより補助スプリング42のスプリング力を管外から
調整することが出来る。
さて、予圧スプリング27は、成る一定寸法圧された状
態で抑圧リング29を介して、外輪し一ス26を図では
下向きにFlなる力で押している。一方、補助スプリン
グ42も成る一定寸法圧縮された状態で抑圧リング45
を介して、外輪レス26を図では上向きにF2なる力で
押している。この時、F、>F2の条件が満足されるよ
うに、各スプリング27.42のバネ定数、圧縮代を選
ぶ。それにより結果的に一対のボールベアリング22.
23には、F2−F、のスラスト方向予圧力が分圧して
加えられている。
製造あたっては、まず第2図(a)に示すように円板4
3を何ら変形しない状態で、予圧スプリング27、およ
び補助スプリング42の予圧力Fl、F2を、ベアリン
グのボールあるいは内、外輪レースに予め付着した固体
潤滑剤を短時間にくまなく転移でき、平滑化できるのに
十分な予圧力(F2−Fl )に設定しておく。そして
X線管の排気工程の前、排気中、又は排気後にベアリン
グのならし回転をして潤滑剤の十分な転移、平滑化を行
なう。
ベアリングの転勤面に良好な潤滑面が形成された後、X
線管の実際の使用に備えて補助スプリング42の予圧力
を強める。すなわち、陽極固定部材19の底部19bの
調整ネジ46をネジ込んで同図(b)のように円板43
を押上げ、スプリング支持板44を介して補助スプリン
グ42の圧縮代を大きくする。それにより、補助スプリ
ング42の圧力はF2からF3へ増加する。この調整範
囲がF、>F3であることは当然である。この結果、一
対のアンギュラ−コンタクト形ボールベアリング22.
23には、F、−F2よりも小さいF、−F、なる予圧
力が等分されて作用することになる。
(変形例) 第3図はこの発明の変形例を示したもので、上記実施例
と同様効果が得られる。
即ち、この変形例では、上記実施例の円板43の代わり
にダイヤフラム47を用いており、このダイヤフラム4
7の両端がそれぞれスプリング支持板44と陽極固定部
材の底部19bに固着されている。このダイヤフラム4
7は円板43に比べ可動範囲が広いので、調整ネジ45
の移動範囲も広(なり、従って、補助スプリング42の
スプリング力の1Rj整範囲も拡大する。
以上に示した実施例は、予圧スプリングが設けられたベ
アリングの外輪レースを陽極固定部材の円筒部19aの
内面に接触させた構造であるが、それに限らす、第4図
および第5図に示すように両省を非接触として両スプリ
ングにより機械的に安定に支持する構造としてもよい。
すなわち、陽極固定部材の円筒部19aの内側に径大な
中空部19cを穿設し、この径大中空部内にベアリング
23を非接触で配置する。このベアリング23の外輪レ
ース26の外周に支持リング26aを嵌合し、この支持
リング26aの上下の円周状凹部26bに各スプリング
27.42の端部を嵌合保持させである。そして支持リ
ング26aと陽極固定部材の円筒部19aの径大中空部
19cの内壁面との間に間隙Gが保たれている。この実
施例の場合、ベアリング23を安定に支持するため、各
スプリングの予圧力をそれぞれ単体で例えば50kgf
以上の強いものとし、しかも両者の差を前述の実施例の
ように調整、設定する。それにより、回転軸18が動作
中に軸ぶれを起すことなく安定に高速回転される。なお
支持リング26aを省略して外輪レースに各スプリング
を直接当接してもよい。
この実施例によれば、予圧力が与えられるベアリングが
、陽極固定部材の円筒部内面に接触しないので、かみつ
きゃ面荒れが起らず、低振動、低騒音で安定に軸方向に
微動できる。また、陽極固定部材の磨itがほとんど生
じないので、この材料として高硬度材を使用する必要が
なく、例えば鉄あるいはステンレス鋼など、比較的安砺
な材料を使用することができる。
なお、予圧スプリングおよび補助スプリングは、陽極タ
ーゲットに近い方のベアリングに設置することもできる
[発明の効果] この発明によれば、予圧力が与えられるベアリングが陽
極固定基部に対しひっかかりや噛付き等を起すことなく
常にスムースに摺動し得る回転陽極型X線管が得られる
。また上記調整手段を付加した実施例によれば、製造工
程における潤滑面形成時、及びX線管の実使用時に応じ
てそれぞれ適切な予圧力を与えることが出来るため、ベ
アリングの不安定現象をなくして信頼性の高い回転陽極
型X線管が得られる。
こうして、回転トルク、回転振動等の回転特性が優れ、
回転騒音が少なく、且つボールベアリングの長寿命化を
図ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例に係る回転陽極型X線管の
回転機構を示す断面図、第2図(a)、(b)は第1図
の要部における製造時と実動作時を拡大して示す断面図
、第3図はこの発明の他の実施例を示す断面図、第4図
はさらにこの発明の他の実施例を示す断面図、第5図は
その要部拡大図、第6図は一般に使用されている回転陽
極型X線管の全体を示す概略構成図、第7図は従来の回
転陽極型X線管の回転機構を示す断面図である。 14・・・陽極ターゲット、16・・回転円筒、18・
・・回転軸、1つ・・・陽極固定部材、19a・・・陽
極固定部材の円筒部、19b・・・陽極固定部材の基部
、22.23・・・ボールベアリング、26・・・外輪
レース、27・・・予圧スプリング、42・・・補助ス
プリング、43・・・円板、44・・・スプリング支持
板、46・・・調整ネジ、47・・・ダイヤフラム。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 陽極ターゲットが固着された回転円筒と、この回転円筒
    の内側に同軸的に固着された回転軸と、上記回転円筒お
    よび回転軸の間に配設された有底筒状陽極固定部材と、
    この陽極固定部材および上記回転軸の間に介在配設され
    たボールベアリングと、このボールベアリングに軸方向
    の予圧を与えるように設けられた予圧スプリングとを具
    備してなる回転陽極型X線管において、 上記ボールベアリングの上記予圧スプリングと反対側に
    該予圧スプリングの予圧方向と逆方向の圧力を加える補
    助スプリングが設けられてなることを特徴とする回転陽
    極型X線管。
JP27878688A 1988-11-04 1988-11-04 回転陽極型x線管 Pending JPH02126543A (ja)

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JP27878688A JPH02126543A (ja) 1988-11-04 1988-11-04 回転陽極型x線管

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JPH02126543A true JPH02126543A (ja) 1990-05-15

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ID=17602161

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27878688A Pending JPH02126543A (ja) 1988-11-04 1988-11-04 回転陽極型x線管

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JP (1) JPH02126543A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106691479A (zh) * 2015-11-12 2017-05-24 株式会社日立制作所 X射线管装置及x射线ct装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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