JPH021259Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH021259Y2 JPH021259Y2 JP1986115369U JP11536986U JPH021259Y2 JP H021259 Y2 JPH021259 Y2 JP H021259Y2 JP 1986115369 U JP1986115369 U JP 1986115369U JP 11536986 U JP11536986 U JP 11536986U JP H021259 Y2 JPH021259 Y2 JP H021259Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- container
- coating film
- rubber band
- opening
- bowl
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Description
【考案の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本考案は、どんぶり等の容器類開口部を仮蓋す
るための仮蓋構造に関するものである。
るための仮蓋構造に関するものである。
[従来技術及び考案が解決しようとする課題]
一般に、料理店や喫茶店等の飲食店において
は、出前などで食料を搬送することがあるが、こ
の場合、蓋をしておかないと搬送時等の振動で容
器中の汁がこぼれたり、容器に埃などの異物が混
入する等の惧れがある。そこでその対策として従
来、ラツプと呼ばれるポリ塩化ビニールやポリエ
チレン等の樹脂材を用いて形成される極めて薄い
フイルムで容器開口部を覆つていたが、使用に際
しロール巻きされたラツプをいちいち適当寸法に
切断したものを用いなければならず、しかもうつ
かり目測を誤つて小さ過ぎ状態に切断した場合に
は使用できないことがある。そこでこれを避ける
ため、敢えて大き過ぎ状態に切断して使用する
等、無駄な消費が生じることになる。而もラツプ
は極めて軟弱であるうえ、吸着し易い性質を有し
ていて、ロール巻きから引出したラツプ同志が絡
み合うように貼り付いてしまうことがあり、この
場合には、ラツプを丁寧に剥さなければならない
等、ラツプを容器に装着するまでの取扱いに著し
く手間取ることがある。さらに、出前を受けた方
は、容器側面にぴつたり吸着状に巻き付いている
ラツプを取外す必要があるが、そのとき、巻き付
き終端がどこにあるのか判りづらく、そこで思わ
ずラツプを破り取ろうとし、あるいはラツプの巻
き付きに逆らつて無理に取外そうとした場合、容
器が傾いて内容物が飛び出したり、こぼれたりし
てしまうなど、意外に難渋することがある。
は、出前などで食料を搬送することがあるが、こ
の場合、蓋をしておかないと搬送時等の振動で容
器中の汁がこぼれたり、容器に埃などの異物が混
入する等の惧れがある。そこでその対策として従
来、ラツプと呼ばれるポリ塩化ビニールやポリエ
チレン等の樹脂材を用いて形成される極めて薄い
フイルムで容器開口部を覆つていたが、使用に際
しロール巻きされたラツプをいちいち適当寸法に
切断したものを用いなければならず、しかもうつ
かり目測を誤つて小さ過ぎ状態に切断した場合に
は使用できないことがある。そこでこれを避ける
ため、敢えて大き過ぎ状態に切断して使用する
等、無駄な消費が生じることになる。而もラツプ
は極めて軟弱であるうえ、吸着し易い性質を有し
ていて、ロール巻きから引出したラツプ同志が絡
み合うように貼り付いてしまうことがあり、この
場合には、ラツプを丁寧に剥さなければならない
等、ラツプを容器に装着するまでの取扱いに著し
く手間取ることがある。さらに、出前を受けた方
は、容器側面にぴつたり吸着状に巻き付いている
ラツプを取外す必要があるが、そのとき、巻き付
き終端がどこにあるのか判りづらく、そこで思わ
ずラツプを破り取ろうとし、あるいはラツプの巻
き付きに逆らつて無理に取外そうとした場合、容
器が傾いて内容物が飛び出したり、こぼれたりし
てしまうなど、意外に難渋することがある。
そこで、ラツプに替えて、入浴時の頭髪用キヤ
ツプ形のような構成のカバー材を用いることも考
えられるが、周縁部に輪ゴムが一体化されて付い
ているので、両手で輪ゴム部と共にカバー材を拡
張させながら容器に被せることになるが、カバー
材の一部が容器の縁にかかつたとき、輪ゴムの付
勢力で容器が逃げるように動いてしまうことがあ
り、また逆にカバー材を外すとき、伸びていた輪
ゴムがカバー材と共に瞬時に収縮して跳るため、
カバー材の内側に付着している汁を弾き飛ばし、
これが衣服や顔面までを汚してしまうことがある
等何れにしても問題がある。
ツプ形のような構成のカバー材を用いることも考
えられるが、周縁部に輪ゴムが一体化されて付い
ているので、両手で輪ゴム部と共にカバー材を拡
張させながら容器に被せることになるが、カバー
材の一部が容器の縁にかかつたとき、輪ゴムの付
勢力で容器が逃げるように動いてしまうことがあ
り、また逆にカバー材を外すとき、伸びていた輪
ゴムがカバー材と共に瞬時に収縮して跳るため、
カバー材の内側に付着している汁を弾き飛ばし、
これが衣服や顔面までを汚してしまうことがある
等何れにしても問題がある。
[課題が解決するための手段]
本考案は、上記の如き実情に鑑みこれらの欠点
を一掃することができるどんぶり、カツプ等容器
類の仮蓋構造を提供することを目的として創案さ
れたものであつて、どんぶり、カツプ等の容器類
開口部を薄肉状の被覆膜を被せて仮蓋するに、該
被覆膜は容器類開口部周縁からはみ出すよう大形
とし、かつ該被覆膜のはみ出した部位には、容器
類開口部に被せた被覆膜を止めるべく被覆膜の上
から容器類外周に掛けた輪ゴムが滑落しないよう
受止め係止するための厚肉段差状の安定縁を設け
て、被覆膜の輪ゴムを用いた仮蓋ができるように
構成したことを特徴とするものである。
を一掃することができるどんぶり、カツプ等容器
類の仮蓋構造を提供することを目的として創案さ
れたものであつて、どんぶり、カツプ等の容器類
開口部を薄肉状の被覆膜を被せて仮蓋するに、該
被覆膜は容器類開口部周縁からはみ出すよう大形
とし、かつ該被覆膜のはみ出した部位には、容器
類開口部に被せた被覆膜を止めるべく被覆膜の上
から容器類外周に掛けた輪ゴムが滑落しないよう
受止め係止するための厚肉段差状の安定縁を設け
て、被覆膜の輪ゴムを用いた仮蓋ができるように
構成したことを特徴とするものである。
そして本考案は、容器開口部の仮蓋を簡単かつ
容易に行うことができるようにしたものである。
容易に行うことができるようにしたものである。
[実施例]
次に、本考案の一実施例を図面に基づいて説明
する。図面において、1はラツプと同様、ポリ塩
化ビニールやポリエチレン等の樹脂材にて形成さ
れた薄いフイルムよりなる被覆膜、2はその周辺
に接着等により取付けられたテープ状の安定縁で
あり、V字状等適宜切込みを入れた形状にするこ
とができ、また無くてもよい。安定縁2は、被覆
膜1に対して肉厚状になつていることが必要であ
る。この安定縁2を形成する材質としては、紙
類、繊維類、べとつかない合成樹脂フイルム類等
を用いることができるが、さらに印刷等によりイ
ンク塗料の如きものを施して肉厚状にすることに
よつても形成できる。そして被覆膜1はその周辺
に安定縁2を取付けることにより全体として適度
な張りが生じ、例え積層したものであつても分離
操作簡単である等取扱いが極めて容易となる。
する。図面において、1はラツプと同様、ポリ塩
化ビニールやポリエチレン等の樹脂材にて形成さ
れた薄いフイルムよりなる被覆膜、2はその周辺
に接着等により取付けられたテープ状の安定縁で
あり、V字状等適宜切込みを入れた形状にするこ
とができ、また無くてもよい。安定縁2は、被覆
膜1に対して肉厚状になつていることが必要であ
る。この安定縁2を形成する材質としては、紙
類、繊維類、べとつかない合成樹脂フイルム類等
を用いることができるが、さらに印刷等によりイ
ンク塗料の如きものを施して肉厚状にすることに
よつても形成できる。そして被覆膜1はその周辺
に安定縁2を取付けることにより全体として適度
な張りが生じ、例え積層したものであつても分離
操作簡単である等取扱いが極めて容易となる。
叙述の如く構成された本考案の実施例におい
て、第3図は本案仮蓋をどんぶり上に軽く置いた
状態を示すもので、安定縁2は被覆膜1の外周部
と共にどんぶり3の周縁部を超えた外側で自然に
垂れ下がるように、その径がどんぶり3の外径よ
りも大径になつてはみ出す必要があり、そして、
この状態で上から輪ゴム4を掛ける。掛けられた
輪ゴム4は、自らの収縮力でどんぶり4の側面
を、垂れ下つた被覆膜1を集束しつつ滑り降りて
安定縁2の内周縁に係止状に受止められ、ここで
停止する。第4図はこの状態、即ち装着完了状態
を示すものである。この装着時において安定縁2
は、肉厚となつていて被覆膜1に対して段差状に
なり、このため輪ゴム4の収縮力による被覆膜1
の集束には巻き込まれず、小さなウエーブを作る
状態で輪ゴム4の滑降を受け止め係止し、どんぶ
り3の被覆膜1による仮蓋作業が完了するもので
ある。このとき安定縁2は外方に拡開するように
なつている。
て、第3図は本案仮蓋をどんぶり上に軽く置いた
状態を示すもので、安定縁2は被覆膜1の外周部
と共にどんぶり3の周縁部を超えた外側で自然に
垂れ下がるように、その径がどんぶり3の外径よ
りも大径になつてはみ出す必要があり、そして、
この状態で上から輪ゴム4を掛ける。掛けられた
輪ゴム4は、自らの収縮力でどんぶり4の側面
を、垂れ下つた被覆膜1を集束しつつ滑り降りて
安定縁2の内周縁に係止状に受止められ、ここで
停止する。第4図はこの状態、即ち装着完了状態
を示すものである。この装着時において安定縁2
は、肉厚となつていて被覆膜1に対して段差状に
なり、このため輪ゴム4の収縮力による被覆膜1
の集束には巻き込まれず、小さなウエーブを作る
状態で輪ゴム4の滑降を受け止め係止し、どんぶ
り3の被覆膜1による仮蓋作業が完了するもので
ある。このとき安定縁2は外方に拡開するように
なつている。
この様に、本考案にあつては、どんぶり3の仮
蓋装着作業は、被覆膜1をどんぶり3に置いた状
態で輪ゴム4を単独に引掛け操作するのみで良い
から簡単で、僅か2〜3秒で終了する。そして従
来の様に逃げるどんぶり3を追い回すような必要
は全くない。また被覆膜1の取外しについては、
外方に拡開している安定縁2を両側から摘み上げ
れば、輪ゴム4が先に外れるので、その後、全体
を静かに取り去れば良い。このため端末が重なり
合つて密着しているラツプ単体のみのものと異な
り極めてスムーズにしかも簡単に取外すことがで
き、密封効果も抜群であつて、麺、スープを満し
たどんぶりを逆さにしてもこぼれ出ることは殆ど
ない。
蓋装着作業は、被覆膜1をどんぶり3に置いた状
態で輪ゴム4を単独に引掛け操作するのみで良い
から簡単で、僅か2〜3秒で終了する。そして従
来の様に逃げるどんぶり3を追い回すような必要
は全くない。また被覆膜1の取外しについては、
外方に拡開している安定縁2を両側から摘み上げ
れば、輪ゴム4が先に外れるので、その後、全体
を静かに取り去れば良い。このため端末が重なり
合つて密着しているラツプ単体のみのものと異な
り極めてスムーズにしかも簡単に取外すことがで
き、密封効果も抜群であつて、麺、スープを満し
たどんぶりを逆さにしてもこぼれ出ることは殆ど
ない。
また、どんぶりの開口部の大きさは大小様々で
あるる、大は小を兼ねるもので、一種類の大きさ
で汎用のどんぶりに殆ど適応使用でき、さらには
平皿等にも使用が可能である。
あるる、大は小を兼ねるもので、一種類の大きさ
で汎用のどんぶりに殆ど適応使用でき、さらには
平皿等にも使用が可能である。
またお碗、コーヒーカツプ等小型容器について
は、それに対応した大きさのものを用いなければ
ならないことは当然である。
は、それに対応した大きさのものを用いなければ
ならないことは当然である。
更に、本考案は上記実施例に限定されないこと
は、勿論であつて、楕円型容器、四角、六角等の
角型容器に対しては、安定縁2をそれに近似させ
て楕円形に或いは四角、六角等の角状に設定すれ
ば、被覆膜1も自ずからその形状になり、より自
然な装着状態が得られるものである。
は、勿論であつて、楕円型容器、四角、六角等の
角型容器に対しては、安定縁2をそれに近似させ
て楕円形に或いは四角、六角等の角状に設定すれ
ば、被覆膜1も自ずからその形状になり、より自
然な装着状態が得られるものである。
[作用効果]
以上要するに、本考案は叙述の如く構成された
ものであるから、容器類開口部に仮蓋するに際
し、被覆膜を容器類に被せた状態で輪ゴムを上か
掛けるだけでよく、そして該掛けられた輪ゴム
は、容器類がどんぶりの様に摺鉢状であるとき、
収縮力によつて自然に滑落しようとするが、この
輪ゴムの滑落は、被覆膜の容器開口部からはみ出
す部位に設けた厚肉段差状の安定縁に受止め係止
されて停止せしめられることになる。この結果、
被覆膜は張りのある状態で仮蓋することとなつ
て、内容物がこぼれたりする不具合を確実に回避
できる。
ものであるから、容器類開口部に仮蓋するに際
し、被覆膜を容器類に被せた状態で輪ゴムを上か
掛けるだけでよく、そして該掛けられた輪ゴム
は、容器類がどんぶりの様に摺鉢状であるとき、
収縮力によつて自然に滑落しようとするが、この
輪ゴムの滑落は、被覆膜の容器開口部からはみ出
す部位に設けた厚肉段差状の安定縁に受止め係止
されて停止せしめられることになる。この結果、
被覆膜は張りのある状態で仮蓋することとなつ
て、内容物がこぼれたりする不具合を確実に回避
できる。
そしてこれを取外す場合、安定縁を両側から摘
み上げれば、輪ゴムのみが先に外れ、その後、静
かに被覆膜を取り去ればよく、従つて被覆膜に付
着した汁等が跳ねたりする不具合もなくすること
ができ、もつて、被覆膜の輪ゴムを用いた簡便な
仮蓋ができるものである。
み上げれば、輪ゴムのみが先に外れ、その後、静
かに被覆膜を取り去ればよく、従つて被覆膜に付
着した汁等が跳ねたりする不具合もなくすること
ができ、もつて、被覆膜の輪ゴムを用いた簡便な
仮蓋ができるものである。
図面は、本考案に係るどんぶり、カツプ等容器
類の仮蓋構造の実施例を示したものであつて、第
1図、第2図は仮蓋の平面図と断面図、第3図は
容器と仮蓋の説明用断面図、第4図は仮蓋装着状
態を示す断面図である。 図中、1は被覆膜、2は安定縁、3は容器、4
は輪ゴムである。
類の仮蓋構造の実施例を示したものであつて、第
1図、第2図は仮蓋の平面図と断面図、第3図は
容器と仮蓋の説明用断面図、第4図は仮蓋装着状
態を示す断面図である。 図中、1は被覆膜、2は安定縁、3は容器、4
は輪ゴムである。
Claims (1)
- どんぶり、カツプ等の容器類開口部を薄肉状の
被覆膜を被せて仮蓋するに、該被覆膜は容器類開
口部周縁からはみ出すよう大形とし、かつ該被覆
膜のはみ出した部位には、容器類開口部に被せた
被覆膜を止めるべく被覆膜の上から容器類外周に
掛けた輪ゴムが滑落しないよう受止め係止するた
めの厚肉段差状の安定縁を設けて、被覆膜の輪ゴ
ムを用いた仮蓋ができるように構成したことを特
徴とするどんぶり、カツプ等容器類の仮蓋構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986115369U JPH021259Y2 (ja) | 1986-07-28 | 1986-07-28 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986115369U JPH021259Y2 (ja) | 1986-07-28 | 1986-07-28 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6321266U JPS6321266U (ja) | 1988-02-12 |
JPH021259Y2 true JPH021259Y2 (ja) | 1990-01-12 |
Family
ID=30998955
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986115369U Expired JPH021259Y2 (ja) | 1986-07-28 | 1986-07-28 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH021259Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH031969Y2 (ja) * | 1984-12-27 | 1991-01-21 |
-
1986
- 1986-07-28 JP JP1986115369U patent/JPH021259Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6321266U (ja) | 1988-02-12 |
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