JPH02124226A - ワイヤ放電加工装置のワイヤガイド装置 - Google Patents

ワイヤ放電加工装置のワイヤガイド装置

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JPH02124226A
JPH02124226A JP32364188A JP32364188A JPH02124226A JP H02124226 A JPH02124226 A JP H02124226A JP 32364188 A JP32364188 A JP 32364188A JP 32364188 A JP32364188 A JP 32364188A JP H02124226 A JPH02124226 A JP H02124226A
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Toshio Moro
俊夫 毛呂
Akihiro Sakai
酒井 明弘
Masakatsu So
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  • Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、ワイヤ放電加工装置のワイヤガイド装置の改
良に関するものである。
[従来の技術] ワイヤ放電加工装置は、周知のごと(被加工物の上方及
び下方にそれぞれワイヤガイドを相対させて配置し、そ
のワイヤガイドを通してワイヤ電極を案内しつつ送給し
、ワイヤ電極と被加工物との間の微小な間隙内に水ある
いは油等の加工液を供給しながらワイヤ電極と被加工物
との間に放電電力を供給してパルス放電を発生させ、ワ
イヤ電極と被加工物の相対移動により被加工物を所望の
形状に切断加工するものである。このようなワイヤ電極
を案内する上部及び下部のワイヤガイドは、一般にダイ
ヤモンド等の非常に硬い材質から成るダイス状の部材で
構成され、ワイヤ電極を精密に案内する一方、加工液に
よってワイヤ電極及びワイヤガイド等を冷却し、かつ加
工液がワイヤ電極を包むような液柱を形成して噴出する
必要があることから、ワイヤガイドは加工液のノズル機
能を有するワイヤガイド装置内に精密に保持されている
この種の従来のワイヤガイド装置の構成を第11図によ
り説明する。第1.1図は、例えば特開昭61−182
725号公報に示されているものであり、下部ワイヤガ
イド装置について示しているが、上部ワイヤガイド装置
についてもほぼ同様の構成である。図において、1はホ
ルダー部材で、普通、中心部にワイヤ電極2を精密に貫
通させ案内するダイス状に形成されたワイヤガイド3を
有するガイドホルダー1aと、このガイドホルダー13
にネジICで一体に結合されたホルダー1bとから構成
されている。ホルダー部材1の中心部付近にはワイヤ電
極2の挿通路4が設けられており、ワイヤガイド3、ワ
イヤ電極2に対する接触給電を行う給電子5、給電子5
の固定手段である止めネジ6、及び止めネジ6に設けら
れた第2のワイヤガイド7によって挿通路4の一部が形
成されている。
8はハウジングで、ホルダー部材1のホルダー嵌合部8
aが設けられ、ホルダー部材1を嵌合部8aに挿入し、
ガイドホルダー1aに設けられたテーパ面1dと嵌合部
8aの対向するテーパ面8bとを密着させた状態でホル
ダー部材1を装着している。ホルダー部材1はボルト9
によりハウジング8に固定されている。
10はホルダー部材]の先頭部すなわちガイドホルダー
1aの部分を覆うようにハウジング8に固定された中空
のキャップで、加工液をワイヤ電極2と同軸に噴出させ
る噴出孔10aを有し、またキャップ10内部の空間は
図示しない管路によりハウジング8等を通して加工液を
供給する供給室10bとして形成されている。
次に動作について説明する。ワイヤ電極2は、被加工物
の上部及び下部に相対させて配置したワイヤガイド3に
より案内され、上方より下方へ一定速度で連続送給され
る。一方、加工液は図示しない管路を通してそれぞれ上
部及び下部のキャップ10内の供給室10bに供給され
、ワイヤ電極2、ワイヤガイド3等を冷却するとともに
、上部のキャップ10の噴出孔10aより被加工物に向
け噴出する。被加工物の上方からの加工液は、走行する
ワイヤ電極2を包むような液柱を形成しながら噴出し、
これにより微小な加工間隙が加工液で満たされることに
なる。一方、被加工物の下方からの加工液は、被加工物
の加工部を覆いつつ跳ね返る。この間ワイヤ電極2は給
電子5と接触し通電されているので、ワイヤ電極2と被
加工物との間の微小な加工間隙において加工液の介在の
もとにパルス放電が行われ、よって被加工物及びワイヤ
電極2を相対的に2次元移動させることにより所望の形
状に被加工物を切断加工することができる。
このようなワイヤカット放電加工においては、ワイヤガ
イド3は加工中の液圧による変形等を防止するとともに
、テーパ加工に際してはNC(数値制御)装置からの指
令値通りに精密に動く必要がある。このため、ワイヤガ
イド3はハウジング8及びホルダー部材1等で強固に保
持されているのが一般的である。
従来の場合、第11図に示すように、ワイヤガイド3は
ガイドホルダー1a内に固定され、このガイドホルダー
1aを内部に給電子5を装着したホルダー1bにネジI
Cで締め付けて両者を一体化し、さらに、この一体化さ
れたホルダー部材1を、ガイドホルダー1aのテーパ面
]、dがハウジング8の嵌合部8aのテーパ面8bと密
着するように嵌合部8a内に挿入し、ボルト9でハウジ
ング8に固定している。
ここにおいて1つの問題が提起される。それは、長時間
の連続加工や実際の金型加工においては、以下の3つの
理由からこのワイヤガイド等の分解、点検、交換等が必
要になるということである。すなわち、第1の理由とし
て、ワイヤガイド3はワイヤ電極2の径に対してぎわめ
て小さいクリアランスしか有しないため、ワイヤ電極2
の連続走行下においては、スラッジ等によりあるいはワ
イヤ電極2の削り粉によりワイヤガイド3が目づまりを
起すためその清掃をする必要がある。第2の理由として
、ワイヤ電極2に接触し給電する給電子5が長時間の加
工に伴い消耗するため、これを新品に交換する必要があ
る。第3の理由として、前述したごとく、ワイヤ電極径
に応じてワイヤガイド3を使用するため、適応するワイ
ヤガイドに交換する場合である。
しかし、従来のワイヤガイドの取付方法では、その分解
、点検、交換等において加工精度の維持がきわめて難し
い、あるいはそのための手数、時間が非常に多くかかる
という難点がある。まず、第1の理由であるワイヤガイ
ド3の目づまりの清掃について述べると、ガイドホルダ
ー18を取り外すためには、ボルト9を緩めてホルダー
1bと一体となったホルダー部材1をハウジング5がら
引き抜く必要がある。そして、ガイドホルダー1aとホ
ルダー1bを分解し、必要な清掃をして再び組み立てた
のちハウジング8に挿入し、ボルトって固定しなけれな
らない。しかしながら、この場合において、ワイヤガイ
ド3の位置はなかな)・元通りに復帰しない。その理由
は、ホルダー部材lの軸方向の規制はテーパ面1dで行
われるが、ワイヤ電極周り(回転方向)の規制がないた
めホルダー部材1の装着時に回転方向にずれるためとボ
ルト9による押付I′j力によりテーパ面1dとハウジ
ング8のテーパ面8bとの当たり方が一様でなくなるた
めによるものである。そのため、被加工物を挾んで上下
に相対して設けられたワイヤガイド3間のワイヤ電極2
の経路が異なることになり、例えば第12図に示すよう
に下部ワイヤガイド3の位置が上部ワイヤガイド3aに
対して3Cの位置へずれたとすると、ワイヤ電極2の経
路は元の位置からδmrsシフトすることになり、その
まま加工すれば精度不良となってしまう。したがって、
必ずワイヤ電極2の傾きが元の状態になフているかどう
かをチェックする必要が生じる。
第2の理由による給電子5の交換に際しても、上記と同
様にワイヤ電極2の傾き調整が必ず必要となり、取外し
、取付は時間の浪費とワイヤ電極2の傾き調整作業が余
分にかかることになる。さらに、ワイヤ電極2の傾き調
整作業を実施した場合でも、精密に元の位置へ正確に再
現させることはきわめて困難である。
第3の理由によるワイヤガイド3の交換では、ガイドホ
ルダー1aの同心上にワイヤガイド3の中心を一致させ
ることがきわめて困難である。このためガイド径の異な
ったワイヤガイド3に交換する場合は、必ず前記のワイ
ヤ電極2の経路の傾き調整作業を行う必要が生じる。
2番目の問題として、ワイヤ電極の下部ワイヤガイドへ
の挿入の問題があげられる。これは、段取り作業等にお
いて、ワイヤ電極2を上部キャップ10の噴出孔10a
より噴出する加工液の液柱と共に下部ワイヤガイド3へ
自動挿入する場合に特に問題となる。その理由は、該液
柱が下部キャップ10内に導入されてワイヤ電極3の軸
方向に跳ね返ることがあり、この跳ね返りによる干渉の
ために液柱の乱れが生じてワイヤ電極2の自動挿入に支
障をきたすことがあるからである。
正常に形成された加工液の液柱の乱れを防止する技術に
ついては、例えば前記公報に記載されている。しかし、
この技術は、液柱の乱れが下部キャップ10に導入され
る前の段階におけるものであり、導入後のキャップ内部
での跳ね返りによる液柱の乱れに関するものではない。
次に、3番目は前記第1の理由に関連するものであるが
、特に下部ワイヤガイド付近に堆積する堆積物の除去の
問題である。このような堆積物はワイヤ電極2の断線の
原因となるので、時々除去する必要がある。従来の場合
、ワイヤガイド3の冷却を目的として加工液をワイヤガ
イド3の周囲に流す構造のものは知られている。例えば
、特開昭59−115126号、特開昭59−1566
23号に示すようなものである。前者の公報ではワイヤ
ガイド3とガイドホルダー1aのダイスホルダーとの間
に加工液が流通する孔を複数個設けたものであり、後者
の公報ではワイヤガイド3を有するガイドホルダー1a
をノズル本体(第11図のキャップ10に相当する。)
内に取付け、ガイドホルダー1aのワイヤガイド3取付
部周辺に多数の孔を設けて加工液がガイドホルダー18
の内部よりこれらの孔を通してノズル本体内に流れ出る
ようにしたものである。しかし、前者の場合は、ワイヤ
ガイド3の保持力がダイスホルダーに設けられた孔のた
めに低下し、加工液の圧力によってワイヤガイド3が変
位するおそれがある。後者の場合はこの点の心配は少な
いが、ガイドホルダー1aに多数の孔を均等に設けなけ
ればならないので複雑になる。
[発明が解決しようとする課題] したがって、本発明の第1の目的は、特にホルダー部材
のハウジングに対する保持構造に着目し、ワイヤガイド
等の分解、点検、交換等に便宜で、しかもワ・rヤ電極
の傾き調整が簡単かつ高精度に再現できるワイヤ放電加
工装置のワイヤガイド装置を提供することである。
本発明の第2の目的は、下部ワイヤガイドに対するワイ
ヤ電極の挿入を容易にするとともに、その挿入の信頼性
の高いワイヤ放電加工装置のワイヤガイド装置を提供す
ることである。
本発明の第3の目的は、ワイヤガイド等の分解、点検、
交換等の間隔をできるだけ長くするために、下部ワイヤ
ガイド付近の堆積物の除去や給電子等の冷却を可能にし
たワイヤ放電加工装置のワイヤガイド装置を提供するこ
とである。
その他の本発明の目的は、後述する実施例及び図面につ
いての説明から明らかになるものと考える。
[課題を解決するための手段] 上記第1の目的を達成するため、本発明に係るワイヤ放
電加工装置のワイヤガイド装置は、ホルダー部材にワイ
ヤ電極の挿通路及び該挿通路の一部を形成するワイヤガ
イドを少なくとも設け、このホルダー部材を着脱自在に
保持するノ1ウジングのホルダー嵌合部に閉ループの作
動流体を有するガイド保持スリーブを設けるとともに、
該作動流体の加圧・減圧手段をハウジングに設けること
によって、上記スリーブによりホルダー部材を弾性的に
保持するように構成し、またホルダー部材とハウジング
との間にワイヤ電極周りの゛位置決め手段を設けたもの
である。
また、本発明においては、ワイヤ電極と同軸の加工液噴
出孔を有する中空のキャップをホルダー部材の先頭部を
覆うように取り付ける。
次に上記第2の目的を達成するため、本発明においては
、上記キャップを下部ホルダー部材に対しワイヤ電極の
軸方向に移動可能に設ける。
下部キャップの移動(昇降動作)は手動でも自動でも行
い得る。
さらに、下部ホルダー部材の挿通路に接続された回収路
上に内外二重のノズル室を持つノズルを介在させ、その
外側のノズル室はワイヤ電極の回収方向に向けて圧力流
体を噴出する絞り口を有し、内側のノズル室を介して上
記挿通路に負圧を発生せしめる構成とする。
さらに好ましくは、下部ホルダー部材に設けられた加工
液通路と上記内側ノズル室を連通させ、この連通孔を開
閉するチェック弁機構を設け、方、加工液通路に接続さ
れた管路の途中に背圧作動型のスプール弁機構を設け、
作動孔によって上記外側ノズル室に接続された管路とス
プール弁機構を連通し、下部キャップ内での跳ね返り液
を上記加工液供給通路、チェック弁機構及び連通孔を通
じて内側ノズル室内に吸引するように構成する。
また、上部ホルダー部材は上記挿通路及びワイヤガイド
を有するT形のガイドホルダーと、このガイドホルダー
を収納しその周囲に圧力流体が供給される空間部を持つ
中空のホルダーにより一体構成し、そのホルダーの先端
部に圧力流体をワイヤ電極と同軸に噴出させる噴出孔を
設ける。
次に上記第3の目的を達成するため、下部ホルダー部材
に上記挿通路と加工液通路を連通ずる冷却孔を設け、冷
却孔の一端はワイヤガイドの直下の通路に開口させる。
また、この冷却孔は下部キャップ内の供給室と挿通路を
連通ずるように設けることもでき、冷却孔の目づまりの
原因となる堆積物を除去するため、下部キャップの上昇
時には先端が冷却孔の内端より引き込まれ、下部キャッ
プの下降時にはその内端より若干突出する針金状の清掃
部材を冷却孔に挿入した状態で下部キャップにより支持
する。
[作 用] 本発明においては、作動流体の加圧・減圧手段により作
動流体に圧力を加えると、ガイド保持スリーブが中心方
向に弾性変形し、ホルダー部材をハウジングに対し調心
作用下でクランプする。また、ワイヤ電極周りの位置決
め手段によりホルダー部材のクランプ位置が元通りに確
保される。さらに、作動流体の圧力を解除すれば、がイ
ド保持スリーブは元の位置に復帰するのでクランプ力が
解放され、ホルダー部材は簡単にハウジングより取り出
せる。
また、上記ホルダー部材に中空のキャップを取り付ける
ことにより、その噴出孔より加工液をワイヤ電極と同軸
に噴出させることができ、ホルダー部材のハウジングに
対する着脱もそのキャップでもって行うことができる。
特に、下部キャップをホルダー部材に対し昇降可能に設
ければ、ワイヤ電極の自動挿入時において下部キャップ
を上昇させることにより、そのキャップ内部に導入され
た加工液のワイヤ電極軸方向への跳ね返りを少なくする
ことができる。そのため、上方からの液柱の乱れをなく
することができるので、ワイヤ電極の挿入が容易になる
。また、ワイヤ電極の手動挿入時においては下部キャッ
プを下降させて用いる。
さらに、下部ホルダーの挿通路に接続された回収路上に
内外二重のノズル室を有するノズルを介在させ、その外
側ノズル室に圧力流体を供給し、絞り口より回収路のワ
イヤ電極回収方向に向け圧力流体を噴出させると、内側
ノズル室内に負圧が発生し、この負圧が挿通路に作用す
るため、ワイヤ電極の挿入を補助する。さらにまた、下
部ホルダーの加工液通路をチェック弁機構を介して上記
内側ノズル室に連通させ、背圧作動型のスプール弁機構
を加工液通路の管路途中に設け、作動孔によってスプー
ル弁機構と上記外側ノズル室に接続された圧力流体の管
路とを連通させることによって、下部キャップ内での跳
ね返り液を上記内側ノズル室の負圧作用により吸引する
ことができ、より一部ワイヤ電極の挿入の確実性が増す
一方、上部ホルダー部材を中空のホルダー内に挿通路及
びワイヤガイドを設けたT形のガイドホルダーを収納し
た構成とすることにより、加圧流体はワイヤガイドを外
側から冷却しながらガイドホルダーの周囲を流下し、ホ
ルダー先端の噴出孔よりワイヤ電極を包むような液柱を
形成しながら噴出する。このため、ワイヤ電極の自動挿
入時におけるワイヤ電極の案内を該液柱によって行わせ
ることができる。
また、下部ホルダー部材に加工液通路と挿通路を連通ず
る冷却孔を設けることにより、加工液の一部をワイヤガ
イド直下の通路に導くことができ、これによってワイヤ
ガイド付近に堆積した堆積物の洗浄が可能となる。さら
に、該冷却孔の一端をキャップの供給室に連通させ、キ
ャップにより支持された針金状の清掃部材を冷却孔に挿
入した状態に設け、キャップの上昇時には清掃部材の先
端が冷却孔の内端より引き込み、キャップ下降時には冷
却孔の内端より若干突出するようにすると、キャップを
上下させることにより、冷却孔付近に堆積した堆積物を
強制的に除去することができる。
[実施例] 以下、本発明の実施例を図により説明する。
第1図は本発明の第1の目的を達成するように構成され
たワイヤガイド装置の一実施例を示す断面図であり、下
側のものについて詳細に示されているが、上側のものに
ついても基本的には同様の構成とされることはいうまで
もない。
図に示すように、被加工物16の上、下面側に上部ワイ
ヤガイド装置22及び下部ワイヤガイド装置21が配置
され、下部ワイヤガイド装置21は下部アーム23を介
して機械本体(図示せず)へ、同じく上部ワイヤガイド
装置22は主軸等(図示せず)を介して機械本体へ接続
されている。
下部ブロック20にはボビン24から繰り出されるワイ
ヤ電極2を90″方向転換させるローラ25を有し、ワ
イヤ電極2は回収ローラ26へと導かれる。27はロー
ラ25と回収ローラ26間に設けられたワイヤ電極2の
案内用の回収パイプである。
上部ワイヤガイド装置22及び下部ワイヤガイド装置2
1の内部構造はほとんど同一のため、ここでは下部ワイ
ヤガイド装置21について説明する。
下部ワイヤガイド装置21は、主として下部ブロック2
0に固定されているハウジング8と、このハウジング8
に対し着脱自在な円柱状のホルダー部材1から構成され
ている。ホルダー部材1のホルダー1bの先頭部には、
ワイヤガイド3を具備したガイドホルダー1aがネジI
Cで植え込まれており、さらにガイドホルダー1aを覆
うようにキャップ10がネジ1eで固定されている。ホ
ルダー部月1の中心部付近には、ワイヤ電極2へ接触給
電するための給電子5が止めネジ6により固定されてお
り、その止めネジ6の中心にはワイヤ電極2をガイドす
るための第2のワイヤガイド7が装着されている。4a
、4b、4c、4d。
4e、4f、4gで構成されるワイヤ電極挿通路4はワ
イヤ電極20走行用のものであり、ホルダー部材1の中
心付近を効率よく通過できようになっている。また、ワ
イヤ電極2には、ワイヤガイド3.7により給電子5の
通路4dへのしごきによる接触が与えられて、接触給電
が行われる。
下部ブロック20にはローラ25を経て回収パイプ27
へと使用済みのワイヤ電極2を導くための回収路28が
設けられ、ホルダー部材1に設けられた挿通路4と接続
されている。さらに、挿通路4と回収路28の接続部に
は内外二重のノズル室29a、29bを有するノズル2
9が介在せしめられている。その内側ノズル室29aは
止めネジ6の通路4gに接続され、ノズル29の下側に
設けられた外側ノズル室29bは圧力流体が供給される
管路30と接続されている。また、外側ノズル室29b
は回収路28のワイヤ電極回収方向に向け開口する小口
径の絞り口29cを有し、外側ノズル室29bに供給さ
れた圧力流体が絞り口29cより噴出すると、絞り口2
9cで流速が高速となるため、内側ノズル室29aにお
いて負圧を発生させることができる。これにより上部よ
り送給されてくるワイヤ電極2を引き込み、回収路28
を通して回収パイプ27へ導く。
32はハウジング8のホルダー嵌合部8aにロウ付は等
で強固にかつ密封状態に固定された円筒状のガイド保持
スリーブで、その外周面には作動流体33が充満されか
つ閉路を形成するように、好ましくは軸方向に少なくと
も2箇所設けられた環状の溝部32a、32bと両溝部
を連通ずる連通溝32c(第3図参照)が設けられてい
る。さらに、作動流体33はハウジング8に設けられた
加圧・除圧手段34に通じており、この加圧・除圧手段
34は作動流体33が導かれるシリンダ室34aと、シ
リンダ室34aに嵌合しているピストン34bと、ピス
トン34bを押圧するためにプレート34cにねじ込ま
れたハンドル34d付きの調整ネジ34eから構成され
ている。したがって、ピストン34bを調整ネジ34e
により前進させると、封入された作動流体33が高圧に
なり、ガイド保持スリーブ32の作動流体通路32a〜
32c部も同様に高圧となり、その静圧によりスリーブ
32の薄肉部32dが中心に向かって弾性変形しようと
するため全周に対して強力な同心力が作用し、これによ
ってホルダー部材1の外周面を強固にクランプすること
ができる。かつ、そのクランプ力は大きく、しかも同心
性があるため、ホルダー部材1の同心度の再現精度はき
わめ°C高くなる。また、調整ネジ34eによりピスト
ン34bに対する押圧力を解除すれば、作動流体33は
低圧(大気圧)となり、ホルダー部材1に対するガイド
保持スリーブ32のクランプ力が解除されるため、ホル
ダー部材1をハウジング8より簡単に取り出すことがで
きる。
35はホルダー部材1の内部に設けられた加工液通路で
、ハウジング8の管路36と接続し、外部より加工液を
供給することができる。加工液は管路361通路35を
通り、キャップ10内の供給室10bに導かれ、噴出孔
10aより被加工物16に向かって噴出する。37は0
リングで、ホルダー部材1の外周面より加工液がもれる
のを防ぐ。同様に38.39もOリングである。
40はホルダー部材1のワイヤ電極周り(回転方向)の
位置決めを行う位置決め手段で、ホルダー部材1の外周
面に突設された位置決めピン40aと、ハウジング8に
設けられた同様な位置決めピン40bとによりホルダー
部材1の回転方向を規制する。さらに、位置決めの確実
性を増すために、第2図に示すように、位置決めピン4
0aの挟持機構を設けるとよい。これは、棒状のスプリ
ング40cが凹部40dにボルト40e等で固定され、
その弾性力で位置決めピン40aをはさみ込む機構とな
っている。
ホルダー部材1の軸方向の位置決めは、第1図に示すよ
うに、ガイド保持スリーブ32の上端面とホルダー部材
1の肩面1fにより行われる。また、第3図に示すよう
に、位置決めピン40aの下側を用いることもできる。
次に動作について説明する。まず、上部ワイヤガイド装
置22.下部ワイヤガイド装置21にそれぞれワイヤ電
極2の径に合ったワイヤガイド3ををするホルダー部材
1が装着され、軸方向及び回転方向の位置決めがされた
うえで調整ネジ34eによりクランプされる。この状態
では、被加工物16に対して正しいワイヤ電極2の傾き
となっていないため、ワイヤ電極3の傾き調整が行われ
る。これは、一般に上部ワイヤガイド装置22に設けら
れたU、V軸(図示せず)等で行われる。
その後放電加工が進められるわけであるが、加工中ホル
ダー部材1を着脱する事態が発生する。それは、ワイヤ
ガイド3の目づまりによるワイヤ電極2の断線の続発に
よる加工不能、あるいは給電子5の消耗による加工不能
等の場合である。これらのケースはあらかじめ予Ap1
できるものであるが、加工状態が常に一定でなく変化す
るため、定期的に予防交換することは効率が悪く無駄と
なるため、事態発生時点で主に対処されるのが一般的で
ある。
この場合、まずハンドル34dで調整ネジ34eを緩め
、ピストン34bを後退させる。これによって高圧を維
持していた作動流体33は除圧されて低圧(大気圧)ま
で下がるため、ガイド保持スリーブ32の薄肉部32d
の中心に向う弾性変形は解除されて元に戻るため、ホル
ダー部材1に対するクランプ力は零となる。この状態で
ホルダー部材1を上方(下部ガイド装置の場合)へ引き
抜く。その後必要な処置を行って再びハウジング8へ挿
入する。この場合、ホルダー部材1の位置決めビン40
gが、第2図に示す挟持機構にはまり込むように挿入す
る。さらに、ホルダー部材1の肩面1fがガイド保持ス
リーブ32の上端面に確実に接するまで押し下げ、この
状態を維持しながら、ハンドル34dで調整ネジ34e
を前進させ、作動流体33に圧力を加える。これにより
ホルダー部材1はx、y、z軸方向に位置決めされたま
まクランプされる。しかしてスリーブ32に静圧が作用
すると、高圧の作動流体33によって薄肉部332dの
全周が中心方向に膨出変位する。この変位はスリーブ内
面の全周にわたって均等に発生するため、ホルダー部材
1の外周面を全周にわたって均等に押圧することになり
、必然的に自動調心作用が生じてきわめて正確かつ高精
度にクランプ動作が行われる。したがって、ホルダー部
材1はハウジング8に対して所定の位置関係をもって装
着されることになる。
さらに、ワイヤ電極2の径が異なった場合の段取り作業
としての、ホルダー部材1の交換についても同様な作業
で簡単かつ高精度に着脱が可能である。
次に、第4図は本発明の第2の目的を達成するように構
成された下部ワイヤガイド装置の一実施例を示す断面図
である。なお、第4図はホルダー部材とキャップの構成
を示しており、第1−図に示したホルダー部材の保持機
構は省略されている。
前述のごとく、特にワイヤ電極の自動挿入時においてワ
イヤ電極を伴って流下する加工液の液柱が下部キャップ
10内に導入されると、加工液がそのキャップ10内で
跳ね返りそれが液柱と干渉し液柱を乱す結果、ワイヤ電
極2の下部ワイヤガイド3への挿入に支障をきたすこと
がある。そこで、この実施例では、下部キャップIOA
を手動によりワイヤ電極2の軸方向に昇降可能に構成し
、加工液の跳ね返りによる液柱の乱れをできるだけ少な
くするようにしたものである。すなわち、下部キャップ
〕、OAは上下にスライド可能な構造となっており、ホ
ルダー部材1の上端部にねじ込まれたナツト部材42と
ホルダー部材1の上面に突設されたキャップ嵌合部1g
とにより案内されて47 m+iのストロークでスライ
ドできる。さらに、ナツト部材42の上面には下部キャ
ップIOAの外周にはめ込まれたOリング等の弾性摩擦
リング43が固着されており、その摩擦力により下部キ
ャップIOAを任意の位置に保持することができる。
なお、ホルダー部材1は第1図で示した作動流体の加圧
手段34でハウジング8に調心的に保持されており、第
1図と同様の構成であるので同一符号を付して説明は省
略する。図中、45はキャップ嵌合部1gに装着された
Oリングである。
この下部キャップIOAの使用方法を説明すると次のと
おりである。
加工中においては、第4図の破線で示すように、被加工
物16と下部キャップIOAとの隙間がα關となるよう
に下部キャップIOAをl1rats上げた状態で使用
する。高圧の加工液が下部キャップ10A内に供給され
ると、その圧力により下部キャップIOAは弾性摩擦リ
ング43の摩擦力に抗して持ち上げられ(l vara
上がった状態になる。
その他の段取り作業時等において、手でワイヤ電極2を
ワイヤガイド3へ挿入する場合は下部キャップIOAを
一番下まで下げたのちに行う。そうすると、下部キャッ
プIOAの噴出孔10aがワイヤガイド3に接近し、手
動挿入が容易になる。
次に、自動挿入の場合は、下部キャップIOAを(l 
mu上げた状態にしておく。ワイヤ電極2は上部ワイヤ
ガイド装置22より噴出される加工液の液柱44に案内
されて下部キャップIOAに導かれてくる。この場合、
液柱44は下部キャップ10Aの供給室10b内におい
てガイドホルダー1aの挿通路4aの傾斜面に衝突して
第4図の矢印で示すように跳ね返り飛散するが、下部キ
ャップ10Aが上がった状態であれば、噴出孔10aよ
り飛び出すような飛散液体44aがなくなり液柱44と
干渉するケースが少なくなるので、液柱44の乱れが生
ぜずスムースにワイヤ電極2はワイヤガイド3に挿入さ
れる。また、ホルダー部材1は作動流体の加圧手段34
によって調心されているので、この調心作用と相俟って
ワイヤ電極2の自動挿入を容易にするとともに、その挿
入の信頼性も高まる。
第5図は下部キャップの昇降動作を自動にした他の実施
例を示すもので、さらにワイヤ電極挿通路の清掃を行う
ための通路及び給電子の有効利用を図るための手段が併
せて例示されている。
第4図の下部キャップIOAは段取り作業の際あるいは
被加工物16をNC装置で移動させる場合などにおいて
、被加工物16と下部キャップ10A先端との衝突防止
のためにも手で押し下げる必要がある。そこで、第5図
の例では、バネ46によって下部キャップIOBを自動
的に押しFげるようにし、また下部キャップIOBの押
上げ動作も液圧によって自動的に行うように構成したも
のである。
第5図について説明すると、下部キャップ10Bの下端
のフランジ部10cはピストン作用をするように構成さ
れており、ナツト部材42とホルダー部材1のキャップ
嵌合部1gの間の空間がシリンダ室10dを形成するよ
うに構成されている。
このシリンダ室10dに下部キャップ10Bを常に押し
下げる方向に付勢したバネ46を装着するとともに、ホ
ルダー部月1にハウジング8の管路47と連通する管路
48,49を設け、液圧をフランジ部10cの受圧部に
作用させる。これによって下部キャップIOBはバネ4
6の力に抗して押し上げられ、ストッパー10eに当接
しflIIlmのストロークだけ持ち上がる。なお、液
圧を解放すればバネ46により下部キャップIOBは元
の位置に自動的に復帰する。
なお、ホルダー部材1の上部はほぼ円錐体状をなし下部
キャップIOBが押し下げられた状態で挿通路4aが下
部キャップ10Bの噴出孔10aの下部に臨ませた状態
となっている。これは、前述のごとくワイヤ電極2の手
動挿入を容易にするためである。第5図中、42aはナ
ツト部材42の外周に設けられた凹部で、ホルダー部材
1のハウジング8への挿入及び引出しを容易にするため
のものである。50は管路49の止め栓、51は0リン
グである。
また、第5図においては、ワイヤ電極2の挿通路4及び
給電子5等の洗浄及び冷却を行うために、加工液通路3
5と挿通路4bを連絡する管路35aが設けられている
。この管路35aの一端はワイヤガイド3に近い挿通路
4bの上部に連絡され、加工液の一部を挿通路、4 b
へ導き流下させるようにしている。特にワイヤガイド3
では、ワイヤ電極2の走行中にワイヤ電極2が微量なが
ら削られ、その削り粉が堆積するため、管路35aより
加工液の一部を挿通路4bに流すことにより削り粉を洗
い流すことができる。さらに、給電子5の挿通路4dで
はワイヤ電極3との接触給電により摩擦熱が発生するた
め、その冷却をも同時に行うことができる。このため、
ワイヤ電極3の断線のおそれが少なくなり、またワイヤ
ガイド3.給電子5等の寿命が延びることになる。
さらにまた、第5図において用いられている給電子5は
、第6図にその外観を示すように、外周に90°間隔で
4本の縦溝5a、5b、5c、5dが設けられている。
ホルダー部材1にはこれらの縦溝の1つと係合するビン
52が埋め込まれており、給電子5のガイドと回り止め
の役目を果たしている。
給電子5は、第5図に示すように、ワイヤ電極2の中心
よりe mm偏心した位置に設けられているため、例え
ば縦溝5bにビン52が係合すると、挿通路4d内にお
いて縦溝5bの対向線上のワイヤ電極接触位置5eにお
いて接触摩耗が発生する。
ワイヤ電極2と挿通路4dの接触量(しごき量)は偏心
a e mmによって与えられているため、e am相
当の摩耗が進行すると、しごきが零となり、接触通電が
不可能になる。そこで、このような場合には、給電子5
を90°ずつ角度を変えて使用するもので、接触位置を
4箇所使用でき、給電子5の存効利用を図ることができ
る。
さらに、第7図及び第8図はワイヤ電極の自動挿入の信
頼性を向上させた改良例を示すものである。第7図は上
部ワイヤガイド装置22の断面図であり、第8図は下部
ワイヤガイド装置21の断面図である。
第7図において、ホルダー部材IAはワイヤガイド3を
先端部(下部)に備えたT形のガイドホルダー1aと、
このガイドホルダー1aを周囲に空間部54を存して収
納し、先端部にノズル55を有する中空のホルダー1b
とから構成されている。ガイドホルダー1aとホルダー
1bは複数個のボルト56で固定されている。ホルダー
1bの先端部には加工液飛散防止用のカバー57を有す
るキャップIOCが取り付けられている。また、ガイド
ホルダー1aの中心部付近にはワイヤ電極2の挿通路4
が設けられており、給電子5.止めネジ6及び第2ワイ
ヤガイド7が挿通路4上に配設されていることは第1図
の場合と同様である。
さらに、ホルダー部材IAの保持機構すなわち作動流体
の加圧・減圧手段34によりガイド保持スリーブ32を
介してホルダー部材IAを着脱自在に保持する構成、並
びにホルダー部材IAのワイヤ電極周りの位置決め手段
40も第1図の場合と同様である。
ハウジング8Aは、ホルダー1bの加工液」m路35に
連通ずる管路36のほかに、−ヒ記空間部54を通じて
ノズル55に加工液を供給する管路58を備えている。
この管路58は、ホルダー1bに設けられた連通孔59
.ガイドホルダー iaの外周に設けられた乱流防止用
のプール室60及びプール室60に連通ずる多数の細孔
61を通じて空間部54に連絡されている。第7図中、
62は管路58と連通孔59間の接続部に設けられたシ
ール用Oリングである。63.63aはワイヤ電極2の
送りローラ、64は送りローラ63の駆動モータである
。なお、ハウジング8Aは図示しない微小ストロークを
有するU、V軸装置を介して機械本体に連結されている
次に第8図において、ホルダー部材IBは、基本的に第
1図に示した構成と同様であるが、ワイヤ電極2の自動
挿入を確実ならしめるための吸弓機構が設けられている
点で異なる。また、図の複雑化を避けるため作動流体の
加圧・減圧手段34及びホルダー部材IBの位置決め手
段40等は省略されている。
上記吸引機構は、ハウジング8Bの管路36の途中に設
けられた背圧作動型のスプール弁機構70と、ホルダー
1bの加工液通路35及びノズル28の室28a間を連
絡するチェック弁機構71とから構成されている。スプ
ール弁機構70は、管路36の開閉を行うスプール弁7
0aと、スプール弁70aを管路36の開方向に付勢す
るバネ70bと、管路36に連通しスプール弁70aを
開方向に移動させる背圧管路70cと、管路30に連通
しスプール弁70aをバネ70bの力に抗して閉方向に
移動させる作動孔70dから成っている。第8図中、7
0eはバネ70bの止めネジ、70fは背圧管路70c
の端部止め栓である。
また、チェック弁機構71は、加工液通路35の内側ノ
ズル室29aへの連通孔71aの開閉を行うボール弁7
1bと、ボール弁71bを連通孔71aの開方向に付勢
するバネ71cと、バネ71cによるボール弁71bの
開放移動量を規制するストッパーピン71dから成って
いる。なお、第8図中、71eはバネ71cの止めネジ
で、中心部には連通孔71aとノズル室29aに連通す
る細孔71 fが設けられている。
次に、第7図、第8図の実施例について動作を説明する
まず、第7図の実施例について、ワイヤ電極2の自動挿
入時において、加工液を管路58より供給すると、この
加工液は連通孔59.プール室60及び多数の細孔61
を通じて空間部54に流入し、ワイヤガイド3の外側を
冷却しながらホルダー1 b先端のノズル55より噴出
し、ワイヤ電極2と同軸にワイヤ電極2を包むような高
圧の液柱44を形成する。
一方、ワイヤ電極2は、まず切断機構(図示せず)によ
り切断され、その先端部2aが送りローラ63,63H
により挿通路4に沿って送給されノズル55より繰り出
される。この状態において、加工液を上記のように供給
しノズル55より液柱44を形成しつつ噴出させると、
ワイヤ電極2の先端部2aはその液柱44に包まれ、高
圧の液柱44と共に下方へ案内される。この間送りロー
ラ63はワイヤ電極2を送り続ける。このようにワイヤ
電極2の先端部2aは、液柱44の外側にはみ出すこと
なく被加工物16を通して下部ワイヤガイド装置21の
キャップ10内に導入されていき、下部の挿通路4に沿
ってワイヤガイド3へ自動的に挿入される。
ところで、液柱44が下部キャップ10内に導入される
と前述のように加工液の跳ね返りのために液柱44を乱
すことがある。このため、第8図においては、下部キャ
ップ10内での飛散液体やワイヤ電極2を積極的に吸引
する機構が上記のように設けられているのである。
この吸引機構の動作について説明する。管路3Oより圧
力流体を供給すると、この場合管路36は低圧となって
いるので、作動孔70dを通じてその圧力流体がスプー
ル弁70aに作用し、スプール弁70aをバネ70bの
力に抗して移動させ、管路36を閉じる。また、ボール
弁71bはバネ71cにより持ち上げられ連通孔71a
を開放しているので、加工液通路35とノズル29の内
側ノズル室29aは連通状態となっている。したがって
、圧力流体を外側ノズル室29bに供給しその絞り口2
9Cより回収路28内に噴出させると、内側ノズル室2
9a内において負圧が発生し、下部の挿通路4内も負圧
となる。そのため、この負圧の発生によってワイヤ電極
2を回収路28方向へ積極的に引き込むとともに、下部
キャップ10内の飛散液体を加工液通路35.連通孔7
1aを通じて内側ノズル室29aに吸引する。これによ
りワイヤ7は極2の挿入の妨げとなる外乱要素を積極的
に吸引するため、ワイヤ電極2の下部ワイヤガイド3へ
の自動挿入が容易となり、かつ挿入の信頓性も高まる。
なお、通常の加工中においては、管路30は低圧となっ
ており、スプール弁70aはバネ70bにより押され管
路36を開放するとともに、背圧管路70cを通じて管
路36に供給される加工液の圧力が作用しスプール弁7
0aを開放位置に固定する。このため、加工液は管路3
6より加工液通路35に流入し、ボール弁71bを押し
下げ連通孔71aを閉じ、上端の開孔端35bより下部
キャップ10内に流入し、噴出孔10aより噴出する。
次に、第9図は本発明の第3の目的を達成するように構
成されたワイヤガイド装置の一実施例を示す断面図であ
り、第10図はその動作状態を示す図で、左半分はキャ
ップ−L昇時を、右半分はキャップ下降時を示している
第5図の説明でも多少言及したように、ワイヤ電極2の
挿通路4の洗浄と冷却を兼ねて挿通路4に加工液の一部
を流下させるように冷却孔を設けると都合がよいもので
ある。第9図に示す実施例においては、この冷却孔35
cは下部キャップ10の供給室10bと挿通路4を連通
ずるように複数個設けられでおり、しかも冷却孔35c
の形状は供給室10b側を径大に、挿通路4側を径小に
形成し、このような先細りのテーバ孔からなる冷却孔3
5Cをホルダー部材1にワイヤガイド3の直下の挿通路
4bに向け斜め上方から穿設して構成したものである。
さらに、各冷却孔35cにはリング74によって支持さ
れた針金状の清掃部材75を挿入した状態に設け、清掃
部材75の先端75aは、第10図に示すようにキャッ
プ上昇時には冷却孔35cの内端35dより引き込み、
ギャップ下降時には内端35dより若干ワイヤ電極2と
接触しない程度に突出するようになっている。
清掃部材75の基端はリング74に回転自在に枢支され
、リング74は金具76によりキャップ1−0の内面に
固定されている。
下部キャップ10の構成は、第4図で示したものとほぼ
同様であるが、キャップ10の昇降動作を案内するガイ
ドピン77とガイド溝78がそれぞれナツト部材42及
びキャップlOに設けられている。
この実施例の動作は次のとおりである。
通常の放電加工中において、室10bに充満した加工液
は、噴出孔10aより被加工物に向け高圧で噴出すると
ともに、冷却孔35cを通じて挿通路4bへも供給され
る。挿通路4bに流入した加工液により、前述したよう
にワイヤガイド3付近に堆積したワイヤ電極2の削り粉
を洗浄し、給電子5等をも同時に冷却することができる
。しかし、長時間加工が継続されると、冷却孔35bの
内端35c付近にも削り粉が堆櫃し目づまりを引き起こ
す場合がある。このような場合には、下部キャップ10
を上下に動かせば、清掃部材75の先端75aが冷却孔
35cの内端35dより出入りするので、冷却孔35c
付近の堆積物を強制的に除去することができ、目づまり
が解消される。
以上詳述1−だところから明らかなように、本発明にお
いては、各種の変形、改良が可能である。
例えば、ホルダー部材及びガイド保持スリーブは一般に
円筒形であるが、これらの部材のクランプ部のみを多角
形にすることができる。これによって、ホルダー部材の
回転方向の位置決めはその形状により行い得る。
また、作動流体の加圧・減圧手段の液圧調整はモータ等
を利用して自動的に行うように構成することもできる。
[発明の効果] 以上のように本発明によれば、次のような効果が得られ
る。
(1)ガイド保持スリーブとハウジングの間に封入され
た作動流体の加圧・減圧によりガイド保持スリーブをワ
イヤ電極と同軸に弾性変形させることができるので、ホ
ルダー部材を調心作用下でクランプすることができ、ホ
ルダー部材の回転方向の位置決め手段とも相俟って着脱
時におけるワイヤ電極の傾き調整が簡単かつ高精度に再
現できる。したがって、ワイヤガイド等の分解、点検、
交換等に際しきわめて便宜である。
(2)ワイヤ電極の挿入時において障害となる加工液の
ワイヤ電極軸方向への跳ね返りを、下部キャップをワイ
ヤ電極軸方向に移動可能に構成することで、少なくする
ことができる。
(3)下部ホルダー部材の挿通路に接続された回収路上
に内外二重のノズル室を持つノズルを介在させ、圧力流
体をその外側ノズル室の絞り口より回収路のワイヤ電極
回収方向に向け高速で噴出させることにより、内側ノズ
ル室を介して挿通路に負圧を発生させるようにしたので
、ワイヤ電極に対し引込み力が作用しその挿入を補助す
るため、ワイヤ電極の挿入が容易になる。
(4)下部キャップ内での跳ね返り液をホルダー部材の
加工液通路よりチェック弁機構を介して内側ノズル室に
連通させ上記内側ノズル室の負圧により吸引するように
したので、ワイヤ電極の挿入時における外乱要素を少な
くすることができ、より一層ワイヤ電極挿入の信頼性が
高まる。
(5)上部ホルダー部材はワイヤ電極と同軸に加工液の
液柱を形成するように噴出する構成としたので、ワイヤ
電極の自動挿入時における案内を円滑にする。
(6)下部ホルダー部材の加工液通路とワイヤガイド直
下の通路間を冷却孔により連通させたので、ワイヤガイ
ド付近の堆積物を該ホルダー部材を分解することなく加
工液で洗浄することができ、またこれによって給電子等
の冷却をも行うので、ワイヤガイド、給電子等の寿命を
長くすることができる。
(7)下部キャップを上下に動かすことにより冷却孔内
に挿入状態に支持された清掃部材が冷却孔の内端より出
入りするので、堆積物の除去を強制的に行うことができ
、便利である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す下部ワイヤガイド装置
の断面図、第2図及び第3図は位置決め手段の他の実施
例を示す説明図、第4図は本発明の他の実施例を示す下
部ワイヤガイド装置の断面図、第5図は本発明のさらに
他の実施例を示す下部ワイヤガイド装置の断面図、第6
図は第5図の装置に用いられる給電子の外観図、第7図
は本発明の一実施例を示す上部ワイヤガイド装置の断面
図、第8図は本発明のさらに他の実施例を示す下部ワイ
ヤガイド装置の断面図、第9図は本発明のさらに他の実
施例を示す下部ワイヤガイド装置の断面図、第10図は
第9図のキャップ昇降時の動作説明図、第11図は従来
の下部ワイヤガイド装置の断面図、第12図はワイヤ電
極経路の偏倚を示す説明図である。 1、IA・・・ホルダー部材 la・・・ガイドホルダー 1b・・・ホルダー 2・・・ワイヤ電極 3・・・ワイヤガイド 4・・・挿通路 8.8A・・・ハウジング 8a・・・ホルダー嵌合部 10、IOA、1.OB、IOC・・・キャップ10a
・・・噴出孔 10b・・・供給室 21・・・下部ワイヤガイド装置 22・・・上部ワイヤガイド装置 28・・・回収路 2つ・・・ノズル 29B・・・内側ノズル室 29b・・・外側ノズル室 30・・・圧力流体管路 32、・・ガイド保持スリーブ 32a、32b、32cm−−溝部 33・・・作動流体 34・・・加圧・減圧手段 35・・・加工液通路 35a、35cm冷却孔 36・・・加工液管路 40・・・位置決め手段 44・・・液柱 54・・・空間部 55・・・噴出孔 70・・・スプール弁機構 70d・・・作動孔 71・・・チェック弁機構 71a・・・連通孔 5・・・清掃部材 なお、 図中、 同一符号は同一または相当部分を 示す。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ワイヤ電極を挿通させる挿通路及び該挿通路の一
    部を形成するワイヤガイドを少なくとも有するホルダー
    部材と、前記ホルダー部材を着脱自在に保持するハウジ
    ングと、前記ハウジングのホルダー嵌合部に設けられ作
    動流体の圧力によって前記ホルダー部材を弾性的に保持
    するガイド保持スリーブと、前記ガイド保持スリーブと
    ホルダー嵌合部との間に設けられ前記作動流体を封入す
    る閉路を形成する溝部と、前記ハウジングに設けられ前
    記溝部に連通する前記作動流体の加圧・除圧手段と、前
    記ハウジングに対し前記ホルダー部材をワイヤ電極周り
    に位置決めする位置決め手段とを具備したことを特徴と
    するワイヤ放電加工装置のワイヤガイド装置。
  2. (2)前記ホルダー部材は加工液を前記ワイヤ電極と同
    軸に噴出させる噴出孔を有する中空のキャップを具備し
    たことを特徴とする請求項1記載のワイヤ放電加工装置
    のワイヤガイド装置。
  3. (3)ワイヤ電極を挿通させる挿通路及び該挿通路の一
    部を形成するワイヤガイドを少なくとも有する下部ホル
    ダー部材と、前記下部ホルダー部材を着脱自在に保持す
    るハウジングと、前記ワイヤ電極と同軸に加工液を噴出
    させる噴出孔を有しかつ前記下部ホルダー部材に対し前
    記ワイヤ電極の軸方向に所定のストロークで移動可能な
    キャップとを具備したことを特徴とするワイヤ放電加工
    装置のワイヤガイド装置。
  4. (4)前記ホルダー部材のうち下部ホルダー部材は前記
    ワイヤ電極の軸方向に移動可能なキャップを具備したこ
    とを特徴とする請求項2記載のワイヤ放電加工装置のワ
    イヤガイド装置。
  5. (5)下部ホルダー部材に設けられたワイヤ電極の挿通
    路と、前記挿通路に接続されたワイヤ電極の回収路と、
    前記回収路上に介在された内外二重のノズル室を有する
    ノズルと、前記挿通路に接続された前記ノズルの内側ノ
    ズル室と、圧力流体供給用の管路に接続された前記ノズ
    ルの外側ノズル室と、前記回収路のワイヤ電極回収方向
    に向け前記圧力流体を噴出させるように前記外側ノズル
    室に設けられた絞り口とを具備したことを特徴とするワ
    イヤ放電加工装置のワイヤガイド装置。
  6. (6)前記下部ホルダー部材に設けられた加工液通路と
    、該加工液通路と前記内側ノズル室を連絡する連通路と
    、該連通路の開閉を行うチェック弁機構と、前記加工液
    通路に接続された管路の途中に設けられ前記圧力流体供
    給用の管路に連通する作動孔を有する背圧作動型のスプ
    ール弁機構とを具備したことを特徴とする請求項5記載
    のワイヤ放電加工装置のワイヤガイド装置。
  7. (7)ワイヤ電極を挿通させる挿通路及び該挿通路の一
    部を形成するワイヤガイドを少なくとも有する上部ホル
    ダー部材と、前記上部ホルダー部材を着脱自在に保持す
    るハウジングとを備え、前記上部ホルダー部材は前記挿
    通路及びワイヤガイドを有するT形のガイドホルダーと
    、該ガイドホルダーを収納しその周囲に前記ハウジング
    を通じて圧力流体が供給される空間部を有する中空のホ
    ルダーと、該ホルダーの先端部にワイヤ電極と同軸に前
    記圧力流体を噴出するように設けられた噴出孔とを具備
    したことを特徴とするワイヤ放電加工装置のワイヤガイ
    ド装置。
  8. (8)下部ホルダー部材に設けられたワイヤ電極の挿通
    路及び加工液通路と、前記挿通路と加工液通路を連通し
    一端が前記挿通路上のワイヤガイドの直下の通路に開口
    した冷却孔とを具備したことを特徴とするワイヤ放電加
    工装置のワイヤガイド装置。
  9. (9)下部ホルダー部材に設けられたワイヤ電極の挿通
    路及び加工液通路と、前記下部ホルダー部材に装着され
    前記加工液通路からの加工液の供給室を有するキャップ
    と、前記挿通路と前記キャップ内の供給室を連通し一端
    が前記挿通路上のワイヤガイドの直下の通路に開口した
    冷却孔と、該冷却孔内に挿入され前記キャップにより支
    持された針金状の清掃部材とを備え、前記キャップの上
    昇時には前記清掃部材の先端が前記冷却孔の内端より引
    き込み、前記キャップの下降時には前記冷却孔の内端よ
    り若干突出するようになっていることを特徴とするワイ
    ヤ放電加工装置のワイヤガイド装置。
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