JPH021241A - 顎運動の測定装置 - Google Patents

顎運動の測定装置

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JPH021241A
JPH021241A JP63278974A JP27897488A JPH021241A JP H021241 A JPH021241 A JP H021241A JP 63278974 A JP63278974 A JP 63278974A JP 27897488 A JP27897488 A JP 27897488A JP H021241 A JPH021241 A JP H021241A
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永一 坂東
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  • Measurement Of The Respiration, Hearing Ability, Form, And Blood Characteristics Of Living Organisms (AREA)
  • Dental Tools And Instruments Or Auxiliary Dental Instruments (AREA)
  • Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は、顎の動きを測定する装置に閏腰特に、上下の
顎の動きを高精度に測定できる装置に関する。
【従来の技術】
下顎に光源を装着し、光源の動きを光センサーで受光し
て、下顎の動きを測定する装置は提案されている(特開
昭53−8929G号公報)。 この装置は、下顎歯茎に、前方tこ向けて光を発する光
源を装着し、光源の前方に、レンズを介して光センサー
を配設し、光センサーからの信号を増幅してXYレコー
ダとデータレコーダに記録している。 更に別の顎運動測定装置として、下顎の動きを、顎の前
方に取り付けた33個のポテンシオメータで検出する装
置も提案されている(実開昭54−34290号公報)
。 この装置は、患者の頭部にフレームを固定し、3個のポ
テンシオメータでもって下顎の面後、左右、上下の運動
を検出している。
【従来技術の問題点】
下顎歯茎に光源を固定した装置は、光の受光位置に無数
のCCDやフォトトランジスタ等の受光センサーを配設
し、この受光センサーで受光位置を検出している。下顎
が上下左右に運動すると、光源がこれと一緒に運動して
、光の照射方向が変化する。光を受光センサーで受けて
、顎の運動を測定している。この装置は、下顎が運動す
ると光の明射方向が大幅に変化する。従って、原理的に
、CCD等の受光センサーの数が著しく増加し、または
、大きなレンズを必要として高価になる欠点がある。 叉、光を前に照射して、重力に設けられた受光センサー
で検出する装置は、顎が運動すると光の照射位置と照射
方向の両方が変わる為、受光センサーの出力信号で顎の
動きを特定する演算処理が難しく、演算処理回路も複雑
になる欠点があった。 又、光て下顎の動きを測定する従来の装置は、頭を下顎
と一緒に動かすと、頭の動きが下顎の動きとして検出さ
れ、顎の動きと頭の動きとを判別できない。この為、測
定中に患者が頭を動かすと誤差の原因となるので、頭を
固定して顎を運動する必要がある。ところが、顎をいっ
ばいに下げて口を大きく開いた状態は、頭を少し上向き
に動かさなけれは、最大限に顎を下げて、口をいっばい
に開くことができない。この為、測定中に、患者の頭か
動いて測定誤差を起こし易く、高精度の測定ができ難い
欠点があった。 更に、ポテンシオメータを使用する下顎運動測定装置は
、顎の上下、前後、左右の動きを、前方に配設されたポ
テンシオメータに伝達するので、下顎と上顎との相対運
動距離に対するポテンシオメータの移動範囲が大きく、
測定範囲が広いセンサーを使用する必要があった。 本発明は、従来のこれ等の欠点を除去することを目的に
開発されたもので、本発明の重要な目的は、上顎と下顎
に装着して、それぞれの相対運動を測定する為、測定中
に頭が動いても測定誤差の原因とならず簡単かつ容易に
、しかも正確に顎の動きが測定できる顎運動の測定装置
を提供することにある。 また、本発明の池の重要な目的は、測定装置は顎を軽く
運動でき、顎の動きが高精度に)トリ定できる顎運動の
測定装置を提供することにある。 更に又、本発明の他の重、要な目的は、測定精度を高く
しても装置全体が高価にならず、しかもセンサーからの
出力信号で下顎の動きが正確に特定でき、測定された上
顎と下顎の軌跡が電気信号で得られる為、これをコンピ
ュータに簡単に人力でき、コンピュータで演算処理する
ことによって、顎の動きの測定皿ひに分析ができる顎運
動の測定装置を提供することにある。
【従来の問題点を解決する為の手段】
顎運動の測定装置は、上顎と下顎に別々に装着される上
顎運動部材と、下顎運動部材と、これ等の上顎運動部材
、下顎運動部材の相対的な変位を検出するセンサーとか
らなる。 上顎運動部材と下顎運動部材とは、人体に装着した状態
で両端が後方に折曲されている。上顎運動部材と下顎運
動部材は、後方の折曲端に、E顎運動部材と下顎運動部
材の相対位置を電気的に検出するセンサーが配設されて
いる。 この発明の好ましい実施例に於て、センサーには、セン
サーコイルと、このセンサーコイルの周囲に交流磁界を
作る界磁コイルと、この界磁コイルの磁界によってセン
サーコイルに誘導される交流の位相を検出する位相検出
回路とが使用されろ。 界磁コイルとセンサーコイルとは非接触で、界磁コイル
は、センサーコイルを中心として相対向する位置に配設
され、更に、相対向して配設された両界磁コイルは位相
が異なる交流で励磁されて交流磁界が作られ、交流磁界
によってセンサーコイルに交流が誘導され、誘導された
交流の位相を位相検出回路で検出してセンサーコイルの
位置を測定する。
【作用、効果】
本発明の好ましい実施例を示す第1図の顎運動の測定装
置は、上顎と下顎とが相対運動すると、これに取り付け
られている上顎運動部材1と、下顎運動部材2とが相対
運動する。上顎運動部材lと下顎運動部材2との相対運
動は、上顎運動部材と下顎運動部材とに配設されている
センサー3て検出される。 上顎運動部材と下顎運動部材とは、これを人体に装着し
た状態で両端が後方に折曲されている。 両端が後方に折曲された上顎運動部材と下顎運動部材は
、両端を下顎近傍の両側に位置させることができる。下
顎は、付根部を中心に運動している。 言い替えれは、下顎を開く時、下顎は後端の付根部を中
心に回動する。従って、下顎は、付根部の変位が最も少
ない。この発明の上顎運動部材と下顎運動部材とは、両
端が後方に折曲されて、折曲端にセンサーが配設されて
いるので、センサーを顎付根部の近傍に配設てきる。従
って、センサーは少ない変位を測定して下顎と上顎との
相対移動を検出できる。この為、センサーに測定幅が少
ないものを使用して、上顎と下顎の運動を正確に検出で
き、安価なセンサーで高精度なivす定が実現てきる。 また、センサーは、上顎運動部材と下顎運動部材との両
端に配設されて両者の相対的な変位を測定している。こ
の為、下顎を運動するときに上顎が動いてもこのことが
誤差の原因とならない。従って、簡単かつ正確に、下顎
と上顎との相対運動を測定することができる。 更にまた、センサーが変位量の少ない箇所に配設されて
いるので、下顎が上顎に対して相対運動した時に、セン
サー取付部分の上顎運動部材と下顎運動部材とは強い力
で運動される。言い替えれは、テコの原理で力が増幅さ
れたような状態で、ト顎運動部材と下顎運動部材のセン
サー取付部分か運動される。この為、上顎運動部材と下
顎運動部材とに軽くて細い部材を使用して、センサーを
確実に駆動できる特長が実現でき、また、センサーから
下顎運動部材と上顎運動部材とが受ける反作用を極めて
少なくできて、下顎を軽く運動できる特長がある。 更にまた、センサーは上顎運動部材と下顎運動部材との
相対運動を電気的に検出するので、これをコンピュータ
ーに人力でき、測定結果をコンピュータで演算して、顎
の動きを正確に分析できる特長も実現できる。 この発明の顎運動の測定装置は、センサーの構造を特定
するものではないが、センサーには、センサーコイル5
と、界磁コイル6と、位相検出回路とかななるものが使
用できる。 以下、このセンサーの動作を説明する。 センサーコイル5は、移動する位置に対応してIJ相が
変わる交流が誘導される。従って、センサーコイル5に
誘導される交流の位相を、位相検出回路で測定して、セ
ンサーコイル5の位置を測定する。 第1図に示すように、ひとつのセンサーコイル5てもっ
て移動した位置を測定する場合、センサーコイル5は、
第2図に於て、X、  Y、  Z軸の位置、並びにY
軸まわりの回転角θを、順番に一定+511!Hて繰り
返し測定し、各測定時間に対するセンサーコイル5の位
1をを検出する。 X、  Y、  Z軸方向の位置、並ひにY軸まわりの
回転角θの1回の測定時間は、顎の動きに対して充分に
短く、例えば10μ秒〜100m秒の範囲に決定される
。 下顎運動部材2両端の、X、  Y、  Z軸方向、並
びにY軸まわりの回転角θが測定されろと、上顎運動部
材lの下顎運動部材2に対する相対位置は特定できる。 ところで、図示しないが、上顎運動部材lの両端ともう
ひとつの一点、例えは上顎運動部材1の中央部分の合計
3点の、X、  Y、  Z軸の変位を測定するなら、
回転角θの測定をすることなく、下顎運動部材2の上顎
運動部材1に対する相対位置は特定できる。従って、本
発明は、センサー取付位置、並びにセンサーの検出方向
を特定するものでない。 センサーコイルが、[多動した位置によって誘導されろ
交流の位相が変わる状態を、第;3図に基づいて説明す
る。 この図に於て、界磁コイル6BをEcosωLの交流で
励磁し、前方の界磁コイル6AをEs1nωtの交流で
励磁するとき、即ち、両界磁コイル6A、6Bを位相差
が90度で同一周波数の交流で励磁すると、センサーコ
イル5が両界磁コイルの中央に位置するとき、センサー
コイル5には、両界磁コイル6A、6Bの中間の位相の
交流、即ちCOS (ωt+π/4)の交流が誘導され
る。 センサーコイル5が中央から矢印Aの方向に移動する程
、センサーコイル5に誘導されろ交流の位相は、s i
 nωしに近付き、中央から矢印Bの方向に移動する程
、cosωtの交流に近付く。 従って、センサーコイル5に誘導される交流の位相を検
出して、センサーコイル5のX軸方向の位置が測定でき
る。但し、センサーコイル5に誘導される交流の位相と
、X軸方向の変位量は、両界磁コイル6A、6Bの中間
全ての領域に渡って直線的に変化するものでない。従っ
て、検出された1i2相から変位量を補正する。 センサーコイル5のY軸方向の変位測定は、第4図に示
すように、センサーコイル5の両側でY軸方向に離して
2絹の界磁コイル6C16Dを配設し、図に於て右側の
界磁コイル6CをE s i nωtの交流で励磁し、
左側の界磁コイル6DをECO3ωtの交流て励磁する
。このとき、センサーコイル5が両磁界コイル6C16
Dの中間に位置すると、X軸方向と同様に、センサーコ
イル5には両励磁コイルの中間の位相差、I!Iち、C
05(ωt+π/4)の交流が誘導される。センサーコ
イル5が右に移動すると、センサーコイルに誘導されろ
交流の位相はs i n t、> tに近付き、反対に
左に移動すると、COSωLに近付く。 従って、この場合も、センサーコイル5の位相を測定し
てY軸方向の位置が測定できる。 同様にして、第5図に示すように、センサーコイル5の
上下、即ちZ軸方向に2組の界磁コイル6E、6Fを配
設し、両界磁コイル6E、6Fに位相差90度の交流を
加え、センサーコイル5に誘導される交流の位相を検出
して、Z軸方向の位置が検出できる。 更に、Y軸まわりの回転角θの測定は、第6図に示すよ
うに、センサーコイル5の前後に同方向に巻かれた1組
の界磁コイル6A、6Bを、上下に同方向に巻かれた別
の1組の界磁コイル6G、6Hを配設し、前後の界磁コ
イル6A、6BをEs 4 IIのtの交流で、上下の
界磁コイル6G、6HをEcosωを交流で励磁して測
定する。 センサーコイル5の中心軸がY軸と平行のとき、センサ
ーコイル5には、これと同方向に巻かれた前後の界磁コ
イル6A、6Bと同相、即ち、s1nωtの交流が誘導
される。センサーコイル5がY軸を中心に回転するに従
って、誘導される交流の位相がずれてCOSωtに近付
く。従って、位相のずれを検出し、Y軸まわりの回転角
θを測定する。 センサーコイル5に誘導される交流の位相差は、位相検
出回路で;セリ定され、必要ならば、位相検出回路の出
力をコンピューターで演算処理して、下顎運動部材と上
顎運動部材の各点、並びに上顎と下顎各点の相対運動曲
線をモニターテレビ、XYプロッタ、プリンタ等に表示
させる。 位相検出回路の出力を演算処理する技術は、現在既にこ
の分野で使用されている公知の技術が使用される。 位相検出回路には、交流の位相が測定できる全ての回路
が使用できる。第7図にその実施例を示す。 この回路は、位相差を有するふたつの交流入力信号を、
波形整形回路11で矩形波に整形し、この矩形波をエク
スクル−シフオア回路12に人力して、両人力信号のい
ずれか片方が1のときにのみlのパルス信号を作り、こ
のパルス信号のパルス幅をカウンターI3て計測してい
る。 第8図に位相検出回路の動作波形を示す。 図の(2)に示す波形の交流がセンサーコイルに誘導さ
れると、この信号と界磁コイルの励磁電圧波形とが(3
)、(4)で示される矩形波に整形され、(3)、(4
)の矩形波がエクスクル−シブオア回路12で比較され
て(5)のパルス信号を得る。(5)のパルス幅tは、
 (1)、 (2)の人力信号の位相差に相当する。 両人力信号の位相差が大きい程、エクスクル−シブオア
回路12の出力パルスの時間幅が広くなる。パルス幅り
をカウンターで計測すると、位相差が検出できる。これ
がカウンターで測定される。
【好ましい実施例】
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。 第1図に示す顎運動機構部の測定原理は、上顎または頭
蓋に座標系を設定し、下顎に剛体結合した2標点を設け
、この標点の運動と、標点間を結ぶ軸の回転を測定する
ことによって、上下顎の任意点の顎運動を計測する。 第1図に示す顎運動の測定装置は、上顎と下顎とに別/
ンに装着される上顎運動部材lと下顎運動部材2と、こ
れ等の上顎運動部材1と下顎運動部材2の両端に設けら
れて変1章を測定するセンサー3とからなる。 上顎運動部材1と下顎運動部材2とは、全体形状が【1
字状ないしコ字状に折曲され、両端が下顎の運動枢軸、
即ち、顎の付根部で顔の両側に位置する。 下顎運動部材2と上顎運動部材lの両端であって、セン
サー3の取り付は位置が、下顎の付根部分に位置すると
、下顎を大きく開く運動をしても、センサー変位量が少
なく、従って、非接触センサーの外径、特に界磁コイル
の外形をコンパクトにてき、全体を軽くてきる。 上顎運動部材lと下顎運動部材2は、通常、歯に嵌着さ
れる取付部材4を介して上顎と下顎とに固定される為、
可能な限り軽l化するのがよい。 従って、上顎運動部材1と下顎運動部材2とは、アルミ
ニウム等の軽金属、あるいは合成樹脂や木等で作られる
。 センサー3は、センサーコイル5ど、界磁コイル6と、
位相検出回路7とからなる。 センサーコイル5と界磁コイル6とが相対運動してその
変位が測定できる。センサーコイル5を上顎運動部材1
と下顎運動部材2のいずれか一方に、界磁コイル6を他
の一方に固定して上顎運動部材1と下顎運動部材2の変
位を測定できる。 第1図は、下顎運動部材20両端にセンサーコイル5を
、上顎運動部材1の両端に界磁コイル6を固定している
。 センサーコイル5は、下顎運動部材2の先端部分に、下
顎運動部材2の軸と同軸に巻かれている。 センサーコイル5は巻回数が多い程、誘導させる電圧が
大きくなるが、多すぎると、重くて応答性が遅くなるの
で、通常数十〜数千回程度に決定される。 界磁コイル6は、センサーコイル5の、X、  Y、Z
軸方向の変位検出用、並びに回転角θ検出用からなる。 界磁コイル6は、センサーコイル5の周囲に、センサー
コイル5が移動してもこれと接触しないように離されて
配設されている。 センサーコイル5のX軸方向の変位を測定する界磁コイ
ル6A、6Bは、第3図に示すように、センサーコイル
5からX軸方向に通されて、即ち、図に於て前後に離さ
れて2組み設けられている。 2絹の界磁コイルGA、6Bはセンサーコイル5と同方
向に巻かれている。 センサーコイル5のY軸方向の変位を測定する界磁コイ
ル6C,GDは、第4図に示すように、センサーコイル
5からY軸方向に離されて、即ち、図に於て左右に離さ
れて2刊み設けられている。 2″!A1の界磁コイル6C,6Dはセンサーコイル5
と同方向に巻かれている。 Z軸変位測定用の界磁コイル6E、6Fは、第5図に示
すように、センサーコイル5からZ軸方向に離されて、
即ち、図に於て上下に離されて2組み設けられている。 2紺の界磁コイル6E、6Fはセンサーコイル5と同方
向に巻かれている。 Z軸まわりの回転角θ測定用の界磁コイルは、第6図に
示すように、X軸変位測定用の界磁コイル6A、6Bを
1紺の界磁コイルとして使用し、センサーコイル5の上
下に配設された界磁コイル6G、6Hを1絹の界磁コイ
ルとして使用する。 界磁コイル6は、センサーコイル5が挿入される1面が
開いた箱型のケース14内に固定され、ケース14が上
顎運動部材lの端に固定される。 各界磁コイル6は、位相差90度の交流出力を出す発振
器で励磁される。 発振器の一例を第9図に示す。この発振器は、同一周波
数で位相が90度異能る、E s i n b)tとE
cosωtの2出力を出す発振回路8と、発振回路8の
出力を切り換えて、各界磁コイル6A。 6B、6C,6D、6E、GF、6C;、6Hを励磁す
る切換回路9と、切換回路9を一定の周期で制御するタ
イマー10とからなる。 タイマー10で制御される切換回路9は、一定時間毎に
、発振回路8の出力を各界磁コイル6A、6B・・・・
・・・・・6Hに切り換える。切り換えのタイミングチ
ャートを第10図に示す。この図に於て、一定時間、セ
ンサーコイル5のX軸方向の変位を測定する時間、即ち
、第3図に於て、前後の界磁コイル6A、6Bのみを励
磁して、X軸方向の変位を測定し、その後、Y軸方向の
変位を測定する時間、即ち、第4図に於てセンサーコイ
ル5左右の界磁コイル6C,6Dを励磁してY軸方向の
変位を測定する。その後、一定の周期で、X軸方向の変
位と回転角θとを測定した後、再びx、  y、  z
軸の変位と回転角θとを測定する。 X、  Y、  Z軸並びに回転角θのそれぞれの測定
時間Tは、顎の動きに対して充分に早く、例えば10μ
秒〜100 m秒の範囲に調整される。従って、この時
間に、センサーコイル5に誘導される交流の位相が検出
できるように、界磁コイル6を励磁する交流の周波数は
、100Hz〜数十KH2に調整される。 ところで、第9図および第1O図に示すように、順番に
X、  Y、  Z軸とθ角の変位を測定する場合、位
相検出回路7も、これに同期して制御される。 従って、位相検出回路のカウンター13の出力は、タイ
マー10で制御される。 即ち、X、  Y、  Z軸の変位を測定する状態で界
磁コイルが励磁されるとき、位相検出回路7はX、Y、
  Z軸の変位に対応した位相差を検出する。従って、
位相検出回路は、第9図に示すように、X、Y、Z軸並
びにθ角の順番で、これと同期してその変位に相当する
位相差を検出する。 ただ図示しないが、上顎運動部材とF顎運動部材とに、
X、  Y、  Z軸並ひにθ角測定用のセンサーコイ
ルと界磁コイルとを設け、各センサーコイルの位相差を
連続的に検出して、下顎運動部材の上顎運動部材に対す
るX、  Y、  Z軸並ひにθ角の連続測定は可能で
ある。 但し、この場合、X、  Y、  Z軸とθ角測定用の
界磁コイルは、互いに磁力線が干渉しないように1−顎
運動部材と下顎運動部材とに固定する必要がある。 位相検出回路7は、交流の位相が検出できる全ての回路
が使用できる。第7図の位相検出回路7は、ふたつの人
力サイン波を矩形波に整形する波形整形回路11と、こ
の波形整形回路11の出力を比較するエクスクル−シブ
オア回路12と、このエクスクル−シブオア回路12の
出力パルスの時間幅を測定するカウンター13とからな
る。 一方の波形整形回路11には、界磁コイル6を励磁する
E s + n bJt又はE c o s ωtのい
ずれかの交流を加え、別の波形整形回路11には、セン
サーコイル5に誘導された交流を加える(第8図(1)
、(2)の人力波形)。 波形整形回路11は、両人力信号を、第8図の(3)、
 (4)で示す矩形波に整形する。 エクスクル−シブオア回路12は、両人力信号の位相差
成分を取り、第8図(5)に示すように、位相差に相当
するパルス幅tの信号を出力する。 出力信号のパルス幅りがカウンターl:3で測定され、
カウンター13の出力が位相差を表示する。 今仮に、波形整形回路11の一方に、E s i nω
tの交流を人力し、この状態で、センサーコイル5がE
s1nωtの交流で励磁される片方の界磁コイルに接近
すると、センサーコイル5に誘導される交流の位相は、
第8図(2)の矢印で示す方向に位相がずれてE s 
i nωtに近付き、波形整形回路11の出力信号の位
相差が少なくなる。 従って、エクスクル−シブオア回路12の出力信号のパ
ルス幅tは短く、カウンター13の計測値は低くなる。 反対に、センサーコイル5がEs111ωtの交流て励
磁される界磁コイルから離れ、E COSυ)tの交流
で励磁される界磁コイルに近付くと、センサーコイル5
に誘導される交流は、Esi口ωtの交流から位相のず
れが大きくなり、エクスクル−シブオア回路12の出力
パルス幅が広く、カウンター13の計測値が高くなる。 前にも述べたようにカウンターの計測値は、第1!図に
示すように、X、  Y、  Z軸並びにθ角の変位端
に対して、直線的に変化しない。従って、第11図に示
す特性曲線をコンピュータに記憶させ、これに基づいて
、検出位相差から正確に移動位置を演算することも可能
である。 以上の実施例は、界磁コイル6を位相差90度の交流で
励磁したが、位相差は必ずしも90度にする必要はなく
、両界磁コイル6に流す交流に位相差が有る限り使用で
きる。但し、界磁コイルの位相差が少ないと、測定精度
が低下する。 第1図に示す顎運動の測定装置は上顎運動部材lと下顎
運動部材2の両端にセンサー3を固定しているが、本発
明はセンサーの固定位置を特定するものでない。例えは
、図示しないが、上顎運動部材1と下顎運動部材2の両
端と中間の3点に、X、  Y、  Z軸の変位を測定
するセンサーを固定することも、又、取付部材4の前方
3点のX、  Y、Z軸の変位を測定することも可能で
ある。センサーは、立体的に相対運動する上顎運動部材
1と下顎運動部材2の位置が特定できる全ての取付状態
が採用できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す顎運動の測定装置の概
略斜視図、第2図は頭に対するX、  Y、Z軸を示す
斜視図、第3図ないし第6図はセンサーコイルと界磁コ
イルの配列を示す概略斜視図、第7図は位相検出回路の
一例を示すブロック線図、第8図は波形成形回路の人出
力並ひにエクスクル−シブオア回路の出力波形を示すグ
ラフ、第9図は発振器の一例を示すブロック線図、第1
0図はX、  Y、  Z軸とθ角を測定するタイミン
グチャート図、第11図は変位と位相差とを示すグラフ
である。 l・・・・・・上顎運動部材、2・・・・・・下顎運動
部材、3・・・・・・センサー、   4・・・・・・
取付部材、5・・・・・・センサーコイル、 6・・・・・・界磁コイル、  7−・・・・・位相検
出回路、8・・・・・・発振回路、   9・・・・・
・切換回路、10・・・・・・タイマー、  1】・・
・・・・波形整形回路、12・・・・・−エクスクル−
シブオア回路、】3・・・・・・カウンター 1/1・
・・・・・ケース。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 上顎と下顎に別々に装着される上顎運動部材と、下顎運
    動部材と、 これ等の上顎運動部材、下顎運動部材の相対的な変位を
    検出するセンサーとからなる顎運動測定装置に於て、 上顎運動部材と下顎運動部材とは、人体に装着した状態
    で両端が後方に折曲されており、後方の折曲端に、上顎
    運動部材と下顎運動部材の相対位置を電気的に検出する
    センサーが配設されていることを特徴とする顎運動測定
    装置。
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