JPH02121681A - タンパク泡消火剤 - Google Patents

タンパク泡消火剤

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JPH02121681A
JPH02121681A JP27436388A JP27436388A JPH02121681A JP H02121681 A JPH02121681 A JP H02121681A JP 27436388 A JP27436388 A JP 27436388A JP 27436388 A JP27436388 A JP 27436388A JP H02121681 A JPH02121681 A JP H02121681A
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JP
Japan
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fluorine
foam
protein
cationic
amphoteric
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Pending
Application number
JP27436388A
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English (en)
Inventor
Yukio Otoshi
大歳 幸男
Toshiaki Goto
後藤 俊朗
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AGC Inc
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Asahi Glass Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、特に極性溶剤用消火剤に適した、タンパク泡
消火剤に関するものである。
[従来の技術] 液体可燃物の消火剤として、タンパク泡消火剤が最も有
効であることは知られているが、可燃物がアルコール等
の極性溶剤の場合には、泡が消泡しやす(、充分な消火
ができないことも又、知られている。この欠点を解決す
るために、タンパク泡消火剤にパーフルオロカーボン化
合物からなるフッ素系界面活性剤を添加したり(特公昭
54−38838号)、あるいは平均分子量5000以
上のフッ素系水溶性高分子化合物を添加すること(特開
昭55−52768号)が提案されている。
[発明の解決しようとする課題] 本発明者の検討によれば、前述のごとくタンパク泡消火
剤にフッ素系界面活性剤を添加する方法では、2価金属
塩を使わざるを得ないため、消火剤貯蔵時にこの金属塩
に基づ(沈殿が発生し、使用不可能となったり、タンパ
ク泡の泡立ちが悪い等の問題点がある。一方、フッ素系
水溶性高分子化合物を添加する方法では、この高分子化
合物に基づく沈殿が発生したり、タンパク泡の展開速度
が悪いために、消火時間が長くかかる等の問題点がある
[課題を解決するための手段] 本発明は前述の問題点を解決すべくなされたものであり
、タンパク泡に含フッ素カチオン性(又は両性)オリゴ
マーを添加することにより沈殿を生ずることなく、タン
パク泡の泡立ちを阻害することなく優れた泡安定性を示
す消火剤とすることができる。すなわち、本発明は、平
均分子量4000以下のカチオン性又は両性含フッ素オ
リゴマーを含有するタンパク泡消火剤に関するものであ
る。
本発明における含フッ素オリゴマーは、カチオン性又は
両性であるためアニオン性を示すタンパク泡とイオン的
に反応し、フッ素化タンパクを形成すると考えられるが
、このフッ素化タンパクはアルコール等の極性溶剤に対
し、極端に溶解性が低下するため、極性溶剤によりタン
パク泡が消泡することもない。又、カチオン性又は両性
に基づいて水溶性となることから、水溶性のタンパクに
溶解しやす(、沈殿を発生することもな(、タンパク泡
の泡立ちも良好である。さらには、高分子量でなく適度
な分子量であることから、タンパク泡の展開速度も速(
、短時間に消火することができる。
本発明の含フッ素オリゴマーとしては、炭素数3〜22
のポリフルオロアルキル基(アルキル基の水素の一部又
は全部がフッ素で置換したもので、フッ素の一部が他の
ハロゲンで、置換されていてもよい。)、カチオン性又
は両性を示す基を含有するオリゴマーが好適である。こ
のような含フッ素オリゴマーを得るためには、ポリフル
オロアルキル基とカチオン性又は両性を示す基とを同時
に含有するモノマーを重合して単独重合オリゴマーとし
たり、これらの基を別々に含有するモノマー同志を共重
合してランダム、ブロック、グラフト等の形態を有する
共重合オリゴマーとする方法が好適である。又、本発明
の含フッ素オリゴマーの分子量調整には、HSC,H,
OH,H2CO,C0OH,HSC,H,□、 HSC
,□H2SH3C2H,C,F、、、 HSC,H,C
00C2H4C,F、、等の連鎖移動剤を用いればよい
。前記ポリフルオロアルキル基を含有するモノマーのか
わりとして、あるいは、同時に前記のようなポリフルオ
ロアルキル基を含有する連鎖移動剤(分子量調整剤)を
用いることもできる。
ポリフルオロアルキル基を含有するモノマーとしては、
下記のアクリレートやメタクリレートが好ましい。
CFI(CF2)、CH,0COC(CH,)=CH。
CFs (CF、) 、 (cut) tococ (
CH,)=CH2CFs (CFz)acHiOcOc
−CHzCFs (CFz)tcHicHtOcOcH
:cHzCFz (CF2)?CH2CHCH,0CO
C(CH,)=CH2CF、(CF。
CFa (CFffi CF、(CF。
CFs(CF− CFs(CFa 、SO□N(CsHl)(CHz)zOcOcf(=C
Hay(CHi)40COCR=CHz 、SO,N(CH3) (CH,)20COCH(CH
,)=CH。
、SO,N(C,H,)((:H2)、0COCR=C
H2ycONH(CHa) JCOCH=CHiCF3
(CF2)a (C)12)zOcOcH=cHzCF
s (CF2)8 (CHI) aOcOc (CHa
):CHz)((CF2)I。C1,0COCH=CH
CF、C1(CF、)、。CH20COC(CH3)=
CH。
一方、カチオン性又は両性を示す基を含有するモリマー
としては、下記化合物が好ましい。
CONH3C1 C)1.COO 本発明における含フッ素オリゴマーを構成する他のモノ
マーとしては、含フッ素オリゴマーをより水溶性とする
ために有効なオキシエチレン基等の水溶性基を含有する
モノマーをはじめとして、例えば以下の重合性モノマー
である。
エチレン、酢酸ビニル、塩化ビニル、弗化ビニル、ハロ
ゲン化ビニリデン、スチレン、α−メチルスチレン、p
−メチルスチレン、アクリル酸とそのアルキルエステル
、メタクリル酸とそのアルキルエステル、ポリ(オキシ
エチレン)アクリレート、ポリ(オキシエチレン)メタ
クリレート、ポリ(オキシプロピレン)アクリレート、
ポリ(オキシプロピレン)メタクリレート、アクリルア
ミド、メタクリルアミド、ジアセトンアクリルアミド、
メチロール化ジアセトンアクリルアミド、N−メチロー
ルアクリルアミド、ビニルアルキルエーテル、ハロゲン
化アルキルビニルエーテル、ビニルアルキルケトン、ブ
タジェン、イソプレン、クロロブレン、グリシジルアク
リレート、ベンジルメタクリレート、ベンジルアクリレ
ート、シクロへキシルアクリレート、2−エチルへキシ
ルメタクリレート又はアクリレート、無水マレイン酸、
アジリジニルアクリレート又はメタクリレート、ポリシ
ロキサンを有するメタクリレート又はアクリレート、N
−ビニルカルバゾール。
又、本発明における含フッ素オリゴマーを得るためには
、原料の重合し得るモノマーを、適当な有機溶媒に溶か
し、重合開始源(使用する有機溶媒に溶ける過酸化物、
アゾ化合物あるいは電離性放射線など)の作用により、
溶液重合させる方法が通常採用され得る。溶液重合に好
適な溶剤は、トルエン、酢酸エチル、イソプロピルアル
コール、1,1.2− トリクロロ−1,2,2−トリ
フルオロエタン、テトラクロルジフルオロエタン、メチ
ルクロロホルム等である。かかるオリゴマーの分子量は
、大きすぎると沈殿が発生したり、タンパク泡の展開速
度が悪いため、消火時間が長くかかること、又、小さす
ぎると充分にフッ素化タンパクを形成できず、極性溶剤
によりタンパク泡が消泡しやす(なることから、数平均
分子量が約1.000〜4,000 、好ましくは約1
,000〜3.000の範囲から選定するとよい。オリ
ゴマーの分子量調整には前述の各種連鎖移動剤を用いれ
ばよい。
ポリフルオロアルキル基を含有するモノマーとカチオン
性又は両性を示す基を含有するモノマーとその他のモノ
マーを共重合して得られる共重合オリゴマーの各モノマ
ーの共重合割合は、通常ポリフルオロアルキル基を含有
するモノマー15〜70重量%、カチオン性又は両性を
示す基を含有するモノマー5〜30重量%、その他のモ
ノマー0〜80重量%が適当である。
本発明における含フッ素オリゴマーのタンパク泡消火剤
中の配合量は、タンパク泡と反応して、フッ素化タンパ
クを形成し、泡立ちに優れ0、泡安定性が良好となる範
囲から選定すればよ(、タンパク泡消火剤中0.1〜2
0重量%、好ましくは0.5〜5重量%であり、通常こ
れを水で10〜50倍に希釈して使用する。
本発明のタンパク泡消火剤中には、部分的に加水分解さ
れたタンパク質のような補助発泡剤、高分子量のポリオ
キシエチレングリコール、アルキレングリコールのアル
キルエーテル等の発泡安定剤、あるいはグリセリン、エ
チレングリコール、プロピレングリコールのごとき凍結
防止剤、シリコーン系界面活性剤、pH調整剤、防錆剤
等の各種補助剤を併用し得る。
本発明のタンパク泡消火剤は、特にアルコール、ケトン
、エステル、エーテル類等の極性溶剤の火災に対して有
効であるが、ガソリン、軽油、重油、シクロヘキサン、
シンナー、ベンゼン、トルエン等の各種可燃物の火災に
対しても適用可能である。
[実施例] 製造例1 三ツロフラスコにCaF+yCJ4SH: 22.5g
、CHz=CHCOOC2H4CsF+t:32.5g
、 CH2:CHCON(CHs)z:イソブロビルア
ルコール: 190gを入れ、N2ガスでパージする。
開始剤としてAIBN (アゾビスイソブチロニトリル
)を0.8g入れた後、フラスコの内温を70℃にし、
約10時間撹拌を続けることで目的とする含フッ素オリ
ゴマーを得た。
製造例2 三ツロフラスコにC+JtsSH: 16.8g、CH
,=CHC00C,H4N5O,C,F、、:51.3
g、Js CH,=CHC0N(CH3h:21.1g、C1,=
CHCOO(C,H40)、IH:2.2g% CH,
”CHCONH,:12.6g、ロピルアルコール: 
185gを入れ、N2ガスでパージする。・開始剤とし
てAIBNを0.8g入れた後、フラスコの内温を70
℃にし、約10時間反応することで目的とする含フッ素
オリゴマーを得た。
以下同様に表1に示す組成の化合物を合成し消火剤とし
ての性能を評価した。
消火性能評価方法 1.4mX 1.4mX 0.3mの鋼製の水槽に燃料
としてイソプロピルアルコール200ρを入れる。含フ
ッ素オリゴマーを1.0重量%含有するタンパク泡消火
剤を20℃の淡水で30倍に希釈した消火液80I2を
加圧用チッソボンベの配管がなされたタンクに入れる。
このタンクにタンパク泡消火剤用発泡ノズルの付いたホ
ースを接続し、水槽の上端にノズルの泡放出ヘッドを設
置する。
1分間燃料を燃焼させた後、消火液の入ったタンクを7
 kg/cm”に加圧し、毎分ill消火液を供給し消
火時間を測定する。
表 1 (続き) 表1 [発明の効果] 本発明における含フッ素オリゴマーは、アニオン性を示
すタンパクとイオン的に反応し、フッ素化タンパクを形
成する。このフッ素化タンパクは水に対して適度な溶解
性を有しているため、消火剤貯蔵時に沈殿を生ずること
もな(、泡立ちにも優れるものである。又、泡自体が極
性溶剤に対し極度に溶解性が低下するフッ素化タンパク
により形成されているため、極性溶剤用の消火に対して
極めて消泡しにくくすることができる。
添加量:淡水で希釈前のタンパク泡消化済り中の含フッ
素オリゴマー添加!!!(重量%) 発泡倍率:自治省令第26号に定められた方法。
25%排液時間;       〃

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、平均分子量4,000以下のカチオン性又は両性の
    含フッ素オリゴマーを含有するタンパク泡消火剤。 2、含フッ素オリゴマーが、炭素数3〜22のポリフル
    オロアルキル基を含有するオリゴマーである請求項1記
    載のタンパク泡消火剤。
JP27436388A 1988-11-01 1988-11-01 タンパク泡消火剤 Pending JPH02121681A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002113126A (ja) * 2000-10-12 2002-04-16 Yamato Protec Co たん白泡消火薬剤及び泡水溶液
US8916058B2 (en) * 2007-03-21 2014-12-23 E I Du Pont De Nemours And Company Fluorobetaine copolymer and fire fighting foam concentrates therefrom

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JP2002113126A (ja) * 2000-10-12 2002-04-16 Yamato Protec Co たん白泡消火薬剤及び泡水溶液
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