JPH02120495A - 穿孔機における穿孔ロッドの検尺装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、穿孔機における穿孔ロッドの検尺装置に関す
る。

〔従来の技術〕

グラウト注入などにおける穿孔機により穿孔する場合、
穿孔長を管理することはきわめて重要である。

この種の穿孔機においては、スピンドル型の比較的小〜
中型の穿孔機、中〜大型のドライブヘッド型、ターンテ
ーブル型の穿孔機、ガイドバー上に駆動部が乗りガイド
バー上を前後および上下しながら穿孔するガイドセル方
式の穿孔機、あるいはリーダ一方式の内ボーリングロッ
ドやケーシングが駆動部を貫通するパワースイベル型穿
孔機などがある。

いずれにしても、穿孔長を管理することは、改良ゾーン
を定めたり、施工後において施工性の確認を行うなどの
ために行われる。

従来、穿孔長の管理に際しては、長さが既知の穿孔ロッ
ドの本数を数えることにより専ら行っていた。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかし、これでは穿孔ロッドの本数の数え間違えによっ
て、穿孔長を誤って測定し埋設管などを破損させてしま
う虞れがある。

そこで、本発明の主たる目的は穿孔長を正確に測長でき
る穿孔機における穿孔ロッドの検尺装置を提供すること
にある。

〔課題を解決するための手段〕

上記課題は、穿孔ロッドを給進する穿孔機に対して取付
けられた検尺装置であって、前記穿孔ロッド表面に当接
しかつその軸長方向に回転する回転体と、この回転体の
回転数または回転周長に基づき前記穿孔ロッドの給進長
を測定する測長器とを備えたことで解決できる。

〔実施例〕

以下本発明を図面に示す実施例によって説明する。

第１図〜第２図には本発明装置の具体例が示されている
。

■は穿孔機本体で駆動モータや油圧源などが内蔵されて
いる。この穿孔機本体には、ガイド２が水平軸心周りに
回転自在の回転板３に取りつけられている。ガイド２に
は、スピンドル４が挿通され、さらに昇降シリンダ５が
取りつけられている。

スピンドル４の上部にはこれと一体になった固定板６が
固定されている。この固定板６には前記昇降シリンダ５
のロッドと連結されている。さらにスピンドル５の上部
にはスピンドルヘッド７が固定され、下部にはチャック
８が固定されている。

これらスピンドルヘッド７、固定板６、スピンドル４お
よびチャック８には穿孔ロッド９が挿通されるようにな
っている。ｌＯは穿孔水やグラウトを送給するスイベル
である。この種の穿孔機は公知である。

本発明では、この穿孔機に対して次のような測長器が取
り付けられる。

すなわちスピンドルヘッド７の上部にケース２０がボル
ト２１により固定されており、第３図のようにその底板
２０ａにＬ字状のブラケット２２が固定されており、さ
らにこのブラケット２２ピン２３を介して枢着されたア
ーム２４の他端に回転軸２５に軸支され、その回転軸２
５の一端には回転体２６が固定されている。

この回転体２６の表面には滑り防止のための凹凸が形成
されている。この回転体２６の回転数は回転軸の他端に
取り付けられたロータリーエンコーダー２７によって検
出されるようになっている。

さらにアーム２４の上部には押し付はロッド２８が枢着
されブラケット２２との間に反発スプリング２９が介装
されていることによって、常時回転体２６は穿孔ロッド
９に押し付けられている。

したがって、ケース２０が上下すれば回転体２６が従回
転し、これによってロータリーエンコーダー２７が回転
し、この回転に基づくパルスによりケース２０の昇降長
、換言すればスピンドル４の昇降長が検出される。この
昇降長はデジタル表示部３０に表示されるようになって
いる。３１は警報器で設定長になったならば警報を発す
るものであり、３２は深度設定器、３３はバッテリー電
源部である。

上記のように構成された装置において、次のように検尺
が行われる。

第５図は検尺装置Ｘをスピンドルヘッド７に取付けた状
態を示す。この状態から、第６図に示すように、［１機
１のスピンドル４に穿孔ロッド９を挿通ずるとともに、
スイベルＩＯおよびビット１１を取付ける。このとき、
ビット１１を地表面ＧＬに接続させ、この接続点を基準
点とし検尺装置Ｘの電源をオンする。したがって、表示
部３０の表示はｒｏｏ、ｏＯＪとなる。

その後、チャック８を緩め、スピンドル４を上端まで１
ストローク分引き上げる。このときロッド９は静止して
いるため、回転体２６がロッド９に接しながら回転し、
引き上げ長が表示される。

もし１ストローク長が５０ｃｍであれば、第７図の引き
上げ終了時には、ｒ　００．５０　Ｊと表示され、これ
から穿孔すべき５０ａｎを示す。

次いで、チャック８を締め、第８図のように穿孔を開始
し、第９図のように、１ストロ一ク分の回転穿孔を行う
。この状態では、ｒｏｏ、５０Ｊのままである。

その後、第１０図のように、次のストロークの穿孔を行
うために、チャック８を緩め、スピンドル４を１ストロ
ーク分引き上げると、表示部３０にはｒｏｌ、ｏＯＪと
表示される。

次に第１１図のように、チャック８を締め、２ストロー
ク目の穿孔を行う。第１２図は２ストロ−り目の完了状
態であるが、表示はｒｏｌ、ｏＯ」のままである。

このような穿孔を順次行い、予め設定深度を１５、００
　ｍとしたとき、第１３図のように、最初から数えて３
０ストローク目の引き上げを完了すると、表示はｒ１５
．００Ｊとなり、警報ブザ−３１が鳴動し、オペレータ
に告知される。しかし、この時点では、周知のように、
ＧＬから１４．５０　ｍであり、このストローク目の穿
孔を第１４図のように完了したとき、表示部３０にｒ１
５．ｏＯＪと表示される。

次いで、第１５図のように、第１４図の状態から、１ス
トロークの引き上げまたは回転を伴う引き上げを行い、
その過程でグラウト注入などの地盤改良を行う。その後
、チャック８を緩め、第１６図のように、スピンドル４
を下端まで下降させると、回転体２６は逆転し、下降限
に至ると、［１４，５０Ｊと表示される。

このようにロッド９の引き上げ、スピンドル４のみの下
降を順次繰り返し、第１７図のように、たとえば１０ス
トローク目の上昇が完了すると、ｒｌＯ，５０Ｊと表示
され、次いで、チャック８を緩めスピンドル４を下降さ
せると、表示は「１０゜００」となり、警報ブザ−３１
が鳴動し、オペレータに告知される。

上述のようにして、５．０ｍ分の地盤改良が行われる。

なお、以上の検尺操作は、ドライブヘッド型、ガイドセ
ル方式パワースイベル型においても同様である。

第１９図はターンテーブル方式穿孔機ｌ°に検尺装置Ｘ
”を取付けた状態を示す。検尺装置Ｘ′は穿孔機１゛の
ターンテーブル駆動部５０に機械的に連結取付けられる
。

ターンテーブル形穿孔機１′は駆動部にチャック機構の
ないものがほとんどである。よって使用するロッド、ケ
ーシングは角パイプや丸パイプに特殊加工を加えた物等
を用いて駆動部の回転運動がロッド９′に直接伝達する
ようになっている。

本穿孔機では、穿孔機本体１゛内の動力源からの出力が
テーブル駆動部５０に伝達され、ロッド９゜と共に検尺
装置Ｘ°　も回転せられる。圧入および引抜きは、ガイ
ド５１をタワー５２に沿ってワイヤーローブ５３を介し
てウィンチ５４に行うものである。

かかる穿孔機では、スピンドル型のものと異なり、チャ
ック機構がないため、回転と同時にロッド９°の上下動
が行われる。したがって、穿孔および引き上げ中、検尺
装置Ｘ°の表示は常に連続的に表示される。また、設定
穿孔深度および引き上げ深度になるとブザーが鳴動し、
オペレータに報知される。

〔発明の効果〕

以上の通り、本発明によれば、正確な検尺が可能となる
などの利点がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はスピンドル型穿孔機における検尺装置の取付は
状態斜視図、第２図は検尺装置の概念図、第３図は要部
斜視図、第４図（ａ）は平面図、（ｂ）は正面図、第５
図〜第１８図は検尺態様を順に示す正面図、第１９図は
ターンテーブル型穿孔機の斜視図、第２０図は正面図で
ある。 ■、ビ ９　９゜ ｘ、　　ｘ’ ・・・穿孔機本体　　４・・・スピンドル・・・穿孔ロ
ッド　２４・・・アーム ・・・回転体 ・・・ロータリーエンコーダー ・・・反発スプリング ・・・検尺装置 第 図 第 図 第 図 第 図 （ｂ） 第 図 第 図 第 図 第 図 第 図 第 図 第 図 第１６ 図 第１８ 図 シＯ 第 図 第２０図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）穿孔ロッドを給進する穿孔機に対して取付けられ
   た検尺装置であって、前記穿孔ロッド表面に当接しかつ
   その軸長方向に回転する回転体と、この回転体の回転数
   または回転周長に基づき前記穿孔ロッドの給進長を測定
   する測長器とを備えたことを特徴とする穿孔機における
   穿孔ロッドの検尺装置。