JPH02119039A - 光検出管 - Google Patents

光検出管

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JPH02119039A
JPH02119039A JP27273788A JP27273788A JPH02119039A JP H02119039 A JPH02119039 A JP H02119039A JP 27273788 A JP27273788 A JP 27273788A JP 27273788 A JP27273788 A JP 27273788A JP H02119039 A JPH02119039 A JP H02119039A
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JP
Japan
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light
transparent
film
receiving
sensitivity
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP27273788A
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English (en)
Inventor
Seiichiro Hashimoto
橋本 誠一郎
Yoshiharu Oi
好晴 大井
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Hamamatsu Photonics KK
Original Assignee
Hamamatsu Photonics KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は例えばイメージ管のような光検出管に関するも
のである。
〔従来の技術〕
イメージ管などの光検出管は、入射される検出光を光電
子に変換する光電変換部、光電子ビームにより電子像を
形成する電子レンズ系などを有し、あるいは光電変換部
に蓄積された電荷を走査するため電子銃などを有してい
る。そして、このような光検出管の分光検出感度特性は
、光電変換部を構成する光電変換膜の感度特性等に依存
して定められる。
第4図は従来の光検出管の分光検出感度を示している。
同図において、曲線Aはホウ硅酸ガラスからなる受光面
板に、パイアルカリ光電変換膜を組み合せた400に型
PMTの相対分光感度を示し、曲線Bはホウ硅酸ガラス
からなる受光面板に、A  −0−C光電変換膜を組み
合せた700KS 型PMTの相対分光感度を示している。図示の通リ、4
00に型PMTの感度のピークは波長420nm近傍に
現われ、700に型PMTでは波長820n−近傍に現
われている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、第4図から明らかなように、従来装置で
は相対感度の高い波長域はある程度以下に狭くなってい
る。具体的には、400に型PMTでは380〜450
nmの波長範囲内でしか相対感度が90%以上とならず
、700に型PMTでは740〜850n11の波長範
囲でしか相対感度が90%以上にならない。このため、
従来装置で広い波長範囲の光を等しく検出しようとして
も、感度のピークの近傍の波長が相対的に多く検出され
てしまい、周辺の波長の光が埋もれてしまう欠点があっ
た。
本発明は、光電変換膜の感度が相対的に高い波長域を越
える広い波長域において、はぼ均等に検出感度が得られ
るようにした光検出管を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明に係る光検出管は、真空管の透明受光板を介して
検出光を入射し、この検出光を光電変換膜に入射してこ
れに対応する検出信号を出力する光検出管において、透
明受光板の受光面上により屈折率の大きい材料からなる
透明膜が形成され、かつ透明膜の膜厚dが、透明膜の屈
折率を01光電変換膜の分光検出感度の相対的に高い波
長をλとしたときに、mを奇数の整数として n−d−(λ/4)−m となっていることを特徴とする。
ここで、透明膜が接地された透明導電膜で形成されるよ
うにしてもよい。
〔作用〕
本発明によれば、光電変換膜の相対的に感度の高い波長
域で検出感度が実効的に低下させられるので、より広い
波長域で検出感度をほぼ同程度にすることが可能になる
。また、透明膜を導電性材料で構成して接地すれば、受
光面に静電気が帯びることはないので、使用中のゴミ等
の付着により受光感度が低下することもなくなる。
〔実施例〕
以下、添付図面を参照して、本発明の詳細な説明する。
第1図は実施例を適用した光検出管(PMT)の断面図
である。図示の通り、PMTの外囲器はガラスからなる
真空管1により構成され、この真空管1の前面側は検出
光の入射が可能な透明受光板2をなしている。透明受光
板2の内面には入射検出光に応じて光電子を放出する光
電変換膜3が付着形成され、光電変換膜3の後方側の真
空管1の内面には、電子ビームを集束するための集束電
極4が設けられている。光電子増倍部5は入力側が電子
ビームの集束位置に来るように配設され、その出力側に
は増倍された電子を受けるための陽極6が配設される。
そして、これにより検出光に応じた検出信号が、電気信
号とて出力される。
本発明では、第1図のようなPMTにおいて、透明受光
板2の受光面に透明膜7が厚さdで付着形成される。こ
のような透明膜7を設けると、検出光の反射率は後述の
ように波長に応じて変化する。具体的には、透明膜7の
屈折率をnとしたときには、mを奇数の整数として n−d−(λ/4)・m       ・・・(1)が
成立する波長λの光に対して反射率は最大となり、その
両側の波長域で反射率が低くなる。そこで、透明膜7の
光学的膜厚n−dを、PMTの光電変換膜3の最大分光
感度波長λ。に対して(1)式が成立するように設定す
ると、特定波長λ。を含む広い波長域で略同程度に感度
を有するPMTが実現できる。なお、この具体例につい
ては、第2図および第3図を参照して後述する。
一方、第1図のPMTにおいて、光電変換膜3、集束電
極4、光電子増倍部5等には直流電源Eを抵抗R1〜R
nで分圧した高電圧が印加されており、これにより電子
ビームの集束や増倍が行なわれる。ところが、この高電
圧は真空管1にリークし、透明受光板2にも及ぶことに
なる。本発明のより好ましい態様では、第1図に示す如
く透明受光板2の外面(受光面)上に導電性膜を含む透
明な膜7が付着形成されており、これは接地されている
。このため、光電変換膜3等からのリーク電流は透明受
光板2の外面に形成された膜7を介してアースに至るこ
とになるので、受光面が静電気を帯びることはない。従
って、使用中に大気中のホコリ等が付着して受光感度が
低下するようなことはなくなる効果がある。
次に、第2図を参照して、本発明の第1の具体例を説明
する。
第2図は400に型PMTの特性図であり、同図(a)
は分光反射率、同図(b)は相対分光感度を示している
。透明受光板2の受光面に透明膜7を全く設けないとき
の分光反射率は、同図(a)の点線aOのように約4%
で一定となり、このときのPMTの相対分光感度は同図
(b)の点線A のようになる。この特性A は第4図
におけIQ                    
     a。
る特性Aと同一である。
第1の具体例では、上記のようなPMTの受光面に、I
 T O(I n 20 a + S n O2; n
 +2.0)からなる透明導電膜を透明膜7として形成
する。ここで、(1)式においてmwm 5とし、λo
−420n11として、透明導電膜の光学的膜厚を n・d■(5/4)  ・λ0 とすると、分光反射率は第2図(a)の実線a1のよう
になり、m−3としたときのそれぞれの分光反射率は、
第2図(a)の−点鎖線a2となる。
なお、透明導電膜を設けたときの分光反射率B(λ)は
、透明導電膜を設けないときの分光反射率をA(λ)、
このときの透明受光板2と空気の界面での反射率をR8
(=!−4,0%)、透明導電膜を設けたときの空気と
の界面での反射率をR(λ)としたときに、 B (λ )−A (λ )  番  (1−R(λ 
))ハ1−Ro )となる。
そこで、第1の具体例では、(1)式においてm−5と
し、λo−420rvとしたときの透明導電膜(第2図
(a)の特性al)を透明受光板2に付着形成すること
にする。相対分光感度は第2図(b)のようになり、λ
、)−420rv近傍を含む広い波長域(360〜46
0 nm)においてほぼ同一の感度が実現されている。
具体的には、透明導電膜を設けない第2図(b)の特性
A では、360 n11近傍で80%近くまで感度が
低下していたのに対し、透明導電膜を設けた同図(b)
の特性Aatでは、360 rv近傍でも最大感度(4
20nfil)の95%程度の感度が得られている。
第3図は本発明の第2の具体例の特性を示しており、第
1の具体例と異なる点は700に型PMT (第4図の
特性B)に本発明を適用している点である。第3図(a
)において、特性bOは透明導電膜を設けないときの分
光反射率R8−4,0%を示し、特性b1〜b3はそれ
ぞれmを5.3.7としたとき、すなわち光学的膜厚を
n−d−5λ/4、n・d−3λo/4、n拳d=7λ
 /4としたとき(但し、λ。−820nm)の分光反
射率を示している。同図(b)において、点線の特性B
、。は透明導電膜を設けないときのもの(第4図の特性
Bと同一のもの)であり、実線の特性B5□は第3図(
a)の特性b1の透明導電膜を設けたときの相対分光感
度である。図示の通り、λo=82On11近傍を含む
広い波長域において良好な感度の均一性が可能になって
いる。
本発明については、各種の変形が可能である。
例えば、透明膜7は非導電性のものであってもよく、ま
た材料もITOに限らず各種のものを用いることができ
る。具体的には、In2O3あるいはS n O2のみ
でもよく、ZnOにAI等の金属を混入したものでもよ
い。また、TiO2などであってもよい。さらに、光電
変換膜の構成についても、第1図のものに限られるもの
ではない。さらに、透明導電膜の形成方法については、
真空蒸着やスパッタ法を用いることができ、ガラス板に
透明膜を付着形成してこれを光学結合剤で受光面板に接
着するようにしてもよい。さらにまた、(1)式におけ
る係数mを具体的にどのような値にするかは、光電変換
膜の分光感度と実現したい検出波長域との関係の下で適
宜に設定すればよい。
〔発明の効果〕
以上、詳細に説明した通り本発明では、光電変換膜の相
対的に感度の高い波長域で、検出感度が実効的に低下さ
せられるので、より広い波長域にわたって検出感度をほ
ぼ均等にすることが可能になる。また、透明膜を導電性
材料で構成して接地すれば、受光面に静電気が帯びるこ
とはないので、使用中のゴミ等の付着により受光感度が
低下することもなくなるという格別の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の実施例に係る光検出管の断面図、第
2図は、本発明の第1の具体例の分光特性図、第3図は
、第2の具体例の分光特性図、第4図は、従来装置の分
光感度特性図である。 1・・・真空管、2・・・透明受光板、3・・・光電変
換膜、4・・・集束電極、5・・・光電子増倍部、6・
・・陽極、7・・・透明膜。 特許出願人  浜松ホトニクス株式会社代理人弁理士 
  長谷用  芳  樹実境刺の″!fr面図 蔦1図 手 続 補 正 書

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、真空管の透明受光板を介して検出光を入射し、この
    検出光を光電変換膜に入射してこれに対応する検出信号
    を出力する光検出管において、前記透明受光板の受光面
    上に当該透明受光板より屈折率の大きい材料からなる透
    明膜が形成され、かつ前記透明膜の膜厚dは、前記透明
    膜の屈折率をn、前記光電変換膜の分光検出感度の相対
    的に高い波長をλとしたときに、mを奇数の整数として n・d=(λ/4)・m となっていることを特徴とする光検出管。 2、前記透明膜が接地された透明導電膜であることを特
    徴とする請求項1記載の光検出管。
JP27273788A 1988-10-28 1988-10-28 光検出管 Withdrawn JPH02119039A (ja)

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