JPH0211748B2 - - Google Patents

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JPH0211748B2
JPH0211748B2 JP55057717A JP5771780A JPH0211748B2 JP H0211748 B2 JPH0211748 B2 JP H0211748B2 JP 55057717 A JP55057717 A JP 55057717A JP 5771780 A JP5771780 A JP 5771780A JP H0211748 B2 JPH0211748 B2 JP H0211748B2
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air
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droplets
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F03MACHINES OR ENGINES FOR LIQUIDS; WIND, SPRING, OR WEIGHT MOTORS; PRODUCING MECHANICAL POWER OR A REACTIVE PROPULSIVE THRUST, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F03GSPRING, WEIGHT, INERTIA OR LIKE MOTORS; MECHANICAL-POWER PRODUCING DEVICES OR MECHANISMS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR OR USING ENERGY SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F03G7/00Mechanical-power-producing mechanisms, not otherwise provided for or using energy sources not otherwise provided for
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F03MACHINES OR ENGINES FOR LIQUIDS; WIND, SPRING, OR WEIGHT MOTORS; PRODUCING MECHANICAL POWER OR A REACTIVE PROPULSIVE THRUST, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F03BMACHINES OR ENGINES FOR LIQUIDS
    • F03B17/00Other machines or engines
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/20Hydro energy

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Separation By Low-Temperature Treatments (AREA)
  • Other Liquid Machine Or Engine Such As Wave Power Use (AREA)
  • Engine Equipment That Uses Special Cycles (AREA)
  • Air Supply (AREA)
  • Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野) 本発明は動力源発生用揚水方法及び動力発生方
法、詳しくは動力発生のため水源から流下した水
を再び動力源となるべく水源へ還流させるため、
あるいは水源の水を所定の高位に移動させて動力
源を形成するための揚水方法及び所定高位に揚水
させそれを動力源とする動力発生方法に関する。 (従来技術とその技術的課題) リフトタワー内の空気の流れを利用し該タワー
を横切る圧力ヘツド(水頭)により揚水エネルギ
ーを生ぜしめることが可能であるが、所望の圧力
ヘツドを確立する一つの方法はリフトタワーの下
部の空気を加熱しそれによりその密度を低下せし
めてリフトタワーの頂部まで上昇せしめることで
ある。気流はタービンを通過しそれにより空気の
運動エネルギーを有役な仕事に変換せしめるもの
である。一般には、空気を加熱するために太陽エ
ネルギあるいは廃熱が利用される。この技術は周
知ではあるが実用的な動力発生システムの基礎を
形成するものではなかつた。何故ならそのシステ
ムの効率が比較的低く少しの仕事量を得るために
多量の熱量を必要とするからである。 所望の圧力ヘツドを確立するための別の方法は
リフトタワー内の空気を冷却しその密度を大きく
してそれにより空気をリフトタワーの底部で空気
タービンを介して流下せしめることである。この
技術は米国特許第3894393号に開示されている。
即ち、この米国特許には水をリフトタワーの頂部
近傍内で噴出することにより水を蒸発せしめる技
術並びに空気を簡単な方法で冷却する技術が開示
されている。上記米国特許によれば、かなり良好
な性能及び動力出力が得られるが、気流に及ぼす
ダクトの抵抗損失を考慮に入れていないのみなら
ず最高出口速度を圧力ヘツドに対して関係づける
という解析がなされていない。上記米国特許を更
に詳しく解析すれば抵抗損失が発生される有用動
力よりもはるかに大きくそして空気の出口速度が
上記特許明細書において計算されている値よりも
小さいオーダー値であるということが判明するで
あろう。従つてこの技術は実際の動力発生用には
適用し得ないことが判つた。 上述の如き技術が長い間存するにも拘らずそし
て非化石燃料系による動力発生が今日求められて
いるにも拘らず上述の実用上の困難さのためにそ
の利用範囲が狭められていたのである。 従つて本発明の目的は上述の型のリフトタワー
を利用する新規な改良手段を提供し、従来技術の
もつ困難さ及び欠点を克服ないしは大幅に減少す
ることである。 (課題を解決するための技術的手段) 斯る本発明の動力源発生用揚水方法は、パイプ
ラインを介して水源へ通じるスプレー手段によつ
て該水源の相対的に暖かな温水をリフトタワー内
空気の底部の相対的に低温な空気に向け水滴状に
噴霧させ、該空気を加温することによる熱伝達が
圧力ヘツドを有効に確立させ、その圧力ヘツドが
沈下傾向の水滴のもつ浮遊速度を越え該水滴を上
方向へ搬送するに十分な上昇気流速度を該空気に
与え、それによつて水滴に揚抗力が作用して該水
滴を上昇せしめる状態の気水混合環境を発生せし
め、該気水混合環境から水滴を分離して回収する
ため上昇空気を垂直部で偏向せしめる工程からな
ることを特徴とする。又、本発明の動力発生方法
は、パイプラインを介して水源へ通じるスプレー
手段によつて該水源の相対的に暖かな温水をリフ
トタワー内空気の底部の相対的に低温な空気に向
け水滴状に噴霧させ、該空気を加温することによ
る熱伝達が圧力ヘツドを有効に確立させ、その圧
力ヘツドが沈下傾向の水滴のもつ浮遊速度を越え
該水滴を上方向へ搬送するに十分な上昇気流速度
を該空気に与え、それによつて水滴に揚抗力が作
用して該水滴を上昇せしめる状態の気水混合環境
を発生せしめ、上昇する水滴が上方位置で回収さ
れ、その回収した水滴が動力を発生する水力ター
ビン手段を介して低位に還流される工程からなる
ことを特徴とする。 (作用) 本発明の揚水方法(第1発明)によれば、リフ
トタワー内にタワーを横切る圧力ヘツドを確立す
るのに有効な気水混合環境を作り出すことにより
水滴はタワー内で下方レベルから上方レベルまで
上昇せしめられ、圧力ヘツドは空気に沈下傾向の
水滴のもつ浮遊速度より大きな上向き速度を付与
するのに十分な大きさである。その結果、水滴に
作用する揚抗力は上昇気流によつて上方に運ばれ
る水滴の(重力による)負成分を打ち消して水滴
が上昇し、リフトタワーの上端で流れの向きを変
えることにより水滴はその上向き速度成分を失い
リザーバ内に回収される。特に、必要な環境は温
かい水滴をリフトタワーの下端で冷却空気内に導
入することにより作られ、それによりタワーの上
端まで水滴を運ぶ上昇空気を加熱する。 リフトタワー内に導かれる水は周囲の空気温度
よりも高いほぼ定温で水源から導入され、リフト
タワー内を上昇し上端で回収された後に水源へ還
流される。 上記水源からの水の導入の態様は次の2例を含
む リフトタワーを水源の水位以下に設置すると
ともにリザーバの頂部を水源のすぐ上方に位置
させ、水源とリフトタワーを結ぶパイプライン
中に動力を発生する水力タービン手段を介在さ
せて該タービン手段を通過した水源からの水を
リフトタワー内に導入し噴霧させる。 この導入態様においては、リフトタワー内を
上昇しリザーバ内に回収された水はそのまま水
源へ向けて還流され再び動力源に可能ならしめ
る。 リザーバの位置が水源の水位より高くなるよ
うにリフトタワーを設置し、パイプラインを通
して水源から水をリフトタワー内に導入し噴霧
させる。この場合、水がリフトタワー内に導入
されるレベルは水源の水位よりも低くその結果
圧力ヘツドはリフトタワー内に水を噴霧するの
に利用され得る。 この導入態様においては、リザーバ内の水
は、その圧力ヘツドを動力に変換する水力ター
ビン手段を介して水源へ還流する工程を加えて
動力発生方法(第2発明)を構成する。 本発明は気温が凍結点以下の環境で湖、フイヨ
ルド、及び海などの深水を熱源として利用して動
力を発生するのに最適である。 (実施例) 第1図において、参照番号10は本発明の第1
実施例を示すもので、その構造としては水源16
に近接した基礎14のレベル下方に延びる複数個
の中空垂直管12、該管12に連結される地中導
管18、及び垂直管12の頂部に連結される上部
構造体20を有する。導管18は基礎14の地表
レベルから各管12の底部に至る入口路32を形
成する。各管12の底部においてスプレー装置2
2は水源レベル24の下方に位置せしめられる。
管12の上端は煙突28の基部を形成するコネク
タ装置26によつて相互連結される。 スプレー装置22にはパイプライン30を介し
て水源からの水が供給される。そこで、水源の水
位とパイプライン30の深さとの差によつて十分
な液圧ヘツド(水頭)が生ぜしめられそれにより
水を水源から垂直管内に向つて垂直方向に噴出す
ることができる。上記各垂直管12はリフトタワ
ーを構成する。即ち、第1図に示す如く周囲の冷
却空気がリフトタワーの底部から入りそして更に
コネクター装置26内に流出しそこから煙突28
の頂部を通つて外部に流れ出る。後述する如く、
リフトタワー12内で空気が暖められることによ
りその密度が少くなり、管を横切る圧力ヘツド
(水頭)が確立される。斯る圧力ヘツドは表面レ
ベルにおける入口路32から煙突の出口34に至
る上向きの空気流を生ぜしめる。リフトタワー及
び煙突のパラメータを適切に選定することにより
リフトタワー内の空気は第2A図に示す如く垂直
速度wに達する。この垂直速度はリフトタワー内
における水滴のもつ沈下傾向の浮遊速度uよりも
大きい。第2A,2B図において水滴の一つが3
6で示されている。斯くして水滴は上向きの正味
速度cを有することになる。参考までに言えば、
水滴の浮遊速度はその半径の平方根(1/2乗)に
応じて変化する。水滴の直径が1〔mm〕の場合に
は浮遊速度は約5〔m/s〕である。 タワー内で冷却空気内に噴出される暖い水は気
水混合環境をつくり出し、この環境のもとで小滴
は水滴の弾道40によつて示される如くリフトタ
ワーの下方レベルから上方レベルまで上昇する。
リフトタワーの頂部におけるコネクタ装置のエル
ボ形状部は垂直路からの空気を煙突28の入口に
達する前に水平路に向つて方向変換せしめるのに
役立つ。第2B図に示す如く、空気を実質上水平
方向に向き直さすことによつて水滴の浮遊速度は
水滴を下方に向けるのに有効な大きさとなる。こ
の間、空気はその軌跡38によつて示される如く
水平方向のままである。このようにして第1図に
40で示される弾道は水滴によつて達成される。
その結果水滴はリフトタワー間の中心部に落下
し、複数個のリフトタワー12によつて構造的に
支持されるリザーバ42内に集められる。煙突内
の空気は加熱されかつ煙突外部の空気よりも密度
が小さいので上向きの流れが継続しそして空気は
煙突の頂部から流出する。 空気をコネクタ装置26によつて第1図に示す
如く鋭利に方向転換しないで、管12の代りに傾
斜デイフユーザを設けて水滴を集めることも可能
である。このような場合には、上向きの空気流速
は最終的には水滴の浮遊速度よりも小さい垂直速
度成分で水滴に揚抗力を生ぜしめるのに十分な値
より小さい値まで減少せしめられることになろ
う。上記デイフユーザにより水滴を空気流内に導
入するレベルに対してそれより高位のレベルで水
滴を集めることが可能となる。 リザーバ42内に集められた水は導管44を介
して水力タービン46を通過した後水源16に戻
される。斯くして、水源16内に含まれる熱のい
くらかはリフトタワーにより機械的仕事に変換さ
れる。 次に、第3図を参照して説明する。同図におい
て、50は本発明の第2実施例を示すもので、こ
の場合にはリフトタワー12′は基礎14の水平
レベルの下方に位置せしめられ、リザーバ42′
のレベル52は水源16のレベル24に実質上等
しいかあるいはそれより僅かに高い。この方法に
よれば、リザーバ42′内の水は水源16内に流
れ出ることが可能である。 第3図に示す如く、スプレー装置22′には水
源のレベル24の下方レベルに配置されかつ導管
54を介して水源に連結される水力タービン4
6′から排出される水が供給される。作動時に比
較的冷い空気は空気入口部56を通して内部に入
り込みそしてリフトタワー12′に至る入口部の
下端に向つて下向きに流れる。リフトタワー1
2′において空気はスプレー装置22′によつて生
ぜしめられるスプレー58によつて暖められる。
水滴を含む暖められた空気は第1実施例10の場
合と同様に上昇し、リフトタワーの頂部に連結さ
れるコネクタ装置60は気水混合物の方向を転換
せしめ、前述の如く水滴を空気から分離せしめ
る。 第4図には本発明の第3実施例70が示され
る。この実施例は米国特許第3894393号に示され
る空気流下装置(エアフオール)と組合わせて用
いられる。特に、実施例70は上述の米国特許の
開示に従つて取付部74の側部に形成される大き
な傾斜ダクト72を有する。ダクトの底部には上
部に延びるリフトタワー74が形成される。リフ
トタワーの上端にはリザーバ78とデイフユーザ
部80とを有する上部構造体76が形成される。
水源82からの水はポンプ84を介して上述の米
国特許に開示されるが如きダクト72内のスプレ
ー装置86内に吸入される。上記米国特許に開示
されるように、エアフオールはダクト内に噴出さ
れる水が蒸発するときに起る。そして冷却空気は
比較的高速でリフトタワー74の入口に向けられ
る。リフトタワーの入口部は水滴を流動している
空気流中に噴出するスプレー装置90が設けられ
る。エアフオールによつて生ぜしめられる高速空
気は噴流を上方のデイフユーザ部80まで運び、
そこで空気の速度を有効に減少せしめて水滴をリ
ザーバ78内に集める。リザーバ78内に集めら
れた水は水力タービン88を介して水源に戻され
る。この実施例においては水源82内に含まれる
熱は他の実施例の如く位置エネルギには変換され
ない。 熱力学及び流体力学の原理を利用することによ
り、リフトタワー底部において、空気に噴霧され
る水滴(噴流物)からタワー内への熱流束qは次
式で与えられるということは理解されよう。 q=Msf(r)〔Ts−T1〕 ……(1) 上式中、Ms=噴流混合比(水Kg対空気Kg)、f
(r)=水滴の半径の関数で詳しくは後述、T1
噴流温度、Ts=空気温度、 リフトタワー内での流体力学上、上昇する噴流
物と空気との間の経時的な温度差ΔT′は次式で与
えられることが理解されよう。 ΔT′=−Msf(r)ΔT(1/Ca+1/C*
……(2) 上式中、ΔT=噴流物と空気との温度差、Ca=
空気の比熱、C*=噴流物の比熱及びリフトタワ
ー内の氷と蒸気の相対量の関数で詳しくは後述、 式(2)を積分して、式(1)と組み合わせることによ
り次の3式(3)(4)(5)が導き出される。以下の3式は
リフトタワー及び煙突内の条件を規定するもので
ある。 Tsf−Tc=(Tsp−Ta)exp−{f(r)〔H(Tc
Ta)/2gTa1/2(I/C**)} ……(3) MsH1=H(Tc−Ta)/Ta ……(4) MsC*(Tsp−Tsf)=Ca(Tc−Ta)(U/U−Ud
……(5) 上式中、Tsf=噴流温度(最終状態) Tsp=噴流温度(初期状態) Ta=煙突入口部での空気温度 Tc=煙突出口部での空気温度 H=リフトタワーを含む煙突の高さ (第1図) H1=リフトタワーの高さ DiT=Tc−Ta g=重力定数 Ka=空気の熱伝導率 ρw=入口温度条件での水の密度 U=〔g(DiT/T)H〕1/2 Ud=流動速度 ρa=入口部条件での空気の密度 r=噴出滴の半径 Cd=水滴の抵抗係数 Ni=空気の動粘度 Ca=空気の比熱 f(r)=(3Kg/ρw1r2+0.57(2gρw
3Cdρa1/4/(r5Ni 21/4〕 C*=Cs+XfLf/(Tsp−Tsf)−XvLv/
(Tsp−Tsf) C**=1/(1/ca+1/c*) Xf=噴流物に対する空気の分数 Xv=リフトタワー内で蒸発される噴流
物の分数 Lf=水が氷になるための潜熱 Lv=蒸気が液体になるための潜熱 更に、煙突の理想出力は次式で与えられるとい
うことも理解されよう。 P=1/2ρa〔2g(Tc−Ta)H/Ta1.5KW/m2
……(6) 上式中、出力は煙突の横断面の単位面積に換算
してある。煙突の実際の出力は煙突内の仕事ロス
が5%以下に保たれるとした場合に理想出力の約
75%にも達する。この値は煙突の直径に対する長
さの比が約10以下である限り正しいであろう。 式(3)、(4)、(5)中の変数は地理的条件(Tsp
Ta)、構造上の制約(H)、及び、仮定した作動
条件(Xv、Xf、Ud)を考慮した結果として与え
られる。Tcが選定されるときは変数U(上向きの
空気速度)は知られている。従つて4つの未知数
(Ms、H1、Tc、Tsf)を有する3つの等式が存在
することになる。これらの未知数のうち3つを選
定すれば第4番目の未知数を計算することができ
る。 種々の選定条件下でのリフトタワーの性能は次
の表の通りである。
【表】 上表は水滴の大きさ(d)と噴流混合比(Ms)が
出力に及ぼす重要さを明確に示している。更に、
空気温度(Ta)、入力噴流水の温度(Tso)が出
力を最大にする重要な要件であるということも明
白である。 本発明に係るリフトタワーを構成するための理
想的な場所は例えばアラスカの北部である。そこ
では1年を通して0℃の水が利用できるし、かつ
11月から3月にかけては空気の温度は−15℃から
−30℃の範囲にあるので入力噴流水と空気との間
に15℃〜30℃の温度差があるリフトタワーが得ら
れる。これとは別の理想的な場所はスペリオル湖
の近くであろう。そこでは12月から3月の期間に
は水の温度は2〜3℃であり、そして空気の温度
は平均して−7℃から−12℃であるから10〜15℃
の温度差が得られる。 尚、上記0℃の水を利用し、空気温度が水の氷
点以下の場合には、その水の氷結に際しては、リ
フトタワー内を上昇する空気団は水滴群及び粒状
氷群の双方からなる混合物を含むこともある。 しかし、前記水の氷結に際しては結氷しようと
する潜熱が水から空気へ移動するが、その熱移動
量が増大する結果、リフトタワー内では揚水作用
がより効率的に行なわれ、水滴群と共に上昇する
粒状氷群は回収時にあるいはリザーバ内で液状化
する。 上述の等式に関し煙突を横切る温度差(Tc−
Ta)は一定でかつ煙突の全長を通して標高とは
無関係であると仮定した。事実、これは実際の状
態と非常に近似している。何故なら、気温Tは標
高に応じて減少するがこれとほぼ同様に煙突内の
気温は煙突の長手方向に沿つて移動する間に減少
するからである。 (効果) 本発明によれば、空気に対し相対的に暖かな水
のもつ内部エネルギーを利用して圧力ヘツドを確
立するのに有効な気水混合環境を発生させ、それ
により水を水滴状にしてリフトタワー内を上昇さ
せるとともにリフトタワー内上部で水滴を分離回
収することができ、自然界を利用した効率の高い
揚水方法を提供し得る。 又、効率的にリフトタワー内上部へ揚水し回収
した水を動力源として水力タービン手段を作動さ
せ、動力発生手段の高い効率性を確保することが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す図解的部分断
面図、第2A図は第1図に示すリフトタワー内の
空気の上昇速度により上昇せしめられる水滴を示
す図、第2B図は空気速度が水平に向いたときに
気流から分離される水滴を示す図、第3図は本発
明の第2実施例を示す図、第4図は米国特許第
3894393に示されるエアフオールと組合わせて用
いられる本発明の第3実施例を示す図。 12……垂直管(リフトタワー)、16……水
源、22……スプレー装置、28……煙突、42
……リザーバ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 パイプラインを介して水源へ通じるスプレー
    手段によつて該水源の相対的に暖かな温水をリフ
    トタワー内空気の底部の相対的に低温な空気に向
    け水滴状に噴霧させ、該空気を加温することによ
    る熱伝達が圧力ヘツドを有効に確立させ、その圧
    力ヘツドが沈下傾向の水滴のもつ浮遊速度を越え
    該水滴を上方向へ搬送するに十分な上昇気流速度
    を該空気に与え、それによつて水滴に揚抗力が作
    用して該水滴を上昇せしめる状態の気水混合環境
    を発生せしめ、該気水混合環境から水滴を分離し
    て回収するため上昇空気を垂直部で偏向せしめる
    工程からなる動力源発生用揚水方法。 2 上記水滴の回収位置が水源の標高より高い特
    許請求の範囲第1項記載の動力源発生用揚水方
    法。 3 上記リフトタワー内空気に噴霧される水がパ
    イプラインに介在させた水力タービン手段を通過
    した後に供給され、前記水滴の回収位置が水源の
    標高と実質上同じである特許請求の範囲第1項記
    載の動力源発生用揚水方法。 4 パイプラインを介して水源へ通じるスプレー
    手段によつて該水源の相対的に暖かな温水をリフ
    トタワー内空気の底部の相対的に低温な空気に向
    け水滴状に噴霧させ、該空気を加温することによ
    る熱伝達が圧力ヘツドを有効に確立させ、その圧
    力ヘツドが沈下傾向の水滴のもつ浮遊速度を越え
    該水滴を上方向へ搬送するに十分な上昇気流速度
    を該空気に与え、それによつて水滴に揚抗力が作
    用して該水滴を上昇せしめる状態の気水混合環境
    を発生せしめ、上昇する水滴が上方位置で回収さ
    れ、その回収した水滴が動力を発生する水力ター
    ビン手段を介して低位に還流される工程からなる
    動力発生方法。 5 上記気水混合環境から水滴を分離してリザー
    バ内に回収するために、上昇空気を垂直部で偏向
    せしめる特許請求の範囲第4項記載の動力発生方
    法。 6 上記リザーバの標高が水源の標高より高い特
    許請求の範囲第5項記載の動力発生方法。 7 上記水源が自然の水源である特許請求の範囲
    第4項記載の動力発生方法。
JP5771780A 1979-11-26 1980-04-30 Pumping up method for generating power* power generating method and its device Granted JPS5675979A (en)

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US06/097,439 US4370859A (en) 1979-11-26 1979-11-26 Method of and means for lifting water and generating power therefrom

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JPS5675979A JPS5675979A (en) 1981-06-23
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