JPH02116067A - 磁気記録媒体円盤及び磁気記録再生装置 - Google Patents

磁気記録媒体円盤及び磁気記録再生装置

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JPH02116067A
JPH02116067A JP26758288A JP26758288A JPH02116067A JP H02116067 A JPH02116067 A JP H02116067A JP 26758288 A JP26758288 A JP 26758288A JP 26758288 A JP26758288 A JP 26758288A JP H02116067 A JPH02116067 A JP H02116067A
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Japan
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signal
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JP26758288A
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Katsuyuki Shudo
勝行 首藤
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Victor Company of Japan Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は2種類のトラッキング参照信号によるピットの
配列と、トラック情報によるピットの配列とを信号面に
予め形成させである磁気記録媒体円盤と、前記のように
構成された磁気記録媒体円盤におけるピットの配列によ
り記録されている2種類のトラッキング参照信号やトラ
ック情報を静電容量値の変化として磁気記録媒体円盤か
ら読出して、記録再生素子に対するトラッキング制御や
記録再生素子の位置の検出動作が行われるように構成し
た磁気記録再生装置に関する。
(従来の技術) 各種の情報信号を高い記録密度で記録することについて
の要望が高まるのにつれて、近年になって色々な構成原
理や動作原理に基づいて作られた情報記録媒体を用いて
情報信号の高密度記録再生が行われるようになったこと
は周知のとおりである。
例えば、情報記録媒体の信号面に情報信号に応じた凹凸
を形成させて情報信号の記録を行い、記録された情報信
号を光学的な手段によって再生するようにしたり、ある
いは静電容量値の変化の検出によって再生するようにし
た記録再生素子は。
映像信号や音声信号の記録再生用として既に実用されて
いる。
そして、各種の技術分野における高密度記録再生の要求
に応じるために、情報記録媒体の記録層に情報信号によ
って強度変調されたビームを照射することにより、情報
記録媒体における記録層に情報信号に応じた物理変化、
あるいは、化学変化を生じさせて情報信号の記録が行わ
れるようにした情報記録媒体についても研究が行われる
ようになったが、特に近年、安定な動作を行う半導体レ
ーザが容易に得られるようになうたのに伴って、レーザ
光を用いて高密度記録再生を行うようにした各種の光デ
ィスクが既に実用化されたり、あるいは実用化のための
研究開発が行われている現状にあることは周知のとおり
である。
さて、多くの技術分野における各種の情報信号を高い記
録密度で記録することについての要望が高まるのにつれ
て、近年来、色々な構成原理や動作原理に基づいて作ら
れた情報記録媒体を用いて情報信号の高密度記録再生が
試みられ、例えば、1回だけユーザが追加して記録でき
る光ディスク(追記型光ディスク)や消去可能な光ディ
スクなどが、例えばオフィス用ファイルメモリ、その他
の用途での実用化のために盛んに研究開発が行われてお
り、これまでに追記型の光ディスクあるいは消去可能な
光ディスクとしても、それらのものにおける記録層がレ
ーザ光ビームのスポットの加熱作用により、どのような
物理的な変化で情報信号の記録が行われるのかに着目し
て分類した場合に、ピット形成型、抱あるいは凹凸形成
型、光磁気型、相変化型(熱エネルギにより光の透過率
9反射率。
吸収率等に変化が生じる熱変態型)等のように大別でき
る各種形式のものが提案されている他、記録、再生動作
が光以外のエネルギを用いて行われるようにする情報記
録媒体についての提案も多くなされていることは周知の
とおりである。
ところで、情報信号の磁気記録再生を磁気的に行うよう
にした磁気記録再生方式は、磁気記録媒体に対する情報
信号の記録と、磁気記録媒体からの情報信号の再生とを
極めて容易に行いうるために、多くの技術分野における
情報信号の記録再生の手段として従来から広く採用され
ているが、情報信号の高密度記録再生の要望が高まるの
に伴い。
記録跡間隔(トラックピッチ)の狭小化が行われるよう
になった。
そして、記録跡間隔−が狭小化した場合には、磁気ヘッ
ドを記録跡上に正確に辿らせるようにすることが困難に
なるために、各種のトラッキング制御手段を適用してこ
の問題の解決を図かることが行われるようになったが、
記録密度の一層の高度化が行われる場合には、記録時に
おける記録跡の重なりを防止するために、記録機構とし
ても極めて機械的精度の高いものが要求されることにな
り。
それにより装置が高価なものになる。
それで、磁気記録媒体円盤(以下、ディスクと記載され
ることもある)の信号面にトラッキング参照信号に応じ
た幾何学的な形状変化(ピット、凹凸)を予め形成させ
ておいて、そのトラッキング参照信号を静電容量値の変
化として読出すことによりトラッキング制御動作が行わ
れるようにするとともに、前記したトラッキング参照信
号のピット列による記録跡間の平坦な部分において磁気
記録再生を行うことができるようにした磁気記録媒体を
用いて、ディスクに対する情報信号の記録時と、ディス
クからの情報信号の再生時とに、前記したディスクに予
め記録させておいたトラッキング情報を用いて磁気ヘッ
ドがトラッキング制御動作の下に狭小化された記録跡を
辿ることができるようにした高密度情報記録再生方式も
特公昭63−4272号公報によって開示されている。
そして、前記した特公昭63−4272号公報に記載の
既提案のように、トラッキング参照信号によるピットの
配列による記録跡が記録再生の対象にされるべき情報信
号の記録跡の両側に予め形成させであるディスクでは、
ディスクにおけるトラッキング参照信号のピットの配列
を静電容量値の変化として読出して、前記の読出された
トラッキング参照信号に基づいて記録再生素子に対する
トラッキング制御動作を記録動作時ならびに再生動作時
に行うことができるので、高密度記録されているディス
クの記録再生動作が容易になる。
ところで、高密度記録再生の可能なディスクにおいては
、それに記録されている多量の情報の内から所望の記録
情報が迅速に取出せることが必要とされるが、ディスク
に記録されている多量の情報の内から所望の記録情報が
迅速に取出すための手段の一つとしてはディスクに予め
アドレス信号を記録しておくことが知られており、トラ
ッキング参照信号によるピットの配列による記録跡を再
生の対象にされるべき情報信号の記録跡の両側に形成さ
せておくとともに、前記したアドレス信号をピット配列
によって再生の対象にされるべき情報信号の記録跡に記
録させであるディスクも静電容量値の変化検出型の記録
済ビデオ・ディスク(登録商標VHD)として従来から
実用されている。
前記した静電容量値の変化検出型の記録済ビデオ・ディ
スクは、垂直帰線消去期間中の所定の時間位置にアドレ
ス信号が重畳されている状態の映像信号による周波数変
調波信号によるピットの配列による主情報信号の記録跡
と、前記した主情報信号による各1個毎の順次の記録跡
の相互間に。
第1の周波数値を有するトラッキング参照信号と第2ゐ
周波数値を有するトラッキング参照信号との2種類のト
ラッキング参照信号の内の各1種類のトラッキング参照
信号のピットの配列により形成される記録跡が1周毎に
順次交互に形成されていて、ディスクからの各種の情報
信号の再生が1個の電極を用いて行われる静電容量値の
変化検出によって行われるようになされている。
(発明が解決しようとする課題) ところで、特公昭63−4272号公報によって開示さ
れている高密度情報記録再生方式で使用されているディ
スクのように、信号面にトラッキング参照信号に応じた
幾何学的な形状変化(ピット)を予め形成させておき、
そのトラッキング参照信号を静電容量値の変化として読
出すことによりトラッキング制御動作が行われるように
されているとともに、前記したトラッキング参照信号の
ピット列による記録跡間の平坦な部分で磁気記録再生が
行われるような構成を有するディスクにおける2本のト
ラッキング参照信号のピット列の間に形成されている記
録跡中に、前記した静電容量値の変化検出型の記録済ビ
デオ・ディスクにおける主情報信号の記録跡中に記録さ
れているアドレス信号によるピットと同様に、トラック
情報をシリアル変換した信号による周波数変調信号のピ
ットを設けた場合には次のような問題が生じる。
すなわち、信号面にトラッキング参照信号に応じたピッ
トを予め形成させておくとともに、前記した2本のトラ
ッキング参照信号のピット列の間に形成されている記録
跡中に、トラック情報をシリアル変換した信号による周
波数変調信号のピットが設けられているディスクを用い
て、静電容量値の変化検出による再生動作と、磁気記録
再生動作による記録再生動作とが同時的に行われるよう
にされる場合には、磁気記録再生のための磁気ヘッド部
と静電容量値の変化検出用の電極部との双方を備えた複
合型の記録再生素子が用いられる。
そして、前記した複合型の記録再生素子における磁気ヘ
ッド部と電極部とはそれらの両者が兼用されて構成され
ている場合は勿論のこと、前記の磁気ヘッド部と電極部
とが兼用されていない場合であっても磁気ヘッド部と電
極部とが極めて近接して配置されている構成形態のもの
であるために、複合型の記録再生素子の電極部が接続さ
れている静電容量値の変化検出回路における空洞共振回
路には、記録動作時に磁気ヘッド部で記録しようとして
いる大エネルギの情報信号が漏話することが避けられず
、そのために電極部により静電容量値の変化として検出
されるトラ・ツキング参照信号が前記した漏話成分によ
って影響されるので、磁気ヘッド部によって記録再生さ
れるべき情報信号と、電極部において再生されるべき情
報信号とは別の周波数帯域の信号とされることが望まし
い。
ところで、電極部において再生の対象とされている信号
の周波数帯域と、磁気ヘッド部において磁気記録再生の
対象とされている周波数変調波信号の周波数帯域とを分
離させようとする場合における前記した2種類の信号の
周波数帯域の配置関係としては、(1)磁気ヘッド部に
おいて磁気記録再生の対象とされている周波数変調波信
号の周波数帯域の上側に、電極部の再生の対象とされて
いる信号の周波数帯域を配置する(2)磁気ヘッド部に
おいて磁気記録再生の対象とされている周波数変調波信
号の周波数帯域の下側に、電極部の再生の対象とされて
いる信号の周波数帯域を配置する、という(1)、(2
)の配置態様が考えられる。
そして、前記した2種類の信号の周波数帯域の配置関係
が前記の(1)のような周波数配置となされた場合には
、静電容量の変化検出による信号の再生が良好に行われ
ろる周波数帯域から外れるという問題と、電極とディス
クの信号面との接触状態の変化によって再生信号の状態
が著るしく影響されるという問題があるために1、前記
した2種類の信号の周波数帯域の配置関係は1通常、前
記の(2)のような周波数配置となされるが、この場合
に磁気ヘッド部で磁気記録再生の対象とされている周波
数変調波信号の周波数帯域が広い場合には、電極部にお
いて再生の対象とされている信号の周波数帯域が当然の
ことながら狭いものになり、磁気ヘッド部で磁気記録再
生の対象とされている周波数変調波信号の周波数帯域の
下方に設けられる周波数帯域は通常IMHz、〜2 M
 Hz程度となるから、この周波数帯域内に複数のトラ
ッキング参照信号とトラック情報などを配置させること
は困難である。
また、前記の、ようにトラッキング参照信号のピット列
による記録跡間の平坦な部分で磁気記録再生が行われ、
るような構成を有するディスクにおける2本のトラッキ
ング参−照信号のピット列の間に形成されている記録跡
中に、トラック情報をシリアル変換した信号による周波
数変調波信号のピットを設けた場合には、静電容量値の
変化として検出されたトラック情報に関する信号の復調
のために周波数復調器が必要とされるが、前記した周波
数復調器が安定な復調動作を行うためには1周波数復調
塁が時間軸上においである程度連続して周波数復調動作
を行っている状態にされなければならない。
しかし、ディスクから読出されて周波数復調器に供給さ
れるトラック情報をシリアル変換した信号による周波数
変調波信号は時間軸上での長さが短いものであるから1
周波数復調器は安定な周波数復調動作を行うことができ
ず、したがって高速なアクセス動作を可能とする位置検
出回路が構成できないことになる。
それで、本出願人会社では前記の問題を解決するために
、先に、記録の対象にされてい仝情報信号による各1周
毎の順次の記録跡の相互間に、第1の周波数値を有する
トラッキング参照信号と第2の周波数値を有するトラッ
キング参照信号との2種類のトラッキング参照信号の内
の各1種類のトラッキング参照信号のピットの配列によ
り形成される記録跡を1周毎に順次交互に予め形成させ
ておくとともに、前記した2種類のトラッキング参照信
号の周波数値のどちらの周波数値とも異なる第3の周波
数値を有する搬送波がトラック情報データのシリアル信
号で振幅変調されている一状態の信号によって形成され
たピットで形成されたアドレス信号の記録領域を、記録
の対象にされている情報信号による順次の記録跡におけ
る予め定められた位置の部分に設けた磁気記録媒体円盤
、及び、前記した磁気記録媒体円盤を用いて情報信号の
記録再生動作を行う磁気記録再生装置を提案して、前記
した諸問題点を良好に解決することができたが、前記し
た既提案では磁気記録媒体円盤から静電容量値の変化と
して情報信号を再生する際に使用される電極部と磁気記
録媒体円盤面との摺接の状態が変化するなどして、検出
レベルが変化する場合には、アドレス信号の誤検出が行
われ易いということが問題になった。
前記の問題点を第8図を参照して説明すると次のとおり
である。まず、第8図の(、)は静電容量値の変化検出
用のピットPが形成されているディスクDの一部の縦断
側面図であり、第8図の(b)は静電容量値の変化検出
用のピットPが形成されているディスクDにおけるピッ
トPの部分と対応して読出された信号Spの波形例図で
ある。
第8図の(c)はディスクDにおけるピットPの部分に
対応して読出された信号Spを検波して、ヒステリシス
特性を有する電圧比較器の基準電圧Vrと比較するため
にヒステリシス特性を有する電圧比較器に供給される電
圧の波形例図である。
第8図の(Q)における曲線■、■、■に示されている
各電圧は、静電を量値の変化検出用のピットPが形成さ
れているディスクDにおける同一のピットPを電極部に
よって読出すようにした場合に。
電極部とディスクDとの摺接の状態の変化などによりデ
ィスクDから検出される電気信号が変化することを説明
するための図であって、この第8図の(c)における曲
線■で示されるような再生信号の電圧がヒステリシス特
性を有する電圧比較器で基準電圧Vrと比較されたとき
に、ヒステリシス特性を有する電圧比較器から出力され
る電圧は第8図の(d)における曲線■”に例示される
ようなものとなり、また、第8図の(Q)における曲線
■で示されるような再生信号の電圧がヒステリシス特性
を有する電圧比較器で基準電圧Vrと比較されたときに
ヒステリシス特性を有する電圧比較器から出力される電
圧は第8図の(e)における曲線■”に例示されるよう
なものとなり、さらに第8図の(Q)における曲線■で
示されるような再生信号の電圧がヒステリシス特性を有
する電圧比較器で基準電圧Vrと比較されたときにヒス
テリシス特性を有する電圧比較器から出力される電圧は
第8図の(f)における曲線■”に例示されるようなも
のどなる。
第8図の(a)〜(f)を参照して説明したところから
も明らかなように、既提案ではディスクから静電容量値
の変化として情報信号を再生する際に使用される電極部
と磁気記録媒体円盤面との摺接の状態の変化などにより
検出レベルが変化するときに、アドレス信号の誤検出が
行われ易いという点が問題になり、それの改善策が求め
られた。
(課題を解決するための手段) 本発明は記録の対象にされている情報信号による各1周
毎の順次の記録跡の相互間に、第1の周波数値を有する
トラッキング参照信号と第2の周波数値を有するトラッ
キング参照信号との2種類のトラッキング参照信号の内
の各1種類のトラッキング参照信号のピットの配列によ
り形成される記録跡を1周毎に順次交互に予め形成させ
ておくとともに、トラック情報データのシリアル信号に
よって前記した第1.第2の周波数値とは異なる第3.
第4の2つの周波−数値に周波数変移変調されている状
態の信号で形成されたピットを少なくとも備えているア
ドレス信号の記録領域を、記録の対象にされている情報
信号による順次の記録跡にお)する予め定められた位−
置の部分に設けた磁気記録媒体円盤、及び記録の対象に
されている情報信号による各1周毎の順次の記録跡の相
互間に。
第1の周波数値を有するトラッキング参照信号と第2の
周波数値を有するトラッキング参照信号との2種類のト
ラッキング参照信号の内の各1種類のトラッキング参照
信号のピットの配列により形成される記録跡を1周毎に
順次交互に予め形成させておくとともに、トラック情報
データのシリアル信号によって前記した第1.第2の周
波数値とは異なる第3.第4の2つの周波数値に周波数
変、移変調されている状態の信号で形成されたピット・
を少なくとも備えているアドレス信号の記録領域を、記
録の対象にされている情報信号による順次の記録跡にお
ける予め定められた位置の部分に設けた磁気記録媒体円
盤を所定の回転態様で駆動回転させる手段と、ピットの
配列により記録されているトラッキング参照信号及びト
ラック情報を静電容量値の変化として読出す手段と、前
記の読出されたトラッキング参照信号に基づいて記録再
生素子に対するトラッキング制御動作を行う手段と。
前記の読出されたトラック情報に基づいて記録再生素子
の位置検出を行う手段とを備えてなる磁気記録再生装置
を提供する。
(作用) 記録の対象にされている情報信号によって形成されるべ
きる各1周毎の順次の記録跡における予め定められた位
置に、前記の記録跡の両側に設けられている2種類のト
ラッキング参照信号の周波数値のどちらの周波数値とも
異なる第3.第4の2つの周波数値にトラック情報デー
タのシリアル信号によって周波数変移変調されている状
態の信号で形成されたピットを少なくとも備えているア
ドレス信号の記録領域を形成させておくことにより、ト
ラック情報を静電容量値の変化として誤りなく良好に検
出して記録再生素子の位置制御が行われる。
(実施例) 以下、添付図面を参照して本発明の磁気記録媒体円盤及
び磁気記録再生装置の具体的な内容について詳細に説明
する。
第1図は本発明の磁気記録媒体円盤における各種の情報
信号の記録領域を示している平面図、第2図は各種の情
報信号の周波数配置図、第3図はトラック情報データを
シリアル変換した信号と。
その信号がピットとして記録された状態のディスクの一
部縦断面図、第4図は本発明の磁気記録再生装置の一実
施例のブロック図、第5図は静電容量値の変化検出によ
って読出された情報からトラック情報データをシリアル
変換した信号を取出す回路配置の一例構成を示すブロッ
ク図、第6図はディスクのピット配列図と信号の波形図
、第7図は第5図示の回路配置の動作の説明用の波形図
である。
第1図は記録の対象にされている情報信号による各1周
毎の順次の記録跡の相互間に、第1の周波数値を有する
トラッキング参照信号と第2の周波数値を有するトラッ
キング参照信号との2種類のトラッキング参照信号の内
の各1種類のトラッキング参照信号のピットの配列によ
り形成される記録跡を1周毎に順次交互に予め形成させ
ておくとともに、トラック情報データのシリアル信号に
よって前記した第1.第2の周波数値とは異なる第3.
第4の2つの周波数値に周波数変移変調されている状態
の信号で形成されたピットを少なくとも備えているアド
レス信号の記録領域を、記録の対象にされている情報信
号による順次の記録跡における予め定められた位置の部
分に設けた磁気記録媒体円盤りにおける各種の情報信号
の記録領域を示している平面図であり、この第1図にお
いて0印は第1の周波数値を有するトラッキング参照信
号fP1のピットが形成されている記録領域であり、ま
た図中のx印は第2の周波数値を有するトラッキング参
照信号fp2のピットが形成されている記録領域であり
、前記した2種類のトラッキング参照信号fpl、 f
p2の記録領域はディスクDにおける特定な径方向−位
置においてディスクの1周毎に順次交互に変更された状
態になされており。
さらに図中のΔ印で示されているように前記したディス
クDにおける特定な径方向位置には、トラッキング参照
信号の切換信号fP3のピット(またはディスクDの回
転基準信号fp3のピット)が形成されている記録領域
が設けられている。
また、第1図中で太実線の線分を図示しである部分は、
既述した2種類のトラッキング参照信号fp1. fp
2の周波数値のどちらの周波数値とも異なる第3.第4
の2つの周波数値に周波数変移変調されている状態の信
号f adl、 f ad2で形成されたピットを少な
くとも備えているアドレス信号の記録領域を示している
そして、前記のアドレス信号の記録領域におけるアドレ
ス信号f adl、 f ad2の記録の態様は第6図
の上方の部分及び第3図の(a)などに例示されている
。なお、前記したトラック情報としては、トラック番号
、またはセクタ番号、その他アドレスを表示できる情報
が用いられる。
そして、前記した各信号fP1. fP2. fp3の
周波数やトラック情報を示すアドレス信号fadl。
f ad2の周波数、ならびに磁気記録再生の対象にさ
れている信号の占有周波数領域Fなどの相互関係などは
第2図中に例示されている。
第1図に示されているディスクDにおいて、磁気記録再
生の対象にされている情報信号は、前記した第1の周波
数値を有するトラッキング参照信号fP1のピット列に
よる記録跡と、第2の周波数値を有するトラッキング参
照信号fP2のピット列による記録跡との間に形成され
ている平坦な記録跡の部分で磁気記録再生されるのであ
り、そのためにディスクDの表面には磁気記録再生用の
磁性膜が設けられている。
なお、第1図示のディスクDでは磁気記録再生の対象に
されている情報信号が渦巻状の記録跡を用いて記録再生
されるようになされているが、磁気記録再生の対象にさ
れている情報信号が同心円状の記録跡を用いて記録再生
されるようにディスクが構成されてもよいことは勿論で
ある。
第1図を参照して説−明ルた本発明の磁気記録媒体円盤
(ディスク)のより一層具体的な内容は、第1図示の構
成を有するディスクを用いて情報′信号の記録再生を行
う第4図示の磁気記録再生装置に関し、第5図及び第■
−図をも参照してなされている磁気記録再生装置!〜の
構成と動作の説明によって明らかになるであろう。
第4図は本発明の磁気記録再生装置の一実施例のブロッ
ク図であって、この第4図においてHEは磁気ヘッド部
と電極部とからなる複合型記録再生素子である。第4図
示の磁気記録再生装置では記録再生の対象にされている
情報信号がテレビジョン映像信号であるとされている。
ディスクDは第1図を参照して説明したように記録の対
象にされている情報信号による各1周毎の順次の記録跡
の相互間に、第1の周波数値を有するトラッキング参照
信号と第2の周波数値を有するトラッキング参照信号と
の2種類のトラッキング参照信号の内の各1種類のトラ
ッキング参照信号のピットの配列により形成される記録
跡を1周毎に順次交互に予め形成させておくとともに、
トラック情報データのシリアル信号によって前記した第
1.第2の周波数値とは異なる第3.第4の周波数値に
周波数変移変調されている状態の信号で形成されたピッ
トを少なくとも備えているアドレス信号の記録領域を、
記録の対象にされている情報信号による順次の記録跡に
おける予め定められた位置の部分に設けであるような構
成を有しているものであって、ディスクモータMdの回
転軸に取付けられているターンテーブル(図示せず)上
にクランパCによって固着されている。
複合型記録再生素子HEはカンチレバー1を介して高速
変位手段として機能するアクチュエータACTに取り付
けられている。前記のアクチュエータACTはキャリッ
ジFAに搭載されており。
前記のキャリッジFAはガイドバー2により支持されて
いるから、キャリッジFAはフィードモータMfが回転
したときに、リードスクリュー3の回転により移送され
る。
ディスクモータM]はディスクDが入力テレビジョン信
号の1フV−ム期間を回転周期とし、かつ、入力端子4
に供給された入力複合映像信号のフレーム周期に同期し
て回転された状態となるようにディスクモータサーボ回
路8による制御の下にディスクDを駆動回転させる。
前記のようにディスクDの駆動に用いられるディスクモ
ータMdの回転の制御を行うディスクモータサーボ回路
8は、入力複合映像信号中の同期信号に基づいて発生さ
れた周期性信号と、ディスクDから再生されたディスク
の回転基準位相信号との位相比較によって、ディスクD
の回転数及び回転の位相が適正な状態になされるように
ディスクモータMdを制御する。
第4図示の実施例において前記したディスクモータサー
ボ回路8に供給される2つの信号の内で、入力複合映像
信号中の同期信号に基づいて発生された周期性信号とし
ては、入力端子4に供給された入力複合映像信号から同
期分離回路6で分離された垂直同期信号に基づいて回転
基準信号発生回路7で発生されたフレームパルス(奇数
フィールドの垂直同期信号の立上がりでハイレベルの状
態になり、偶数フィールドの垂直同期信号の立上がりで
ローレベルの状態になるパルス)が用いられ。
また、前記したディスクモータサーボ回路8に供給され
る2つの信号の内で、ディスクDから再生されたディス
クの回転基準位相信号としては、ディスクDの情報信号
の読取りに使用される複合型記録再生素子HEにおける
電極部E(第5図中に示されている複合型記録再生素子
HEにおいて図面符号Eを付しである部分を参照)と、
例えば空洞共振回路等を含んで構成されている静電容量
値の変化検出回路によるピット検出回路9とによって、
ディスクDから静電容量値の変化として検出された2種
類のトラッキング参照信号fP1. fP2とディスク
の回転基準信号fp3及びアドレス信号fadl、fa
d2などの内で、低域通過濾波器(LPF)10を通過
した後にディスクの回転基準信号fp3の検出回路13
によって検出された信号fP3をパルス化回路14によ
ってパルス化して得たディスクDの回転基準−位相パル
スが用いられる。
そして、ディスクモータサーボ回路8では、前記した回
転基準信号発生回路7で発生されたフレームパルスの立
上がりと、前記したパルス化回路14で発生されたディ
スクDの回転基準位相パルスとの位相比較により、ディ
スクDが入力された複合映像信号に対して1回転が1フ
レ一ム単位で常に同じ位相で回転している状態になるよ
うにディスクモータMdの回転の制御を行うのである。
前記した複合型記録再生素子HEはディスクDの信号面
に形成されている2種類のトラッキング参照信号による
ピット配列及びディスクの回転基準位相信号fP3なら
びにトラック情報によるピット配列の情報などを静電容
量値の変化として読出すための電極部Eと、前記した2
種類のトラッキング参照信号によるピット配列の間に形
成された平坦な磁気記録再生用記録跡を用いて磁気記録
再生動作を行う磁気ヘッド部H(第5図中に示されてい
る複合型記録再生素子HEにおいて図面符号Hを付しで
ある部分を参照)とから構成されていて、既述のように
カンチレバー1を介してアクチュエータACTに取付け
られている。
そして、フィードモータMfがフィードモータコントロ
ール回路17の制御の下で回転して、リードスクリュー
3に噛合わされているキャリッジFAが移送されると、
キャリッジFAに固着されているアクチュエータACT
に取付けられている複合型記録再生素子HEもディスク
Dの径方向に変位される。
ディスクDにピットの形で記録されている情報信号を静
電容□量値の変化として検出して読取るのに使用される
複合型記録再生素子HEの電極部E(第5図中に示され
ている複合型記録再生素子において図面符号Eを付しで
ある部分を参照)は。
既述のように例えば空洞共振回路等を含んで構成されて
いる静電容量値の変化検出回路によるピット検出回路9
に接続されているから、ディスクDにピットの形で記録
されている2種類のトラッキング参照信号fpl、’f
P2とディスクの回転基準信号fp3及びアドレス信号
fadl、 fad2などは、ピット検出回路9におい
て静電容量値の変化と対応する電気信号として検出さ九
、それが低域通過濾波器(LPF)10によって抽出さ
れた後に、第4図中で11〜13.21の図面符号によ
り示されているそれぞれ個別の信号抽出回路に供給され
る。
11はトラッキング参照信号fplを抽出しろる帯域通
過濾波器を含んで構成されている信号抽出回路であり、
この信号抽出回路11では前記した低域通過濾波器(L
PF)10で抽出された複数種類の信号中から、トラッ
キング参照信号fplを抽出した後に、それを整流平滑
整形してトラッキング参照信号fplと対応する信号と
してトラッキングコントロール回路15に供給する。
また、12はトラッキング参照信号fP2を抽出しつる
帯域通過濾波器を含んで構成されている信号抽出回路で
あり、この信号抽出回路12では前記した低域通過濾波
器(LPF)10で抽出された複数種類の信号中から、
トラッキング参照信号fp2を抽出した後に、それを整
流平滑整形してトラッキング参照信号fP2と対応する
信号としてトラッキングコントロール回路15に供給す
る。
13は既述のようにディスクの回転基準信号fp3の検
出回路であって、このディスクの回転基準信号fp3の
検出回路はディスクの回転基準信号fp3を抽出しうる
帯域通過濾波器を含んで構成されており、前記した低域
通過濾波器(LPF)10で抽出された複数種類の信号
中から、ディスクの回転基準信号fp3を抽出した後に
、それを整流平滑整形してパルス化回路14に与える。
そして、前記したパルス化回路14でパルス化された信
号は、既□述のようにディスクモータサ゛−ボ回路8に
供給されるとともに、トラッキングコントロール回路1
5にも供給される。
前記したトラッキングコントロール回路15は制御回路
18から供給される制御信号の制御の下にトラッキング
制御信号を発生する。すなわち。
トラッキングコントロール回路15では、前記した各回
路11,12,14から供給された信号の内で、トラッ
キング参照信号fplと対応する信号とトラッキング参
照信号fp2と対応する信号との差信号を発生し、その
差信号をトラッキング誤差信号として極性切換回路を介
してアクチュエータコントロール回路16とフィードモ
ータコントロール回路17とに鼓給する。
そして、前記した各回路16.17内でそれぞれ位相補
償された信号がアクチュエータACTとフィードモータ
Mfとに供給されて、前記のアクチュエータACTと、
フィードモータMfとが駆動されることによりトラッキ
ング制御が行われる。
また、前記したパルス化回路14からトラッキングコン
トロール回路15に供給されたディスクの回転基準信号
fP3と対応する信号は、前記した極性切換回路におけ
る1周毎のトラッキング誤差信号の極性切換えのために
用いられる。なお、トラックチェンジの場合は外部命令
入力装置19゜制御回路18を介して、トラッキングコ
ントロール回路15中の極性切り換え回路にフレームパ
ルスに同期して切り換え指令が送られ、トラッキング誤
差信号の極性を切り換える。同時にアクチュエータコン
トロール回路16にキックの指令信号を送り、トラッキ
ング誤差信号にキックパルスを付加させ、目的の記録跡
に複合型記録再生素子HEを急速に移送させる。
第4図及び第5図中に示されている情報信号記録再生回
路20は、映像信号の周波数変復調回路。
記録増幅器、再生増幅器などを含んで構成されている通
常構成のものであって、情報信号記録再生回路20は前
記した制御回路18から供給される記録、再生切換制御
信号によって切換動作を行うスイッチSWにより情報信
号の記録動作を行うようになされたり、再生動作を行う
ようになされたりする。
次に、第4図中に図面符号21で示しであるアドレス検
出回路(アドレス信号検出回路)について。
このアドレス検出回路21の一例構成の具体的な回路を
示している第5図を参照して説明する。なお、第5図に
おいて既述した第4図に示されている構成部分と対応し
ている構成部分には第4図で使用されている図面符号と
同一の図面符号が使用されている。
既述もしたように、複合記録再生素子HEの電極部Eが
接続されている静電容量値の変化検出回路によるピット
検出回路9からは、ディスクDにピットの形で記録され
ている2種類のトラッキング参照信号fpl、 fP2
とディスクの回転基準信号fp3及びアドレス信号f 
adl、 f ad2などが、ピットの静電容量値の変
化と対応する電気信号として検出され、それが低域通過
濾波器(LPF)10によって抽出された後に、11〜
13.21の図面符号により示さ九ているそれぞれ個別
の信号抽出回路に供給されるが、第5図において前記し
た低域通過濾波器(LPF)10を通過した各種の信号
が入力端子21aに供給されているアドレス検出回路2
1では、高域通過濾波!#(HPF)22によってトラ
ック情報によるアドレス信号fadl、 fad2の存
在する周波数領域の信号成分を抽出してそ2れをノツチ
フィルタ23.24に供給する。
ところで、ディスクDにおけるアドレス信号の記録領域
から再生されて前記のようにアドレス検出回路21に供
給されるアドレス信号fadlは既述のようにトラック
情報データのシリアル信号によって前記した第1.第2
の周波数値とは異なる第3.第4のの周波数値に周波数
変移変調されている状態の信号で形成されたピットを、
複合型記録再生素子HEにおける電極部E及び静電容量
値の変化検出回路によるピット検出回路9の動作によっ
てアドレス信号fadlとして再生された信号であり、
また、ディスクDにおけるアドレス信号の記録領域から
再生されて前記のようにアドレス検出回路21に供給さ
れるアドレス信号fad2は既述のようにトラック情報
データのシリアル信号によって前記した第1.第2の周
波数値とは異なる第4の周波数値に周波数変移変調され
ている状態の信号で形成されたピットを、複合型記録再
生素子HEにおける電極部E及び静電容量値の変化検出
回路によるピット検出回路9の動作によってアドレス信
号f ad2として再生された信号である。
さて、記録再生の対象にされている情報信号がテレビジ
ミン映像信号の場合には、前記したアドレス信号fad
l、fad2などの存在が映像信号に悪影響を及ぼさな
いようにするために、前記のアドレス信号fadl、 
fad2は複合テレビジョン映像信号の垂直帰線消去期
間中に挿入されるようにするのが一般的であるから、2
対1の飛越走査比を有する複合テレビジョン映像信号の
1フレームの信号が、ディスクの1周に記録されるよう
にされている第1図示のディスクDでは、ディスクDに
おける特定な直径方向における2個所にアドレス信号の
記録領域が存在していることになる。
第6図の上方に示されている図は第1図に示されている
ディスクDにおける特定な直径方向における241所に
設けられているアドレス信号の記録領域を説明するため
のディスクDの一部の平面図であり1図中においてfp
l、 fp2はそれぞれ異なる周波数値を有するトラッ
キング参照信号のピット配列による記録跡を示しており
、また、TlOH。
TIIH,T12Hなどは、前記したそれぞれ異なる周
波数値を有するトラッキング参照信号fplのピットの
配列による記録跡と、トラッキング参照信号fp2のピ
ットの配列による記録跡との間に構成されている磁気記
録再生用記録跡を区別して示すための符号である。
前記した第6図の上方に示されているアドレス信号の記
録領域に記録されている信号fadl、 fad2のピ
ットが存在している順次の記録跡TlOH,T11H,
T12Hには、それぞれの記録跡のトラック番号と対応
する数値を16進数で表した8ビツトのアドレス信号と
、前記のアドレス信号に先行して設けられている1ビツ
トのスタートピットとが周波数変移変調により記録され
ているとともに、前記したスタートピットの記録位置に
先行する部分には、前記したスタートピットと対応して
設けられた周波数変移変調によるピットの記録に用いら
れた周波数値f ad2の信号fad2ではない方の周
波数値fadlによって周波数変移変調されている安定
用領域が設けられている。
第3図の(b)は第6図の上方に示されているように信
号f adl、 f ad2のピットにより形成されて
いるアドレス信号の記録領域中に例示されている順次の
記録跡TlOH,TIIH,T12Hの内で、−例とし
て記録跡TIIHに記録されるべきトラック番号11を
16進数で表した8ビツトのアドレス信号と、それに先
行して設けられているスタートピットとを示しており、
また、第3図の<e>は前記した記録跡TIIHに記録
されるべきトラック番号11を16進数で表した8ビツ
トのアドレス信号と、それに先行して設けられているス
タートピットとによって周波数変移変調された信号によ
りディスクDに形成されているピット及び安定用領域の
ピットとを示している0図(第3図及び第6図)中にお
いて周波数がf ad2の信号に対応して形成されたピ
ット列は符号P2で示しており、また。
周波数がfadlの信号に対応して形成されたピット列
は符号P1で示している。
そして、第6図(第3図についても同じ)に示されてい
る例においては、既述のようにそれぞれの記録跡のトラ
ック番号と対応する数値を16進数で表した8ビツトの
シリアル信号のアドレス信号が第3.第4の周波数値に
周波数変移変調されているとともに、アドレス信号にお
ける各ピット信号毎に周波数f ad2の信号によるス
タートピットのピット列P2が付加されており、また、
前記のスタートピットに先行する安定化領域には信号f
adlによるピット列P1が設けられている。
すなわち、第6図(第3図の(6)も同じ)中に示され
ている符号PI、 Pi・・・で示されているピット列
は、ディスクDにおけるアドレス信号の記録領域中に記
録されるべきアドレス信号のシリアル信号におけるピッ
ト信号のローレベルの部分及びスタートピットに先行し
て設けられている安定領域に記録される信号のピット列
、すなわち、信号fadlによるピット列を示しており
、また、第6図(第3図の(a)も同じ)中に示されて
いる符号P2・・・で示されるピット列は、ディスクD
におけるアドレス信号の記録領域中に記録されるべきア
ドレス信号のシリアル信号におけるピット信号のハイレ
ベルの部分及びスタートピットの部分に記録される信号
fad2によるピット列を示している。
なお、第3図の(o)は前記した第3図の(b)に示さ
れている信号を極性反転した信号を示した図であり、ま
た、第3図の(a)はアドレス信号の記録領域に記録さ
れるべき信号をゲートするためのゲート信号であり、さ
らに、第3図の(d)は前記した第3図の(b)に示さ
れている信号を第3図の(a)に示されているゲート信
号によってゲートした信号を示している。なお、図中の
tcはピット周期を示している。
今1例えば、ディスクDにおける記録跡TIIHについ
て再生が行われている場合に複合記録再生素子HEの電
極部Eが接続されている静電容量値の変化検出回路によ
るピット検出回路9から出力される信号は、ディスクD
にピットの形で記録されている2種類のトラッキング参
照信号fpl、 fp2及びディスクの回転基準信号f
p3ならびに記録跡TIIHにおけるアドレス信号の記
録領域に記録されている信号fadl、fa42などと
対応する電気信号であるが、前記した低域通過濾波器(
LPF)10を通過した各種の信号が入力端子21aに
供給された第5図示のアドレス検出回路21では、既述
のように高域通過濾波器(HPF)22によってアドレ
ス信号の記録領域に記録されている信号f adl、 
f ad2の存在する周波数領域の信号成分を抽出して
それをノツチフィルタ23.24に供給する。
前記したノツチフィルタ23では、前記した高域通過濾
波器(HPF)22によって抽出されたアドレス信号f
 adl、 f ad2の内の一方の信号f ad2、
の通過を阻止し、また、前記したノツチフィルタ24で
は、前記した高域通過濾波器(HPF)22によって抽
出されたアドレス信号fadl、fad2の信号の内の
他方の信号fadlの通過を阻止する。
したがって、前記したノツチフィルタ23からはアドレ
ス信号の記録領域に記録されていた2つの信号の内の一
方の信号fadlが、この信号fadlの周波数に対し
て高いQ値を有する帯域通過濾波器25に供給され、他
方、前記したノツチフィルタ24から・は他方の信号f
ad2が、信号fad2の周波数に対して高いQ値を有
する帯域通過濾波器26に供給される。
前記のようにアドレス信号の記録領域に記録されていた
2つの信号の内の一方の信号fadlの周波数に対して
高いQ値を有する帯域通過濾波器25によって抽出され
た信号f adlは第6図の(a)に信号Saとして示
されている。
前記した高いQ値を有する帯域通過濾波器25から出力
された信号fadl(第6図の(a)の信号Sa)は、
検波器27で検波されて第6図の(b)に示されている
ような信号sbとなされてヒステリシス特性を有する電
圧比較回路29に与えられる。
他方、信号fad2の周波数に対して高いQ値を有する
帯域通過濾波器26により抽出された信号fad2(第
6図の(Q)の信号So)は、第6図に示されている例
におけるディスクDの記録跡TIIHについては、既述
のように工6進数で00010001で示される(10
進数では11)トラック番号を示すのに用いられている
ピットと対応する時間位置及びスタートピットと対応す
る時間位置とに生じている。
そして前記の信号fad2(第6図の(c)の信号SC
)は検波回路28に供給され、そこで検波されて第6図
の(d)に示されている信号Sdとされて、前記したヒ
ステリシス特性を有する電圧比較回路29に与えられる
それで、前記のヒステリシス特性を有する電圧比較回路
29では、検波回路28の出力信号Sdと検波回路27
の出力信号sbとの電圧の比較を行って第6図の(8)
に示されている信号Seを出力し、その信号Seがアン
ド回路30に供給されている。
そして本発明において前記のようにヒステリシス特性を
有する電圧比較回路29で検波回路28の出力信号Sd
から検波回路27の出力信号sbを減算して前記した2
つの信号Sd、Sbの電圧比較を行い、第6図の(a)
に示されているような信号5e=(Sd−8b)を出力
させるようにしていることにより、第8図を参照して既
述した既提案の問題点、すなわち、ディスク面と電極部
との摺接状態の変化によってアドレス信号の再生状態が
不安定になるという既提案の問題点は本発明では良好に
解決されるのであり、この点について第7図を参照して
説明すると次のとおりである。
第7図において、第7図の(a)はディスクDにおける
アドレス信号の記録領域の一部の縦断側面図であり1図
中におけるPi、P2は既述したようなピット列を示し
ている。また、第7図の(b)における信号Scは、第
7図の(a)に示されているディスクDのアドレス信号
の記録領域におけるピット列P2と対応して再生された
信号Scの波形図であり、さらに、第7図の(b)にお
ける信号Saは、第7図の(a)に示されているディス
クDのアドレス信号の記録領域におけるピット列P1と
対応して再生された信号Saの波形図である。
第7図の(c)における信号Sbl、Sb2は第7図の
(b)に示されている信号Saを検波回路27で検波し
て得た信号sbを示したものであるが、図示の信号Sb
l、Sb2はディスク面と電極部との摺接状態の変化に
よって信号の大きさが大小に変化した2つの場合を例示
したものであり、また。
第7図の(Q)における信号Sdl、Sd2は第7図の
(b)に示されている信号Scを検波回路28で検波し
て得た信号Sdを示したものであるが1図示の信号Sd
l、Sd2はディスク面と電極部との摺接状層の変化に
よって信号の大きさが大小に変化した2つの場合を例示
したものである。
そして、前記した信号Sbl、Sb2と信号Sd1、S
d2との対応関係は、検波回路27から信号Sblが出
力されている状態において検波回路28から信号Sdl
が出力され、また、検波回路27から信号Sb2が出力
されている状態において検波回路28から信号Sd2が
出力される、というように前記した各信号が対応してい
る。
前記のように、検波回路27から出力される信号sbの
大きさと検波回路28から出力される信号Sdの大きさ
とは、ディスク面と電極部との摺接状態の変化に応じて
同様に変化するから、既述のようにヒステリシス特性を
有する電圧比較回路29で検波回路28の出力信号Sd
から検波回路27の出力信号sbを減算して前記した2
つの信号Sd、Sbの電圧、比較を行い、第6図の(a
)に示されているような信号5e=(Sd−8b)を出
力させると、ディスク面と電極部との摺接状態の変化な
どによって信号Sb、Sdの大きさが大小に変化しても
、ヒステリシス特性を有する電圧比較回路29からの出
力信号は第7図の(d)に示されている信号Ssのよう
に常に一定になり、本発明においては第8図を参照して
既述したような既提案におけるような欠点は生じること
がない。
なお、第3図及び第6図中に示されている安定領域は、
信号f、mdi7 fad2がともに存在しない状態に
おけるヒステリシス特性を有する電圧比較回路29から
の出力信号が不定であり、スタートピットの検出が困難
になることを避けるために、予めスタートピットに先行
する部分がローレベルの状態になるように信号fadl
を記録しておき、安定な動作が得られるように設けてい
るものである。
前記したヒステリシス特性を有する電圧比較回路29か
らの出力信号Ssはシフトレジスタ38とアンド回路3
0とに供給される。
前記したアンド回路30には、第6図の(f)に示され
ているようなゲートパルスSfがゲートパルス発生回路
31から供給されている。前記のゲートパルス発生回路
31は、第5図中に示されている端子21bを介して垂
直同期信号が与えられることにより、少なくとも前記し
たスタートピット及びアドレス信号が存在している期間
を含むようなパルス巾を有するゲートパルスSfが発生
できるように構成されているものである。
それで、前記したアンド回路30では前記した少なくと
もスタートピット及びアドレス信号が存在している期間
中における前記したヒステリシス特性を有する電圧比較
回路29から出力された信号Ssを出力側のスタートパ
ルス検出回路32に与える。
前記のスタートパルス検出回路32ではアンド回路30
からスタートピットと対応する信号Ssが出力された時
点に立上がるパルスSgを発生してそれをピット周期の
1.5倍の時間だけ遅延させる1、5周期遅延回路33
に供給する。前記した1、5周期遅延回路33は、第3
図の(d)に符号tcで示されているピット周期tcの
1.5倍の期間に相当する時間1.5tcだけ、それに
入力された第6図の(g)に示されているような信号S
gを遅延させた第6図の(h)に示されているような信
号shを出力してシフトレジスタクロック発生回路34
に供給する。
前記したシフトレジスタクロック発生回路34では、そ
れに前記した信号shが供給された時点からピット周期
tcと等しい繰返し周期を有するクロックパルスSiを
発生して、それをシフトレジスタ38とクロックカウン
タ35とに供給する。
前記したシフトレジスタ38では、ヒステリシス特性を
有する電圧比較回路29から時間軸上で順次に供給され
る信号Ssを、前記したシフトレジスタクロック発生回
路34で発生された第6図の(i)に示されているよう
なりロックパルスSiによってシフトさせる。そして前
記したシフトレジスタ38はシリアル・パラレル変換回
路としての動作を行い、シフトレジスタ38に対してア
ドレス信号を構成しているすべてのピットが入力された
状態において、後述されているタイミング回路37から
ラッチ回路39に対して供給された信号Sk(ラッチパ
ルスSk)により、シフトレジスタ38に記憶されてい
たアドレス信号の全情報が同時的にラッチ回路39によ
ってラッチされるようになされる。
また、前記したシフトレジスタクロック発生回路34で
発生されたクロックパルスSiが供給されたクロックカ
ウンタ35では、それに供給されているクロックの個数
を計数する。カウント値検出回路36では前記したクロ
ックカウンタ35で計数している計数値がアドレス信号
を構成している総ピット数に等しい数値になったときに
信号Sjを出力してそれをタイミング回路37に与える
アドレス信号を構成している総ピット数が第3図及び第
6図中に示されている例のように8ビツトであったとす
れば、前記したクロックカウンタ35におけるクロック
の計数値が8になったときに、カウント値検出回路36
からタイミング回路37に対して第6図の(j)に示さ
れているような信号Sjが送出さ九、それによりタイミ
ング回路37では第6図の(k)に示されているように
、前記した信号Sjよりも僅かに遅れているような信号
Skを送出する。
前記したタイミング回路37から出力された信号Skは
、ラッチ回路39に対しては既述のようにラッチパルス
として与えられ、また、前記したスタートパルス検出l
−路32とシフトレジスタクロック発生回路34とに対
してはリセットパルスとして供給される。
それで、ラッチ回路39がらはパラレル変換されたアド
レス信号が出力端子21cに送出され。
また、スタートパルス検出回路32とシフトレジスタフ
ロック発生回路34とはリセットされる。
前記のようにして読出されたアドレス信号は制御回路1
8において複合型記録再生素子HEの現在位置の情報と
して利用される。
第4図示の磁気記録再生装置において、例えば、央部命
令入力装置19に対して、サーチの命令と目標とする記
録跡のアドレスとが入力された場合には次のような動作
が行われる。
すなわち、外部命令入力装置19にサーチの命令、及び
目標とする記録跡のアドレスとが入力されると、制御回
路18ではアドレス検出回路21から送られて来ている
アドレスデータを読み込んで複合型記録再生素子HEの
現在位置(現在のアドレス)を知り1次に、目標とされ
ている記録跡のアドレスと現在アドレスとの差を計算し
て、フィードモータMfを高速回転させたときに目標と
されている記録跡に到達させるのに必要な時間と方向と
を決定し、前記の時間にわたってアクチュエータACT
の駆動が停止されるようにしておいてフィードモータM
fを高速回転させ、複合型記録再生素子HEを目標にさ
れている記録跡の極めて近くまで移動させる。
次に、アクチュエータコントロール回路16とフィード
モータコントロール回路17とを、トラッキング誤差信
号によって駆動させて、複合型記録再生素子HEに対し
てトラッキング制御動作が行われるようにし、アドレス
検出回路21から送られて来ているアドレスデータを読
み込んで複合型記録再生素子HEの現在位置(現在のア
ドレス)を知り1次いで目標とされている記録跡のアド
レスと現在アドレスとの差を計算し、複合型記録再生素
子HEがトラッキング制御されている状態において、前
記した差に対応する記録跡数だけ複合型記録再生素子H
Eのトラックチェンジが行われるようにして目標の記−
録跡に複合型記録再生素子HEが位置されるようにする
のである。
なお、トラッキング誤差信号をアクチュエータコントロ
ール回路16とフィードモータコントロール回路17ど
の双方に供給して、アクチュエータACTとフィードモ
ータMfとの双方を駆動して複合型記録再生素子HEの
トラッキング制御動作が行われるようにしているのは、
アクチュエータACTによる複合型記録再生素子HEの
変位の範囲はたかだか1mm程度であるために、トラッ
キング誤差信号の低周波成分をフィードモータコントロ
ール回路17に供給して、トラッキング誤差信号の低周
波成分によってフィードモータMfが駆動されるように
して、広い範囲にわたって複合型記録再生素子HEに対
するトラッキング制御動作が良好に行われるようにする
のである。
また、制御回路18は前記のような動作に際して、トラ
ッキングコントロール回路15に対してはトラックチェ
ンジに対応して、2種類のトラッキング参照信号のfp
l、 fp2の極性の切換えのための制御動作を行い、
また、アクチュエータコントロール回路16に対しては
トラッキング誤差信号による動作の状態についての制御
動作を行い、さらにフィードモータコントロール回路1
7に対してはトラッキング誤差信号による動作の状態の
制御動作や、高速での正転あるいは逆転動作にっいての
制御動作を行う。
本発明の磁気記録媒体円盤りにおいて磁気記録再生動作
で使用されるべき周波数帯域を2 M Hzとしたとき
に、第2図に示されている周波数配置図中に示されてい
る各種の信号fP1. fp2. fp3゜f ad 
1 、 f ad2の周波数の設定例を示すと次のとお
りである。
fplの周波数は511KHz fp2の周波数は716KHz fP3の周波数は275KHz fadlの周波数は1.19MHz fad2の周波数は1.79MHz なお、静電容量値の変化で検出されるべき信号の周波数
値がI M Hz以下の場合には再生信号中に高調波成
分を含むことがあるために、信号fadi、 fad2
の周波数としては、I M Hzよりも低い周波数が使
用されている各種信号の高調波、特に、ディスクDの略
々全周にわたって連続的に記録されている信号fP1.
 fp2の高調波関係にある周波数にしないことが望ま
れる。
また、信号fp3は必ずしもディスクにピットとして記
録しておく必要はない、すなわち信号fp3をディスク
に予めピットとして記録しておく代わりに、ディスクD
の1部に光学的または磁気的、その他の手段により回転
基準信号が発生できるようにしておけばよいのである。
(発明の効果) 以上、詳細に説明したところから明らかなように本発明
は、記録の対象にされている情報信号による各1jll
毎の順次の記録跡の相互間に、第1の周波数値を有する
トラッキング参照信号と第2の周波数値を有するトラッ
キング参照信号との2種類のトラッキング参照信号の内
の各1種類のトラッキング参照信号のピットの配列によ
り形成される記録跡を1周毎に順次交互に予め形成させ
ておくとともに、トラック情報データのシリアル信号に
よって前記した第1.第2の周波数値とは異なる第3.
第4の2つの周波数値に周波数変移変調されている状態
の信号で形成されたピットを少なくとも備えているアド
レス信号の記録領域を、記録の対象にされている情報信
号による順次の記録跡における予め定められた位置の部
分に設けた磁気記録媒体円盤、及び記録の対象にされて
いる情報信号による各1周毎の順次の記録跡の相互間に
、第1の周波数値を有するトラッキング参照信号と第2
の周波数値を有するトラッキング参照信号との2種類の
トラッキング参照信号の内の各1種類のトラッキング参
照信号のピットの配列により形成される記録跡を1周毎
に順次交互に予め形成させておくとともに、トラック情
報データのシリアル信号によって前記した第1.第2の
周波数値とは異なる第3.第4の2つの周波数値に周波
数変移変調されている状態の信号で形成されたピットを
少なくとも備えているアドレス信号の記録領域を、記録
の対象にされている情報信号による順次の記録跡におけ
る予め定められた位置の部分に設けた磁気記録媒体円盤
を所定の回転態様で駆動回転させる手段と、ピットの配
列により記録されているトラッキング参照信号及びトラ
ック情報を静電容量値の変化として読出す手段と、前記
の続出されたトラッキング参照信号に基づいて記録再生
素子に対するトラッキング制御動作を行う手段と。
前記の読出されたトラック情報に基づいて記録再生素子
の位置検出を行う手段とを備えてなる磁気記録再生装置
であって、本発明では記録の対象にされている情報信号
による各1周毎の順次の記録跡における予め定められた
位置に、トラック情報データのシリアル信号によって前
記した第1.第2の周波数値とは異なる第3.第4の2
つの周波数値に周波数変移変調されている状態の信号で
形成されたピットによりアドレス信号の記録領域を形成
させておくことにより、トラック情報を静電容量値の変
化として良好に検出して記録再生素子の位置制御を行う
ことができ、また、例えば、トラック情報が磁気記録さ
れていた場合には誤ってトラック情報が消去されること
もあるが、トラック情報データが予めピットで形成させ
である本発明の場合には誤ってトラック情報が消去され
ることもなく、さらに、トラック情報データを予めピッ
トで形成させるのにも1例えば射出成型等の手段により
基盤の成型時に容易に実現でき、プリフォーマット等も
不用なために低価格で製作でき、さらにまた、トラック
情報データの復調に際しても周波数復調回路が不用で高
速アクセスにも適しており、また、狭い周波数帯域の信
号でデータの記録再生ができるために、トラックトラッ
ク情報データとトラッキン参照信号や磁気記録再生信号
トの分離も容易にでき、かつ、簡単な検出回路によって
トラック情報データの検出ができる他、アドレス信号の
記録領域に記録された信号の検出がトラック情報データ
のシリアル信号によって前記した第1.第2の周波数値
とは異なる第3.第4の周波数値に周波数変移変調され
ている状態の信号における第3の周波数値の信号と第4
の周波数値の信号との電圧の比較によって得られるよう
にしているために、ディスク面と電極部との摺接状層が
変化するなどしてもアドレス信号の再生状態が不安定に
なるという既提案の問題点は本発明では良好に解決され
るのであり、本発明によれば既述した問題点はすべて良
好に解決できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の磁気記録媒体円盤における各種の情報
信号の記録領域を示している平面図、第2図は各種の情
報信号の周波数配置図、第3図はトラック情報データを
シリアル変換した信号と。 7その信号がピットとして記録された状態のディスクの
一部縦断面図、第4図は本発明の磁気記録再生装置の一
実施例のブロック図、第5図は静電容量値の変化検出に
よって読出された情報からトラック情報データをシリア
ル変換した信号を取出す回路配置の一例構成を示すブロ
ック図、第6図はディスクのピット配列図と信号の波形
図、第7図は本発明の磁気記録再生装置の動作の説明用
の波形図、第8図は既提案の磁気記録再生装置の問題点
の説明用の波形図である。 Md・・・ディスクモータ、HE・・・複合型記録再生
素子、C・・・クランパ、ACT・・・アクチュエータ
、FA・・・キャリッジ、Mf・・・フィードモータ、
D・・・ディスク、E・・・情報を静電容量値の変化と
して読出すための電極部、H・・・2種類のトラッキン
グ参照信号によるピット配列の間に形成された平坦な磁
気記録再生用記録跡を用いて磁気記録再生動作を行う磁
気ヘッド部、SW・・・スイッチ、Vr・・・基準電源
、1・・・カンチレバー、2・・・ガイドバー、3・・
・リードスクリュー、4・・・入力端子、6・・・同期
分離回路、7・・・回転基準信号発生回路、8・・・デ
ィスクモータサーボ回路、9・・・ピット検出回路、1
0・・・低域通過濾波器(L P F)、11・・・ト
ラッキング参照信号fplを抽出しつる帯域通過濾波器
を含んで構成されている信号抽出回路、12・・・トラ
ッキング参照信号fP2を抽出しうる帯域通過濾波器を
含んで構成されている信号抽出回路、13・・・ディス
クの回転基準信号fP3の検出回路、14・・・パルス
化回路15・・・トラッキングコントロール回路、16
・・・アクチュエータコントロール回路、17°°。 フィードモータコントロール回路、18−・・制御回路
、19・・・外部命令入力装置、20・・・情報信号記
録再生回路、21・・・アドレス検出回路(アドレス信
号検出回路)、22・・・高域通過濾波器(HPF)、
23.24・・・ノツチ回路、25.26・・・高いQ
値を有する帯域通過濾波器、27.28・・・検波回路
。 29・・・ヒステリシス特性を有する電圧比較回路。 30・・・アンド回路、31・・・ゲートパルス発生回
路、32・・・スタートパルス検出回路、33・・・1
.5周期遅延回路、34・・・シフトレジスタクロック
発生回路、35・・・クロックカウンタ、36・・・カ
ウント値検出回路、37・・・タイミング回路、38・
・・シフトレジスタ、39・・・ラッチ回路。 特許出願人  日本ビクター株式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、記録の対象にされている情報信号による各1周毎の
    順次の記録跡の相互間に、第1の周波数値を有するトラ
    ッキング参照信号と第2の周波数値を有するトラッキン
    グ参照信号との2種類のトラッキング参照信号の内の各
    1種類のトラッキング参照信号のピットの配列により形
    成される記録跡を1周毎に順次交互に予め形成させてお
    くとともに、トラック情報データのシリアル信号によっ
    て前記した第1、第2の周波数値とは異なる第3、第4
    の2つの周波数値に周波数変移変調されている状態の信
    号で形成されたピットを少なくとも備えているアドレス
    信号の記録領域を、記録の対象にされている情報信号に
    よる順次の記録跡における予め定められた位置の部分に
    設けた磁気記録媒体円盤 2、記録の対象にされている情報信号による各1周毎の
    順次の記録跡の相互間に、第1の周波数値を有するトラ
    ッキング参照信号と第2の周波数値を有するトラッキン
    グ参照信号との2種類のトラッキング参照信号の内の各
    1種類のトラッキング参照信号のピットの配列により形
    成される記録跡を1周毎に順次交互に予め形成させてお
    くとともに、トラック情報データのシリアル信号によっ
    て前記した第1、第2の周波数値とは異なる第3、第4
    の2つの周波数値に周波数変移変調されている状態の信
    号で形成されたピットを少なくとも備えているアドレス
    信号の記録領域を、記録の対象にされている情報信号に
    よる順次の記録跡における予め定められた位置の部分に
    設けた磁気記録媒体円盤を所定の回転態様で駆動回転さ
    せる手段と、ピットの配列により記録されているトラッ
    キング参照信号及びトラック情報を静電容量値の変化と
    して読出す手段と、前記の読出されたトラッキング参照
    信号に基づいて記録再生素子に対するトラッキング制御
    動作を行う手段と、前記の読出されたトラック情報に基
    づいて記録再生素子の位置検出を行う手段とを備えてな
    る磁気記録再生装置
JP26758288A 1988-10-24 1988-10-24 磁気記録媒体円盤及び磁気記録再生装置 Pending JPH02116067A (ja)

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JP (1) JPH02116067A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6118632A (en) * 1997-02-12 2000-09-12 International Business Machines Corporation Magnetic disk stack having laser-bump identifiers on magnetic disks

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6118632A (en) * 1997-02-12 2000-09-12 International Business Machines Corporation Magnetic disk stack having laser-bump identifiers on magnetic disks

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