JPH021158Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案の技術分野 本考案は、自動車後方の障害物等を監視する後
方監視装置に於いて、障害物等接触による撮像器
の破損を弾性部材等を用いて未然に防止できる接
触破損防止機構を備えた自動車用後方監視装置に
関する。

従来技術とその問題点 従来、この種自動車用後方監視装置にあつては
撮像器は自動車のボデイーに固定されており、障
害物接触等による撮像器の破損は免れなかつた。

本考案の目的 本考案は、叙上の欠点に鑑み考案されたもので
あり、即ち、撮像器を収納手段に納め、該収納手
段を自動車ボデイーに弾性的に装着することによ
り、障害物等接触による撮像器の破損を未然に防
止できる接触破損防止機構を備えた自動車用後方
監視装置を提供することを目的としたものであ
る。

本考案の構成 以下、本考案に係る接触防止機構を備えた自動
車用後方監視装置の好適な実施例について詳述す
る。

１は、撮像器２を内部に収納し且つ該撮像器２
の少くとも撮像作用範囲ＡないしA′の範囲は透
明体１１でなる収納手段であり、２は支点２１を
軸にａないしa′の範囲で制御モーター等により回
動自在な撮像器である。

３は、前記収納手段１を支持し自動車ボデイー
４に固着された支持手段である。

５は、前記収納手段１を支持手段３の開口部３
１から弾性的に突出すべく収納手段１及び支持手
段３により挾着されたスプリング等弾性部材であ
る。

６は、収納手段１と自動車ボデイー４との当接
部に設けられ、自動車の振動等により収納手段１
に加わる振動衝撃を吸収する緩衝部材であり、防
水作用も併せ持つ。

又、前記収納手段１には、障害物Ｂの接触によ
り収納手段１が所定位置まで押込まれると感磁ス
イツチ操作７がオン作用すべく磁石１３が埋設さ
れている。

そして該感磁スイツチ７は、警報器８、イグニ
シヨンスイツチ９、バツテリー１０と直列接続さ
れ電路を形成している。

又、前記支持手段３は所定位置に水抜き穴３３
２を有する。

本考案の作用 次に、作用を説明する。

通常、収納手段１は弾性部材５のスプリング作
用により自動車ボデー４より突出し、撮像器２は
支点２１を軸に制御モーター等により回動操作さ
れ、ＡないしA′の範囲で撮像作用を行なう。

そして、収納手段１は、障害物Ｂ等が接触する
と弾性部材５が圧縮され、支持手段３内に柔軟に
挿込まれ、収納手段１及び該収納手段１に内蔵の
撮像器２の破損が未然に防止される。この時、前
記収納手段１が支持手段３内の所定位置まで押込
まれると、磁石１３により感磁スイツチ７がオン
作用し、警報器８が作動して乗員に障害物の接触
を報知する。

本考案の効果 本考案は、撮像器を収納し、且つ該撮像器の少
なくとも撮像作用範囲が透明体でなる収納手段
と、該収納手段を支持する支持手段と、前記収納
手段を支持手段の開口部から弾性的に突出すべく
設けられた弾性部材により構成したので障害物等
の接触による撮像器の破損を未然に防止できる効
果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本考案の好適な実施例を示す断面図
である。第２図は、第１図に示す本考案の好適な
実施例の収納手段が障害物により支持手段内に挿
込まれた状態を示す説明図である。 １……収納手段、２……撮像器、３……支持手
段、４……自動車ボデイー、５……弾性部材、６
……緩衝部材、７……感磁スイツチ、８……警報
器、９……イグニツシヨンスイツチ、１０……バ
ツテリー。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 自動車の後方等の状況を写像すべく電気信号に
   変換する撮像器と、該撮像器の出力信号を視認可
   能な映像に復元する受像器とでなる自動車用後方
   監視装置において、前記撮像器を収納し且つ該撮
   像器の少なくとも撮像作用範囲が透明体でなる収
   納手段と、該収納手段を支持する支持手段と、前
   記収納手段を支持手段の開口部から弾性的に突出
   すべく設けられた弾性部材とを具備したことを特
   徴とする接触破損防止機構を備えた自動車用後方
   監視装置。