JPH02115140A - 芳香族アセチル化合物の製造方法 - Google Patents

芳香族アセチル化合物の製造方法

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JPH02115140A
JPH02115140A JP63267637A JP26763788A JPH02115140A JP H02115140 A JPH02115140 A JP H02115140A JP 63267637 A JP63267637 A JP 63267637A JP 26763788 A JP26763788 A JP 26763788A JP H02115140 A JPH02115140 A JP H02115140A
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正浩 近藤
Michio Tanaka
田中 通雄
Katsuo Taniguchi
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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、医薬、農薬等の中間体などとして有用なアセ
トフェノンおよびその誘導体等の芳香族アセチル化合物
の製造方法に関する。
〔従来の技術〕
特開昭60−132929には、m−ジイソプロピルベ
ンゼンの自動酸化生成物として得られる3−〔2−ヒド
ロキシ−2−プロピル)−1−[2−ヒドロペルオキシ
−2−プロピル]ベンゼンを触媒の存在下に分解して3
−〔2−ヒドロキシ−2−プロピル〕アセトフェノンを
合成し、次に過酸化水素を作用させてヒドロキシル基を
ヒドロペルオキシ基に変換した後、酸分解を行うことに
よりm−ヒドロキシアセトフェノンを合成する方法が提
案されている。
しかしながら、上記の方法はm−ジイソプロピルベンゼ
ンからの通算収率が22〜30モル%と低いとともに、
反応工程が長くかつ繁雑であり、工業的に有利な方法と
はいえない。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明の目的は、上記問題点を解決するため、イソプロ
ペニル基を有する芳香族化合物を出発原料として、簡単
な工程により、しかも高収率で芳香族アセチル化合物を
製造する方法を提案することである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、次の芳香族アセチル化合物の製造方法で−あ
る。
(1)イソプロペニル基を有する芳香族化合物を。
触媒の存在下に酸素で酸化する芳香族アセチル化合物の
製造方法。
(2)遷移金属を触媒として用いる上記(1)記載の芳
香族アセチル化合物の製造方法。
(3)遷移金属イオンでイオン交換した層状粘土鉱物を
触媒として用いる上記(1)記載の芳香族アセチル化合
物の製造方法。
本発明において製造する芳香族アセチル化合物は、アセ
チル基を有する芳香族化合物であって、アセチル基以外
にヒドロキシル基、アルキル基、ハロゲン等の置換基を
有していてもよく、これらの置換基は同じものまたは異
なるものが複数個置換していてもよい。また芳香環は単
環に限らず、多環のものでもよい。このような芳香族ア
セチル化合物を例示すると、アセトフェノン、ヒドロキ
シアセトフェノン、アルキルアセトフェノン、ハロゲン
化アセトフェノン、アセチルナフタレン、アセチルヒド
ロキシナフタレンなどがあげられる。
本発明において原料として用いることができるイソプロ
ペニル基を有する芳香族化合物としては、目的物である
芳香族アセチル化合物のアセチル基の代りにイソプロペ
ニル基が置換した芳香族化合物があり、たとえば α−
メチルスチレン、1−イソプロペニルフェノール、p−
イソプロペニルフェノール、6−イソプロペニル−2−
ヒドロキシナフタレンなどを例示することができる。
本発明においてイソプロペニル基を有する芳香族化合物
の酸化に用いる酸化剤は酸素であり、空気を用いるのが
好ましい。酸素の使用量は特に限定されないが、反応当
量以上が好ましい。
本発明において用いることができる触媒としては、遷移
金属があげられ、たとえばクロム、銅、マンガン、ニッ
ケル、コバルト、鉄、パラジウム、バナジウム、モリブ
テン、銀などを例示することができる。
上記の遷移金属は、CrC1,・6H20,Cr(NO
,)、−9H20、MnO2、N1(C,H,O,)2
. FeC2O4・21(,01FeS04・711.
0. FeC1:1. Fe2(SQ、)3(NH,)
、SQ4・24H,0のような化合物の形でそのまま用
いることもできるが。
担体に化合物またはイオンの形で担持させて用いるのが
好ましい。
担体としては粘土鉱物、活性炭など、従来より触媒の担
体として用いられているものが使用できるが1層状粘土
鉱物に上記遷移金属イオンをイオン交換して担持させた
層状粘土鉱物触媒の形で使用するのが好適である。遷移
金属イオンでイオン交換する層状粘土鉱物としては、モ
ンモリロナイト、ベントナイト、バーミキュライト、ヘ
クトライトなどの天然粘土鉱物のほか、テトラシリシッ
クマイカ等の合成雲母などがあげられる。層状粘土鉱物
等の担体に担持する遷移金属イオンの担持量は特に限定
されないが、担体に対して1〜50重量%の範囲にある
ことが好ましい。
触媒の使用量は特に限定されないが、遷移金属イオンで
イオン交換した層状粘土鉱物触媒を用いる場合は、基質
としてのイソプロペニル基を有する芳香族化合物に対し
て1〜50重量%、好ましくは5〜40重址%の範囲に
あるのが望ましい。また遷移金属イオンを層状粘土鉱物
に担持せずに用いる場合の触媒使用量は、基質としての
イソプロペニル基を有する芳香族化合物に対して0.1
〜10モル%の範囲にあることが好ましい。
芳香族アセチル化合物の製造は、前記イソプロペニル基
を有する芳香族化合物を、酸素および触媒の存在下で酸
化することにより行われる。
上記の反応において、イソプロペニル基を有する芳香族
化合物はそのまま使用してもよいが、溶媒に溶解させて
用いるのが好ましい。溶媒としては、アセトニトリル、
ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、N−メ
チルアセトアミド、酢酸、スルホラン、メタノール、ニ
トロベンゼン、エチレングリコールなどを用いることが
できる。
溶媒の使用量は基質の溶解度にも依存し、特に限定され
ないが、一般的には基質に対して0.5〜20重量倍程
度が好ましい。
反応の具体的な方法は1反応容器に原料のイソプロペニ
ル基を有する芳香族化合物、触媒および溶媒を仕込み、
攪拌下に酸素(空気)を圧入して酸化を行う。このとき
の反応温度は通常100〜200℃、好ましくは120
〜160℃の範囲が好ましい。圧力は特に限定されない
が、上記温度を維持でき、かつ酸素を溶解できる圧力が
好ましく、一般的には5〜50kg/a(、好ましくは
10〜40kg/cdである。
本発明により製造された芳香族アセチル化合物は、それ
ぞれの化合物の特性に応じて、常法により単離精製する
ことができる。こうして得られる芳香族アセチル化合物
は、医薬、農薬等の中間体などとして有用である。
〔発明の効果〕
本発明によれば、イソプロペニル基を有する芳香族化合
物を原料として、医薬品、農薬等の中間体などとして有
用な芳香族アセチル化合物を、簡単な工程により、しか
も高収率で製造することが可能である。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例について説明する。
(触媒のiA製) テトラシリシックマイカ(以下、TSMと略記する)を
担体とし、これをクロム(Ill)イオンでイオン交換
したCr(IIりイオン担持合成雲母触媒(クロム(m
)イオン含量2.0重量%、以下、Cr(III)−T
SMと略記する)を調製した。
同様にして、クロム(III)の代りにCo(II)、
 Ni(■)、Fe(■)、Mn(II)を使用して同
様に金属イオン−75M触媒を調製した。
実施例1 50m12のオートクレーブにm−イソプロペニルフェ
ノール1.oog、触媒としてCr(III)−TSM
 0.3g、および溶媒としてジメチルスルホキシド5
社を仕込み、さらに空気を圧力30kg/ riで圧入
し140℃で3時間反応させた。反応終了後、ガスクロ
マトグラフで分析した結果、m−イソプロペニルフェノ
ールの転化率は92.5モル%、m−ヒドロキシアセト
フェノンの選択率は64モル%であった。
実施例2〜5 触媒と触媒の使用地を代えた以外は、実施例1と同様に
して反応を行った。結果を実施例1とともに表1に示す
表1 表2 m−IIA  : m−ヒドロキシアセ1〜フエノン実
施例6 実施例1の溶媒をジメチルスルホキシドからアセ1−二
トリルに代えた以外は実施例1と同様に反応を行った。
その結果、m−イソプロペニルフェノールの転化率は6
.8モル%、o+−ヒドロキシアセトフェノンの選択率
は47モル%であった。
実施例7〜13 溶媒と反応時間を代えた以外は実施例6と同様にして反
応を行った。結果を実施例6とともに表2に示す。
実施例14〜26 触媒として金属イオンを担持した層状粘土鉱物の代りに
、担体番=担持しない金属イオンを使用したこと、触媒
を基質に対して1モル%量使用したこと、ならびに反応
温度1反応時間を表3に示すように代えたこと以外は実
施例1と同時にして反応を行った。結果を表3に示す。
m−11A   : m−ヒドロキシアセトフェノン 実施例27 反応基質としてm−イソプロペニルフェノールの代わり
に α−メチルスチレンを用いた以外は実施例1と同様
に反応を行った。その結果、生成物として、m−ヒドロ
キシアセトフェノンの代わりにアセトフェノンが収率7
8モル%で生成した。この時のα−メチルスチレンの転
化率は80モル%であった。
実施例28 反応基質としてm−イソプロペニルフェノールの代わり
に6−イソプロペニル−2−ヒドロキシナフタレンを用
いた以外は実施例1と同様に反応を行った。その結果、
生成物として、m−ヒドロキシアセトフェノンの代わり
に6−アセチル−2−ヒドロキシナフタレンが収率38
%モル%で生成した。この時の6−イソプロベニル−2
−ヒドロキシナフタレンの転化率は80モル%であった
。生成した6−アセチル−2−ヒドロキシナフタレンは
解熱鎮痛消炎剤ナプロキセンの原料である6−メドキシ
ー2−ナフチル酢酸に容易に導かれる。
代理人 弁理士 柳 原   成

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)イソプロペニル基を有する芳香族化合物を、触媒
    の存在下に酸素で酸化することを特徴とする芳香族アセ
    チル化合物の製造方法。
  2. (2)遷移金属を触媒として用いる請求項第1項記載の
    芳香族アセチル化合物の製造方法。
  3. (3)遷移金属イオンでイオン交換した層状粘土鉱物を
    触媒として用いる請求項第1項記載の芳香族アセチル化
    合物の製造方法。
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JPS4885517A (ja) * 1972-01-13 1973-11-13

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