JPH02115132A - 診断剤 - Google Patents

診断剤

Info

Publication number
JPH02115132A
JPH02115132A JP63269055A JP26905588A JPH02115132A JP H02115132 A JPH02115132 A JP H02115132A JP 63269055 A JP63269055 A JP 63269055A JP 26905588 A JP26905588 A JP 26905588A JP H02115132 A JPH02115132 A JP H02115132A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liver
diagnostic agent
amino acids
compounds
administration
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP63269055A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2680861B2 (ja
Inventor
Hiroko Momose
百瀬 裕子
Junko Nishigaki
西垣 淳子
Akiyo Shigematsu
昭世 重松
Koji Sakamoto
孝司 坂本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seitai Kagaku Kenkyusho KK
Original Assignee
Seitai Kagaku Kenkyusho KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seitai Kagaku Kenkyusho KK filed Critical Seitai Kagaku Kenkyusho KK
Priority to JP63269055A priority Critical patent/JP2680861B2/ja
Publication of JPH02115132A publication Critical patent/JPH02115132A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2680861B2 publication Critical patent/JP2680861B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Medicines Containing Antibodies Or Antigens For Use As Internal Diagnostic Agents (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、肝臓機能の診断を目的とする診断剤に関す
るしのである。
[要約] この発明は、胃腸管で吸収され、肝臓で主として代謝を
受ける化合物を含有する、診断剤を提供する。
[従来の技術および発明の課M] 肝臓の機能診断を目的として諸種の有用試薬が既に開発
され、実用化されている。これらを分類すれば、■肝臓
の疾患によって生じる肝細胞壊死に伴う血流への諸酵素
の流出検査を目的とするもの、および■同様の理由によ
る血流への諸化学物質の流出検査を高感度、微量領域で
行うことを主眼とするものが包含される。また近年、が
ん化の早期発見を目的として、■がん化に伴って特異的
に血液中に増加する諸成分の高感度、微量定量化を主眼
とするしのも実用化されている。
しかし、肝臓細胞の壊死などの状況にない初期疾患状態
での肝臓各種細胞群の活性を鋭敏に検知できる診断薬に
ついては、全く未開発のまま取り残されているのが現状
である。
[発明の目的および構成] この発明は、正常肝機能との僅少の差に基づいて、疾患
肝機能を、肝細胞の壊死以前に鋭敏に検知し、肝疾但の
診断に役立てることを目的とした診断剤に関わるもので
ある。
この発明は、下記に示す化合物 1)アミノ酸類 1−1.合流アミノ酸 (1)L−メチオニン (2)し−シスチン (3)L−システィン l−2,脂肪族アミノ酸 (4)グリシン (5)L−アラニン (6)L−バリン (7)し−イソロイシン (8)L−ノルバリン (9)L−ノルロイノン 1−3.酸性アミノ酸 (10)I、−アスパラギン酸 (l l) L−グルタミン酸 (12)L−アスパラギン (13)L−グルタミン 2)ピリン系化合物 (1)アミノピリン (2)モノメチル−4−アミノアンチピリンを含有して
なる、肝臓機能の診断を目的とした診断剤を提供するし
のである。
上記診断剤には、化合物の一種または複数を経口投与し
た後の肝臓の核医学的画像化もしくはCT的画像化の結
果から、肝機能の活性度および病態局在性を診断するこ
とを目的とする診断剤、化合物の一種または複数を経口
投与した後の血液の一部を採取し、その血液中の上記化
合物に該当する代謝物を放射性トシ・−サ技術を含む一
般的分析化学的技法によって分析定量することにより、
肝臓の機能の活性度を測定し診断することを目的とする
診断剤、および化合物の一種または複数を経口投与1−
だ後呼気の一部を採取するかまたは連続的に一定流量を
検出部に通過させる方法により、上記化合物に関わる最
終代謝産物としてのCO2を放射性呼気性流量自動検出
法または赤外吸収もしくはGCマス検出法によって検出
し、肝臓の機能の活性度を測定し診断することを目的と
する診断剤が含まれる。
この発明で用いる化合物は、■経口的投与によって哺乳
類の胃腔から吸収され、短時間で肝門脈を経て肝臓に到
達することを第1の特徴としている。
■つぎに、投与量の一定量が確実に肝臓を通過してから
循環器系へと供給されることを特徴としている。■また
、肝臓において初回通過中に、相当量(健康もくしは病
態の程度によって定まる)が肝臓に特有の酵素によって
代謝を受け、その代謝産物は循環器系を経て、呼気もし
くは尿として排泄されることを特徴としている。
これらの3つの条件に該当する化合物のうち、■血液中
に当該代謝産物が肝機能の活性度と密接に関係して検出
されること、または■呼気中に炭酸ガスとなって排泄さ
れ、その排泄率と肝機能の活性度とが密接に関係してい
ること、または■肝臓内に上記化合物が代謝を受けるた
め捕捉されている留置の局在性分布と、その留置の動態
が肝機能の活性度および活性部位と密接に関係している
ことの何れか一つまたはその複合条件を提供することを
特徴としている。
上記化合物は、安定同位元素のみから構成されるもので
あってもよく、また放射性同位元素のような不安定元素
を1種以上含むものであってもよい。安定または放射性
同位元素としては、例えば’H,”C1”N% 180
.35S、3H,1′C等が含まれる。
この発明の診断剤を生体に投与するに際しては、上記化
合物の少なくとも1種を、例えば経口投与または非経口
投与に適する固体または液体の無機または有機製薬用担
体を混合して、製剤の形にするのが便利である。
このような製剤には、錠剤、顆粒剤、散剤、カプセル等
の固体、および溶液剤、@濁剤、乳剤等の液体が含まれ
る。上記担体としては、でんぷん、乳糖、ぶどう糖、し
ょ糖、デキストリン、セルロース、パラフィン、脂肪酸
グリセリド、水、アルコール等が用いられる。また、必
要に応じて、補佐薬、安定剤、湿潤剤、乳化剤、滑沢剤
、結合剤および他の常用添加剤を加えることができる。
投与量は、対象の体重、年令、性別、症状、診断の目的
等により異なるが、一般に1−100zy/に9または
0.1〜50μCiである。
この発明で使用する化合物(1)またはその塩の毒性は
、公知であり、極めて少ない。
化合物の体内分布の測定は、任意の繁用される核医学的
または核生化学的方法によることができる。このような
方法には、例えば液体シンチレーションカウンター法、
ラジオガスクロマトグラフィー法、フルオログラフィー
法、オートラジオグラフィー法、核磁気共鳴法等が含ま
れる。
この発明で用いる測定の原理を例を挙げて説明すると次
の通りである。
■L−メチオニンの消火管内吸収部位が主として胃腔内
帖膜および十二指腸内粘膜であり、極短時間内で吸収反
応が終了することの発見。
実施例・・・・・・2(オートラジオグラフ)実施例・
・・・・・3(ラジオレスピロメトリー波形)■液吸収
I7−メチオニンは、最初の器官として肝臓に供給され
、肝臓で潤された後残余が循環面によって運ばれ他器官
および組織に供給されることの発見。
実施例・・・・・・2(オートラジオグラフ)■静脈内
からのし一メチオニンの供給は、心臓および肺に供与さ
れた後、その他の器官および組織に供与されることの発
見。
実施例・・・・・・4(オートラジオグラフ)■経口投
与後10分のマクロオートラジオグラフ像から、肝臓白
濃度分布は、肝葉別、各部別に極端な濃度差を示した。
実施例2 ■肝炎および肝がんラットは、iν投与ではオートラジ
オグラフ像およびラジオレスピロメトリー波形ともに正
常ラットとの差が認められなかったが経口投与では両名
間に大きな差を生じ、肝臓の機能低下を記録した。
実施例5.6 ■オートラジオグラフ像とシンチカメラ像は、完全な一
致性を示す。(多くの文献あり)以上の原理に基づき、
放射性もしくは安定同体標識のし一メチオニンを指標と
して、静脈内(iv)投与および経口(po)投与後に
経時的に記録される両シンチカメラのR1画像がその時
における、メチオニン代謝活性の肝臓内局在分布を示す
と共に両投移注によるRI両画像差引結果から、極微少
の肝葉局所内メチオニン代謝性活性の特異性を増感して
示すことが可能となった。また、この特異性は標識の位
置によってそれぞれ特徴のある分布を示した。
つぎにラットを例にとった血中同位体濃度を指標とした
。iv投与法の場合は投与後3分間の極めて速い減少と
その後■0分間程の幾分緩徐な減少に続いて、幾分の上
昇期間が30分間程度示され1時間以後は極めて緩徐な
下降曲線を示した。これに対し、経口投与の場合は、投
与後30分の上昇の後、iv投与における上昇曲線に一
致してさらに30分の上昇を続け、その後も全(iy投
与の血中濃度曲線に一致した動態を示した。非疾患状態
のラットに対して、肝疾患を有する場合は、上記の肝臓
内標識同位体の局在と肝臓を通過した後の血中の同位体
濃度が、著しく異なっていた。この特色はiv投与では
僅少の差を示したのに、po投与では顕著な差となって
表現された。これらは実施例7−IOに示されている。
[実施例] 以下、この発明を実施例によりさらに詳細に説明する。
実施例1:投与薬物の調剤 L−[カルボキシル−1−c ]メチオニン[L ot
No、CFA−433]の57 、 OffIc i/
 mmolをアマンヤムジャパンから購入し、これを無
菌精製水で希釈して、2,85μC110,1順の注射
液もしくは注入液を調整した。ラット静脈内投与の場合
にはこの注射液のO,liρを尾静脈内に注射し、経口
内投与の場合には、この注射液のO、l mQをラット
胃腔内に金属性ゾンデを用いて強制注入した。
実施例2:[カルボキノルー目C]メヂオニンをラット
に経口投与後10分および60分後のマクロオートラジ
オグラフ所見 lOμci、、’o、t、llcの濃度に調整した該標
識注射液をウィスター(Wistar)系雄性ラットの
5退会(150g)に経口投与した。ラットは、予め2
4時間の絶食処置を施した。投与後10分および60分
に各ラットをエーテル麻酔死させ、直ちに液体窒素によ
って凍結し、左側面を頭部から尾部に切削して縦断面を
得た。この面のうち、左腎臓を有する薄切切片(15〜
20μ肩)と正中面の同切片を作成し、凍結乾燥後、X
線フィルムと密着させろことによりオートラジオグラフ
を作製した。
この方法はウルバーグ1法原法に近い方法である。
その写真は一定期間の露出の後、写真処理したちので、
第1図イ、口(10分後)および第2図イ、口(1時間
後)のとおりである。第1図および第2図から、主な写
真像(黒化像)は、胃腔内容物、小腸内容物、肝臓、腎
臓、骨髄、婢臓および鼻腔と膣粘膜であった。
とくに注目すべきは肝臓であって、各肝葉別に、また肝
小葉別に、放射能の特色ある局在分布が記録されていた
。この写真から(経口的投与法であるにも拘わらず肝内
局在分布を示すこと)肝小葉は、それぞれ独立し−でメ
チオニンの摂取能を有していることが強調された。
実施例3:[カルボキシル−1−c ]メチオニンをラ
ットに経口とiv投与後のラジオレスピロメトリー波形 ウィスター系雄性ラット5退会を用いて、1匹あたり2
.68μCiの[カルボキシル−14C]メチオニンを
絶食状態で経口投与した。絶食は24時間とした。第3
図から(イ:経口、口・静注)から得られた呼気14C
o、波形は、極めて高くかつ高濃度の持続時間も長時間
に亘っていた。呼気中に放射性CO2が検出される時期
は投与後30秒未満(測定器の直線型レートメークの時
定数が30秒)で、その後急速に放射能濃度か上昇し、
投与後lO分頃に、はぼ定常的高濃度となった。その後
43分間程度定常状態が持続した。その後は10分程の
やや急速な減少がありさらに最終減少曲線へと移行した
。投与後90分間の投与量に対する呼気14c o 、
放射能回収率は、25.33%であった。モしてivの
場合は85%であった。ここに得られた呼気14co、
の排泄パターンはivルートからの[カルボキシル−1
40]メチオニンの排泄パターンと比べて、極めて長い
ことが特徴的であった。
また投与直前からIO分程度のところに定常波高に達す
る時点(P:タイム)があり、これはiv投与の場合と
比べて、はぼ近似していた。しかし定常状態の期間がi
v投与の場合より長いため必然的に、P、のタイムは、
延長していた。これらの結果からは、メチオニンが胃腔
から主として吸収を受けること、またその主な供給器官
は肝臓であるため、ivの場合より高い燃焼を示したこ
と、またその燃焼の持続期間もivの場合より延長して
いたことなどivの全器官・組織供給型とは違った形態
を顕著に示していたことが示唆された。なおラジオレス
ピロメトリー波形の比較に用いられる用語は、別添の文
献のとおりである。
実施例4:[カルボキシル−”C]メチオニンをラット
静脈内(iv)投与後10分および60分のマクロオー
トラジオグラフ 投与後10分(第4図イ、口)の放射能分布:工大静脈
、心室内、肝臓内などに観察される血液と比べて他の多
くの部分が高黒化濃度を示した。膵臓は小臓器ながら最
も高く、次いで腎臓がやや顕著に高かった。心筋、肝臓
、骨格筋、鼻腔、口腔粘膜、消化管粘膜、ハーグ−氏腺
、漿腺、各種呼線、骨髄、毛根などほぼ近似の高い濃度
を示した。
脳、を髄などは、上記の多くの部分より低かったが精巣
、脂肪体、精巣上体、褐色脂肪体よりは幾分高い濃度を
示した。投与後60分(第5図イ、口)では各器官およ
び組織の黒化濃度は全体として低下していたが、肝臓で
やや低下が速い傾向を示したもののほかは相互の濃度が
ほぼ同じ割合を保っていた。上記2時点のオートラジオ
グラフ所見から、血管系にトレーサの標識メチオニンを
与えた後の各器官・組織の摂取は速いこと、−たび摂取
されたメチオニンの放射能は、1時間の間で、容易に大
きく体内組織間で相互交換されないこと、それぞれの場
所で徐々に代謝消費されていること等が示唆された。こ
のようなiv投与後のメチオニン由来の放射能の体内分
布に対して、先の実施例1で得られた経口投与の場合は
、被呼吸部分の100%が肝臓を通過してから全身t\
配分されることによって、肝臓機能が強調されて画像化
されたことが明らかとなった。とくにトレーサーの場合
、肝臓で摂取時飽和することはないから、肝臓での十分
な選択的摂取が行われたためにivとは異なった全身分
布になったと思われる。
実施例5:[カルボキシル−14C]メチオニンを経口
もしくはiv投与後の肝炎ラットの全身マクロオートラ
ジオグラフとラジオレスピロメトリー波形 ヒト肝炎のモデルとしてラットに四塩化炭素を投与して
、急性肝炎症状を起こさせた。この肝炎ラットを用いて
、標識メチオニンをiv投与した全身マクロオートラジ
オグラフ像は、先の実施例3に記載した正常ラットの黒
化像と極めて近似し、はとんど差がなかった。すなわち
、肝炎ラットにおいても、膵臓が最も高い黒化像を示し
、腎臓がそれに次ぎ、肝臓、心筋、骨格筋、鼻腔、口腔
粘膜、呼線、消化管粘膜、ハーグ−氏腺などに高い濃度
を記録した。肝臓内の黒化6度の分布が特に病態を示し
たことはなかった。また呼気14C02波形についても
全く正常ラットのそれと差が認められず、90分間の放
射能回収率は15.2%であった。これに対して、経口
投与後の肝炎ラットの場合オートラジオグラフ像の肝臓
は、黒化度は、他の器官・組織に比べて高かったが、局
在分布は、病態の状態を明確に写し出し、特に炎症部の
黒化度はきわめて希薄であった。呼気”c o、波形は
、回収率でも正常ラットの315に減少した。P。
タイム、P、−Pt期間などは、正常ラットと近似して
いたが、波高については、きわめて低下していた。呼気
波形の減少曲線α相は、正常ラットのα相と比べて緩徐
であったがβ相は、正常ラットのそれとよく一致してい
た。
実施例6:[カルボキシル−14c ]メチオニンの1
vまたは経口投与後の肝がんラットの全身マクロオート
ラジオグラフと呼気l′CO7波形1v投与の場合実施
例3および4の正常ラットと比べて肝がんラットは、全
身オートラジオグラフ的に全く違った部分を認めなかっ
た。しかし、呼気”co、波形は、僅かな差を示した。
その差は、波高についてであった。すなわち波高は肝が
んラットの方が僅かなからPlの高さならびにP、の高
さともに低下していた。これらの波高に従って、α相の
下降曲線も正常のそれと比べて減少率の緩徐な曲線とな
り、投与後50分で正常ラットの減少曲線に一致し、そ
の後は全く肝がんおよび正常ラット間の差は認められな
かった。
経口投与の場合は、iv投与の場合とは大きく異なった
オートラジオグラフ像を示した。すなわち全身マクロオ
ートラジオグラフ所見からは、正常と比べて特に肝臓の
局在分布がそれぞれの病態とよく一致した像を示してい
た。軽度の場合病変部に合致した小さい同心円的模様の
強い黒化銀を示したが、中等度となるとやや大きな同心
円像が幾重にも病変部を取り囲んでいた。重度の場合は
、同心円はくずれて不正形をなし、大形で最外周部分か
特に強い黒化像を示し、中央部分には14C放射成分の
局在分布はほとんど観察されなかった。
経口投与の場合の正常値は、iv投与の場合と比べて、
はぼ160%に上昇してい1こが、これは投与量に対す
る排泄率のみでなく、波高にも及んでいた。しかし、肝
がんラットの場合には、その病態の軽度(No、21ラ
ツト)中等度(N03ラツト)および重度(No、2ラ
ツト)の順に正常ラット(No。
4ラツト)よりも低波高のPlの高さが鋭敏な指針とな
っていた。丘陵形の台形上辺は僅かな病態でも急激に 
下する傾向を示した軽度で正常の3/11、中等度で1
.1/11、重度でも1.1/11であったのに対し、
Plの高さは正常の7/8゜5、中等度で2.5/8.
5、重度で0.8/8゜5であった。
実施例7.140−アラニンを経口投与後の呼気’ C
Oを波形と糖尿病ラットの病態 ”c−アラニンの3μC110,2Mρ、比放射能55
 mCi/mmol(アマ−ジャム・カンパニー)をウ
ィスター系雄性ラット(2009)に経口的に投与した
。その後、前記のラジオレスピロメータ自動側装置内に
動物を保って、呼気波形を記録した。
結果は第 図のとおりである。この場合は、健康ラット
と比べて糖尿病のラットでやや低い波形を得た。
実施例8:14C−アラニンおよび14C−グルタミン
酸を経口もしくは静脈内投与 した後の呼気 14C−アラニンおよびC1′−グルタミン酸のそれぞ
れの結果は第8図aおよび第8図す並びに第8図Cおよ
び第8図dに示されている。それぞれの投与液は、体重
200gのラットに対して、5μC110,2pGの水
溶液として調製されていた。また、それぞれの薬剤は、
アマーンヤム・カンパニーから購入された。
′C−アラニンの場合〔第8図a(経口)および第8図
b(静脈注射)〕は、〕′4C−グルタミン酸第8図C
(経口)および第8図d(静脈注射)〕に比べて特に顕
著で、正常ラットでは、+4C−アラニンの第1ピーク
(Pυの時間は7分であって、最高濃度を10分間保っ
たが、その後は緩徐な減少波形曲線を示した。これに対
して、”C−グルタミン酸は、波形が投与液急速な上昇
曲線を示し、7分頃でP、となった後、極端に速い減少
曲線を示した。一方糖尿病ラットでは、14C−アラニ
ンの波高は、正常と比べて極めて低く、静脈注射および
経口内投与法の画法において、経口投与法で最大の波高
を示して後の減少が極めて緩慢となっていたが、静脈注
射では、弔に波高のみが苫しく低かったのみで、減少曲
線は大きな半減期の差を示さなかった。′4C−グルタ
ミン酸の方は、糖尿病ラットにおいて、絶食と非絶食の
差が大きく経口投与で示された。
実施例9:[メチル−1−C]アミノピリンを経口投与
後のラット血中放射性代謝物の分配比と呼気”cot波
形に及ぼすフエノバルビタール誘導肝臓内P450酵素
活性度に関する試験 [メチル−140]アミノビリンの5μC110,11
Qcアマ−ジャム・カンパニー)を水溶液を一匹のラッ
ト(2009体重)に経口投与し、ラジオレスピロメト
リー試験用材料とした。また!5μC110,3mQの
同上アミノビリンと水溶液を一匹のラット(200g体
重)に経口投与し、血中代謝物用材料とした。
ラットは2群で、1群は対象群、他は酵素誘導群とした
。酵素誘導群はフェノバルヒクール(70jI9/ k
g)を腹腔に毎日1回注射し、3日以降の個体を用いた
呼気14co、の波形〔第9図a、  Cメチル−I4
0〕アラニン〕、酵素誘導の程度によって、対象群より
波高が高くなった。血液中放射能濃度は〔第9図す、 
 (+ethyl −”C)アミノビリンの相対的血中
放射能濃度(F値)、 F−C血液中放射能(dpm)/mc(9)) x 1
0o/ C投与放射能(dpm)/体重(9)〕〕は、
僅かに誘導の群で高かったが、呼気” COy波形の差
程ではなかった。また、呼気14c o 、波形の回収
率は両者間で大差なかった。血中濃度については投与後
1時間以降でやや差が大きかったか大差ではなかった。
しかし、その血液中の代謝物のT L C分析結果〔第
9図C(対照)およびd(フエノバルビクールによる酵
素誘導群、T L C展開後放射性画分を放射性自動計
測装置(クロマナイザー)によって画像的に放射能濃を
山として表現した図〕からは投与後5分および10分に
おいて血中放射性代謝物は、対象群では未変化体[メチ
ル−1′C]アミノピリンが主として検出されていたの
に対して、誘導群では完全な代謝物(原点)および一部
代謝産物の和が主となり、未変化体は経時的に急速に減
少していった。
上記実施例に記載したように、静脈内および経口の両投
与ルートから与えた標識メチオニンの肝臓的局在分布の
差と、血中および呼気中同位体濃度の差を指標とするこ
とによって、健康と病態の肝機能の活性度を正確に定量
性、連続性、再現性を小肝葉別に自動記録し、かつ画像
化できることが明らかとなった。
本実施例中放射性もしくは安定同位体として140を用
いたが、この核種をlICとしてひと臨床例を得れば、
+40の場合の全身オートラノオグラフに換えて、ンン
チカメラ画像の表現となる。この場合、肝臓の機能診断
に全く新しい分野を拓くことは、容易に推察される開発
である。従来の診断は、実に肝臓の組織に異変に基づく
循環面中へのG O’I’またはGPTなと酵素の流入
やヒリルヒンなどの赤血球の異常崩壊に基因する特殊成
分の流入を検出方法に依っていた。これに対して本発明
に関る標識メチオニンの経口投与後の肝臓R1シンヂ画
像は、小肝葉の局所のメチオニン代謝機能の活性を詳細
に描画することが可能なことが先の全身マクロオートラ
ジオグラフから容易に類推できるのである。この場合の
メチオニン代謝ろく、投与メチオニンの標識位置によっ
て、主としてどの酵素に依存しているかを示唆している
ことは言うまでもない。すなわち、Cもしくは13cの
標識位置がメチル位であれば、メチル転移酵素の活性度
に応じて、メチオニンから離脱してC9単位として転移
し、最終的には、CO2となって呼気中に排泄されるか
ら、呼気中もしくは血中のIIcもしくは13cを常時
計測することによってその酵素の肝内における活性度を
検出できる。さらにシンチグラフ用いた画像化法を利用
すれば、小肝葉ごとの酵素活性度地図を得ることが可能
となる。
またIICもしくは13Cで標識したメチオニンを診断
薬として用いる場合には、肝臓内において、トランスメ
チレーション、トランス・スルフヒドリレーンヨン、ト
ランスアミネーションの諸反応の後に、はじめてメチオ
ニン代謝物が、TCA回路に編入されることから、これ
ら諸酵素の活性度のうち、どれか一つの酵素活性度につ
いて異状に低下していれば、メチオニン代謝はその酵素
反応の段階で律速を受けることは明らかである。そこで
肝臓での代謝を受けた成分は標識核を含み検出器によっ
て検出可能であるから血中濃度もしくは、呼気中  ガ
ス濃度を連続または定期的に検出することによって、肝
臓内の諸酵素の活性度を計測できる。一方肝臓のシンチ
グラフ画像はIIc標識メチオニンを用いた場合に得る
ことが可能で、さきの[メヂルー11 c ]の場合と
異なり、トランスメチラーゼトランスフィトラーゼおよ
びトランスアニナーゼの場合の活性度について、小肝葉
の活性度を検知することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図、および第2図は、いずれも、実施例2における
ラット切片のX線写真であり、生物の形態を示す写真で
ある。 第3図は、実施例3における呼気”co2波形図である
。 第4図および第5図は、いずれも、実施例4におけるラ
ットマクロオートラジオグラフであり、生物の形態を示
す写真である。 第6図は、実施例5における呼気”c o 2波形図で
ある。 第7図は、実施例6における呼気” COを波形図であ
る。 第8図は、実施例8における呼気”co、波形図である
。 第9図は、実施例9における試験結果を示す図であり、
aは呼気l4COt波形、bは相対的血中放射能濃度、
CおよびdはTLCクロマナイザーによるアミノビリン
代謝産物の分析を示す。 特許出願人 株式会社 生体科学研究所代理人 弁理上
前 山 葆 はか1名 第3図a 投占後の時間(針) 図面の浄書 町 第3図す 抜当俊の峙■(分) 投与後の峙聞(分) 投与後の時間(分) 図面の浄書(内容に変更なし) 呼気放射能(Xl03CPF1) 橡与後の時開(分) 図面の浄書(内容に変更なし) q5−h射’7g (x IQ3cPm )図面の浄書
(内容に変更なし) 呼短端着(刈03喚) 図面の浄iF(内容に変更なし) 9劾樹能(〆1♂cpm) 図面の浄書(内容に変更なし) U祿依@能(λ1♂や) 図面の+書(内容に変更なし) 図面の浄書(内容に変更なし) 相オ放村胞 1゜ 手続補正書(″ 特許庁長官殿     平成1年 事件の表示 式) %式% 補正をする者 事件との関係

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)下記に示す化合物 1)アミノ酸類 1−1、含硫アミノ酸 (1)L−メチオニン (2)L−シスチン (3)L−システイン 1−2、脂肪族アミノ酸 (4)グリシン (5)L−アラニン (6)L−バリン (7)L−イソロイシン (8)L−ノルバリン (9)L−ノルロイシン 1−3、酸性アミノ酸 (10)L−アスパラギン酸 (11)L−グルタミン酸 (12)L−アスパラギン (13)L−グルタミン 2)ピリン系化合物 (1)アミノピリン (2)モノメチル−4−アミノアンチピリンを含有して
    なる、肝臓機能の診断を目的とした診断剤。 (2)化合物の一種または複数を経口投与した後の肝臓
    の核医学的画像化もしくはCT的画像化の結果から、肝
    機能の活性度および病態局在性を診断することを目的と
    するものである、請求項1記載の診断剤。 (3)化合物の一種または複数を経口投与した後の血液
    の一部を採取し、その血液中の上記化合物に該当する代
    謝物を放射性トレーサ技術を含む一般的分析化学的技法
    によって分析定量することにより、肝臓の機能の活性度
    を測定し診断することを目的とするものである、請求項
    1記載の診断剤。 (4)化合物の一種または複数を経口投与した後呼気の
    一部を採取するかまたは連続的に一定流量を検出部に通
    過させる方法により、上記化合物に関わる最終代謝産物
    としてのCO_2を放射性呼気性流量自動検出法または
    赤外吸収もしくはGCマス検出法によって検出し、肝臓
    の機能の活性度を測定し診断することを目的とするもの
    である、請求項1記載の診断剤。 (5)化合物が安定同位元素からなるものである、請求
    項1記載の診断剤。 (6)化合物および少なくとも1種の放射性同位元素を
    含むものである、請求項1記載の診断剤。
JP63269055A 1988-10-24 1988-10-24 診断剤 Expired - Lifetime JP2680861B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63269055A JP2680861B2 (ja) 1988-10-24 1988-10-24 診断剤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63269055A JP2680861B2 (ja) 1988-10-24 1988-10-24 診断剤

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9053117A Division JP2922477B2 (ja) 1997-03-07 1997-03-07 肝機能診断剤

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02115132A true JPH02115132A (ja) 1990-04-27
JP2680861B2 JP2680861B2 (ja) 1997-11-19

Family

ID=17467039

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63269055A Expired - Lifetime JP2680861B2 (ja) 1988-10-24 1988-10-24 診断剤

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2680861B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013180959A (ja) * 2012-02-29 2013-09-12 Kanazawa Univ 分子イメージングにより代謝機能を測定するための検査薬

Non-Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
CHEMICAL ABSTRACTS=1976 *
CHEMICAL ABSTRACTS=1979 *
CHEMICAL ABSTRACTS=1980 *
CHEMICAL ABSTRACTS=1982 *
CHEMICAL ABSTRACTS=1984 *
CHEMICAL ABSTRACTS=1985 *

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013180959A (ja) * 2012-02-29 2013-09-12 Kanazawa Univ 分子イメージングにより代謝機能を測定するための検査薬

Also Published As

Publication number Publication date
JP2680861B2 (ja) 1997-11-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Lockwood et al. The dynamics of ammonia metabolism in man. Effects of liver disease and hyperammonemia.
CA2249173C (en) Diagnostic agent for liver function
Wackers et al. Noninvasive visualization of acute myocardial infarction in man with thallium-201.
Phelps et al. Tomographic images of blood pool and perfusion in brain and heart
Woodhouse et al. Age-related changes in liver size and hepatic blood flow: the influence on drug metabolism in the elderly
US4980147A (en) Radiolabeled technetium chelates for use in renal function determinations
Kiszka-Kanowitz et al. Blood volume distribution in patients with cirrhosis: aspects of the dual-head gamma-camera technique
Hoffman et al. Electrocardiographic gating in positron emission computed tomography
Johnson et al. Clinical experience with technetium-99m teboroxime, a neutral, lipophilic myocardial perfusion imaging agent
US6509002B1 (en) Diagnostic agent for diabetes
Feinendegen et al. Myocardial lipid turnover in dilated cardiomyopathy: a dual in vivo tracer approach
Touya et al. The lung as a metabolic organ
JPH02115132A (ja) 診断剤
Ishiwata et al. Preclinical and clinical evaluation of O-[11C] methyl-L-tyrosine for tumor imaging by positron emission tomography
Alderson et al. Quantitative radionuclide angiocardiography in animals with experimental atrial septal defects
Saptogino et al. Biokinetics and estimation of dose from 99mTc-labelled polyclonal human immunoglobulin (HIG)
Turan et al. The evaluation of technetium 99m-citrate scintigraphy in children with suspected appendicitis
Van der Wall Myocardial imaging with radiolabeled free fatty acids: applications and limitations
Spenney et al. Utilization of a radioiodinated bile salt for kinetic studies and hepatic scintigraphy: Studies in nonhuman mammals
Bell et al. Influence of α‐adrenergic receptor stimulation on splanchnic intravascular volume in conscious humans
Carr Jr et al. Studies of uptake of the bretylium analogue, iodobenzyltrimethylammonium iodide, by non‐primate, monkey and human hearts.
Shiomi et al. Assessment of hepatic blood flow by PET with 15O water: Correlation between per-rectal portal scintigraphy with 99Tcm-pertechnetate and scintigraphy with 99Tcm-GSA
Strauss et al. Seeing is believing
Koblik et al. Left ventricular ejection fraction in the normal horse determined by first‐pass nuclear angiocardiography
Shimada et al. High-resolution cardiac PET in rabbits: imaging and quantitation of myocardial blood flow