JPH0210966B2 - - Google Patents
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- JPH0210966B2 JPH0210966B2 JP59168292A JP16829284A JPH0210966B2 JP H0210966 B2 JPH0210966 B2 JP H0210966B2 JP 59168292 A JP59168292 A JP 59168292A JP 16829284 A JP16829284 A JP 16829284A JP H0210966 B2 JPH0210966 B2 JP H0210966B2
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- JP
- Japan
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- switch
- pen
- switch housing
- pen shaft
- input
- Prior art date
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- 229920001971 elastomer Polymers 0.000 description 16
- RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N Copper Chemical compound [Cu] RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 5
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 4
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- 230000007257 malfunction Effects 0.000 description 2
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Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は、座標入力装置、デイジタイザなどの
コンピユータ入力装置に使用する入力装置用ペン
に関するものである。
コンピユータ入力装置に使用する入力装置用ペン
に関するものである。
従来例の構成とその問題点
コンピユータの入力端末装置として、文字、図
形などをペンで描き、ペン位置を入力盤面上の座
標として読み込む座標入力装置がよく使用されて
いる。このような座標入力装置においては、座標
の検出法として、ペンを入力盤面との間の電磁結
合が用いられることが多い。このようにペンと入
力盤面とを空間的に結合すると、ペン先の形状、
入力盤面の汚れなどが座標検出に与える影響が少
なく、信頼性の高い装置とすることができる。し
かしその反面、入力盤面からペンが離れてもその
間の結合が存在するので入力盤面にペンが触れな
くとも座標が入力されてしまう。そのため、従来
はペンにペン先と連動するマイクロスイツチを取
り付け、ペン先の筆圧によつてマイクロスイツチ
を動作させてペンと入力盤面との接触を検出して
いる。このように従来の入力装置用のペンは、単
に入力盤面との接触の有無を検出するものであつ
た。
形などをペンで描き、ペン位置を入力盤面上の座
標として読み込む座標入力装置がよく使用されて
いる。このような座標入力装置においては、座標
の検出法として、ペンを入力盤面との間の電磁結
合が用いられることが多い。このようにペンと入
力盤面とを空間的に結合すると、ペン先の形状、
入力盤面の汚れなどが座標検出に与える影響が少
なく、信頼性の高い装置とすることができる。し
かしその反面、入力盤面からペンが離れてもその
間の結合が存在するので入力盤面にペンが触れな
くとも座標が入力されてしまう。そのため、従来
はペンにペン先と連動するマイクロスイツチを取
り付け、ペン先の筆圧によつてマイクロスイツチ
を動作させてペンと入力盤面との接触を検出して
いる。このように従来の入力装置用のペンは、単
に入力盤面との接触の有無を検出するものであつ
た。
一方、このような入力装置の用途が拡大するに
つれ、入力装置用のペンも単に入力盤面との接触
の有無を検出するのみではなく、接触圧すなわち
筆圧を二段階程度識別する機能があれば便利なこ
とが多い。たとえば、手書き文字を入力する際
に、文字の線の太い細いを筆圧の大小で判別する
とか、カーソルの移動は軽い筆圧で行ない、カー
ソルの固定を強い筆圧で行なう等の用途がある。
このような機能は上記した従来の入力装置用ペン
ではないものであつた。
つれ、入力装置用のペンも単に入力盤面との接触
の有無を検出するのみではなく、接触圧すなわち
筆圧を二段階程度識別する機能があれば便利なこ
とが多い。たとえば、手書き文字を入力する際
に、文字の線の太い細いを筆圧の大小で判別する
とか、カーソルの移動は軽い筆圧で行ない、カー
ソルの固定を強い筆圧で行なう等の用途がある。
このような機能は上記した従来の入力装置用ペン
ではないものであつた。
発明の目的
本発明の目的は、従来の入力装置用のペンでは
なかつたペンの入力盤面に対する接触圧を二段階
で検出できる入力装置用ペンを提供することを目
的とする。
なかつたペンの入力盤面に対する接触圧を二段階
で検出できる入力装置用ペンを提供することを目
的とする。
発明の構成
本発明の入力装置用ペンは、入力盤面に接しめ
られるペン軸とスイツチハウジングAとの間に第
1スイツチを設け、またスイツチハウジングAと
スイツチハウジングBとの間には第2スイツチを
設け、ペン軸とスイツチハウジングAとは連結し
て一体化物Aとし、スイツチハウジングBとケー
スとも連結して一体化物Bとし、この一体化物A
と一体化物Bとは互いにしゆう動できるように構
成し、上記一体化物Aと一体化物Bとの間には上
記第2スイツチの作動荷重を決めるバネを設け
て、上記の第1スイツチと第2スイツチとの作重
する荷重が異なるように構成し、入力操作にとも
なつて上記ペン軸に与えられる押圧力を作動荷重
がそれぞれ異なる上記第1スイツチと第2スイツ
チとに与えることにより、前記ペン軸の入力盤面
に対する接触圧の変化を二段階検出を行なうとと
もに、ペン軸のへこみが第2スイツチ作動時には
おこらず、第1スイツチ作動時のみにおこるよう
にしたことにより、入力時におけるペン先のへこ
みは二段階検出にかかわらず、小さくなり、ペン
先が見やすく、確実に入力でき、操作性を向上で
きるものである。
られるペン軸とスイツチハウジングAとの間に第
1スイツチを設け、またスイツチハウジングAと
スイツチハウジングBとの間には第2スイツチを
設け、ペン軸とスイツチハウジングAとは連結し
て一体化物Aとし、スイツチハウジングBとケー
スとも連結して一体化物Bとし、この一体化物A
と一体化物Bとは互いにしゆう動できるように構
成し、上記一体化物Aと一体化物Bとの間には上
記第2スイツチの作動荷重を決めるバネを設け
て、上記の第1スイツチと第2スイツチとの作重
する荷重が異なるように構成し、入力操作にとも
なつて上記ペン軸に与えられる押圧力を作動荷重
がそれぞれ異なる上記第1スイツチと第2スイツ
チとに与えることにより、前記ペン軸の入力盤面
に対する接触圧の変化を二段階検出を行なうとと
もに、ペン軸のへこみが第2スイツチ作動時には
おこらず、第1スイツチ作動時のみにおこるよう
にしたことにより、入力時におけるペン先のへこ
みは二段階検出にかかわらず、小さくなり、ペン
先が見やすく、確実に入力でき、操作性を向上で
きるものである。
実施例の説明
以下本発明の一実施例について図面を参照しな
がら説明する。
がら説明する。
まず実施例の構成について説明する。第1図は
本発明における一例の入力装置用ペンの構造概様
図である。第1図において、1は入力盤面から発
生される磁界を検出するためのピツクアツプコイ
ル、2はペン軸、3は第1スイツチ用のラバース
イツチ、4は第1スイツチ用の対向電極を有する
円板状の電極板、5はペン軸2とラバースイツチ
3とを電極板4に軽く圧接するための与圧バネ、
6は第2スイツチ用の対向電極を有するリング状
の電極板、7は第2スイツチ用のリング状に設け
られた導電ゴムから成る接点、8は第2スイツチ
の作動する荷重を決めるバネ、9は電極板4に取
り付けられたエナメル被覆銅線から成る第1スイ
ツチ用のリード線、10は電極板6に取り付けら
れたエナメル被覆銅線で成る第2スイツチのリー
ド線、11はピツクアツプコイル1と二個のスイ
ツチ(第1スイツチと第2スイツチ)とからの信
号をペン外部へ取り出すためのケーブル、12は
ピツクアツプコイル1や二個のスイツチのリード
線9,10とケーブル11とを中継して接続する
ためのプリント基板、13はプリント基板12を
固定するためのネジ、14はペン軸2を収納する
ためのペン軸ホルダであり、ペン軸2はペン軸ホ
ルダ14の軸方向にしゆう動自在である。15は
スイツチハウジングAであり、その前円筒部15
aの先端部分にはラバースイツチ3と電極板4と
を収納し、後円筒部15eの端部には電極板6を
収納されこの電極板6に取付けられたリード線1
0がリード穴15dを介してプリント基板12側
に導き出し、中央部の基板取付部15cにはプリ
ント基板12がネジ13により取付けられてい
る。16は第2スイツチの作動荷重を決めるバネ
8を設置するのと、ペン先端部の保護とを兼ねた
ペン先ケースであり、ペン軸ホルダ14にネジで
取付けられている。17はケーブル11をペン外
部からペン内部のプリント基板12の近傍に導き
入れるためのパイプであり、このパイプ17はス
イツチハウジングA15の後円筒部の中心部の穴
に圧入固定されている。そして上記のペン軸ホル
ダ14とスイツチA15とは、スイツチハウジン
グA15の前円筒部15aの前面に形成された三
角形状のストツパ爪15bがペン軸ホルダ14の
後円筒部に形成された掛止角孔14aに嵌入し、
連結して一体化されている。18はスイツチハウ
ジングBであり、このスイツチハウジング18の
先端部には接点7が貼り付けられている。19は
ペン全体のためのケースであつて、このケース1
9とスイツチハウジングB18とは接着して一体
化されている。
本発明における一例の入力装置用ペンの構造概様
図である。第1図において、1は入力盤面から発
生される磁界を検出するためのピツクアツプコイ
ル、2はペン軸、3は第1スイツチ用のラバース
イツチ、4は第1スイツチ用の対向電極を有する
円板状の電極板、5はペン軸2とラバースイツチ
3とを電極板4に軽く圧接するための与圧バネ、
6は第2スイツチ用の対向電極を有するリング状
の電極板、7は第2スイツチ用のリング状に設け
られた導電ゴムから成る接点、8は第2スイツチ
の作動する荷重を決めるバネ、9は電極板4に取
り付けられたエナメル被覆銅線から成る第1スイ
ツチ用のリード線、10は電極板6に取り付けら
れたエナメル被覆銅線で成る第2スイツチのリー
ド線、11はピツクアツプコイル1と二個のスイ
ツチ(第1スイツチと第2スイツチ)とからの信
号をペン外部へ取り出すためのケーブル、12は
ピツクアツプコイル1や二個のスイツチのリード
線9,10とケーブル11とを中継して接続する
ためのプリント基板、13はプリント基板12を
固定するためのネジ、14はペン軸2を収納する
ためのペン軸ホルダであり、ペン軸2はペン軸ホ
ルダ14の軸方向にしゆう動自在である。15は
スイツチハウジングAであり、その前円筒部15
aの先端部分にはラバースイツチ3と電極板4と
を収納し、後円筒部15eの端部には電極板6を
収納されこの電極板6に取付けられたリード線1
0がリード穴15dを介してプリント基板12側
に導き出し、中央部の基板取付部15cにはプリ
ント基板12がネジ13により取付けられてい
る。16は第2スイツチの作動荷重を決めるバネ
8を設置するのと、ペン先端部の保護とを兼ねた
ペン先ケースであり、ペン軸ホルダ14にネジで
取付けられている。17はケーブル11をペン外
部からペン内部のプリント基板12の近傍に導き
入れるためのパイプであり、このパイプ17はス
イツチハウジングA15の後円筒部の中心部の穴
に圧入固定されている。そして上記のペン軸ホル
ダ14とスイツチA15とは、スイツチハウジン
グA15の前円筒部15aの前面に形成された三
角形状のストツパ爪15bがペン軸ホルダ14の
後円筒部に形成された掛止角孔14aに嵌入し、
連結して一体化されている。18はスイツチハウ
ジングBであり、このスイツチハウジング18の
先端部には接点7が貼り付けられている。19は
ペン全体のためのケースであつて、このケース1
9とスイツチハウジングB18とは接着して一体
化されている。
上記において、ペン先ケース16とペン軸ホル
ダ14とスイツチハウジングA15とは連結され
て一体化しており、この一体化されたものを一体
化物Aとする。また、スイツチハウジングB18
とケース19との連結されて一体化したものを一
体化物Bとする。これら一体化物Aと一体化物B
とは、ペンの軸方向にしゆう動自在になつてい
る。
ダ14とスイツチハウジングA15とは連結され
て一体化しており、この一体化されたものを一体
化物Aとする。また、スイツチハウジングB18
とケース19との連結されて一体化したものを一
体化物Bとする。これら一体化物Aと一体化物B
とは、ペンの軸方向にしゆう動自在になつてい
る。
次に第2図は、第1図におけるペン軸2、ラバ
ースイツチ3、電極板4とから成る第1スイツチ
の組立構成とそれぞれの構造とを示す分解断面図
である。第2図において、ラバースイツチ3は3
aのシリコーンゴム弾性体から成り内部に空間を
有した支持体と、支持体3aの空間部の内頂部に
設けられた導電性ゴムから成る接点とで構成され
ている。この接点3bの表面は、支持体3aの外
周部の凸部より若干へこんでいる。電極板4は、
4aのエポキシーガラス積層板で成る基板、4b
の対向電極部、4c,4dの端子部、4e,4f
のスルホール部とから構成され、対向電極部4b
の一方と端子部4cとはスルホール部4eにより
導通され、対向電極部4bの他の一方と端子部4
dとはスルホール部4fにより導通している。端
子部4c,4dにはリード線9が半田付けにより
取付けられている。
ースイツチ3、電極板4とから成る第1スイツチ
の組立構成とそれぞれの構造とを示す分解断面図
である。第2図において、ラバースイツチ3は3
aのシリコーンゴム弾性体から成り内部に空間を
有した支持体と、支持体3aの空間部の内頂部に
設けられた導電性ゴムから成る接点とで構成され
ている。この接点3bの表面は、支持体3aの外
周部の凸部より若干へこんでいる。電極板4は、
4aのエポキシーガラス積層板で成る基板、4b
の対向電極部、4c,4dの端子部、4e,4f
のスルホール部とから構成され、対向電極部4b
の一方と端子部4cとはスルホール部4eにより
導通され、対向電極部4bの他の一方と端子部4
dとはスルホール部4fにより導通している。端
子部4c,4dにはリード線9が半田付けにより
取付けられている。
第3図は、第1図において示した第2スイツチ
用の電極板6の拡大図である。電極板6は両面銅
箔貼り基板で作製されており、第3図aは接点7
に面した側に形成された銅箔パターンを示し、第
3図bはその反対側の面に形成された銅箔パター
ンを示している。第3図において、6a,6bは
対向電極部、6c,6dはリード線取付け用の端
子部、6e,6fはスルホール部、6gはパイプ
17を通すための穴である。対向電極部6aはス
ルホール部6eを通じて端子部6cに、対向電極
部6bはスルホール部6fを通じて端子部6dに
それぞれ導通されている。
用の電極板6の拡大図である。電極板6は両面銅
箔貼り基板で作製されており、第3図aは接点7
に面した側に形成された銅箔パターンを示し、第
3図bはその反対側の面に形成された銅箔パター
ンを示している。第3図において、6a,6bは
対向電極部、6c,6dはリード線取付け用の端
子部、6e,6fはスルホール部、6gはパイプ
17を通すための穴である。対向電極部6aはス
ルホール部6eを通じて端子部6cに、対向電極
部6bはスルホール部6fを通じて端子部6dに
それぞれ導通されている。
次に以上のように構成された本実施例の入力装
置用ペンの動作について説明する。
置用ペンの動作について説明する。
前記のように構成されたペンは、文字や図形な
どを入力する時、ペン軸2の先端が入力盤面に触
れると、ペン軸2からラバースイツチ3に押圧力
が加わる。このペン軸2からの押圧力により、ラ
バースイツチ3の支持体3aのブリツヂ部がたわ
み、接点3bが、電極板4の対向電極部4bに接
触する。これにより対向電極部4bの電極間に電
気的導通が起り第1スイツチがオンする。ペン軸
2からの押圧力を解除すると、ラバースイツチ3
の復元力によりペン軸2は押し戻されて第1スイ
ツチはオフとなる。これにより第1スイツチとし
ての機能が達成される。この第1スイツチの作動
する荷重は、ラバースイツチ3の支持体3aに使
用されるゴム硬度や支持体3aのブリツヂ部の厚
みなど、ラバースイツチ3の構成条件により設定
されるが、通常の筆記筆圧以下の比較的に弱い荷
重にするのが好ましい。また第1スイツチの作動
によるペン上下動のストロークは、ラバースイツ
チ3の接点3bの表面から電極板4の対向電極部
4bの表面までの寸法でほぼ決まり、この寸法は
小さい方がペン操作時のペン上下動を実質的に感
じなくなり望ましい。
どを入力する時、ペン軸2の先端が入力盤面に触
れると、ペン軸2からラバースイツチ3に押圧力
が加わる。このペン軸2からの押圧力により、ラ
バースイツチ3の支持体3aのブリツヂ部がたわ
み、接点3bが、電極板4の対向電極部4bに接
触する。これにより対向電極部4bの電極間に電
気的導通が起り第1スイツチがオンする。ペン軸
2からの押圧力を解除すると、ラバースイツチ3
の復元力によりペン軸2は押し戻されて第1スイ
ツチはオフとなる。これにより第1スイツチとし
ての機能が達成される。この第1スイツチの作動
する荷重は、ラバースイツチ3の支持体3aに使
用されるゴム硬度や支持体3aのブリツヂ部の厚
みなど、ラバースイツチ3の構成条件により設定
されるが、通常の筆記筆圧以下の比較的に弱い荷
重にするのが好ましい。また第1スイツチの作動
によるペン上下動のストロークは、ラバースイツ
チ3の接点3bの表面から電極板4の対向電極部
4bの表面までの寸法でほぼ決まり、この寸法は
小さい方がペン操作時のペン上下動を実質的に感
じなくなり望ましい。
次に上記した文字などの手書き入力よりさらに
強い筆圧で操作して、カーソル固定の入力をする
場合のペンの動作について説明する。
強い筆圧で操作して、カーソル固定の入力をする
場合のペンの動作について説明する。
まずペンはケース19の外周部を手で持ち、強
い押圧でペン軸2の先端を入力盤面に押しつけ
る。この時、まず第1スイツチが前記した理由に
よりオンとなる。さらにペン軸2からの押圧力が
増していき、この押圧力が第2スイツチ用のバネ
8の力に打ち勝つようになると、ペン軸ホルダ1
4とスイツチハウジングA15とが連結して一体
化した一体化物Aと、スイツチハウジングB18
とケース19とが連結した一体化物Bとの間にし
ゆう動が起り、上記一体化物Aのスイツチハウジ
ングA15の後円筒部に取付けられている電極板
6に上記一体化物BのスイツチハウジングB18
に取付けられている導電性ゴムで成る接点17が
圧接しこの結果、電極板6の対向電極部6aと6
b間に導通が起つて第2スイツチがオンする。ペ
ン軸2からの押圧を解除すると、バネ8の反発力
により上記一体化物Bは押し戻されて第2スイツ
チはオフとなる。これにより第2スイツチとして
の機能が達成される。この第2スイツチの作動す
る荷重は、バネ8の力により決められる。この第
2スイツチの作動荷重は、通常の文字を手書きす
る場合の筆圧より高い荷重にするのがよい。ま
た、この第2スイツチの作動によるペン上下動の
ストロー7は、電極板6と接点7との距離などに
より決められ、この距離はペン上下動のストロー
クを操作者に十分に感知させ得る程度のものであ
ることが好ましい。この理由は、カーソル固定操
作が、入力装置用ペンを軽く押し当てながら入力
盤面上を移動させて、カーソルの移動を行ない、
所定の位置にカーソルがくると上記ペンを強く入
力盤面に押し当ててカーソルの固定を行なうの
で、この時にペン上下動を操作者に感じさせるこ
とで、操作者にカーソル固定操作できたことを操
作しながら手を通じて知らせることができるから
である。これについては音や光で操作者に知らす
方法があるが、これらの方法は作業環境、例えば
室内の騒音、あるいは操作者の注意力などによる
影響で目的を十分に果せるものではない。またカ
ーソル固定操作ができたことを操作者に知らせる
理由は、操作に所定の入力操作をできたという安
心感を与えるために実用的に必要なものである。
い押圧でペン軸2の先端を入力盤面に押しつけ
る。この時、まず第1スイツチが前記した理由に
よりオンとなる。さらにペン軸2からの押圧力が
増していき、この押圧力が第2スイツチ用のバネ
8の力に打ち勝つようになると、ペン軸ホルダ1
4とスイツチハウジングA15とが連結して一体
化した一体化物Aと、スイツチハウジングB18
とケース19とが連結した一体化物Bとの間にし
ゆう動が起り、上記一体化物Aのスイツチハウジ
ングA15の後円筒部に取付けられている電極板
6に上記一体化物BのスイツチハウジングB18
に取付けられている導電性ゴムで成る接点17が
圧接しこの結果、電極板6の対向電極部6aと6
b間に導通が起つて第2スイツチがオンする。ペ
ン軸2からの押圧を解除すると、バネ8の反発力
により上記一体化物Bは押し戻されて第2スイツ
チはオフとなる。これにより第2スイツチとして
の機能が達成される。この第2スイツチの作動す
る荷重は、バネ8の力により決められる。この第
2スイツチの作動荷重は、通常の文字を手書きす
る場合の筆圧より高い荷重にするのがよい。ま
た、この第2スイツチの作動によるペン上下動の
ストロー7は、電極板6と接点7との距離などに
より決められ、この距離はペン上下動のストロー
クを操作者に十分に感知させ得る程度のものであ
ることが好ましい。この理由は、カーソル固定操
作が、入力装置用ペンを軽く押し当てながら入力
盤面上を移動させて、カーソルの移動を行ない、
所定の位置にカーソルがくると上記ペンを強く入
力盤面に押し当ててカーソルの固定を行なうの
で、この時にペン上下動を操作者に感じさせるこ
とで、操作者にカーソル固定操作できたことを操
作しながら手を通じて知らせることができるから
である。これについては音や光で操作者に知らす
方法があるが、これらの方法は作業環境、例えば
室内の騒音、あるいは操作者の注意力などによる
影響で目的を十分に果せるものではない。またカ
ーソル固定操作ができたことを操作者に知らせる
理由は、操作に所定の入力操作をできたという安
心感を与えるために実用的に必要なものである。
発明の効果
本発明は、入力盤面に接しめられるペン軸と、
ペン軸を収納するペン軸ホルダと、このペン軸ホ
ルダと連結して一体化できるスイツチハウジング
Aと、ペン全体の外ケースと連結して一体化でき
るスイツチハウジングBとを具備し、上記ペン軸
とスイツチハウジングAとの間比較的に弱い筆圧
で作動する第1スイツチを設け、またスイツチハ
ウジングAとスイツチハウジングBとの間には比
較的に強い筆圧で作動する第2スイツチとを設
け、上記ペン軸ホルダとスイツチハウジングAと
の一体化物Aと、上記スイツチハウジングBとケ
ースとの一体化物Bとはしゆう動可能にし、上記
一体化物Aと一体化物Bとの間には互いに反発し
合うことにより第2スイツチの作動荷重を決める
ことになるバネを設ける構成にしているために、
入力操作時のペン先の見やすさに影響するペン軸
のへこみは、第1スイツチ作動時のみにおこり、
第2スイツチ作動時には起らない。これは、第2
スイツチ作動によるペン上下動がペンの外ケース
のしゆう動によるストロークであるためである。
ペン軸を収納するペン軸ホルダと、このペン軸ホ
ルダと連結して一体化できるスイツチハウジング
Aと、ペン全体の外ケースと連結して一体化でき
るスイツチハウジングBとを具備し、上記ペン軸
とスイツチハウジングAとの間比較的に弱い筆圧
で作動する第1スイツチを設け、またスイツチハ
ウジングAとスイツチハウジングBとの間には比
較的に強い筆圧で作動する第2スイツチとを設
け、上記ペン軸ホルダとスイツチハウジングAと
の一体化物Aと、上記スイツチハウジングBとケ
ースとの一体化物Bとはしゆう動可能にし、上記
一体化物Aと一体化物Bとの間には互いに反発し
合うことにより第2スイツチの作動荷重を決める
ことになるバネを設ける構成にしているために、
入力操作時のペン先の見やすさに影響するペン軸
のへこみは、第1スイツチ作動時のみにおこり、
第2スイツチ作動時には起らない。これは、第2
スイツチ作動によるペン上下動がペンの外ケース
のしゆう動によるストロークであるためである。
第1スイツチ作動によるペン上下動のストロー
クは、相対的に第2スイツチより小さくなつてい
る。したがつて本発明では、ペンを所定の角度よ
り傾斜させて使用しても、ペンケースの先端部が
入力盤面に当つてペンのスイツチが正常に作動し
なくなり、ペンの入力盤面に対する接触検出に誤
動作をきたすようなことは起りにくいものであ
る。
クは、相対的に第2スイツチより小さくなつてい
る。したがつて本発明では、ペンを所定の角度よ
り傾斜させて使用しても、ペンケースの先端部が
入力盤面に当つてペンのスイツチが正常に作動し
なくなり、ペンの入力盤面に対する接触検出に誤
動作をきたすようなことは起りにくいものであ
る。
また上記のような接触検出の誤動作をなくする
ためのペンケースの先端部から突出するペン軸の
長さを小さくできるものでもある。このペンケー
スの先端部から突出するペン軸の長さを小さくで
きると言うことは、ピツクアツプコイルを磁界を
発生する入力盤面に近づけることができるので、
ピツクアツプコイルによる入力座標の読取精度を
高くできるものである。上記のように第2スイツ
チの作動によるペン上下動のストロークをペン軸
に起こさなくて、ペンケースに起こる上下動のス
トロークで入力操作できたことを操作者に知らし
せしめることができる。また構造が簡単なため容
易に製造できるものである。
ためのペンケースの先端部から突出するペン軸の
長さを小さくできるものでもある。このペンケー
スの先端部から突出するペン軸の長さを小さくで
きると言うことは、ピツクアツプコイルを磁界を
発生する入力盤面に近づけることができるので、
ピツクアツプコイルによる入力座標の読取精度を
高くできるものである。上記のように第2スイツ
チの作動によるペン上下動のストロークをペン軸
に起こさなくて、ペンケースに起こる上下動のス
トロークで入力操作できたことを操作者に知らし
せしめることができる。また構造が簡単なため容
易に製造できるものである。
なお前記の実施例では、第2スイツチの作動荷
重を決めるバネ8をペン軸ホルダ14にネジで固
定したペン先ケース16とケース19との間に設
けた空間に設置しているが、スイツチハウジング
A15とスイツチハウジングB18との間の空間
に第2スイツチの作動荷重を決めるバネ8を設け
ても、前記実施例と同一の効果を得られるもので
ある。
重を決めるバネ8をペン軸ホルダ14にネジで固
定したペン先ケース16とケース19との間に設
けた空間に設置しているが、スイツチハウジング
A15とスイツチハウジングB18との間の空間
に第2スイツチの作動荷重を決めるバネ8を設け
ても、前記実施例と同一の効果を得られるもので
ある。
発明の効果
以上のように本発明は、操作性よく確実にペン
の入力盤面への接触圧の変化を二段階に検出でき
る多機能な入力装置用ペンを簡単に得られるもの
である。
の入力盤面への接触圧の変化を二段階に検出でき
る多機能な入力装置用ペンを簡単に得られるもの
である。
第1図aは本発明の一実施例における入力装置
用ペンの断面図、第1図bは第1図aの要部上面
図、第2図は第1図aの第1スイツチ部の組立構
成を示す分解断面図、第3図a,bは第1図aの
第2スイツチ部用の電極板6に形成された表裏の
銅箔パターン形状を示す正面図である。 1……ピツクアツプコイル、2……ペン軸、3
……ラバースイツチ、4,6……電極板、7……
接点、8……バネ、14……ペン軸ホルダ、15
……スイツチハウジングA、18……スイツチハ
ウジングB、19……ケース。
用ペンの断面図、第1図bは第1図aの要部上面
図、第2図は第1図aの第1スイツチ部の組立構
成を示す分解断面図、第3図a,bは第1図aの
第2スイツチ部用の電極板6に形成された表裏の
銅箔パターン形状を示す正面図である。 1……ピツクアツプコイル、2……ペン軸、3
……ラバースイツチ、4,6……電極板、7……
接点、8……バネ、14……ペン軸ホルダ、15
……スイツチハウジングA、18……スイツチハ
ウジングB、19……ケース。
Claims (1)
- 1 入力操作時に入力盤面に接しめられるペン軸
と、ペン軸を収納するペン軸ホルダと、ペン軸ホ
ルダと一体化できるスイツチハウジングAと、ペ
ン全体の外ケースと一体化できるスイツチハウジ
ングBとを具備し、上記ペン軸とスイツチハウジ
ングA間に比較的に弱い筆圧で作動する第1スイ
ツチを設け、上記スイツチハウジングAとスイツ
チハウジングB間には比較的に強い筆圧で作動す
る第2スイツチを設置し、前記ペン軸ホルダとス
イツチハウジングAとの一体化物Aと、前記スイ
ツチハウジングBとケースとの一体化物Bとにし
ゆう動できるように構成し、前記の一体化物Aと
一体化物Bとの間には第2スイツチの作動する荷
重を決定するバネを設置し、入力操作にともなつ
て前記ペン軸に与えられる押圧力を前記の第1ス
イツチと第2スイツチとに与えることにより、こ
れらのスイツチを作動させて、前記ペン軸の前記
入力盤面に対する接触圧の変化を二段階に検出す
るように構成するとともに、前記ペン軸のへこみ
は、第1スイツチ作動時のみにおこり、第2スイ
ツチ作動時にはおこらないように構成したことを
特徴とする入力装置用ペン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59168292A JPS6146515A (ja) | 1984-08-11 | 1984-08-11 | 入力装置用ペン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59168292A JPS6146515A (ja) | 1984-08-11 | 1984-08-11 | 入力装置用ペン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6146515A JPS6146515A (ja) | 1986-03-06 |
JPH0210966B2 true JPH0210966B2 (ja) | 1990-03-12 |
Family
ID=15865304
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59168292A Granted JPS6146515A (ja) | 1984-08-11 | 1984-08-11 | 入力装置用ペン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6146515A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10838520B2 (en) | 2016-09-02 | 2020-11-17 | Mitsubishi Pencil Company, Limited | Handwriting input device |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5850433U (ja) * | 1981-09-30 | 1983-04-05 | コニカ株式会社 | X線撮影装置 |
JPS5836461B2 (ja) * | 1979-09-05 | 1983-08-09 | 株式会社日立製作所 | 質量分析装置 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5836461U (ja) * | 1981-08-31 | 1983-03-09 | 日本電気ホームエレクトロニクス株式会社 | 手書き入力装置 |
-
1984
- 1984-08-11 JP JP59168292A patent/JPS6146515A/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5836461B2 (ja) * | 1979-09-05 | 1983-08-09 | 株式会社日立製作所 | 質量分析装置 |
JPS5850433U (ja) * | 1981-09-30 | 1983-04-05 | コニカ株式会社 | X線撮影装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6146515A (ja) | 1986-03-06 |
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