JPH02109544A - 磁気共鳴映像システム用広幅mri表面コイル - Google Patents
磁気共鳴映像システム用広幅mri表面コイルInfo
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Abstract
め要約のデータは記録されません。
Description
sagnet+c resonance)現象を利用し
た磁気共鳴映像(MRI ) (magnetic r
esoa+ance IIlaglng)技術の分野に
関する。特に、このMRIシステムに用いられるRFコ
イルに関する。
では医用映像目的に広く用いられている。
周期的RFパルスを注意深く制御したシーケンスを用い
ることによって、ラジオ周波数(radio 「rcq
uency )のNMR応答が患者の影像体の中から発
せられる。この比較的弱いRF応答を適切に集め且つ十
分に解析することにより、十分な情報が集められ、患者
の影像の所定の“スライス″ (薄片)又はその他の所
望の区域内のNMR核の立体的分布を表わす断面像が出
来上がり、これが表示される。
向うRF倍信号、これから来る信号とを効率良く組合わ
せるために用いられている。これらのコイルのあるもの
は、写し出すべき体の部分を囲み、又他のものは、患者
の体に対して接線方向に置かれ、又、所望の内部影像体
の略中心に置かれた、いわゆる“サーフエース” (表
面)コイル(surface coll)である。主に
、これらの表面コイルは、RF倍信号受信用にのみ用い
られる(その他のRFコイルは患者の体内へのRF低伝
送用いられる)。
が提案され、且つ使用されている。例えば、米国特許同
時係属出願第145,279号、1988年1月19日
、発明者Kaufa+an et a1氏、に、ある環
境に於ける磁気共鳴映像用RF表面コイルの公知の利点
が各種記載されている。
号対雑音比が直接関係するので、当該技術者の関心は常
にこの信号対雑音比の改善に向けられている。これが特
に重要なのは、このコイルで人体の腰椎部分を映像する
ときで、この部分の診断を可能とするためには、更に改
善された影像品質を必要とする。
い形状寸法のMRl、RFコイルの導体要素を作ること
によって、を受け取ったRF倍信号信号対雑音比が効率
良く改善されることを見出した。本発明は、特に、人体
の腰椎の部分の映像を見るために用いられる表面コイル
構造体に有効に利用することが出来る。
体要素が、人体の影像部分に差し向けられる比較的幅の
広い平らな部分とこれに付帯する形状縁部とを持って形
成されており、この縁の部分が、この平らな部分から遠
ざかり且つ患者の影像部分から遠ざかる方向に湾曲して
いる。
をした断面を持っている。実質的に平らな輪の部分が、
比較的小さな曲率半径で湾曲した唇部を持ち、これが、
導体の平らな輪の近位部分の側端部から遠ざかる方向に
90″湾曲して、両側から突出している。
プの平均半径の約1/2(又はそれ以下)である。その
結果、このループの中心に比較的小さな穴が出来る。表
面コイルのループの平均半径に比しこの比較的幅の広い
導体と、これから湾曲して遠ざかる形の縁と、により、
信号対雑音比が改善される。
レシーバ−に対するある位置に於ける信号対雑音比(S
/N)は、(a)その点に於ける磁場の強さ(B)と
、(b)送信器として使用されるとき、コイルによって
消費される電力(P)と、を知ることによって計算され
る。即ち、信号対雑音比に就いては次の式が成立する、
S/N−I B l 71丁 (式1)この式
は、又、消費される電力を、電気回路の中のコイルの有
効直列抵抗(R)と、その中を流れる電流(1)の単位
量当りのコイルにより励起される磁場の強さとによって
書替えることが出来る。即ち、 コノ式に、P −12Rsを代入することによって次の
式が得られる、 S/N−B/J−π−(式2) これらのパラメーターは、全て、RF送信器としてコイ
ルが使用されたとき測られたものであるが、本件の場合
は、送信器としてではなく、表面コイル・レシーバ−と
して考えられる。しかし、この解析は相反の定理を用い
ているので、コイルにより作られる仮想磁場は、この信
号対雑音比に寄与する量の仮想量を表わすものとして考
え且つ理解することが出来る。
。従ってこれは、単に、導体の線の多数の細い線のルー
プ(円形、正方形、方形等)の並列体として考えること
が出来る。このループの大きさ及び形状は、主に、患者
の影像を求める容積部までの横断距離(即ち深さ)及び
所望の視野の大きさによって決定される。いわゆる“右
螺子の法則”は、コイルの平面に対する患者の影像容積
部の深さに、略等しい半径(又は平均半径)を持ったル
ープ(例えば円形又は正方形)が用いられる場合に成立
する法則である。
ら約8CIの所にある。十分に広い視野を得るために、
表面コイルの実際の半径はこれよりももっと大きい。例
えば、大きな視野を持った表面コイルには、各辺の長さ
が約20cmの実質的に正方形のループが用いられる。
、信号対雑音比を改善することは、−見、難しいと思わ
れる。例えば、ある位置に於ける磁場の強さは、表面コ
イルのループの半径に対して(比較的広い区域に亙って
)比較的鈍感なのである。半径Rの円形ループの中心か
ら80I+!の所の磁場の強さが第1図に描かれている
。この曲線がら明らかな如く、最大値はR=11.3c
mの所にあるが、そのピークが非常に広い範囲に亙って
いる。
しても、磁場の強さは約10%しか変化しない。
ては、磁場の強さは明らかな変化を示さないので、上述
の式から、(患者が乗った状態で)コイルによって有効
に吸収される電力を若干でも減らすことが出来るならば
、信号対雑音比及び雑音比を改善させることが出来るこ
とがわかる。コイル自体は本来可能な限り電力の吸収を
小さくするように設計されてはいるが、患者の体の不必
要な部分によって消費される電力量を有効に減らすよう
に、コイルを設計することが出来るならば、更に改善の
余地のあることが分かる。
子によって決定される。例えば、患者自体の1m体の形
及び大きさと、それ自体の局部的導電性とが、全てそれ
ぞれ影響している。しかし、制御可能なことを見出だし
た1つの因子は、映像する必要のない体の部分に於ける
局部的RF磁場の強さである。例えば、表面コイルに関
する1つの問題点は、コイルに最も近接するRF磁場が
最も強いことだが、この区域は皮下脂肪の部分なので、
−膜内に、診断上余り意味の無い所なのである。
ル構造体を提供するものであり、この信号対雑音比の改
善が、次の如きコイル構造によって行われる、即ち、こ
の構造は、コイルに近接した場所でのRF磁場の強さを
有効に減らす一方、コイルから縦方向に若干離れた所(
PIえば人間の腰椎の場合8crB)にある患者の映像
を見る必要のある部分内でのRF磁場を必要な強さに保
つことが出来る。
プを用いた表面コイルが既に作られているが(同時係属
出願第145,279号参照)、従来の代表的MH1,
RF表面コイルは幅の狭い導体で作られている(例えば
、1インチ幅の銅ストリップ又は各種の径の鋼管)。
自体、複雑な形でストリップの中を流れるが、ある電流
分布を仮定すれば、この幅の広いストリップを、多数の
ループの積層体としテ取扱うことによって、その各々が
、上記の仮定した電流分布に基づき、それぞれ異なった
電流を持つものとして、その場合の磁場の強さを計算す
ることが出来る。しかし、第1図に就いて既に説明した
如く、横断深さ8cmの距離の所の磁場を考えた場合、
7.7cmから17.2cmのループ半径によって、磁
場の強さは約10%しか変化しないので、どのような電
流分布を仮定しても、ループに対し横断深さ8c■の所
の又は半径11.3cmの所の磁場の強さは、内径7.
7cmで外径17.2cmの幅の広いストリップのルー
プと比較して10%以下の差しか無い。
幅は余り重要な因子ではない。例えば、導体に近接した
位置の平均磁場強さは、アンペールの法則を用いること
によって引き出すことが出来る。幅Wの比較的幅の広い
導体の断面が第2図に示されており、この場合、電流は
第2図の面に対して直角の方向に流れている。アンペー
ルの法則により、第2図の破線に沿う磁場の線積分は、
この導体を流れる電流(1)に比例する。又、この磁場
のベクトルは、この破線に対してタンジェント方向を向
いている。この場合得られる磁場の強さは平均値である
。:即ち、 μOI B aV ” 2 W (式3)従って
、幅Wが大きくなると、コイルの導体表面に近い位置の
磁場の平均強さが小さくなる。
に標準塩水の試料が置かれた。標準回路のパラメーター
(例えばQインダクタンス及び共鳴周波数)を測定する
ことにより、塩水試料によりコイルに加えられる1連の
有効な抵抗が計算出来る。導体部材として1インチ幅の
銅のストリップを用いた1つのコイルに於いて、塩水試
料によって付加される1連の抵抗値は1.14オームで
あった。しかし、このストリップの幅を1インチから2
.75インチに広げ、又、比較的小さな半径を保つこと
により(例えば、9X9.5インチの外法寸法と、3.
5X4インチの内法寸法とを持った方形)、同じ塩水試
料によって加えられる1迎の有効な抵抗値は、たった0
、43オームであった。即ち、平均半径の半分(又はそ
れ以上)程度の幅を持ったループ導体を用いることによ
り、塩水試料によってコイルに有効に加えられる1連の
抵抗が、約1/3に減った。
解析的に解(には難しい問題であるが、ある特定の場合
はこれを解くことが出来、これに関する記載が本発明者
による出版物に栽っている(Magnetlc Re5
onancI3fn Medlclne、VoL3、p
p778〜790.198B)。一般的に言って、電流
密度は、幅の広い平らな銅導体の縁近くに集中する。
なる区域でもある。従って、このような比較的幅が広く
平らなストリップの縁を患者の影像体から遠のく方向に
適切に湾曲させることによって、信号対雑音比を更に改
善することが出来る。
約1/4インチの深さ及び半径だけ丸まるような形で、
患者の影像部分から遠くへ湾曲している。この結果、こ
のような湾曲した縁が無い設計に対し、信号対雑音比が
約20%以上更に増加した。
は第3図に示す)の形をした比較的平らな輪の部分12
を含み、上記実質的に平らな輪の部分12に対して全体
的に平行な面の中にある。
般的なRFマツチング及びチューニング回路14に繋が
れ、RF導電線16を介して、磁気共鳴映像システムの
中の一般的なMRl、RFレシーバ−回路18に繋がれ
ている。実際の導体要素10は、多くの場合、(例えば
、非磁性で絶縁性のポツティング(pottlng )
をしたコンパウンド、プラスチック等の)ハウジング2
0の中に納められており、腰椎部分の回りにある影像部
分をコイル構造体の略中心に置いて、このハウジングの
形を患者22が寝易いような外形にすることが出来る。
幅の約2倍又はそれ以下で、コイルが比較的小さな中心
穴を持つ構造になっている。
た形状部分30a、30bを設け、患者の体22から遠
く離れた平らな導体の縁部分に、強度の高い電流分布部
分が移動するようになっている。
深さに於ける信号対雑音比が、一般的に入手可能のコイ
ル構造(例えば上述した如く、半径で比較し比較的幅が
広く湾曲した縁部分を持たない構造)に対し35%増加
した。10c+*の横断深さに於いては、本実施例の増
加率は約12%のみであり、13cI11の所では約8
%のみである。但し、この増加率は患者によって異なる
。
強さを示す図で、1つ目は、1′の銅ストリップで作ら
れた視野の広い標準コイルで、2つ目は比較的幅の広い
(2,75’)平らな銅ストリップで作られた表面コイ
ルで、湾曲した縁部を持たない点を除いて、その他の寸
法に就いては次の実施例と同じである、3つ目は第3か
ら5図に示した実施例であり、半径で言って比較的幅の
広い2.75’幅の導体であるばかりでなく、湾曲した
縁部も持っている。図に示す如く、半径で言って比較的
幅の広い平らな導体を使用した場合は、深さ8c11の
所で顕著な改善が見られ、その中でも、実施例の如く湾
曲した縁部を持つ場合は、更に大きな改善が見られる。
当該技術者にとっては、本発明の特徴利点を保持しつつ
、本発明の実施例に各種の変更をを加えることは容易で
あろう。しかし、これらの変更は全て、本発明の思想及
び特許請求の範囲に含まれるものである。
プの中心から約8cIIの横断深さに於ける磁場の強さ
を示す概念図、 第2図は、本発明の説明に用いる、幅Wを持った幅の広
い導体の断面図、 第3図は、本発明による1つの実施例を示す平面図、 第4図は、第3図の線4−4に沿う部分断面図、第5図
は、第3図の線5−5に沿う断面図、第6図は、本発明
の実施例により得られる信号対雑音比の改善状況を示す
図、である。 出願人代理人 弁理士 鈴江武彦 届、婚ρ球1り(祿If工!”1mす
Claims (10)
- (1)磁気共鳴映像システム用MRI・RFコイルで、
これが、 影像区域に対して近位側面と遠位側面とを持って配列さ
れる導体構成要素を含み、 上記導体構成要素が、上記近位側面上の平らな部分と、
これに繋がる縁部と、を持ち、この縁部が、上記近位側
面から上記遠位側面に向って湾曲して遠ざかっている、
磁気共鳴映像システム用MRI・RFコイル。 - (2)全体的にU字形の断面を持つ導体構成要素を含む
、請求項1記載の磁気共鳴映像システム用MRI・RF
コイル。 - (3)上記断面が、両側から突出した唇部を持つ実質的
に平らな輪の部分を含む、請求項2記載の磁気共鳴映像
システム用MRI・RFコイル。 - (4)上記平らな輪の部分が実質的に1インチ以上の幅
を持ち、上記唇部が実質的に1インチ以下の曲率半径で
形成されており、この場合、上記唇部の端部が上記輪の
部分から90°湾曲して伸びている、請求項3記載の磁
気共鳴映像システム用MRI・RFコイル。 - (5)上記唇部の曲率半径が略0.31インチで、上記
唇部の端部の間の全体の距離が、上記輪の部分に平行に
測って、約2.75インチである、請求項4記載の磁気
共鳴映像システム用MRI・RFコイル。 - (6)上記導体構成要素の輪の部分が、患者の腰椎の区
域からのMRI・RF信号を受け取るための表面コイル
のループを形成し、これにより、実質的に平らな面のみ
を持つ導体要素により形成された類似するRF表面コイ
ルに比し、受取ったNMR・RF信号に対する応答の信
号対雑音比が高くなる如くにした、請求項2記載の磁気
共鳴映像システム用MRI・RFコイル。 - (7)磁気共鳴映像システム用のMRI・RF表面コイ
ルに於いて、幅Wの平らな断面部分を持つ導体構成要素
を含み、これが、半径が約2W又はそれ以下の全体的に
平らなループの回りに、且つ人体からのMRI・RF信
号を受取るための上記の平らな部分に対し平行に、延び
ており、これにより、上記ループの半径がこれより小さ
い導体要素で形成された類似するRF表面コイルより、
受取ったNMR RF信号に対する応答の信号対雑音比
が大きくなる如くにした、磁気共鳴映像システム用MR
I・RF表面コイル。 - (8)上記導体構成要素が上記平らな部分の両端に湾曲
した唇部を含み、これにより、輪の部分として上記平ら
な部分を持つ浅いU字形の断面を形成する如くにした、
請求項7記載の磁気共鳴映像システム用MRI・RF表
面コイル。 - (9)上記湾曲した唇部が、約0.3インチの曲率半径
で約90°湾曲して伸びている、請求項8記載の磁気共
鳴映像システム用MRI・RF表面コイル。 - (10)磁気共鳴システム用MRI・RFコイルに於い
て、断面寸法Wの導体構成要素を含み、これが、2W又
はそれ以下の平均半径を持つループの回りに延びる如く
にした、磁気共鳴システム用MRI・RFコイル。
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