JPH0210950Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は釣り用鎭子に関する。

従来の釣り用鎭子は釣り糸を引き上げる時、水
中で外見されていたが、このことは魚に警戒心を
もたらせることになつて釣り糸に吊られている餌
に近づいていた魚も逃げてしまうなど折角の釣り
チヤンスを逸すといつた問題点があつた。

この考案は問題点を解決すべく鎭子の存在を魚
に感づかせないようにする釣り用鎭子を提供する
ことを目的とする。

この考案の構成を図面に従つて説明する。第１
図はこの考案の使用例を示す正面図、第２図はこ
の考案の底面図である。

この考案は鎭子本体１の底面に鍔２を有してお
り、鎭子本体１の頂点には釣り糸に連結する取り
付け部４を有している。

この考案の鎭子は水中に投げ込まれると土中に
埋まるが、釣り糸の引き上げ時には鍔部２が水底
の土を舞い上がらせることになるから辺りの水中
は濁り、鎭子は不見状態となる。また魚はこの濁
り状態を獲物が辺りに居て濁らしたものと錯覚し
て近づき、また現に釣り糸Ａに釣られている獲物
つまり餌Ｂがあるので、これを見て口にすること
になる。また第３図の平面図に示す如く鍔２に適
当数の通孔３を有しておけば、釣り糸Ａの引き上
げ時の水に対する鍔の抵抗は減少することにな
り、それでいて前記作用効果をも相成する。

以上述べたようにこの考案は、これまでの鎭子
の存在が魚に察知されていたことによる問題点を
解消し、また漁獲量を向上させることを可能にす
る画期的なものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の使用例を示す正面図、第２図
は本考案の底面図、第３図は同平面図。 １…鎭子本体、２…鍔、３…通孔。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 外形が釣鐘形の底面に円周方向に拡がる鍔を
   有すると共に同頂部に釣り糸の取り付け部を有
   している釣り用鎭子。 (2) 鍔に適当数の通孔を穿設している実用新案登
   録請求の範囲第(1)項に記載の釣り用鎭子。