JPH02107648A - ポリビニルアルコールフォームの製造方法 - Google Patents

ポリビニルアルコールフォームの製造方法

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JPH02107648A
JPH02107648A JP26203988A JP26203988A JPH02107648A JP H02107648 A JPH02107648 A JP H02107648A JP 26203988 A JP26203988 A JP 26203988A JP 26203988 A JP26203988 A JP 26203988A JP H02107648 A JPH02107648 A JP H02107648A
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JP
Japan
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polyvinyl alcohol
foam
gas
foaming
pva
Prior art date
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Pending
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JP26203988A
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English (en)
Inventor
Iwao Yoshizawa
巌 吉澤
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Sanwa Kako Co Ltd
Original Assignee
Sanwa Kako Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ポリビニルアルコールフオームの製造方法に
関し、さらに詳しくは、ガーゼの代用品、電解質の保持
材料、化粧用パフ、事務用海綿入れ、各種吸水材等に有
用な均一微細な気泡ヲ有するポリビニルアルコールフォ
ームノ製造方法に関する。
〔従来の技術〕
従来ポリビニルアルコールフオームの製造方法としては
、ヨーロッパ及び米国で開発された起泡法、並びに我国
で発達した可溶性物質添加法に大別される。
起泡法としては、反応液に不活性ガスを圧入し加熱発泡
させる方法(参照: U S P 2.083゜628
)、反応原液にサポニンなどの起泡剤を加え、撹拌によ
り泡立てた後、アセタール化反応を行なう方法(参照:
BP573,666)、反応原液に空気を吹き込んで泡
状とし、これをホルマール固定化させる方法(参照:U
SP2゜609,347)等がある(参照:大野喪失は
か、「ポリビニルアルコール系多孔材」、工業材料、2
5(2]、(1977))。
我国で発達した可溶性物質添加法としては、ポリビニル
アルコールの水溶液にデンプン又はその懸濁水溶液を加
えて加熱混合し、アルデヒド及び酸を添加し、アセター
ル化反応を行ない、得られたアセタール化物から未反応
物、不純物等を除去、水洗せしめる方法(参照:特公昭
33−3191号公報、特公昭40−15652号公報
、特開昭49−63755号公報、特開昭50−666
3号公報等)等がある。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、このような従来の起泡法によるものは、気泡が
大きいことが欠点である。これは気泡が生じた後、アセ
タール化による固化に数時間かかり、微細な気泡が集ま
って大きな気泡になるためである。
一方、我国で発達した可溶性物質添加法は、デンプン等
の可溶性物質を大量に添加し、成形後抽出するので、抽
出工程を要し、かつデンプンを含有した廃水処理に多額
の費用がかかることが欠点であった。
したがって、本発明の目的は、かかる状況に鑑み、抽出
工程を要しない簡単な工程から成り、かつ廃水に可溶性
物質を含有しない微細な気泡ヲ有するポリビニルアルコ
ールフオームの製造方法を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の方法によれば、前記目的を達成するため、基本
的には、機械的発泡を行なった後に電離性放射線を照射
してポリビニルアルコールをゲル化せしめることを特徴
としている。
すなわち、本発明の第1の方法は、ポリビニルアルコー
ル水溶液と界面活性剤の混合物を不活性ガス又は空気を
用いて機械的発泡を行ない、ついで電離性放射線を照射
してポリビニルアルコールをゲル化せしめることを特徴
とする方法である。
本発明の第2の方法は、ポリビニルアルコール水溶液と
界面活性剤の混合物を不活性ガス又は空気を用いて機械
的発泡を行ない、ついで電離性放射線を照射してポリビ
ニルアルコールをゲル化せしめ、得られたゲル化物にア
ルデヒド及び酸を作用させてアセタール化せしめること
を特徴とする方法であり、第1の方法によるポリビニル
アルコールフオームより圧縮かたさ、硬度等の物理物性
を向上せしめる。
〔発明の作用〕
従来の起泡法によれば、ポリビニルアルコール水溶液に
無数の微細気泡を発生させた後、アセタール化によって
ポリビニルアルコールを固化させる。しかし、アセター
ル化には数時間を要し、その間に微細な気泡が集まって
大きな気泡になってしまう。その結果、従来の起泡法に
よって得られるポリビニルアルコールフオームは、気泡
が不均一で粗いものしか得られなかった。
本発明の方法は、機械的発泡によって、微細な気泡を発
生させた後、電離性放射線を照射して直ちにゲル化せし
める。すなわち、微細な気泡の状態で直ちにゲル化せし
め、大きな気泡にならないようにするものである。
このように、本発明の方法によれば、機械的発泡を行な
った後に電離性放射線を照射するという極めて簡単な方
法により、驚くべきことに従来の起泡法では得られなか
った均一微細な気泡を有するポリビニルアルコールフォ
ームカ得られ、可溶性物質の抽出工程も不必要になった
〔発明の態様〕
以下、本発明に係るポリビニルアルコールフオームの製
造方法について具体的に説明する。
本発明の第1の方法及び第2の方法においてポリビニル
アルコール、界面活性剤、酸、アルデヒドとしては従来
公知のものが使用でき、それらの使用割合もとくに制限
されるものではない。また、これらの混合、調整には従
来公知の方法及び装置を適宜使用することができる。
本発明において使用する不活性ガスとしては、ヘリウム
、アルゴン、キセノン、窒素ガス、フレオンガス等の希
ガス類元素に属する元素の気体が使用できる。特に、実
用性、取り扱い易さから、窒素ガス、ヘリウムガス、フ
レオンガスが好適である。これらは単独又は混合して使
用できる。
通常の機械発泡においては泡安定剤の使用は公知であり
、本発明においてもシリコーン化合物等の泡安定剤を用
いるのが好ましい。その使用Jiはポリビニルアルコー
ル100重量部に対して1〜10重量部、好ましくは2
〜6重量部である。
不活性ガス又は空気を用いて機械発泡させるに当っては
、例えばポリビニルアルコール水溶液を11/m、導入
する不活性ガス又は空気を51/mとすると発泡倍率は
約6倍になる。しかし、発泡倍率によりその製造条件が
異なるため一概に決定できず、実験結果を考慮して適宜
決定させる。
この様にして得られた気泡を含有したクリーム状のポリ
ビニルアルコールに電離性放射線を照射させる。電離性
放射線としては、α線、β線、γ線、X線、加速化され
た陽子線、電子線、中性子線等があるが、−船釣には高
エネルギー電子線照射機が使用される。例えば、クリー
ム状のポリビニルアルコールに好ましくは0〜50°C
で1〜I X 10 rad/秒の線量率で1〜50 
Mradの線量を照射することにより、直ちにポリビニ
ルアルコールをゲル化せしめることができ、本発明の第
1の方法による均一微細な気泡ヲ有するポリビニルアル
コールフオームを得ることができる。
本発明の第2の方法は、第1の方法によって得られたポ
リビニルアルコールフオーム、即チゲル化物にアルデヒ
ド及び酸、必要に応じて他の添加剤を加え、これを室温
又は加熱下で所定時間放置し、アセタール化反応を行な
うことにより、物理物性により優れたポリビニルアルコ
ールフオームが得られる。
〔実施例〕
次に、本発明を実施例及び比較的により更に詳細に説明
するが、本発明はこれらにより何ら制約されるものでは
無いことは勿論である。
実施例1 ポリビニルアルコール(日本合成化学工業■製、ゴーセ
ノール(NH−20)の9体積%水溶液101に界面活
性剤(三洋化成工業■製、サンデッ)EN)50g/を
添加、撹拌して均一混合液にした。得られた混合液を西
独ハンザ社(HANSA)製機械式発泡装置を使用し、
発泡用気体として窒素ガスを用いて発泡させた。
得られたクリーム状のポリビニルアルコールをコンベア
の上に乗せ、室温でバンプグラフ加速器よりの、1.5
 MeV、504A、9.2X10’rad 7秒の電
子線を10 Mrad照射してポリビニルアルコールを
ゲル化せしめた。
得られたポリビニルアルコールフオームは均一微細な気
泡を有し、みかけ密度は0.016y/ctlであった
実施例2 実施例1において得られたポリビニルアルコールフオー
ム205’をアセタール化槽(150X150X200
m)に移し、37%ホルマリン0.51.98%硫酸0
.51及び水2.01を加え、均一に混合して室温下で
3時間放置して、ポリビニルアルコールのアセタール化
ヲ行すった。
得られたポリビニルアルコールフォームハ均一微細な気
泡を有し、みかけ密度は0.017ノ/1で実施例1で
得られたフオームより硬度の高いものであった。
〔発明の効果〕
以上のように、本発明のポリビニルアルコールの製造方
法は、機械的発泡を行なった後に電離性放射線を照射し
てゲル化せしめるため、均一微細な気泡を有するポリビ
ニルアルコールフオームが得られる。また、可溶性物質
を添加する必要がなく、抽出工程も不要であり、可溶性
物を抽出した廃液処理の問題がない。
さらに、第2の方法によれば、第1の方法によって得ら
れたポリビニルアルコールフオームをアセタール化せし
めるので、圧縮かたさ、硬度等の物理物性の向上したポ
リビニルアルコールフオームを得ることができる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ポリビニルアルコール水溶液と界面活性剤の混合
    物を不活性ガス又は空気を用いて機械的発泡を行ない、
    ついで電離性放射線を照射してポリビニルアルコールを
    ゲル化せしめることを特徴とするポリビニルアルコール
    フォームの製造方法。
  2. (2)ポリビニルアルコール水溶液と界面活性剤の混合
    物を不活性ガス又は空気を用いて機械的発泡を行ない、
    ついで電離性放射線を照射してポリビニルアルコールを
    ゲル化せしめ、得られたゲル化物にアルデヒド及び酸を
    作用させてアセタール化せしめることを特徴とするポリ
    ビニルアルコールフォームの製造方法。
  3. (3)不活性ガスが窒素ガス、ヘリウムガス、フレオン
    ガス及びこれらの混合物から選ばれる請求項1又は2記
    載の方法。
JP26203988A 1988-10-18 1988-10-18 ポリビニルアルコールフォームの製造方法 Pending JPH02107648A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003046060A1 (fr) * 2001-11-29 2003-06-05 Toray Industries, Inc. Feuille expansee continue en resine biodegradable reticulee et procede de fabrication
JP2013521390A (ja) * 2010-03-09 2013-06-10 バイエル・インテレクチュアル・プロパティ・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング 放射線硬化型発泡体

Cited By (3)

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