JPH0210754Y2 - - Google Patents

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JPH0210754Y2
JPH0210754Y2 JP1983004482U JP448283U JPH0210754Y2 JP H0210754 Y2 JPH0210754 Y2 JP H0210754Y2 JP 1983004482 U JP1983004482 U JP 1983004482U JP 448283 U JP448283 U JP 448283U JP H0210754 Y2 JPH0210754 Y2 JP H0210754Y2
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insulating plate
insulated
gas
outer frame
oil
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JP1983004482U
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JPS59111420U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は主として油入絶縁機器とガス絶縁管路
との接続部に使用される絶縁管路用接続スペーサ
ーに関するものである。
油入変圧器などの油入絶縁機器のリード線を
SF6ガスなどの絶縁ガスが封入されているガス絶
縁管路側の管路母線に接続させるには、油入絶縁
機器の接続管部をガス絶縁管路の接続管部に機密
に接続させる必要があるが、ガス絶縁管路の内圧
は油入絶縁機器の内圧に比べ高いために通常のシ
ール手段によつてはガス絶縁管路内のSF6ガスが
油入絶縁機器内に前記リード線と管路母線を接続
させる中心導体伝いに入り込み、油入絶縁機器の
絶縁性能上或いは安全上問題を生ずるおそれがあ
る。このため、油入絶縁機器の接続管部を密閉し
た蓋板とガス絶縁管路の接続管部を密閉した蓋板
との間に緩衝室を設けてこの緩衝室内にガス絶縁
管路から中心導体伝いに漏洩するSF6ガスを該緩
衝室に付設した検知器をもつて検知することによ
り前記の問題点を解決する試みもなされている
が、両接続管部をそれぞれ蓋板により密閉後両蓋
板間に緩衝室を現場で組立てるのは作業が面倒な
うえ大型化し、しかも充分な品質管理も行えない
ので性能上も満足できないという問題がある。
本考案はこのような現状に鑑みて開発された絶
縁管路用接続スペーサーに関するもので、以下、
本考案を図示の実施例について詳細に説明する。
(1)は一端をガス絶縁管路側の管路母線との接続
端部1aに形成するとともに他端を油入絶縁機器
側のリード線との接続端部1bに形成した中心接
続導体であつて、該中心接続導体1の中間部には
硬質の強化プラスチツクス板材などよりなる笠状
の硬質絶縁板2と可撓性の強化プラスチツク板材
などよりなる笠状の可撓性絶縁板3とを対向させ
るとともに該硬質絶縁板2が前記接続端部1a側
となるようにして前記中心孔部2a,3aをもつ
て嵌装固定され、該硬質絶縁板2と可撓性絶縁板
3の周縁部は細幅の環状外枠4により強固に連結
されて硬質絶縁板2と可撓性絶縁板3との間に密
閉室5を形成し、該密閉室5には絶縁油などの液
状絶縁物6が封入されている。また、実施例に示
した環状外枠4は外枠主体4′とその両側面に添
装されて前記硬質絶縁板2と可撓性絶縁板3の周
縁部を挾持する押え環4″,4″とよりなるものと
して該環状外枠4の両側面すなわち押え環4″,
4″の表面が管端接続部4a,4bに形成されて
おり、また、該環状外枠4はその外枠主体4′の
頂部内面に前記密閉室5への流入ガスを貯溜する
凹部7を備えたものとするとともに前記密閉室5
内への流入ガスの有無を検出する検出器8を頂部
に備えたものとしている。さらに、前記笠状の可
撓性絶縁板3は中心孔部3aを中心とする環状の
ひだ3′が同心状に複数個形成された蛇腹状のも
のとして優れた可撓性を付与するとともに密閉室
5内の液状絶縁物6および油入絶縁機器の絶縁油
内に混入した異物によつて可撓性絶縁板3の近傍
で部分放電が生じた場合に放電を阻止するように
してある。なお、図中9,9は硬質絶縁板2およ
び可撓性絶縁板3の中心孔部2a,3aと中心接
続導体1との間に介装されるシール用のOリン
グ、10,10は硬質絶縁板2および可撓性絶縁
板3を中心接続導体1に固定するストツプリン
グ、11,11は環状外枠4をその管端接続部4
a,4bをもつてガス絶縁管路と油入絶縁機器の
各接続管部の管端に容易にボルト締めできるよう
にするため環状外枠4の外枠主体4′の両側周縁
部に張設されるフランジ部である。
このように構成されたものは、変圧器などの油
入絶縁機器本体イのリード線ロを中心接続導体1
の接続端部1bに接続させたうえ環状外枠4の管
端接続部4bを油入絶縁機器本体イの接続管部ハ
の管端フランジに当接させてボルトなどの締付具
ニをもつて締付けて強固に取付ければ該接続管部
ハの管端開口はこのスペーサーを蓋代りとして適
確に密閉され、この状態で油入絶縁機器本体イ内
に絶縁油を充填するだけでそのまま油入絶縁機器
とすることができる。しかして、この油入絶縁機
器をガス絶縁管路に接続させる場合には、該ガス
絶縁管路の接続管部ホの管端フランジに環状外枠
4の管端接続部4aが当接されるように移動させ
て中心接続導体1の接続端部1aをガス絶縁管路
内の管路母線ヘに接続するとともに前記管端フラ
ンジと管端接続部4aとをボルトなどの締付具ニ
により締付けて強固に固定し、ガス絶縁管路内に
SF6ガスなどの絶縁ガスを封入すればよく、接続
作業時にスペーサー付の油入絶縁機器は移動させ
ることもできるので油入絶縁機器本体イとガス絶
縁管路との適確な接続作業を極めて容易に行うこ
とができる。また、ガス絶縁管路と油入絶縁機器
本体イとはリード線ロと管路母線ヘとが中心接続
導体1をもつて接続されているにも拘らず、両接
続管部ハ,ホは硬質絶縁板2と可撓性絶縁板3と
相互間の密閉室5に封入されている液状絶縁物6
とにより完全に区画されていることとなるので、
適確な絶縁性を確保できることは勿論のことガス
絶縁管路側の絶縁ガスが油入絶縁機器側の絶縁油
に混入することもなく、たとえ中心接続導体1と
硬質絶縁板2の中心孔部2aとの間のシールが不
充分な場合でも、絶縁ガスは密閉室5内の液状絶
縁物6に混入して上昇し、該密閉室5の頂部に貯
溜されることとなるので絶縁ガスの油入絶縁機器
本体イ内への浸入は適確に阻止されて絶縁性能が
低下するおそれがなく、さらに、密閉室5内に入
り込んだ絶縁ガスによつて密閉室5の内圧が高め
られたり昇温時に液状絶縁物6が膨張して密閉室
5の内圧が高められるようなことがあつても、可
撓性絶縁板3の可撓性によつてこれを吸収できる
ので破損等のおそれもなく、長期間にわたり優れ
た絶縁性と安全性を確保できる利点がある。しか
も、硬質絶縁板2と可撓性絶縁板3をそれぞれ笠
状としておけば、接続管部ハ,ホ内に該硬質絶縁
板2と可撓性絶縁板3の大部分が没入された状態
で両者間に介装されることとなるので、連結部分
に殆んど場所どることがなくて大型化することを
防止でき、また、環状外枠4を密閉室5への流入
ガスを貯溜する凹部7が最も電界強度が低くて放
電の危険のない頂部に備えられたものとしてこれ
を検出器8に接続させておけば、絶縁ガスの漏洩
を早期に検出してその修理を行うことができ、こ
の修理時にはガス絶縁管路内の絶縁ガスを抜き取
つたうえその接続管部ホと管端接続部4aとの接
続を解くだけで作業できることとなるので極めて
便利である。
本考案は前記実施例による説明から明らかなよ
うに、ガス絶縁管路と油入絶縁機器との接続を適
確容易に行うことができるうえに油入絶縁機器の
接続管部の管端に蓋代りとして取付けておけば油
入絶縁機器を移動させることもできることとなつ
て現場における据付作業時間を短縮化でき、さら
に、絶縁ガスが油入絶縁機器内の絶縁油に入り込
んだり接続部分からのガス洩れ、油洩れなどを完
全に防止できるので絶縁性および安全性に優れた
ものとなる等種々の利点があり、油入絶縁機器を
ガス絶縁管路などの絶縁管路に接続させるうえで
の問題点を解決した絶縁管路用接続スペーサーと
して実用的価値極めて大なものである。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図はいずれも本考案の実施例を示
す一部切欠正面図である。 1:中心接続導体、1a,1b:接続端部、
2:硬質絶縁板、2a:中心孔部、3:可撓性絶
縁板、3a:中心孔部、3′:環状隆起部、4:
環状外枠、5:密閉室、6:液状絶縁物、7:凹
部、8:検出器。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 両端を接続端部1a,1bに形成した中心接
    続導体1の中間部に硬質絶縁板2と可撓性絶縁
    板3とをそれぞれの中心孔部2a,3aをもつ
    て嵌装固定するとともに該硬質絶縁板2と可撓
    性絶縁板3の周縁部を環状外枠4により連結し
    て該硬質絶縁板2と可撓性絶縁板3との間に密
    閉室5を形成し、該密閉室5に液状絶縁物6を
    封入したことを特徴とする絶縁管路用接続スペ
    ーサ。 2 環状外枠4はその両側面が管端接続部4a,
    4bに形成されたものである実用新案登録請求
    の範囲第1項記載の絶縁管路用接続スペーサ。 3 環状外枠4はその頂部内面に前記密閉室5へ
    の流入ガスを貯溜する凹部7を備えたものであ
    る実用新案登録請求の範囲第1項または第2項
    記載の絶縁管路用接続スペーサ。 4 環状外枠4はその頂部に前記密閉室5内への
    流入ガスの有無を検出する検出器8を備えたも
    のである実用新案登録請求の範囲第1項または
    第2項または第3項記載の絶縁管路用接続スペ
    ーサ。 5 硬質絶縁板2は中心孔部2aを備えた笠状の
    ものであり、可撓性絶縁板3は中心孔部3aの
    周囲に同心環状に複数個のひだを形成した蛇腹
    よりなる笠状のものである実用新案登録請求の
    範囲第1項または第2項または第3項または第
    4項記載の絶縁管路用接続スペーサ。
JP448283U 1983-01-17 1983-01-17 絶縁管路用接続スペ−サ− Granted JPS59111420U (ja)

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JPS59111420U JPS59111420U (ja) 1984-07-27
JPH0210754Y2 true JPH0210754Y2 (ja) 1990-03-16

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS583717B2 (ja) * 1976-02-06 1983-01-22 シャープ株式会社 電子式ミシン

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JPS59111420U (ja) 1984-07-27

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