JPH0210717A - アライメント装置 - Google Patents

アライメント装置

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JPH0210717A
JPH0210717A JP63159532A JP15953288A JPH0210717A JP H0210717 A JPH0210717 A JP H0210717A JP 63159532 A JP63159532 A JP 63159532A JP 15953288 A JP15953288 A JP 15953288A JP H0210717 A JPH0210717 A JP H0210717A
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JP
Japan
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light
alignment
mark
burping
optical system
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Application number
JP63159532A
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English (en)
Inventor
Yuji Imai
祐二 今井
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Publication date
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Publication of JPH0210717A publication Critical patent/JPH0210717A/ja
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  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、例えば半導体製造装置等に使用される露光装
置に係るものであり、特に投影されるパターンが形成さ
れたマスクと、半導体ウェハなどの被投影基板との位置
合せを行なうアライメント装置の改良に関するものであ
る。
[従来の技術] アライメント装置においては、レチクル(マスク)の交
換の際などにレチクルマークの位置、即ちアライメント
光学系の位置が変わると、投影レンズの球面収差により
、アライメント光学系と投影レンズとの相対的なテレセ
ントリック状態がレチクルマークの位置(投影レンズの
視野内の位置)に応じて変化してしまう。このため、ウ
ェハ(基板)面上のウェハマークからの検出光が、アラ
イメント光学系の検出部に正確に導かれず、空間フィル
タ等によりカットされてアライメント検出信号が歪んで
しまうという現象が生じる。
従来のアライメント装置においては、この検出不良を防
止するために、アライメント光学系の可動部の動作範囲
を検出信号が歪まない範囲に限定−シていた。
或は、バーピングガラス(平行平板ガラス)を用いテレ
セントリック状態を補正することも行なわれていた。
これは、ウェハマークからの検出光とその受光用の光電
変換素子(または空間フィルタ)との間の光路上にバー
ピングガラスを配置し、予め作成しであるテレセントリ
ックマツプの情報に基いて、バーピングガラスの検出光
に対する傾斜をアライメント位置に応じて調節し、所定
のテレセントリック状態に補正するものである。
[発明が解決しようとする課題] 上記の如き従来の技術においては、アライメント光学系
の可動部の動作範囲を検出信号が歪まない範囲に制限す
ると、当然にアライメント光(またはウェハからの戻り
光)の投影レンズによる検出位置の移動範囲も制約を受
ける故、アライメント光(戻り光)を投影レンズの任意
の結像位置に結像させることはできない。従って、ウェ
ハ面上の任意の位置に載置されたウェハマークは検出で
きないという不都合がある。
一方、バーピングガラスを用いた手段は、予めテレセン
トリックマツプを作成するという緊雑な準備を要する。
しかも、テレセントリックマツプ作成時のテレセントリ
ック状態の計測誤差、或はアライメント光学系の可動部
の機械的再現性の経時的変化等により高精度のテレセン
トリック状態を保つことは困難であった。
また、バーピングガラスの調節は、このテレセントリッ
クマツプに与えられた情報に基いて行なわれるため、結
果的にはアライメント光学系の可動範囲はテレセントリ
ックマツプの対応範囲に限定されることになる。従って
、アライメント光(または戻り光)の任意の検出位置に
対応して、自動的に所定のテレセントリック状態に補正
することはできないという不都合もある。
本発明は、上記のような従来技術の有する問題点に鑑み
て成されたものであり、その目的とするところは、アラ
イメント光学系の一部(または全部)の可動部が、投影
レンズの視野内の任意の検出位置に移動したとしても、
アライメント光学系と投影レンズによって決るテレセン
トリック状態を高精度に、しかも自動的に補正し、アラ
イメント光の検出精度を安定に保ち得るアライメント装
置を提供することである。
[課題を解決するための手段] この発明では、所定のパターンが形成されたマスクと、
該パターンの像を結像すべき基板との間に配置され、少
なくとも該基板側がテレセントリックに構成されている
投影光学系と:前記基板上に予め形成されたアライメン
ト用のマークを照射すべき照明光を発生する照明手段と
:前記投影光学系を介して前記照明光により前記マーク
を照明するアライメント光学系とを備え:該アライメン
ト光学系内の瞳位置、若しくは該■漬位置とほぼ共役な
位置で、前記マークからの戻り光を光電検出するアライ
メント装置において; 前記アライメント光学系内の前記戻り光が前記光電検出
位置に達する以前の光路上の瞳位置、若しくは該瞳位置
とほぼ共役な位置またはその近傍に、前記戻り光の光軸
に対して交叉して配置され、該戻り光の少なくとも一部
を透過させるとともに、該戻り光の光軸に対する傾斜を
制御可能な平行平板状の光学素子と;該光学素子を透過
した光の少なくとも一部を光電検出する光電検出手段と
;該光電検出手段からの検出出力信号がほぼ最大になる
ように前記光学素子の傾斜を可変制御する傾斜制御手段
とを備えたことにより上記目的を達成したものである。
なお、この場合、前記光電検出手段が、前記光学素子と
一体的に設けられている構成としてもよい。
[作 用] 本発明によれば、基板上のマークからの戻り光は、この
戻り光の光軸に対する傾斜を制御可能な平行平板状の光
学素子を介して光電検出手段に入射する。その際、傾斜
制御手段により、光電検出手段の検出光量が最大となる
ように平行平板状の光学素子の傾斜の制御が行なわれる
このため、戻り光を光電検出手段の受光部へ確実に導く
ことが可能となり、アライメント光学系の位置が6勤す
ることに起因する検出不良が防止される。
[実施例] 以下、添付図面を参照して本発明の実施例について説明
する。
第1図には、本発明に係るアライメント装置の構成例が
示されている。
図において、レーザ光源1から射出するビームのスポッ
ト形状は一般に円形状であるが、このスポット形状は、
例えばシリンドリカル・エクスバンダー等のビーム整形
光学系2により長細いスリット状に整形される。このス
リット状に整形されたアライメント用の照明光(以下、
「アライメント光」という)LBは、ビームスプリッタ
3を透過してリレーレンズr、で平行光となり振動ミラ
ー4に入射する。なお、この振動ミラー4の振れ原点は
後述の投影レンズ13の瞳13aと共役な位置に配置さ
れている。
振動ミラー4によって反射されたアライメント光LBは
、リレーレンズr2で収斂された後、発散光束となり第
2対物レンズ6に入射し、再び平行光となって反射ミラ
ー7に入射し、ここで反射して直角プリズム(トロンポ
ーン)8面に対して直角に入射する。直角プリズム8に
入射したアライメント光LBは、直角プリズム8のa 
a −a c面と8 a −8b面とで二回反射されて
180°方向を変え、反射ミラー9に入射し、ここで反
射してテレセントリックな第1対物レンズ10を透過す
る。第1対物レンズlOを透過したアライメント光LB
は、更に全反射ミラー11で反射されてレチクルReの
下面(パターン面)のレチクルマークRMに収斂される
なお、第1対物レンズ10と全反射ミラー11とを収め
た鏡筒cyは、付属の鏡筒駆動系12により矢印A1方
向(2次元でもよい)へ移動可能であり、アライメント
光LBの照射位置をレチクルRaのレチクルマークRM
の位置に合せるようになっている。この鏡筒の移動に伴
なう光路長の変化は、鏡筒Cyの矢印A、方向への穆動
距llDに応じて、直角プリズム8を矢印A2方向へ距
離D / 2 移動させ、8 a −8b面〜8a−8
c面間の光路長を修正することにより補正される。ここ
で、8 a −8b面〜8a−8c面間の中点8dは、
後述の投影レンズ13の[li 13 aと共役位置に
設定されている。
レチクルマークRMに収斂されたアライメント光LBは
レチクル面でスリット状ビーム分布となり、その後、両
側がテレセントリックに構成された投影レンズ13に垂
直に入射し、その瞳13aを経て、ステージS上に載置
されたウェハW上に照射され、ウニへ面でスリット状ビ
ーム分布となる。なお、投影レンズ13は必ずしも両側
テレセントリックである必要はなく、少なくともウェハ
W側がテレセントリックに構成されていればよい。
また、ステージSは、少なくともアライメント光LBの
照射面に沿って二次元的に移動可能となっており、それ
に載置されたウェハW上には、位置検出用のウェハマー
クWMがウェハW表面の凹凸として形成されている。
上記振動ミラー4を付属の駆動系5により矢印A3方向
に撮動させることによって、アライメント光LBにより
ウェハマークWMを走査すると、ウェハマークWMから
は回折光、散乱光、正反射光等の戻り光(以下、「検出
光」という)LCが発生する。
この検出光LCは、上述したアライメント光LBの往路
を逆に戻って、再びビームスプリッタ3に入射した後、
リレーレンズr3で平行光となり、バーピングガラス(
平行平板状の光学素子)14に入射する。
このバーピングガラス(以下、「バーピング」という)
14は、投影レンズ13の瞳13aと共役な位置または
その近傍に配置されている。また、付属するバーピング
回転駆動系15により、その中心@14a回りに回転可
能となっている。
つまり、検出光LCの光軸に対して矢印A4方向に傾斜
可能となっている。
なお、この場合、バーピング14は必ずしも中心軸14
aに対して全回転可能とする必要はない。要は、投影レ
ンズ13に対するテレセントリック状態を補正し得るよ
うに、検出光LCの光軸に対して適宜量傾斜可能であれ
ばよい。また、このバーピング14には、入射した検出
光LCのうち所定の成分のみを通過させるスリットや空
間フィルター等が備えられているが、それらについては
後述する。
バーピング14を通過した検出光LCは、集光レンズ1
6によって集光され、ディテクタ17に入射する。この
ディテクタ17は入射した検出光LCを光電変換し、電
気信号として光量変化を検出する。この電気信号、即ち
アライメント検出信号は、増幅器18で増幅された後、
主制御装置19のバーピング制御系19aとステージ制
御系19bとの各々に人力される。
この主制御装置19のバーピング制御系19aには、バ
ーピング回転駆動系15と、この駆動系15によるバー
ピングの回転をモニターするロータリーエンコーダー2
0とが各々接続されている。
バービン’j 1filJ御系19 aは、ロータリー
エンコーダー20から出力されるパルス信号(アップダ
ウンパルス)によりバーピング14の回転位置をモニタ
ーしながら、増幅器18からのアライメント検出信号の
強度変化の最大値を求める。更に、その最大値に応じて
バーピング回転駆動系15に対して制御指令信号を出力
し、バーピング14の回転位置が、該強度変化の最大値
に対応した位置に一致するように制御する。
一方、主制御装置19のステージ制御系19bは、従来
から知られるアライメント装置のステージ制御系と同様
であり、上述の増幅器18の他に、ステージSの座標位
置を光の干渉を利用して計測する干渉計21と、ステー
ジSを駆動するステージ駆動系22と、振動ミラー駆動
系5とが各々接続されている。
ステージ制御系19bは、振動ミラー駆動系5から出力
される振動ミラー4の角度情報からウェハW上における
アライメント光LBの位置を求めるとともに、増幅器1
8の出力によってウェハマークWMを検出し、これを利
用してレチクルReとウェハWとの位置ずれを求め、干
渉計21から出力されるステージSの座標位置情報を参
照しつつ、ステージ駆動系22に対して駆動指令信号を
出力する。この出力に基いてステージSの移動が行なわ
れ、上記位置ずれが補正される。即ち、レチクルマーク
RMのウェハW面上における結像位置にウェハマークW
Mが移動させられる。
次に第2図ないし第8図を参照して上述のアライメント
装置の各構成要素について更に詳細に説明する。
先ず、第2図を参照してウェハマークWMについて述べ
る。
第2図(A)には、上述のウェハマークWMの例が示と
して、回折光を得るための回折格子マークDMが示され
ている。このマークDMはウェハW上に凹凸形成された
点状(矩形)のパターンを一列に並べたものであり、そ
の列方向に対して平行なスリット状のビームスポットS
Pが、矢印方向に相対移動してそれを横切ると、マーク
DMとビームスポットSPとが重なったときにマークD
Mの列方向に回折光が発生する。これは点状のパターン
のエツジが回折格子の作用を成すためである。例えばエ
ツジ201,202は(+1゜+2)、(−1,−2)
次の回折光の発生に寄与するエツジである。
第2図(B)には、散乱光を得るためのウェハマークW
Mの例として、バーマークBMが示されている。このバ
ーマークBMは、スリット状の連続した細長いパターン
であり、第2図(A)と同様なスポットSPの通過に伴
ない、マークB M O)幅方向の両縁のエツジ203
,204から散乱光を発生する。
これら回折格子マークDMによる回折光及びバーマーク
BMによる散乱光のスポット形状は、投影レンズ13の
瞳13a面では第2図(C)に示される如きである。
第2図(C)において、レチクルRe側から瞳面13a
を経てウェハマークWMに入射したスポットSPに対し
て、正反射光り。は瞳面13aの中心位置に戻ってくる
ここでマークDMを用いた場合、±1.±2次の回折光
D±1.D±2は瞳面13aの中心位置から離れ、且つ
正反射光t、oと平行な位置に戻ってくる。
しかし、マークBMを用いた場合、二つのエツジ203
,204による散乱光S、、S2は回折光D±l、D±
2と直行する方向に戻ってくる。
これは、本発明のアライメント光LB学系ではスリット
状のスポットSPを用いるので、マークDMとマークB
Mとでは、その回折光Dth1D±、と散乱光S、、S
2とが瞳面13a(または瞳共役面)では互いに直行す
る方向に別れるためである。
第3図には、バーピング14の一例が示されている。図
において、回転中心軸14aをX軸、検出光LCの入射
方向を2軸(紙面と垂直方向)とする、バーピング14
には、その回転中心軸14aに沿って正反射光L0を透
過させるためのトラッキング用スリット14bが設けら
れており、このスリット14bの短手方向の幅は、スポ
ットSPの短手方向の幅とほぼ一致するように形成され
いる。
また、このスリット14bの上下側には、検出光LCの
+1次、+2次の回折光D+l+ D +2のみを通過
させる空間フィルター(開口部)14cと、−1次、−
2次の回折光D −1n D−zのみを通過させるフィ
ルター(開口部)14dとが設けられている。
なお、これら二つの空間フィルター14c、14dのス
リット14bに対する位置は、各々上記第2図(C)に
示された回折光(Dやl、 Dや2)。
(D−+、D−2)の位置に対応していることは説明す
るまでもない。
この第3図に示すように構成されたバーピング14を、
上述の第1図を参照して説明したように、回転中心軸1
4a回りに回転させることにより、検出光LCの光軸(
紙面と垂直方向)に対して、図のy方向のテレセントリ
ック補正が行なわれる。
この第3図の矢印IV −IVに沿った側面図が第4図
及び第5図に示されている。これら第4図及び第5図は
、検出光LCとバーピング14の回転位置の関係を示す
ものである。
第4図は検出光LCの正反射光L0の光軸のバーピング
14に対する入射位置と、バーピング14のトラッキン
グ用スリット14bの位置とが一致しない状態を示して
いる。
なお、第4図に示すように、ディテクター17は、正反
射光L0を検出するトラッキング用ディテクター17a
と、+1次、+2次の回折光D +1. D +2を検
出するアライメント用ディテクター17bと、−1次、
−2次の回折光り、−、、D、、、2を検出するアライ
メント用ディテクター17cとからなり、これらディテ
クター17a、17b。
17cの出力、即ち検出光量は各々S O* Sdl。
Sd2である。
第5図は、バーピング14を第4図に示した状態からデ
ィテクター17側へ角度θ。たけ回転し、最適な回転位
置へ移動した状態を示す。この時、正反射光t、o、+
を次、+2次の回折光D・I+D+2、−1次、−2次
の回折光D−、、D−2の各光軸は、各々が入射ずべき
ディテクター17a、17b、17cに対して、その検
出光量が信号So 、 S、++、 Sa2として最大
となるように入射する。
第6図には、バーピング14の回転位置に対するテレセ
ントラッキング用の検出光量信号S。の特性グラフが示
されている。このグラフに示されるように、検出光量信
号S。は、エンコーダー20のパルス信号により得られ
るバーピング14の回転位置が最適角θ。のとき最大値
となる。
なお、第4図ないし第6図においては、回折光を用いて
アライメントを行なう例について説明したが、正反射光
でアライメントを行なう構成としてもよい。この場合、
バーピング14にはスリット14bのみを設ければよく
、スリット14bの形状を通貫に設定することにより、
スリット14bと空間フィルターを兼用することも可能
である。
第7図には、主制御装置19のバーピング制御系19a
の回路ブロックの一例が示されている。
ロータリーエンコーダ20から発生するバーピング14
の軸14c回りの回転情報、即ち、一方向への回転(u
p)と逆方向への回転(DOWN)のパルス信号を可逆
カウンター(UDC)700でカウントし、このパルス
信号に同期して、ランダムアクセスメモリ(RAM)7
01へのアドレスパルスを発生する。
一方、増幅器18からの信号S。は、A/D変換器(A
DC)702でアナログ信号から信号強度に対応したデ
ィジタル信号へ変換される。更に、ADC702は、変
換したデータをUDC700の前記アドレスパルスに同
期してRAM701へ書き込む。
即ち、バーピング14の各回転位置に対応した信号S0
の波形が、RAM701に記憶されることになる。また
、演算制御器703はRAM701に記憶された信号波
形の最大値を演算する。この最大値のメモリアドレスに
対応するバーピング14の回転位置が、検出光LCを取
りこむ最適回転位百である。更に、演算制御器703は
、演算された信号S。の最大値に基きバーピング駆動系
15に対して制御指令を出力する。
以上説明したように本実施例によれば、ディテクター1
7の検出光量、即ちバーピング14を通過した光量が最
大となるようにバーピング14の回転位置の制御が行な
われる。従って、検出光LCがディテクター17へ確実
に導びかれ、検出光LCの検出信号の歪が防止される。
以上、第1図ないし第7図を参照して本発明の実施例に
ついて説明したが、本発明は何ら上記実施例に限定され
るものではない。例えば、上記実施例のバーピング14
には、上述の他にも種々の変形例が考えられる。
例えば上記実施例では、−個のバーピング14を用いて
一次元(y方向)のテレセントリック補正を行なう場合
について示したが、第8図に示すように、二個のバーピ
ングを用いて二次元(X。
y方向)のテレセントリック補正を行なう構成としても
よい。
第8図において、y方向補正用のバーピング14の入射
面側には、第1図に示したと同様にリレーレンズr3が
配置されている。但し、これらX方向補正用バーピング
14とリレーレンズr3との間には、X方向補正用バー
ピング80が配設されている。このX方向補正用バーピ
ング80は、その回転軸80aがX方向補正用バーピン
グ14の回転軸14aと互いに直行するように配設され
ている点を除いては、その構成はX方向補正用バーピン
グ14と同様である。これら二個のバーピング14,8
0を備えることにより、検出光LCに対して二次元のテ
レセントリック補正が可能となる。
また、上記第1図に示される実施例では、バーピング1
4とディテクター17を個別に設けた場合を示したが、
第9図に示すようにバーピングとディテクターとを一体
に構成してもよい。
第9図において、バーピング90の出射側に設けられた
正反射光用ディテクタ−90b2回折光用ディテクター
90c、90dは、各々上記第3図に示したバーピング
14の正反射光用スリット14b0回折光用空間フィル
ター14c、14dに対応している。一方、散乱光用デ
ィテクター90e、90fは、回折光用ディテクター9
0c。
90dと互いに直行する方向に配置されている。
これは、上記第2図(C)を参照して説明したように、
本発明のアライメント装置においては、検出光LCの回
折光・散乱光が投影レンズ13の瞳共役面では互いに直
行する方向に別れることになるためである。
この第9図の矢印IV−IVに沿フた側面図が第10図
に示されている。図において、上述の各ディテクター9
0 b、 90 c、  90 d、  90 eは、
第10図に示すように、ディテクター用基板91上に受
光面をバーピング90側に向けて設けられている。これ
らバーピング90とディテクター用基板91とはホルダ
ー92(第9図には示されていない)で固定されており
、各ディテクター90b、90c、90d、90eの出
力用リード端子93は増幅器18へ接続される。
このように構成されたバーピング90は、ディテクター
90b、90c、90d、90eの出力に基いて上述し
たと同様の制御が行なわれ、回転軸90a回りに回転さ
せることにより、検出光LCの光軸に対する最適な回転
位置へ位置修正される。
更に、本発明はアライメント光学系の配置についても上
記実施例に限定されるものではない。
例えば、上記第1図に示した実施例では、鏡筒Crをレ
チクルReの上面側に配し、アライメント光LBをレチ
クルReの上面側からウェハW上に照射する構成を示し
たが、第it図゛に示すように、レチクルReの下面側
から照射する構成としてもよい、この例は、レチクルR
eを介さずに、直接にウェハマークWMを検出する例で
ある。
第11図において、鏡筒C「はレチクルReと投影レン
ズ13との間に配置されている。その、他の装置構成に
ついては第1図に示したものと同様である。この第11
図のような構成の場合にも、鏡筒Crを矢印方向に移動
させると、投影レンズ13に対するテレセントリック状
態の変化が生じる。この変化は上記実施例で説明したと
同様に補正される。なお、アライメント光学系を二組用
い、鏡筒cyを図のように左右に一対設け、各々投影レ
ンズ13の中心軸13cに対して対象な領域り、Rを走
査する構成としてもよい。
或は、第12図ないし第14図に示されるように、ダイ
クロイックミラーを配置して露光光とアライメント光と
を分離する構成としてもよい。
第12図には投影レンズ13上部のアライメント光学系
と露光系の構成例が示されている。第12図において、
露光光LAの入射方向を図のZ方向、アライメント光L
BH,LBLの入射方向を図のzy方向とすると、第1
3図は第12図のX−y平面図、第14図は第12図の
z −x平面図に相当する。
第12図ないし第14図において、露光光学系のコンデ
ンサーレンズ120を透過した露光光LAは、ダイクロ
イックミラー121を透過してレチクルReを透過し、
更に投影レンズ13に入射する。そして露光光LAは、
投影レンズ13の作用によって図示しないウェハWに入
射し、レチクルReの回路パターンが投影される。
一方、アライメント光学系は、L、Rの二組が配置され
ている。これら二組のアライメント光学系り、Rは、と
もに第1図に示した実施例のようにバーピングを制御す
ることによりテレセントリック状態を補正可能な系であ
る。そのうち、一方のアライメント光学系りは、レチク
ルReの左半分の領域り内の任意の位置を検出するため
の系であり、他方のアライメント光学系Rは、同様に右
半分の領域R内の任意の位置を検出するための系である
。この両者は、その配置方向が異なるのみであるから、
以下、アライメント光学系りについて説明することとし
、アライメント光学系Rについては対応する要素に符号
Rを付すことにする。
露光光LAの波長よりも長い波長(ウェハW上の感光剤
が感光しない程度の波長)のアライメント光L BL 
、L BRは、図示しない光源から平行光としてミラー
122L、122Rに入射し、ここで反射してミラー1
23L、123Rで再び反射され、第1対物レンズ12
4L、124Rに入射する。
なお、この第1対物レンズ124L、124Rと上述の
図示しない系の第2対物レンズとの間の光学系は、前記
平行光を得る目的で平行系を成している。これは、バー
ピングに対する検出光を平行光とするためである。
第1対物レンズ124L、124Rを透過したアライメ
ント光LBL、LBHは、ミラー(プリズム)125L
、125Rで反射されてダイクロイックミラー121に
入射する。ダイクロイックミラー121は、入射したア
ライメント光LBR,LBLを反射させてレチクルRe
上の回路パターンに入射させる。この回路パターンに入
射したアライメント光LBH、LBLは、ここで収斂さ
れた後、投影レンズ13を透過して図示しないウェハW
に入射する。
以上のアライメント光学系り、Rにおいて、ミラー12
3L、123Rと、第1対物レンズ124L、124R
と、プリズム125L、125Rとは、鏡筒127L、
127Rに収納されており、図のZ方向へ一体的に可動
な構成となっている。また、鏡筒127L、127R内
では、第1対物レンズ124L、124Rと、プリズム
125L、125Rとを一体的に支持する支持体128
L、128Rが、図のX方向へ可動な構成となっている
。なお、図においては、アライメント光学系りの可動部
分、即ち鏡筒127L及び支持体128Lを点線で囲ん
で示しであるが、アライメント光学系りにおいては、そ
の凹線は省略する。
このように構成されたアライメント光学系り。
Rの可動部分を移動させることにより、ダイクロイック
ミラー121のZ −X面に対してアライメント光LB
L、LBRを二次元的に走査できる。
それ故、ダイクロイックミラー121で反射されたアラ
イメント光LBL、LB、は、レチクルRe上の任意の
部分に位置する局所領域(マーク領域)を−次元、また
は二次元的に走査することができる。
この場合、アライメント光学系り、Rは、上述の通りバ
ービンの回転位置を制御する系を備えているため、アラ
イメント光学系り、Hの移動に伴なう投影レンズ13と
のテレセントリック状態の変化は、自動的に補正できる
。従って、この例のようにアライメント光学系り、Rに
二次元的な広い可動範囲を設定しても、検出不良は生じ
ない。
また、露光光LAはダイクロイックミラー121を介し
てレチクルReに入射し、アライメント光学系り、Rは
、機械的な配置上は露光領域外に配置されているため、
露光時にアライメント光学系り、Rを退避させる必要も
ない。
更に、露光光LAとアライメント光LBL、Lanとを
異なる波長としているため、露光中においてもアライメ
ントを続行することができる。この場合、ウェハマーク
WMの検出情報に基いてステージSの位置をサーボロッ
クすることも可能である。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明によれば、基板上のアライ
メントマークからの戻り光の光電変換手段による検出光
量に応じて、平行平板状の光学素子の戻り光に対する傾
斜を制御する手段を設けたことにより、投影光学系に起
因したテレセントリック状態を自動的に補正することが
可能であり、戻り光を適切に充電変換手段へ導くことが
できる。それ故、戻り光の一部がカットされることによ
る43号歪みを防止できる。
従って、投影視野内の任意の位置でのアライメントマー
クの検出が可能となるという効果がある。
更に、従来必要とされていたテレセントリックマツプや
精密な位置合わせも不要となり、作業性が向上するとい
う効果もある。
4、図面の11!i、、lILな説明 第1図は本発明の一実施例に係るアライメント装置を示
す構成図、第2図(A)、(B)はウエハマークの一例
を示す説明図、第2図(C)はウェハマークの形状と得
られる検出光の対応関係を示す説明図、第3図は本発明
の一実施例に係るバーピングの正面図、第4図及び第5
図は前図のIV−IV 49矢視説明図、第6図は前図
のバーピングの回転位置に対する検出信号の特性を示す
線図、第7図は本発明の一実施例に係る主制御装置のバ
ーピング制御系のブロック図、第8図はバーピングの組
合せ例を示す斜視図、第9図は他のバーピングの構成例
を示す正面図、第10図は前図のIV −IV線矢視側
面図、第11図は他のアライメント光学系の構成例を示
す部分構成図、第12図ないし第14図は更に他のアラ
イメント光学系の構成例を示す部分構成図である。
[主要部分の符号の説明] 13・・・投影レンズ、13a・・・投影レンズの瞳、
14・・・バーピング、15・・・バーピング駆動系、
17・・・ディテクター 19・・・主制御装置、19
a・・・バーピング制御系、 LB・・・アライメント光、LC・・・検出光、Re・
・・レチクル、 RM・・・レチクルマーク、 W・・・ウェハ、 WM・・・ウェハマーク

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、所定のパターンが形成されたマスクと、該パターン
    の像を結像すべき基板との間に配置され、少なくとも該
    基板側がテレセントリックに構成されている投影光学系
    と、 前記基板上に予め形成されたアライメント用のマークを
    照射すべき照明光を発生する照明手段と、 前記投影光学系を介して前記照明光により前記マークを
    照明するアライメント光学系とを備え、該アライメント
    光学系内の瞳位置、若しくは該瞳位置とほぼ共役な位置
    で、前記マークからの戻り光を光電検出するアライメン
    ト装置において、前記アライメント光学系内の前記戻り
    光が前記光電検出位置に達する以前の光路上の瞳位置、
    若しくは該瞳位置とほぼ共役な位置またはその近傍に、
    前記戻り光の光軸に対して交叉して配置され、該戻り光
    の少なくとも一部を透過させるとともに、該戻り光の光
    軸に対する傾斜を制御可能な平行平板状の光学素子と、 該光学素子を透過した光の少なくとも一部を光電検出す
    る光電検出手段と、 該光電検出手段からの検出出力信号がほぼ最大になるよ
    うに前記光学素子の傾斜を可変制御する傾斜制御手段と
    を備えたことを特徴とするアライメント装置。 2、前記光電検出手段が、前記光学素子と一体的に設け
    られていることを特徴とする請求項1記載のアライメン
    ト装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5453420A (en) * 1992-09-02 1995-09-26 Sakai; Isao Food preservative and production thereof

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US5453420A (en) * 1992-09-02 1995-09-26 Sakai; Isao Food preservative and production thereof

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