JPH02104422A - アルミ鍋の製造法 - Google Patents
アルミ鍋の製造法Info
- Publication number
- JPH02104422A JPH02104422A JP63256526A JP25652688A JPH02104422A JP H02104422 A JPH02104422 A JP H02104422A JP 63256526 A JP63256526 A JP 63256526A JP 25652688 A JP25652688 A JP 25652688A JP H02104422 A JPH02104422 A JP H02104422A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- aluminum
- block
- pot
- pan
- circular plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 title claims abstract description 15
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 claims abstract description 7
- 238000003825 pressing Methods 0.000 claims abstract description 6
- XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N aluminium Chemical compound [Al] XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 95
- 229910052782 aluminium Inorganic materials 0.000 claims description 93
- 229910000838 Al alloy Inorganic materials 0.000 claims description 7
- 238000000465 moulding Methods 0.000 claims 1
- 239000010935 stainless steel Substances 0.000 abstract description 17
- 229910001220 stainless steel Inorganic materials 0.000 abstract description 17
- 239000010949 copper Substances 0.000 abstract description 6
- RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N Copper Chemical compound [Cu] RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N 0.000 abstract description 5
- 229910052802 copper Inorganic materials 0.000 abstract description 5
- 229910045601 alloy Inorganic materials 0.000 abstract 2
- 239000000956 alloy Substances 0.000 abstract 2
- 229910018182 Al—Cu Inorganic materials 0.000 abstract 1
- 238000010561 standard procedure Methods 0.000 abstract 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 30
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 description 10
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 10
- 238000012360 testing method Methods 0.000 description 7
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 6
- 239000000463 material Substances 0.000 description 6
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 description 5
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 description 4
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 description 4
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 2
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 2
- 238000004140 cleaning Methods 0.000 description 2
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 2
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 2
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 2
- 230000000877 morphologic effect Effects 0.000 description 2
- 230000035939 shock Effects 0.000 description 2
- 229910052709 silver Inorganic materials 0.000 description 2
- 239000004332 silver Substances 0.000 description 2
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 2
- 238000007718 adhesive strength test Methods 0.000 description 1
- -1 aluminum alloys) Chemical compound 0.000 description 1
- 238000010411 cooking Methods 0.000 description 1
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 1
- 238000013461 design Methods 0.000 description 1
- 238000009826 distribution Methods 0.000 description 1
- 238000005098 hot rolling Methods 0.000 description 1
- 150000002739 metals Chemical class 0.000 description 1
- 230000003647 oxidation Effects 0.000 description 1
- 238000007254 oxidation reaction Methods 0.000 description 1
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 1
- 238000004080 punching Methods 0.000 description 1
- 238000003892 spreading Methods 0.000 description 1
- 238000010998 test method Methods 0.000 description 1
- 238000012546 transfer Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Forging (AREA)
- Shaping Metal By Deep-Drawing, Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、アルミ鍋の製造法、更に詳しくは、使用する
アルミニウム(アルミ合金を含む)の歩留りが極めて良
く、しかもアルミ金属の組織が形態安定性および強度的
に非常に理想的状態をなしたアルミ鍋を簡易かつ経済的
に製造することができる新方法に関するものである。
アルミニウム(アルミ合金を含む)の歩留りが極めて良
く、しかもアルミ金属の組織が形態安定性および強度的
に非常に理想的状態をなしたアルミ鍋を簡易かつ経済的
に製造することができる新方法に関するものである。
〔従来の技術、および解決すべき技術的課題]周知のと
おり、アルミ鍋は銀製および銅製の鍋に次いで伝熱性に
秀れ、しかも銀製鍋や銅製鍋よりも安価であるところか
ら、今日、非常に汎用されている。
おり、アルミ鍋は銀製および銅製の鍋に次いで伝熱性に
秀れ、しかも銀製鍋や銅製鍋よりも安価であるところか
ら、今日、非常に汎用されている。
ところで、従来のアルミ鍋は純アルミニウムまたはアル
ミニウム合金の板材を深絞成形することによって製造し
ているのであるけれども、この方法には次のような難点
があった。
ミニウム合金の板材を深絞成形することによって製造し
ているのであるけれども、この方法には次のような難点
があった。
1、通常、長尺のアルミ板材を打ち抜いた基材を作製す
るため、必然的に板材廃棄部分が多くなり、材料の歩留
りが悪い。
るため、必然的に板材廃棄部分が多くなり、材料の歩留
りが悪い。
ii、圧延により所要厚みに圧下された長尺アルミ板材
を用いるため、当該アルミ板材の金属組織の方向性は単
一方向を指向しており、これを鍋形状に深絞したときに
は残留応力の分布が不均等になって製造される製品形状
のバラツキが多くなり、また外的ショックを受けたとき
はショックを受けた箇所によっては極端に変形してしま
う。
を用いるため、当該アルミ板材の金属組織の方向性は単
一方向を指向しており、これを鍋形状に深絞したときに
は残留応力の分布が不均等になって製造される製品形状
のバラツキが多くなり、また外的ショックを受けたとき
はショックを受けた箇所によっては極端に変形してしま
う。
本発明は、アルミ鍋を製造する従来技術に前述のごとき
問題があったことに鑑みて為されたもので、その目的と
するところは、切除する箇所が従来方法に比較して極端
に少な(て驚くほど歩留りの良いアルミ鍋の製造法を提
供するにある。
問題があったことに鑑みて為されたもので、その目的と
するところは、切除する箇所が従来方法に比較して極端
に少な(て驚くほど歩留りの良いアルミ鍋の製造法を提
供するにある。
また、本発明の他の目的は、アルミ金属の組織方向が鍋
中心より鍋外縁へ放射方向を指向した形態安定性および
強度の頗る秀れた理想的なアルミ鍋を簡易かつ経済的に
製造することができる方法を提供するにある。
中心より鍋外縁へ放射方向を指向した形態安定性および
強度の頗る秀れた理想的なアルミ鍋を簡易かつ経済的に
製造することができる方法を提供するにある。
さらに、本発明が付随的に要望する事項は、伝熱性の良
好な電磁鍋をも簡単に製造できる技術を確立することで
ある。
好な電磁鍋をも簡単に製造できる技術を確立することで
ある。
(目的達成のために採用した手段)
本発明者が上記目的を達成するために採用した技術的手
段を、添附図面を参照して説明すれば、次のとおりであ
る。
段を、添附図面を参照して説明すれば、次のとおりであ
る。
即ち、本発明は、純アルミニウム又はアルミニウム合金
から成るアルミブロック1を200〜soo”cに加熱
すると共に、この温度条件下にあるアルミブロックlを
高速度てプレスすることにより当該ブロック1を放射方
向へ急速潰延させてアルミ円板1′を得、ついで当該ア
ルミ円板をill!IPの形状に深絞成形するという加
工手段、 ないしは、純アルミニウム又はアルミニウム合金から成
るアルミブロック1を200〜500°Cに加熱すると
共に、この温度条件下にあるアルミブロック1を凹面状
のキャビティを有するプレス金型上で高速度でプレスす
ることにより当該ブロック1を容器状に急速潰延せしめ
るという加工手段を採用することによって前述の目的を
満足し得るアルミ鍋の製造法を完成したのである。
から成るアルミブロック1を200〜soo”cに加熱
すると共に、この温度条件下にあるアルミブロックlを
高速度てプレスすることにより当該ブロック1を放射方
向へ急速潰延させてアルミ円板1′を得、ついで当該ア
ルミ円板をill!IPの形状に深絞成形するという加
工手段、 ないしは、純アルミニウム又はアルミニウム合金から成
るアルミブロック1を200〜500°Cに加熱すると
共に、この温度条件下にあるアルミブロック1を凹面状
のキャビティを有するプレス金型上で高速度でプレスす
ることにより当該ブロック1を容器状に急速潰延せしめ
るという加工手段を採用することによって前述の目的を
満足し得るアルミ鍋の製造法を完成したのである。
なお、上記のアルミ鍋を製造する場合において、アルミ
ブロックlをステンレス鋼板ないしは銅板、またはその
他の金属板2上で急速度に潰延せしめると、その潰延の
際に生ずる粘着性に冨んだアルミ潰裂面にて当該アルミ
円板1′と前記金属板2は互いに接合してアルミ−ステ
ンレス、ないしはAL−Cuのクラフト板となり、外面
あるいは内面がステンレスまたは銅のアルミ鍋を作れる
。
ブロックlをステンレス鋼板ないしは銅板、またはその
他の金属板2上で急速度に潰延せしめると、その潰延の
際に生ずる粘着性に冨んだアルミ潰裂面にて当該アルミ
円板1′と前記金属板2は互いに接合してアルミ−ステ
ンレス、ないしはAL−Cuのクラフト板となり、外面
あるいは内面がステンレスまたは銅のアルミ鍋を作れる
。
また、アルミブロックlをプレス潰延する際に、押圧面
の所定位置に波形凹凸(例えば、螺旋状あるいは同心円
状)を刻設したものを用いれば、ボトム面に波形凹凸の
ある伝熱底鍋を得ることができ、それによって受熱面積
が大きくなり、熱効率が向上する。
の所定位置に波形凹凸(例えば、螺旋状あるいは同心円
状)を刻設したものを用いれば、ボトム面に波形凹凸の
ある伝熱底鍋を得ることができ、それによって受熱面積
が大きくなり、熱効率が向上する。
以下、本発明を添附図面に示す実施例に基いて説明すれ
ば、次のとおりである。なお、第1図〜第6図は本発明
の第1実施例方法を工程的に表わした説明図、第7図〜
第1θ図は本発明の第2実施例方法を工程的に表わした
説明図である。
ば、次のとおりである。なお、第1図〜第6図は本発明
の第1実施例方法を工程的に表わした説明図、第7図〜
第1θ図は本発明の第2実施例方法を工程的に表わした
説明図である。
図面上、符号1で指示されるものは円柱状に成形したア
ルミブロックであり、符号1′で指示するものは前記ア
ルミブロックlが潰延されて形成したアルミ板、符号1
′″で指示するものは前記アルミブロック1が潰延され
て形成したアルミ層である。
ルミブロックであり、符号1′で指示するものは前記ア
ルミブロックlが潰延されて形成したアルミ板、符号1
′″で指示するものは前記アルミブロック1が潰延され
て形成したアルミ層である。
また、第7図〜第1θ図において符号2で指示されるも
のは金属板(スツンい)、符号Cは油圧プレス装置の上
型、符号りは同下型である。
のは金属板(スツンい)、符号Cは油圧プレス装置の上
型、符号りは同下型である。
しかして、上記アルミブロック1を熱間潰延するにあた
っては、当該アルミブロック!および鋼板2を200〜
500℃の加熱条件下で行うことを必要とするが、アル
ミニ1−ム(アルミブロック2)界面の降伏応力とアル
ミの酸化速度の兼合いから、第2実施例方法においては
、450〜500℃の温度範囲内で最大加圧力48kg
/w■8、平均下降加圧速度1000s■/+++in
で油圧装置によりプレス加工することにした。アルミブ
ロックlは、高温化する程軟化し粘性が増すのであるが
、余り高温度まで昇温させると、表面における酸化皮膜
の形成速度が速くなり、折角、粘性アルミニュームが望
外流動しても瞬時酸化して酸化皮膜を形成し金属板2へ
の接合を阻害する一方、上記のように450〜500°
Cの温度範囲を選択してプレス手段でアルミブロックl
を急速度にプレス潰延せしめれば、軟化した粘性アルミ
ニュームが酸化被膜を形成するよりも速く流動I2擦を
起しながら金属板2面一トを展延流動し当該界面に粘着
接合することになるからである。なお、上記熱間潰延処
理に先立って。
っては、当該アルミブロック!および鋼板2を200〜
500℃の加熱条件下で行うことを必要とするが、アル
ミニ1−ム(アルミブロック2)界面の降伏応力とアル
ミの酸化速度の兼合いから、第2実施例方法においては
、450〜500℃の温度範囲内で最大加圧力48kg
/w■8、平均下降加圧速度1000s■/+++in
で油圧装置によりプレス加工することにした。アルミブ
ロックlは、高温化する程軟化し粘性が増すのであるが
、余り高温度まで昇温させると、表面における酸化皮膜
の形成速度が速くなり、折角、粘性アルミニュームが望
外流動しても瞬時酸化して酸化皮膜を形成し金属板2へ
の接合を阻害する一方、上記のように450〜500°
Cの温度範囲を選択してプレス手段でアルミブロックl
を急速度にプレス潰延せしめれば、軟化した粘性アルミ
ニュームが酸化被膜を形成するよりも速く流動I2擦を
起しながら金属板2面一トを展延流動し当該界面に粘着
接合することになるからである。なお、上記熱間潰延処
理に先立って。
アルミブロックl、および金属板(ステンレス鋼板)2
の接合面をワイヤーハフ研摩や洗浄によって清浄にして
おくといった前処理が施されることは云うまでもない。
の接合面をワイヤーハフ研摩や洗浄によって清浄にして
おくといった前処理が施されることは云うまでもない。
なお、第1実施例方法および第2実施例方法にあっては
、アルミブロック1の潰延加工後に深絞加工により鍋形
状に成形するが、第2実施例方法にあっては上記熱間潰
延処理によりアルミ層1′′が形成された金属板2を空
冷して常温に冷却した後、アルミ層1″がボトム側に位
置するように深絞加工して鍋形状に成形するものとする
。
、アルミブロック1の潰延加工後に深絞加工により鍋形
状に成形するが、第2実施例方法にあっては上記熱間潰
延処理によりアルミ層1′′が形成された金属板2を空
冷して常温に冷却した後、アルミ層1″がボトム側に位
置するように深絞加工して鍋形状に成形するものとする
。
逆に、金属板2側がボトム側に位置するように深絞加工
を施して鍋形状に成形した場合には、アルミ層I IT
のスクラッチ傷を防止できると共に、ステンレス鋼板2
として磁性ステンレス材料(JIS規格:SUS 41
0 、 SUS 430)を採択しておけば電磁調理器
上で発熱するので、電磁鍋としても使用できる。
を施して鍋形状に成形した場合には、アルミ層I IT
のスクラッチ傷を防止できると共に、ステンレス鋼板2
として磁性ステンレス材料(JIS規格:SUS 41
0 、 SUS 430)を採択しておけば電磁調理器
上で発熱するので、電磁鍋としても使用できる。
ついで、第1実施例方法および第2実施例方法によって
製造したアルミ鍋の作用について検証する。
製造したアルミ鍋の作用について検証する。
まず、第1実施例方法について云えば、次のとおりであ
る。すなわち、450〜500°Cに加熱された保温装
置を備えた油圧プレス装置の下型り上に、同しく450
〜500℃に加熱されたJIS規格1050(サイズ:
径50φ、高さ100m)円柱形アルミブロックlを載
置して(第1図、第2図参照)、最大加圧力48kg/
ms”、平均下降加圧速度1000mm/win(総圧
上荷重:4600t)で上型Cを押下げた。
る。すなわち、450〜500°Cに加熱された保温装
置を備えた油圧プレス装置の下型り上に、同しく450
〜500℃に加熱されたJIS規格1050(サイズ:
径50φ、高さ100m)円柱形アルミブロックlを載
置して(第1図、第2図参照)、最大加圧力48kg/
ms”、平均下降加圧速度1000mm/win(総圧
上荷重:4600t)で上型Cを押下げた。
すると、前記アルミブロック1は潰延されて2mm厚の
アルミ円板1′が形成された。そこで、このアルミ円板
1′を常法により深絞したところ、直径150φ、高さ
1001m11のアルミ鍋となった。
アルミ円板1′が形成された。そこで、このアルミ円板
1′を常法により深絞したところ、直径150φ、高さ
1001m11のアルミ鍋となった。
この第1実施例方法によって得たアルミ鍋の金属組織を
電子顕微鏡によって観察した結果、アルミ潰延の際の流
動により鍋の上縁を指向した整然たる金属組織が形成さ
れていることが確認された。
電子顕微鏡によって観察した結果、アルミ潰延の際の流
動により鍋の上縁を指向した整然たる金属組織が形成さ
れていることが確認された。
つぎに、第2実施例方法について云えば、次のとおりで
ある。すなわち、450〜500°Cに加熱されたJI
S規格SO5304(サイズ:厚さO,Bmm、350
φ、)のステンレス鋼板2を保温装置を備えた油圧プ
レス装置の下型り上に載置し、その上へ同じ<450〜
500’Cに加熱されたJIS規格1050(サイズ:
径50φ、高さ100m)円柱形アルミブロック1を載
置して(第9図参照)、最大加圧力48kg/1lll
112、平均下降加圧速度1000a+n+/win(
総圧上荷重:4600t’)で上型Cを押下げた。する
と、前記アルミブロック1は潰延されて前記ステンレス
鋼板lに粘着接合し、2[nl11厚のアルミ層1′′
が形成された。そこで、前記ステンレス鋼板2に層着さ
れたアルミ層I ITの外形を旋削加工して整形しく第
10閃参照)、ついでアルミ層I ITがボトム側に位
置するように位置決めして常法により深絞し、直径I5
0φ、高さIQ(haのアルミーステン2層鍋を得た。
ある。すなわち、450〜500°Cに加熱されたJI
S規格SO5304(サイズ:厚さO,Bmm、350
φ、)のステンレス鋼板2を保温装置を備えた油圧プ
レス装置の下型り上に載置し、その上へ同じ<450〜
500’Cに加熱されたJIS規格1050(サイズ:
径50φ、高さ100m)円柱形アルミブロック1を載
置して(第9図参照)、最大加圧力48kg/1lll
112、平均下降加圧速度1000a+n+/win(
総圧上荷重:4600t’)で上型Cを押下げた。する
と、前記アルミブロック1は潰延されて前記ステンレス
鋼板lに粘着接合し、2[nl11厚のアルミ層1′′
が形成された。そこで、前記ステンレス鋼板2に層着さ
れたアルミ層I ITの外形を旋削加工して整形しく第
10閃参照)、ついでアルミ層I ITがボトム側に位
置するように位置決めして常法により深絞し、直径I5
0φ、高さIQ(haのアルミーステン2層鍋を得た。
本試験では、上記のようにして作製したアルミ−ステン
レス2用鍋を350°C−10’Cの温度範囲で急速加
熱Q急速冷却を50回繰り返してみたのであるが、何処
にも剥離・涙れなどの障害を起こさなかった。そこで、
当該第2実施例方法による鍋の底部分を、幅10 m、
長さ50IIII11切り取って、オートグラフ万能試
験機(引張速度:5 ms/win)により丁字形接着
強度試験をしてみたところ、31.0kg/lO’M
an、 32.4kg710幅lという結果が得られ
た。しかして、この結果から見れば、このアルミ−ステ
ンレス鋼の性能は、一般家庭における調理用鍋として十
分であることはもとよりのこと、業務用の鍋としても十
分使用に耐えるものである。
レス2用鍋を350°C−10’Cの温度範囲で急速加
熱Q急速冷却を50回繰り返してみたのであるが、何処
にも剥離・涙れなどの障害を起こさなかった。そこで、
当該第2実施例方法による鍋の底部分を、幅10 m、
長さ50IIII11切り取って、オートグラフ万能試
験機(引張速度:5 ms/win)により丁字形接着
強度試験をしてみたところ、31.0kg/lO’M
an、 32.4kg710幅lという結果が得られ
た。しかして、この結果から見れば、このアルミ−ステ
ンレス鋼の性能は、一般家庭における調理用鍋として十
分であることはもとよりのこと、業務用の鍋としても十
分使用に耐えるものである。
なお、本発明者は潰延時での加熱条件とアルミ・鋼板の
接着強度との関係を検証すべく150と、200°C1
300℃、350°C,400°C,450°c、so
o℃、550’C、600℃の加熱潰延温度に対応する
アルミの接着強度を上記オートグラフ万能試験機を用い
て前述の試験方法と同様の丁字形接着強度試験を行った
ところ、次表のような結果が得られた。
接着強度との関係を検証すべく150と、200°C1
300℃、350°C,400°C,450°c、so
o℃、550’C、600℃の加熱潰延温度に対応する
アルミの接着強度を上記オートグラフ万能試験機を用い
て前述の試験方法と同様の丁字形接着強度試験を行った
ところ、次表のような結果が得られた。
試 験 結 果 表
to龍輻幅接着強度 71層2ffi+1)ステンレス
層 0.8龍 以上の試験結果からすると、第2実施例方法によって製
したアルミ鍋は、200 ’C程度の加熱条件の下で潰
延しても一応の機能は得られるが、接着強度の面で若干
の不安が残り、また550°Cの加熱温度になるとステ
ンレスとアルミとの接合強度が極端に弱くなって製品と
して自信をもって市販できないところから、最も理想的
な温度範囲は450°C〜500°Cであると考えられ
る。
層 0.8龍 以上の試験結果からすると、第2実施例方法によって製
したアルミ鍋は、200 ’C程度の加熱条件の下で潰
延しても一応の機能は得られるが、接着強度の面で若干
の不安が残り、また550°Cの加熱温度になるとステ
ンレスとアルミとの接合強度が極端に弱くなって製品と
して自信をもって市販できないところから、最も理想的
な温度範囲は450°C〜500°Cであると考えられ
る。
本発明の実施例および試験例は概ね上記のとおりである
が、本発明は前述の実施例に限定されるものでは決して
なく、[特許請求の範囲Jの記載内において種々の変形
が可能であって、例えば上記アルミブロックlの素材と
してアルミニュームまたはアルミ合金の球形体を用いた
りすることは当然可能としており、 また、受熱効率を高めるためにアルミ板1′ないしアル
ミ層I 11面に渦巻状の凹凸溝を形成して其処にシー
スヒータを内蔵できるようにするといった事項は本発明
が具体的設計に当って当然に採択する予定事項であって
、本発明の技術的範囲に当然属するものというべきであ
る。
が、本発明は前述の実施例に限定されるものでは決して
なく、[特許請求の範囲Jの記載内において種々の変形
が可能であって、例えば上記アルミブロックlの素材と
してアルミニュームまたはアルミ合金の球形体を用いた
りすることは当然可能としており、 また、受熱効率を高めるためにアルミ板1′ないしアル
ミ層I 11面に渦巻状の凹凸溝を形成して其処にシー
スヒータを内蔵できるようにするといった事項は本発明
が具体的設計に当って当然に採択する予定事項であって
、本発明の技術的範囲に当然属するものというべきであ
る。
更にまた、第13図〜第15図に示すようにアルミブロ
ックlを、鍋底相当の円形ステンレス鋼板2(例えば、
SUS 410 )上で潰延して、同心円的にステンレ
ス層を有するアルミ円板を得、これを鍋形に深絞成形す
るといったことは自明の付加変更というべきである。
ックlを、鍋底相当の円形ステンレス鋼板2(例えば、
SUS 410 )上で潰延して、同心円的にステンレ
ス層を有するアルミ円板を得、これを鍋形に深絞成形す
るといったことは自明の付加変更というべきである。
以上説明したとおり、本発明方法によって製造する場合
には、アルミブロックが円形に潰延されることになるた
めに鍋に成形するにあたっても、切除する箇所が従来方
法に比較して極端に少なくなるので、歩留り良く低コス
トでアルミ鍋が経済的に製造できるうえに、 こうして製作された鍋は、アルミ金属の組織方向が鍋の
ほり中心より鍋外縁に向って放射状になるために形態安
定性および強度は従来のアルミ鍋よりも格段に優れたも
のとなる。
には、アルミブロックが円形に潰延されることになるた
めに鍋に成形するにあたっても、切除する箇所が従来方
法に比較して極端に少なくなるので、歩留り良く低コス
トでアルミ鍋が経済的に製造できるうえに、 こうして製作された鍋は、アルミ金属の組織方向が鍋の
ほり中心より鍋外縁に向って放射状になるために形態安
定性および強度は従来のアルミ鍋よりも格段に優れたも
のとなる。
また、本発明方法によれば、アルミと他種の金属とのア
ルミクラッド鍋も、簡素な生産設備で耐久性の秀れた製
品を能率生産することができると共に、 さらには生産すべきアルミ鍋の形状・底厚・サイズなど
製品規格に多少の変更があっても、材料となるアルミブ
ロックのサイズを置換するだけで設備的変更が殆ど必要
でないので、ランニングコストのみならず固定費用も低
減化でき、製品コストの切り下げに大いに寄与すること
ができる。
ルミクラッド鍋も、簡素な生産設備で耐久性の秀れた製
品を能率生産することができると共に、 さらには生産すべきアルミ鍋の形状・底厚・サイズなど
製品規格に多少の変更があっても、材料となるアルミブ
ロックのサイズを置換するだけで設備的変更が殆ど必要
でないので、ランニングコストのみならず固定費用も低
減化でき、製品コストの切り下げに大いに寄与すること
ができる。
第1図〜第6図は本発明の第1実施例方法を工程的に示
した説明図であり、第1図はアルミブロック潰延前の状
態を略示的に表わす断面説明図、第2図は同平面説明図
、第3図は潰延後の状態を表わす断面説明図、第4図は
同平面図、第5図は潰延されて得たアルミ板を深絞加工
して鍋形に成形した状態の断面図、第6図は同平面図で
ある。 第7図〜第1θ図は本発明の第2実施例方法を工程的に
示した説明図であり、第7図はアルミブロック潰延前の
状態を略示的に表わす断面説明図、第8図は同平面説明
図、第9図は潰延後の状態を表わす断面説明図、第10
図は同平面図、第11図はアルミ層を外側に配置して鍋
形に深絞成形した状態の第2実施例方法に係る断面図、
第12図はアルミ層を内側に配置して鍋形に深絞成形し
た状態の第2実施例方法に係る断面図である。 第13図〜第15図は本発明の第3実施例を示す工程説
明図である。
した説明図であり、第1図はアルミブロック潰延前の状
態を略示的に表わす断面説明図、第2図は同平面説明図
、第3図は潰延後の状態を表わす断面説明図、第4図は
同平面図、第5図は潰延されて得たアルミ板を深絞加工
して鍋形に成形した状態の断面図、第6図は同平面図で
ある。 第7図〜第1θ図は本発明の第2実施例方法を工程的に
示した説明図であり、第7図はアルミブロック潰延前の
状態を略示的に表わす断面説明図、第8図は同平面説明
図、第9図は潰延後の状態を表わす断面説明図、第10
図は同平面図、第11図はアルミ層を外側に配置して鍋
形に深絞成形した状態の第2実施例方法に係る断面図、
第12図はアルミ層を内側に配置して鍋形に深絞成形し
た状態の第2実施例方法に係る断面図である。 第13図〜第15図は本発明の第3実施例を示す工程説
明図である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 [1]純アルミニウム又はアルミニウム合金から成るア
ルミブロック1を200〜500℃に加熱すると共に、
この温度条件下にあるアルミブロック1を高速度でプレ
スすることにより当該ブロック1を放射方向へ急速潰延
させてアルミ円板1′を得、ついで当該アルミ円板を鍋
Pの形状に深絞成形することを特徴としたアルミ鍋の製
造法。 [2]純アルミニウム又はアルミニウム合金から成るア
ルミブロック1を200〜500℃に加熱すると共に、
この温度条件下にあるアルミブロック1を凹面状のキャ
ビティを有するプレス金型上で高速度でプレスすること
により当該ブロック1を容器状に急速潰延せしめる工程
を含むことを特徴としたアルミ鍋の製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63256526A JPH02104422A (ja) | 1988-10-11 | 1988-10-11 | アルミ鍋の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63256526A JPH02104422A (ja) | 1988-10-11 | 1988-10-11 | アルミ鍋の製造法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02104422A true JPH02104422A (ja) | 1990-04-17 |
Family
ID=17293849
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63256526A Pending JPH02104422A (ja) | 1988-10-11 | 1988-10-11 | アルミ鍋の製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH02104422A (ja) |
-
1988
- 1988-10-11 JP JP63256526A patent/JPH02104422A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US10478012B2 (en) | Method of making a plurality of bonded blank assemblies | |
US2908073A (en) | Method of bonding aluminous metal to dissimilar metal | |
JPS6127108Y2 (ja) | ||
US6715631B2 (en) | Pot with multi-layered bottom and manufacturing process thereof | |
US10717252B2 (en) | Cooking utensil having a graphite core | |
US5257717A (en) | Method of manufacturing a cooking utensil | |
KR20130016104A (ko) | 제어된 변형을 가지는 조리 용기를 제조하는 방법 및 이 방법으로 얻어진 용기 | |
CN111329357B (zh) | 具有石墨芯的炊具 | |
CN102049605A (zh) | 一种铝质锅底的铝钢复合工艺及应用该工艺的铝钢复合锅 | |
JPH02104422A (ja) | アルミ鍋の製造法 | |
CN110602969A (zh) | 具有石墨芯的烹饪器具 | |
JP2542472B2 (ja) | 調理器具の製造方法 | |
JP3758974B2 (ja) | 調理用容器の製造方法 | |
CN107550233A (zh) | 一种铝锅及其新复底工艺 | |
CN208081071U (zh) | 一种铝锅 | |
CN104799675B (zh) | 一种复合材料锅具及其制造方法 | |
US3199188A (en) | Method of manufacturing cooking vessels with a heat distribution plate thereon | |
CN201814368U (zh) | 一种铝钢复合锅 | |
JP2831307B2 (ja) | 電磁調理器用容器 | |
JPH01293813A (ja) | アルミ伝熱底を有する鍋の製造法 | |
US1892180A (en) | Method of making bearing sleeves | |
CN213827386U (zh) | 一种线圈的热压压头 | |
CN213155446U (zh) | 锅具制造用多层复合金属板 | |
JPH09122933A (ja) | 電磁調理器用容器の製造方法 | |
US1892177A (en) | Method of making bearing sleeves |