JPH02102967A - 油圧装置用遠心方式油フィルタ - Google Patents

油圧装置用遠心方式油フィルタ

Info

Publication number
JPH02102967A
JPH02102967A JP63253361A JP25336188A JPH02102967A JP H02102967 A JPH02102967 A JP H02102967A JP 63253361 A JP63253361 A JP 63253361A JP 25336188 A JP25336188 A JP 25336188A JP H02102967 A JPH02102967 A JP H02102967A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oil
hydraulic
pump
space
valve
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP63253361A
Other languages
English (en)
Inventor
Hisafumi Iino
尚史 飯野
Eiichirou Kawahara
河原 ▲えい▼一郎
Kenichi Ikejiri
池尻 憲一
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP63253361A priority Critical patent/JPH02102967A/ja
Publication of JPH02102967A publication Critical patent/JPH02102967A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fluid-Pressure Circuits (AREA)
  • Control Of Fluid Gearings (AREA)
  • Centrifugal Separators (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 イ1発明の目的 (産業上の利用分野) 本発明は、例えば、油圧ポンプと油圧モータとの組み合
わせからなる油圧装置に関し、さらに詳しくは、この装
置の油圧回路内へ供給される作動油の浮化を行う遠心式
油フィルタに関するものである。
(従来の技術) 油圧装置において作動油の浄化は、油圧ポンプ、モータ
、制御バルブ等の作動不良防止のため、強く要求される
。このため、例えば、特開昭55−152952、同6
0−205082.同60−205083号公報等には
、油圧式変速装置において、エンジンのフライホイール
と変速装置の入力軸とを、このフライホイールの側面の
四部に収容される扁平杖の回転容器を介して連結し、こ
の回転容器の内部を一方において補給ポンプの吐出口に
、他方において油圧装置の油圧回路にそれぞれ接続して
なる構成の遠心式油フィルタが開示されている。
(発明が解決しようとする課題) 油圧装置にとってその作動油の浄化は重要であるのは無
論であるが、この装置の作動中における作動油の温度管
理もまた重要なものである。このため、従来から、作動
油の戻り油路の途中にオイルクーラを配設する構造が採
用されている。しかしながら、特に温度管理が重要なの
は変速装置の油圧回路内の温度であり、この油圧回路か
らυト出されてサンプに戻る作動油を冷却するよりは、
この油圧回路に供給される作動油を直接冷却し、油圧回
路内の油温を所定範囲内に抑えるのが望ましい。
本発明はこのようなことから、その油圧回路に供給され
る作動油の冷却を行いこの作動油の温度管理を効果的に
行うことができるような油圧装置を提供することを特徴
とする 特に、本発明は、油圧回路に作動油を供給する油路の途
中に遠心式油フィルタを配設した構成の油圧装置におい
て、このフィルタを利用して油圧回路に供給される作動
油の冷却を行うことができるようにするもので、このよ
うな冷却機能を有した遠心式油フィルタを提供すること
を目的とする。
口1発明の構成 (課題を解決するための手段) 上記目的達成のための手段として、本発明においては、
エンジンのフライホイールと変速装置の入力軸とを、こ
のフライホイールの側面の凹部に収容される扁平状の回
転容器を介して連結し、この回転容器の内部を一方にお
いて補給ポンプの吐出口に、他方において油圧装置の油
圧回路にそれぞれ接続して遠心式油フィルタを構成し、
このようなフィルタにおける回転容器の側面に、この回
転容器の回転に応じて空気流を生じせしめる形状の放熱
フィンを取り付けている。
(作用) 上記構成の遠心式油フィルタを用いると、エンジンの回
転に応じて駆動される補給ポンプから吐出された作動油
は、このフィルタを構成する回転容器内を通って変速装
置の油圧回路内に供給される。このとき、作動油に含ま
れるゴミ等は、回転容器の回転により加わる遠心力によ
り回転容器の外周に寄せられて集められ、これらゴミ等
が油圧回路へ流れるのが防止される。また、回転容器の
側面には、上記放熱フィンが取り付けられ、このフィン
により回転容器の回転に伴って空気流が作られる。この
ため、回転容器内の作動油が有する熱はこの放熱フィン
から上記空気流内に放出され、回転容器内の作動油が冷
却される。このようにして冷却された作動油が油圧回路
内に供給されるため、油圧回路内の油温が過度に高くな
るのが効果的に抑えられる。
(実施例) 以下、図面に基づいて、本発明の好ましい実施例につい
て説明する。
第1図は本発明に係る遠心式油フィルタを備えた無段変
速機の油圧回路図であり、この図においテ、無段変速機
Tは、入力軸1を介してエンジンEにより駆動される定
吐出量型斜板アキシャルプランジャ式油圧ポンプPと、
前後進切換装H20を介して車輪(図示せず)を駆動す
る可変容量型斜板アキシャルプランジャ式油圧モータM
とを有している。これら油圧ポンプPおよび油圧モータ
Mは、ポンプPの吐出口およびモータMの吸入口を連通
させる第1油路LaとポンプPの吸入口およびモータM
の吐出口を連通させる第2油路Lbとの2本の油路によ
り油圧閉回路を構成して連結されている。これら2本の
油路LaおよびLbのうち第1油路Laは、エンジンE
によりポンプPが駆動されこのポンプPからの油圧によ
りモータMが回転駆動されて車輪の駆動がなされるとき
、すなわちエンジンEにより無段変速機Tを介して車輪
が駆動されるときに、高圧となり(なおこのとき第2油
路Lbは低圧である)、一方、第2油路Lbは車両の減
速時等のように車輪から駆動力を受けてエンジンブレー
キが作用する状態のときに高圧となる(このとき、第1
油路Laは低圧である)。
この第1油路La内には、この油路Laを断続可能な直
結クラッチ弁DCが配設されている。
一対のギヤ組9a+9bを介してエンジンEにより駆動
されるチャージポンプ(補給ポンプ)10の吐出口が、
ポンプ吐出油路Ljを介してレギュレータバルブ120
に繋がっており、さらに、この吐出油路Ljから制御油
路Lpが分岐している。レギュレータバルブ120は吐
出油路Ljの油圧に応じて作動し、この吐出油路Ljお
よび制御油路Lp内の油圧を所定の制御用ライン圧Pc
に設定し、このライン圧Pcを有した作動油を制御油路
Lpから制御バルブ(図示せず)等に供給するようにな
っている。
この制御油路Lpから制御バルブ等への供給油1はチャ
ージポンプ10の吐出量に比べて小さく、このため、残
りの油はレギュレータバルブ120の作動により第1チ
ヤージ油路Lkに送られる。なお、第1チヤージ油路L
kに送ってもなお余分な油量があるときは、ドレン油路
Lmからサンプ17に戻される。このようにして第1チ
ヤージ油路Lkに送られてきた油は、遠心式油フィルタ
50を通って浄化された後、第2チヤージ油路Lhを通
って、一対のチエツクバルブ3,3を有する第3油路L
cに送られ、このチエツクバルブ3.3の作用により、
上記第1および第2油路La、Lbのうちの低圧側の油
路に供給される。
なお、第2チヤージ油路Lhからはポンプケースを構成
するモータシリンダ70の内部空間に繋がる第1潤滑油
路Liが分岐しており、第2チヤージ油路Lhに供給さ
れた油の一部は第1潤滑油路Liに配設されたチエツク
バルブ18を通過するとともにこの油路Liを介して上
記内部空間内に供給される。この内部空間に供給された
油はポンプ部品の潤滑を行い、第2潤滑油路Lnから外
部へ潤滑用として送られる。なお、この内部空間内の油
圧が大きくなった場合には、チエツクバルブ19から直
接サンプ17に排出される。
上記チャージポンプ10と同軸上にガバナバルブ8が取
り付けられている。このガバナバルブ8には図示しない
制御バルブから所定圧の作動油が供給され、ガバナバル
ブ8はこの作動油の圧をエンジンEの回転速度に対応し
たガバナ油圧に変換する。なお、この図ではガバナバル
ブ8に繋がる入出力油路の表示は省略している。
シャトルバルブ4を何する第4油路Ldが上記閉回路に
接続されている。このシャトルバルブ4には、高圧およ
び低圧リリーフバルブ6.7を有してオイルサンプ17
に繋がる第5および第6油路Le、Lfが接続されてい
る。シャトルバルブ4は、2ポ一ト3位置切換弁であり
、第1および第2油路L a + L bの油圧差に応
じて作動し、第1および第2油路L a + L bの
うち高圧側の油路を第5油路Leに連通させるとともに
低圧側の油路を第6油路Lfに連通させる。これにより
高圧側の油路のリリーフ油圧は高圧リリーフバルブ6に
より調圧され、低圧側の油路のリリーフ油圧は低圧リリ
ーフバルブ7により調圧される。
第1および第2油路La、Lb間には、両部路を短絡す
る第7油路Lgも設けられており、この第7油路Lgに
はこの油路の開度を制御する可変絞り弁からなるメイン
クラッチ弁CLが配設されている。
油圧モータMの回転軸2と平行に出力軸28が配置され
ており、両軸2,28間に前後進切換装置20が設けら
れる。この装置20は回転軸2上に軸方向に間隔を有し
て配された第1および第2駆動ギヤ21.22と、出力
軸28に回転自在に支承されるとともに第1駆動ギヤ2
1に噛合する第1波動ギヤ23と、中間ギヤ24を介し
て第2駆動ギヤ22に噛合するとともに出力軸28に回
転自在に支承された第2被動ギヤ25と、第1および第
2波動ギヤ23.25間で出力軸28に固設されるクラ
ッチハブ26と、軸方向に滑動可能でありクラッチハブ
26と前記両被動ギヤ23゜25の側面にそれぞれ形成
されたクラッチギヤ23aもしくは25aとを選択的に
連結するスリーブ27とを備え、このスリーブ27はシ
フトフォーク29により左右に移動される。なお、この
前後進切換装置20の具体的構造は第2図に示す。この
前後進切換装置20においては、スリーブ27がシフト
フォーク29により図中左方向に滑動されて図示の如く
第1波動ギヤ23のクラッチギヤ23aとクラッチハブ
26とが連結されている状態では、出力軸28が回転軸
2と逆方向に回転され、車輪が無段変速機Tの駆動に伴
い前進方向に回転される。一方、スリーブ27がシフト
フォーク29により右に滑動されて第2波動ギヤ25の
クラッチギヤ25aとクラッチハブ26とが連結されて
いる状態では、出力軸28は回転軸2と同方向に回転さ
れ、車輪は後進方向に回転される。
次に、上記無段変速機Tの具体的な構造を第2図を用い
て簡単に説明する。
この無段変速機Tは、第1〜第4ケース5a〜5dによ
り囲まれた空間内に油圧ポンプPおよび油圧モータMが
開広に配設されて構成されている。油圧ポンプPの入力
軸1はフライホイールlaを介してエンジンEのクラン
ク軸Esと結合されている。このフライホイール1aの
内周側凹部内に遠心フィルタ50が配設されている。
また、上記入力軸1上には駆動ギヤ9aがスプラインに
より結合配設され、この駆動ギヤ9aに被動ギヤ9bが
噛合している。被動ギヤ9bはチャージポンプ10の駆
動軸11と同軸に結合しており、エンジンEの回転は上
記一対のギヤ9a+9bを介してチャージポンプ10の
駆動軸11に伝達され、チャージポンプ10が駆動すれ
る。この駆動軸ttはチャージポンプ1oを貫通してギ
ヤ9bと反対側に突出し、ガバナバルブ8にも連結され
ている。このため、エンジンEの回転はこのガバナバル
ブ8にも伝達され、ガバナバルブ8により、エンジンE
の回転に対応したガバナ油圧が作られる。
油圧ホンダPは、入力軸1にスプライン結合されたポン
プシリンダ60と、このポンプシリンダ60に円周上等
間隔に形成された複数のシリンダ孔61に摺合した複数
のポンププランジャ62とを有してなり、入力軸1を介
して伝達されるエンジンEの動力により回転駆動される
油圧モータMは、ポンプシリンダ6oを外囲して設けら
れたモータシリンダ7oと、モータシリンダ70に円周
上等間隔に形成された複数のシリンダ孔71に摺合した
複数のモータプランジャ72とから構成されており、ポ
ンプシリンダ60と同芯上にて相対回転可能なようにな
っている。
モータシリンダ70は、軸方向に並んで一体に結合され
た第1〜第4の部分70a〜70dにより構成される。
第1の部分70aはその左端外周においてベアリング7
9aを介してケース5bにより回転自在に支持されると
ともに、右側内側面は入力軸1に対して傾斜してポンプ
斜板部材を構成しており、このポンプ斜板部材上にポン
プ斜板リング63が設けられている。第2の部分70b
には前記複数のシリンダ孔71が形成され、第3の部分
70cは各シリンダ孔81.71への油路が形成された
分配盤80を何する。第4の部分70dには、前記第1
および第2駆動ギヤ21,22を有するギヤ部材GMが
圧入されるとともに、ベアリング79bを介してケース
5cにより回転自在に支持されている。
上記ポンプ斜板リング63上には、円環状のポンプシュ
ー64が回転滑動自在に取り付けられ、このポンプシュ
ー64とポンププランジャ62とが連接桿65を介しで
ある程度首振り自在に連結されている。ポンプシュー6
4とポンプシリンダ60には互いに噛合する傘歯車68
 a、  f38 bが形成されている。このため、入
力軸1がらポンプシリンダ60を回転駆動するとポンプ
シュー64も同一回転駆動され、ポンプ斜板リング63
の傾斜に応じてポンププランジャ62は往復動され、吸
入口からのオイルの吸入および吐出口へのオイルの吐出
がなされる。
また、各モータプランジャ72に対向する斜板部材73
が、その両外端から紙面に直角な方向に突出する一対の
トラニオン軸(t28動軸)73aを介して第2ケース
5bにより揺動自在に支承されている。この斜板部材の
モータプランジャ72に対向する面上にはモータ斜板リ
ング73bが配設され、このモータ斜板リング73b上
に沿接してe−9シユー74が取り付けられている。モ
ータシ二−74は、各モータプランジャ72の端部に首
振り自在に連結されている。この斜板部材73は、その
トラニオン軸73aから離れた位置で、リンク部材39
を介して変速用サーボユニット30のピストンロッド3
3と連結されており、変速用サーボユニット30により
、ピストンロッド33が軸方向に移動されると、斜板部
材73はトラニオン軸73aを中心に揺動されるように
なっている。
モータシリンダ70の第4の部分70dは中空に形成さ
れており、その中心部に、配圧盤18に固定された固定
軸91が挿入されている。この固定軸91の左端には分
配環92が液密に嵌着されており、この分配環92の軸
線方向左端面が偏心して分配盤80に摺接し得るように
されている。
この分配環92により、第4の部分70d内に形成され
た中空部が、内側油室と外側油室とに区画され、内側油
室が第1油路Laを構成し、外側油室が第2油路Lbを
構成する。なお、上記配圧盤18は、シャトルバルブ4
、高圧および低圧リリーフバルブ6.7等を有しており
、第3ケース5cの右側面に取り付けられるとともに、
第4ケース5dにより覆われている。
分配盤80には、ポンプ吐出ポートおよびポンプ吸入ポ
ートが穿設されており、その吐出ポートおよびこれに繋
がる吐出路を介して、吐出行程にあるポンププランジャ
62のシリンダ孔61と内側油室からなる第1油路La
とが連通され、また、ポンプ吸入ポートおよびこれに繋
がる吸入路を介して、吸入行程にあるポンププランジャ
62のシリンダ孔61と外側油室からなる第2油路Lb
が連通される。さらに、分配盤80には各モータプラン
ジャ72のシリンダ孔(シリンダ室)71に連通ずる連
絡路が形成されており、この連絡路の開口が、分配環9
2の作用により、モータシリンダ70の回転に応じて第
1油路Laもしくは第2油路Lbと連通される。このた
め、膨張行程にあるモータプランジャ72のシリンダ孔
71と第1油路Laとが、収縮行程にあるモータプラン
ジャ72のシリンダ孔71と第2油路Lbとがそれぞれ
連絡路を介して連通される。
このようにして、油圧ポンプPと油圧モータMとの間に
は、分配盤80および分配環92を介して油圧閉回路が
形成されている。したがって、入力軸1よりポンプシリ
ンダ60を駆動すると、ポンププランジャ62の吐出行
程により生成された高圧の作動油が、ポンプ吐出ポート
からポンプ吐出路、第1油路La(内側油室)およびこ
れと連通状態にある第1連絡路を経て膨張行程にあるモ
ータプランジャ72のシリンダ孔71に流入して、その
モータプランジャ72に推力を与える。
一方、収縮行程にあるモータプランジャ72により排出
される作動油は、第2油路Lb(外側油室)に連通ずる
第2連絡路、ポンプ吸入路およびポンプ吸入ポートを介
して吸入行程にあるポンププランジャ62のシリンダ孔
61に流入する。
このような作動油の循環により、吐出行程のポンププラ
ンジャ62がポンプ斜板リング63を介してモータシリ
ンダ70に与える反動トルクと、膨張行程のモータプラ
ンジャ72がモータ斜板部材73から受ける反動トルク
との和によって、モータシリンダ70が回転駆動される
ポンプシリンダ60に対するモータシリンダ70の変速
比は次式によってあたえられる。
モータシリンダ70の回転数 油圧ポンプPの容量 上式かられかるように、変速用サーボユニット30によ
り斜板部材73を揺動させ、油圧モータMの容量をOか
らある値に変えれば、変速比を1(最小値)からある必
要な値(最大値)にまで変えることができる。
一方、前述のように、モータシリンダ7oの第4の部分
70dには、第1および第2駆動ギヤを有するギヤ部材
GMが圧入固設されている。このため、モータシリンダ
7oの回転駆動力は、前後進切換装置20を介して出力
軸28に伝達される。この出力軸28は、ファイナルギ
ヤ組28a、29を介してディファレンシャルR装置1
00に繋がっており、出方軸28の回転駆動力はディフ
ァレンシャル装置100に伝達される。そして、ディフ
ァレンシャル装置100により左右のドライブシャフト
105,106に分割された回転駆動力は、左右の車輪
(図示せず)に伝達され、車両の駆動がなされる。
なお、第4の部分70dの中空部内に挿入された固定軸
91内には、第1油路Laと第2油路Lbとの短絡路を
形成するとともにこの短絡路を全閉から全開まで制御可
能なメインクラッチ弁CL1および第1油路Laを断続
制御可能な直結クラッチ弁DCが配設される。
まず、メインクラッチ弁CLについて説明する。固定軸
91の周壁には、第1油路Laと第2油路Lbとを連通
し得る短絡ポートが穿設されており、この固定軸91の
中空部に円筒杖のメインクラッチ弁体95が挿入されて
いる。この弁体95は固定軸91に対して相対回転自在
であり、上記短絡ポートに整合し得る短絡孔が穿設され
ている。この弁体95の右端に形成されたアーム95a
を回動操作することにより、弁体95を回動させて短絡
ポートと短絡孔との整合(重なり)fflを調整できる
ようになっている。この整合部の大きさが第1油路La
と第2油路Lbとの短絡通路の開度となり、このため、
弁体95の回動制御により、上記短絡通路の開度を全開
から全開まで制御することができる。短絡通路の開度が
全開であれば、ポンプ吐出ポートから第1 /lh路L
aに吐出された作動油は、短絡ポートおよび短絡孔から
直接第2油路Lbに流入するとともにポンプ吸入ポート
に流入するので、油圧モータMが不作動となり、クラッ
チOFFの状態となる。当然ながら、逆に、短絡通路の
開度が全閉であれば、クラッチON状態が実現する。
このメインクラッチ弁体95の中空部内に、直結フラン
チ弁DCが配設される。この直結クララ弁DCは、上記
弁体95内に軸方向に移動自在に押入すしたピストン軸
85と、このピストン軸85の先端に取り付けられたシ
ュー86と、ピストン軸85内に挿入されたパイロット
スプール84とから構成され、パイロットスプール84
を軸方向に移動させることにより、ピストン軸85をこ
れに追従させて軸方向に移動させることができるように
なっている。このため、パイロットスプール84を左動
させて、ピストン軸85を左動させ、その先端のシュー
86により分配盤80の端部に開口するポンプの吐出路
を塞ぎ、第1油路Laを遮断することができるようにな
っている。このようにポンプ吐出路を閉塞した状態では
、ポンププランジャ62が油圧的にロックされ、油圧ポ
ンプPと油圧モータMとが直結状態となる。
なお、この直結状態は、モータMの斜板部材73を直立
にした変速比最小の位置、すなわち、トップ位置にて行
われるもので、直結させることにより入力軸1から出力
軸2への動力伝達効率を向上するとともに、モータプラ
ンジャ72が斜板部材73に及ぼす推力を低減させて、
摩擦抵抗の減少および軸受等に加わる負荷の軽減を図る
ことができる。
上記構成の油圧式無段変速機における補給ポンプの周辺
構造およびこのポンプからの油の流れについて第3図を
用いて説明する。
補給ポンプ10は、第2ケース5bに結合されたポンプ
ハウジング10aと、このポンプハウジング10a内に
配設された互いに噛合するギヤ12a、12bと、前記
一対のギヤ9a、9bを介して入力軸1の回転に応じて
駆動される駆動軸11とから構成される。駆動軸11は
ギヤ12aに連結しており、エンジンEによる入力軸1
の回転に応じて駆動軸11が回転されると、ギヤ12a
、12bによりオイルサンプ17がら作動油が汲み上げ
られて吐出口から吐出油路Ljに吐出される。
ポンプハウジング10a上には、レギュレータバルブ1
20のバルブハウジング121が結合配設されており、
上記駆動軸11はこのハウジング121を貫通して突出
し、その端部にガバナバルブ8が取り付けられている。
さらに、バルブハウシング121には、ガバナバルブ8
に所定圧の作動油を供給する油路8aおよびこのガバナ
バルブ8により調圧されたガバナ圧を取り出す油路8d
が形成されている。このため、矢印Atで示すように油
路8aに供給される作動油は、駆動軸11内の外側油路
8bを通ってガバナバルブ8に送られ、ここでエンジン
Eの回転速度に対応したガバナ油圧に変換され、この後
、駆動軸11内の内側油路8cを通るとともに油路8d
から、矢印A2で示すように制御バルブ(図示せず)の
方に送られる。
このバルブハウジング121を有するレギュレータバル
ブ120は、上記油路8 a r 8 dの横に配設形
成されており、これが第4図に示されている。レギュレ
ータバルブ120は、上記バルブハウジング121と、
このハウジング121内に摺合配設されたスプール12
2と、このスプール122に図中下方の付勢力を付与す
るスプリング123とからなる。ハウジング121は、
ポンプ吐出油路Ljに繋がる第1および第2ポート12
0a、120bと、第1チヤージ油路Lkに繋がる第3
ポート120cと、ドレン油路Lmに繋がる第4ポート
120dとを有している。矢印B。
に示すように供給され、スプリング第1ボート120a
からスプール122に作用するポンプ吐出油路Lj内の
油圧は、スプリング123の付勢力とバランスする制御
ライン圧Pcに保持される。
この制御ライン圧Pcは吐出油路Ljから分岐する制御
油路Lpから制御バルブの方に送られる(矢印Bz)。
制御油路Lpに送られなかった残りの作動油は、第1ボ
ート120aからスプール122に作用する油圧による
スプール122の図中上方への移動に応じて、先ず第3
ボー)120cから第1チヤージ油路Lkに送られ(矢
印B3)、さらに余分な作動油は第4ポート120dか
らドレン油路Lmに送られる(矢印C)。
第1チヤージ油路Lkに送られる浦は、ポンプハウジン
グ10aおよび第2ケース5bに形成された油路111
を介して第3図の矢印B4で示すように、入力軸1の先
端部において第2ケース5bおよびギヤ9aにより囲ま
れた空間112内に送られる。そして、この空間112
からギヤ9aおよび遠心式フィルタ50のハブ部材53
に形成された溝113を通ってフィルタ50の回転容器
内空間56に送られる。
ここで、この遠心式油フィルタ50の構造について、第
5A図〜第5C図を用いて説明する。このフィルタ50
は、フライホイール1aに結合される円盤状の第1側板
51と、この第1側板51に外周端において接合された
円盤状の第2側板51と、両側板51.52に内周部に
おいて接合され、入力軸1の先端部にスプライン結合さ
れるハブ部材53とから構成され、これら3つの部材5
1.52.53により囲まれて回転容器内空間56が形
成されている。ハブ部材53の内周には前記溝113が
形成されるとともに、この溝113から回転容器内空間
56に連通ずる入口孔114が形成されている。さらに
、このフィルタ50が第3図のように組込まれた状態で
、入力軸1の先端面との間に空間116が形成され、こ
の空間116と前記回転容器内空間56とを連通させる
出口孔115が前記ハブ部材53に形成されている。
このため、前述のように第1チヤージ浦路Lk(油路1
11、空間112および溝113により形成されている
)を通って送られた作動油は、入口孔114から回転容
器内空間56に送られてくる。この空間56内を充満し
た作動油は、入力軸1とともに回転されてその遠心力を
受け、この作動油内に含まれている金属粉等の作動油よ
り比重の大きなゴミはこの空間58の外周に集められる
。回転容器内空間56の作動油は、順次出口孔115か
ら空間116内に送られるのであるが、このとき、上記
外周に集められたゴミはそのまま残され、これにより作
動油の浄化がなされる。なお、エンジンEが停止すると
遠心力が曇かないので、外周上部のゴミが内周に落ちる
ので、これを受は止めるための、阻止板54が空間56
内において第2側板52に接合配設されている。
さらに、このフィルタ50の第1側板の外側面には、放
熱フィン55が接合されている。この放熱フィン55は
、その正面膨軟を示す第5B図および矢印C−Cに沿っ
た断面を示す第5C図に示されるように、波形に折り曲
げられるとともに、その折り曲げ側面は、正面から見て
外方に放射する螺旋状に形成されている。このため、フ
ィルタ50が矢印りで示すように回転されると、この放
熱フィン55により内周から外周側に流れる空気流が形
成される。放熱フィン55には、第1側板51から空間
56内の作動油の熱が伝達されてきており、この熱が上
記空気流により効果的に放熱されるため、空間56内の
作動油は効率良く冷却される。この場合の冷却効率を高
めるため、放熱フィン55および第1、第2側板51.
52は熱伝導性の良い材料から作るのが望ましい。
以上のようにして、遠心式油フィルタ50により浄化さ
れ、冷却された作動油は、前述のように出口孔115か
ら空間116内に送り出され、次いで、入力軸1内に形
成され空間116に開口した通孔1bにより形成される
第2チヤージ油路Lh内に入り込む。そして、チエツク
バルブ3,3の作用により、第1および第2油路La+
Lbのうちの低圧側の油路内に上記作動油が供給される
上記通孔1bに連通ずるとともにチエツクバルブ18を
有する第1連通孔117がモータシリンダ70の第3の
部分70cに形成され、さらに、この第1連通孔117
に繋がるとともにモータシリンダ70内の右側空間89
aに開口した第2連通孔が第2の部分70bに形成され
ている。このため、第2チヤージ油路Lh内の作動油の
一部は、上記第1通孔117、チエツクバルブ18およ
び第2通孔118を介して右側空間69a内に供給され
る。
なお、モータシリンダ70内の空間は、ポンプシュー6
4と、このシュ−64内周に接触してばね66の付勢力
をシュー64に伝達するばね保持部材67とにより、右
側空間E19aと左側空間69bとに分割されている。
このため、右側空間65aに供給された上記作動油は、
ポンププランジャ62、歯車88a、68b等の潤滑を
行い、ばね保持部材67に形成された通孔67aから左
側空間69bに送られる。
この左側空間69a内において、ポンプ斜板リング63
、ポンプシュー64等の潤滑を行い、この後、モータシ
リンダ70の第1の部分70aに形成された溝119か
らベアリング79a、79Cの潤滑を行いながら、ケー
ス5内のサンプに戻される。なお、第2通孔118には
チエツクバルブ19が設けられており、モータシリンダ
70が回転していないときにはこのバルブ19が開いて
空間69a、69b内の油を逃がすようになっている。
これによりエンジンスタート時(特に、低温でのスター
ト時)の抵抗を減少させることができる。
以上、本例においては斜板プランジャ式ポンプ・モータ
からなる油圧装置について説明したが、本発明はこれに
限られるものではなく、他の形式の装置に用いても良い
ハ1発明の詳細 な説明したように、本発明によれば、フライホイールと
変速装置入力軸との間に配設し、補給ポンプから変速装
置の油圧回路内に送られる作動油の浄化を回転遠心力を
利用して行う遠心式油フィルタに、この回転に応じて空
気流を生せしめる放熱フィンを取り付けているので、こ
のフィルタを構成する回転容器内の作動油が有する熱を
この放熱フィンから上記空気流内に放出させ、回転容器
内の作動油を効率良く冷却させることができる。さらに
、このようにして冷却された作動油が油圧回路内に供給
されるため、油圧回路内の油温管理を確実に行うことが
でき、油圧回路内の油温が過度に高くなるのを効果的に
抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る遠心式油フィルタを備えた無段変
速機の油圧回路図、 第2図は上記無段変速機の断面図、 第3図は上記無段変速機における補給ポンプの周辺を詳
細に示す断面図、 第4図はレギュレータバルブの断面図、第5A図〜第5
C図は本発明に係る遠心式油フィルタを示す、断面図、
正面図および部分断面図である。 1・・・入力軸      1a・・・フライホイール
訃・・ガバナバルブ   1o川補給ポンプ50・・・
遠心式油フィルタ 55・・・放熱フィン120・・・
レギュレータバルブ

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)エンジンクランク軸のフライホィールに連結される
    入力軸とこの入力軸により駆動される作動油補給ポンプ
    とを有する油圧装置において、 前記フライホィールと前記入力軸とを、このフライホィ
    ールの側面の凹部に収容される扁平状の回転容器を介し
    て連結し、この回転容器の内部を一方において前記補給
    ポンプの吐出口に、他方において前記油圧装置の油圧回
    路にそれぞれ接続してなり、 前記回転容器の側面に、この回転容器の回転に応じて空
    気流を生じせしめる形状の放熱フィンを取り付け、前記
    回転容器内の作動油の熱をこの空気流を介して放出させ
    るようにしたことを特徴とする油圧装置用遠心式油フィ
    ルタ。
JP63253361A 1988-10-07 1988-10-07 油圧装置用遠心方式油フィルタ Pending JPH02102967A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63253361A JPH02102967A (ja) 1988-10-07 1988-10-07 油圧装置用遠心方式油フィルタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63253361A JPH02102967A (ja) 1988-10-07 1988-10-07 油圧装置用遠心方式油フィルタ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH02102967A true JPH02102967A (ja) 1990-04-16

Family

ID=17250276

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63253361A Pending JPH02102967A (ja) 1988-10-07 1988-10-07 油圧装置用遠心方式油フィルタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH02102967A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6237332B1 (en) Hydrostatic transaxle
US4627237A (en) Hydrostatic transmission with fixed fluid capacity ratio between pump and motor
US5542307A (en) Hydrostatic transmission
US3577803A (en) Variable torque transmission
US5493862A (en) Continuously variable hydrostatic transmission
US4283968A (en) Housing assembly for electric vehicle transaxle
US5046595A (en) Torque transmission coupling
US4296650A (en) Two-speed transaxle
US4843818A (en) Rotary hydrostatic machines or transmissions
US6231466B1 (en) Hydrostatic Transaxle
US6178746B1 (en) Hydrostatic machines for use in transmission and transaxle product
US6343471B1 (en) Hydrostatic transmissions and transaxles
US4939900A (en) Hydraulically operated continuously variable transmission
EP0261993B1 (en) Hydraulically operated continuously variable transmission
JPH02102967A (ja) 油圧装置用遠心方式油フィルタ
US4275617A (en) Hydraulic system for a ratio change transmission
US4981201A (en) Variable drive apparatus
JPH0289867A (ja) 油圧式無段変速機
JP4978185B2 (ja) 無段変速機用の油圧制御装置
JPH02102968A (ja) オイルポンプの駆動構造
JPH02129462A (ja) 斜板プランジャ式油圧装置
US20050039555A1 (en) Precession modulated continuously variable transmission
JP2701448B2 (ja) 回転差感応型差動制限装置
JPH02102958A (ja) 斜板プランジャ式油圧装置
JPH10132056A (ja) 作業車両用トランスミッション